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Last-modified: 2008-11-10 (月) 22:45:29 (5645d)
134 :シルフィメイドになる。の巻 ◆mQKcT9WQPM :2007/03/28(水) 18:44:08 ID:GeHvoadQ 『メイド実習』専任講師シエスタの前で、メイド服に身を包んだシルフィードが、何故かびしいっ!と敬礼をする。 「ではいってらっしゃい。 何故か英語で敬礼を返し、シルフィードはシエスタに背を向ける。 「ところで、あなたご主人様にする相手は決めてるの?」 サイトさんだったら全力で阻止しないと、と思いながらシエスタは尋ねる。 「今も昔も、わたしのご主人様はお姉さまだけなのねー!きゅいきゅい!」 そして愛しい小さなご主人様の下へと走り出す。 「…邪魔」 タバサの部屋に意気揚々とやってきたシルフィードは、即座に追い返された。 「どぉしてー!ひどいのねお姉さまー!」 部屋の外の廊下で尻餅をついてタバサに抗議するシルフィード。 「…真っ最中だったの?きゅい?」 その一言で真っ赤になったタバサが、これでもかとシルフィードを踏みつける。 「いたいいたいいたいいたい!邪魔してごめんなさーい!」 シルフィードはたまらず、タバサの振り下ろされる足の下から逃げ出したのだった。 135 :シルフィメイドになる。の巻 ◆mQKcT9WQPM :2007/03/28(水) 18:44:52 ID:GeHvoadQ タバサに聞かれたら間違いなくもう一回踏み潰されるであろう台詞を呟きながら、シルフィードは中庭で不貞腐れていた。 「じっしゅー、どうしようかなあ」 実際にはシルフィードはここの学院生でもなんでもないので、実習を修了しなくてもなんの問題もないのだが、一生懸命教えてくれたシエスタや、途中で夢半ばにして散っていった戦友たちのためにも、是非実習は修了したかった。 「どうしよーかなのー。きゅーい、きゅーい」 頬杖をついて何気なしに中庭を観察していると。 マリコルヌは背後から聞こえる風を切る音に気付いた。 「捕まえたのねっ!」 地面に転がるマリコルヌのお腹をぶぎゅると踏みつけ、シルフィードは高々と拳を挙げる。 「ちょ、何をするんだ君ぃっ!」 シルフィードの足の下でマリコルヌはじたばたともがくが、例によってシルフィードの足の下から抜け出られない。 『もっと僕を踏んでくれえええええええええええええええええええ!!』 訂正。いかがわしい記憶でした。 「きっ、君はっ、君はあの時のっ!」 シルフィードはそのままぐりぐりと踏みつける足にひねりを加える。 「ぼ、ぼくの女神ぃぃぃぃぃぃぃ」 ぞくぞくぞくっ! 恍惚としたマリコルヌの表情と言葉に、あの時と同じヤバいものを感じたシルフィードは、思わず足を退けてしまう。 「ああっ、ど、どうしてっ?」 いや、どうしてと言われても。 136 :シルフィメイドになる。の巻 ◆mQKcT9WQPM :2007/03/28(水) 18:45:37 ID:GeHvoadQ 怯えた表情でシルフィードはそう叫ぶ。 「…いい」 さらなる恍惚の表情を浮かべ、シルフィードににじり寄ってきた。 「もっと!もっと!なじってくれぼくを!その美しい声で蔑んでくれえええええええええええええ」 キモさ百倍。 「いぃぃやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」 げしげしげしげしげしげしげしげしげしげしげしげしげしげしげしげしげしげし 踏む踏む踏む踏む踏む踏む踏む踏む踏む踏む踏む踏む踏む踏む踏む踏む踏みまくる。 「あひゅっ、これだっ、ほひっ、これだはっ、これだよほぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」 シルフィードに道端の害虫のように容赦なく踏まれながら、恍惚の表情を浮かべてマリコルヌは法悦に至る。 「いやぁぁぁぁぁぁ!きぃぃぃぃもぉぉぉぉいいいいいいいぃぃいいいいいのぉぉぉぉねえぇぇぇぇぇ!!!」 げしげしげしげしげしげしげしげしげしげしげしげしげしげしげしげしげしげしげしげしげし さらにさらにさらにさらにさらにさらにさらにさらに追加で追加で追加で踏む踏む踏む踏みまくる。 ぷちっ… 「ほひっ…」 シルフィードの百烈脚に徹底的に踏み潰され、恍惚とした表情でマリコルヌは果てた。 目を覚ますと、女神の腕の中にいた。 「だ、大丈夫なのね?」 さすがに悪いと思ったのか、シルフィードは踏み潰したマリコルヌを膝枕で抱えて介抱していた。 「も、もう罵ってはくれないのか?」 マリコルヌの言葉に、シルフィードはこれ以上ないくらいのマジ顔で言った。 「…分かったよ。で、ぼくに何か用かい?」 シルフィードから声を掛けてきたということは、自分に何か用があるという事だろう。 137 :シルフィメイドになる。の巻 ◆mQKcT9WQPM :2007/03/28(水) 18:47:11 ID:GeHvoadQ 照れたように顔を赤く染めて逸らしながら、相当失礼な事を口走るシルフィード。 「そ、そうか…ぼくを主人に…へえ」 嬉しそうにニヤニヤと笑うマリコルヌ。 「よしわかった、君のご主人様になってあげよう!」 これでメイド実習の修了が見えてきた。 「それじゃあ、して欲しいことを言うのね!ゴシュジンサマ!きゅい!」 シルフィードの蹴りが、マリコルヌを学院の外まで蹴っ飛ばした。 「キミは最高だ…合格…!」 *シルフィード(イルククゥ)メイド実習 修了* |
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