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Last-modified: 2008-11-10 (月) 22:48:18 (5644d)

ねえ、ちゃんとしようよっ  せんたいさん

 

王立魔法研究所。
通称、アカデミー。
数多の魔法に関する研究が日々行われているここは。
ヴァリエール家長女、エレオノールの職場でもある。

どっかん!

そのエレオノールの研究室で、爆発音が轟く。

「げほ!げほ!」

煤塗れの顔で、その研究室の主が黒煙の中から顔を出す。

「ちょ、ちょっとミス・ヴァリエール!何やってんですか!」

同じ部屋で『錬金』を使い、薬品を練成していた同僚の研究員が、エレオノールに文句を言う。
エレオノールは砕けたフラスコの首を握り締めたまま、その研究員に言った。

「ご、ごめんなさい、ボーっとしてて…!」
「反応性の爆薬を調合している時にボーっとしないでくださいよ…」

研究員は呆れながら飛び散ったガラスの破片を魔法で片付ける。
そして続ける。

「最近ボーっとしてること多いんじゃないですか?疲れてません?」

言いながら、研究員はアカデミーの仕事って結構ハードですよね、最近マトモに有給も取れませんよね、食堂のメニューもう少しいいもの出してくれてもいいですよね、などと愚痴をこぼし始めた。
しかし、エレオノールは疲れているわけではなかった。
エレオノールの脳裏に、あの日の記憶がまた蘇る。

『うん、いい…じょうず…でもっ…、なんでぇ、たりないカンジぃ…』
『もっと気持ちよくなりたいですか?』
『う、うん…して、もっときもちよくして…』

それは、妹の婚約者の、黒髪の騎士との情事。
いや、あれを情事と呼んでいいものか。
妹の婚約者がガンダールヴと知ったエレオノールは、つい好奇心から、彼の精液を採取しようとした。
もちろん彼の意思も妹の意思も一切無視して。
そして紆余曲折あって、エレオノールは彼に生まれて初めて失禁するほど逝かされてしまったのである。
軽い自慰程度の快感しか知らなかったエレオノールの脳裏に、あの日の行為は完全に焼きついていた。
仕事中ですら、あの行為を思い出してしまうほどに。
エレオノールの喉から、ほう、と甘いため息が漏れる。
…はっ!?私何考えてんのっ!?
逝く直前まで思い出して、思わずはっとなる。
そして、手元で傾けている試験管の中身と、ビーカーの中の物質を思い出し。

「あ。」

ちゅぼむ!

今度は、ピンク色の煙がエレオノールを直撃したのだった。

「あーーーもうっ!これじゃ仕事になんないわよっ!」

結局、同僚の心遣いもあって、エレオノールは職場を早退した。
元々大貴族の娘である。多少早退したところでその地位が揺らぐ事はない…のだが。
ここ最近、ぼーっとすることが原因で仕事でミスを連発していた。
まあ、ミス自体はそれほど大した物ではないのだが。
問題は、彼女の母親である。
もし、母に、職場で何度もミスをしている事が知られれば。
厳格な母は、きっと素敵なお仕置きを用意してくれるだろう。

「な、なんとかしなきゃだわ…!」

アカデミーの自室に戻り、あーでもないこーでもないと思索する。
とりあえず、何度か自慰はしてみた。
しかし、その度に自分の指では物足りない事を認識するハメになる。
男作って、シテもらうのが一番手っ取り早いかしら…。
しかし、このプランは問題がある。
彼女の周りの男は、すべからく彼女の性格がアレであることを知っている。
従って、同僚より内側の距離に寄って来る男は、彼女の周りには居ない。
まったく、私の周りの男どもときたら女を見る目がないんだから…!
愚痴ってみたところで始まらない。兎にも角にも、欲求不満を解消し、このモヤモヤを消すしかない。

