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Last-modified: 2008-11-10 (月) 22:57:11 (5644d)
タバサが部屋に戻ると。 「お姉さま!ほめてほめてー」 言いながらベッドの周りをぴょんこぴょんこ跳ね回る。 「シルフィは獲物を捕まえてきましたー。ほめてほめてー」 言いながら、身長のずっと低いタバサの胸に、ごろごろと喉を鳴らしながらじゃれつく。 「いったーい!」 時は少し遡る。 シルフィードはずっと気にしていることがあった。 「獲物は捕まえなきゃだめなのねー」 誰も居ないことを確認して、女子寮の裏庭に降り立ったシルフィードは、呪文を唱えて変化する。 「あ、着るものいるんだっけ」 獲物を捕るにも準備がいることを思い出した。 「よし!準備完了!」 あとは、獲物を見つけるだけである。 「えーっと、そこの丸い子?」 中庭に出たとたん、マリコルヌは、見慣れない青い髪のメイドに呼び止められた。 「ぶぶぶぶぶ、無礼じゃないかっ!メイドの分際でっ!」 腐ってもマリコルヌは貴族である。平民なんかに嘗められて黙ってなんかいられないのである。 「杖なんかだしてー。危ないよー」 メイドは杖を持って突き出したマリコルヌの右手をさっと取り、足をひっかけてすってんころりん、とマリコルヌを地面にすっころがした。 「あっこら!返せよ!」 上半身を持ち上げようとしたマリコルヌの顔を、メイドの足がぶぎゅると踏みつける。 「ふがっ」 メイドの足の裏でじたばたともがくマリコルヌ。しかしメイドの足は、今度はマリコルヌの胸板を押さえつけ、彼の自由を奪う。 「ねえ、あなたサイトってどこにいるか知ってる?」 言って、メイドはぐにぐにとマリコルヌの出っ張ったお腹を踏みつける。 「ねーえ、こたえてよー」 言ってさらに、今度は指をくにくにと動かして、マリコルヌの胸を刺激する。 「…っと」 マリコルヌの喉から、低い声が滑り出た。 「しらないのー?」 おー、感心感心。 「じゃー教えてー?」 ぞくぞくぞくぞくっ!! 「サイトならヴェストリの広場で素振りしてたぞおおおおおおお!!」 転がりながら、律儀に応え、マリコルヌは出てきた塔の壁に激突して気絶した。 「な、なんだったの今の…?」 言い知れぬ寒気に、両手で体を抱き、早くここから立ち去ろう…と思ったシルフィードだった。 後日、必死になって青い髪のメイドを探すマリコルヌが周囲を辟易させたが、それはまた別の話。 基本的なことなのだが。 「困ったのー。きゅいきゅい」 言いながらとぼとぼと中庭をうろついていると、風を斬る音が聞こえてきた。 「み」 地面を思い切り蹴り、スタートダッシュ。 「つ」 振り下ろした足が地面を捉える。そのまま加速。 「け」 まるで円舞を踊るように、くるりとステップを踏む。加速は緩めない。 「た」 この時点で才人は異変に気づき、振り向こうとする。しかしシルフィードの加速は才人の反応速度を上回っていた。 「のおおおおおおおおおおお!」 両足が地面を離れ、シルフィードの体が矢となって、足から才人の背中に突っ込んでいく。 「んおわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」 シルフィードの全体重の載ったドロップキックをまともに食らい、才人は思いっきり吹っ飛んだ。 「獲物、ゲットなのっ!」 ガッツポーズで勝利を堪能するシルフィードを、伝説の剣が眺めていた。 「…今度の娘は、やけに過激だーね」 そして現在に至る。 「というわけなのっ」 自慢げにふんぞり返るシルフィードの頭を、タバサは再度杖で小突く。 「痛いっ!バカになったらどーするの!」 言ってタバサは、才人を起こすため、ベッドに近づく。 「ダメなのっ!まだ本題じゃないの!」 才人をここに連れてくるのが目的じゃなかったのか、とタバサは歩を止める。 