- 追加された行はこの色です。
- 削除された行はこの色です。
- 33-390 へ行く。
エンド・オブ・サマー バレット氏
#br
「そーいやここじゃあ休みの宿題って無いんだよなー」
3か月近い長い夏休み。
授業が全く無い間、サイトとイザベラ達は実家に戻って親‘sに学校での近況を報告したりお互いの自室でにゃんにゃんしたり、
テファとマチルダの分でアルビオンの方へも行ってロード大公夫妻とサウスゴータ公爵夫妻、はたまたアルビオンの王家相手に挨拶回りをしたり移動する馬車の中でにゃんにゃんしたり、
避暑の為にお忍びでジョゼフとシャルル夫妻も一緒にラグドリアン湖に遊びに行ったり密かに夜中そばのオルレアン邸を抜け出して湖でアオカンに励んだり、
ハルケギニアの国々の重鎮達の信仰を深める催しで学院の同級生達と再会したりついでにロマリアの教皇とジュリオと再会して2人が発情しかけたもんだから慌てて人目の付かないワインセラーに引っ張り込んで満足させる羽目になったり、
ジョゼフの再婚話で新妻を一見傲慢そうで我侭っぽいイザベラに馴染ませる為に話し合いの場を持ったりジョゼフがいきなり猥談へと持ち込んでなぜか代わりに巻き添えでサイトがフッ飛ばされたり、
はたまた任務で数日間家から離れ、帰ってからは実戦潜り抜けたせいで滾る血を発散すべく愛する少女達を美味しく頂いたり
とまあ色んな意味で濃いイベントてんこもりだったこの夏休み。
それもほぼ過ぎ去って翌日からまた始まる授業などの準備をするイザベラを眺めながら―ちなみに今彼が居るのはイザベラの部屋である―
サイトが思い出したように言った。実際ふと思い出した事が口に出たのだが。
「へぇ、アンタの世界の学院―――いや学校だっけ、結構勤勉だったんだねえ」
「俺らからしてみたら元々それが普通だったんだけどな。夏休みも1ヶ月ちょっとしかないし、やんなきゃいけない課題はてんこもりだったし」
もちろんサイトは最終日に親の手を借りて徹夜でヒイヒイ言って何とか間に合わせてた口であった。
「何ですぐにやっとかなかったんだい!」と雷と一緒に伝家の宝刀、でも最近廃れ気味のオカンのゲンコツを食らうのが毎年の定番だったなぁとちょっとしみじみ。
ちなみに目の前の少女やその妹、エルフの少女や姉御肌の女性の方は休みに宿題が出なくても今まで受けた授業の復習をしてから、
更にこの先教えられる部分まで自分達で調べて予習するという絵に書いたような優等生っぷり。
う〜ん、何か学年トップで一緒のクラスだった奴を思い出すんだよな。
しかもサッカー部の期待のルーキーで顔も良くてバレンタインでチョコ山盛りゲットしてた野郎。
・・・でも今の俺なんかカワイイ子4人に囲まれて逆玉の輿だぜ!ザマアミロー!
「何なんも無い所指さしてアホ面曝してんのさ。キモイよ」
虚空ににっくき山田(仮)の顔を浮かべてプギャ−と哂ってる男が1人。
正直、かなり怪しかった。
でもって愛する少女にラピュタ崩壊のマジックワードの如く告げられた内容に、サイトは1000のダメージを受けて倒れてしまった。
おおガンダールヴよ、しんでしまうとはなさけない、なんて言葉がどこからか聞こえたとか聞こえなかったとか。
その後、イザベラの身体を使った回復魔法(効果:男性の極一部がビンビンに回復します。MPは使用しません)によって教会に行く事も無くサイトは復活していた。
もっともサイトは無神論者だし、代わりにイザベラの方が新学期初日の授業を休む事になったのは言うまでもない。
#br