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Last-modified: 2008-11-10 (月) 22:49:10 (5638d)

239 名前: シルフィのファックto231 [sage] 投稿日: 2007/09/21(金) 21:26:56 ID:ywp/V/sH

「ちょっとちょっと、そこの人」
 魔法学院の中庭を歩いていた一般生徒231は、不意に呼び止められて足を止めた。
 周りを見回してみると、校舎の陰に見慣れない女性が立っていた。
 青く長い髪の持ち主で、美しい顔立ちとどこか能天気な表情のアンバランスさが印象的な女性である。
 外見から判断すると、年は20代前半といったところか。だが、見かけない顔である。
「僕に何か用ですか」
 ひょっとしたら自分の知らない教師かもしれない、と思い、231は念のため敬語で答える。
 すると、女性は人懐こそうな笑みを浮かべて、手招きしてきた。
「ちょっと、お願いしたいことがあるからこっちに来てくださらないかしら」
 そう言いつつ、女性は校舎の陰のさらに奥の暗がりに姿を消した。
 見知らぬ女性にそんな風に誘われたので少々警戒しつつも、231はそろそろと校舎の陰に足を踏み入れる。
 美人のお姉さんから誘われた、というので、ほんの少し助平な期待が膨らんだのも事実ではある。
 が、女性が姿を隠していると思われた暗がりに足を踏み入れたとき、彼は信じられないものを目にすることになった。
「きゅいきゅい。来てくれてありがとうなのね」
 嬉しそうな声で言うのは、見上げるほどに巨大な風竜である。校舎の陰の窪みに、少々窮屈そうに収まっている。
(なにこれ。なんでこんなところに風竜が。っつーか、なんで喋ってんの?)
 思考は混乱を極めたが、それでも「何かまずい事態に巻き込まれつつあるらしい」ということは理
解できたので、231は「じゃ、そういうことで」と片手を挙げて逃げ出そうとした。
「風よ、宙を駆ける息吹よ。彼の者を捕え、我の元に引き寄せよ」
 背中を向けて走り出そうとした途端、突然強い風が渦を巻いて、231の体を捕えた。抵抗する間
もなく宙に舞い上げられ、あの風竜のそばに引きずり込まれる。
「く、食われるーっ! だ、誰か助け、むぐ、むぐ!」
 悲鳴を上げて助けを求めようとしたが、途中で遮られてしまった。先程と同じく、空気が力を持っ
たように唇を閉じさせたのだ。
「きゅいきゅい。心配しなくてもいいの。食べたりなんかしないのよ」
 じゃあどうするつもりなんだ、と涙目で問いかけると、風竜は舌なめずりしながら答えた。
「あのね、シルフィ、サイトを気持ちよくさせてあげたいのよ。だから人間の男の子の体を研究中な
 のね。そういう訳だから、ちょっと黙って体を弄らせてほしいのね」
 言うが早いか、風竜は長い舌や前脚を起用に使って、231のズボンを下着ごとずり下ろした。下
半身を露出させたまま空中に浮かんでいるという実に恥ずかしい態勢に、231の顔が見る間に熱くなる。
「それじゃ、やっちゃうのね」
 風竜はまた短く呪文らしきものを詠唱した。再び空気が塊になって、231の体に絡み付いてくる。
しかも今度は、陰茎や胸の辺りを這いずり回るような感触だ。
(ちょ、何これ)
 体に密着する空気が、人間の手や指先のような形を持っているのが肌で感じられた。空気の手は
231の陰茎を柔らかく包み込み、ゆっくりと上下にしごき始める。胸の辺りを覆っていた空気からも
細い指先が伸びてきて、執拗に乳首を弄り始めた。
 空気の手は絶え間なく231の体を攻め、脳髄に未知の刺激を送り込んでくる。231とて健全な男
子であり、なおかつ貴族の子息だから、性交の経験が皆無ということはない。だが、空気の手がもた
らす快楽は、それまで経験してきたどんなものよりも悩ましく、半ば暴力的ですらあった。見る間に
頭の芯がじんとしてきて、意識がぼんやりし始める。
「気持ち良さそうで何よりなの。それじゃ、今度は後ろの穴で楽しんでいただくのね」
 痺れたような意識の隅で、そんな声を聞いた。
(後ろの穴? なんだそれ)
 231は聞きなれない単語の意味をぼんやりと考える。回答は即座に、直接提示された。
240 名前: シルフィのファックto231 [sage] 投稿日: 2007/09/21(金) 21:27:43 ID:ywp/V/sH

