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Last-modified: 2008-11-10 (月) 22:54:12 (5639d)

落ち延びた二人 後編  アトピック

 

「あ、あの。ジョゼフ様?」

ジョゼフの下半身を拭くべく、彼のズボンとパンツを降ろすとそこに見えたのは勃起したジョゼフの息子であった。

「すまんな、私の愚息はきかんぼうでな」

さも平然と言った風にジョゼフは言ってのけた。

「ふむ、それよりこれどう思う?」
「すごく………大きいです」
「お前はこれをどのように拭いていたのだ?」
「え…、そ、それは。その、こう手を使ってゴシゴシと」

さっきまで寝ていたとは思えないくらいジョゼフは立派な愚息をシェフィールドの目の前に突きつけ、問いただした。

「よし、それなら。いいぞ、許す。さぁ、拭け」
「え?い、いや。ジョゼフ様?」
「拭けといっている、ただし手ぬぐいは無しでだ」

なんかやたら強気なジョゼフ王、そんな王の様子にシェフィールドは折れ白い手でジョゼフの愚息を包んでいった。

「お、おぅ…。何か手馴れてはいやせぬか?」
「そ、そんな事は…」

ゆっくりとした手つきでシェフィールドの手が上下する、強いのか弱いのかの微妙な手加減とその動きにジョゼフは呻いた。しかし、シェフィールドの擦るソレはその刺激のせいもあってかより一層硬さを増していっていく。

「むぅ…しかし、ただ擦っているでは垢すりにしかならんな。やはり、洗ってもらわねばな」
「?」
「シェフィールド…、お前のその口で私のモノを綺麗にしてくれないか?」
「っ………!」

ここでジョゼフからまさかの申し出があった。これにはさすがのシェフィールドも驚いた、と同時にある疑念が彼女の中に生まれた。それは、意識不明だったこの二ヶ月の間ジョゼフは実は起きていたのではないか?
という疑念である。ケースこそ稀だが、意識不明だった人間が実は目が開けれないだけで意識だけは明瞭だったという話をなんかの本で読んだことがある。いや、読んだんじゃないかな?ともかくとしてジョゼフは実はそのような状態にあったのではないか?それならば、ジョセフが先ほどから自分に対しセクハラを強要するのも合点がついた。
というのも実はシェフィールドはある日下半身を拭いた時、ジョゼフのそれがむくむくと大きくなっていったのを目の当りにした事がある。今年で2X歳になるが男性経験のないシェフィールドにとって、それは衝撃的な光景だった。そして、性の知識が文献あるいは耳年増な女性達の話を立ち聞きしていたくらいしかなかったシェフィールド。ここで大きくなったモノをマジマジと見つめて『そういえば溜め込むと体に悪いんだったけ』
という思考が先立って、指名半分興味半分でジョゼフのモノをしごき始めた。手から感じる男の硬さと熱さ。
そして特有の匂いを感じつつ、顔を紅潮させながらシェフィールドはジョゼフのモノをしごく。しかし、やれどもやれどもカウパー液はでるが、肝心の白い液体が出てこない。手馴れぬシェフィールドの手淫ではジョゼフを絶頂に導く事はかなわなかったのだ。こうなってくるとシェフィールドもなんとか射精させようと頭を働かせる、そうしていきついた答えはフェラチオ。口でやったら気持ちいいという話を聞いたのを思い出し、早速実践してみた。
むせかえりそうなジョゼフの匂いにくらくらしながら、シェフィールドはその口を開けてぱくりとモノを飲み込んだ。
聞いた話と文献から得た知識を総動員して歯を立てないよう、唾液を分泌させ口を上下にゆっくりと動かす。
おそるおそる舌を伸ばして、ちろちろと亀頭の先を舐める。そして、軽く吸い上げた時不意に口の中に熱く粘り気のある液体が放出された。当然、予期していなかった為シェフィールドは咽た。そして自分の手のひらにその出された液体を吐き出すと、そこで初めて自分がジョゼフを射精に導いた事に気が付いた。これがシェフィールドの初めての奉仕経験となった。そして、その日を境にシェフィールドは何日か起きにジョゼフのモノを慰めるようになった。
この一連の流れは、所詮ジョゼフのあずかり知らぬ所と思い込んだシェフィールドの暴走によるものだが。果たしてこの時、ジョゼフが『意識のみ』回復していたとしたらどうだったであろうか?真相は結局ジョゼフのみぞ知るといったところではあるが、いえる事は一つシェフィールドはこの二ヶ月の間に奉仕技術が上達したという事だけである。

