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Last-modified: 2008-11-10 (月) 22:50:09 (5643d)
ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(火) 13:39:59 ID:X2pUolBx 王家と強力な大貴族ラ・ヴァリエール家の連帯という剣を、焼き入れをして強固に鍛えなおし、国内の封建諸侯に対しにらみをきかせ、政権の安定をもはかる。 「いや……政権の安定もなにも、すげー反発されてると思うんだけどね……あのタコ貴族ども、連日ねちねちと嫌味くれやがって……」 春風そよぐ王宮の庭。噴水は残照にきらめき、花壇にはとりどりの花咲きほこる。 が、それらの苦労など、宮廷や在野の貴族たちからの嫉妬と蔑視にくらべればなにほどのものでもなかった。あれこそ針のむしろである。 平民あがりの自分がアンリエッタと結婚して『夫君殿下』になり、ルイズを愛妾に迎えるという無茶苦茶な成りあがりっぷりである。貴族たちの嫉視は、それはもうすごいものだった。 平民からは意外な喝采をあびているのと対照的である。巷に流れる与太話では、才人はじつは東方から来た異国の王子だが、あえて平民身分でアンリエッタに求婚した流れになっている。 しかしながら。 (むしろ、今は三人ともそれぞれ、微妙に不幸な気がするんだけどね。お、アニエスさんだ) 庭で銃士隊員数名をひきつれて待っていたアニエスが、さっと敬礼した。 「陛下のおわす離宮まで、殿下の警護を勤めさせていただきます。 一夜ごとに交代で二人の部屋をおとなう才人だった。ただ、かならずしもそこで眠るわけではなく、寝室は王宮内に用意されているので、少女たちと会った後たいていはそっちに帰る。 「や、やめてくださいよその言葉遣い……」 「了解しました。いようサイト、風雅な夜だな。 217 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(火) 13:40:36 ID:X2pUolBx 剣の弟子に対し、完全な無表情で口だけ動かすアニエス。才人は頭をかかえた。 今から向かおうとしていた離宮の部屋で、大きなお腹を抱えているはずのアンリエッタを才人は恨みたくなった。 (だって姫さまとルイズが示しあわせて、俺に内緒で避妊薬[水魔法の産物]を飲むのやめてたんだよ……) 結果、まずアンリエッタが一発引き当ててしまったわけである。数ヵ月後にルイズ。 (姫さまの勅命で、怪しげな儀式に人間をささげてた教団を片付けて帰ってきたら、あの人子供できてたもんな……) もういろいろと勲功が蓄積されていたので、今回の功で貴族としての位が昇格、爵位授与される→どうにかこうにか結婚の資格がぎりぎりなくもないかも、という話→信じがたいことにラ・ヴァリエール家の後押し、という流れ。 意外に律儀な性格なので、責任を取ること自体は文句なかったのだが。 (まあそりゃ、フラフラしてた俺が悪いと言われりゃそれまでだけどさ。これでも双方の了解を得たうえで、配慮を忘れず双方に真剣だったつもりだぜ) ルイズにしろ姫さまにしろナチュラルに俺の意思は抜きで話を進めてくれちゃってさ、ほんと高貴な女性ってやつは……とこぼす。 要は真剣に二股だった。二人が配偶者と愛妾となった今、それも公的に認められたものになってしまった。現代日本では考えられないことである。 (ルイズが愛妾って、ようするに二号さんには違いないんだよなぁ……) どこかもやもやした気分で、宵闇濃くなりまさるイチイとヒイラギの並木道を歩き、離宮に向かう。 「どうした? たそがれた顔をして。なにか悩みでもあるのか? 「いえ、……まことに勝手ながら、なんだかルイズが可哀想かなと」 218 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(火) 13:42:12 ID:X2pUolBx 首をかしげて眉をひそめたアニエスだったが、すぐ「ああ」と納得した表情をみせた。 「いや、私も平民あがりでよくは知らんが、国王の愛妾というのは宮廷内でも相当に序列が高いはずだぞ。大貴族にとっても、自家の娘が王の愛妾になるのは悲願の一つというではないか。 「いや、俺、国王陛下じゃなくてただの『夫君殿下』だし」 「さあね、とおからず王配から国王に正式に昇格させられるかもしれん。どのみち王家とラ・ヴァリエール家は、貴様をかすがいとしていっそう強く結びついたわけだ。 全部あまりに淡々と言われすぎて、アニエスに気遣われたのか一貫して死を願われているのか判断がむずかしい。 「さて着いたぞ。私はこれで」 ………………………… 才人は白い柱廊を歩いて部屋に向かう。 アンリエッタは妊婦服をまとい、マホガニー材の机についていた。