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Last-modified: 2011-02-11 (金) 13:07:35 (4813d)

「……ラクチェ,カチュア」
「「はい、あなた(アナタ)」」
「ルイズの前は流石に困るんだけど?」
「だって、やっと卵産めたので、次のを早くお願いしたかったのですもの。人間との間だと、多少難産になるみたいです」
「そうですわ、アナタ」
「時間が無いのか?」
「「はい」」
「そっか、なら仕方ないか」
三人は空の上で話ながら、降下を始める
学院に程近い森の中で一際大きいライカ欅の樹上に、小さい家が建っていた
「…いつの間に」
「この森の精霊の力と契約して、一日で出来ましたの」
ラクチェが答える
二人に家の中を案内されると、簡素だが三人が寝るには充分な広さのベッドと、あの赤い実が積まれている
中には精霊の力を利用した淡い光に包まれていて、視界には問題無い
「ベッドは?」
「はい、精霊の力で、元の巣から運搬して来ました」
「卵は?」
「お爺様に見て貰ってますの。あなたの子なら、黒髪の可愛い子だと嬉しいです」
「お爺様も楽しみにしてます。わたし達も楽しみです。出来れば、アナタがずっとわたし達と一緒に居てくれたら…只でさえ、人は私達より寿命が短いのに…」
ラクチェが答えた後、カチュアが言葉を繋げる
「…済まない」
「いえ、元々私達が、無理にお願いしてるのですから」
「ただ、これからは、こうして逢いに来ますから、お願いしますね」
「ああ」
二人にキスを交互に交わし、そのまま二人を片手ずつで抱え上げる
「本当に軽いな。子供みたい」
「やん。こんなに軽々抱える殿方は、翼人には居ません」
二人は真っ赤になりながら、才人の為すがままになり、ベッドに乗せられると、四つ足になり衣装を捲り、尻を出し突き上げる
「本当に細い。腰周りなんか、俺の両手で収まるもんなぁ」
「は〜や〜く、は〜や〜く」
先にカチュアの腰を掴むと、カチュアが尻を向ける角度を跳ね上げ、才人に無垢な割れ目を突き付け、催促する
翼人の花弁は二人共しみ一つ無く、白い肌にピンク色の中身を開いて才人を誘惑し、陰核はやや大きく、爪位の大きさのがクリクリ露出していて、才人に対し完全に欲情してる様を主張する
才人はジーンズを脱ぎ、パンツを脱ぐと、既に準備万端な息子をカチュアにゆっくりと入れて行く
「ア、アナタ。あっ、はっ、入って来る。硬い、熱い」
ニュルン
最奥に才人が届いた瞬間、二人共に唸る
亀頭のカリ首に翼人特有の膣の反りがフィットし、お互いの性感を一気に高めらせる
「ぐうぅぅ、ハマった」
「あっあっあっひっ、あぁぁぁぁぁぁ!?」
カチュアが痙攣するが、そのまま才人は腰を突き上げつつ左手を胸に回しつつ、右手で翼の付け根をさする
「やぁ、イッテる最中に付け根、擦っちゃダメ。止まらないのぉ」
カチュアが更に痙攣し、膣が射精を求めてうねり、才人は刺激に耐えられない
「カチュア、そんなに締めたら、うく、出る」
ドクン
カチュアの子宮口に密着させたまま、漏れない様に、腰を動かさず精を出す
種付けである。きちんと射精出来ねば、翼人種が減る事になる
だが、カチュアの顔は自らの男に種付けされる快楽に完全に酔いしれており、才人の射精が終わる迄、ずっと絶頂の痙攣を繰り返している。白い翼は小刻みに揺れ、羽を撒き散らす
「あはっ、あ゛〜あ゛〜」
「カチュア、次ラクチェな」
カチュアはこくりと頷き、才人が抜くと、糸が切れた人形の様に、くてりと突っ伏す
