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Last-modified: 2008-11-10 (月) 22:44:29 (5645d)

722 :雪風の贈り物 ◆mQKcT9WQPM :2007/01/23(火) 10:26:11 ID:oge8zg7E
タバサは記憶力がいい。ちょっとした口約束でも、詳細に覚えている。
だから、つい弾みで言ってしまった『魔法具屋をひやかしにいくか』という話を、タバサははっきりと覚えていたわけで。
その虚無の曜日、才人はタバサとともに魔法具屋をひやかしに町へとやってきた。
のだが。
タバサの案内で向かったそこには、魔法具屋はなかった。
店内からは何の気配も感じられない店の扉に、こう張り紙がしてあったのである。

『長らくのご愛顧、ありがとうございます。当店は本日をもって閉店いたします』

かつてタバサが『誘惑の肌着』を買い求めた魔法具屋は、閉店していたのだった。
…こ、今度こそ『オーガの血』買おうと思ってきたのに…。
そのためにへそくりまで出してきたタバサであった。

「ま、やってないんじゃしょうがないよ。他の店当たろう」

そう言って才人はタバサを促す。
しかし問題があった。
二人とも、町の魔法具屋の所在など、知らなかったのである。

結局昼前まで探しても、魔法具屋の情報は得られなかった。
…庶民にとって魔法は縁遠いものだから、しょうがないのかな…。
私は諦め半分で、目の前のパスタをすすった。

「しょうがないよ。もう魔法具屋は諦めて、他の店回ろう」

サイトがそう言ってくれるけど…。
…『オーガの血』欲しかったなあ…。
まともな時に使ったらどれだけキモチイイんだろう…。

「シャルロットよだれ垂れてるぞ」

サイトの呆れた声が私を現実に引き戻す。
い、いけないいけない。
私は慌てて目の前のパスタを掻きこんで、涎を誤魔化す。
そんな私に、何か思いついたような顔をして、サイトが語りかけてくる。

「いい事思いついたぞ」

なんだろう?
私は食べるのを止めて、サイトの提案を聞く。

「別々に行動して、買ってきたものをお互いにプレゼントし合うってのはどうだ?」

プレゼント?
サイトが私に、プレゼントっ!?
するとアレかな、指輪とか買ってくれて、いきなりプロポーズとかっ!
そ、そんなダメだってば、まだ早いってば!お母様にもちゃんと紹介しなきゃだし!

「それでどう?」

サイトの声にまた現実に引き戻される私。
…いけないいけない…最近どんどん妄想が酷くなる…。
蔵書の半分を越えた、恋愛小説のせいかしら…。
でも、サイトの提案は面白いかもしれない。
私の買って来たもので、喜ぶサイトを想像する。
…い、いいかもしれない…!

「うん」

私は首を縦に振って肯定を示した。

723 :雪風の贈り物 ◆mQKcT9WQPM :2007/01/23(火) 10:26:42 ID:oge8zg7E
さーて、シャルロットの喜ぶものを探しますか。
俺はシャルロットと別れると、表通りに出た。
俺がシャルロットにプレゼントしようと思ったのは、服。
あいつなんかいっつも制服ばっか着てるし。
シャルロットの制服以外の格好っていったら、いつぞやのパーティーで見たドレスと、寝間着くらい。
…例のスク水は除きます。
だから、普段使いにもできるような、ちょっと小洒落た服を買ってやろうと思ったわけで。
俺は一軒の仕立て屋に目をつけると、そこに入った。

「いらっしゃいませ」

女の店員さんがにこやかに出迎えてくれる。
…アレ?
なんか俺の考えてたのと違うゾ…?
店の中には服はなかった。
ていうか、どこを見ても服なんて一着も置いてない。
店の中には、ロールにされた布地があって、店員さんのいるカウンターがあるだけ。
ブティックみたいなの想像してたんだけど…。
俺は店員さんに尋ねる。

