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534 :名無しさん@ピンキー:2007/07/25(水) 00:51:14 ID:IQdtDOXC
…時々不安になるの。犬、犬って皆の前で馬鹿にしてるのに、サイトは怒らない。謝らなきゃ…なんて思ってるのに。私はロクにサイトに謝った事が無かった。
貴族の誇り、貴族の風格、そう易々と、それも使い魔なんかに謝れる筈ないじゃない。私の名誉の為に…サイトは…
「犬!何してるのよ!」
「私の側に居ないなんて、とんだ使い魔だわ!」
「もう少し立場をわきまえなさい。アンタの出番はな・い・の・よ」
元々この世界の人間じゃなかったんだから、あの時に怒っても不思議じゃないのに…苦笑いして、さっとその場を離れてくれたりした。
「わかった…」
こう言って、その後私の見えない所で落ち込んで。
私もサイトも、心を傷付けてる。原因は私なのに、サイトも傷付く。
だから埋め合わせは…私から。
部屋に帰って、二人きりになってから色々お礼をするの。言葉遣いは変わって無いけど…
「…今日も良く耐えたわね」
「慣れたよ。それに貴族様だしな」
「…あんまり言わないでよ。私だって…本当は…」
「わかってるから。気にすんなって」
ここまで尽くしてくれると抱き締めたくなる。それを止める理由も無いから…私はサイトを抱き締めてやる。
「これでもう少し胸が大きかったら…」
「うるさいわね」
これ位は言ってくれないと張り合いが無い。
「ご褒美。なにがいい?」
「えーっと…」
結局この後は好きなだけキスして、指とか絡めて、私の頭がぼーっとして…
私はブラウスのボタンを外す。
今日はサイト、頑張ってたから。
私は沢山ご褒美をあげる事にした。一番とびっきりのご褒美を。
「あ、あげるわよ?…でも」
「ルイズ」
「…」
「好き。可愛い…俺のご主人様…」
「…うん。優しくしなさい…よね」
ルイズ甘ふっか(ry