ゼロの使い魔保管庫
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メイドになる!〜タバサの場合〜 「俺が選ぶのは…」 全員が固唾を呑んで俺を見つめてきた。 何て言ってみたものの全く決まっていない。唐突に誰を選べなんて言われてもすぐに決められるわけも無く…。 全員を見回すと、一際目を引く小さい身体のタバサに目がいった。 周りに気付かれないように見ると、目をギュッと瞑りながら両手を祈るように胸の前で組み、小さい身体を緊張で震わせて俺の裁定を待っている。 テファやシエスタの大きな胸も良いかもしれないが、執拗に攻めると胸だけでイってしまうタバサの小さい胸も魅力的だ。 「タバサ!」 そう言った瞬間、タバサがぱっと顔を上げ俺にがばっと抱き付いてきた。 その衝撃で倒れるかと思ったが、なんとか耐えきる。俺の腕の中にすっぽりと納まったタバサが、俺の胸に顔をスリスリと猫のように擦りつけてきた。 あー、かわえー…。 「こ、ここここのぉ、犬ぅー!それにちびっ子ー!何、人様のものに抱き付いてんのよーーっ!!」 案の定ルイズは怒り心頭の様子で、噴火した火山の如く燃え盛る。 こ、これは普段の2倍以上は怒ってらっしゃる!? プルプルと怒りに震えながら杖を取り出したルイズ。気付けばテファとシエスタは既に安全距離まで退避済みだった。 裏切り者ーーーーっ!? 「…サイトが選んだのは私。貴女に魅力が足りなかっただけ。怒るのは筋違い。」 ぶっちーん…。 俺は確かにそんな音を聞いた。ルイズの理性が切れた音を…。 何サラリと火に油をどぼどぼ注いでくれちゃってますかー!? 今までの比じゃないぐらいに一気に膨れ上がるルイズの魔力。うーん、負の感情がエネルギー源なんて良くも言ったものだ…。 「って、冷静に分析してる場合じゃなかった!これ死ぬよね?喰らったら死ぬって言うか消滅するよねっ!?」 「大丈夫よ、犬…。せめてもの慈悲よ。痛みを感じないようにしてあげるわーーーーっ!!」 俺が地球に居る両親に「先に黄泉路に行ってるよ…」なんて祈ろうとした時だった。 ルイズをブチ切れさせた張本人がルイズの前に立ちはだかった。 「…出口はあちら」 タバサがそう言った途端、ルイズの身体がふわっと持ち上がり、学生寮の方へと飛んでいく。 どうやらレビテーションで強制的にお帰り頂いたようだ。 最初からやってくれ…、心臓に悪い…。 「お、覚えてなさいよーーーっ!!このちびっ子ーーーー!!バカ犬ーーーーー…!!」 段々と遠ざかっていくルイズの罵声。なんつーか、完全に悪役の台詞にしか聞こえない。 兎にも角にも、命の危機だけは去ったようだ。 鍛錬の時に掻いたのとは比べ物にならないぐらいの冷や汗を拭いつつ溜め息をついた。 「タバサ…、ルイズを刺激するのも程々にしてくれよな?後でとばっちり食らうのは俺なんだから…」 そう言ってタバサの方を見ると、彼女は何が気に入らなかったのか、頬をぷくーっと膨らませていた。 ちょっと小動物っぽくて可愛いかも…。 「…シャルロット。 2人の時はそう呼んでって、もう何回も言ってる…」 ルイズの事でかなりテンパっていた俺は、すっかり忘れていた。 スイッチの切り替えは相変わらず早いな…。 「あ、あー…、分かったよシャルロット。でも、ほんと頼むよ」 「…ごめんなさい。さっきはサイトが私を選んでくれて、舞い上がってた」 シャルロットさんや…、それで毎回こんな危険な事になるのなら、この先命が幾つあっても足りませんぜ…。 「そっか。まぁ、あんまり刺激しない程度に頼む」 言いながら俺は丁度良い位置にあるシャルロットの頭を撫でる。 「あ…」 「ん?どうした?シャルロット」 小さく声を上げたシャルロットを覗き込むが、彼女は頬を赤く染め俯いてしまった。 「サイト…、この後は暇?」 「まぁ、シャルロットを選んだからなぁ…。元々今日は適当に過ごしてるつもりだったし」 シャルロットがそれを聞いて安堵の表情を浮かべる。 「じゃあ…、私に付き合って」 「あぁ、良いよ」 俺がそう答えるとシャルロットは口笛を高く吹き、辺りに響かせる。 