手持ち無沙汰にか仕事をしていたらしい。 才人が入っていくと、少女は少年を見て、どういう表情を作ったものかわからないという表情をした。 「あなた」 もう半年近いけど、その呼び方は微妙に慣れねえな、と才人は苦笑気味に思う。 「こんばんは。今日も仕事、どうにか終わりましたよ。 219 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(火) 13:42:49 ID:X2pUolBx 単衣のバスローブのように身頃を紐でとめるつくりの、ピンクの薄い妊婦服を着た女王陛下が、そっぽを向いて拗ねた声を出した。 「あなたには関係ありませぬ」 「……明日には仲直りしてくださいよ」 才人は苦笑いする。妊娠して離宮にこもってから、主君と腹心の少女二人は、完全に昔のような関係をとりもどしているようだった。しょっちゅう一緒にいて、ごくまれに争いもする。 「また、そんなものを……」 才人の手にあるものを見て、アンリエッタが眉をひそめた。憤懣を混ぜた愁いの表情になる。 「すぐそこでいつもの侍女さんが持たせてくれました」 「またあの人! 一度、よく言い聞かせなければ」 「怒ったらだめだって。俺も頼んでるんだから」 泣きそうな顔でアンリエッタが黙りこんだ。やたら楽しそうな才人がたたみかけるように香炉を持ち上げて示す。 「アンだってこれ好きじゃんか」 「嫌いです! その香も、あなたも大嫌いだわ」 うーん。今日は特に心が弱ってるらしい、と才人は見当をつけた。 「ごはんとかちゃんと食べました? 今夜も、いつでも始められるよな」 「こんな……いつもすぐ、こんなことばかり」 「すぐしたがるのは、姫さまじゃないかよ」 220 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(火) 13:43:25 ID:X2pUolBx 才人は手を伸ばして、妊娠服の裾から手を入れた。 「ひゃんんっ」 「ほら、もう最初からとろっとろ。お風呂のあと、下着もはかずに期待して待ってたんだろ。 ………………………… 天蓋つきの大きなベッドは、四隅にベージュ色のビロードの分厚いカーテンが垂れている。 高貴な者の閨のために調合された香が、くゆる煙となって香炉からたちのぼり、人の秘奥までわけいる濃香をほの暗い部屋に満たしている。 少年はベルトをはずして服とブーツを脱ぐ。裸になって驚くほどに柔らかいベッドに腰かけると、才人の尻がシーツに沈んだ。 「ぢゅぷ、はふ、ん、ちゅる」 始まったばかりなのに、もう何度も犯されぬいた直後のような表情。紅潮した顔を完全にとろかせながら、口唇で熱烈に男のものに尽くしている。 「そんなにしたかったんですか?」 からかいを含んだ才人の問いかけに、奉仕の口を離し、溶け崩れそうな危うさを感じさせる声で少女があえいだ。 「知っているくせに……!」 ふたたび顔を伏せ、羞恥を忘れたいかのように奉仕を激しくしてくる。 221 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(火) 13:43:57 ID:X2pUolBx 桜色の唇が、肉の実のようにふくらんだ亀頭にかぶせられ、やんわりと締めつけてきた。 男の肉に口内を満たされ、部屋の香に混じるくらくらするような男臭をいっぱいに吸い込む。 「あ、すごいえっちな顔してる」 才人の手が、顔の前に落ちかかっていた少女の前髪をさらりとかき分けて、淫らな奉仕に没頭するアンリエッタの顔がよく見えるようにしてきた。 「ちゅる、ん、む、ぢゅ」 愛戯のためあがなわれた奴隷のように、夫の前にはべり、ひざまずいて口だけで懸命に奉仕していく。 ほっそりした上体で、そこだけ豊麗に円やかな二つの乳房は、もともと大きかったのが妊娠してさらにサイズ増量している。 「っと……」 才人は乳房の谷間に自身をはさまれて、思わず腰が浮くほどに射精欲を刺激された。 「おっぱいすげーぷりぷりに張ってる。それだいぶ母乳たまってますね、後で出すの手伝いますよ。 言葉でなぶられ、屈辱と羞恥を伏せた目にきらめかせて、アンリエッタの呼吸が浅く速くなる。すっかり欲情しているのは確かなのだった。 「はやく終わって、わたくしにもして……」 体の暗く熱いうずきに耐えきれず、ほんのかすかに声をもらした。 222 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(火) 13:44:32 ID:X2pUolBx ミルクをふくんでたぷんと重い乳房で肉棒をつつみ、両手を乳房の横にそえて揺すりたてていく。 「う、うわ、すげー……っくそ、やべ……」 すぐ出しちまうかも、と才人のうめきが頭上からふってきた。 腫れた乳首が少年の下腹でこすれ、たまらないむず痒さをともなう快感があり、ついでそこでじわっと温かいものが漏れた感覚があった。 