エアコンの暖房が利き、炬燵に収まってミカンを口に運びながら、紅白の結果を最後まで見る。

更にとことん大雑把に言ってしまうと、ランプでも蝋燭でも松明でも月の光でも無く、電気によって灯された人工的な明かりの下で年を越すというのはサイトにとってかれこれ数年ぶりの体験である。
もっとも、大半が自然に囲まれた世界で長い時間過ごしてきたサイトにしてみれば、今の場所は何とも眩し過ぎる。

「何か、すっげー味気ねぇなぁー・・・」

そんな風に感じてしまうのは街や人の様子よりも、きっと何よりサイト自身が変わってしまったせいだろう。
地上の人工的な光に逆に掻き消されて余り星の見えない夜空を見上げながら自宅への道を歩く。
脇に抱えているのは中くらいの紙袋。歩く度に中身がコツンゴツンとぶつかり合っている。

「うー寒かった・・・ただいまー」

返事が無い。そしてまず気付いたのは、土間の靴置き場に並んでいた靴が幾つも消えている事だった。

あれ、皆出かけちまったのか?

そう思いながら勝手知ったる我が家に上がろうとして・・・・・・靴を脱ぎ忘れてるのに気付いて慌てて足を引っ込める。
帰ってきたのはつい2日前だし、向こうでは寝る時以外は何時でも土足だ。今更ながら文化の違いを実感してしまうサイト。


そんな事を考えながら、居間へとやってきたサイトの目に飛び込んできたのは――――
1度嵌ったら最後、たとえ用足しであろうと誘惑を振り切るのに多大な精神力が必要になる暖房器具―名をコタツという―
その天板に突っ伏している青髪の少女であった。

異世界をつなぐ虚無の中級魔法、『世界扉』によって1度目の地球への帰還を果たしたのが数ヶ月前。
最後に見た時と変わらない自宅を見た瞬間涙が一筋溢れた。そして母親と再会した時に至っては恥も外聞も関係無しに母親共々大泣きした。

・・・その直後、一緒に付いてきた(美)少女達とかアリエナイ色のヒゲ親父とかエルフ耳をに気付いてぶっ倒れられたのだが。

里帰りは一時的な物であり、ハルケギニアに戻る為には『世界扉』を使えるジョゼフの存在が不可欠(ティファニアはまだその域に達せていない)。
だから髭親父はともかくとして、少女達が付いて来たのは・・・・・・まあ観光半分、サイトの両親への挨拶半分だ。
なにせ彼女達にとっては将来の夫の家族なんだし。


そんなこんなで仕事から帰って来た父親も加え、改めて自己紹介と事情説明。

父親の方ももはや死んだかと思っていた息子の突然の帰還に驚きはした。
そしてその息子が異世界の王族の後継ぎの少女達―それも複数―を囲っているのを知ってブッタまげた。
でもって思わずポロリと羨ましがってサイトと妻にボコられた。
まあそのお陰で慌てて父親に治療を施すイザベラの魔法を目の当たりにし、完全にサイト達の説明を信じてくれる結果になったのは幸運だったのだろう。

ともかくイザベラ達の見た目の可憐さとか王族故のオーラとか種類豊富な抜群のスタイルとか(これ重要)で既にペースを握られていた平賀夫妻は、いともあっさり異世界の少女達を受け入れたのである。
これがジョゼフ1人だけだったらどうなっていた事やら――――十中八九警察を呼ばれていたかもしれない。
見た目って大切だ。世の中美女美少女の方がよっぽど受けが良いのである。




それ以降、最低でも2ヶ月に1度は地球とハルケギニアを行き来して土産を持って行ったり、逆に地球土産をハルケギニアに持ち込んだりしている。
ちなみにその分の代金はサイトの自腹だがサイトが貰っている貴族年金の貨幣の大部分がエキュー金貨、つまり金であり、しかも技術レベルの割に純度90%後半の代物。
そんな訳で小さな巾着一袋分換金しただけでサイトは地球でもちょっとした小金持ちになってしまった。
もっともその大半は両親に渡してしまったのだが。だってハルケギニアに戻ったら意味無いし。

