「お姉さま、お姉さま。何でシルフィ喋っちゃ、駄目なのね?シルフィも、早く才人と喋りたいのね〜」
「…韻竜がばれると面倒だから駄目」
「才人はそんな事気にしないのね〜。こうなったら、才人に人間の姿で話かけるのね〜きゅいきゅい」
ぼかっ
「い、痛いのね、お姉さま。酷いのね〜」

「胸有るから駄目」
「お姉さまは、此から成長するのね〜きゅいきゅい。其よりも、お姉さま、シルフィ新ネタ出来たから、感想聞かせて欲しいのね」
シルフィードは一冊の薄い本をタバサに渡す
「此は?」
ぱらり
一気に紅くなる、タバサ
「どうなのね?」
「な、何で、才人とマルトー料理長とオールドオスマン?」
「才人総受けなのね〜きゅい」
「ラグース・ウォータル・デル・ウィンデ」
「ひ、ひ〜ど〜い〜の〜ね〜」
きゅいきゅ〜いと、手加減抜きのアイスストームで、空に打ち上げられたシルフィード
キランと彼方に飛んで星の様に煌めいた
そんなシルフィードを尻目に、読書に没頭するタバサ
「こ、此は、ちょっと、良い」
マダムバタフライの隣に置いておこうと、タバサは決意した

「才人、才人〜」
「おんや?見た事無いメイドだなぁ。青髪も珍しいし、タバサみたいだな」
「お姉さまの事、どう思ってるのね?」
「おいおい、一応初対面だろ?名前は?」
「イルククゥ」
「知らんっての」
「そんな事無いのね。何時も才人の作るご飯は美味しいのね〜きゅいきゅい」
「ちょっと待て、俺が飯食わせてる相手は、使い魔だけだっての。まさか、あまりに腹減って使い魔用の飯、ブン獲ってんじゃなかろうな?」
「う、実はそうなのね。シルフィのご飯は美味しいのね。其にスキュラが才人の子種欲しいって言ってたのね、きゅいきゅい」
「シルフィードのは図体でかいから飯取るな、アイツはまだ成長期なんだよ。解ったな?」
「解ったから離すのね〜きゅいきゅい」
「ったく」
そのまま厨房にシルフィードを放り込む才人
「親父さん悪い、この欠食メイドに飯食わせてやってくれ」
「きゅい」
バタン
才人の肩に手を置かれる
「誰、スキュラか?ちょっと待て、怪力で何処に連れて行く積もりだ?」
そのまま近くの茂みに連れ込まれる、才人
「や、やめ、触手プレイは止めてぇ〜〜!!」


「あ、スキュラが側に居たの、才人に言うの忘れてたのね〜きゅい」

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