ラクチェの割れ目からは、しとどに愛液が垂れ、今か今かと待っている
才人は翼人の膣を知ってる自分の息子が、ちっとも萎えない様を見て苦笑する
「翼人のアソコは凄すぎだな。人間の男なら、夢中になっちまう」
「そんな事より、あなた。早く私にも。気が狂いそう」
翼を伏せ尻を振り、必死にアピールし、呼吸も本当に荒い
才人はそんなラクチェの腰を掴み、一気に挿入する
にゅるん
奥に到達すると、またすっぽりとハマる
「うっく。凄」
「あはぁぁぁぁぁ!!来たの来たの、あなたが来たのぉぉぉ!!」
そのままガシリと腰を掴んだ才人は軽く往復させると、反りで隙間無く密着した膣が一緒に動く
ラクチェは最早、意味不明の言葉と声を出すだけだ
「あっ、はっ、いっ、い゛い゛」
才人はストローク幅を縮め、腰をなるべく小刻みに揺らせる
「ひっ、い゛い゛い゛い゛」
痙攣を始めるラクチェに二回目だがたっぷりと射精し、奥に出す
ラクチェは息も絶えだえ、唸りながら絶頂の痙攣を繰り返す
ちゅぽん
才人が多少萎えた息子を抜くと、音を立てて抜ける
「アナタ、…もっと、もっと可愛がって」
「待て、カチュア。流石に何発も連続じゃ無理だ。お前達は良すぎて、一回に出す量が多いんだよ」
服を脱ぎ、全裸になったカチュアが、更にしなだれかかってくると、口移しで何かを才人に食べさせる
「沢山食べて下さい、アナタ」
才人は赤い実を食べさせられ、身体に火が灯るのを感じるが、まだ我慢する
「先に腹ごしらえだな」
「「はい」」
才人の服を全裸になったラクチェが脱がせ、ジャケットとパーカーの穴に気付く
「あなた……この穴は?」
「あぁ、戦争で死にかけた」
「……何で?」
「使い魔の仕事だよ」
聞いた瞬間、二人は涙を遠慮なく流す
「何で、何でぇ?何で人間は殺し合いするのぉ?」
カチュアは才人に寄りかかり、遠慮なく泣く
「あなたを殺し合いに連れたのは、あなたの主人ですね?私達があなたを解放します。私達の旦那様を、死なせてたまるモノですか」
「ラクチェ、やらなくて良い」
「そんな」
泣きながらラクチェは抗弁しようとするが、才人は更に言う
「人間は同族で生存競争する連中なのさ。自分達以外の群れは全て敵。又は敵対しかねない油断ならない相手って事。そして俺も、そんな人間の一人だ。人としての業だよ。主人が居ようが居まいが関係無い」
「…主人が居なくても、変わらないんですか?」
カチュアが慎重に尋ねる
「あぁ」
「…人間って、悲しい生き物です。私達より数も多くて発展してるのに」
ラクチェが寂しそうに言う
「二人とも14だっけ?まだまだ若いから難しいかもしれないけど、争いが人を進歩させ、堕落させたのさ。競争が無くなれば、人間は進歩と進化を止め、滅亡に向かうだろうな。そしたら翼人が乗り出せば良い」
「…争いばかりの世界なんか、乗り出したくないです」
「そうだな。のんびり出来るのが一番だ」
才人は明るく言う
「なら、私達と一緒に…」
「…俺は、翼人の中でも異邦人だ。そもそも飛べない。移動に付いていけないよ」
「私達が運びます」
「…俺は、君達よりずっと先に老いる。第一線で動けるなんざ、後20年か其処らだ。その後は、只の老人だよ。翼人のタイムスパンじゃ生きられないし、迷惑しかかけない」
二人共、何も言えなくなってしまう。寿命の差を、伴侶に厳然と指摘されてしまった
自分達は子育ての役目も終わり、若さ絶好調を味わう時が、才人の寿命なのだ
「なら、今の時間を私達に沢山使って下さい!!」
ラクチェは泣きながら叫び、才人に抱きつき嗚咽する
「…ごめんな」
二人共首を振り才人に口付けを交わす