吹き終わると、すぐにどこからともなくシルフィードが飛んできた。 「きゅいきゅい!サイト、おはようなのねー」 俺達の目の前にふわりと着地をすると、周りに誰も居ないことを確認してからシルフィードは俺に挨拶をしてきた。 「あぁ、シルフォードおはよう」 元気な挨拶はやっぱり気持ちいが良いもので、機嫌を良くした俺はシルフィードの頭をぐりぐりと撫でてやる。 「きゅいー、サイトのなでなで気持ちいいのねー…」 すると途端にむっとし始めるシャルロット。無言で強引に俺の腕を掴むと踏みしめるようにシルフィードに乗った。 「お姉さま、乱暴なのね!サイトが私の頭を撫でたぐらいで怒るなんて、まだまだ甘いのねー」 止せば良いのにそんな事を言われたシャルロットが無言で杖を取り出した。 取り合えず巻き込まれないようにシャルロットの後ろに隠れて背を低くする。 「エア・ハンマー…」 ドン!ともドカン!とも言い難い、凄まじい音を立てて暴風が巻き起こる。 「きゅいーっ!?わ、わかったのね!もう言わないのねー!」 すげーな…、あんなの喰らってピンピンしてるよ…。 「この前見つけた泉に行って」 シャルロットはそう言うと俺の膝の上にぺたんと腰を下ろした。 シルフィードは小声で文句をぶつぶつ言いながらも俺とシャルロットを乗せて中庭を飛び立つ。 円を描くようにゆっくりとトリステイン学院の上空を旋回しながら上昇していく。 300メイルほど上昇すると、一度大きく羽ばたいて森の方へと進み始めた。 「明け方だから、少し冷えるな」 夏も近くなってきたとは言え、まだ日も昇り始めたばかり。それに鍛錬の為に薄着だった俺は空を飛ぶ風に少し寒気を感じた。 「こうすれば、平気」 そう呟いたかと思うと、俺の胸に身体を預けていたシャルロットがくるりとこちらを向いて抱き締めてきた。 「サイト、暖かい?」 「あ、ああ…」 この人、狙ってやってますか…? シャルロットの甘いような良い匂いと、全身に感じる柔らかい感触で否応無しに性欲を掻き立てられる。 「あ…、サイトのが当たってる…」 こんな状態で密着されたら、そりゃ誰だって勃起しますよ…。 「その泉ってどれぐらいで着くんだ?」 「ん…、このまま真っ直ぐ行けば着く。この速度なら10分ぐらい」 その間中ずっとこの体勢なんだろうか…。 「サイト、この体勢、いや…?」 うるうるとした瞳で俺に抱きつきながら上目遣いでこっちを見てくるシャルロット。 あー、やばい…。もう我慢の限界です。 「この体勢ってことは、当然こういう事を期待してたんじゃないの?」 「え?サイ、んむっ!?…ぷはっ、いきなりキスなん――んちゅっ、ぷあっ、んんっ…」 問答無用でこちらからもぎゅっと抱き締め、強引に唇を奪いにいく。 本当ならバードキスから入るところなんだろうけど、あんなエロい表情で見られたら我慢できるかっての。 「や、らめ、んっ…んんっ、ちゅっ、あっ!?んんーーーっ!!」 ディープキスを続けながら背中に回していた手をそのままシャルロットのお尻へと回し、少し強めにぐにぐにと揉み始める。 驚いて声を上げようとしたが、キスで塞いでいるのでくぐもった声しか上がらない。 「きゅいきゅい!サイトー、あんまり人の背中でエッチな事しないで欲しいのねー」 シャルロットの声が聞こえたのか、シルフィードが首を回しコッチに非難の声を上げてくる。 「…ん、ぷはっ。そういう事は迫ってきたご主人様に言ってくれ。もっとも、お尻揉まれて答えれるか分からないけど。 シャルロット、シルフィードが人の背中でエッチな事するなって。やめようか?」 お尻を揉みながら、意地悪く彼女に聞いてみた。 「だめ、あんっ、やめちゃ、だめっ…」 「だってさ」 「きゅいー、しょうがないエロお姉さまなのねー…」 諦めたらしいシルフィードは前に向き直って無言で飛び始めた。 「そういえば、中庭で俺に奉仕するとか言ってなかったっけ?」 「…んくっ、言った…。あ、ふぁっ、あっ」 「じゃ、泉に着くまで俺にご奉仕してもらおうかな。着くまでに俺をイかせれたら、うんと可愛がってあげる」 「っ!