「きょ、今日は飲んでほしいんですが。もうすぐ出ますんで。 それを聞いてぶるりと、腰がわなないた。 「あー……もしかして、想像して興奮しちゃいました?」 頭上から聞こえるからかうような少年の声に、茹だった頭でぼんやり反論する。 「だって、あなたが、いやらしいことを言いますから……」 「いや、それ何かちがうでしょ? 「――んひいぃっ!」 いきなりきゅっと、にじんだ乳汁にぬめり光る膨れた両乳首をつままれ、アンリエッタの喉から甘い悲鳴がもれた。 「ひぃ、や、やめて、お乳止まらなくなりますっ、あふぅっ……!」 223 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(火) 13:45:07 ID:X2pUolBx 「あ、ほんとだ。ぴゅぴゅって出た。 「そんなぁ、あ、くぅ、やめて、気をやってしまいます、ううう……っ」 二つの白い牝肉を、淫らな玩具のように使われて肉棒をしごかされる。 「くう……ふ、あっ……、前に言ったではないですかぁ、あんん、切ないの、お乳だけで気をやらされるのは……」 この前のときはひどかった。 両手を後ろで、柔らかい白絹のスカーフをつかって縛られ、ひざまずかされて、今のように両乳首をつままれて乳肉を『使用』された。 まさか拘束された手をほどかれた後、そのまま「じゃーねー」と帰られるとは思わなかった。 潮や愛液でぐっしょり濡れたシーツを見ても、その中年の女官はなにも言わなかった。 「じゃ、どうすればいいのかわかるだろ? 乳房をなおさら激しく上下させられる。さらに才人が腰を突きあげ、ぷりぷりした肉で本格的に自身のものをこすりはじめた。 疼痛さえある敏感な乳首を、手綱でも引くようにつままれたときから、心はとうに折れかけていた。 「い、言います、言いますう、 224 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(火) 13:45:37 ID:X2pUolBx 「どんなことを考えたって?」 「お乳もうやめてえ、ん、ん、あなたの精を飲ませていただいてっ、そ、それからご褒美に、お口でしてもらうことをぉ…… 「んー、もっと具体的に言えるだろ、ほら」 「とめてくださいましっ、あ、い、イきそ、う…… いつものように卑語を言わされ、直後には、望まなかったやり方での絶頂を申告する声が響く。 と、才人が左手でアンリエッタの肩を押さえ、右手で自身のものをしごきながらベッドから腰を浮かせた。 「く、こっちも出すから……!」 直後に、ぶぴゅりと精液が噴き、びちゃびちゃとアンリエッタの栗色の髪を白く汚していく。 「いや……なんで、飲ませてくれると言いましたのにぃ……」 かそけくうめく少女は、そろそろ自分がなにを言っているのか分からなくなりつつあるようだった。 酔い痴れたように完全にぺたんと床に座りこんだアンリエッタの肩から、するりと薄衣がすべりおちた。 ………………………… 225 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(火) 13:46:12 ID:X2pUolBx ともに全裸でベッドの上に向かい合ってすわる。 ミルクに濡れそぼつ右の乳頭を口にふくみ、勃起してもやはり本質は柔らかいその赤肉を舌でころがして吸いあげる。顔の前にある張った乳肌を、爪で軽くそっと掻いた。 ……まず右乳房、それから左乳房を搾る予定だったが、才人に右の乳を搾られて我慢できなくなったのか、気がつくとアンリエッタが自分で左の乳をさわっていた。 「……っ、……ふ……」 ぴゅっぴゅと白い乳汁を絞り出すたびに、押し当てたこぶしの隙間からふっ、ふっと息が漏れている。 枕頭の桃色の明かり。 それに照らされて淫麗にぼうと輝く、妊娠した若い牝の体。 シーツにこぼれる乳汁の薄い白さ。 香炉からたちのぼる閨の香煙が、熟れた官能香を部屋に満たす。 それとは別に、孕んだ若妻の体から立ちのぼるマーキングされた雄の精の臭い、そして牝の発情の匂い。 情夜、というべき妖しい宵。 才人は乳首を前歯でちょっと噛み、さざめくように弱々しく体を揺らす少女の反応を楽しんだあとで、ちゅーっとひときわ強く吸いあげた。 あふ、と息をもらし、濡れた瞳をぼんやりとうるめかせるアンリエッタが、催促するように左乳房をもちあげた。 226 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(火) 13:46:42 ID:X2pUolBx 「待ちきれなかったのかよ? 自分で搾るなんてさ」 アンリエッタのとろけた顔が恥じらいを浮かばせた。 「だって、お乳が、もよおして……」 ……わ、わかっちゃいたけどこの人やらしー体だな、と思いつつ才人は左乳首も口に含んでやる。 左乳房を吸いながら、才人は手で右乳房を愛撫する。 