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才人は、アニエスに貴賓室に押し込まれた。その際アニエスはデルフリンガーを
取り上げることを忘れなかった。

 流石にハルケギニア一の大国の貴賓室であった。部屋の広さは勿論の事、家具から
 調度品、小物全てに超一級品が惜しげもなく使われていた。それこそこの部屋で、城が
 一つ建つ程の金額が使われていた。
 警備の面でも万全であった。部屋の周囲には魔法探知装置を始め、警報装置の類が
 多数備え付けられ、壁は物凄く分厚い上、スクウェアメイジの硬化や固定化の魔法が
 掛けられている。階下の中庭には花壇騎士団が24時間(?)態勢で警護に当っている。
 ここを突破できる者は、想定外の者達だけであろう。

 才人が部屋の中に進むとアンリエッタが窓際に物憂げに佇んでいて、入って来た才人
に気付かずに外の景色をぼんやりと眺めていた。
才人は、声を掛けて良いものかどうか迷ったが、意を決して声を掛けた。

「姫様、大丈夫?」
 アンリエッタは驚いた。今の今まで才人が近くにいる事を気付かなかった為だが、無論
 それだけでは無い。才人の事を考えていたからだ。その本人が目の前にいる。
アンリエッタの心に様々な感情が湧きあがる。喜び、嫉妬、甘え、悲しみ…無数の感情
が心を埋め尽くして行く。
それでもアンリエッタは、女王の顔を崩さずに答えた。

「大丈夫ですよ、サイト殿。少し疲れが出たのかも知れません。心配掛けましたわね」
「それなら良いんですが…余り無理しないで下さいよ。姫様毎日激務の上、聖戦で更に
 忙しさが増したじゃないですか。今はひと段落ついたんですから、ゆっくり休んで
下さい。姫様の代わりは居ないんですから」
「有難うサイト殿。ところでどうしてここに?」
「アニエスさんに連れてこられたんですよ。姫様を慰めろって」
「えっ?アニエスが…他には何か言ってましたか?」
「えっと『鈍感の朴念仁が…周りを良く見ろ。そうすれば陛下の変化に気付いたろうに』
 とか言われましたね。後『姫様の気が済むまで部屋を出る事は許さん』とか言ってた
 ような…まあ姫様大丈夫なようだから俺失礼しますね」
 そう言って才人はドアの方に向き直った。その瞬間アンリエッタから声が掛った。

「待って下さい。サイト殿」
(アニエスは、私の想いに気付いたのね…いいえ、違いますわね。彼女は以前から私の
想いに気付いていたと見るべきね。でなければ先程の発言は出来ませんものね…感謝し
 ます、アニエス。貴女の好意有難く受けさせて頂きますわね)

「何すか?姫様」
 才人が振り返るとアンリエッタは、ロックを掛け更にサイレントを掛けた。
「えっ?如何したんです?姫様…一体何を…」
 そこまで才人が口にするとアンリエッタが抱きついて来た。
「ちょっ…姫様。ホントに如何…」
 才人はその先を言えなかった。アンリエッタが己の唇で才人の唇を塞いだからだ。
 そのままアンリエッタは、才人に体を預けてベットに押し倒した。

 アンリエッタは、そのまま己の舌を才人の口に割り込ませ、才人の舌に絡ませた。
 才人は、アンリエッタを離そうと肩を掴んだがすぐさま払いのけられ、更に濃厚に舌を
 絡ませて来た。
 どうも抵抗すればするほど口撃が厳しくなるようなので、仕方なく才人はアンリエッタ
 の気の済むまでキスを受け入れる事にした。

 どれ程の時間が過ぎただろう?5分?10分?もしかしたら未だ1分も経っていないかも
知れないが、才人にはとてつもなく長く感じられた。それでもなおアンリエッタは、唇
を離さず貪り続けた。

暫くしてアンリエッタは、才人の唇から離れたが才人の顔をなぞりながら吸っては舐め、
吸っては舐めを繰り返しながら、やがて才人の耳を甘噛みした。

「ひ、姫様。一体如何したんです?」
 才人はアンリエッタの口撃を受けながら問いかけた。

「貴方に慰めて欲しいのですよ。きっと貴方の事だから言葉でしか慰めてはくれないで
しょう。ですからこうしているのです。尤もそれは建前です。本音は嫉妬したのです。
シャルロット殿が、貴方に忠誠を誓った時、すぐには分かりませんでしたが嫉妬して
しまったのです。
それを抑え込もうとしたら気付かぬうちに泣いておりました。その時はっきりと
分かったのです。私は貴方が好きなのです。一人の男性として愛しております。
気の迷いでも何でもありません。心の底から貴方を愛しているのです。
貴方にはルイズがいる。それは分かっております。痛い程苦しい程分かっております。
ですが、もう止められぬのです。私の想いはもう止める事は出来ないのです。
はしたない女と思われようとも、もう後戻りは出来ぬのです。
貴方にルイズを忘れろなどと申しませぬ。私を貴方の愛人でも構いませぬ。
それに貴方は他にも私の様に女心を捉えてしまってますわね。
私もその中の一人として扱って構いませぬ。ですから貴方の愛を私にもお与えください
まし。たとえそれがルイズの半分であろうとも構いませぬ。ですから…ですからお願い
致しますわ。女王ではなく、一人の女として…貴方の愛をお与えくださいまし」
アンリエッタは、溜めこんだ思いのたけをぶちまけた。

