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Last-modified: 2008-11-10 (月) 22:49:59 (5639d)
623 :GIFT〜dad!(1):2007/10/29(月) 09:24:48 ID:j6bUPGv/ 夜空に浮かぶ二つ月がほんの少し欠けながら、俺とルイズの部屋を青と桃色の光で照らす夜 俺はルイズの上に乗り、激しく動いていた、彼女は抱擁の替わりに俺の肌に爪を立てながら声を上げている 「……あぁっ…サイト!サイトぉ!……あ……だめ!ぬいちゃだめ!…中に…なかにちょうだぁい!!」 最後はルイズの上って事が多かった、ゴム製の避妊具の無いこの世界、外に出すにはその方がいい 俺がルイズの白い肌にぶち撒けようとする瞬間、彼女は下で腰をバタつかせながら両足で俺の腰を掴んだ あーあ しょうがねぇな、と思った、俺の手遅れやルイズの不意打ちで、既に何度かそうなってしまっていた 性教育にやたら熱心だった高校の保健体育の先生のお蔭で、妊娠しない日が大体はわかるようになったが この世界にもパンツのゴムはあるってのに、地球では紀元前から羊腸のコンドームがあったってのに 「無いったら無いの!あっても絶対使わないんだから!……いいじゃない別に…そう、なっちゃっても…」 624 :GIFT〜dad!(2):2007/10/29(月) 09:25:18 ID:j6bUPGv/ 何度目かの夜の秘密 その晩もいつも通りルイズはネグリジェ、俺はTシャツにパンツで広いベッドを分け合っていた 俺の背中に感触があった、ルイズが背中に指で字を書く、この世界の文字にまだ疎い俺は黙っていた 俺は向き直りルイズの引っかきを中断させた、シャツがめくれた間抜けな姿でルイズの薄絹に手をかける バンザイをして一枚だけの衣を俺に抜き取らせたルイズは俺の上に乗り、俺が自分で脱ぐのを待っている 「……サイト……いやだわ……わたしサイトにワガママ言いたい気分……言っても……キライにならない?」 境界は消滅し、俺は領土を取り上げられた、ルイズに征服されたベッドの上で俺は虜囚となってしまった 俺とルイズの夜が始まる、お互いに二度としないと決めた事は、しない夜よりする夜のほうが多かった 625 :GIFT〜dad!(3):2007/10/29(月) 09:27:04 ID:j6bUPGv/ 真夜中 ルイズは子宮の奥深くに受けた熱い刺激に半ば失神し、瞳孔の緩んだ目で天井を見つめていた 背後でルイズが動く気配がする、彼女は俺と終わった後、爪や歯で俺に傷を刻むのが好きだった 「……こっ…このバカ犬!このわたしの…中に出すなんて!もし平民のあんたと、アレになっちゃったら…」 ルイズの声が遠い、俺は窓の外、夜空に浮かぶ月を眺めていた、桃色の月と蒼い月、異世界の空 「…………月……キレイだな…………」 手を伸ばす、指がベットに隣り合った窓に当たる、届かない、もう届かない俺の世界に泣きそうになった 「……月が一つ……大切なものは一つだけ……月はひとつのほうがいい……」 背中を向けたまま月を眺める俺の背後のルイズを感じる、彼女の声が途端に気弱で臆病なものになった 「…………サイト…………」 さっきまで爪を立てていた俺の背中に指を這わせるルイズ、俺を確めるように背中を撫で回している 「……帰り…たい……?