分かった…」 最後の言葉に反応したのか、シャルロットは直ぐに準備を始めた。俺が足を広げるとその間にうつ伏せになり、顔を股間に近づける。 そのままズボンを下ろし、俺のペニスを露出させた。ひやりとした手に包まれてペニスがぴくっと反応する。 「じゃあ、する…」 シャルロットは頬を赤く染め、ゆっくりと顔を近づけてぺちゃぺちゃと舐め始めた。 手でペニスをしっかりと掴み、裏筋に舌を強く押し当てると頭を上下に動かしながら舐め上げていく。 「んっ、れる…ちゅるっ…んふっ…れろっ…ちゅるるっ…はむっ…んちゅ…」 いきなり激しい行為に腰を震わせると、俺の反応が嬉しいのか、シャルロットは上目遣いににこっと微笑み、さらに続ける。 「っく…うっ…、積極的だな、シャルロット」 「サイト、感じる声可愛い…。ちゅるっ…んふあ…ちゅ…ちゅぱっ…んんっ…れろ…あむっ…」 少しぎこちないけど一生懸命に俺のモノを舐めるシャルロットに下半身が熱くなり、腰の奥が疼き始めた。 無意識に腰が震え、先走りが染み出し始める。 「…んっ、ふあ、サイトの液が…出てきてる…。もったいない…、あむっ、ん…ちゅっ…れろ…んふ…んちゅ…」 先走りを舌で舐め取るように、全体を舌で丹念に舐め上げてくれる。 「あぁ、気持ちいいよ。シャルロット…」 俺が素直に感じている事を彼女に伝えると、気を良くしてくれたのかシャルロットは大きく口を開けてペニスを飲み込むように咥えていく。 唇で茎をしごくように、舌で全体を包むように頭を前後に揺すり始めた。 「んぶっ、ぢゅるっ、ぢゅぶっ、んんっ、んちゅぷ」 舐められるだけとは比べ物にならないほどの快感が、ビリビリと背筋を駆け抜けていく。 「…くあっ、シャルロットっ!」 俺がいきなり大きな声を上げて腰をビクっと震わせたのに驚いたのか、シャルロットは咄嗟に口を離した。 「んぷあっサイトっ!ご、ごめんなさい…、痛かった…?」 どうやら自分が失敗して俺が痛がったと思ったらしい。シャルロットが目に涙を浮かべながら聞いてきた。 「ん、違うよ。いきなり激しくなったから、気持ちよくて声が出ちまっただけ」 心配そうに見上げる彼女の頭をゆっくりと撫でながら「大丈夫」と言うと、彼女はほっと息をついてまた咥え始める。 「ちゅ…ぢゅちゅ…んん…ぢゅるっ…ぷあ…はぷっ…」 痛みを感じたわけではない事が分かったシャルロットはより一層激しくペニスを攻めてきた。 唇で茎を扱きながら、柔らかい舌が亀頭をちろちろと絶妙な力加減で刺激してくる。快感がどんどん大きくなり、射精の衝動が膨れ上がっていく。 まだ5分ぐらいしか経ってないってのに、このままではあっさり負けてしまいそうだ。 そう考えた俺は仕返しを敢行した。 脇の方からそっと気付かれないように手を忍ばせ、薄い生地のブラウスの上から胸を揉む。 「んふぅっ!?あぁぁっ、サイ、ト、ふあぁんっ!」 奉仕する事に集中していたシャルロットが突然の刺激に驚き、ペニスから顔を離して俺の股間に頭を押し付けるようにして悶えた。 俺のを咥えながらシャルロット自身興奮していたのか、俺の掌にちょんと自己主張するように硬くなった乳首の感触があった。 ブラウスの上から乳首を指で挟み、コロコロと転がすように刺激していく。 「やっ、そこっ!くううぅぅんっ!!」 ただでさえ感じやすいシャルロットだが、一際敏感な乳首を攻められると全身をびくびくと震わせ一気に乱れた。 「ほら、頑張らないと着いちゃうよ?シャルロット」 そう言いながらも俺は胸への愛撫をやめることなく、彼女を感じさせる。 「ひああぁぁんっ!胸、弄った、らぁっ、らっめぇぇっ!」 俺のズボンをぎゅっと掴み、胸から容赦なく送られてくる快感に全身を翻弄されるシャルロット。 甲高い嬌声が俺の嗜虐心をこれでもかというぐらい掻きたててくれる。 調子付いた俺は少し強く乳首を指で挟み、きゅっとつねりながら引っ張るように刺激した。 「ふあっ!?あああっ!んんーーーーっ!!」 刺激が強かったのか、シャルロットはビクンと全身を痙攣させた後、上げそうになった喘ぎ声を唇をぎゅっと噛んで押し殺した。 そのままくたりと力を抜いたかと思うと、俺にもたれかかるようにして倒れてしまう。 