4-126
Last-modified: 2008-11-10 (月) 22:55:50 (5638d)
126 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/09/20(水) 00:53:32 ID:FUGbudjr 「すべすべだな、うぶ毛すらないぞ。 もしかして手入れとかしてるのか?」 まるで空気をよまないサイトのセリフ、しかし二人の間ではいつものこと。 「ば、ばかぁ……そんなこと、聞かないでよ。 恥ずかしいんだもん。 生えてこないんだもん!」 頬が上気しているが、お風呂のせいなのか羞恥のせいなのか。 「こ、こらっ。 暴れるなよ、ワインがこぼれるじゃねえか」 狭いドラム缶の中で二人は窮屈に寄り添っていたが、 「きゃっ、冷たい……う〜〜」 「わりっ、今拭うよ!」 上気した頬、ワインで濡れた顔に、淫靡なものを感じたサイトは 「ふぃぁ! ふぃあいと! なにするの。 ん…ちゅ、ふあ」 「ごめん、胸がドキドキしちまったんだよ!」 「も、もう。 だめなんだからね。 ここは外なんだから」 そうだ、そうだった。 「まじでごめん。 よし、しきりなおしでもう一度乾杯しような」 「ぅん…サイト」 ワインを注ぎなおし、月夜に掲げる。 「乾杯、コルベールさん」 |
|