さて、話は戻して。ジョゼフはシェフィールドに口で奉仕するように頼むとさらに一言付け足した。

「ああ、そうだ。どうせなら、お前のその胸で挟みながらしてくれないか?」

いわゆるパイズリである。さらに踏み込んで言えば暗に服を脱げと言っているのである。
この主の言葉に対しシェフィールドは羞恥に顔を染めながら、服を脱ぎ始めた。着ている服は粗末なワンピースであるので当然、脱ぐと即下着姿。カーテンは閉め切っているとはいえ、まだ昼間の時間帯。細身ではあるが付いているとこにはしっかりと肉がついているシェフィールドの熟れた体がジョゼフの眼前に晒された。黒のレースの付いたパンツが色気を沸き立たせた。
そして、コルセットを外すと人並みより少し大きいサイズの胸がプルンと揺れた。

「こ、これでよろしいでしょうか?」
「おぉ…、中々いいぞ…」

シェフィールドがジョゼフの前に前かがみになり、その胸でジョゼフのモノを包み込むとジョゼフはその柔らかい感触に感嘆の声をあげた。そして、シェフィールドはその声を聞きながらビクビクと脈動するジョゼフのモノを咥え込む。

「う…、そう。そうだ、胸はそのまま挟み込んで口は上下に…。舌はもっと全体を舐めるように、だ」
「ん、んん………」

ジョゼフの指導を聞きながらピチャピチャと音を立てながらシェフィールドは奉仕に夢中になった。
ジョゼフも、そんなシェフィールドを見て優しく目を細めた。そこにはあの狂った王の面影は微塵も感じられなかった。

「お…、そろそろでそうだ………。そのまま、飲んでくれないか?」
「ふぁい、わふぁりまひた」
「おお、その舌使いに…っ、出る!!」

ドピュっとシェフィールドの口の中で音がする。何日か置きに熟成されたジョゼフの精液がシェフィールドの口内を犯す。
前もってしらされていたシェフィールドは咽る事もなく、その精液を飲み干す。一滴も漏らさぬよう軽く吸いつくとジョゼフから情けない声があがった。

「ああ、よかったぞ。シェフィールド………」
「ジョゼフ様が喜んでくれるなら、私はそれだけで…」
「よし、ごほうびをやらないとな。シェフィールド、下も脱いで跨れ」
「!!それは…」
「とはいっても、体が上手く動かん。お前に動いてもらう事になるが…」
「ジョゼフ様…」
「さぁ、一つなろう…シェフィールド」

シェフィールドを見るジョゼフの目は強要する目ではなかった、ただただ彼女を慈しむような目だった。
シェフィールドは体を起こすと、パンツに手をかけそのまま下ろした。シェフィールドの陰部は見た目の年齢に合わぬほど茂みは薄く、ピンクの綺麗な色をしていた。

「濡れているな」
「は、恥ずかしい。あんまり見ないで下さい」
「いや、よく、見せてくれないか。お前のモノはとても綺麗だ」

おずおずとシェフィールドは恥ずかしがりながらもジョゼフの言葉に従い股を開き、そして指でその綺麗な割れ目を開いて見せた。とろりと、愛液が滴る。

「これから、これがお前の中に入るんだな」
「はい………」
「なんとか腕は動く、支えておくから。そこに腰を落せ」
「わかりました…」

シェフィールドは膝で立つと、ジョゼフの上に跨った。片手でジョゼフは己のモノを支え、シェフィールドはそれに狙いを
つける。やがて、ゆっくりとシェフィールドは腰を落としていく。

「ん………っ!!」
「ほぅ、これは見ものだ」
「くっぅぅぅっ」
「シェフィールド?お前、まさか」
「あぁぁぁっ!!あっーーー!!」
「んんん!?」

ゆっくりとシェフィールドの肉裂がジョゼフのモノを飲み込んでいく。しかし、初めてのシェフィールドにはそれが辛い。
苦悶の声をあげるシェフィールドに困惑し、もしやと思うジョゼフ。そして、シェフィールドがここで勝負を決めようと一気に腰を落とし破瓜の痛みに耐える声をあげると、急に全体を包み込む暖かい感触にジョゼフは戸惑った。

