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それははるか6千年前――。

「ちょっと、蛮人! どこ触ってんのよ!」

どこかエキゾチックな香りを漂わせた妙齢の女性が叫んだ。
きりりとした顔立ちの中で、垂れ気味の瞳と変わった形の耳が異質な雰囲気を放っている。
サーシャだった。

「ごめんごめん。でもしっかり処理しておかないと、
次はいつできるかわからないからね。ほら最近はいろいろ煩いから……」

おどおどした声で言いながら、
ブリミルはなおも泡をたてた刷毛をサーシャの陰部にこすりつける。
その刷毛はブリミルの手になる特別製であった。
毛の硬さは2段階になっており、やや硬めの毛がびっしりと植えつけられその間の所々から、柔らかな長い毛が飛び出している。
いったい何をしているかといえば、エルフ女性の身だしなみ、無駄毛処理の真っ最中なのであった。

「どうだい、サーシャ。今度の刷毛の具合は?」
「んっ……、んんんっ」

サーシャは吐息の大きさでその答えを返した。
ふむ、今回のはなかなか出来がいいようだ。
当然泡だつローションもブリミル特性である。
ミントの香りを伴うそれは、サーシャの陰部に染み込んでその感度をいっそう高めさせるのだ。
ブリミルはサーシャの大陰部を指で大きく開くと、さらに丁寧に泡を塗りつけはじめた。
快感でサーシャの陰毛が毛羽立ったように立ち上がる。

「あっ、あぁぁぁ! ダメっ、イっちゃうッ!」
「我慢してよ、サーシャ。まだちっとも剃れてないんだからね?」

艶かしくもぷっくり紅く色づいた突起をくりくりとこねながら、
ブリミルは呪文を詠唱した。

+++

部屋の整理をしていたテファはある品を見つけた。
それは1本の刷毛だった。2段階に植えられた毛が独特の形状である。

「どうしよう。すっかり忘れてた……。お母様に頂いた形見の刷毛」

よーし、次にサイトにしてもらう時にはこれを使ってもらおうかなっ? 
そう決めたテファであった。


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アトピックさんに敬意を表しつつ。BYぎ○○

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