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題してリリカルフーケ アトピック氏
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「そういえばな、俺の国で魔法少女っていうのが流行っていてな」
「魔法少女?」
水精霊騎士隊定例集会、単に男だけの飲み会であるのだがその場にて副隊長の平賀才人から聞きなれない単語が飛び出してきた。魔法少女といえば古くから○リーちゃんからセー○ームーンのような変身ものまで多くの作品が日本というオタ国家により輩出しているが、ここは異世界ハルケギニア。普段から魔法が飛び交う世界でそのような話があるわけがなく、隊員達は首をかしげた。
「それは一体どういうのだい?才人」
「ああ、こっちじゃ皆魔法使ってるからなぁ。うーんそうだなぁ一言でいうなら魔法で困ってる人を助けるとか悪の組織と戦うって話なんだけどな」
「伝記やヒロイック・サーガみたいなものか?」
「いや、そうじゃないんだけど…。そうだなぁ、うん。そうだ皆、ちょっと想像してみてくれないか。ここに少女Aがいるとする、服装は…ここの制服でもかまわないか。」
「ふん、ふん、それで?」
「そこでな、何か事件が起こったとしようか。そこで少女Aがそこに駆けつける、そこは大変な事になっていて少女Aはなんとかしようと変身するんだ」
「はぁ?その娘、魔法使えるんだろ?なんで変身するんだよ」
「正体を知られたくないとか変身しないと真の力がだせないとかそういうものだと思っていてくれ。さぁ、少女Aが変身するぞ。皆、ここ重要だから良く聞いていてくれ。少女Aが変身の呪文を口にする。そうすると、あたりは光に包まれる。」
「ふんふん」
「そして全裸の少女Aの体…」
「ストーーーップ、なんで裸なんだよ!それじゃ変身じゃなくて露出狂の変態じゃないか!」
「馬鹿、演出だよ演出。続けるぞ。全裸の少女Aの体にまた別な服が装着されるんだ、足元からすーっと黒いニーソックスが履かれ光が体を覆うとそこからフリルやら何やらで装飾されたメイド服になるんだ、もちろん胸は強調されてるし、スカート丈も膝上だ。そして変身が完了した少女Aはビシッと決めポーズをとって名乗りをあげる!どうだ、イメージできたか?」
「ほう、変身というのは姿形ではなく服装が変わるという事なんだね」
「しかし、そのメイド服だと女好きの変態領主のところでも使われていそうだな。」
「別にメイド服じゃなくてもいいんだよ、例えで出しただけで。それはそうだな…絵本の挿絵に出てくるような精霊の薄目の衣装とかあるだろ?ああいうのでもいいんだよ、それと変身後の姿だけども髪の色とかも変えていいんだぜ」
「ふーん、なるほど。それでも解せないね、そういうの面白いのかい?」
「好きな女を思い浮かべて想像してみろって」
と他の隊員達は才人のいうまま、想像力を掻き立ててみた。
「………オウッ、モンモランシー」
「これは、いいな」
「ありだな」
「だろ?」
どうやら理解してくれたらしい、おそらく彼らの頭の中には思い人やら恋人やらが様々な衣装に身を包み変身しているに違いない。
「それで?それからどうなるんだい?才人」
「ああ、それからは、まぁそこで起きた事故やら解決するのに自分の力を使って頑張るんだよ。別のパターンとしてそこには敵がいて、そこで闘うっていうのもある」
「ふーん、そうか。でもそれだけだろ?確かに変身というのは面白いと思うけどちょっと不足しているな」
「成るほど…面白いな」
と魔法少女についてああだこうだ言っている中、こういう話に真っ先に飛びついてくるはずの男がようやく口を開いたマリコルヌだ。
「へぇ、マリコルヌは何かに気づいたみたいだな。」
「ど、どういう事だサイト!」
ニヤリと笑ったマリコルヌを見て、これまたニヤリと笑い返す才人にギーシュは慌てふためいた。
「つまり、こういう事だよ。ギーシュ、それに皆。いいかい?よく聞いていてね。」
「キャァァァァァ」
双月が輝く深夜、市内の人家も少ないひっそりと目立たない一角で女性の叫び声が響き渡る。
年のころは16かそのあたりか、胸は同年代のそれよりも豊満で浅黒い皮膚がセクシーさを引き立てる少女だった。
女性の衣服は散々に破かれ、もはや衣服としての機能を失い女性は怯えきった目で自分の胸を隠し震えていた。
「ゲェッヘッヘッヘッヘッヘ」
