次女は小説家  アトピック 氏


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「はぁ、煮詰まりましたわ…」 

ぽそりとヴァリエール家の次女、ちいねえさまことカトレアが呟いた。 
才人がやって来てからは東方遠征だのなんだのと称してハルケギニア中の薬草やら何やらを発見しては 
持ち帰りをしてを繰り返した為、それらの効能によってかカトレアの虚弱体質はみるみるうちに改善され 
ていった。(それでも以前と比べて、ではあるが)今では一日中ベッドに伏せるという事は少なくなり、 
外で姉妹達とお茶をする日も多くなっていた。そんなカトレアではあるが、体調も改善されてきた事だし 
何か新しい事にチャレンジしようと気になった。生まれて此の方、貴族の出とはいえ世間的にみれば彼女 
は穀潰しであった。仕事もせず、かといってペットとなる動物達は多い。ヴァリエール家程の家でなけれ 
ばペット達の食費だけでかなりの費用がかかっているだろう。そんな状況を変えるべくカトレアはようや 
く立ち上がった、せめてペット達の食費は自分で賄おう、と。 

しかし、温室育ちのお嬢様にとってしてみれば何をしていいかわからなかった。 
・屋敷のメイドを見習ってメイドの仕事をする…妹や姉やメイド達が血相を変えて反対された。 
・魔法で畑とかを耕す…そこまで体力はついていない。 
と色々考えた結果八方塞がりであった、ちなみに他には主人(才人)の身の回りの世話をするというのが 
あったがそれをやると淑女協定に引っかかるのでやっていない、伊達にトライアングルクラスの魔法使い 
がごろごろしているここで協定を破ると大変な事になる、冷戦的な意味合いで。 

と考えるに考えて出した結果はずばり小説家、子供のころからベッドに篭りがちだったカトレアは本が友 
達であった。イーヴァルディの勇者やブリミル関連の書籍はもちろん魔法の研究書、果てはメイドの午後や 
バタフライ伯爵夫人の優雅な一日といったものまで。具体的に言うとマリコルヌあたりとどの作家が濃くて 
エロイ文章が書けるのか、で一晩語り明かせるくらいカトレアは様々な本を読んできた。 
という訳で私の生業はこれしかないわと小説家の道を志したのだが…結果としては今ハルケギニア中を騒 
がせている人気作家の一人にまでなっていた。才人の故郷で伝わっている様なお話をこちらの人たちにウケル 
ように独自のアレンジを加えたのが成功の秘訣である。中でも『はわわメイドファルチ』という意思を持った 
ゴーレムの話はハルケギニアに散らばるその手が大好きな方々のハートを打ち抜き今では『ファルチ再現プロ 
ジェクト』まで作られる程の勢いだ。そんな人気作家のカトレアの作家としての一面にはもう一つあり。 
それはかの有名な『源氏物語』をこちら流にアレンジ、妾の息子であるがために王位継承できなかったゲンジー 
の奔放な恋の様子を濃密な描写で書いたぶっちゃけ成人向け小説作家としての一面である。 
こちらも人気作品であり、幼女を自分好みの女に育て上げるというアブノーマルすぎる貴族趣味と年上、年下 
構わず喰ってしまうジゴロな主人公ゲンジーが受け。現在ではシリーズ化もされ大人気である。カトレア 
自身も書いていて楽しかったのでついつい筆を進めてしまったのだが、ここにきてネタ切れ。冒頭のセリフ 
へと繋がるのである 



「さすがにあのプレイやこんなプレイを出してしまうと、ガ・ガー・リンが私だとばれてしまうし」 

ガ・ガー・リンとは成人向け小説を書いているときのカトレアのペンネームである、ちなみに才人達には 
秘密だ。この作品を書いている上での性描写…主にプレイ時の描写は才人とその周りの嫁達のプレイを元 
に書き上げている。もちろんばれない様に他の貴族もやっているであろう描写を選んで。 

「ここはやはり女同士の絡み合い描写しかないわね」 

膝に乗せていたイヌの様な動物(♂)の性器を弄び射精へと導くと、次のネタが浮かび始めカトレアの瞳に 
創作意欲というなの炎が点火された。 

しかし何故、カトレアが成人向けのジャンルに足を突っ込んでしまったかというと。あれはまだ幼かった頃、 
夜皆が寝静まった日ふと尿意をもよおして目が覚めた時である。用を足そうとベッド下をまさぐってみたが 
常備している尿瓶がない。普段体が弱く、トイレに行くのもままならないカトレアにとって常備してある尿瓶 
がないのは致命的な状況である。さすがに世界地図を描くという選択肢を選ぶ訳にもいかない、世界地図を 
描くのは末っ子のルイズだけで充分なのだから。なお、エレオノールもごくたまにだが世界地図を描いていたり 
する(理由:夜中起きるも怖くてトイレにいけなかったから)。まぁ、その話は置いといて。 
幸いにして、現在の体調はすこぶる良かった。カトレアはトイレに行く事を決意した、まぁそんなこんなで無事 
用も足し終わり体調が悪くならないうちに自室に戻ろうとすると。 

「あひゃぁっ!!」 

両親の部屋からなんだか甲高い声が聞こえてきた。あら今のはお母様の声、一体どうしたのかしら、と。 
両親の寝室をそっとドアの隙間から覗くとそこから見えたのは脚をM字になるよう両足首に両手首を拘束し目隠し 
をされて裸の父に跨る裸の母の姿であった。 

(っ!!) 