「ぅ……くぅん……ふっ……」 また達しそうになっているのか、きゅっとアンリエッタが才人の頭を抱きしめる。 「うぁんん、ひんんんっ……おちち、きもちいい、ぁああ、いくぅ…………んんむっ!?」 才人が顔をあげ、アンリエッタの肩をつかんで唇を急に重ねた。 ミルクと共に口内にすべりこんできた才人の舌を、胸での切ない絶頂の余韻とともに味わわされる。 頭の中にかかる温かい蒸気は、クリームがかった肉色。 (におい、においがだめ) 室内に充満する香。秘めやかな息づかいと桃色の明かりの中で、何よりもその濃厚な香りがアンリエッタの情火をあぶるのだった。 227 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(火) 13:50:39 ID:X2pUolBx 結婚する前に、蒸し風呂で肌を重ねたときも、媚薬めいた甘い花々の香のなかだった。 (こんな、淫らがましい) 竜涎香、麝香、黄熟香そしてほかの様々な香を混ぜ、特別な霊薬だか何かを入れてあるこれは、結婚した王族のため調合される秘伝の香だということだった。 動物の分泌物が主体の香。 花実が熟れ腐れていくような濃く甘いにおい。 発酵が進んだヨーグルトのようなにおい。 精液のような。 それらが渾然と混じり、溶け、淫らなやるせなさを体奥から呼び覚まそうとする。 官能を強引に引き出して、男と女を雄と牝に戻すための、高貴なくせにこの上なく淫猥な香。 ぷは、と才人がようやく唇をはなし、つかんでいたアンリエッタの肩をそっとベッドの上に倒す。 お腹の大きくなった少女は肌をほんわり上気させながら、乳房の下で自分の体を抱きしめ、惑溺したように艶かしく身をよじって哀しげな声を出す。 「ああ……このお香はやっぱりいやぁ…… アンリエッタはとうに腹に子を宿しているのだが、二日に一度か三日に一度の情交では、かならずこの香の中で抱かれ、執拗に体に覚えさせられていた。 (出産間際で精神が弱くなってるのもあるんだろうけど、姫さまさすがにそれは被害妄想……かな?) 才人は首をかしげた。 228 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(火) 13:52:35 ID:X2pUolBx 「いやほら、姫さまが産まなきゃ王家直系は断絶だし。みんな王家のために頑張ってくれてるわけです」 「ですから、やや子ができた後なのにこの香を使う必要はないではありませんかっ」 アンリエッタの抗議に、才人は真剣な顔になって親指をぐっと立てた。 「いや、産まれるまでが勝負ですから」 「そ、それ何の答えにもなっておりませ――ひゃううううっ」 とうにべとべとの股間に、才人の手が差し入れられ、少女の秘部を浅くかきまわした。たったそれだけで口を封じられる。 「ほら、約束どおり口でしてあげますって。脚開いて」 ………………………… このあえかなる春の夜。薄くたゆたう香の煙。 艶情が溶けだして満ちたような室内の空気。 豪奢な寝台の上であお向けに横たわり、開いた脚の間に顔を埋められてすすり泣く少女の声。 「ぅ、ふぅ、イク、またイくぅぅ……」 嫌味なほどに柔らかいシーツの海で溺れるように、アンリエッタは才人ににがっちり押さえつけられた腰以外をくねらせて泣き悶える。 才人に両太ももの内側をおさえつけられて脚を押しひらかれ、もうずっと勃起しているクリトリスを執拗に口唇で愛撫されていた。 強烈すぎる刺激に、最初は何度も勝手に腰がはねて反抗しようとしていたが、今ではすっかり屈服して快楽を受けいれ、弱々しくわななくのみだった。 229 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(火) 13:53:26 ID:X2pUolBx 「ぁ、あぅ、あんんん、イクぅぅ……イっておりますう……」 鋭い絶頂を間断なく叩きこまれ、焦点が合わなくなった瞳を宙にさまよわせながら、アンリエッタは呆けたようにそれしか言えなくなっている。 肉豆を責められると、最初こそ泣きわめくように暴れようとする肉体も、長く続くとあきらめて麻痺し、くったり快楽にひたるのが常だった。 と、才人が唇から糸をひいて顔をはなした。 「気持ちよかった?」 「……ぁぁぁ…………はいぃ……」 よだれを桜色の唇に光らせ、けだるげにぴくぴく身を震わせながらアンリエッタは陶然とつぶやいた。 「刺激変えてみます?」 ………………………… 「いやあ、そんなところはいやぁ!」 アンリエッタはうつぶせになってお尻を上げ、上体は大きなクッションに腕をまわして抱きつく格好。 肉豆咬みにつづき、玉なす肌の真裸を、異質の快楽で上気させられる。 「ほら、ベッドにひざついてお尻ちゃんと上げて。そうそう、お腹に負担かけないよーに。 