「あの、ここ服屋さんですよね?」

何聞いてんだか、ってな顔をして店員さんが応える。

「ええそうですとも」
「服、買いたいんですけど」
「でしたら、こちらのリストから欲しい服のデザインをお選びくださいな。そのあと採寸いたしますので」

そ、そうなのかーーーー!
そして店員さんの差し出したのは、男物の服のカタログ。
…まあ当然っちゃ当然なんだけどさ。

「え、えっと、知り合いの女の子にプレゼントしたいんですけど…」
「あら素敵。でも、サイズが分からないと仕立てられないですよ?」

ぐはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
サイズって!サイズって!わかんねーよそんなの!こっちの単位とか知らないし!
ちびっ子でぺったん子くらいしかわかんねーよチクショウorz

「わ、わかりません…。失礼しましたぁ…」

そう言って俺が諦めて店を後にしようとした時、店員さんが俺を引きとめた。

「じゃあ、布のアクセサリーなんかいかがです?」

そう言って店員さんは、アクセサリーの載ったカタログを広げて見せた。
そっか、これなら…。

724 :雪風の贈り物 ◆mQKcT9WQPM :2007/01/23(火) 10:28:32 ID:oge8zg7E
夕刻になって、二人は学院に帰っていた。
プレゼントはまだ交換していない。二人とも、手に紙袋を持っている。
部屋についてから交換しよう、というタバサの提案で、二人ともまだ交換していない。
才人には、赤くなってずっともじもじしているタバサの様子が気になってしょうがなかったが…。
タバサの部屋に着くと、さっそく才人は自分のプレゼントを取り出した。
早くタバサに着けてみたかったからである。

「はい、これ。仕立て屋さんで作ってもらったんだ」

才人の買って来たものは、薄い水色に、金糸で綴られた花の刺繍の美しい、大きなリボンのついた髪留め。
才人はさっそくそれを、タバサの後ろ髪に着ける。

「お、似合う似合う!」

考えていたものと少し違う結果に、タバサは少し憮然としていたが、才人の反応を見て部屋の姿見の前にとてて、と駆け寄る。
鏡に映った自分の姿を見て、驚いた顔をする。

「な、似合ってるだろ?」

才人の言葉に、タバサは嬉しそうにこくこくと頷く。
そして、笑顔で

「ありがとう」

と言った。
そして鏡の前で、回ったりポーズをとってみたりする。
こんだけ喜んでくれたんだから、ちょっと高くても買った甲斐はあったなあ。
無邪気に喜ぶタバサを見て、才人はそう思う。
そして、才人はタバサのプレゼントを催促してみた。

725 :雪風の贈り物 ◆mQKcT9WQPM :2007/01/23(火) 10:30:16 ID:oge8zg7E
「…ちょっと、部屋の外で待ってて…」

才人の催促に何故か少し赤くなり、タバサは才人を押して部屋の外に追い出す。
…なんなんだ?
袋のサイズから考えて、そう大きなものでもないだろう。
するってえとアレか。アレなのか?
才人の頭の中に、あまりにもお約束な妄想が走り抜ける。

『私がプ・レ・ゼ・ン・ト♪』

…いや最近のシャルロットだったらありえる…。
才人は大人しく部屋の外に出て、タバサの声を待った。
しばらくすると、扉の向こうから、

「は、入って…」

というタバサの声がした。
もーしょうがねえなあ受け取ってやるかあ、とすでにエロモードに入った才人が扉を開ける。
すると、ベッドの上でシーツに包まったタバサがいた。
その頭の上には、見慣れないものがついていた。
黒いカチューシャにくっついた、大きめの垂れた茶色い毛皮…ぱっと見、タバサに垂れた獣の耳がついたように見える。
タバサはぱさっと、シーツを脱いで、身体を晒した。
その首には、長い紐のついた赤い首輪。
才人からではよく見えないお尻からは、大きな長いやっぱり茶色い尻尾。もちろん身体は裸であった。

「…あ、あのう?」

裸にリボンの予想の遥か斜め上を行っているタバサの格好に、才人は思わず疑問符を飛ばしてしまう。

「…わ、私のプレゼント…」

真っ赤になりながら、器用にお尻を振って尻尾を揺らしながら、タバサは言った。

「ぺ、ペットの犬…」

57 :雪風の贈り物 ◆mQKcT9WQPM :2007/01/27(土) 01:44:47 ID:XZSOX453
贈り物は、贈って喜ばれるものが基本。
だから、タバサは、才人の喜びそうなモノを探した。
で、裏町まで探しに行ったら。