流石にやりすぎたかと思った俺は一旦胸から手を離し、彼女の顔を覗き込んで様子を伺った。 「はぁっ、はぁはぁ…、ふぁ…。さ、いとぉ…」 荒い息をつきながら、潤んだ瞳で俺の顔をぼーっと見つめ返してくるシャルロット。 「す、すまん、シャルロット。やりすぎた!シャルロットの反応が可愛くて、つい調子に乗っちまった!」 「わた、し…胸だけで…イっちゃったぁ…」 トロンとした表情で言うシャルロットに俺は酷く興奮した。 「ごめん、ね…。すぐ、続ける、から…」 ふらふらと上半身を起こし、彼女は既にガチガチに硬くなった俺のペニスを再びその口に咥え込んだ。 「あむ…ちゅっ…はぁはぁ、ん…ちゅぷっ…、ふぁ…、サイトの…さっきより、硬くなってる…、んっちゅ…あむっ…ぢゅる…。」 目の前でシャルロットの痴態を見て興奮していた俺は、再開されたフェラに耐え切れず直ぐに限界を迎えた。 「シャルロット、やばい…。で、出そうっ」 下半身を震わせながら快感に耐える俺を、シャルロットは嬉しそうに見上げると奥まで飲み込むように口内に納めた。 「いい、よ…、ふぁいろ、の…、らひへぇ…。ぢゅる…ちゅぱっ…、いっふぁい…んっ…ちゅ…ちゅるる」 先端を喉で吸い上げながら、右手でゴシゴシとペニスを扱いてくる。 「ん…ふっ…ぢゅるっ…、だひへ…、んっ、ちゅぱっ、ぢゅるっ、んれろ…、ちゅっ……んちゅぅぅぅぅっっ」 動きが早くなり、鈴口をテンポよく吸い上げた彼女は、仕上げとばかりに強い勢いで頬を窄め全体を強く吸ってきた。 「うわっ!っく、だめだっ、で、出るっ!!」 強く吸飲されるのと同時に俺の中で快感が一気に高まり、精液が先端から噴出した。 どびゅうっ!! 「んんんぅぅっ!!」 どくっ!どくん!! 「んぐっ、んんっ!んっ、んっ、んぅ…」 シャルロットは快感に大きく震えるペニスを搾るように扱きながら、大量に吐き出された精液をその口に受け止めてくれた。 「ん、ふぅっ…。シャルロット…、終わったよ」 俺は両手で掴んでいたシャルロットの頭から手を離し、精液を出し尽くしたペニスを彼女の口から出した。 「んちゅぷ…、ぷぁっ、んふっ、ん…、くちゅくちゅ…ごくんっ、ん…んっ、ごく…ん」 シャルロットは名残惜しそうにペニスから口を離すと、口の中に溜まった精液を味わうように舌で転がし、ゴクゴクと美味しそうに飲み込んだ。 「んっ…こほっこほっ!サイトの…とても濃くて、飲み辛かった…」 「ご、ごめん…。シャルロット、大丈夫か?」 「大丈夫…。喉に絡み付いて飲み辛かったけど、美味しかったから…」 頬をほんのりと赤く染め、うっとりと呟いたシャルロットは、出したばかりの俺のペニスに口を近づける。 「ちょっ、シャルロット!?」 「大丈夫、綺麗にするだけ…」 微笑むと彼女はペニスに付いた精液を大事そうに舐め取り、綺麗にしてくれた。 「気持ちよかった…?」 うっとりとした表情で俺に抱きつきながら、シャルロットは少し照れくさそうに聞いてきた。 「あぁ、最高に気持ちよかったよ」 俺はこっぱずかしくなり、彼女を少し強めに抱き締めて、頭を撫でながらぶっきらぼうに言った。 「人の背中で散々いちゃついてたエロ2人ー、泉に着いたのねー!」 今まで我慢していたシルフィードが精一杯の皮肉を込めて、そう告げてきた。 眼下に目をやると、200メイルほど先に深い森の中でそこだけぽっかりと切り取られた様に木がない場所があった。 「サイト…」 「ん?」 呼ばれた俺は抱き締めたままのシャルロットを見る。 「…約束どおり着くまでにいかせたから、…一杯可愛がって」 俺の胸の中でもじもじしながら、シャルロットはそんなお願いをしてきた。 答えなんて考えるまでもない。俺は彼女の頬にキスをして、大きくなったままのペニスをお腹に押し付けた。 「シャルロットがやめてって言うまでやってやるよ」 「それだと、学院に一生帰れない…。サイトがしてくれるなら、私は何時でも、何処でも、何回でも平気だから…」 っく…、またそんな人の欲望を刺激するような事を言ってくれちゃって…。 