「ちがう、ううぅ、ちがいます……」 230 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(火) 13:54:07 ID:X2pUolBx その否定が嘘だと、自分でもよく知っている。 以前にそこを執拗に調教された期間があった。 それから、そこに触れられるたびに拒否感を示しながらも、責められながら体が勝手にぞわぞわと変質して屈服しはじめ、罪深い快楽を得てしまうようになった。 このときは、表面を舐められているだけだったけれど、そこがもうひくひく蠢いているのは自分でもよくわかるのだった。 「じゃ、前も一緒にしとこうか。 「ひぃんっ」 ぬぷんと蜜壺に指を入れられ、恥骨裏に指をひっかけられた。 悪寒に似た性感が、剥いたゆで卵をふたつ並べたような美しい尻肉をわななかせる。 涙に目をうるませてくらくらする香を吸いこみ、下半身をいいようにされて恥悦を味わわされる。 「ィ……くぅ……」 クッションから離した可憐な唇をふるわせ、悦楽と恥ずかしさに煮えた声をつむぐ。 ……が、少年の責めはまったく変わらなかった。 「あひ、やああぁ、今き、気をやっておりますのにぃ、おしりだめぇ、 231 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(火) 13:54:46 ID:X2pUolBx 無意識にぐぐっと腰を背後に突きだし、才人がこすりやすいように体が協力してしまう。 「ぉ、ぉあ、ああああああああ、 「っと、ほんとに一杯出るな……あーあ、俺ぐしょぐしょ。 「は、はずかひいぃ、くぅぅぅんっ、とめひぇ、とめてぇ……」 言葉責めに被虐感を刺激され、アンリエッタの瞳がいっそうとろんと濡れる。 ………………………… 陶器の香炉からくゆる煙は、濃い乳色の霧のよう。 アンリエッタは柔らかすぎるベッドの上に膝立ちになり、重なる絶頂での消耗と腹の重さによろめきながら、カーテンにしがみついて鳴き続けていた。 いまは後ろから才人に抱きしめられている。彼の両手が腰の前に回されて、アンリエッタの股間でぐちゅぐちゅ動き続けていた。 「ああ駄目、いき、イきますう、あああっ、ああ……」 白いのどを反らし、アンリエッタは乱れきった声をほとばしらせた。 「準備、ちょっとできすぎかな、コレ。じゃ、そろそろ入れますんで、お尻ちょっと突き出して。 待ちかねたというふうな才人の声に、のろのろと頭を上げて、どこか諦めた者の悲哀をただよわせてつぶやく。 232 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(火) 13:55:51 ID:X2pUolBx 「あ……また、『やさしく』……」 抱きしめられたまま、ぬる……と膝立ちで背後から侵入される。 「んっ、ん」 アンリエッタはまぶたを伏せ、静かな侵入者を受けいれる。 抱かれる若妻は、熱く火照った肌をぽうと薔薇色にそめたまま、絶望と艶情のこもった吐息をついた。 少女がもろい雪の結晶でもあるかのように、少年がゆっくり繊細に腰を動かしてくる。 数日前の夜のキスマークも、まだかすかに残っているはずだった。 「いやー実は、ずっとこうして痕をつけたくってさ。 アンリエッタの苦悩も知らず能天気な言い草に、しぜんと押し殺した怒りのこもった声がもれる。 「……わたくしは世話役の侍女たちに、いつも見られて恥ずかしいのですが」 「え? あ、ああいや、そういえばそうだよな。って、もしかして朝のお風呂とかも一人じゃ入らせてもらえないとか?」 まさかと思ったのだが、アンリエッタに背を向けられたままこっくり首肯され、才人は顔を赤らめた。 「……つーことは、髪や体にこびりついた俺のせーえきとか全部見られてるのか……そうだよな、考えてみればアンの世話からシーツ交換とか全部あの人たちの役目だし。 233 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(火) 13:56:28 ID:X2pUolBx 「わたくしのほうがずっと恥ずかしいですわ! なんだか妊娠してから、逆に王宮内の立場が弱くなった気がする。自由のほうは、これはもう完全に奪われているのだった。 「ご、ごめん。でも、本当に仕事覚えるのが忙しいんだよ。 と、才人は腕の中のアンリエッタが細かく震えだしたのに気づいた。様子がおかしい。 「……こうなったことを、やはり怒っているのですね? 本当に出産前後は精神が不安定な時期であるらしい。個人差もあるだろうが、少なくともアンリエッタはかなり振幅が大きいようだった。 「ち、違うって。どちらが一番とかじゃ……」 たしかに、才人はルイズに対し深い情愛がある。が、アンリエッタに対しても、それとはまた微妙に違う種類の情を抱いているのだった。 「え、えっと、そんなことないってば。ほんとに」 けっきょく才人の頭では、ろくな言葉がとっさに思い浮かばない。