余談はさておき、里帰りの度に毎回ジョゼフやイザベラ達もしっかり付いてきてはたっぷり地球を観光していくのが恒例となっている。
そして今回、地球での年末をイザベラ達も過ごす事になったのだ。

「イザベラー、起きてるか?」
「んぁ?どこ行ってたんだいサイト・・・」
「あー・・・ちょっと買い物に。他の皆は?」
「サイトのお母さんが近くの『ジンジャ』って所に『ハツモウデ』に行かないかって誘ったら皆付いて行っちまったのさ。皆してこんな寒い時に出かけるなんて気がしれないよ」


そう言うイザベラは折り畳み式のコタツに収まって天盤の上にたれていた。
今の彼女を見て誰が異世界の大国のお姫様だと信じるだろうか?それぐらい今の彼女の顔は幸せそうに緩み切っている。
まぁこっちに来てから仕立てた、学院の制服風に黒のスカートに白のYシャツという格好だけでも十分似合ってるから別に気にしちゃいない。

「『コタツ』ってのは良いねぇ、チキュウの文化の極みだよ」
「まー向こうじゃそういう暖房器具とかないしな――――そんなとこで寝たら風邪ひくぞー?」
「うにゅぁ〜〜〜〜〜〜〜・・・・・・・・くー・・・・・」

ぬっくぬくで気持ちよさ気にウトウトし始めるイザベラ。
あーもー寝ぼけかけのイザベラも可愛いなぁこの野郎と悶えたくなるけど我慢我慢。
そしてこんな無防備な姿を見せられては悪戯したくなるのが何気にいじめっ子属性のサイトの性。

「うりゃっ!」
「ひゃわんっ!?」

ガバッ!と覆い被さるように少女の背中から抱き付いた。
身体が冷えた時には人肌が1番暖まるんです。心も体も。

「あーあったけーイザベラあったけーてかいい匂いー」
「冷たいじゃないか!ぅあっ、ちょ、どこに手ぇ突っ込んでんだい!」
「なぁー?イザベラの服の中だけど?」

抜け抜けと言い放ちながら氷点下近い外気に熱を奪われた手先をイザベラの胸元に滑り込ませる。
でもって同じく冷え切ってピリピリ痛むぐらいの頬をうなじにすりすり。おまけに首の生え際に鼻先まで擦りつけてくんかくんか。

やられるイザベラは堪ったもんじゃない。冷たいやら鼻息がくすぐったいやら、でも満更じゃなくてどう反応して良いやら。
そうこうしている内にあっという間にシャツのボタンを外され、下着の中にまで冷たい感触が直に触れる。

「ひゃうん!?」
「うわ、どこで買ったんだよこんなブラ?」

熟練の手つきで瞬時に取り外したブラを摘まんでひらひらさせながらサイトが意地悪げな笑みを間近で浮かべると、イザベラは喧嘩腰の猫みたいな唸り声を上げながら赤面。
目前で揺れているのは髪と同じ色のレースをふんだんに使った代物で、布地の間と間から覗くように肌が全体的に透けて見えるデザインだ。
ハッキリ言って過激だし、近所のデパートでこんな派手なの売ってる筈も無い。
特注品っぽいし、とサイトの感は告げている。

「う〜〜〜〜〜〜・・・・・・前に来た時、お義母さんにお願いして『ツウハン』ってので下着屋に注文して貰っといたのさ」
「つまりこんなのつけてるって事は俺にこーしてもらう気満々で待ち構えてたとか?」
「〜〜〜〜〜!も、文句あるかい!?」
「いや大歓迎。愛してるぞイザベラ」

真摯な声で真面目な顔して言えば倍率ドン!であら不思議。


「へにゅう・・・・・・」

顔を真っ赤にして身体をしなしなへたらせてあっさりサイトに身を預けてくる。頭は蒼いのに赤いとはこりゃ如何に。
ともかくその間にシャツも肌蹴させて未だ成長しつつある双丘を露にする。
揉んでる内にイザベラの熱を吸い取って、悴んでややぎこちなかった指先が元の動きを取り戻す。対してイザベラの身体は肌の色が紅潮していくのに比例して火照っていく。
それが快感を感じ始めた証だと経験上分かっていたサイトはふと、買ってきた紙袋の中身を思い出し―――山賊の笑みを浮かべた。

そーいや皆出かけてるんだし、使ってみるにはちょうど良くね?