赤い実を腹一杯になるよう才人が食べてると、二人は才人の息子に奉仕している
二人でタイミングを合わせ、両側から舌と唇を使ってつつつと舐めながら往復し、手はやわやわと玉袋を揉みしだく
「あはっ、ドンドン硬く反り返ってくる」
「あなた、出しちゃ駄目ですよ?出すのは、私達の中ですからね?」
「何処でこんなの憶えて来るんだ?うく、勃ち過ぎて痛ぇ」
ギンギンに勃起し、才人は苦しくなる
「「お母様より教わりました」」
ピチャ、ピチャ、ピチャ
「あぁ、成程。うく、出そう」
「あん、駄目。出すのはこっち」
ラクチェが才人の上に翼を軽くバサリとはためかせ、手を使わずにそのままはためくのを止め、一気に挿入する
「うわっ」
「ああん」
ズブリと軽いとは言え全体重がかかり、一気に返りの部分にハマると、ラクチェは手足と翼迄使って、才人に抱きつく
ドクン
才人が射精すると痙攣するラクチェ
才人はそのまま射精が終わると、ラクチェの身体を揺すり始める
「あっひっ、ハゲシ、いひっ」
腰を掴まれた状態で身体を小刻みに揺らされ、陰核が才人にピトピト当たる度に無理矢理昇らされ、膣は才人をちっとも離さない
腕に力が入らなくなり身体が離れると、胸に才人が吸い付き、その刺激で才人の頭をギュッとする
「母乳が出る?」
「はい、出るんです。母乳の殆どは赤ちゃんより……番の殿方の飲み物なんです。美味しいですか?」
カチュアが、乱れまくるラクチェに代わって話す
才人は聞くと、両の乳首を丹念に舐め吸いながら身体を軽く揺すり、ラクチェが必死に才人に母乳を飲ませようと、頭を抱きながら絶頂を繰り返す
チュッチュッと才人は音を立てて吸い付き
「淡白だけど、癖になりそう。うく」
ドクン
「また来るのぉ!!」
才人が射精しラクチェは才人の上で頭を抱き、痙攣するとぱたりと気絶してしまった
「ふうぅぅ。やり過ぎた」
才人はラクチェからチュポンと抜き、ラクチェをベッドに翼を痛めない様に、うつ伏せで横たえる
カチュアが翼をはためかせ、才人がベッドに座るのを見ると、ラクチェみたいに才人の上に降下し、ヌルリと合体する
「あはぁ。アナタが良いの。翼人では味わえないの」
「そうなのか?」
カチュアから腰を振り、カチュアの胸からも母乳を吸う
「はぁはぁ。一族の女性陣と話したの。アナタのが一番硬くて強いって」
「あらま、お宝自慢やってるのか」
「だって、皆人間なんかって言うんだもの。羽ばたけない位可愛がって貰える?って聞いたら皆黙ったの。そしたら、生唾飲み込みながら『旦那様ちょっと貸して』だって。ワタシの旦那様は一番なの!!あひっ!!」
ビクンビクン
カチュアはそのまま絶頂し、才人の頭を抱き締めると、才人も合わせて射精する
「ふぅぅ。翼人はスワッピングするのか?」
「……季節が残ってる番はしないけど、季節が終わった番はするよ。子作りの血の縛りが無くなるモノ」
「そっか。番は緩いんだな」
「ワタシはしない。ずっとアナタ一筋だよ」
「…無理するな。子育て終わった頃には、俺は老人だ。寧ろやってくれ」
「する訳無いじゃない。あなた以上の殿方なんて、居ないもの」
背後からラクチェが才人に抱きつく
「ラクチェ迄」
「お慕いしてますわアナタ」
才人は無言で身体を揺すらせ、カチュアを揺さぶる
「やぁ、敏感な所がピトピト当たるの。ひっあっあっああ゛〜〜〜〜」
カチュアの胸に吸い付き、母乳を吸いながら、中にたっぷり射精する
カチュアは才人に為すがまま、脚を絡め、翼をバサバサ小刻みに動かし、果てる
座位の姿勢でくてりとなったカチュアを、ベッドにうつ伏せに横たえると、ラクチェも並び、二人して尻だけ膝立ちして持ち上げる