口のうまい男がまったくうらやましいものである。 「あ、や、またそんな……!」 アンリエッタはたちまち元通りに情火を燃え上がらされ、眉を切なく下げて恨み言をこぼす。 234 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(火) 13:57:03 ID:X2pUolBx (また……あのように抱かれるのね) ………………………… 長い夜。 少女が懸命にしがみつく滑らかなビロードのカーテンが、夜のなかで白くおぼろに揺れる。 物憂い快楽に、かすかなあえぎが弱々しくもれる。彼女の浸されきった官能の毒がしたたるような声。 「……ぁっ……ぁ、ぃ……」 才人のものを浅く埋められた蜜壺から、肉棒のカリが引き出されるたびにどろりと蜜がねばり落ちる。 「ぃく……」 何度も訪れるようになった穏やかな法悦の境地に、またじんわり上らされ、媚毒に溺れきった表情で報告する。 「く……また、いく……」 乳房を背後からまわされた夫の手にこねられて、柔媚な肉がむんにゅりとゆがみ、ぷくんと膨れた乳首が白い乳汁をにじませた。 「気持ちいい?」 「あ……あ……きもちいい……つらいぃ……」 アンリエッタのぽうっと血の色を透かしてしとどの汗で濡れた肌は、湯気さえほかほかと立ちのぼりそうなほどだった。 235 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(火) 13:57:53 ID:X2pUolBx 「あ、自分で腰使ったらだめだってば。いいから任せといてよ」 ふらふらと後ろに突きだされて揺れてきた少女の腰を、言葉でとどめる。 「……もういいでしょう、もう……」 深く挿入されて子宮口を小突かれ、重い絶頂を味わわされて体を満足させてもらっていたのは、もう半年近くも前のことだった。 それを、「大事な体だから」という理由で、もうずっと与えられていない(似たような理由で、子宮を揺らすようなアナルセックスも禁止)。 そのくせ閨の情交だけは三日とおかず続けられ、体をずっと火照ったままにされている。 「ん、そうだな、そろそろやめようぜ。二人ともいっぱい楽しんだしね」 「そうじゃないの、ぁぁ、わかっているくせに! 「それはだめですってば。あ、そろそろ出ますよ」 「ゆるして、ゆるしてくださいまし、そんな浅いところいや、ちゃんと動いてええ…… 膣口のあたりだけでくちゅくちゅと肉棒をしごかされ、必死に精液をもらおうと吸い付く粘膜。 「俺も気持ちよかったー。ありがと」 才人にちゅ、ちゅと優艶なうなじに口付けられ、そこからさざ波のような快美感が走る。 「いやぁ……終わらせないでっ、まだわたくし」 本当のところ、続けたところで救いがあるわけではなかった。それでも、いつも求めてしまう。 236 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(火) 13:58:34 ID:X2pUolBx すぐにアンリエッタの脳裏に薔薇色のもやがたちこめる。 「だめだって。激しいのは禁止です」 「そんなぁ、う、う、ひん、奥、もっと奥にきてくださいまし、 アンリエッタの腰を固定したまま、膣口の肉の輪状の粘膜で、亀頭だけを少年がしごいてくる。 「ぅぅぅ……イくぅ……」 涙を紅潮した頬に流して歯をくいしばり、臨界点の向こう側へゆっくりと越えさせられる。絶頂の一線をいつのまにか、ふらりとまたぎ、また一歩さがってこちら側に戻ってくる感覚。 「んん……イきます……ひっく、くるしいのぉ……」 無惨なほどの官能香のなかで時間の感覚がぼやけていく。どのくらいつながっているのかよくわからず、ただ薄明かりの中でじっとりと、気だるい絶頂にひたらされる。 「そ、それ、強くしていいですから……あ、やだ、なんでそんな……!」 もう、肉豆さえいじめてもらえない。包皮を戻されてその上からゆるゆると、ほとんど力を入れないかすかな触り方で揉まれているだけ。 「――もう嫌ぁぁっ! なんで、なんでもっと動いてくれないの、思いきりして、奥まで乱暴にしてええっ」 あ、来た。そう才人はつぶやいた。途中で癇癪を起こされるのも慣れっこである。 「奥にはもう赤ちゃんいるだろ? 大切な体に何かあったらこまるしさ」 「少しくらいならかまいませぬっ、ん、んんん、くぅ、 237 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(火) 14:00:02 ID:X2pUolBx 「と言われても、御典医や侍従長さんからきつく言われてるしさ。激しい性行為厳禁って」 「ラ・ポルトなんか悪魔のおやつになればいいんだわ!」 「そ、それはちょっとひどい言い方のような……」 じっさい婚姻の儀の後、才人がラ・ポルトに会ったとき侍従長は、大切に育ててきた姫君を孕ませた悪虫の首をこの手で締めてやりたいという目をしながら、こまごました注意を与えたのである。 