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479 名前:あなたのあかし[sage ] 投稿日:2006/09/28(木) 22:41:00 ID:yP1160Zm 「あ、ミス・ヴェリエール!荷物!」 荷台からルイズの荷物を降ろしていた御者がルイズを呼び止めるが、ルイズは止まらない。 「サイト!」 十分運動エネルギーを蓄えたルイズの突進を、それでも才人はしっかりと受け止める。 「お帰り、ルイズ」 言って才人はルイズを優しく抱き締める。 「ただいま、サイト」 ルイズはそのまま、才人の胸に顔を埋める。 「あのー、荷物…」 取り残された御者が、あとから荷物を運んできた。 アンリエッタから単身呼び出しを受けてから一週間余り、ルイズは学院を留守にしていた。 「ほ、ほらルイズ、御者さん困ってるだろ?荷物受け取って部屋に戻ろうぜ」 さすがに気まずいのか、才人は御者を気遣ってルイズにそう言う。 「ちゃんとー。最初に迎えに来たからー。ご褒美ー」 ていうか人の話を全く聞いていない。 「ちょっと」 先ほどまでの甘い空気はどこへやら。才人はギギギギ、とぎこちなくルイズの方を向く。 480 名前:あなたのあかし[sage ] 投稿日:2006/09/28(木) 22:42:27 ID:yP1160Zm 「ご褒美、いらないの…?」 ルイズは拗ねたように上目遣いで才人を見つめ、その桜の花びらのような唇に、薬指なんか添えてみせる。 「何も変わったこと、なかった?」 あったといえばあった。 「な、なかったよ」 ヤベ。噛んじゃったヤッベ。 「で、でも、きょ、今日はダメなんだからね?」 今日は、ルイズの『シテいい日』ではない。 「あ、ああ、いいよ別に。ルイズも疲れてるだろ?」 正直その方がありがたい。 「で、でも、もう一回ぎゅっ、てして…」 でも部屋に戻ってもこのモードだと正直ガマンきくかどうか分かりません。 「どうしたんだルイズ?」 ルイズは真っ赤になって、応えた。 「ととととと、トイレ行って来るっ!」 そして、猛ダッシュで女子寮に走っていってしまった。 481 名前:せんたいさん[sage ] 投稿日:2006/09/28(木) 22:44:01 ID:yP1160Zm 516 名前:あなたのあかし[sage ] 投稿日:2006/09/30(土) 02:07:30 ID:aqUZJ7Hu トイレの個室で、ルイズは愕然としていた。 「ど、どうしよう」 これではまるで、盛りのついた雌犬ではないか。 「きょ、今日はダメって言ったのに…」 今は、自分がしたい。 「ふっ…!」 才人とするようになってから、ついぞ忘れていた自慰を、ルイズは自らを収める方法として選んだのだった。 『はしたない子だな、ルイズは』 「…んふ…」 自分でやれって言ったくせにぃ…。 『何が欲しいのか、言ってごらん?』 「んンッ…」 言えないもん、そんな恥ずかしいこと…。 『旦那様…シエスタはいやらしいメイドでございます…。 「…ふぅッ…」 あの夜と同じ台詞を言いながら、想像の中のシエスタは、全裸の才人の屹立した男性自身を舌で舐め始めた。 517 名前:あなたのあかし[sage ] 投稿日:2006/09/30(土) 02:08:36 ID:aqUZJ7Hu 「…んっ、んふんっ…!」 欲しいの、サイトのおちんちん、欲しいのぉ…! 『旦那様、シエスタのいやらしいココに、お情けを下さいまし』 同じようにシエスタも、ベトベトに汚れた秘裂を才人めがけて突き出し、両手の指を添えて自らを割り開く。 『よくできました』 そして、才人が突き貫いたのは、シエスタ。 「ふっ、んふぅっ…!!」」 やぁ、私も欲しいのぉ、サイトのおちんちんっ…! 『はしたない雌猫には、これで十分だ』 「んふぅぅぅぅぅぅっ!!」 想像の中の才人はルイズに冷笑を浴びせると、右手の中指と薬指でルイズの秘所を掻き回す。 『人のことさんざん犬扱いしといてそれか?