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Last-modified: 2008-11-10 (月) 22:43:58 (5639d)

やっと書き終わったーーーーー。

書き終わって一言。「原作と全然キャラ違うやん!!!」_| ̄|○|||

・・・・・・えっと、投下しますが同じ名前の別の人とか思ってもらったほうがいいかも知れません。

それでは「望郷・・・・それは恋にも似て(←全然意味分からんタイトルなのは仕様です。気にしないで下さい)」


「あ・・・この曲・・・・・・・・・・」

それはここ最近良く聞く、テファの奏でる望郷の曲だった。
夜空には、日本の都会ではまったく見られない満天の星が見られ、だが(ほとんど知識も無いが)知っている星座も無く、
あらためて今自分が立っている場所が異界なのだと思い知らされる。

「・・・・・・・・・・・・・・・・。」

自分の故郷は、まるで空に輝く月のようだ。

ふと、そんな風に思ってしまった。

まるで手が届きそうな、しかし歩いてでは決してたどり着けない月。
テファの曲を聴いていると、望郷の念と共に途方も無いほどの不安が押し寄せてきた。

ほんとうに自分は元の世界に帰ることができるのだろうか?

自分と同じようにこの世界に迷い込んでしまったシエスタのひいじいちゃんは、結局還る事ができずに「異界に眠る」と言う墓碑を残して亡くなったらしい。
自分も、同じ事にならない訳では決して無い。

「サイトさん・・・・・・・・・・」

驚いた。ちょうどシエスタに関して考えていたところだったのだ。

「綺麗な・・・・・・・曲ですね・・・・・・・・・」

彼女には、この曲には特別な感情を呼び起こされたりはしないのだろうか?
シエスタには、この世界に故郷がある。帰ろうと思えば、いつでも帰れる場所が。

「え・・・?サイトさん・・・・・・・・・?」

シエスタが、こちらを向いて驚いた顔をする。
どうやらまた涙が出ていたらしい。かといって拭う事ができなかった。
まったく、いつから自分はこんなに涙もろくなってしまったんだろう。

気がつけば、こちらを向いたままだったシエスタを抱きしめていた。

「さ、サイトさん!?」

突然のことに驚いたシエスタが裏返った声を上げる、が。

「悪い・・・・・・・少しこのままにしててもいいか?」

片手でシエスタの肩を抱き、もう片手で髪を撫でていた。
そう。シエスタの、黒髪。
サイトの故郷である日本の血。
自分の故郷が、決して幻でないと言う証。
言葉が通じる以外は文化も社会構造もちがう異世界で、サイトが自分を、自分の故郷を見失わずにすんでるのはシエスタのおかげなのかもしれない。
シエスタが居なければ、今頃自分はどうなっていたか分からない。

もしかしたら、故郷の思い出はいつしか記憶の底に埋もれ、自分の妄想だったとでも思うようになっていたかも知れなかった。

今はまだ還れない。還る術も、そもそも本当に還れるのかも分からない。
だけど。この、故郷の記憶を持ち続ければ、大丈夫。自分はまだ、頑張れる。

と、思うが早いか、自分が何をやらかしたのかやっと理解したサイトは慌ててシエスタから離れた。
ついでにシエスタに背中を向け、袖で両目をゴシゴシとこする。
最後に両手で自分の頬を張った。それでもう、胸のうちにあった不安は、綺麗に希望へと昇華されていた。

そしてシエスタの方へと向き直り、

「わ、悪かった。その・・・・・・・・・・」

謝る言葉は途中で途切れた。途切れざるを得なかった。

自分の唇に、シエスタのそれが重ねられたのだから。

「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

あまりの事に思考も停止する。
いつのまにか、倒れた自分の上にシエスタが乗っているような状態になっていたが、その事にも気づかなかった。

何分、十何分そうしていたのか。いや、実際は何秒も経っていなかったのかもしれない。
シエスタは唇を離したが、今度はシエスタが潤んだ瞳でサイトを見つめていた。

「シエ」

「分かっています。」

サイトの言葉は、今度はシエスタの言葉で遮られた。
シエスタはそのままセリフを続ける。

「サイトさんが、いつか自分の世界に還ってしまうと言う事も、そちらの世界のほうがサイトさんの居るべき世界だと言うことも。」

それに、サイトさんが誰を見ているのかも。

言ってしまえばこのまま終わってしまうセリフは、だからこそ言わない。
そしてシエスタは、

「今だけでいいですから・・・・・・・私だけを見てください」

とても小さな声で、しかし反論を受け付けない迫力をもってサイトに告げた。

月光が降り注ぐなか、サイトの上に乗ったまま、シエスタの裸身が他ならぬシエスタ自身の手によってゆっくりとあらわにされていく。

いつも露出の少ないメイド服を着ているせいだろうか?
テファには適わないとはいえ(あれは明らかに規格外だと思う)
同年代の女の子達の中ではかなり大きい部類に入ると思われる胸。
緊張のためか、汗が光るうなじ。
そしてスカートから覗く太もも。
それらのどれもが逆に病的さを持たない、いわば「健康的」な色白さと、そしてきめ細かさを持っていた。

そんな事を考えたサイトを、シエスタは「今は・・・・他の人の事は考えないでください」とたしなめる。
胸のことでテファの事を考えた事がばれたのだろうか?