「あまりわがまま言うなよな」と才人はつぶやき、右手でアンリエッタの腰をつかみながら、左手で肉豆を包皮の上からつまみ、軽く圧迫する。 「ふつうの女の子は、丁寧に抱かれて満足するんだってば。アンだって結婚して最初のころは、優しく抱いてもらえるようになったって喜んでたじゃないか。 「認めました、何度も何度も認めたではありませんかぁ! 「んー。どこをどうされたいのか、具体的に言ってくれたら気がむくかも」 「……おま○、こ……おま○こぐちゃぐちゃにして、やや子の部屋まで突いてっ、あなたのおち○ぽを奥のほうでしゃぶらせてぇっ! 花からこぼれる露のような涙をぽたぽたこぼす。 生殺しに耐えかね、途中からは乱れた痴態をさらしながら、苛烈な責めを乞う。 そこまでしても、才人が以前のように激しくしてくれることはなかった。泣いて懇願を繰りかえし、それでも延々と浅く優しく犯される夜。 今も両手で腰をがっちり固定されて、興奮の限界に達してわななく蜜壺をゆったりと犯され続けている。たまに奥まで入っても、けっして子宮まで行くことなく肉棒が引き戻される。 「奴隷にでもなんにでもなりますからして、これ以上わたくしを嬲らないでぇ、あ、あああん、……いくぅ……、 238 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(火) 14:00:53 ID:X2pUolBx 「どっちですか? いじめられたいのかそうじゃないのかわからないんですが」 「え、ひぁ、ぁ……あれ? ひっ、くぅん、また、いくぅ…… もちろん才人には、支離滅裂なアンリエッタの言葉の意味はわかっている。 (慎重な行為をしてたのは最初は本当に、おっかなびっくりだったからだけどさ…… 正直、トリステイン有数の麗人が自分の腕の中でここまでくねり悶えるさまは、見ているだけで楽しい。 親しい者しか知らない別の一面では、わりとおてんばで、我が強くて、時々まわりが見えず、感情的で激しくて、そのくせ寂しがりやでひどく弱い人。 (そばにいてやりたい、なんて思う一方でなんだけどさ。 「っく……く、いく……堪忍してぇ、 少女はぬちゅぬちゅと抽送を受ける腰をぶるりと振るわせる。つながったところから、発情の証である蜜を休みなくこぼし、惨めにシーツを濡らしている。 「すこしだけでいいのれす、ほんのすこし、ほんのちょっとらけお情けをくださひぃ……」 「少しね。それでいいんなら」 才人がそう言うと、腰を進めておずおずと肉棒を進めてきた。 「〜〜〜あっ、」 じゅわぁと白く脳裏がうるみかけたところで、すぐに肉棒がひっこんでいく。 239 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(火) 14:01:34 ID:X2pUolBx 爛熟しきった肉体をさらに追いこまれ、少女がとうとう獣のように乱れた叫びをあげて体をゆすった。 「いやぁ、ゆるひて、どこまでっ、どこまですればゆるひてくださるのぉ、 ………………………… 淡いランプは枕元。 若いつがいが体位を変え、正常位で結合している。 香炉の香に負けないほど、淫艶な香気を桃色の汗肌からくゆらせた少女。 そのかわり、ひとさし指と中指を口に入れてペチュペチュとねぶる音が室内にひびいている。先ほど、のろのろと自分の髪にこびりついていた精液をすくいとった指だった。 魂を飛ばしたように、意思の光の消えかけた瞳の焦点はどこか遠くをさまよっている。 「ん、三回目きそう……今日はこれで最後にするから」 才人がアンリエッタに声をかける。 それでも、横を向いていた顔がのろのろと上を向いて、細められていた目が開かれ、焦点が合っていないながらも才人を見る。 240 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(火) 14:02:15 ID:X2pUolBx がぶ。 「いでででででででで!?」 才人は手におもいきり噛みつかれて悲鳴をあげた。 「ででででで! ま、待ってくれ! 悪かった、意地悪したのは悪かった!」 ふーっ、ふーっ……と息をつきながら、アンリエッタがようやく男の手から口を離す。 「わかったよ……ちょっとだけだからな」 細心の注意をはらって、腰をじりじりと進める。 「ゃあああああっ、あ、ふ、やっと、きてくれた、のですね」 柔熱い膣奥の肉が、にゅるにゅると巻きつき、なかなか訪ってくれなかった男に拗ね甘えるように引きしぼる。 子宮口に亀頭をぐりぐり押しつけるように、腰を押しまわす。 「あふ、ふ、イく、きもちいいの、イクう、小さいのいっぱいくる、んん、んく」 奥をこじられるだけで何ヶ月分もの溜まっていたものが次々来ているのか、手で乳房の下を抱くようにして、少女は肉の歓楽に細かく震え続けている。 