「おぉお、お前。処女だったのか…」
「は、はぃぃ…。たった今、ジョゼフ様に捧げました」
「だったら、そうと言ってくれればいいのだが。それよりも、凄い締め付けだ。さっきお前が口で出してくれねば出しておったところだ」

くいっと、ジョゼフは唯一動かせる手を使ってシェフィールドの手を引っ張り抱き寄せた。胸で柔らかいシェフィールドの乳がむにっと形を歪めた。

「あっ…」
「無理に動かすなよ、このままでも充分だ」
「ジョゼ」

不意にジョゼフに唇を奪われた。口に舌が割り込まれて、無理やりだが優しく舌が絡めとられた。ねっとりとする舌の感触にシェフィールドは驚いたが、すぐさまジョゼフの動きに合わせて舌を絡め合わせる。ピチャピチャと唾液が混ざり合う音があたりに響いた。口を離すとつーっと銀の橋ができ、ぷっつりと折れた。

「あふっ、ジョゼフ、様」
「シェフィールド、このまま中に出してやるからな」
「中に………?っ!!ダメです、それだと赤ちゃんが!」
「産んで欲しい、といったら?」
「それは………!!」
「シェフィールド…、俺はお前が欲しい。だから、主従としてではない、男と女として」
「そんな、そんな事言われたら…ずるいです」
「俺の子を産んでくれ」
「はい………」

ジョゼフの声にシェフィールドは答えた、いまだ破瓜の痛みは収まっていないはずだったが。シェフィールドの精神はその痛みすらも凌駕し、痛みをものともせず腰を動かした。

「んっんっんっ!」
「ぬぅぉっ、いいぞ…シェフィールド」
「あん!ジョゼフ、様。中に下さい、赤ちゃんを…孕ませて、ください」
「あぁ、出してやるとも。母親に、俺の妻にしてやるよ」
「あふぅ!嬉しい、嬉しいです。ジョゼフ様、ジョゼフ様…」

拙い動きではあったが、それは確かにお互いを絶頂に導いていった。シェフィールドは涙を流しながら一心不乱に腰を動かし続けた。
そして……

「く、いくぞ!」
「あっ!中で、熱いのが、クル!きちゃうぅ!!」

ゴプッとジョゼフとシェフィールドの結合部から白濁の精液が破瓜の血に混じって溢れ出した。ジョゼフがシェフィールドの中に
己の精を解き放ったのだ。それと同じくしてシェフィールドの体が幾度か痙攣し、やがては収まった。ジョゼフの子種を子宮で受け止め
ると同時に絶頂の波が襲い掛かり、そのままイッてしまったのだ。

「ハァー…、ハァー…」

乱れた息をなんとか治めるべく深呼吸をするシェフィールドをジョゼフは抱きしめ、髪を撫でていた。

「よかったぞ…シェフィールド」
「ありがと…ハァー…ございます…」

「このような満たされている気持ちは初めてなのかも知れぬ」

ようやく落ち着いたシェフィールドをそのまま繋がり抱きしめながらジョゼフは呟いた。

「思えば、虚無に目覚め覇道を進まんとしていてもこの心は満たされていなかった」
「ジョゼフ様…」
「空虚…そうだな、虚無だけに空虚だったのかも知れぬ」
「・・・」
「シェフィールド、こうしてお前の体温を感じていると。何故だか、堪らなく落ち着く」
「それは、私とて同じでございます」
「案外、私が成すべき事は覇道を極める事ではなくこのような事だったかも知れぬ」
「私は…」
「いや、いい。戦争には負けた、再起をかけようとしてもそれは膨大な時間が必要となる。
 それだけではない、何より精神力が必要だ。もう、私にはそれらをやる力は…ない」
「・・・・・・」
「だが、私は生きている。お前と、共にな」
「はい」
「シェフィールド、もう俺には何も残されていない。だが、それでもついてきてくれるな」
「私は、私は貴方の使い魔です。今までも、そしてこれからも」
「シェフィールド…」
「ジョゼフ様…」

二人は、やがて見つめあうとお互いともなく口付けをかわした。そして、唾液を交換しあう音と共にベッドが軋む音が再度聞こえ始めた。


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