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Last-modified: 2008-11-10 (月) 22:47:45 (5639d)

368 :名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 00:59:32 ID:sXqGoJVQ
「いやー、タバサが付いてきてくれて助かるよ」

サイトは隣を歩くタバサに向かって話しかける。

「役に立てるなら、それでいい」

タバサはそう言うと笑みを返してくる。
そんなタバサをみて、サイトは「ガリアの一件から俺の評価スゲーかわったよな」と思った。
話しかければ返事を返してくれるし、困っていればそれを察して助けてくれる。
そして今回は魔法学院からの依頼で、近くの廃墟の調査を頼まれてタバサときていた。
実は、これはルイズが引き受けた仕事なのだが、直前に大喧嘩してしまい
その結果「アンタひとりでいってきなさいッ!」と言われてしまっていた。
そしてひとりで準備を整えて出発しようとした時
タバサと出会い同行してくれることになったのである。

「今回の仕事は、なに?」
「ああ、この先にある廃屋に何か棲みついてるらしくて、
その調査と危険な奴だったら退治もってこと。
ああ、退治のほうが相手がヤバかったら、そのまま魔法学院に戻っていいってさ」
「そう」

そしてサイトは何気なく言ってはならない言葉を言ってしまう。

「まあ、目撃者の話じゃ、その屋敷に住んでた人の幽霊じゃないかってさ」

タバサの足がピタッっと止まる。
サイトは振り返る。

「た、タバサ……」

そこには身体を硬直して立つタバサがいた。
サイトは心配になりタバサに学院に戻るように言う。

「だめ、手伝うって約束した」

「そ、そうか。まあ、昼間のうちに調べて帰っちまえばいいさ。
幽霊だって昼間っからでてきたりしないさ」

「うん」

そして歩き出すが、タバサの足取りは明らかに重かった。
サイトはタバサに向かって右手を差し出す。

「手、つないで行こうぜ。そしたら怖くないだろ」

「うん」

二人は手をつないで目的地へと歩きだす。
そして、その姿を少し離れた木陰から見つめる人影があった。
377 :名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 14:40:23 ID:sXqGoJVQ
不思議な部屋だった。
長い間使われていないはずなのに、ホコリは溜まっておらず
この部屋だけはキレイな状態を維持していた。

「ん…」

気を失っているタバサをベットに寝かせる。
そこでタバサが気がつく。

「ここは……?」
「俺達が調べてた屋敷の地下」
「そう」

サイトとタバサは、屋敷を調べている中で
不慮の事故で地下に閉じ込められることとなっていた。
不慮の事故と言っても、実際は人災なのだが……。
二人で調査していると、背後から恐ろしい形相のルイズが「サ〜イ〜ト〜」と
これまた恐ろしい声をいきなり掛けてきた。
タバサは声に驚いたが勇気を出してそれを確認した。それがいけなかった。
ルイズの鬼の形相をみて、限界を超えたタバサは気を失いサイトへと倒れこむ。
サイトがタバサを抱きかかえると、それをみたルイズがキレた。
そこでエクスプロージョンを発動させてしまい屋敷は半壊。
サイトとタバサは足元が崩れ落ち今にいたる。

「しかし、地下があったんだな、ここ」
「地下への入り口は見つからなかったから、ここは隠し部屋の可能性が高い」
「そっか」
「それより…」

タバサはさきほどの幽霊(ルイズ)はどうなったかときいてくる。

「あ、アレは大丈夫。俺が退治しといた」

流石にルイズだとは言えずごまかす。

「そう」

タバサは安堵したのか小さくため息をついた。
サイトは一度部屋をでて出口を探してくることにしたが、そこで異変に気づく。

「あれ? ドアが開かねー!」
「どいて」

タバサが扉に触れて何かを調べている。

「魔法が掛けられている」
「解除できないのか?」
「だめ」

解除は不可能、その上無理に破壊すると何が起こるか予想も出来ないと言うことらしい。

「扉を開ける方法が書いてある…あっ……」
「どうした…タバサ…げっ……」

扉に赤い文字で“汝等の愛の証を示せ”と記されていた。

378 :名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 14:42:34 ID:sXqGoJVQ
「愛の証って……」

サイトがどのように解釈していいのか悩んでいる中
タバサは部屋を調べて一冊の本をみつける。

『私はこの部屋を作らせたのは、お前の愛が欲しかったからだ。
この部屋の扉はお前が私を心から愛し、その身を捧げたときに開かれる。
もしも扉を無理に開けようとすれば、二人には永遠の安らぎが訪れるだろう』