……あんたが居たっていう異世界に……月がひとつしか無い世界に……」 俺の背に頬を触れるルイズに向き直った、ルイズが俺の体に手を伸ばす、彼女に触れる気になれなかった 「…俺の親父とお袋は、きっと死体すら上がらぬ俺の葬式をしている…その事は片時も忘れたことは無いよ」 元居た世界の人達の顔が時と共に記憶の中で薄れつつある、月が一つの夜にはその人達と逢える気がした 「……サイト……わたしいつか必ず……あんたの世界に帰してあげる……サイトの家族や友達の所に……」 底知れぬ虚無の系統、ゴミの召喚、ルイズはその能力で異世界との繋がりを得るのに消極的な様に見えた 「……俺はここでルイズの使い魔をしているサイトだ、今帰る気は無いよ…でも…会いたいひとも…いる…」 ルイズの瞳を見つめた、俺が見たのは瞳を通して俺に伝えてきた震える心じゃなく、瞳に映るひとつの月 「……イヤ!やっぱりイヤ!サイトは一生わたしのそばに居るの!……どの世界でもいい…一緒に居て……」 声がまた遠くなる、桃色の月を隠していた雲が慌しく流れ、夜空を二つの月が照らそうとしていた それが今の俺には、とても悲しくて寂しいことのように思えた 626 :GIFT〜dad!(4):2007/10/29(月) 09:28:17 ID:j6bUPGv/ ルイズと俺の異世界物召喚実験は相変わらずだった 石作りの小部屋に居たのは俺とルイズ、キュルケとタバサ、学院に嘱託勤務するエレオノールとカトレア 病に体を蝕まれていたカトレア、それに心を痛めていたルイズを見て、俺は自分に出来る事を考えた 俺に出来る事なんてそれくらいのこと、武器を自在に使いこなす以外にも、俺に出来る事は少しある 最初は秘密裏に行われた召喚儀式、オールド・オスマン以下学院の教師が揃って実験を見学していたが 俺が地球の高校に居た頃によく買って食べてたヤマザキのランチパックがいくつも召喚された事があった 爆発の煙と共に現れたのは何か大きな物、動く物、ナマモノの召喚は俺自身の召喚以来初めてだった その人間は茶色の背広を着た男性で、化繊のネクタイを締め、すり切れた豚革の靴を履いた小柄な中年 「親父!」 ルイズの異世界物召喚術によって召喚されたのは、東京でサラリーマンをしている俺の父親だった 627 :GIFT〜dad!(5):2007/10/29(月) 09:29:52 ID:j6bUPGv/ 突然現れたオッサンに目を丸くして驚いていたルイズは俺の言葉を聞いて今度は口をポカンと開けている 俺はルイズをおしのけ、地下鉄で寝過ごしたような顔で周囲を見回す親父の肩を抱いて早口で説明した 親父は俺とのやり取りを手を振って強引に終わらせる、親に反発してた中学の頃からこの仕草が嫌いだった 親父は俺の口から聞く魔法だの使い魔とかいう単語を、わかったようなわからなかったような顔をしたが 親父は部屋の面々を見渡し、怪しい宗教の類だと思った俺よりは少しだけ物分りのいい顔で軽く一礼した 「はじめまして、私は平賀才蔵という者です、息子の才人がこちらでお世話になっているようですね」 エレオノールが親父の前に立った、上背のある彼女は挑発的に親父を見下す、親父はオッパイを見ていた 呆然としていたルイズの顔が一瞬で真っ青になり「お、お姉さま何てことを!」と金切り声を出す 奇妙な格好の面々に挨拶をしながらも警戒心を窺わせていた親父は、その言葉を聞いて不躾に吹き出した カトレアは親父に向かって深々と頭を下げた、親父もそれに応えてツムジを突き出すお辞儀をする 「ちぃ姉さまやめて!」 「……わ……わたわたっ……わたしのしししし仕事……なななんだからぁ!」 628 :GIFT〜dad!