「きゅいきゅい、ほんとに2人ともエロエロなのねー…」 少しふわっと身体が軽くなったかと思うと、眼下に広がっていた森がどんどんと近づいてくる。 「到着なのねー」 泉の前にシルフィードがゆっくりと着地すると、俺達に降りるように促す。 「それじゃあ、お邪魔虫は消えるのねー。2人ともごゆっくりなのねー」 俺達が降りるのを確認するとシルフィードはそう言い残してさっさとどこかへと飛び去っていった。 「へぇ…、綺麗な場所だな」 泉の周囲は芝生が周りを囲んでおり、樹木が頭上を覆っていないためか太陽が射しこんで結構暖かい。 こんな森の中にあるにも拘らず、野生の生物に荒らされずにいたなんて、かなり貴重じゃないのだろうか。 俺は泉へと近づき、ゆっくりと水に手をつけた。 水の質なんて良くは分からないが、かなり澄んでいて温度も結構低い。 周りに川がないのを見るところ、地下からの湧水なのだろう。 「シャルロット、この泉って飲めるのか?」 「シルフィに確認させた。大丈夫」 毒見させたのか…。きっと問答無用に飲ませたんだろうなぁ…、シルフィードも大変だ。 俺は両手で水を掬い顔を洗う。 ひんやりとした感触に顔の皮膚が突っ張る感じがするが、それ以上に気持ちいい。 「ぷはっ!んー、気持ちいいな!」 「サイト、使って」 服の袖で顔を拭こうとした俺をシャルロットが止め、タオルを差し出してくる。 「あぁ、ありがと」 タオルを受取ってごしごしと顔を拭いていく。タオルから彼女の良い匂いがしたが、それを言うと取り上げられそうなのでやめておく。 立ちっぱなしというのもなんなので、俺は泉の傍に腰を下ろした。俺に密着するようにシャルロットも腰を下ろす。 朝の陽光が射しこみ、泉に反射してキラキラと光る。時折吹く優しい風が頬を撫で、とても気持ちが良い。 俺は隣に座る彼女の肩をそっと抱き寄せた。 「静かだし、綺麗だな」 「うん…」 そのまま俺の肩に頭を置き、シャルロットは抱き締められるまま、ゆっくりと力を抜いていく。 「シャルロットと遠出する事は良くあるけど、今思えばゆっくりするのってあんまり無かったな」 「仕方のない事。サイトは騎士隊の仕事もあるから忙しい。我儘は言えない」 健気に言う彼女に俺は胸が温かくなるのを感じた。 「それもあるんだけどさ…。 ごめんな…、俺って誰が一番とかそういう事全然決めれなくて。優柔不断だってのは分かってるんだけど、でもやっぱ皆の事好きだからさ。」 「それも、分かってる。…でもだからと言って私はサイトの事、諦めない…。 前にも言った。アーハンブラ城で救ってくれた時、私は何時如何なる時も…、サイト、あなたを守る、って。 だから、私の身体も、心も、全て、あなたの物…」 シャルロットは俺の顔を真剣な目でじっと見つめながら、改めて愛の告白をしてきた。 「そう言ってもらえて凄く嬉しいんだけどさ、それだとまるで使い魔みたいじゃないか?」 俺が少しおどけながらそう言うと、彼女はきょとんとした目をする。 やがて合点がいったのか、ああ、と納得したような表情をした。 「それに、シャルロットの事は俺が絶対に守るよ。ガンダールヴであっても、そうでなくても、好きな女ぐらい守れなくて男が務まるかっての」 そう言いながら俺はシャルロットの頭をぐしぐしと少し強く撫でた。 髪が乱れるのも気にせず、気持ち良さそうに目を閉じて撫でられているシャルロットを見ていると、俺はとても幸せな気持ちになる。 「ははっ、幸せってさ、こういう事なんだろうな。」 何気なくそう言うと、シャルロットはばっと顔を上げ、驚いたような表情をしてこっちを見てきた。 「シャルロット?どうかした?」 少し俺の顔を見ながらじっとしていたシャルロットだが、はっとすると「ううん、何でもない」と言ってまた俺の肩にもたれてきた。 そんな様子が俺はなんだかとても可笑しくて、それ以上に可愛いと感じる。 「私も…、私も幸せだから…」 「そっか…」 照れくさそうに顔を真っ赤にしながら呟いた彼女を、俺はたまらなく愛おしいと思った。 「夢で、サイトが同じ事を言ってた…」 「え?」 「今日見た夢。月が1つしかなくて、見た事もない夜空をこんな風に二人で見上げてた。