スタミナの限界で、それでもまぐわいたい為の姿勢
翼人の場合、交わりながら寝る場合、この姿勢を取る
体重が軽く、翼を痛めない姿勢の為、翼人達の基本体位だ
「ん、二人共限界か」
「まだ欲しいですけど、身体が付いて行かないんです」
ラクチェが言うと才人はラクチェの中にヌルリと挿入しつつ、カチュアの陰核をこねくり回す
二人が意味の無いあえぎ声を上げながら、夜の帳が黒くなり、空には沢山の星が瞬く
双月が明かり取りから、その様を白銀の月光を降り注ぎながら、優しく見つめて居た

*  *  *
朝日がラクチェとカチュアが作った家の明かり取りから差し込む
「ふあぁ。良く寝た。そろそろ帰らないとな」
才人は朝日で目覚め、二人は才人の上で安らかな寝顔で寝ている
股間からは才人の証が大量に垂れており、二人は陰核を才人に完全に押し付けた状態だ
「ラクチェ、カチュア、起きて」
身体を軽く揺すると、ビクンとして二人は眼を覚ます
「あん」
「ひぅ」
「悪いけど帰らないと」
「……はい」
ラクチェが返事をしながら陰りの有る表情をし、カチュアが涙を一筋流す
「俺は、人の世界に行かないと」
「……はい」
カチュアが涙を拭くと、笑顔を向ける
ラクチェも負けずに笑顔だ
「ですけど、おっきくなってるから、後一回ずつですね」
言った途端、ラクチェはヌルリと才人を受け入れ、才人の射精を促す
「ちょっ、これ朝勃ち。只の生理現象、うっく」
「はっはっ。駄目です。あなたは勃ったら、私達に使わないとイケナイんです」
グチュッグチュッ
才人に馬乗りになりながら、才人の精液と自身の愛液で派手に音を立て、返りがハマり、才人が射精する
「あ゛〜〜来たのぉ〜〜」
才人が尻をガシリと掴み、最奥に固定し、ラクチェも負けずに押し付ける
ラクチェが暫くしてどくと、カチュアがすかさずヌルリと才人を受け入れる
ラクチェに負けず最奥に誘導し、ハマると腰をうねらせ、才人の性感以上に自身の性感を一気に高めらせる
「あっあっ、イク、イクのあ゛ぁ〜〜〜〜」
ドクン
才人が立て続けの刺激に負けて、カチュアをしっかり抱き締めて射精する
「ふぅふぅ。二人共、満足したか?」
「出来れば、後2週間はお願いしたいのですけど」
「……マジ?」
「はい、私達の群れの季節の番は卵を産む迄、一日中子作りするのが普通です。食事は、季節が終わった仲間達が用意してくれます」
「…だから赤い実なのか。それとも、赤い実が有るからなのか?」
「トリステイン近郊でしか取れないらしいので、他の群れは解りません」
「……ドスケベな群れだな」
「はいっ」
二人はニコリと笑い、才人の服を手に取る
「あなた、この服の穴、直せるか試して良いですか?硬い服は身を守る物ですよね?」
「その通りだけど、出来るのか?」
「材質が解らないので、何とも言えませんが、どうやら生地と中に入ってる、ふかふかの素材自体は欠けておらず、裂けてるだけですので。こちらの不思議な服も裂けてるだけですし。精霊の力で繋ぎ直せれば」
「へぇ、錬金みたいな事出来るのか。素材は、石油と云う古代の微生物や植物の化石から作られた繊維だよ」
「石油……ですか?」
カチュアが首を傾げながら聞く
「あぁ、大地の下に眠ってる。つまり、大地の精霊の力の一部って言えるかもな」
「あら、なら契約下なら、直せるかも知れないです」
カチュアとラクチェは、真剣に精霊との交渉に使う口語の詠唱を行い、みるみる内に繊維同士が繋がり、修復されていく
「ふぅ、確かに精霊の力が通りました。ちょっと、修復部分の色が変わってしまいましたけど」
カチュアが言い、才人が渡された物をチェックする
