サイト探偵の名推理
Last-modified: 2014-05-11 (日) 15:27:46 (3635d)

45-1 サイト探偵の名推理 [帝王]
 これはアニメ版二期の『双月の騎士』の第五話の
カトレアの寝室でのパロディです。
アニエスが口を開いた。「ミス・カトレア、容疑を認めますか?」
カトレアは震える声で答えた。「私、そんなこと知りません。
今、始めて知ったんです」ルイズも同調した。
「そうよ、ちい姉様がそんなことするはずないわ!」
しかし、ジュリオが冷静な口調で続けた。
「ルイズ、君の気持ちは分かるが状況から見て、君のお姉さんが
胸元に付いた火傷の跡を消すために襲われた様に見せかけたのだ
と我々は見てしまうのだよ」副隊長のミシェルが声を張り上げた。
「隊長、さっさと逮捕しましょう!」
そこにエレオノールが入って来た。「エレオノール姉様からも
言って!ちい姉様がそんなことするはずないって!」と
ルイズが言うと、エレオノールは「そうね、確かに状況から
見て、カトレアが怪しいわね。でもこの髪の毛はカトレアの
じゃ無いわね」と言って、エレオノールは手に持っていた薬を
髪の毛に浸けると髪の毛は真っ直ぐミシェルの
ところに行った。アニエスはそれを見て、
「よし、ミス・カトレアも怪しいが、副隊長、お前の
胸元も見せて見ろ!」と言ったがミシェルは拒否した。
「嫌です。例え、隊長の命令と言えど、そんなのは拒否します!」
ジュリオが言った。「後ろめたくないのなら素直に見せるのが
身のためだと思うけど」するとそれまで黙っていたサイトが口を開いた。
「そりゃ、見せられないよなぁ。自分が犯人だって認めちまうもんだから…。
だろ?副隊長、いやレコンキスタに精通しているミシェルさんよぉ…」
ルイズとアニエスが同時に聞いた。
「サイト、今回の事件はレコンキスタが関わっているって事?」
「レコンキスタ?そんな奴等と関わっておらん!」
そう言うミシェルの顔は青ざめ、足は震えていた。
サイトは語りはじめた。「水のルビーと風のルビーが学院長室から
盗まれた後、アニエスとジュリオが一番怪しいのはヴァリエール姉
妹、つまりルイズのお姉さん達だって言ったろ?
しかし、あんたは一番怪しいヴァリエール姉妹の捜査を俺にさせた。
俺がルイズの使い魔だと言うのにさ、俺に捜査させるのはとても危険だろ?
証拠隠滅を図る可能性が高いのに・・・。その時、俺は気付いたのさ。
ひょっとしてルイズの姉さん達に顔を合わせられねえ理由があるんじゃねえ
かってな」そこにエレオノールが口を挟んだ。
「ちょっと待って!何でレコンキスタが私達に罪を着せようとしたの?」
サイトはそれに対する自分の推理を語りはじめた。
「エレオノールさんの疑問も今から話すことが事実なら全て辻褄が合います。
今回の事件の発端は遡ること数年前、トリスティン王女のアンリエッタ様は
一人の男性と恋におちます。その相手とは、アルビオン王国のウェールズ皇太子でした。
しかし、従兄妹同士の二人の恋が許される筈がありません、そこでアンリエッタ様は
ウェールズ皇太子に自分の想いを綴った手紙を送り、自分の中に仕舞いました。
それから数年たった今、アルビオンはレコンキスタに踊らされた貴族の内乱により、
王室存亡の危機にさらされていました。一方アンリエッタ様はトリスティンの
独立を護るため、軍事力があるゲルマニアに嫁ぐ事を決めました。しかし、そう
なるとその手紙をどうにかしなければならない。そこでアンリエッタ様は一番の
親友であるルイズとその使い魔の俺、さらに父の役に立ちたいという気持ちを
持つギーシュの三人にその任務を託すことにしました。
しかし、魔法と武器を使いこなせるとは言え、学生三人では不安です。
そこでアンリエッタ様は護衛として、一人の男を出します。誰だっけ、ルイズ?」