『ちょっとアレな旦那様にぴったり!』

という売り文句に惹かれて、入った店でオススメされたのがコレだった。
で、結果はといえば。
才人はタバサの目の前で固まっている。
どうリアクションしていいかわからないのだ。

「…サイト?」

沈黙に耐え切れなくなったタバサが、真っ赤な顔で才人を四つん這いになりながら見上げる。
当の才人は、何度か深呼吸したあと、タバサに向かって言った。

「あのさ、どういう理由でソレ選んだわけ?」

タバサは俯いて、才人から視線を逸らしながら応えた。

「…ちょっとアレな彼氏にぴったりって…」

…あの、俺そういう風に見られてるんすか。
あーそーですか。
才人の中で何かがキレた。
才人はベッドに上がると、タバサの首輪から垂れる紐を手にした。
それを軽く引くと、タバサの顔を自分の方に向かせる。

「…それでこういう格好するシャルロットもそーとーアレだと思うけど?」

その才人の言葉に、やっぱり赤くなって、タバサは。

「う、うん…。
 私も、サイトと同じくらい…その、アレだと思う…」

なんと、頷いて見せたのだ。
才人はそんなタバサを見て、くは、と息を吐くと。

「じゃあ思いっきりアレなことしちゃおうかねー!?」

ケダモノになった。

58 :雪風の贈り物 ◆mQKcT9WQPM :2007/01/27(土) 01:45:33 ID:XZSOX453
とりあえず俺は裸になると、シャルロットをベッドに押し倒した。
シャルロットは抵抗らしい抵抗もせず、ベッドにころん、と仰向けになる。
頭の犬耳と尻尾のおかげで、それはまるで犬の服従のポーズのように見えた。
そっかー、犬なんだっけね今は。
そこで。
俺は、ペットの犬がもしそうしたらするであろうことを、シャルロットにもしてあげた。

「ふぁっ、やあっ」

無防備なお腹を、右の掌で撫で回す。
絹のような肌理の細かい肌が、俺の手に吸い付いてくる。

「やぁっ…サイトぉ…」

タバサが潤んだ目で訴えかけてくる。
わかってますよー。お腹じゃ物足りないんですよねー?
でも俺はその視線を無視して、執拗にお腹を撫で回す。

「シャルロット、どうして欲しいか言ってくれなきゃ?」

お約束だけども、やっぱこれは外せません。
するとシャルロットは、赤くなって視線を外して、言って来た。

「お願い、胸も…アソコも…もっといじって…」

はいよくできました。
今度は、両手でもってシャルロットの胸を覆う。
ほんの少し膨らんでいるそこを、俺は掌で押しつぶす。
そして、自己主張を始めたシャルロットの胸の核を、指の間に挟んで磨り潰す。

「あっ、あっ、はぁっ、ふぁっ」

シャルロットの声が、先ほどよりもずっと艶を含んだものになる。
表情も、先ほどまでの不満げなものと違って、完全にとろけてイヤラシイ笑顔になっている。
そんな顔がまた、嗜虐心をそそるわけで。

「シャルロット、イヤらしい顔してる」

耳元でそう囁いてやる。
するとみるみる赤くなり、俺の視線から顔を逸らし、顔を隠す。
むはー。たまりませんねー。
そんなシャルロットを見てたら、ガマンきかなくなってきた。
俺はシャルロットに覆いかぶさると、シャルロットの膝の裏に手を当ててM字に開かせ、すでに臨戦態勢の息子をシャルロットの入り口に押し当てた。

「あっ…」

それを感じ取ったのか、シャルロットの視線が俺の息子とそれに蹂躙されようとしている割れ目に注がれた。
少し腰を進めて入り口を割り開くと、ちいさな喘ぎとともにシャルロットの表情がとろけ始める。
しかし、俺の責めはこんなカンタンに済んだりはしないのである。
特に今日のシャルロットは犬なのだからして。
俺は先っちょだけ入った息子をシャルロットから引き抜いた。

「えっ…?」

これから訪れる快感に胸躍らせていたであろうシャルロットの顔が、困惑に彩られる。
さーて、本番イキマスヨー?