(6):2007/10/29(月) 09:30:54 ID:j6bUPGv/ ルイズはそのまま姉達を押しのけ俺を蹴りどかすと、唾をゴクリと飲み、魔方陣の中心で親父の前に跪いた 「は、初めましてヒラガ様、わ、わたしは……ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールです そのまま親父の前の床に額をこすりつけるルイズ、どこで何を見たのか三つ指らしきものもついている ルイズは震えながらも親父の前に伏し、頭を上げようとしない、親父は突っ立ったまま困惑していた 親父が土下座するルイズの前にしゃがみこんだ、頬に手を添えて上向かせる、二つの視線が交錯する 「まだ私にはよくわかりませんが、貴女と才人とは絆で結ばれているようですね、しかし才人は私の息子 相手がその属する集団の中で占める位置を瞬時に嗅ぎ当てるのは、営業職の必須だと親父は言っていた 「ルイズさん、失礼ながら私には、貴女が才人を幸せにする力を得ているようには見えないのですが」 ルイズは床に正座したまま俯いた、膝に涙が落ちる、親父はしゃがんだままルイズが再び顔を上げるの待った 「……たしかに…わたしは学校でも姉妹の中でも落ちこぼれのルイズ、ゼロのルイズ…でも…でも… 立ち上がった親父は背広のポケットから出した楊枝を咥え「へぇ〜」とニヤつく、禁煙は続いてるらしい 「……ヒラガ様……お言葉ですがわたし達の関係…その…使い魔!、主人と使い魔としての関係を ルイズが俺をサイトさんなんて呼ぶ、何とも変な気持ちで頭を掻いた、最後の話については…う〜、ん… 「……ほ…ほんとにサイト、連れてっちゃいますからね!…居なくなった後で泣いたって遅いんだからね!」 629 :GIFT〜dad!(7):2007/10/29(月) 09:31:29 ID:j6bUPGv/ 楊枝を投げ捨てた親父は小声で「もう一生分泣きました」と呟くと、もう一度ひょこっとしゃがみこんだ 「ルイズさん、あんた、何したい?」 「……わたしは……ゼロじゃない立派なメイジとして……姫様と祖国のお役に立つような……」 「いっこだけ」 ルイズはうつむき、拳を握りながら長いこと考え、姉達や同級生を見て、そして俺をちょっと見た 「…………わたし………………わたし……………サイトと一緒にいたいです……」 「居りゃいいじゃん」 俺を見たり背後に居る姉達を見たり、落ち着かないルイズの視線は自分の胸、五芒星のタイ留めに落ちる 「……で…でも・・・・・わたしには……貴族として出来ない事もあるんです……メイジが使い魔となんて……」 親父は背広の内ポケットを探った、爪楊枝は品切れらしい、禁煙中の親父は苛立たしげに背広の胸をはたく 「………サルだな…お前ぇ…メージとかキゾクとか言ってても、私には人以下の猿にしか見えないよ 握られていたルイズの手が動く、夕べ俺の体をまさぐった時に似た手つきで、俺のパーカーの端を摘んだ 「……猿は……イヤです……だって犬と仲悪くなっちゃうし……」 ルイズは俺をしっかりと捕まえ、頭を上げ、親父と視線を合わせる、揺るがない鳶色の瞳に少し見とれた 「ヒラガ・・・ヒラガサイゾー様・・・サイトはわたしが貰います・・・もう掴んじゃったから・・・絶対離しません」 親父はネクタイを締め直しながらルイズを見返した、俺が随分昔に聞いた柔らかく暖かい声が聞こえてくる 「ルイズさん、貴女の瞳はとても綺麗だ、瞳は心、あなたの瞳は青い空のはるか上の虚空、深淵の海の底 ルイズの綺麗な瞳から涙が落ちる、ゼロのメイジである劣等感、虚無の使い手である重圧を洗い流す涙 「……ヒラガ様……お父さま……!」 ルイズは親父に抱きついて、声を上げて泣いた、きっと彼女が求めていたのは、ただ泣くこと 630 :GIFT〜dad!