思い立ったら吉日とばかりにハイ決定。という訳で片手でイザベラを抱き締めるようにあちこち撫でたり揉んだりしながらもう片方の手で紙袋を引き寄せる。
電池は既に装填済み。何時でも使えます。

「なぁイザベラ、これなーんだ」
「ふあ・・・?なに、それ・・・・・・」

それはピンク色の親指大の大きさで、卵みたいな形状にコードとリモコンが付いた代物。
明らかに地球の工業製品であるそれをファンタジー出身の少女が知ってる筈がない。

「ほら、スイッチを弄ると震えるんだよ」
「あ、本当。でも、こんな物何に使うんだい?」

ただ震えるだけで何の役に立つのやら、といった気持ちがありありと浮かんだイザベラの表情。
しかし直後、あられも無い声を上げてイザベラはそれをどんな用途で使うのか理解する事になる・


重低音を放ちながら小刻みに震えるピンクの物体を持った手が、スカートの中に思いっきり突っ込まれた。


ヴィィィィィィッ・・・!!

「ひゃいっ!?はあっ、ああぁぁぁぁあああっ!!?」

薄布越しに敏感な部分に押しつけられる無機物の冷たさとバイブレーションという初めての感触に、イザベラは過剰なほど背筋を振るわせて悶えた。
ハルケギニアにも性行為用に使われる大人のおもちゃというものは存在するが、こんな風に機械的に一定かつ小刻みに振動するものなど存在しないから当たり前。
というか、『こういう代物』にそこまでの技術力を注ぎ込むのも不可能だし。

そんな訳で、地球ではこの手の物でポピュラーかつスタンダードな卵型のバイブレーターは、イザベラにとって正真正銘まさしく未知の代物であった。



「なはっ!?ひぅ、なぁ、何だいそれぇ・・・!?」
「地球にもさ、エッチの時に使うおもちゃとか色々あんの。気持ちいーか?」
「そ、そなぁ、わから―――――あああっ!?」

既に湿り始めていた下着を手探りでずらしながら、割れ目の奥へとバイブレーターがサイトの手によって侵入される。
直接埋め込まれた固く冷たい振動。
未知の感覚、初体験の快感に、サイトの予想以上の速さでイザベラに限界がやって来た。

は、早っ!?

「あれ〜〜〜?イザベラ、そんなに感じちゃったのかよ?」

意地悪そうな笑みを浮かべて質問。
イザベラの方は如何にも分かり切った言葉に言い返す事も出来ずビックンビックン悶えてる真っ最中。コタツの天板に両手を突いて腰を浮かせながら尻を振って悶えている。

あ、スイッチ入れっぱなし。

「っと、悪い悪い」
「はや・・・・!はやっ、止めれぇ!」

もはやろれつも回っていない段階だ。口を金魚の様にパクパクさせながら舌を突き出し、涎も涙も愛液も流して上も下も大洪水。
想像以上の反応に満足するべきか、サイト自身が責めるよりもおもちゃ程度にここまであっさり昇天された事に凹むべきか、思わずちょっと悩んでしまう。
買ってきて少女に対して使ってみたのは自分だけど、それとこれとはまた別の話。
ま、それよりも今度はサイトに向かって突き出されているお尻の方も堪能させてもらうとしよう。

むにむにもみもみ

「な、撫でちゃらめ、今は敏感なんだよぉ・・・・・・」
「何で女の子のお尻ってこんなすべすべしてて柔らかいんだろーな」
「ふにゃっ、こ、擦りつけるなぁ!舐めるなあっ!」

はち切れそうな白い谷間に顔を埋めてぱふぱふ、谷底を下で掠める様に舐めながらふくらみを揉みほぐす。
それだけで既に1度限界が訪れていたイザベラの身体から力が抜け、なすすべなくサイトにされるがまま。
声にも力は無いしその調子も怒っているというよりは多分に甘いものに染められていた。完全にスイッチONである。