「今日のシャルロットは犬だから…。後ろからしようか」

59 :雪風の贈り物 ◆mQKcT9WQPM :2007/01/27(土) 01:46:38 ID:XZSOX453
だ、だめ!後ろはだめ!
私は必死に頭を振って否定する。

「だぁめ。シャルロットの飼い主は俺だからね。どうしようと俺の自由でしょ?」

だ、だめなの!今日はだめ!
だって、あんな、あんな恥ずかしいのっ…!
でも、抵抗する間もなく、サイトは私を四つん這いにしてしまった。
だめっ…!見られるっ…!

「な、なんだこれ…?」

うー、は、はずかしいよぉ…。
サイトの目には今、私のお尻から生えている尻尾が丸見えになっているだろう。
そう、問題は尻尾だった。
これ、貼り付けたりしてるんじゃなくて…。

「お尻から…出てる…?」

お尻の穴に、挿して…ある。
それも、外から見える尻尾だけならいいんだけど…。

ぬぽんっ!

やっ!だめっ!引っ張ったらだめぇっ!

「うわ、すご…」

こ、この尻尾の根っこから先は…柔らかい棒に通された、不ぞろいの球体が続いている…。
だから、引っ張ると…。

ぽんっ、ぬぽんっ!

「ひ!や、だめ、ひっぱっちゃだめぇっ!」

さ、サイトが引っ張るたびに、球体が肛門を押し割りながら出てきて…まるで、出しているみたいな…!

ぬぽっ、ぬぽっ

「やぁ、だめ!だめぇっ!」

だめ、これ以上、だめぇぇっ!

ぬぽぽっ!ぬ…ぽんっ!

「ひ、あ、あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

一番最後の、一番大きな球体が引き抜かれると同時に…私は逝ってしまった。
心地よい闇に、意識がしずんでいく…。
でも次の瞬間。

60 :雪風の贈り物 ◆mQKcT9WQPM :2007/01/27(土) 01:47:20 ID:XZSOX453
ぬぷっ!ぬぷぷっ!

「ひゃぁぁっ!?」

お尻から走る電流に、私の意識が無理矢理覚醒する。

「尻尾ちゃんと戻さないとね?」

サイトがっ…!尻尾をっ…!押し込み始めたっ…!

ぬぷんっ!ぬぷっ!

「ひゃぁっ、またぁっ、だめえっ」
「犬に尻尾は必要だもんね?ちゃんと戻してあげる」

今度はいくつも球体がお尻に入り込む感覚に、私の中のケダモノが吠え狂う。

「らめっっ!またぁっ、くるぅっ!」

さっきとは違う快感に、また私の意識が高みに持っていかれる。
でも、トドメを刺したのは、押し込まれる球体の感覚じゃなかった。

「こっちもヨダレたらしてかわいそうだから、入れたげる」

ぐちゅうっ!

「あ、あ、あ、あ、ああぁぁぁーーーっ!」

涎を垂らして震えていた私の入り口を、サイトが思い切り貫いた。
一番奥まで貫かれる快感と、お尻を犯される快感に、私はまた…達した。

才人は腰を一切動かさず、タバサの尻尾を抜き差ししてタバサを責めていた。

「や、だめ、またくる、きちゃうっ!」

何度も肛虐で達し、タバサの秘裂は容赦なく何度も才人を締め上げる。
しかし、一切動かない才人は、その責めに耐え抜いていた。

「ふぁぁっ!」

達するたびに意識を失いかけるタバサだったが、止まない才人の責めに、強制的に意識を繋ぎとめられる。
眼鏡は止まない責めにずり落ち、その顔は涎と涙でベトベトになっていた。

「も、らめ、ひぬ、ひんじゃうっ!」

すでに上半身を支える役割を放棄した両腕は、枕を抱え込んでいた。
その枕は、タバサの涙と涎でベトベトになっている。
股間から溢れた液体は、タバサの内腿を満遍なく濡らし、シーツに染みを作っていた。
才人はそんなタバサに背中から密着し、その耳元で囁きかける。