ほんとにいやらしい雌猫だなルイズは』 ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさいっ…。 「んふぁっ、ふぁっ、ふぁぁっ」 左手から口が離れ、抑えた嬌声がトイレに響く。 「ふっ…んーーーーーー!」 かろうじて左手が間に合い、もれそうになる声を押さえ込んだ。 部屋に戻ると才人はいなかった。 「相棒は食事に行くってよ。先に休んどいてくれってさ」 と伝言を伝えてきた。 518 名前:あなたのあかし[sage ] 投稿日:2006/09/30(土) 02:09:15 ID:aqUZJ7Hu 「…どうしよ」 赤い顔で、ルイズは考える。 「サイトが襲ってくるように仕向ければいいのよ!」 そうすれば、『シテいい日』の約束を破ったのは才人ということになり、結果的にルイズの優位は変わらない。 「さあボロ剣」 「サイトが襲ってくるように〜」のくだりからイヤな予感のしていたデルフリンガーだったが、どうやらその予感は的中したようだ。 「あんたも協力するのよ」 まずは、黒猫ルイズ。 「不許可だわ」 とりあえず着てみてから、ルイズは半眼でダメ出しをする。 「なんでだね?その格好なら相棒、間違いなく襲ってくるぜ」 『ほんとにいやらしい雌猫だなルイズは』 じゅんっ… 「ふふふふふふ、不許可ったら不許可なのっ!」 次は、セーラー服。 「悪くはないんだけど」 鏡の前でくる、っと回ってみてルイズは言う。 「いいんじゃねーのか?それで迫ってみろよ一発だぜ」 519 名前:あなたのあかし[sage ] 投稿日:2006/09/30(土) 02:10:01 ID:aqUZJ7Hu 「…いつもの格好ね」 あ、まずい、デルフ口滑っちゃった。 「そうね、マンネリだわ。違うのいきましょ」 あ、バレてなかった。 ドレス。 結局、幾つもの衣装を経由した末に。 「コレでいきましょう」 制服のブラウスだけ。 「ちょっと予行演習してみましょう」 デルフリンガーの呆れた声も届かず、ルイズは一人芝居を始める。 「るるるルイズ、見えてるって!」 そしてすぐさまベッドに戻り、今度は「ルイズ」になって見下した態度になる。 「あら、何が見えたのかしら?犬?言ってごらんなさい」 デルフリンガーが呆れて見守る中、ルイズの芝居は続く。 「ななな何って!言えるわけないだろ!見えてるんだよ!」 そしてルイズは、「ルイズ」に見立てたシーツの塊を抱えてベッドの上を転げ回る。 520 名前:あなたのあかし[sage ] 投稿日:2006/09/30(土) 02:10:42 ID:aqUZJ7Hu ベッドの反対側から、頭をさすりながらルイズが立ち上がる。 「コレで行きましょ」 本気か。 才人が帰ってくると。 「…あのー?」 すやすや寝息を立てているルイズに、才人は恐る恐る近寄る。 「いやあ、相棒を待ち疲れて寝ちまったらしいね」 その前の事情はバレると溶かされそうなので黙っておく。 「え」 才人の動きが止まる。 「サイトぉ…」 夢の中でルイズは、さっきの想像の続きをしていた。 『やあ、ゆびじゃやぁっ』 「ルイズっ!」 衝撃に目が覚めると、才人が自分の唇を奪っていた。 「…どんな夢見てんだよ」 え、まさか、私寝てた? 521 名前:あなたのあかし[sage ] 投稿日:2006/09/30(土) 02:11:21 ID:aqUZJ7Hu そう言って、才人はもう一度ルイズの唇を奪う。 「ば、ばか犬、今日はシテいい日じゃ」 予行演習の台詞を言おうとしたルイズを、才人はひっくり返し、うつ伏せにさせる。 「ちゃんと準備しないとな。ルイズ欲しいみたいだし」 そう言ってルイズの腰を抱え、お尻を上に向けさせる。 「やっ、ダメっ!」 見るとルイズのそこは、すでに溢れ出た愛液でべとべとになっていた。 「…ホントに、どんな夢見てたんだよ」 言って、もう十分以上に濡れきったそこに、中指と薬指を一度に差し込む。 「や、やだぁっ!」 思わず腰を引き、才人の指から逃げ出す。 「…え?」 ルイズはそのまま手近にあった枕を抱えると、それを抱えて泣き出した。 