「…ルイズにバレなきゃ、いいのよねぇ…」

エレオノールは結局、才人にもう一度アレをさせる、という選択肢に辿り着いた。
そのためには幾つか問題点をクリアする必要がある。
一つ、ルイズには秘密にしておく。
あの口の軽い妹の事だ。もし婚約者に手を出された事を知れば、もれなく母に告げ口するだろう。
これは、スル場所を選び、才人の口を封じればなんとかなる。
一つ、才人をその気にさせる。
間違っても自分から迫ったりしない。ここだけは譲れない。
それに、才人に襲わせれば、彼に罪を被せ、口を封じることも容易くなる。一石二鳥だ。
そして最大の問題点。
やっぱり最後までスルんだろうし、痛いのだけは避けないと。
ものの本によれば、最初のアレは物凄く痛いらしい。
たかが皮一枚、とか思ってると酷い目に逢う、と書いてあった。
そういえば、出入りの薬屋、そういう薬も扱ってるって前言ってたような。同僚が熱心に根掘り葉掘り聞いていたのを覚えている。
その時は、男ってやっぱりケダモノね、くらいにしか思っていなかったが。
…明日、そういう薬がないか、それとなく聞いてみよう…。
さて、それじゃあ。
エレオノールは、机に着くと、羊皮紙とペンを執り、計画を練り始める。
どうやって、あの平民に襲わせるか、よく考えないといけない。
来週のアタマには家に帰るから、チャンスはその時。その時までに、完璧な計画を練らないと。
こうして、エレオノールのトンデモない計画は、着々と実行に向けて進んでいったのである。

そして時の歯車は容赦なく回り、問答無用で週は変わる。
エレオノールは準備万端整えて、実家の寝室で最後のチェックに余念がなかった。
出入りの薬屋から買った、『ウンディーネの媚薬』。新金貨七枚。
そのテの本に載っていた、一撃必殺の悩殺コスチューム。新金貨十枚。
念のため湯浴みを済ませて、ちょっとばかり念入りに磨いた自分の身体。プライスレス。
すでにエレオノールの支出は結構なものになっていた。
これで計画が頓挫しようものなら、エレオノールは二重の原因で仕事が手につかなくなる。
さて、それじゃああのアホ面の平民を鹵獲しにいきましょうか…!
そして、エレオノールは妹とその婚約者の住む、別邸に向かったのだった。

「サイトさんならルイズとお出かけしましたよ?」

出迎えたのは黒髪のメイド。
平民が貴族の、しかも主人の婚約者を捕まえて呼び捨てとは無礼千万、などとエレオノールは思ったが今はそんなことにいちいち突っ込みを入れている暇はない。

「どこ行ったか聞いてない?」

とりあえず、二人の去就を知る事が先決だ。
エレオノールの質問に、シエスタは応えた。

「さあ?遠乗りに行くって言ってただけですし。
 あ、でもたぶん夕方くらいまで帰ってこないんじゃないですかねえ」

言ってにやにやと意味ありげな笑顔になる。

「どうして?」
「昨日の夜、またつまらないことで喧嘩したんですよ、あの二人。
 で、いつもどおりベッドの中で仲直りして、今日の朝二人で『遠乗りに行く』って言ってましたからー。
 間違いなく日が沈みはじめるより早くは帰ってきませんねえ」

言ってから、それじゃ私お洗濯物片付けなくちゃいけませんので、とシエスタは去ってしまう。
まずい…!
エレオノールの中に焦りが生まれる。
そんな、日の高いうちから日が沈むまでヤりまくられたら…!
いくらあの平民が伝説のガンダールヴだと言っても、立たなくなる…!
エレオノールは慌てて、ルーンを唱える。
それは、まだ研究段階の魔法。
『風』を応用した、『探知』の魔法だった。
この魔法は、使用者の耳の周囲の空気に干渉し、普段の数倍の聴覚を使用者に与える。
その探索範囲と精度は相当のもので、半径800メイル程度の扇形の範囲内で発生した音を、逃さず聞き取る事ができるようになる。
しかしこの魔法には欠陥がある。
すぐ近くで大きな音を立てると、使用者の鼓膜が損傷する恐れがあるのだ。
さらに、風の届かない、たとえば建物の中の音は拾えない。
だからなおさら、急ぐ必要があった。
あの二人が事に及ぶ前に見つけないと…!建物の中に入られたりしたらおしまいだわ…!
エレオノールは乗ってきた白馬に飛び乗ると、勢いよく鞭を入れた。
そのいななきでしばらくの間エレオノールは馬の上で悶える事になったのは言うまでもない。

そして、幸運にもルイズ達はすぐに見つかった。
少し離れた、あの湖を見下ろせる小高い丘の木の下で二人で座り込んで、呑気にいちゃついていた。

「昨日はゴメンね、サイト」
「いいよ、もう気にしてないって」
「わかってるけど。なんとなくね」
「俺も悪かったし。お互い様じゃね?」
「そうね。お互い様ね。……じゃあ、粗相をした犬にお仕置きしなきゃね…?」
「どうぞ、お好きなように…」