(8):2007/10/29(月) 09:35:01 ID:j6bUPGv/ 今回も参加していたキュルケは部屋の端っこで黙ってやり取りを見物してたが、突然手を叩き声を上げた タバサは手にしていた書物よりも面白そうな見世物を眺めていた、彼女なりに興味をそそられてるらしい ルイズは赤い目をこすりながら姉妹の前に立つ、おチビのルイズの背が少し伸びたように見えた 親父は突然出来た娘の胸を見て、それからカトレアとエレオノールの胸を見比べ「チッ」と舌打ちしたが カトレアが親父の前に立つ、どうやらこの場で一番偉い奴だろうと察したらしき親父は背広の皺を伸ばす 「ヒラガ様、我が王国のアカデミーは現在、総力を挙げて召喚者の送還魔法の研究をしております 親父は手を振って強引に話を止めた、この仕草も長くみていないと、苛立ちより懐かしい気持ちになる サラリーマンをしている親父、日本拳法の選手として大手商社に入り、その後のスポーツ事業の縮小で と、いうのは本人談で、お袋によると当時バブルで景気のよかった商社で結構気楽にやってたとか 631 :GIFT〜dad!(9):2007/10/29(月) 09:36:07 ID:j6bUPGv/ その後、ルイズは授業をサボり、エレノオールとカトレアも執務を中断し、午後のお茶会が催された 親父はお茶会でまで読書に耽るタバサに、背広の内ポケットから出したペンテルの赤サインペンを渡した 酒の入ったエレオノールは親父に、自分がアカデミーで研究を指揮してる送還魔法の自慢をしていた 親父はルイズの髪をクシャクシャと撫でていた、ルイズはウチで飼っていた猫のように目を細めている ルイズは暫くその言葉の意味を理解できなかったようだが、少し遅れてから茹でたように真っ赤になる 親父は俺とルイズの言葉をさほど聞いていなかった、ただ、俺達が交し合った目配せを確かめると頷き 医学が魔法頼りのこの世界での出産は命がけで、世継ぎの関係で若くして出産する貴族は特にそうだった 茹でて蒸らしたように赤くなったルイズは親父の背広をつつき、俺と親父を交互に見ながら小声で言った 全員の視線が俺達に向く、親父はそれに応えるように俺の話、俺の幼少期の話を嬉々としておっ始めた 俺の生き恥タイムが始まったらしい 632 :GIFT〜dad!(10):2007/10/29(月) 09:36:40 ID:j6bUPGv/ 親父は日が暮れ始めるまでのお茶と茶菓子と異世界の銘酒を楽しみ、一泊もせぬまま南へと旅立った 昼間っから一緒に酒を酌み交わし、すっかり親父に懐いたエレオノールは屋敷への宿泊を何度も勧めたが 「……いつか……その「ファミレス」とかいう異世界の美食処に連れてって…二人でゆっくり話しましょう 親父はエレオノールの眼鏡を指でヒョイっと取ると、化繊のネクタイでレンズを拭き、再びかけてあげた 「お国の未来を考えるなら、まず自分の眼鏡を綺麗に、あんたの幸せを大事にしな…またな、エルちゃん」 エレオノールはせっかく綺麗になった眼鏡を瞳から落ちる滴りで濡らしながら、親父と掌を打ち合わせた カトレアは馬車を提供しようとしたが、親父が自分のくたびれた靴を誇らしげに叩くと微笑んで頷き いい年して赤面した親父はポケットを探り、緑マルボロの箱を出して一本くわえた、あーあ、と思った 冷や汗を垂らし両手をバタバタ振りながら後ずさるルイズの両肩を後ろからガシっと掴んだキュルケは タバサは親父から貰ったサインペンを魔法の杖のよう胸に抱きながら親父を見つめ、横目で俺達を見ると ルイズは涙目で「ううううう〜〜〜〜」と唸った、俺が知らん顔をしてると足を思いっ切り踏んづけ 俺は歩き去る背中を眺めながら、親父が放り投げて行った煙草の箱と火のついてない煙草を拾い上げた 637 :GIFT〜dad!