肌触り的に少し違うが、穴開きよりずっと良い
「此は助かる。有り難うな、二人共」
「いえ、夫の手助けをするのは妻の務めです」
ラクチェとカチュアはニコリと笑い、才人が服を着ると、二人は服を着て才人を学院の正門前に届ける為に、才人を抱えて飛び立った

*  *  *
才人が二人と別れ門衛に挨拶してから学院に入り、ルイズの部屋に赴く
「怒ってんだろうなぁ、ルイズ」
「いやいやいやいや、まさか初めての相棒のガキが、翼人との間とはねぇ」
「てめぇが最初に魔法吸わなかったせいじゃねぇか」
「おぅ。俺っちの作戦は成功って訳だな。この調子で他のガキも見せてくれや」
「……最後に絶対に引導渡してやる」
「あら、何て凄み出してるのかしら、お姉様」
「貴女が使い手を裏切るからよ。妹」
イマイチだった為、笑おうかどうしようか、微妙な雰囲気を一人と一振りは出しつつ、廊下を歩き、遂にルイズの部屋に着く
ガチャ
「只今」
才人は顔面を片手でガードしながら部屋に入ると、予想と裏腹に物は飛んで来ない
只、制服姿で胸のペンダントをいじくり回しながら、眼の下に隈を作り、こちらを睨みつけるルイズが居た
「う゛ぅ゛〜〜〜〜〜」
「ルイズ、ごめん今まで時間かかったよ」
「う゛〜〜〜〜〜」
「ルイズ?」
才人がベッドに近寄り、ルイズに手を出すとがぶりと噛みつかれる
「っつ」
「う゛〜〜〜〜」
噛みつきながら引っかかれる
ガリ
「って」
才人はルイズの気が済む迄、黙って耐える
噛みつかれた左手からは血が垂れるがルイズはお構い無しだ
たっぷりと10分、ルイズは才人に噛みついたのをやっと離す
「なんなのよ、あの翼人」
「ルイズ、あの」なんなのよ!!」
才人の言葉を遮り、ルイズは怒鳴る
「…友達だ。最近出来た」
流石に本当の事が言えないので、ぼかす才人
「…本当に?」
「タバサがさ、翼人の結婚に尽力しててさ、その子の親戚なんだよ。タバサに聞いてみ?」
「じゃあ、何でサイトだけ?」
「俺らが王宮でくたばってた時に、遊びに来てたんだと」
ルイズは唸りながら問い詰める
「…何で泊まりがけなのよ?」
「翼人の家は高い木の上にあってな、俺には翼人が運んでくれないと帰れないんだよ。ほら、ジャケットの穴も補修して貰った」
一応筋は通っている
「む〜、モンモランシーとかは知ってるの?」
「…何か言ってたのか?」
「ううん、知らないって」
「そっか、タバサの個人的な知り合いだからな。俺もそのツテだ。だからタバサに聞いてくれ」
「…解ったわよ(何か、かわされた感じがする)」
とうとう、ルイズは追求を諦めた
「所で、きちんと寝てたのか?」
ルイズは首をふるふる振る
『参った。俺がいつ帰って来るか解らないから、ずっと待ってたのか……アイツみてぇだな、ホント』
「風呂は?」
かぁっと、紅くなるルイズ
「今からじゃ、風呂は無理だけど、一時間は寝られるな」
そういうと才人はデルフと村雨を立掛け、ジャケットを脱ぎ、ルイズを抱き寄せ、ベッドに寝かせる
「少しでも寝るぞ」
「うん」
返事をして才人が添い寝をした途端、ルイズはストンと寝入る
『全く、行動が似てるんだよ、お前は』
才人は溜め息をついた

*  *  *
一時間経つと、才人はぺしぺしとルイズの頬を叩き、起こす
「ほら、ルイズ起きて。今日から学校の授業だ」
「……ん」
ルイズは一旦眼を開けると、睡魔に負け、また閉じる
「あぁ、もうしょうがないなぁ」
才人はルイズを抱き起こすと、そのまま抱えて洗面器の所に持って行き、パシャパシャと顔を洗い、手拭いで拭くと、更に下着と靴下とブラウスはサッと脱がせ、新しいブラウス、ショーツとニーソックスにする