「ふぇ、ふぇ、ふぇぇぇぇぇぇぇぇ」 そのまま子供のように泣きじゃくる。 才人はそんなルイズを見て、傷つけてしまった、と思った。 「ごめんルイズ」 才人は泣きじゃくるルイズを枕ごと優しく抱きしめる。 「ルイズがイヤならもうしないよ。 そして、あくまで優しく、腕に力を込める。 「ごめんな、ルイズ」 才人の謝罪を聞いて、ルイズはようやく泣き止む。 522 名前:あなたのあかし[sage ] 投稿日:2006/09/30(土) 02:12:02 ID:aqUZJ7Hu 「ごめんサイト」 ルイズは優しく抱きしめる才人の腕の中で、才人に謝る。 「イヤじゃないの。ホントはシテほしいの。 言って、耳まで赤くなって枕に顔を埋める。 「ホントは欲しいの。サイトの、サイトのおちんちん、欲しいの…」 ルイズは言って枕を放り出し、才人の体を抱きしめる。 「ル、ルイズ…」 二人の視線が絡み合い、やがて、二人は唇を重ねた。 ルイズはブラウスを脱ぎ、ベッドに横たわる。 「ルイズ」 才人はコクンと頷くと、ルイズの首筋に口付けした。 「ぁんっ」 柔らかい刺激に、ルイズの身体に甘い痺れが走る。 「すごいな。もうこんなだ」 大した愛撫もしていないのに、ルイズのそこはもう十分以上に濡れていた。 「恥ずかしいこと、言わないでよ…」 目を逸らし、ルイズは拗ねたような声で言う。 「なあ」 才人の呼びかけに、ルイズは応える。 「なに?」 普段は、キスが好きなルイズのために、前からキスしながらするのが基本だった。 523 名前:あなたのあかし[sage ] 投稿日:2006/09/30(土) 02:12:49 ID:aqUZJ7Hu 「い、いいよ…でも、優しくしてね…?」 怯えた仔猫の目で、ルイズは言った。 「はぁっ…」 ルイズの喉から切なげなため息が漏れる。 「ふぁ、ぁ、ぁ、ぁ、あぁ、ぁ…」 後ろから中を擦られる快感に、背筋を電流が走る。 「ふぁ…当たってる…ちがうとこ…」 そして才人は、行きと同じような優しさで、ルイズの中から己を引き抜く。 「ひんっ!ふぁ、ふぁ、ふぁぁっ…」 いつもはあたらない場所を才人の返しで削られ、ルイズは嬌声を上げる。 「強くしていい?」 一物をほとんど抜ききった状態で、才人はルイズに尋ねる。 「サイトの好きなようにして」 はっきりと、ルイズは応えた。 「あ、あ、あ、あ、あ、いあ、ふぁ、ふぁ」 快感にルイズは惚けたようになり、口の端から涎を垂らし、枕を抱える。 「ルイズ、ルイズっ!」 いつもと違う締め付けに、才人も限界が近い。 「あ、や、め、く、あく、いっちゃ、う、だめっ」 絶頂に登りつめはじめたルイズの内部が、才人を優しく締め上げる。 524 名前:あなたのあかし[sage ] 投稿日:2006/09/30(土) 02:13:26 ID:aqUZJ7Hu 「ルイズっ、だ、出すよっ!」 どくどくどくどくっ…。 「ふぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…」 いつもより熱い才人の精を流し込まれ、ルイズは果てた。 目を覚ますと、一足先に起きていた才人と目が合った。 「あ、あの」 二人同時に口を開き、そして口をつぐむ。 「ごめん」 同時に謝りあい、ぷっ、と吹き出す。 「えっと、うんとね?今度から、したくなったら、してって言うから」 赤くなりながら、ルイズは言う。 「うん」 ルイズは言って、枕にしている才人の胸板に、ののじを書き始める。 「ルイズーっ!」 才人がルイズに覆いかぶさった瞬間、ドアが無遠慮にバタンっ、と開いた。 「サイトさんっ!ただいま帰りましたっ!さーしましょう今すぐしましょう!」 ドアを開けたのはシエスタだった。 「あー!協約違反ーーーーーーーーーーっ!!」 どうやら修羅場は終わらないらしい。 〜fin 525 名前:あとがぽ byせんたいさん[sage ] 投稿日:2006/09/30(土) 02:17:00 ID:aqUZJ7Hu |
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