61 :雪風の贈り物 ◆mQKcT9WQPM :2007/01/27(土) 01:48:04 ID:XZSOX453
「頑張れよシャルロット、ここからが本番だからな」
「…え…」

一瞬止んだ責めと、才人の言葉に、タバサの理性が戻る。
…本番、って…?
しかし、それは一瞬だけの平穏だった。
才人は腰の封印を解除し、グラインドを開始した。
それと同時に、タバサの尻尾を抜き差しするのも忘れない。

「やぁっ、だめぇっ!なにっ、これなにぃっ!?」

膣道の中を熱く灼けた才人が前後する感覚と、腸内を球体が行き来する感覚が、破壊的な快感となってタバサの脳髄をかき回す。
今まで感じたことのない快感の奔流に、タバサの意識は焼き切れ、そしてその快感の電流に覚醒する。

「ふぇ?ふぁ、あぁ、やぁっ!らめぇっ、ひぁ、ふぁぁっ!」

もう、逝っているのかどうかすらわからない。
才人が達するまで、この責め苦は終わらない。

「ひぁ、ふぁ、あひ、やぁ、ひぃ、あふぅっ」
「しゃ、シャルロットっ…!」

そしてついに、才人が限界を迎える。
緩みきったタバサの子宮口を押し割り、才人の先端から大量の欲望が吐き出される。

「ふぁっ、はっ、あはぁっ」

その迸りを感じ、タバサはもう何度目かも分からない絶頂を迎えた。
才人は、脱力舌タバサから脱力した己自身を引き抜く。二人の間に、牡と雌の混合液の橋が渡される。
そして、ようやく、タバサは夢に落ちる事を許されたのだった。

62 :雪風の贈り物 ◆mQKcT9WQPM :2007/01/27(土) 01:49:47 ID:XZSOX453
「お散歩♪」

帰ろうとした才人の後ろに、にっこにっこしながらタバサが着いて来た。
制服に、犬耳と首輪と、才人のプレゼントしたリボンをつけて。

「あ、あのーう、シャルロットさん?」

俺これからルイズの部屋帰るんだけども、と言おうとした才人を、タバサの台詞が遮る。

「私はサイトのペットだから」

言って、首輪から伸びた紐を両手で突き出してくる。
にっこにっこしながら。

「いや気持ちは嬉しいんだけどもさ」

首輪つけたタバサを引き回しているとこなんか見られたら、究極のへんたいさん呼ばわりされるに違いない。
才人はなんとかしてタバサを部屋に戻そうとしていると。

「へーーーーーーーえ」

もんの凄く冷たい声が、廊下の先から響いてきた。

「サイトさん、そういう趣味あったんだぁぁぁぁぁぁ?」

全てを凍らせる地獄の風。
その風の源は、まるで箒を剣のように背負い、廊下を一歩一歩歩いてきた。

「し、シエスタ…!」

地獄からやってきたメイドは、周囲の空間を歪ませながら、才人に近寄ってくる。

「あ、あのシエスタさんこれには色々とわけがあってですねっ!?
 や、やだなあ僕が浮気なんかするわけないじゃないですか?」
「言い訳は後で聞きます。とりあえず今はお仕置きさせてください♪ミス・ヴァリエールのぶんまで♪」

ぱしんぱしんと箒を手にたたきつけながら、シエスタは間合いを詰めてくる。
才人はその殺気に足がすくみ、動く事すらままならない。
才人は、後ろで控えるタバサに助けを求める。
しかしタバサは、いやな笑顔を貼り付けていた。
・・・あれ? お こ っ て る?

「私も聴いてみたいな、サイトの言い訳」

しまった墓穴掘ったーーーーーーーーーーーーーーー!?
その後才人は、箒と杖でさんざん小突き回され、女子寮の外に簀巻きにして放り出され、『究極のへんたいさん ここに眠る』と書いた紙を貼り付けられたのだった。〜fin


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Last-modified: 2008-11-10 (月) 22:44:29 (5645d)

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