そして、二人はお互いに唇を寄

「…何ハズカシイ会話してんのよ」

呆れたように、二人の背後に立つエレオノールは言った。
突然のエレオノールの出現に、二人は真っ赤になって、一瞬で離れた。

「え、ななななななななんで姉さまがここにいるのよっ!?」

驚いた声を上げるルイズに。

「あなたに用はないから。ちょっと眠ってなさいルイズ」

言ってエレオノールは、懐に隠していた香水の瓶を取り出し、ルイズの顔に吹きかけた。
その中身は強烈な睡眠薬。嗅ぐだけで、数時間は目覚めない。
ルイズはその睡眠薬をまともに吸い込んでしまい、くてん、とその場に横たわった。
そして、獲物を狩る目で、才人をじっと見る。

「用があるのはあなたの方よ、平民」

言って、才人を見下ろすが。

「お、おいルイズ?ルイズ!?」

才人はルイズを必死になって起こそうとする。しかしルイズは気持ちよさそうにすぴすぴ眠ったままだ。
自分の言葉を無視して、婚約者の心配をする才人に、エレオノールは少しムッとする。

「…あなたも眠っていてもらおうかしら」

言って、ルイズに同じく、才人にも睡眠薬を吹きかける。

「あんた、実の妹にっ…ってあれ…?」

勢いよく振り向いてエレオノールに文句を言おうとした才人は。
問答無用でその睡眠薬を吸い込んでしまう。
そして、ばたんきゅー、と眠ってしまった。
…よし、目標を捕獲。これより作戦行動に入る。
エレオノールはてきぱきと才人を乗ってきた馬に乗せ、本邸にある自分の寝室へと向かったのだった。

才人が目覚めたのは、ふかふかのベッドの上での事だった。
豪奢な天蓋のついた大きなベッド。しかしそれは、ヴァリエール別邸のそれではなかった。
どこだ、ここは…?
才人は重い瞼を開けて、そう考える。
目が醒めたのは、ベッド脇から聞こえる物音のせい。
がさがさ、ごそごそと聞こえる衣擦れの音に、才人は首を傾ける。
そこには、エレオノールがいた。
長い金髪をふりふり、足元の緞子の中から何か黒い布のような物を広げている。
エレオノールが陰になっているせいで、才人からはその黒い布がなんなのかはわからない。
布を広げたエレオノールは、赤い顔ですうはあと何回か深呼吸すると。
眼鏡を外し、おもむろに着ていた服を脱ぎ始めた。
ゑ?なんすかいきなりっ!
エレオノールの突然の行動に、才人は硬直する。
エレオノールはそんな才人の視線にも気付かず、てきぱきと手早くその服らしい布を着込む。

「…これでいいのかしら」

姿見にその身を写し、エレオノールは首をかしげる。
…やばい。軽く萌えた。
エレオノールの着込んだ衣装は。
例えて言うなら、黒い狼。
黒い毛皮の、体のラインにぴったりと合ったビスチェ。その尾てい骨のあたりからは、同じ色のふさふさとした尻尾が生えている。
その流れる金髪の上には、ぴんと伸びた三角の、柔らかい黒い毛に覆われた耳。
そして、太股の半分までを覆う、ニーハイソックス。足元には、黒いふさふさの毛に覆われた靴を履く。
エレオノールは不思議そうに、姿見の中の自分をまじまじと見つめる。

「…男はこんなのがいいのかしら?」

そう言って、今度は鏡に向かってちょっと科なんか作ってみる。
…なんかいまいち。

「こうかしら…」

ちょっと手を軽く丸めて、右頬の横でそろえてみる。
うん、ちょっとかわいい。
とりあえず満足して、今度は例の薬の使用説明書に目を落とす。

『本製品は、一回分ごとの個別包装になっており、一箱につき、五回分の薬が入っています。
 薬は透明な球体に封入されています。一度の行為につき、一個だけ使用するようにしてください。
 行為の前に、膣内に球体を挿入し、そのまま膣圧で球体を割ることで膣内に薬が満たされます。
 本製品は塗り薬です。けして飲み込まないでください。
 なお、薬の効き目には個人差があります。一つで足りない場合は、複数個使用して調節してください』