そしてシエスタは、

「あ、あはは・・・・・・情けないですよね。いざとなったら、怖くて・・・・・・・」

その手は、これ以上ないほど震えていた。

嗚呼、そんな彼女の、なんと健気な事か。
こんな据え膳を喰わずに、何が漢か。何がガンダールヴか!(←関係ない。むしろ駄目だろ)

理性のタガが外れたサイトはガバッっと起き上がり、逆にシエスタを押し倒そうとして、思いとどまった。(割と冷静?)
さすがに地面に押し倒すのはまずいだろう。
すでにサイトの服の背中には泥がついていて、シエスタの服に同じように泥をつけることは避けたかった。

「シエスタ、ちょっと後ろ向いて」

そう言ってそのまま木の幹に手をつかせる。

「サ、サイトさ・・ひゃっ」

片手ですでに外気にさらされているシエスタの乳房を触る。
手を動かすごとに、その動きに合わせて形を変える、胸のマシュマロのような感触を楽しみつつ、
もう片手はスカートの中に潜り込み、太ももを這い上がっていく。
すぐに下着に守られた、まだ誰にも触られた事のないところにたどり着くが、そこはすでに湿り気をおび始めていた。

「んぅ・・・・・・・」

胸を揉み続けながら下着の上から割れ目をなぞるとシエスタは、小さく呻いて一瞬身体を強張らせるが、
されるがままになっている。・・・このまま続けてもいいのだろうとさらに弄っていく。
声を出さないのは羞恥か誰にも気付かれないためか。
それならと、シエスタの下着を脱がせ、口に詰めた。前に本で見た方法だ。
そのままシエスタの耳元で囁くように聞く。

「シエスタ・・・・・・・」

その先は聞かなくてもわかるだろ? と。
シエスタは身体は木に向けたまま、首と目の動きだけでサイトを見、小さく、しかしはっきりとうなずいた。
しかしいざサイトのモノが自分の秘所に押し当てられると、きつく目をつぶってしまい、
頼りなげに彷徨わせていた手を握ると、力をこめて握り返してきた。

「ぅぐっ・・・・」

モノが押し込まれると、口に入れられた下着のせいでくぐもった悲鳴が放たれる。
当たり前だがシエスタの中は狭く、そしてすぐに純潔の証によって行き止まりになっていて、だが

「っっぐぅぅぅぅ!!!!」

膜との一瞬の拮抗の後にあっさり膜が千切れ、サイトのモノはズルッとシエスタの中に滑り込んだ。
そしてモノの先端が今度こそ本当の行き止まりに当たる。その瞬間、膣内がざわめいた。

それは、例えるなら無数の小さな舌に舐められるような感覚。
膣内の襞の一つ一つが複雑にそれでいて統率された動きをし、まるで脳髄に直接麻薬をぶち込まれたかのような快楽が
全身を駆け巡った。

「むぐっ!うぅっ!!ぐぅっ!」

破瓜を迎えたシエスタを気遣う余裕は無く、もはや勝手に腰が動く。
動いて、シエスタの最奥を突き上げるたびにシエスタの意思とは関係なくも、膣内がざわめいていく。
それは自分でするのとは天と地ほどの差があり、行為に夢中にさせるには十分過ぎるほどの快楽だった。
目の前が白くなり、弾ける。

気付けばシエスタの中に入れたまま彼女に寄りかかっていて、
結合部からは血と精液の混合物が溢れ出てきていた。


えっと、一応これで終了です。

一応であって、前回のような完結ではないんですが。

とりあえず以下の文章をもって続編を書ける仕様となっているのでその内書くかも。。。(ありえないと思うけど、好評なら。)

「ほんとに痛かったんですからね!」

「ご、ごめん・・・・・」

「もう、『今度』同じことしたら怒っちゃいます」

「え、ちょ、シエスタ・・・・・・・?」

そんな二人を見ている奴が居ようとは、二人は想像もしていなかった。

To be continued next "○○○狂想曲"

ついにシエスタとヤっちまったサイト。
誰にもばれていないと思われていたその事実。
しかし。『彼女達』は気付いていた。
鞭を片手にシエスタに詰め寄るルイズ!
その間に今度はテファがサイトに迫る!
そして何故かテファ達の村を来訪するアリエッタ!

次回、「スク水狂想曲」
請うご期待


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