「どうした、そんなに怯えると私の部下達は逆に興奮するぞ」
「こ、こないでよ変態!!」
恐怖に怯えた少女が形容し難い化け物を連れた黒い髪をもった男に吼えた。
「ふう、そんなにこいつらの相手がしたいのか………そうかそうか、ではご期待に沿っていけ」
「ゲッゲッゲッゲッゲ」
「い、いやぁぁぁ」
「そこまでよ!!」
「ぬ、何奴!!」
黒髪の男と、化け物達が一斉に声をした方に目を向けると双月をバックに壁の上で仁王立ちで構える女が一人。
「トリステイン・パワー・メタモルフォーッゼ!!」
女が高らかにそう叫ぶと光がその女を包んだ、光の中で女の裸体が露になる。そして光のリングが女の体を包んでいく。
足のリングが白いニーソックスへと変わり、体のリングがフリル過多のセーラー服のような戦闘服に姿を変える。
「双月が輝く平和な世界にのさばる悪は許さない!正義の戦士フーケ、ただいま参上!はぁ!」
「いぇあ゛あ゛あ゛あ゛」
「さぁ、早くお逃げなさい!」
「あ、ありがとうございます」
「ふ、来たな。フーケ、今日こそ決着をつけてやる……やれ!」
「イー!!」
黒髪の男の命令で化け物達が側転やらバク転やらを決めながらフーケを取り囲む。
「数でものを言わせても駄目よ!喰らえ!フーケェェェェカーニヴァル!!」
「イー!」「イー!」「イー!」
「アーンドフェスティヴァーーーール!!」
フーケを中心に爆発が起きる、土煙が起こり。やがて、それが終わるとそこにはポツンとフーケのみが立っていた。
「さぁ、あなたで最後よ!」
「クッ、やはりフーケというわけか。しかし、これを見てはどうかな?」
「な、何!」
パチンと黒髪の男が指を鳴らすとそこには先ほど逃がしたはずの少女が、化け物に捕まった形であられもない格好で抱きかかえられて来た。
「た、助けてぇぇぇぇ」
「な!貴様ぁ!」
「迂闊だったな、フーケ。だまって獲物を逃がす俺ではないわ!」
「くっ…」
「さぁ、どうする?ここで反抗の意思を見せればこの娘は部下の玩具として与えてしまうが…」
「こ、この外道…!」
哀願の目を向ける少女と黒髪の男を交互にみながら、とうとうフーケは投降の意を示した。
「うっ…んんっ………!!」
うねうねと緑色の触手がフーケの体を這いずり回り、一本の触手がその口内に侵入した。
「はっはっは、どうしたフーケ。いつもの気丈な様子は」
やむなく、投降したフーケに待っていたのは辱めであった。無数の触手をもつ化け物をけしかけられ、今まさにフーケの体は蹂躙されようとしていた。触手が服内部に入り込み、引き裂きフーケの白い素肌が露出される。豊満なバストはまるで搾乳されるかのごとく触手が絡み強調され。足は無理やり開かされ、履いていた下着は右足に引っかかった状態ですでに脱がされピンク色の秘肉が月明かりの元に照らされていた。そして、触手がフーケの体を這いずる度に薄い黄緑色の粘液がフーケの体を汚していく。まるでフーケの肉体にすりこんでいくかのごとく動く、特に性器のあたりは重点的に責められていた。
「ふむっ!?うえぇっ、げほっげほっ!」
ゴプッと触手の先から液体が吐き出され、咽てしまったフーケは顔を背けて吐き出された液体を吐き出した。
「そろそろ頃合だな…やれ!」
黒髪の男がそう命令すると、触手獣は一本の触手の先端を黄緑の粘液を塗したフーケの秘肉に狙いを定めた。
「そ、そこは……ぐぅっ!!」
フーケの声は触手獣の一撃によってかき消された、案の定狙いを定めた触手は肉壷に侵入を果たし徐々に埋まっていった。
「ほう、血が出ていないところをみるとすでに経験済みだったという事か。」
男の下卑た物言いにフーケはギンと睨み付けた。
「辱めをうけてもなお勇ましいな。しかし、男の味を知っているというのは残念だったな。処女ならばまだ痛みに耐えていられたものを」
「わ、私はこんなものには屈しはせん」
「どうかな?気丈に振舞っていても気づいているだろう、体の内底から湧き上がってくる衝動が」
「何を馬鹿な!」
いや、男の言う事は当たっていた。先ほどから、体が熱くなり始め触手が体を這えずる度快楽の衝動が身体から沸き起こっているのだ。
「……………っ!!」
秘肉を汚している触手が動き始めた、フーケはそれから与えられえる快楽に歯を食いしばって耐える。触手が上下する度、秘肉から黄緑の粘液が愛液と共にポタリと地面に落ちた。
「ふふふ、顔が赤くなってきているぞ。そろそろ、素直になったどうだ?」
「………………」
