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691 名前:泣き虫ルイズ[] 投稿日:2006/08/07(月) 10:02:51 ID:m+twdoQb
冷たく、暗い地下牢。
かつて王家に仇なした者を封ずる為に使われたこの区画は今、王家の忠臣を封ずる場所となった
トリステインは数日前、ガリアによる電撃侵攻により窮地に立たされた。
友好国であるゲルマニアは参戦こそしなかったものの、ガリアの侵攻に手出しをしなかった。
形だけの戦勝により疲弊したトリステインは敵ではなく、既に王宮と魔法学院は敵の手に落ちていた。
魔法学院の生徒は言うまでもなく貴族の親類であり、人質として使う事が出来
た。
しかし。女生徒の大半はそうは行かなかった....。
「ルイズ・フランソワーズ・ヴァリエールだな....。」
若干略式化した名前で呼ぶ。両手首を皮の拘束具で拘束され、吊り下げられるような形となっていた。
湿気の匂いが絶えず鼻をつき、吐き気を催す。中を照らすは蝋燭の明かりだけである。扉は檻ではなく鉄扉で、誰かが入る度に鈍い音を起てた。
この一室は隔離された一画のようで、拷問用の部屋だったのだろう。
ここで現在、一部の生徒に「教育」を施していた。権力者の傍らにはいつも美人がいるものである。但し、慰み物の....
692 名前:泣き虫ルイズ[] 投稿日:2006/08/07(月) 10:04:41 ID:m+twdoQb
鳶色の瞳は桃色の髪に隠れていた。始めから彼女に抵抗する気はなかった。
サイトの死。
それは彼女の全てのやる気を奪っていった。放心状態だったその時に、ガリアの侵攻は重なった。呆気なく彼女は捕らえられ、今に至っている。
「ふん...恐怖で返事も出来ないか...」
「....しなさい...」
「ん?」
「殺しなさい!あなた達みたいな外道にいいようにされる位なら!」
「バカが。お前達のような貴族は生きている方が価値がある。何しろ貴族の娘と言えば引く手あまただからな。」
「クッ...。」
「今から教育官が来られる。せいぜい覚悟しとくんだな。」
軍服の男が言う。逞しい体躯、胸に鈍く光る勲章。どうやら高級軍人らしいがこいつらの慰み物になると思うと
吐き気がする。
激しい嫌悪を感じたその時だった。
キィ....。
「どうやら来たみたいだな。」
鉄の扉が開く。
ルイズより一回り大きな男だった。軍靴さえ履いているが比較的軽装である。特徴なのは仮面を被っている所だが傷でも負ったのだろうか。こういう場面で軽装でいられるのは大概かなりの高官である。
「では、後は。」
「任せてくれ。」
簡単な挨拶を交わすと片方は部屋をでた。
新しく来た男が向き直る。
693 名前:泣き虫ルイズ[] 投稿日:2006/08/07(月) 10:06:54 ID:m+twdoQb
男はしばしルイズの顔に見入った。ルイズはその瞳で睨み返した。
「そんな目で見るな。」
「私は....屈しない..何があっても。」
「ふん。」
当然今のルイズの言葉は虚勢に思える。さほど気にした様はなく男はルイズの体の線を指でなぞった。
「それ以上触れないで!」
気にせず男はなぞり続けた。ルイズとしては好きな男以外に触れられたくは無い。例えそれが亡き人だとしても。
「気に入った。お前は俺が徹底的に教育してやる。」
依然ルイズは睨みつけた瞳を外さなかった。が表情は若干強ばった。
「まずは印をつけないとな....。」
男はルイズのシャツのボタンに手を掛けた。
「や、辞めなさい!」
実はシャツの下はそのまま素肌である。サイトが消えて以来明らかにルイズの自慰の回数は増えた。そのためあまり必要のなかった上の下着をつけない事も多かった。
プチ、プチ
何の躊躇いもなくボタンを外し、正にさらけ出す瞬間だった。
694 名前:泣き虫ルイズ[] 投稿日:2006/08/07(月) 10:09:53 ID:m+twdoQb
前が放たれた。膨らみは本当に僅かしかないが、形は整い、二つの突起は紅みの強い桃色だった。
「ああ....。」
思わずルイズは目を逸らした。
サイトにさえ見せてなかったのに....。
ルイズは貞操観念が強かった。夢の中でサイトを許すのはルイズだけであり、ルイズを許すのはサイトだけだった。それを...他人に...。
途端にルイズは涙をこぼしそうになった。
それ程好きだったの
自問自答する。今なら首を縦に振れた。しかし、時間はもどらない。
「さて。」
男は革の手袋をはめた。手の甲を火傷している様だった。そして
「きゃぁっ!」
ギリギリとルイズの突起の片方を引っ張った。指二本で引っ張っているが強い力でルイズの乳房は引き延ばされた。既に涙が溢れている。
更に強い力で引っ張る。小ぶりな胸が千切れそうだった。
男は懐に片手をやった。怯えながらそれを目で追う。
懐からとり出されたのは
針だった。
695 名前:泣き虫ルイズ[] 投稿日:2006/08/07(月) 10:13:52 ID:m+twdoQb
「やめて!痛いことはやめて!」
哀願する。止めどなく涙が溢れた。ルイズの乳首は敏感だった。胸は小さかったが胸だけで達する事ができたほどだ。
今、其処に
針の先が当てられた。
「や....やめ」
この先の言葉は言えなかった。紅に似た桃色の突起、サイトにしか許さなかったその部分を
貫かれた。
「ひぎゅぅぅ...。」
ルイズは沈黙した。突起からは紅い液体が少し、針を伝うように流れ出ている。
「ん?」
男は気づいた。彼女の足下が濡れている事を。失禁したのだ。
「貴族の娘が漏らすとは...こりゃ締まりは期待できないな。」
「ヒグッ....グシュッ....」
貴族の娘でありながらみっともなかったショックと、罵声。そして何より、彼にだけ許したかった体を傷つけた事がショックだった。
「これでよし、と。」
先程の針による穴を利用し、ピアスをつけた。そこにはどうやら担当官の名前、教育開始日時が書かれているようだ。
「サイトォ....」
来ないはずの彼の名前。それでも呼ばずにいられなかった。しかし、この後ルイズは、更に過酷な教育を受ける。