「言ってみて」 と、シルフィードを促す。 「この子が、本当にお姉さまに相応しいか、テストするの!」 そんなの必要ない、と言おうとしたタバサだったが、またもやシルフィードに遮られる。 「見た目はまあまあ、性格はよし、腕っ節もよし。 シルフィードは言って、びっ、と人差し指を立てて、続ける。 「私たち竜の間じゃ、どれだけ左右対称でも、綺麗に飛べても、力が強くても、つがいになれる条件にはならないの。 …だいたい予想はついた…。 「子種なの!しっかり子種が出るかどうかテストするの! ごいん。 「痛いの〜〜〜〜」 半泣きで頭を抑えるシルフィード。今度のはかなり効いたらしい。 「それは、大丈夫だから」 過去の数回を思い出し、さらに赤くなる。 「でも、ダメなの!主観だけで物事を判断するのはよくないの!第三者の意見も聞くべきなの!」 言ってくるっ!と才人のほうを振り向くと、あっという間の早業で、才人のズボンとパンツをまとめて脱がしてしまった。 「ほら!ふにゃふにゃなの!これじゃ子種は期待できないの!」 タバサの冷静な突っ込みに、シルフィードはあ!と口に手を当てる。 「それに、欲情する対象も必要なの!すっかり忘れてたの!きゅいきゅい」 しかし、シルフィードは諦めていなかった。 「あ」 さらに、目にも留まらぬ早業でタバサのローブを剥ぎ取って、背後からタバサを抱きしめて上着のボタンに手を掛ける。 「な、何するの」 言いながらどんどんブラウスのボタンを外していく。 「ちょっと、やめなさい」 慌ててシルフィードの手を掴もうとするが、シルフィードは器用にかわし、ボタンを外しきってしまった。 「こ、こらっ」 タバサは仕方なく左手だけで前を閉じ、空いた右手でシルフィードの手を追う。 「ひゃぁっ!」 突然耳に息を吹きかけられ、タバサの背筋がビクン!と伸びる。 「お姉さまも欲情しておけばテストしやすいのー」 言って今度はなんと、タバサの首筋をぺろぺろと嘗め始めた。 「ひゃんっ!テスト、って…」 前に回した手も、タバサの女性の部分を撫で回し始める。 「お姉さまとこの子が交尾して、ちゃんとした量の子種が出るかテストするのー。 言いながら、ブラウスの中で息づき始めた突起をつまみあげた。 「ひぁっ!」 普段好き勝手使われている鬱憤が、シルフィードを動かす。 「ひゃぁっ!」 目を覚ますととんでもない光景が目の前にあった。 「あ、起きたのー」 そのメイドは目覚めた才人に気づき、タバサを抱きすくめたまま、にじり寄ってくる。 「ほーほー」 じっと自分の一物を凝視する女性に、才人は思わず引く。 「まずは合格なのね」 言って、荒い息をつくタバサを、才人めがけてとん、と突き出す。 「サイト…」 完全に獣に支配されたタバサは、四つん這いで才人の下半身を跨ぎ、牡の反応を待つ。 「た、タバサ、どういうことなんだコレ」 二人きりではないので、才人は目の前の少女を『タバサ』で呼ぶ。 「…大丈夫、彼女は平気だから…」 今、全部説明する気はない。 「ちょ、いきなりっ」 タバサはそんな二人の声を完全に無視し、才人を口に含んだまま、舌を才人の茎に絡ませる。 「うわっ!」 チョットマテ、シャルロットこんなに口、上手かったかっ!? 「き、キモチいいよシャルロット…」 才人はガマンできなくなったのか、タバサを本名で呼び、タバサの頭を掴む。 「おー、お姉さまがんばってるのー。シルフィも応援しちゃうっ!」 不意にシルフィードがそう言ってベッドの上に乗り、タバサのお尻の後ろに座り込んだ。 「ちょっと、何やってっ…!」 タバサの声の途中で、シルフィードが中指をタバサの割れ目に挿し込んだ。 「ふぁっ!」 その刺激にタバサの背が反りあがる。 「これから交尾するのに、お姉さまも準備しておかないといけないのー。シルフィお手伝いするのー」 言って中指を何度も出し入れする。 「…ふぁっ!」 嬌声とともに目に入った目の前の光景に、限界まで張り詰めた才人が居た。 「シャ、シャルロット…!!」 