その時、サイトがさっきと同じ事を言った」 月が1つの空って、地球の事か…。 そういえば以前、シャルロットに地球の事を聞かれたので、詳しく色々と話をした事があったけど、その影響で夢でも見たのかな。 「へぇ、俺もその夢見てみたかったな」 「地球が、元居た世界が懐かしいから?…それとも、……帰りたい、から?」 それを聞いたシャルロットが、いきなり俺の胸に縋りつく様に抱きつき、悲しそうな声で少し身体を震わせながら聞いてくる。 マズったな…。そんなつもりで言ったんじゃなかったんだけど…。 「バカだな…、違うよ。地球が懐かしくないって言えば嘘になるけど、ただシャルロットと同じ夢を見れたら良かったなって、そう思っただけさ。」 頭を撫でながら、諭すようにゆっくりと答える。 「ごめんなさい…、サイトを困らせた…。 私も…サイトと同じ夢を見れたら、きっと…、ううん、絶対幸せだと思う」 「あぁ」 俺はそう返すと、抱きついたままのシャルロットを胸に押し付けるようにぎゅっと抱き締め、頭を撫で続けた。 その体勢のまま、どれぐらいの時間が過ぎただろうか。 俺達はどちらからとも無く、お互いの唇を貪るようにキスを始めた。 「はぁっ、シャルロット…」 「サ、イトぉ…、あむっ、んっちゅ、ちゅぷ、ぢゅるっ、んぷっ…ちゅっ、ぢゅるる、れろ…」 シャルロットの舌が口に入り込み、口内のいたる所を舐め上げてくる。 「んっ…」 俺は負けない様に入り込んでいる舌を甘噛みしたり、吸い付いたりと反撃をする。 お互いの唇から唾液が零れ落ちるのも気にせず、ただがむしゃらに相手の唇を貪欲に求め続けた。 「んっ、んれろ、んちゅっ、ぢゅるる、んふあっ…、ちゅぅっ、ちゅるっ、んふっ、ちゅっ…。 ふあ…、サイトの唾液、頂戴…」 「ああ…」 俺は頷くと餌をねだる小鳥のように口を開けるシャルロットに自分の唾液を流し込んでいく。 「あんっ、ちゅっ、こくん、こくん…」 俺が流し込んだ唾液を、甘露でも飲むようにうっとりした表情で美味しそうに飲んでいくシャルロット。 飲み込むたびに艶かしく動く舌と喉に俺はドキドキする。 普段の少し無表情な彼女もクールビューティーの様で綺麗だが、俺とセックスをしている時に見せる大人びた表情も劣ることなく綺麗だ。 「シャルロット、舌を出して」 唾液をぽーっとした表情で飲んでいたシャルロットは、俺に言われた通りにちろっと舌を差し出してくる。 俺は差し出された舌に自分の舌を絡めた。 「ふぁっ、んれろっ、んちゅっ、ちゅぴっ、んっ、んんっ、んむっ、ちゅるるっ、んく、んっ、こくん…」 シャルロットが俺の動きに応える様に激しく舌を絡めながら、自分の舌を伝ってくる唾液を一滴も逃がすまいと飲み込んでいく。 「んふっ…んはぁ…はぁはぁ…サイトぉ…」 長い抱擁とキスの末、お互いの唇を離すと唾液の糸がつーっと引いた。 「シャルロット、そのまま服を脱いでこっちにおいで」 少し名残惜しそうに俺から離れた彼女は、1秒でも早く俺の所に戻りたいと言わんばかりの勢いで着ていたブラウスやスカートを一気に脱いでいく。 そしてショーツ1枚になったところで、手がピタっと止まった。 どうしたのかと思って見ると、シャルロットのショーツがお漏らしでもしたみたいにベトベトに濡れていた。 俺とのキスだけで、あそこまで興奮してくれたのか…。 「恥ずかしい…、あんまり見ないで…」 真っ赤になりながら俺から視線を外すと彼女はショーツを脱ぎ、俺の膝の上にまたがるようにして座った。 あぁ…もう、いちいち可愛いなぁ…。 「シャルロット、どうして欲しい?」 「ん…、サイトの好きにしていい…。サイトになら、何をされても平気だから…」 そう言ってシャルロットは身を委ねる様にして俺の胸にぽふっと顔を置いた。 そんな可愛らしい仕草に理性が吹っ飛びそうになるが、今日は可愛がるって言った手前、何とか欲望を抑え付けて我慢する。 俺はシャルロットの胸を出来るだけ優しく包み込むように揉み始めた。 「ひゃっ、あっ、サイトぉ…。んっ、んふっ、あんっ…」 手にすっぽりと収まるぐらいの控えめのサイズだが、それでもピンっと自己主張するようにすぐに乳首が硬くなってくる。 