A1-26
Last-modified: 2008-11-10 (月) 22:59:05 (5617d)
26 名前:名無しさん@お腹いっぱい。[sage] 投稿日:2006/08/13(日) 21:49:14 ID:wpqdZrBm
(は、裸で抱き合うくらいならばれないわよね・・・)
ルイズたんは一度サイトから離れると、身体を覆っていた薄絹のキャミソールを脱ぎ去り、
「・・・・・・っ(///」
最後に残った下着にも手を掛けます
ぱさっ
ずり下ろされた下着が足元へ落ち、ルイズたんは一糸纏わぬ姿になります
眠っているとはいえ、生まれたままの姿を、好きな人の前へ晒しているという状況
ルイズたんは羞恥の余り、顔を真っ赤に染めてしまいます
以前は、目の前で平然と下着を脱ぎ捨てていたのに・・・
サイトが初めてこの世界に来た頃の事を思い出し、過去の行いにますます頬を紅潮させてしまうルイズたん
あの頃の彼女は、サイトを人間扱いせず、ひどい事を沢山してしまいました
その事を自覚しているから尚更、サイトが自分をどう思っているのか気になってしまうのです
いつも虐めていた私と、いつも優しいシエスタ・・・どちらがより好意的に思われるかなんて、考えなくたって分かります
それに、サイトは自分の世界に帰りたがっています
何の手がかりも掴めない今でも、その思いを諦めずにいるのです
自分だって、もし突然知らない世界に連れ去られたりしたら、きっと心細くて泣いてしまっていたでしょう
だから、サイトが何とかしてこの世界を去ろうとするのも分かります。きっと、自分もそうしたに違いないのですから
それでも、ルイズたんはサイトの事を諦められません
サイトが他の女の子――キュルケやシエスタに誘惑されていても、サイト自身がこの世界を拒絶していても、
自分がサイトを苦しめている張本人であっても・・・それでも、サイトのことが好きなのです
「サイト・・・」
ルイズたんの目には、いつの間にか涙が溢れていました
あなたの事が好きなの。たとえ他の子と抱き合っても、キスをしても・・・し、舌を入れたりしても
たとえ・・・私を好きでなくても・・・嫌われていても・・・
ルイズたんは、一糸纏わぬ姿のまま、眠るサイトの上に再び身を重ねます
「サイト・・私、あなたの為なら何だってするわ。あなたが望むなら、本当にご主人様になってくれたっていいの。
・・・もう、ずっと嫌われたままでもいい。誰のことを好きになったっていいから。だから・・・」
サイトの頬にそっと手を触れるルイズたん
「だから・・・私を置いていかないで・・・」
ルイズたんは、サイトの唇にもう一度、そっと口付けを交わすのでした
新盆にこんなこと書いてる俺キm(ry