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Last-modified: 2008-11-10 (月) 22:55:03 (5644d)
ほれ薬 205氏 魔法学院の廊下にて、取っ組み合いの喧嘩を演ずる者が二人。 「くっ、ギーシュ、それをこっちに寄越すんだ!」 ギャーギャー喚いて殴りあっていた拍子に、ほれ薬がギーシュの手から弾かれ、窓の外へと飛び出した。 「ああ、やばい! このパターンだと絶対誰か下にいるぞ!」 慌てて下を覗き込む二人。するとそこに、地面から頭を出した巨大モグラが一匹。 「ヴェ、ヴェルダンデ!」 青ざめる二人の前で、しかしヴェルダンデはしばらくの間動かなかった。 「一体どういうことなんだ」 その瞬間、二人は同時に事の真相に気づき、叫んだ。 「「『掘れ薬』か!」」 |
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