読み終わった後、エレオノールは、説明書の入っていた紙箱を傾ける。
その中からは、親指の先ほどの大きさの、オレンジ色をした球体が五つ、ころんと転がり出てきた。
…えっと…。コレを、入れるのよね。アソコに…。
エレオノールは机に手を掛け、大きく脚を開く。そして股間の布をずらし、白い恥丘を割り開く。
才人からそれを見ると。
エレオノールがお尻を突き出して、足を広げてアソコを広げているように見える。
才人は思わず吹いてしまいそうになったが、なんとかこらえる。
エレオノールはそんな才人の視線にはカケラも気付かず、薬の入った球体を眺める。
…ホントに効くのかしら、コレ。
薬屋の話では、この薬はとあるメイジが自分の初体験のために作った薬を量産したもので、その効果はお墨付きらしい。
今密かに王都の恋人達の間でも人気が出てきており、品薄状態だという。
エレオノールはそのうち一つを手にとり、指でつまむ。

…よし。
そっと股間に手を伸ばし、その球体を己の肉の割れ目に埋め込む。

くぷ…

「……んっ…!」

自分の指以外の侵入を許した事のない聖域に、オレンジ色の球体が入り込む。
その違和感に、エレオノールは震える。
こんな小さい玉でこんなに…まずいかも…。
才人のサイズがどんなものかはわからないが、ものの本によれば、指なんかよりはずっと太く、硬いらしい。

「もう一個、入れといたほうがいいかも…」

エレオノールは念のためと、もう一つ球体を手に取る。
そして、まだ球体の残る股間に、もう一つ、球体を埋め込む。

くぷっ…。

「…っは…」

入ったぁ…。
身体を震わせ、エレオノールは下半身の異物感に堪える。
エレオノールは股間の布を戻し、股間に集中する。
『行為の前に、膣内に球体を挿入し、そのまま膣圧で球体を割ることで膣内に薬が満たされます』
説明文を思い出し、股間に意識を集中し、力込める。

ぱちゅん。

下腹部の奥で、何かが弾ける音が、肉を伝わって聞こえる。
そして。
エレオノールの体の中を、どろどろとした液体が満たしていく。
それは、配合されたスライムの能力で瞬く間に量を増やし、エレオノールの中を満たす。

びくんっ!

不意に、エレオノールの身体が震えた。
体の中で爆発的に量を増やしたその粘着質の液体は、エレオノールの処女幕の隙間をあっさりと抜けて。
まだ、何も侵入した事のない子宮口すら抜けて、更にその奥、卵巣まで届く。
その液体はまるで温めたミルクのような温かさで、エレオノールの器官を犯す。

「らめっ…らめぇぇっ…!」

エレオノールの膝がかくかくと震える。
それは、ひどく酒に酔った時の感覚に似ていた。
理性が剥離し、普段は抑えられている何かが、自分の奥から沸きあがってくる感覚。
エレオノールはぺたん、と床に膝をつき、己の肩を抱いて座り込む。

「ヘンっ…ヘンになるぅっ…!」

そのままエレオノールは床の上にころん、と寝転がり、太股をすり合わせて、自分の奥から登ってくる何かに必死に堪える。
腰の奥が熱い。まるで、胎内を熱い湯で満たされたような感覚。
エレオノールの股間からは、溢れ出た媚薬が、愛液とともにどろどろと零れてきていた。

「ちょ、大丈夫ですかエレオノールさんっ!?」

一部始終をこっそり見ていた才人は、突然の事態に慌ててエレオノールを抱き上げる。
黒い毛皮に覆われた白い肢体は、思ったよりもずっと軽く、才人の腕の中でふわりと持ち上がる。
二人の視線が、その一瞬で絡み合う。

才人は目が離せなくなった。
美しい金髪に彩られた、普段はするどい眼光をたたえた眼鏡の奥のその瞳は、まるで泣きはらした赤子のように潤み、才人に何かを訴えかける。上気して桜色に染まった頬が、その瞳に色を添えていた。
軽く開いた唇は、興奮して紅く染まっており、ルージュもひいていないのに艶かしく光っていた。軽く開いたその隙間からは、甘く熱い吐息が漏れる。
そして、硬直する才人の顔を。
エレオノールは両手でしっかりと拘束し。
そしてその唇を奪ったのだった。
おとこのひとの…におい・・・あじ…キモチイイ…。
エレオノールはそのまま何度も、才人の唇を啄ばむように吸い続ける。