才人ののぼせた声に、タバサは才人の限界が近い事を知る。 「うあぁっ!?」 才人が叫ぶと同時に。 「ん…」 快楽に惚けて才人の精を飲み干そうとしたタバサだったが、その上半身をシルフィードが抱き上げ、無理矢理その唇を奪った。 「んー!?」 シルフィードはタバサの唇を器用に自分の唇で割ると、その中に溜まった精液を、タバサの顔を傾けさせて無理矢理奪い取った。 「な、何して…」 唇を離したシルフィードとタバサの間に、精液の橋が渡される。 「濃さもバッチリなの!よかったねお姉さま!」 …そういうことか…。 「ちょっと、コレどういうことなんだよ」 そういえば、完全に蚊帳の外だった。 「というわけでよろしくなのっ!」 途中から説明に加わったシルフィードが、びしいっ!となぜか敬礼をして、才人に挨拶する。 「…そっか、そういう事か…。 あれー?あれれー?なんで苦労するのかな? 「うん」 頷く主人にムっとするシルフィード。 「なんでなのー?なんで苦労するのっ!こんなにご主人思いの使い魔はほかに居ないと思う!」 その言葉に二人同時にジト目を飛ばされ、シルフィードはあとずさる。 「ちょっと、シルフィード」 タバサは抵抗するが、シルフィードの腕はタバサの力ではびくともしなかった。 「濃さは認めてやるの!でも、あれだけじゃ量が足らないの!ちゃんとお姉さまを満足させるのっ!」 足を開いて暴れるわけにもいかない。ショーツは先ほどの行為でベトベトになったので、下半身は裸だった。 「そっちも準備できてきたみたいなのー」 言ってシルフィードはにやりと笑う。作戦通りっ! 「さ、サイト…」 獣の目をしている才人に、だんだん本能が目覚め始めてきたタバサが、潤んだ目で語りかける。 「シャルロットを満足させればいいんだな?」 タバサの肩越しに、才人はそう問いかける。 「そうなのー。一回や二回じゃお姉さまは満足しないの」 言って、シルフィードはタバサの両膝を抱えて、足を無理矢理開かせる。 「サイト…」 才人はタバサの腰を抱え、自分自身をタバサに押し当てる。 「ふぁっ!ふあぁっ!」 才人とシルフィードに挟みこまれ、タバサは嬌声を上げていた。 「ほーら、まだまだ足りないの。まだ二回目よー?」 言ってシルフィードは、才人と一緒にタバサを上下に動かし、赤く染まったタバサの耳を食む。 「またっ、またくるのっ!」 既にタバサは四回目の絶頂を迎えている。 「シャルロットっ!」 すでに合わせて三回の精を放っていた才人だったが、シルフィードの言葉と、いつもより柔らかなタバサの中に、再び放出の瞬間を迎えていた。 「ふあぁ…」 三回目の迸りを膣奥で受け、タバサの身体が震える。五回目の絶頂だった。 「ちょ、シルフィード、もうカンベン…」 才人はそう言って腰を引こうとする。 「だめなのー。お姉さままだ欲しいみたいなのー」 そう言って、タバサの耳元で「ね、お姉さま?」と尋ねる。 「もっと…」 そして、才人の耳を軽く食む。 「ごーかく!合格なのー!」 すやすやと眠る二人を見下ろしながら、シルフィードは喝采する。 「竜でもあんなに回数こなせるのそうそういないの!お姉さまは幸せものなの!」 そうして大喜びしていると、頭の中にタバサの声が聞こえてきた。 …シルフィード、今晩ゴハン抜き。 …えー!どうしてなの?酷いの! …腰立たなくなるまでさせるなんて、何考えてるの…。 …お姉さまの幸せに決まってるじゃないの! …こんな、獣みたいな幸せ…。 …でも、キモチよかったでしょ? …う。 …また三人でしよーね、お姉さま? …今度からアナタは抜きだから…。 …えーーーーーーーーー!! それを最後に、タバサの意識は途切れた。 「酷い!酷いの!シルフィもまざるぅーーーーー!」 そしてすやすや眠る二人の間に、シルフィードは遠慮なく飛び込んだ。 |
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