ルイズは寝惚け眼で為すがままだ
「ほら、ご主人様。朝でございます」
「う〜、まだ寝るの〜」
まだ眼を擦りながら、惚けてるルイズ
「復帰一日目からサボりは良くないな。俺は、そんなルイズは嫌いだなぁ」
ルイズはぱちくりと眼を覚まし、才人を睨みつける
「そそそんな事する訳無いでしょ?馬鹿犬。あああたしが授業をサボるなんて、有り得ないわ」
「流石はマイロード。では、朝食に参りましょう」
「えぇ、良くってよ」

*  *  *
食堂に二人が入ると、周りからざわめきが起きる
「ん、何だ?」
「何かしらね?」
二人共きょとんとしながらも席に着く
戦争が常態のハルケギニアでも、やはり身近に勝利の立役者が居ると、注目を浴びるのは当然である
二人の何時も座る席にには、ワイングラスが置かれている
「何で朝からワイン?」
ルイズがきょとんとすると、マルトー料理長が入って来る
メイドに連絡を受けたのだろう
「勝利の帰還、誠にお慶び申しあげます。ささやかながら、勝利の美酒を用意させて頂きました。倉より出した秘蔵の一品、6035年の赤です」
才人がキョトンとすると、ルイズが真っ青になる
「ちょちょちょっと、そんなシロモノ出さないでよ。私達は、そんな大それた事してないわよ」
「…話から推測するに、とんでもない値打ちモンのヴィンテージみたいだが?」
「……6035年モノのワインは、一本で城が買えると言われてるわ」
流石に才人も真っ青になる
「や、止めてくれ、親父さん。そりゃ、幾ら何でもやり過ぎだ。俺もルイズも望んでない」
マルトーが胸をばんと叩いて、何時もの調子で喋りだす
「いやいや、学院長から許可も得てるんだよ。国賓の歓待用なんだが、寝かせとくより使ってしまえってな。まだ2本あっから、飲んでくれ」
「いや、駄目だ。受け取れん。普通のワインにしてくれ、頼む。ルイズは酒に弱いんだ」
マルトーは面白そうに目を細める
「まぁ、我らの剣なら、多分そう言うと思ったわ。普通のも用意してる。おい」
シエスタが氷を入ったバケツに入れたワインを持って来て、ヴィンテージと取り換える
「此なら、気軽に飲めるだろ?去年の奴だ」
ラベルを見せて、二人を安心させる
「ルイズ、どうだ?」
「うん、去年の白ね」
「それじゃ、そっちで頼むよ」
「あいよ」
キュッキュッキュッ、ポン
二人のグラスに注がれる
二人は朝からワインを飲むハメになり、マルトーが自らワインを注ぐ
「俺は嬉しいぜ、我らの剣よ。やっぱ、お前はスゲーわ」
「偶々だ、偶々」
才人がグラスを傾けながら、ルイズの様子を伺う
「もう無理か?」
ルイズがちびちびやりながら、こくんと頷く
「後は俺が全部頂くわ。残すのも勿体無い」
「おぅ」
才人が全部ワインを飲み、二人して改めて手を合わせてから、朝食を食べる
二人して食べ終わって席を立つ迄、生徒の視線に、ルイズは寝不足とアルコールで気付かなかった

*  *  *
才人が何時も通り洗濯に離れ、ルイズは一人教室に入ると、クラスメイトから話しかけられる
「ねぇ、ルイズ。貴女の使い魔、凄いのね」
「ありがと。でもあたしは、相変わらずゼロよ」
「……珍しく謙虚ね」
女性徒達がルイズの意地っぱりが出ない事に驚く
何時もなら、自慢してもおかしくない
良く見ると、何か顔が紅い
「あぁ、反応変なのは、ワイン飲んで酔ってるからか」
皆が納得し、席に付く
ルイズは何とか睡魔と酔いに抵抗しながら、タバサに近寄る
「タバサ、聞きたい事あるんだけど?」
タバサは読んでた本から眼を離し、ルイズに顔を向ける
隣のキュルケが興味津々だ
「…何?」
