その日、学院の中庭に大勢の生徒やアンリエッタ女王を始めとする
トリスティンの貴族が詰めかけていた。
その視線の先にはサイトとコルベール先生がたっていた。そう
今日は、二人が直したゼロ戦と戦闘機の試験飛行が行われるのだ。
コルベール先生はサイトに聞いた。「サイト君、飛べそうかい?」
サイトは「ゼロ戦の方は問題ないですけど、戦闘機の方がちょっと
微妙ですね」と遠慮がちに答えた。
そして、ギーシュの進行により、スタートした。
「それでは我がオンディーヌ副隊長サイトとコルベール先生の手に
より、造られました二つの新しい龍の試験飛行を始めます」
ゼロ戦の方は問題なく飛べたが、戦闘機の方はマイナートラブルに
より、展示のみという予想通りの結果だった。
「サイト君、予想通りだったね」
「まあ、ここまで直れば奇跡ですよ」
すると二人の側にルイズ達がやって来た。
「ねえ、サイト。これ、何に使ってるの?あんたの世界じゃ」
するとサイトはみんなに「これの使い道の話は長いよ、これは
世界の平和を守るためという名目で戦争につかうのさ・・・」
ギーシュは思わず聞いた。
「君の世界は戦争が無いんじゃなかったのかい?」
「いや、俺の生まれた国では確かに無い、でも他の
地域では今も続いているのさ、爆弾という武器がた
くさん使われてね、毎日沢山の人が死んでるのさ。
いや、俺の国もほんの数十年前はしてたのさ」
シエスタが震えながら聞いた。
「サイトさん、それじゃ私のひいおじいさんは・・・」
サイトは暗い口調で答えた。 
「ああ、シエスタのひいおじいさんがこの世界に来た頃
俺の国はド派手な戦争をしていたんだ。これがまたひど
くてな・・・、生きてる人間、それも俺たちと同じ年頃
の人が爆弾と燃料だけを積んで敵の船に体当たりして死
んでいったのさ。自分の意志でなんかじゃなく、
国の命令で・・・。その戦争の後さ、身分の差別が無く
なったのはな・・・」
コルベール先生はそれを聞いて、「君の世界でも戦争は
あるのだね、サイト君」と言った。
ルイズはサイトの肩に手を載せて、「大丈夫よ、サイト。
姫様は戦争を起こさないわ」と言った。
サイトはそれに対し、「俺が起こさせねえ、ずっと
みんなと笑顔でいるために・・・」と答えた。
ギムリは「直さないで置いておく、これ?」と聞き、
サイトは「いや、一応治しておこう」と答えた。
I'm imrepssed you should think of something like that

その後、戦争が起きる事は無かったが、エスマーイルが
いつ攻めて来るか分からないため、戦闘機での警備を
サイトが専属で行ったという。


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