この屋敷の主らしき人物の日記だった。
あとはこの部屋で男を頑なに拒絶する女のことばかりかかれている。
どうやら最後は女が我慢できなくなって扉を無理に開けようとしたらしい。
そして二人は死んだ。

「なにかみつけたのか?」
「扉の開け方がわかった」
「そうか、よかった…て、なに引っ張るんだよ、タバサ?」

サイトはタバサに連れられてベットの前まで来る。

「大丈夫、きっと扉は開く」
「えーと、話がみえないんですが…」
「サイトは、ただ、このベットでわたしを愛してくれればいい」
「えっ……えええええええええッ!!!???」

サイトはいきなりの展開に思考が停止していた。

「大丈夫、わたしの条件はきっとクリアされているから開く」
「いや、でも……」

迷うサイトの前で、タバサはローブ外す。
続いて制服にもゆっくりと手をかけはじめる。

「大丈夫…わたしもはじめてだから……」
「お…お願いします……」

今のサイトには、そう返事をするのが精一杯だった。

379 :名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 14:44:38 ID:sXqGoJVQ
「ん…」

サイトはタバサへとキスをする。
最初は触れるだけ、次に舌を絡めて。
そして両手は胸を優しく愛撫する。

「……っ、あっ……」

タバサの口から甘い吐息が漏れる。

「サイト…なんか…手馴れてる……」
「そんなことないよ、俺初めてだよ」

本当に初めての経験なのだが、サイトは予備知識は豊富だった。
地球にいた頃はエロ本などで知識を蓄えている。
まさか、その経験がこんな形で報われるとは思いもしなかったが……。

「タバサ、起きて」

サイトに言われるままに身を起こす。
すると、タバサを背後から抱きしめてきた。
左手は胸を、右手は秘部へと向かう。

「……う、あ…ああっ……!」

サイトは無我夢中で胸と秘部を己の手で蹂躙した。

くちゅ…くぷっ……

秘部はサイトの右手の動きですっかり濡れてきていた。

「……ッ! ……んんっ、あ…ああっ……!?」

タバサは息遣いが荒くなり、その顔は赤みをおびていた。

「もう…大丈夫だから」

それが何を意味するのかサイトは知っていた。
タバサを仰向け寝かすとその上に四つんばいに覆いかぶさる。
サイトはタバサを見つめて確認するように言った。

「本当にいいの?」
「うん…きて……」

380 :名無しさん@ピンキー:2007/08/25(土) 14:46:07 ID:sXqGoJVQ
それ以上の質問は意味がないことを悟り
サイトはゆっくりタバサの中へ己のモノを沈めていく。

「んっ、んくうっ!?」

二人がつながれた部分からは処女の証だったことを示す血が流れ落ちる。
タバサはその痛みに耐えるようにサイトに抱きつくと、その背中に爪を立てた。
だがその痛みを顔に出さずにサイトは我慢した。
これ以上の痛みを、きっとタバサは我慢してるだろうから。
その証拠にタバサの瞳には涙が光っていた。
サイトはその後、動かずにしばらくタバサを抱きしめ続ける。

「もう大丈夫…動いて」
「でも…まだ……」

タバサが優しくキスをしてくる。

「まだ痛む…けど、それと同時にアナタを感じられてるって思えるから」
「わかった」

サイトはゆっくりと腰を動かし始める。

「んっ! あっ! あっ……ああっ!!」

最初は痛みを我慢する感じだったが、それはすぐに甘い吐息へと変わっていく。
タバサのそこはサイトのモノをきつく締め付ける。
サイトの限界は近かった。

「俺…いきそうだ……」
「サイト…一緒に……」

サイトは絶頂へ向けて腰を激しく動かす。

「あっ、ふあっ…んくっ……!」
「で、でる……」
「あああああああああっ!」

タバサの絶叫と同時に、サイトはタバサの中に己の欲望を吐き出した。

「タバサ…」
「サイト…」

二人は繋がったままお互いを求めるようにキスをする。
このまま永遠にこの時間が続けばいい、そうサイトは思った。
その時、背後で『ガチャ』と音がして二人は音のした方向、扉へと視線を向ける。

「扉が開い…いいいいいいッ!?」

扉はゆっくりと開いていく。
その先には、いまだかつて見たこともない怒りの表情のルイズが立っていた。

「ゆ、幽霊……」
「タバサ! おい、しっかりしろ!」

ルイズをみて幽霊と勘違いしたタバサは、またも気を失う。

「サイト〜、覚悟はいいかしら〜」

サイトの絶叫が響き渡った。


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Last-modified: 2008-11-10 (月) 22:47:45 (5639d)

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