「昨日の翼人、タバサの友達って本当?」
コクリ
「才人が、タバサのつてで友達になったって」
『あぁ、成程ねぇ』
キュルケがにやつく
「えぇ、その通りよ、ルイズ。私も保証するわ」
「モンモランシーが知らないのも?」
モンモランシーが、キュルケにウィンクを送る
「えぇ、そうね。タバサ、今度モンモランシーにも紹介しましょ」
コクリと頷くタバサ
『今度会った時に、話通しておかないとだわ』
キュルケがそう結論付け、日常の授業が始まる
そして、授業が始まった途端ルイズは居眠りをする事になり、教師に呆れられる事になる

*  *  *
「ふぅ、洗濯終了っと」
才人とメイド達が洗濯物を干した後、休憩を行う
彼氏が居るメイドはともかく、彼氏が居ないメイド達の視線が更に熱く才人に注がれる
「…何か、前より視線が痛い感じがする」
「そんな事無いですよ。今や才人さんは、救国の英雄です」
そう言って微笑むメイド達
「…何時も通り接してくれよ。何か痛いわ」
「何言ってるんですか?何時も通りですよ。ちょっと、才人さんを彼氏か旦那様にしようとしてるのが、前より増えただけです」
才人は溜め息を付く
「……アニエスさんが戦後処理終らせて来る迄、こんな感じかよ……」
クスクスメイド達は笑う
『隣にシエスタでも居ればな。牽制してくれるのに』
才人は朝食で見た後、何故かシエスタの姿を見ていない
「あれ、もう皆休憩してたの?才人さん、これシエスタから」
歩いて来たミミが才人にメモを渡す
「あぁ、ありがと……ミミ、中見た?」
「いえ、失礼ですから、そんな事しませんよ?」
「ごめん、ちょっと用事が出来た。皆は休憩しててくれ」
そう言うと立ち上がり、才人は村雨に手をかけ、一気に走り出す
そんな才人をメイド達は見送った
才人がガンダールヴの力を使って、誰かが追跡してても振りきり、更にフェイクを噛まして別の場所に向かう様にしながら迂回
ヴェストリの広場に面する火の塔の階段の入口にやって来ると、シエスタがセーラー服を着て待っている
「やあ、待たせたね。ごめん」
「い、いえ。あの、言われた通り、仕立て直ししましたけど、どうですか?」
才人が皆にプレゼントする前に、自身で確認して貰う為に、シエスタは自分の分の上下を、先に仕立て直している
セーラー服はちょっとした動きで臍がちらりと見える丈で、スカートは膝上15サント
才人はシエスタを見た瞬間、思わず抱き締めてしまった
「え?あれ?才人さん?」
「俺の我が侭に付き合ってくれて、有り難う。凄く似合ってるよ」
「本当ですか?」
「あぁ、シエスタの顔立ちと黒髪のお陰で、日本に帰って来たみたいだ」
才人は抱擁を解き、シエスタを褒める
シエスタは気分を良くし、その場でくるりと一回転する
「セーラー服が、才人さんの国の学生服なんですね。でも、ちょっと恥ずかしいです」
「恥ずかしい?」
「えぇ。だって、才人さんの国の学生は、下着付けないんですか?皆さん平民ですよね?」
「はい?」
「貴族の様な下着なんて、私持って無いんですよ?」
「…まさか」
シエスタは頬を染めつつ、壁に身体を預け、才人に尻を向ける
「才人先輩、いけない後輩の検査をお願いします。勿論先輩の伝説の剣で、お仕置きして下さい」
シエスタの催促である
シエスタはスカートをゆっくり巻き上げると、シエスタの丸くて白い尻が才人の前にでんと出る
勿論花弁は才人に向かって牝の主張をしている
「……穿いて無いの?」
「シエスタはイケナイ子です。才人先輩の剣で、お仕置きして下さい」
シエスタが更に尻を突き出し、更に軽く尻を振る