望まれるとおりぐりぐり圧迫してあげながらも、おなか大丈夫かな、と才人は心配になって、赤子を宿したアンリエッタの丸い腹をそっと撫でる。 241 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(火) 14:03:23 ID:X2pUolBx 「わ、うわ、出る……!」 才人はやけくそのように、どくどくと脈動しはじめた肉を子宮口に押しつけ、亀頭がそこの輪をくぐってしまいそうなほどぐりぐりと押しこんでいく。 「あ、くる、きておりますぅ、くぅん、イきますぅ、っ、んんんんんんんーーっ!!!」 「わっ、こ、こら、いきむんじゃない!」 アンリエッタが何ヶ月ぶりかで味わう深い快楽。強烈に白く五感がくるめき、子宮が緊縮する。 「はっ……かひゅ……はひっ……はーっ、はひっ……」 激しい絶頂に、過呼吸気味になって新しい涙をこぼす。 温かいミルクの海に沈むような余韻。 「は、破水するかと思った……」 「あなたぁ……」 艶麗に崩れてトロトロになった体と思考。 「今のがもうすこし、欲しいの……」 「さ、さすがに危険っぽいから……あのさ、俺だって意地悪ばかりで焦らしてたわけじゃないって。 そう言ってアンリエッタの腹を撫でたまま、才人がちゅぷ、と萎んだ自身のものを抜いていく。 242 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(火) 14:04:12 ID:X2pUolBx 「あ……蹴っておりますわね……」 「驚いたんじゃねえかなぁ…… その言葉に、アンリエッタの目が潤みをたたえてとろんと揺れる。 「んん……はい」 そう言って少女はやや身を起こし、シーツの上をゆっくりとはいずって、ベッドの上に尻をついて座っている才人のほうに頭をむけた。 「……姫さま? あ、ああ、清めてくれるんだっけ」 少年の脚の間でしどけなく横臥しながら、萎れてちぢみかけた男性器を、白魚のような指でそっと下から持ちあげ、顔を寄せる。 体にしっとりととろみを帯びて、アンリエッタは才人のものを濡れた薔薇の花弁のような唇にふくんだ。 「あ、ありがとさん」 戸惑う才人の声。 「だって、わたくしはこの先、夜はあなたにこうして仕えなければならないのでしょう? 手をそえてちゅ、ちゅ、と才人のものに口付ける。 「あなたとのやや子、わたくしがんばって産みますから、 243 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(火) 14:05:01 ID:X2pUolBx 才人が沈黙した。 「…………あのさ、わかっててやってんの? それ」 「え? ……あれ、また大きく……?」 「すみません、久々に今夜はもう一回だけしたくなりました。 「だって、先ほど三回で終わりと……? え?」 ………………………… 「もういや、もういやああ……!」 またベッドの上でクッションを抱かされてうつぶせに組み敷かれ、少年の手で片腕を背中にねじあげられるように拘束されたアンリエッタが、乱れた泣き声を上げた。 せっかく少しなだめられた淫情の火は、とっくに再燃させられていた。 「あ、えっと、俺出る。これで終わりにするから」 「ああ……せめて、せめて最後にもう一度お情けを……いや、抜かないでぇ、 女肛に少年の指先がもぐりこみ、浅くツプツプと出し入れされながら、背中に精液をびちゃびちゃとかけられていく。 肉棒を奪われた蜜壺が、さみしそうに膣口を開閉させてぷちゅぷちゅ蜜をシーツにこぼした。 「ひっ、い、いや、お尻はもういりませぬっ、抜いてっ」 「今日もう終わりだし、サービスで。ほら、こっちも触ってあげるから」 244 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(火) 14:05:33 ID:X2pUolBx 才人がそう言うと片腕を拘束していた手を離し、少女の腰の下に手を入れて肉豆に触れてきた。 汗に濡れたきれいな栗色の髪を振りながら、アンリエッタはシーツをかきむしるようにして媚声をしぼらされた。 「ひ、ん、ううぅ、ぅ、イくぅぅっ」 発情しきった肉が、恥辱的な絶頂をもどかしげにむさぼった。 この絶頂もやはり、かえって体を追い立てるだけだった。 パールピンクのランプに照らされる裸身が、汗に濡れ光りながらもぞもぞとうごめく。 「ひっく……うう…………うぅ……ひとでなしぃぃ……」 体が淫欲にすっかり燃えさかっている。完全にもとの木阿弥だった。 「まあまあ。えっと、順調ならあと一ヶ月くらいで出産かー。 「…………いやあ……あと二ヶ月なんて、その前にわたくし気が、気が触れておりますぅぅ……」 |
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