「ひ、姫様。何言ってんすか。貴女は女王様なんですよ!俺みたいなのとは全然釣り合わないすっよ。とにかく落ち着いて冷静になって下さい」
(ピキッ)
(??今何か変な音が…)
「アン」
「へっ?」

「アンと呼ぶようあの時申し上げた筈ですわ。これからは何時いかなる時、何処であろう
 ともアンと呼ぶ事を命じますわ。例え王宮であろうとも」
「何無茶苦茶言ってんすか!俺は姫様の夫でも恋人でも無いんですよ!そんな事したら
 どんな誤解受けるか分かったもんじゃ無いですよ。俺はあの王子様じゃ無いんですよ。
 あの人の代わりなんか出来っこないですよ」
 そう言った瞬間、空気が凍結した。伝説級鈍感男才人でもはっきり分かった。
(マズい。非常にマズいぞ。地雷を…それも核地雷級を踏んじまった)

 アンリエッタの体から表現不能のオーラが立ち昇った。
「サイト殿、ウェールズ様が最後に私に誓わせた言葉を覚えていらっしゃいますか?」
「え?えっと確か『僕を忘れて他の男を愛する』とか言ってたような」
「その通りですわ。その誓いを果たす時が遂にやって来ましたわ」
 アンリエッタは、そう言うとシルクのドレスを脱ぎ捨て、ついでショーツも脱ぎ捨てた。
 才人の眼前には一糸纏わぬ生まれたままの姿のアンリエッタが初夏の陽光に照らされ、
 妖しく光り輝いていた。
 まるでその肢体から媚薬か魅惑の魔法が発せられてるかのようであった。

「さっきも姫様と仰いましたわね。アンと呼ぶよう言ったばかりですのに。その罰として
 一切の抵抗を許しません。貴方には私の初めてを貰って頂きますわ。いいですわね」
「それってつまり…」
「勿論男女の秘め事に決まってますわ。サイト殿は初めて?」
「当たり前です。そりゃあルイズと一緒に暮らして、いよいよって感じになった事はあり
 ます。けどそこまでなんですよね。まるで神様が邪魔しているみたいに…それよりも
 思い留まりませんか?それやったら正真正銘後戻り出来ないすから」

「何を申されても無駄ですわ。もう口論は此処までに致しましょ。時間も余り無いで
しょうし。サイト殿お覚悟を」
そう言ってアンリエッタは、才人のパーカーを脱がし、すぐさまズボンとパンツを同時
に降ろした。

「ひ、じゃない…アン。思い…」
 続きは言えなかった。再びアンリエッタに唇を塞がれたからだ。再び濃厚なディープ
 キスを行った後、アンリエッタは唇を首に移動し、そこから下にキスマークを遠慮なく
 付けまくって行った。一体幾つのキスマークを付けるつもりなのだろう?
 才人の前面にキスマークが付いて無い所を探すのが大変な程になるくらい付けまくって
 漸く唇を離した。そして白魚のような指先を才人の体に触れるか触れないかギリギリの
 所で全身を隈なく愛撫していった。サイトは体に電撃を受けた感じになっていた。
 アンリエッタはキスマークを付けていた時、同時に胸が擦られ、彼女の乳首はツンと
固く自己主張をしていた。
次にアンリエッタは、女王胸を才人の顔に押し付け、顔面パイズリを行った。
「サイト殿、揉んで吸って下さいまし。私に女の悦びを…」

 才人とて健全な18歳の男である。理性をフルに発揮して耐えていたが、既に限界を迎え
 ていた。もしここでアンリエッタの胸を味わってしまったら内に眠る野獣が理性を消し
飛ばし、貪り合ってしまうだろう。最悪の事態は避けなければ…しかしアンリエッタは、
すかさず右胸の乳首を才人の口の中に押し込んだ。
「サイト殿、遠慮は無用ですわ。お願いですから理性をかなぐり捨てて下さいまし」
 才人の中で何かのスイッチが入り、アンリエッタの胸を揉みまくり、乳首を吸って
 甘噛みを行った。