(10・5):2007/10/29(月) 10:00:09 ID:j6bUPGv/ それから少しして、ここからはるか南東の強豪国家アナトリア王国から面白いニュースが飛び込んできた これはずっと後で親父に聞いた話だが、「思ったより少なかった、替え弾倉さえいらなかった」との事 共和制国家の誕生を恐れる隣国ロマリアの法王庁はアナトリア国に神の罰が下るであろうと宣言したが 親父が人類で唯一「おもしれー奴」と認めるT・Eロレンスのアラブにおける活動に似ていなくもない 家名だけでなく魔法が使えるか否かで貴族という階層の生まれたこの世界、貴族制度が消滅した後の国で その国は国民の中から選出された代表者の議事と元商社マンの総理大臣によって運営されるようになり 異端審問に関与した聖職者や平民を無礼討ちした貴族は遡及法で「殺人犯」として終身懲役に処された 日本の商社から遠い異世界にやってきた俺の親父は、とんでもない武器をこの世界に撃ちこんだらしい そんな些細な事よりも、親父が遂に禁煙に成功した事のほうが俺にとってインパクトのある出来事だった 633 :GIFT〜dad!(11):2007/10/29(月) 09:37:42 ID:j6bUPGv/ 夜 俺は四つん這いになったルイズに背後からのしかかり、ルイズの女の部分を浅く刺し、苛めていた 「……あぁ……この犬!もっと…深く…主人に奉仕しなさい・・・・・わたしの中に……いっぱい出しなさい!」 「……ひぁ!……きゃっ……きゃん!…きゃん!…きゃいん!……あぁぁぁぉぁぁぁあんん!!」 桃色の犬は高い遠吠えを発して崩れ落ちた、口を開けハッハッと息を切らして舌を出し、涎を垂れている 俺の親父が召喚され、そして旅立った夜、ルイズはお茶の中にたっぷり落としたリンゴ酒の酔いもあって 俺は何か囁こうとしたが、彼女は「う〜」とか「がるる…」と唸り、開こうとする俺の口に噛みついた その後、俺がルイズをうつ伏せにさせて強引に腰を持ち上げ、後ろから貫くまで彼女の震えは止まらず 634 :GIFT〜dad!(12):2007/10/29(月) 09:39:09 ID:j6bUPGv/ 蹲っていたルイズが粗相の後の犬のような目で俺を見た、前足で俺の体を登り、首筋に鼻を沿わせる 「……サイト……もし……もしも……わたし達の間に……赤ちゃん……出来ちゃったら…… 視線を落として自分の腹を、居もしない腹の子を見つめながら話すルイズの顎を掴み、こちらを向かせた 「将来俺たちの間に産まれる子供は、貴族でも平民でもない『人間』だ!、俺はいつか生まれる子供に この世界に来て時が経ち、色々な人と知り合い、触れ合った俺が抱き始めた、未来へのささやかな夢 「……サイト……わたしも約束する!その世界でわたし、サイトの子供をいっぱい、いっぱい産むって」 再び俺にのしかかってきたルイズの尻を触る、板のような胸とちがってこっちは結構ボリュームがある 「……俺はいつかここを去る人間だよ…でも…嫁さんと子供を連れて、行ったり来たりも悪くないか、な…」 半分の月、そのひとつが雲に隠れ、夜空に一つだけの月が輝く、俺が居た大切な世界、今は遠くてもいい 「…………サイト…………あかちゃん……つくろ……」 親父の言葉などとうに忘れたルイズ、瞳は親父の言葉通りに澄んでいる、俺は少し欠けた月を指さした 俺はクリーム色の月を一瞥すると、ルイズの瞳を逸らすことなく見つめ、月の光の下でルイズと重なった いずれ時が経てば雲は流れ、夜空には二つの月が現れるだろう、俺はルイズの裸体、髪、胸、腹を撫でた 地球から遠く離れたこの世界、俺とルイズの生きる愛おしい世界の夜が静かに、そして熱く更けていく それはきっと、睦みあう二つの月から産まれた 贈りもの (完) |
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