「前は塞がってるから、今日は後ろでシような♪」
「もう、かっれにしなよ・・・」
「そんな事言ってイザベラも満更じゃなさそうじゃんか」
「うりゅさいぃ・・・入れるんなりゃ早く入れにゃよぉ・・・・・・・・・」

口ではそう言ってても身体の方は早く早くと物欲しげにお尻ふりふり。天板に身体を預ける形でわざわざ自分から形のいいお尻を手で広げてみせている。
舌で弄られた窄まりは僅かに閉じたり開いたりしてサイトを誘い、その下の秘裂からは透明な分泌液がまだ中に入ったままのバイブレーターのコードを伝って滴らせながら揺れている。
わざわざ自分からそうしながらもサイトの方に向けられたイザベラの方は何処か怒ったような顔で、しかし眼だけは懇願するような熱っぽい気配が見え隠れ。

うーん、これは良いツンデレ。

そんな訳でサイトは遠慮無くズボンからすでに準備万端バッチコーイな息子を取り出すと、先端を谷底の窄まりへと押し込んでいった。



ずぐにゅにゅにゅにゅにゅ・・・・・・

「ふあああぁぁぁぁぁ、んっ」

もはや慣れ親しんだ、腸内を埋めつくす熱い異物感。
一瞬で体裁を取り繕う様に釣り上げられていたイザベラの目尻が解れ、不機嫌そうな表情はアッパー気味に蕩け切った笑みへと変貌する。
サイトの方も前の方とは一味違う、根元からえらの出っ張った部分までぎちぎち締め付けてくるそのキツさと熱さに呻きを漏らしてしまった。
ゆっくりと出し入れすると上がる子犬の鳴き声に似た嬌声。その度にイザベラの意識が瞬く。

おっぱい・・・先っぽ、擦れてっ…!

天板の上にかがみ込む体勢なので、豊満な胸はむにゅっと潰れて先端からその周辺までサイトに突かれる度に揺れては擦れ揺れては擦れ。
図らずも2ヶ所、いや出し入れの度に震動が前に入れられたバイブにも伝わって、その度に敏感なスポットにこっつんこっつん当たっている。
当のサイトがそんなつもりは無いにも関わらずに3点攻めを食らったイザベラはたまったもんじゃない。とっくに意識はオーバーフロー寸前だ。

「あぎ、ひぐっ、くひんっ、ダメ、サイト、らめ、もう、限界・・・」
「おいおい、まだ動かし始めたばっかじゃんか?」
「らめなのぉ、いっぱい、いっぱいこひゅれてるからぁ」

息も絶え絶え、といった風情の愛する少女の姿にやり過ぎかなと反省――――しないのがこの男。
並行世界じゃMっぽくてもここじゃこの男の属性はS。これ鉄板。

と、いう訳で。

ずちゅぐちゅずちゅぐちゅちゅっ!

「あぐぅ!?ひゃうん、いぐ、らめぇ、強すぎるぅ!」
「文句言ってる割には痛いぐらい締め付けてるけどな」
「はがぁ、いあっ、あはっ、あああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

返答は絶叫。限度考えろこの野郎。
ふと、前後に動かす度に裏側の部分に当たる感触に気づく。肉癖越しに感じる固い物は、埋め込まれたままのバイブレーター。

「・・・・・・・・・・・・・」

コードの先についたリモコンを手にとって、喘ぎっぱなしのイザベラをちらっと見て、もう1回リモコンを見て。
それからダイアル式のスイッチを思いっきり回した。

次の瞬間。突如としてMAX全開で作動したバイブレーターがイザベラの奥底で激しく震動。


「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!○☆!!!!?♪!?!?!!!?」


思いっきり背中を折れそうな位弓反らせて、イザベラが声にならない絶叫を上げた。
前から透明な液体が噴き出すさせながらバイブレーターが割れ目から飛び出すのと同時、壁越しにバイブレーターが肉の筒全体も震えさせてサイトの肉棒を素早く激しく責め立てた事でサイトの方も耐え切れず熱い白濁液もイザベラの腸内に吐き出される。