ルイズはすぐに答えた。「ワルド」
「そう、アンリエッタ様はワルドがレコンキスタに精通しているとは夢にも
思わず、俺たちの護衛につけた。しかし、ワルドはレコンキスタの大将、
クロムウェルとその裏で彼を操っていた奴にこう言われたのでしょう、
ルイズを引っ張り込めなかったらウェールズ一緒に殺してしまえって」
「まさか、ワルド。最初からそのつもりであんたに腕あわせを持ちかけて
あんたとギーシュを港に置き去りにしたってこと?」
「そう言う事、しかも奴はさらに裏をかいていた。そう、俺とギーシュをフーケに
殺させようとしたのさ。まあ、これはキュルケとタバサがきて、助けてくれたけど・・・」と
一旦口を停めた。エレオノールがルイズに聞いた。「ちびルイズ、今の話、本当なの?」
「うん、姫様の非公式な特使として、アルビオンに行ったけど、
ワルドに手紙、とられちゃったの」とルイズは答えた。
「さて、手紙の回収を終えたルイズにワルドは結婚式をあげようと言いますが、
ルイズは当然、トリスティンに戻ってからと言います。そこで合流していた
クロムウェルがルイズにアンドバリの指輪の魔法をかけ、ルイズの心を
操ってしまいます。どうせ結婚式でルイズにウェールズ皇太子を暗殺させ、
その後、ワルドがルイズを殺して姫様にこう報告する腹だったんだろう…。
ルイズがレコンキスタに精通していてウェールズ皇太子を殺したのでやむを
得ず、ルイズを殺したとね…、しかし、間一髪のところで俺が駆けつけ、
ルイズは助かりましたがウェールズ皇太子は暗殺され、手紙は奪われ、
さらには俺とルイズは焼き殺されるところでした」と言った。
「しかし、それが今回の事件とどう関係するんだい?」とジュリオが言った。
それにたいし、サイトは「これから話すよ、ウェールズ皇太子を暗殺し、
アルビオンの乗っ取りに成功したクロムウェルはトリスティンに戦争を布告し、
タルブの村に攻め込んだものの、トリスティン軍の善戦により、艦隊は
全滅して、クロムウェルは捕らえられ、アンドバリの指輪も
トリスティンに回収され、水の精霊に返すことになりました。
こうなると、クロムウェルを裏で操っていた奴は慌てます。
クロムウェルは自分が大将ではないと喋ってしまう危険が出たからてす。
そこで王宮に忍び込み、クロムウェルを暗殺して指輪を奪ったあと、
ウェールズ皇太子の亡霊を造り、アンリエッタ様を連れ去ろうと
しましたが、計画は失敗しました」と言った。
「で、今夜の事件の目的はなんだ?」とアニエスが聞いた。
「恐らく、ヴァリエール姉妹に罪を擦り付けて、ヴァリ
エール 公爵の失脚を図るのが目的だったのでしょう。
トリスティンの名門貴族のヴァリエール家がレコンキスタ
に精通していた。こっちの方がよっぽど大きなスキャ
ンダルだからな・・・」とサイトは言った。
「しかし、私が犯人だという証拠は何処にもない!」
ミシェルは言ったがサイトは「いや、最近王宮で頻発
しているという事件、犯人はどうみても王宮に自由に
出入りできる人物、そして、今夜学院にいた人間、
そうなるとアニエスの隊の中にいるとしか、思えないのさ・・・」
「隊長、平民ごときの言うことを信用するのですか?」
とミシェルは怒りを含めた口調だったが
「いや、サイトの推理は筋が通っている。さ、
副隊長。ゆっくり話を伺おうか?」とアニエスが
言った途端ミシェルが剣をだし、ルイズ達に襲い
かかったがサイトが阻止するとアニエスとやり合
ったものの、アニエスに剣を弾き返されると
壁を壊し、逃走を図ったが、
カトレアがゴーレムを出して止めた。
この後、サイトは朝までルイズにお仕置きをエレオノールと
カトレアの部屋に入ったことを理由に喰らったのは言うまでもない。


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