「ちょっ…やめてくださいよっ」

才人はすぐに理性を取り戻すと、エレオノールの身体を床に放り出す。
エレオノールはくたん、と床に突っ伏す。そしてそのまま、床にぺたん、と転がったままになる。
やば、どっか打った?
才人は慌てて問いかける。

「だ、大丈夫ですか?」

今度は、抱き上げる事はしない。
しかし。
エレオノールは、先ほどと同じ、いやそれ以上に欲情した牝の視線を才人に飛ばし、そして。
腰を高く上げて、己を覆う布を、右手で思い切り引き伸ばす。

どろぉ…。

そこから、大量の粘液が、ぼたぼたと床に零れる。
それは、エレオノールと媚薬の混合物。
牡を求める牝の唾液と、牡を誘う、禁断の蜜。
エレオノールはそこを見せ付けるように腰を振り、そして股の間から才人に呼びかける。
才人の喉が、唾液を嚥下する音でごくりと鳴る。

「たすけてぇ…。おまんこ、あついの…。しにそうなのぉ…」

まるで小さな子供が泣きながら親にせびるように、啼きながらエレオノールはそう懇願する。
そのあまりに淫らな声に。
才人の理性は、一撃で消し飛んだ。

「…え、エレオノールさんがしろって言ったんですからねっ!」

言って物凄い勢いでズボンを脱ぐ。
その下では、すでに限界まで高められた才人が屹立していた。
才人はエレオノールの腰を抱え込む。

「やんっ」

今のエレオノールにはそれすらも快感の波となり、普段の自慰で感じている程度の軽い絶頂をエレオノールに与える。

「行きますよ、エレオノールさんっ」
「は、はやくひてぇ…。おかひくなっひゃう…っ!」

才人はエレオノールの許しを得ると。
一気に、粘液で満たされた膣を、一番奥まで貫いた。

ぶちゅちゅちゅちゅちゅっ!

粘液の溢れる音と、処女幕の裂ける音が入り混じり、部屋の中に響く。
膣道が削られる数瞬の間、エレオノールの中を乱暴な絶頂の波が襲っていた。
無数の色がエレオノールの視界でフラッシュし、呼吸が完全に止まり、音が聞こえなくなる。
そして。
最奥に才人が届いた瞬間、エレオノールの意識は完全にホワイトアウトした。

「──────────────────────!!」

エレオノールは声を上げることも許されず、破瓜の痛みを上乗せされた快感に、背筋を限界まで逸らせる。
しかし、才人は止まらなかった。
エレオノールの中は愛液と媚薬でぬかるんでおり、全く抵抗を生まない。それでいてその中はきつく、才人を全部埋めてもその根元を少し余らせていた。
あまりの快感に、才人は相手をいたわる事すら忘れ、獣のように乱暴に後ろからエレオノールを犯す。

ぐちゅ!ぶっちゅぅ!ぶちゅちゅ!

粘液が飛び散り、才人はその粘液を潤滑油に、スムーズにエレオノールの中を犯していく。

「───やぁっ!?やぇっ!?ひぃ!」

その快感にエレオノールの意識が戻り、また無数のフラッシュの海に意識が沈む。
しかし落ちることは赦されず、エレオノールは無数の絶頂の中で翻弄されるだけだ。

ぶちゅ!ぷちゅ!ぶちゅう!

奥を突かれる度、エレオノールの胸が卑猥に揺れる。
何度か揺れると、毛皮の戒めがはずれ、エレオノールの胸はいよいよ卑猥な軌道を宙に描く。

「やぁ!らめ!らめぇ!おくコンコンしないれぇ!」

舌足らずな声で必死にそう訴えるが、才人は聞き入れない。才人の陰茎から媚薬が回り、既に才人もおかしくなっていた。
才人はぶるんぶるんと揺れるエレオノールの胸を鷲掴みにすると、更に激しく腰を使い始めた。

「こんなっ、けしからん胸なのにっ、ずいぶんっ、中は小さいんですねっ!」
「やぁ!おっぱい、ゆるひ、おっぱいゆるひれぇ!もうひないからぁ!」

長い金髪を振り乱し、エレオノールは必死に許しを請う。
その間も、休みない絶頂の波に、意識が飛びかける。

「何をっ、許すんですかっ!?最高ッ、ですよっ、エレオノールさんっ」

才人のその声に。

きゅぅぅぅぅぅーーーーーーーーーっ!