「どうやら耐えて答えられないといったところか…、それならば答えやすくしてやろう。やれ」
男が冷たい声でそう言うと触手獣は触手をフーケの尻の方に伸ばした。
「ま、まさか。そこは、そこは…」
「こちらの方は初めてなのかな?ま、じきによくなるさ」
粘液を触手の先から噴出し、ぬめりをつけると触手はフーケのアナルへと伸びていった。
「あがぁっ!!」
フーケの中を責めている触手ほどの太さでないにしても、尻の穴へ埋もれていった触手は成人男性のそれと同じような太さであった。そして、アナルバージンを失ったと同時に秘肉を責めていた触手も激しく動き始めた。
「ぐっ、はぁっ、あ、あん」
「はっはっは、喘ぎ声が聞こえてきたぞフーケ」
一度、波によって崩れた防壁を波が襲っている間に修復するのは困難を極める。事実上不可能といって言い。フーケは理性でもってなんとか声を漏らさんと努力したが、一度出た言葉の波を止める事ができなかった。
「(お腹とお尻が一辺に………!!)」
ウジュウジュルと粘膜が擦れ合う音を立てながら秘肉とアナルを交互にピストン運動させる触手獣、その動きに翻弄されるかのようにフーケの腰は上下に強制的に動かされた。
「ひゃぁ、だ、だめぇ、内臓が…内臓が引き出される!!」
「もう一つの穴も塞いでおこうか」
「ふぐぅ!!」
一度犯された口内が再度犯される、一方的な蹂躙にフーケは目尻に涙を浮かべた。
「(だめ、こんなに激しくされたら…体が熱い…頭がボォッとして…)」
腕と足に巻きついていた触手の力が強くなり、さらに腰にも触手が絡み付いてきた。
「ラストスパートだ!」
「フムゥッ!!」
いままで交互だった触手の動きが今度は同時に動き始めた、激しさも増しそこから与えられる刺激にフーケは目を見開いた。
「ンンンンンンッ」
やがて、フーケの快楽が絶頂の高みに達した時。三点を責めていた触手からどろりとした粘液が勢いよく吐き出された。
「ぁ……、ぅあ………」
フーケの拘束を解いた触手獣が男の後ろにすっと移動した、先ほど触手獣がいた地点には秘肉、尻、口から黄緑の粘液を吐き出している、虚ろな目をしあられもない姿をしたフーケがいた。ぼろぼろに破れた衣服は全裸のよりも卑猥だった。
「無様だな、フーケ」
「……さない、殺してやる。外道………」
弱弱しい声でフーケは呟いた。
「残念だったな、これで終わりと思うなよ」
「…はぁ、何………!!」
不意にフーケの体がビクンと震えた。それだけではない、再び体に火が灯されたかの様にカァッと熱くなっていく。
「ぁ、あはぁ………何、を」
風がヒュウと吹いた、しかし今のフーケにはそれすらも愛撫にしかならない。
「先ほど楽しんでいた触手獣の体液は媚薬効果があるのだよ。すでに全身は奴の体液まみれ、しかも体の中にもどっぷりと出されてしまったからな、貴様の体は媚薬混じりの体液を吸収しすっかり出来上がってしまったいうわけだ。」
「ひぃ、さ、触るなぁ!!」
「撫でただけでもうっとりするくらいにまで感度が引き上げられているだろう?これの効力が切れるまでといったら………
そうだな、貴様が摂取した量を考えてみてもあと一日二日はかかるかな?」
「あ、やめ。そんなとこに指いれてかき混ぜちゃ………」
プシュッと、フーケの陰部から軽く潮が吹いた。
「くくく、どうだ。今のお前の体は全身が性感帯だ、このままだとあまりの快楽に発狂してしまうだろうな」
「いやぁぁぁ………」
「そこで、だ。それから立ち直る為の良い薬があるのだが………欲しいかね?」
「………」
フーケは何も言わない、先ほどから男が胸をこねくり回し秘肉を掻き回してくる刺激に対し軽い絶頂が何度も襲ってくるので言葉がでないのだ。そして男はそんなフーケを見て、言葉を続けた。
「それはなぁ…男の精液だよ」
「!!」
耳元で囁かれ、軽くイキつつもフーケはしっかりとその言葉を聞いた。
「皮膚に塗りたくっては効果は薄いのだがな、そうだなここに出すと良く効く」
「フワァァァン!!」
男は弄っていたフーケの秘肉に指を二本突き入れ、激しく掻き回した。
「口に出したり、尻に出したりでも効果はでるのだが。それでもここが一番と聞く、が欲しいか?」
「クッ…………」
「欲しいか?」
「ウアァッ!」
再度、掻き回されフーケは叫んだ。そして………
「どうだ?どうなんだ?」
「………は、はい………中に………中に下さい………」
フーケは堕ちた。
「クッ、さすがだな。男を喜ばすポイントを知っている」
「ア、アア、アアン」