この様子にカトレアはショックを抑え切れなかった。 

(お、おしっこがでるところにお父様のが…た、食べられちゃっている…) 

当時ろくな性知識を身につけていなかったカトレアにとってこの光景は衝撃的なものであった。 




「あ、あぁぁ、ぅぅぅ…奥にぃ…奥にあたってるぅぅぅっ」 
「はっ、いい眺めだぞカリーヌ。くぅっ、相変わらずの締め付けだなお前のここは」 
「あ、はぁぁぅぅうぅぅ」 

両手を足首部分に固定されているため必然的にバランスがとりにくくなってしまう。その為、必然的に前のめりとなり 
また重心も二人が繋がっている部分にかかるため、ヴァリエール公爵の肉棒はカリーヌの肉壷に根元までずっぽりとはまる。 
細かく腰を動かすと「にちっ、にちっ」と肉を掻き回す音が響き、遠慮なくすでに三人の子を孕み育てた子宮をノックする。 
その動きにカリーヌは既に何度も味わっている…いや、だからこそ悦楽の感覚に酔いしれるようにあられもない嬌声をあげる。 

(ひぃ、な、なんなの…) 

この異様な光景にカトレアは恐怖を覚えた。普段、凛々しい母の面影はそこにはなくあるのは一人の堕ちた女がいるのみ。 
あれは本当にあの母なのだろうか?カトレアは戦々恐々とした。 

「ほら、まだまだ終わらんぞ。そらっ」 
「んんんっ!!」 

ヴァリエール公爵は妻の両肩をがっしりと掴むと腰を大きく跳ねるように動かした。小刻みにカリーヌの子宮を小突いていた肉棒 
はその勢いにのりカリーヌの子宮を叩く。 

「ふん!ふん!ふん!」 
「あぁっ!やぁ、そんな激しくしたら」 
「ほら、ほら、ほら!そう言いながらお前も腰を動かしているじゃないか!」 
(そんな…お母様があんな…玩具みたいにっ…!!) 

公爵は右手をカリーヌの腰部まで下ろすとそのまま、腕と腰の力でカリーヌの体を上下に激しく揺さぶった。 
するとカリーヌの体はまるで玩具であるかのように夫の体の上でバウンドするように跳ねた。 

「あぅふっ、らめぇぇっ、そんなにしたら、膣(なか)がぁぁっ…!」 
「あふっ!んぐっ、おぉ…そろそろ出すぞ、カリーヌっ!!」 
「やぁ、これで出されたら赤ちゃんがぁっ…。また、あなたに孕ませられちゃうぅっ!!」 
(あ、あぁぁっ…!!) 



まるで少女のような喘ぎ声をあげる淫らなカリーヌの姿にカトレアは知らず知らずの内に涙を流していた。 

「ぉぉっ!!出るっ!」 
「ぃゃぁっ!あ、熱いぃ…。ビュクッ、てぇ…。た、ねつ、けされて…る…」 

快感に震えるカリーヌはそのまま力尽き後ろに倒れそうになった。すんでのところで上体を起こした公爵によって 
そのまま抱きかかえられる。が、公爵はまだまだ物足りないらしく射精したばかりだというのにそのままカリーヌ 
を抱きかかえたまま再び腰を動かし始めた。 

「ぁぐ…、今、イッタばかりなのにぃっ…」 

悲痛な声をあげるカリーヌを後ろにカトレアはよろよろしながらその場を後にした。 

翌日、朝食の際に会ったカリーヌの姿は、昨日の夜であった淫らに乱れていた面影はみられずいつもどおりの凛々しい 
母の姿だった。 
「昨日のあの姿はなんだったんだろうか?」カトレアは少し疑問に思ったが、多分あれは夢に違いない。となんとか結論 
付けることにした。なんかお股のあたりがむずむずするのを必死に否定しながら。 

とはいえこれが、後の彼女の人生に影響を与えたには違いはなかった。必然と発情期を迎え盛るペット達の動向に目が 
いったり、本も物語から恋物語、さらにはもっと濃く劣情的な恋物語を読むようになり。気づけばいらぬ性知識だけが 
蓄えられていき、欲求の解消手段として小説を書くに至ったのであった。 

「よし、書くわよ〜」 

ガ・ガー・リン先生は今日も執筆活動に明け暮れている。 

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