エレオノールの中が、より一層きつくしまる。

「らめっ!そんな、いわ、ないれぇ!へんに、なるからぁ!」

言葉で責められるのがエレオノールのツボだと知った才人は。
身体をエレオノールに密着させ、その耳元で囁く。

「最高にっ、エッチな身体してますよっ、エレオノールさんっ!」
「やぁ!もうやぁ!こんなの、こんにゃのぉっ!」

かくかくと震え、もう何度目かもわからない絶頂を迎えるエレオノール。
その何度目か分からない締め付けに、才人は限界を迎えた。

「だ、出しますよエレオノールさんっ!」

どくどくどくどくどくっ!

「ひぁっ、あついのぉ、とける、とけひゃぅぅぅぅぅ…!」

ごきゅ、ごきゅぅっ!

胎内を焼かれる快感にエレオノールはもう一度、最後の絶頂を迎え、子宮で才人の精を飲み込んだのだった。

完全に気を失ったエレオノールを、才人はそっとベッドに横たわらせる。
乱れた金髪が白いシーツに広がり、股間から零れた愛液と精液と媚薬の混合物がベッドを汚す。
なるべく乱れたエレオノールを視界に入れぬよう、才人は背中を向けてベッドに腰を下ろす。
そして思い出す。
…かっわいかったなー。エレオノールさん。
行為を思い出し、才人のソレは再び元気になる。
再びしたい衝動に駆られたが、才人は自分の息子を見て軽くショックを受けた。
血がこびりついていた。
自分の物ではない。すると…。
ひょっとして、エレオノールさん初めてっ!?

「コラ平民」

不意に、背後から声がした。
才人はゆっくりと背後を向く。
そこには。
満面に笑顔を湛えた、エレオノールがいた。
エレオノールは突然、才人に抱きついてきた。
その柔らかい胸が才人の背中で歪にゆがみ、才人の背中に極上の柔らかさを伝える。

「ちょっと、何してんすかエレオノールさんっ?」

慌ててそう抗議する才人だったが。

「あら、それはこっちのセリフだわ。人のヴァージンを奪っておいて、今更そんな事言うわけ?」

才人の耳元でにやにや笑いながら、そう囁くエレオノール。

「い、いやだってアレはっ」
「反論は許しません。これからアナタは、私の性欲処理係として生きるのよ」
「え、なんでそんな」
「反論は許さないって言ったでしょ♪」

言ってエレオノールは、無理やり才人の首を自分の方に向けて。
最初にそうしたように、優しくその唇を塞いだのだった。
そして、エレオノールは唇を離し、もう一度才人を、蕩けるような視線で見つめて、言う。

「ね、もう一回…今度はちゃんと、しましょ?」
「なぁにをちゃんとするってぇ?」

扉に鍵はかかっていなかった。
そしてルイズも、それほど睡眠薬を吸い込んでいなかった。
目を醒ましたらラヴラヴ中の才人がいなかった。
犯人は姉さま。
つまり、目を醒ましたルイズはエレオノールのところへ真っ直ぐやってくるわけで。

「姉さまぁ?ソイツは私の使い魔兼飼い犬兼婚約者よ?
 手ぇ出していいなんてひとっことも言ってないわよぉ?」

言ってルイズは杖を構える。
白い電撃がその周囲を舞っている。詠唱も完了していないのに、その魔力は十分すぎると言えた。

「アンタに断る義理はカケラもないわよ?
 私が気に入ったからもらう。昔っからそうでしょうちびルイズ?」

言って、エレオノールは才人の首をぎゅっと抱き締める。
ぶっちゃけ、才人を盾にするつもりだった。

「ちょ、ルイズやめろって!
 え、エレオノールさん放して!逃げたほうが」

しかし。
才人の忠告も虚しく。
虚無がエレオノールの部屋を半壊させ、ルイズの婚約者と実の姉は、思い切り吹っ飛ばされたのだった。〜fin

*追伸:吹っ飛ばされたエレオノールは才人がクッションになって軽傷。才人はエレオノールに乗られて肋を数本折ったのだった。*


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