四つんばいでフーケを貫く男、そしてフーケは完全に雌の顔になって男からの刺激の虜になっていた。
「ヒーロぶっていた頃の気概はどうした?フーケ」
「アン、だって、アフゥ、気持ち、いいんです、もの」
「そうか、それなら自分から腰を振ってみろ」
「う、ん、あぁ、この体勢だと動きにくい………」
「薬が欲しいのなら自分で動けよ」
「ア、アン、あ、ハァン、ダメ、また、また、イッちゃ………」
フーケの秘肉がキュウっと締まり男のモノを締め付ける。
「自分ばかり気持ちよくなるんじゃない」
「あぁあぁあああ!!らめぇ、イッタばかりで動かしちゃ………!!」
腰ではなく肩をがしりと捕まれ、そのまま地面に押し付けられる。しかし、腰の動きは依然として激しいままだ。
「そろそろ、出すぞ!!」
「あ、キちゃう、敵に犯されてるのに、気持ちよくなって、中にドピュドピュ出されるのぉっ!!」
「クッ!!」
最後の一撃とばかりに男が一際強く腰を振ると、男の先端からドピュっと熱く大量な精液が発射された。
「あ、アァ、出されてる、白い………白い精液が、お薬が、出されて、もしかすると赤ちゃんできちゃうかも知れないのに………」
フーケはそんな事を呟きながらも満足げな雌の表情を浮かべ、気絶した。
「フゥ、我ながら大量にでたな」
男がフーケから体を離すと、結合部からは精液がゴプリとあふれ出でてきた。
「さて、ふふ、これからアジトでみっちりと『治療』してやる。この俺直々に、な。おい、お前。もう我慢しなくていいぞ、その女、好きにしろ」
「えっ」
「ギイッ!」
「ちょ、そんな、人でなしぃぃぃぃぃ!!」
黒髪の男はフーケを抱き上げ闇に消えた、残されたのは絶望の叫びを上げた少女とその少女で弄ぼうとする化け物のみが残された………
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「って話はどうだ」
「……ォォォォォオオオオオオオオ、さすがは学校内の女性を妄想で全部斬り捨てただけの事はあるぜ!マリコヌル!」
「そうか!そういうのもあるのか!」
「さすがはマリコヌル、俺からもたらされた少ない情報でそれだけの話を作りあげるとはな」
「ふふん、まぁね」
「それより、ミスロングビルを主役に持ってきたのはいいな。少女じゃないけれど俺の中ではアリアリだぜ」
「まぁ、彼女が在学中は大分お世話になったからな」
もちろん、妄想の中で。ミスロングビルこと土くれのフーケは彼ら青少年の中ではすっかり今夜のおかずとしてその地位を確立していたのだ。
「まぁ、フーケを持ってきたはいいにしても何で敵役俺何だよ」
と非難の声を上げる才人、ちなみに囚われの少女のモデルはキュルケだ。
「だってなぁ」
「ああ、違和感なかったぜ」
「うぐ、お、お前らなぁ」
「それは普段の行いが物をいうのだよ、才人。」
「それより、それ続編物だよな。続きはどうなってんだよ」
「それはまぁ、アジトにこもっての調教編になるかな。構想として『治療』が進んで少しずつ理性が戻るんだけども『治療』の中で彼女は自身の女が抑え切れなくなってくるのさ、そしてそれとともに少しずつ男に惹かれていくんだ。まぁ、小説の中ではよくある話さ」
「そういうのは俺らは普段読んでねぇけどな」
と、すでに続きの構想を練っているマリコヌル。やはりこの男、あなどれない。
「しかし、魔法少女か。実にいいね、僕らの価値観では大したことないように思えるが調理の仕方では最高のおかずに成りえる」
ワインをぐいっと飲み干しながらマリコヌルは淡々と述べた、他の男子はそんなマリコヌルに畏怖の眼差しを向けると共に『そんなんだから彼女できないんだ』と誰一人欠けることなく思った。
「しかし、フーケか。彼女、元気にしてるんだろうかね」
「あ、ああ。元気にやってるんじゃないか?」
「なんでそこでキョどるんだい?まさか君、フーケにまで…」
「ばっか、そんなわけねーだろ、アハハハハ」
才人はギーシュとそんなやり取りをしながらワインをあおった。
(アブねーアブねー、バレルとこだった)
おおよそ、ギーシュの推測は当たっていた。この男、すでにフーケいやマチルダに手を出していたのだった。
マリコヌルの妄想話を聞いている最中、鮮明に彼女の乱れる姿が思い出していたのである。
(今度あっちにいった時は存分に可愛がってやろうかな、テファと一緒に)
そんな事を考えながら、水精霊隊の定例集会はいつものように雑談で盛り上がっていったのだった。