セーラーの隙間からは、シエスタの胸がちらりと見え、全裸以上の破壊力を才人に与える
シエスタが才人を求めている
『だ、駄目だ。想像以上の破壊力』
才人がジーンズを下げると、股間の分身が怒髪天を突いている
『朝食った赤い実の効果、まだ残っているのか』
才人はそのまま、シエスタの腰を両手で掴むと、シエスタはピクンとする
手を使わずに、上手く入口に当てると一気に挿入する
ヌル
「あはぁぁぁぁぁ」
「う、シエスタ」
「あっあっあっ。私、良く、出来まし、た?」
シエスタは奥を突かれ、更に才人が被さって来ると才人に尻を突き上げる
「良く………出来ました」
「ご褒美、ご褒美〜〜〜〜!!」
シエスタは呼吸を荒らげ、才人を更に高ぶらせる
「うっ、出る」
「イクのっ」
ドクン
シエスタの膣は暴力的に才人を貪る訳ではなく、優しく包み、優しく迎え、鼓動を合わせて才人の精を受け入れる
とにかく才人の精を貪欲に貪る女性ばかりな為、シエスタとの行為は、才人に安らぎを与える
ピクピクと動く才人の分身は、その柔らかな中にまだまだ放ちたいと、才人に苛烈に要求する
シエスタの顔を振り向かせると、完全にとろけており、才人にキスを要求してくる
才人はキスをしながら舌を絡め、更に胸を揉みしだく
シエスタは才人が離れない様に、尻を才人に押し付け、やわやわと締め、戦闘体制を再び取らせる
「…シエスタ、まだ?」
「はぁ、ん。だってだって、あれから三週間ですよ?」
「…はい、頑張ります」
シエスタの締め付けは柔らかく、それでいて中に誘導する為、才人に中で暴れる悦びを与える
才人は更に腰を動かし、シエスタのおねだりに応える
「ふぅ、そういえば、シエスタいつの間にか下の毛も剃ったの?」
「あっあっあっ、はぁ。タルブで………ミスモンモランシに……してもらいました」
「…納得」
才人はシエスタを持ち上げ、正面にし、片足を上げて挿入し直すと、そのままシエスタを持ち上げ、駅弁の姿勢にする
シエスタは全体重で才人に繋がり、身体が離れない様、必死に才人にしがみつく
「あっ、才人さん好き、大好き!!あっあ〜〜〜〜〜!!むぐっ」
シエスタのあえぎ声を塞ぐ為、才人は口付けを交わし、舌を絡める
先にシエスタが絶頂の痙攣をし、才人が射精し、シエスタを抱えたまま壁に預ける
暫くすると、才人がシエスタの唇を離した
「あまり大声上げちゃ駄目だよ、シエスタ」
才人がシエスタの耳をくすぐる様に言うと
「だって、キモチイイんです。才人さんだからですか?それとも、まぐわいって、誰とやっても良いんですか?」
「個人差が有るから何とも。男だって、誰が相手でも良いって連中と、相手を選ぶ連中と居るからね」
「才人さんは?」
「…ノーコメントじゃ駄目?」
「駄目です」
「じゃあ、ハルケギニアの女のコには、ハズレ無しって答えじゃ駄目?」
「それって、日本だとハズレが居たって事ですか?」
「そう受け取って良いよ」
「じゃあ、許してアゲマス。だって、私は日本で才人さんが相手した女性より、上って事ですもんね」
そう言うと、シエスタは妖艶な顔をして才人を誘う
「これ以上は駄目。授業に行かないと」
「クスクス。才人さん、もっともっと可愛がって下さいね。あんな翼人なんかに、負けないんだから」
「…お手柔らかに」

*  *  *


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Last-modified: 2011-02-11 (金) 13:07:35 (4813d)

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