「アッ…サイト殿。漸く私を受け入れて下さいますのね。身体が打ち震えますわ」
 才人は、胸を揉みしごいた後、手を下半身の方に動かし、桃尻を揉みまくった。
 その後二人は体勢を入れ替え、才人がアンリエッタの胸から肢体に唇を這わせながら
 女性器の所までやって来た。
 誰にも侵された事の無いその場所は、今か今かと待ち望んでいるかのようであった。
 才人がクリトリスに触れるとビクンとアンリエッタの身体が反応し、口から喘ぎ声が
 漏れた。優しく撫でまわしているとその豆は徐々に肥大化した。そして才人は、その皮
 をめくり、クンニを行った。
「アッ…アー、アアアアアアアッ…イッ…イッてしまいます。サイト殿…もっと…もっと
 お願いいたしますわ。アアアアアアアッ…そうですわ。それをもっと…アアアアアアッ」

 アンリエッタは、初めて感じる快感に悶え喜んだ。アンリエッタの秘穴からは、
ねっとりとした愛液が滴り落ち、その匂いが才人の野生に更に火を付けた。
才人は、秘穴に指を侵入させ膣壁を刺激しまくった。その度にアンリエッタの身体は
敏感に反応し、艶めかし喘ぎ声と共に悶えまくった。
そしてGスポットと呼ばれる部分を才人が無意識に刺激した時「ア―――――――」
と一段と大きな喘ぎ声を出し、アンリエッタは、潮を吹いて絶頂を迎えた。

「サイト殿、お慈悲です。もう入れて下さいまし。もう私は待ちきれませぬ」
 アンリエッタの身体は、とっくに準備万端となっていた。無論才人も…

「最後に聞きますが…」
「もう何も仰らないで下さい。私が決めた事です。後悔など死んでも致しませぬ」
「分かりました。いきますよ」

そう言って才人は、亀頭でクリトリスを刺激した後、秘穴にゆっくりと挿入して行った。
そしてそのままアンリエッタの処女膜を突き破った。
「ア―∸―――――――――――――――――――――――――――――――――ッ」
 アンリエッタ自身初めて味わう激痛であった。しかしそれ以上に才人と結ばれた歓喜が
 大きくそれを上回っていた。

「大丈夫?ひっ…アン。痛いなら抜くけど…」
「大丈夫ですわ。確かにとても痛かったけれど…もう平気ですわ。さあ遠慮なく動いて
下さい。例えこの場で死ぬ事になっても思い残すことが無い位の悦びをお与えください」

「それじゃあ」
 才人はまず正常位でゆっくりピストン運動を行った。明らかにまだ痛みを感じているの
 が分かるので、無理はすべきじゃないと判断したのだ。
 才人は、亀頭を膣壁の上、下、右、左、となぞる様に突き込んで最後に「の」の字を
書くように腰を回した。才人は、アンリエッタの痛みが治まるまで何回かそれらを繰り
返した。その度にアンリエッタから艶めかしい喘ぎ声が漏れ続けた。
ヌチャヌチャ、ズップズップと結合部から合体行為音が聞こえ、「ンー、ンアッ、アッ」
と絶え間ない喘ぎ声にそろそろ大丈夫と判断した才人は、ピストン速度を速め、子宮口
 を叩きまくった。

「アッーーーーー、お、膣奥に、膣奥にコンコンきます…アアッもっと、もっと突いて下
さい…壊れる程…突きまくって…アアッ、イ、イクッ、イクーーーー」
アンリエッタは、オーガズムに達した。呼吸が激しく乱れ、全身しっとりと汗ばん
でいた。
そして才人は、アンリエッタを抱き上げ座位に体位を変えた。
アンリエッタは、再びディープキスを行い、才人は、アンリエッタの胸を揉みながら
下から突き上げた。
お互いの唇を貪った後、才人は、後ろに倒れて騎乗位に体位を変え今まで以上に下から
突き上げ、アンリエッタは、本能の赴くまま激しく腰を前後にグランドインさせ、快感
を味わいまくった。

「アッ、アッ…サイト殿…キテおります…キテおりますわ…」
 アンリエッタは、全身を震わせながら、なおもグランドイン激しくする。

「ア、 アン…俺…もう…ガマン出来ねぇ…降りてくれ…このままじゃ…」
「構いませぬ…このまま…サイト殿の…子種を出して下さい…これでやや子が授かれれば
 私にとって至福ですわ」
「それマズいって…結婚もしてないのに…妊娠したら…」
「その時は…私の全てで…貴方とやや子を守りますわ…心配要りませぬ…ですから…この
 まま…お互い…絶頂を…」
「分かったよ…じゃあ…イキますよ」
「きて…ください…」
 才人は、全力で腰を突き上げ、アンリエッタの膣奥に盛大に放出した。
「アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ…膣奥が…熱い…サイト殿が…
 いっぱい…」

 アンリエッタは、才人に倒れ込み、気を失った。
 才人は、アンリエッタの髪や背中を撫でながらもの想いに耽っていた。
「出してって言われて出しちまったが…やっぱマズいよな…それにルイズがこの事
知ったら俺殺されるな…こじんまりした家買って一緒に住もうって言ったけど…
これだと最悪王宮住まいになっちまうな…」

そんな事を考えていた才人であったが、やはり無理が出て、アンリエッタを抱きしめ
ながらいつの間にか眠ってしまった。


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