(……!? い、痛っつ!?)
 肛門に慣れない痛み。一時的に意識が現実に引き戻され、231は慌てて後ろを振り返る。風竜が、
その巨大な尻尾を自分の尻の穴に挿入しようとしていた。尾は先端が細く、付け根に向かうにつれて
太くなっている。そんな形状の物体が容赦なく己の直腸に侵入し、じょじょに肛門が押し広げられて
いく感触に、231は心の中で悲鳴を上げた。
(や、やめてくれ! そんなことをされたら、僕のお尻が壊れてしまう!)
「大丈夫なのよ」
 と、231の心の悲鳴を聞いたように、風竜が能天気な声で答えた。
「ちゃんと涎で尻尾を濡らしておいたから、スムーズに入っちゃうのね。それに、痛いのは最初だけ
 なの。すぐにとっても気持ちよくなりますわ」
 そういう問題じゃない、と答えることも出来ない231の前で、風竜の尻尾は直腸の奥深くまで押
し入ってきた。限界まで広げられた肛門が凄まじい痛みを伝えてきて、231は思わず涙ぐむ。
 だが、次の瞬間、その痛みは不思議な快楽に変わった。
(ん、んおぉっ!?)
 直腸深くまで押し入った風竜の尻尾が、腸壁を擦りながらゆっくりと引き抜かれ、また突き入れら
れる。そんな動きが何度も繰り返される内に、快楽を伴った震えが背筋を駆け上った。同時に陰茎を
しごく空気の手の上下運動も激しくなり、乳首を弄る見えない指先もまた、絶え間なく形を変えて新
たな刺激をもたらしてくる。
 次々と脳髄に叩きつけられる凄まじい快楽の波が、圧倒的な速度で231の正気を奪っていく。
「じゃ、そろそろイッちゃうのね」
 真っ白になった意識の片隅で誰かが囁くのと同時に、陰茎が一際強く締め付けられ、尻尾が一息に
直腸の奥まで突き入れられる。
 慣れ親しんだ射精感と同時に、空高く吹き飛ばされるような未知の快楽を感じながら、231は意
識を失った。

「このアホ竜」
「いたい、いたいのねお姉さま!」
「こんなことしたら正体ダダ漏れ」
「だって、サイトに喜んでほしかったんですもの! きゅいきゅい」
「サイトはこんなので喜ぶような変態じゃない」
「きゅいきゅい。お姉さまったら、いくらサイトが勇者さまみたいに自分を救ってくれたからって、
 あんまり美化しすぎなのね。男は狼なのよいたたたたた、いーたーいー!」
「あのー、タバサさん。それで、この人はどうしたら……」
「記憶を奪ってくれると助かる」
「そうですね、この人も、こんな体験覚えていたくないでしょうし」
「このアホ竜のせいで迷惑かけてごめんなさい」
「ぶー。シルフィ悪いことなんかしてないのねいたいいたいいたいですぅ」
「三日ぐらい食事抜き」
「ひ、ひどいのねお姉さま!」
「……えーと、それじゃ、サクッとやっちゃいますね?」

 気付けば、231は一人ぼんやりと広場の真ん中に突っ立っているのであった。
 自分が一体何をしていたのか、全く覚えていない。何か衝撃的な体験をしたような気がするのだが。
(……何か尻が痛いな)
 肛門にじんじんする痛みとほのかな気持ちよさを感じながら、231は一人首を傾げるのであった。

 彼はこの後、竜を見かけるたびに奇妙な胸のときめきを感じるようになった。
 そんな奇抜な性癖に目覚めてしまった彼の行く末がどうなったのか、それは誰にも分からないのである。


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