「ごめんなさい、んっ、サイトっ、小さい胸だと、ふぁっ、あんまり嬉しく、ないよ、ね…?」 俺の愛撫に身体を震わせながら、彼女は申し訳なさそうに言ってきた。 「そんなことないさ。色も白くて、それに胸だけでイっちゃうぐらい敏感なシャルロットのここ、俺は好きだよ」 「嬉しい…、あんっ、あっ、そんな…急に、んくうっ、んっ…そんな…、されちゃ…はぁんっ」 「俺がシャルロットの胸が好きだって、分かってもらえるように一杯可愛がって気持ちよくしてあげる」 「え?…サイ、トぉっ!?はぁぁぁんっ!んあっ、ち、くびぃっ、あっ、わた、わたしっ、だめぇっ、あぁっ」 少しずつ強く、シャルロットが痛がらないように全体を揉みながら乳首も刺激していく。 控えめの胸が俺の掌の中でぐにぐにと形を変える。 「んっくうううっ!ふあっ、あっ、ひゃうっ、あんっ、やぁっ、やらあっ、感じすぎ、ちゃううっ!」 胸への愛撫で息も絶え絶えになりながら嬌声を上げるシャルロット。 アソコからも愛液が洪水のようにだらだらと溢れ、彼女の太ももを伝い、地面に水溜りを作っていく。 「あぁっ、あんっ、気持ち良いっ、サイトぉ、気持ち良いっ!んあっ、あっ」 キスだけでショーツがベトベトになるぐらい興奮していたシャルロットは、俺の愛撫ですぐに限界を超えそうなぐらい感じているらしい。 俺は右手を胸から離し、そっと股間へと忍ばせた。 「シャルロット、もう少し、腰上げて?」 足に力がなかなか入らないのか、両手を俺の肩に掛け、足をプルプルと震わせながらシャルロットは何とか腰を少し浮かせる。 丁度右手の届く位置までアソコが持ち上がると、俺は指を押し付け、割れ目を擦るようになぞり上げた。 「ふあああっ!?」 柔らかい割れ目にそって指を上下させると、愛液が奥からじゅわっと溢れ出し、指にねっとりと絡み付いてくる。 「はあぁっ、だめっ…そこっ、こすっちゃあぁっ…すぐっ、イっちゃうっ、イっちゃううっ…っ!サイト、私、イっちゃうっ!はぁっあんっ、ひああっ!!」 胸とアソコ、両方からの刺激でシャルロットは全身をビクビクと震わせる。 「シャルロット、イって良いよ。イくところ、俺に見せて」 そう言って、俺はシャルロットのクリトリスと乳首を同時にキュっと摘んだ。 「ひっ!?――ああああああぁぁぁぁぁぁっっ!!」 俺の肩を服ごとギュっと爪を立てて掴みながら、シャルロットは大きな喘ぎ声を上げて派手にイった。 アソコから大量の愛液がぶしゅうっと音を立てて飛び散る。 「っつ!!」 普段の彼女からは想像も付かないほどの力で肩を掴まれた俺は、痛みに思わず呻き声を上げてしまった。 「ふああぁぁぁ…、あはぁっ…はぁはぁ…んっ…」 糸が切れた人形のようにふっと力が抜けたシャルロットは、俺の肩に顎を乗せてくたりとなり、ビクッビクッと時折痙攣しながら荒く息をつく。 俺は彼女をそっと抱き寄せて、絶頂の余韻が収まるのを待った。 「はぁはぁ…凄く気持ちよかった…、サイト。ちゅっ、んっ…」 暫くすると、シャルロットはふらっと起き上がり、妖艶に微笑みながら俺の頬にキスをした。 「一杯感じてくれたようで何より」 「まだ、サイトが気持ち良くなってない…」 痛いぐらいに大きく勃起した俺のペニスを、彼女は期待に満ちた表情で見つめた。 「シャルロットは平気?」 「ん、大丈夫…。さっきも言った。サイトがしてくれるなら、私は何時でも、何処でも、何回でも平気…」 そう言ってシャルロットはペニスをそっと手で包むように触れた。そのまま、ゆっくりと両手で擦り上げてくる。 既に限界まで勃起したペニスは、そんな些細な刺激にもビクっと大きく反応する。 「っく!シャルロットっ、このまま、入れるよっ!」 俺は自分のペニスを掴み、彼女のアソコに当てる。 シャルロットはそれを確認すると、ストンと足の力を抜きペニスを一気に奥まで飲み込んだ。 ぐちゅううっという水音が聞こえて、シャルロットの子宮口にこつんと当たる。 「んっはぁぁぁぁぁぁぁっ!!」 シャルロットは目に涙を浮かべながら、口をパクパクとさせる。 