白目を剥くほど崖っぷちまで責められたイザベラの意識はもう朦朧、天盤の上に倒れ込んで陸に打ち上げられた魚の様に痙攣するしか無い。
しかし、ここでサイトも予想だにしなかった事態が勃発。

ついさっきまで外に居たせいで身体が冷えてた為か、やや締まりの悪くなっていた膀胱が射精に釣られて誤作動を起こして尿道が緩み。
精液とはまた違う、温かい液体がイザベラの腸内へと流れ込んでいく。

「ふわぁぁぁっ?あ、あったかい・・・・・・」
「わ、わわ、うわヤベっ、止まんねぇ!?

幸いにもサイトを根元まで飲み込んでいる窄まりは彼を離さないとばかりに緩まる気配が無いので、隙間から漏れる事も無くイザベラの中を満たしていく。
こればっかりはサイトも慌てるしか無い。少しでも緩んだら最後、大惨事確定である。

・・・・・・既にイザベラのあれやこれやな液で大惨事じゃねーかという突っ込みが聞こえてきた気がするけど華麗にスルー。
サイトが抑えきれずに鉄砲水よろしく放出している良は半端無く、イザベラの下腹が早くもぽっこり膨らんでしまっているほど。



という訳で、発動条件が整って無いのにガンダールヴの能力全開以上の速さでトイレへ飛び込む事になった。



両膝の裏を持ち上げた体勢、いわゆるおしっこしーしーの恰好を取らせて少女の身体を支えながら、器用にも片足で外蓋と中蓋を持ち上げてから洋式の便器と向き合う。
イザベラの方は力が入らないっぽいので、仕方なく両腕で彼女の身体を上に持ち上げて引き抜くしか無い。
にゅぽん、という形容しがたい粘り気のある音を立ててサイトが引き抜かれると、すぐに限界が訪れた。

「うああぁぁ・・・みないれぇ、もれ、もれちゃ――――」

ぷじゅ ぷしゅううぅぅぅぅ・・・・・・

「ぁあああぁぁぁぁぁぁ・・・・・・・」

ようやくイザベラが我に返っても時すでに遅し。
執拗に激しく責め立てられたお陰で主の言う事を聞いてくれない窄まりは役目を果たす事無く、白濁交じりの黄色い液体を大量に吐き出した。
イザベラには勢い良くサイトが流し込んだ物を己が吐き出す間、絶望に満ちた声を漏らす事しかできなかった―――――



除夜の鐘によって払われるという煩悩の数は108個というが、只今平賀家で響く鐘の音は明らかにそれを上回っていた。
というかどすがすぼがぼくっ!とこんな肉々しい鐘の音があってたまるか、とこの音を聞いた者が居ればそう思う事だろう。

「バカッ!バカッ!こんの大バカー!」
「ごめっ、あがっ、ちょ、調子に乗ってサーセンっしあべっ!?」
「うあーん!お、王女の私をトイレ扱いするアンタなんて、アンタなんて―!?」
「ちょ、流石にコタツの天板はヤバくなばがぁっ!!?」


「え、えーっと君達、止めないのかい?」
「「「(いや、)いつもの事(だし・だから)」」」
「ゴメンなさいねテファちゃん、お姫様のお客さんなのにお手伝いさせちゃって」
「い、いえ、当たり前の事ですから・・・」
「おお、もう12時を回ったぞ。新年オメデトウだ、未来の親戚殿」
「新年明けまして」
「これからも宜しくお願いします」
「ええこちらこそ、これから先も家のバカな息子を見捨てないで上げてね皆さん」
「いえその、むしろそれは私達の台詞です!」
「あらあら。本当に愛されてるのねぇ息子ってば」
「・・・うん」







「いや、和んでないでたずけてくれぇ――――!!!」
「バカ〜〜〜〜〜〜〜〜〜っ!!!」


その年の平賀家の新年はお仕置きで幕を開けたという。



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