6-567
Last-modified: 2008-11-10 (月) 22:57:14 (5645d)

567 名前:サイト×アンリエッタ 1/2[sage] 投稿日:2006/10/28(土) 10:05:01 ID:M4wAFLba
「ん…」
「ここじゃ…まずいんじゃ…」
「野暮な事は…言わないで下さい…」
女王の間。例え城を失ったとしても、女王の玉座がある以上ここは女王の間である。
やはり、一国の主と言うには粗末なもので、石造りの床に絨毯が敷かれ、その絨毯の先に一際立派な玉座がある、だけの部屋である。
本来はそれでも護衛の兵二、三人は配置されている筈だが、今は…

「んふ…」
サイトが玉座に押し込まれるようにして座っていた。
体全体を彼に密着させ、その膝の上に乗り、唇をついばんでいるのはアンリエッタである。
「もう…わたくしに飽きてしまわれたのですか…?」
「いいえ…今でも大好きです…」
「嬉しい…」
本当はすぐにでもドレスを脱いで、全身の肌をサイトに触れあわせたい。
しかし、今は一応公務中だ。それ程の時間は無かった。
「キスだけじゃ…俺…」
「わたくしも…」
もどかしい思いに捕らわれて、二人の制御は徐々に効かなくなって来た。
ただ、水音がいたずらに興奮させていくだけである。

アンリエッタは一度サイトから離れ、長いスカートの下から下着を取り出していく。
サイトからは見えないが、おそらくその中が何も無くなってから、アンリエッタは再びサイトの膝の上に乗る。

568 名前:サイト×アンリエッタ 2/2[sage] 投稿日:2006/10/28(土) 10:06:08 ID:M4wAFLba
サイトの方もチャックを下げ、ソレを取り出して待ち構えていた。
チュプ…
「あん…」
「んぅっ…」
ゆっくりアンリの体温が、サイトのソコに染みていく。
その長いスカートの下で、二人は確かに繋がっているのだ。
「すみません…本当ならお胸を使って差し上げるのに…」
「いえ…これだけで充分です…」
アンリエッタはサイトの肩に手を置き、下から突き上げる熱に身を任せていた。
何より、サイトの顔を見られるのが嬉しかった。

「いつ…」
「…は?」
「いつ…誰が亡くなるのかわかりません…だから…こんな場所でも…」
アンリエッタは弁解したかった。この場所で行為に及んだ事を。ウェールズにしても、ルイズにしても、思いが完全になる前に逝ってしまった。
だから、目の前に愛する存在がいると我慢が出来なかったのだ。
「わかってますよ…」
「あぁんっ!」
アンリエッタの熱が高まっていく。それはすぐ、下半身の締め付けと言う形でサイトに知らせられた。
「俺だけはずっといます」
「あ…ありがとう…」
アンリエッタは常に、中を望む。
孕んでも良いのだ。愛する者との間ならば。そう思っていた。
この時、アンリエッタの頭の中に民の事は無い。

「はぁ…はぁ…」
「ん…」
アンリエッタはサイトの胸に縋るようにして倒れ込んだ。
胸の中にある彼女を、サイトは撫でてやる。
「今日も…」
アンリエッタは上目使いに、サイトの顔を見た。
サイトはその顔を見下ろす。
「今日も…夜は…」
「はい…わかってますよ…」
今だけは軽いキスで応える。
そうされると、アンリエッタは瞼をストンと落とし、サイトの胸の中で眠りにつくのだ。
(女王様…姫様…アン…)
サイトはその寝息を聞きながら、背中を撫でる手を止めなかった。
華奢な、温かで、柔らかな背中。

この後、サイトが状況を思い出し、アンリエッタを起こしたのは五分後の事である。

ルイズが…いないorz


URL B I U SIZE Black Maroon Green Olive Navy Purple Teal Gray Silver Red Lime Yellow Blue Fuchsia Aqua White
トップ   編集 凍結 差分 バックアップ 添付 複製 名前変更 リロード   新規 一覧 単語検索 最終更新   ヘルプ   最終更新のRSS
Last-modified: 2008-11-10 (月) 22:57:14 (5645d)

PC用眼鏡【管理人も使ってますがマジで疲れません】 解約手数料0円【あしたでんき】 Yahoo 楽天 NTT-X Store

無料ホームページ 無料のクレジットカード 海外格安航空券 ふるさと納税 海外旅行保険が無料! 海外ホテル