さっきあれほど激しくイったにも関わらず、シャルロットの膣内は俺のペニスを痛いぐらいに締め付けてきた。 凄まじい快感に俺は危うく射精しそうになるが、彼女のお尻をぎゅっと掴んで何とか耐える。 「シャ、シャルロット…、いきなり激しすぎ…」 俺が容赦なく送られてくる快感に腰を動かせずにいると、シャルロットは微笑むと腰をくねらせるように動かし始めた。 「んっ、んぁっ、あっ、サイトの…すごく、おっきい…。あんっ、あんっ、私の、なかっ、ふあっ、こすってるっ…」 快感を貪ろうと、シャルロットが腰を振って俺をイかせようとする。 「はぁっ、シャルロット…それ気持ちよすぎ、るっ」 俺は我慢できなくなり、彼女に負けないように腰を動かし始める。 「あっ、うれ、しいっ、もっと、感じてぇっ、あんっ、ふあっ、あんっ、んっく、あふっ」 徐々にシャルロットと俺の動きも激しくなり、辺りにパンパンと肉のぶつかる音が響き始める。 「んふっ、あんっ、あっ、サイトっ、はげ、しっ、はぁっ、子宮に、コンコンって、当たってるぅっ!」 「シャルロット…、シャルロットっ、んっ…」 俺は目の前でぷるぷると揺れる胸を見ると、乳首を口に含み吸い上げた。 「ひゃあっ!!サイトっ、ち、くび、吸い上げちゃっ、あぁぁっ、ふあっ、あっ、あんっ!やっ、ああぁっ、やらああっ!」 突然の胸からの刺激にシャルロットは一気に乱れ始める。 その快感に同調するように、膣内の襞がペニスに絡みつき、扱き上げてくる。 それが気持ちよかった俺は、腰を動かしながら乳首への愛撫を続ける。 「ふああぁっ!あんっ!そんなっ、いっぺんにっ!あぁっ、あんっ、ひゃうっ、んあっ、あっ、んっくぅ! またイっちゃっ、あんっ、ふあっ、あっ、あんっ、イっちゃうっ!」 「お、俺も、そろそろ限界っ」 「サイトっ、いっしょ、いっしょにっ!んああっ、あんっ!」 激しく腰を振るシャルロットに合わせるように、俺も彼女の腰を掴むと激しくグラインドさせていく。 ぐちゅぐちゅと水音が響き、聞こえるのはお互いの喘ぎ声だけになった。 「シャルロット、でそうっ!」 「なかっ、中にっ、あんっ、たくさんっ、ほしいのぉっ、サイトっ、ふあっ、あっ、ひあぁっ! サイトっ、好きっ、すきぃっ!」 「シャルロットっ!俺も、好きだよっ!」 そう叫びながら俺はシャルロットの一番奥にペニスを突き入れた。 「っ!!―――ふあああああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」 どくんっ!! 「出てっ、ひあああぁぁぁっ!!」 どびゅっ!どくっ!びゅっ! シャルロットを妊娠させるんじゃないかと思えるぐらいの量の精液を奥に注ぎ込んでいく。 「あんっ!出てるぅっ、んっ、精液…いっぱい…、ふあっ、気持ち、良い…」 「うっくっ…、はぁはぁはぁ…。シャルロット、全部出たよ…」 「ふあ…ん…サイトの精液が、沢山…」 彼女は惚けたような表情で、そのまま背中から地面にくたりと倒れこんだ。 その拍子にちゅるっと音がしてペニスが抜ける。 「サイ、ト…、はぁはぁ…、んっ、ふぁっ!?」 いきなり大きな声を上げたシャルロットに驚いてそっちを見ると、俺はとんでもない光景を目の当たりにした。 ぷしゃぁぁぁぁぁぁぁ…。 「やぁっ!おしっこ、でちゃうっ、やらぁっ、とまらないっ!み、ないでぇっ!サイト、見ちゃ、やだぁっ!」 「えっ、シャ、シャルロット…?」 アソコから精液がごぽっと溢れながら、お漏らしをするシャルロット。 真っ赤になりながら両手で顔を隠し、イヤイヤするようにぶんぶんと振る。 俺はその扇情的な光景にごくりと生唾を飲み込み、食い入るように見つめた。 「とま、とまんないよぉ…、んあっ、あぁぁ…、サイト、んふっ、見ないでぇ…」 結局俺はシャルロットの放尿を最後まで見続けた。 「うぅっ…ヒック…、見ないでって言ったのに…、サイト、バカぁ…」 あれから暫く後、シャルロットは俺の胸をぽかぽか叩きながら大泣きしていた。 「ご、ごめん!その、凄くエロくて、つい…」 それを聞いた彼女は余計に叩いてくる。 「すごく…、恥ずかしかったぁ!」 駄々っ子のように泣きじゃくりながら、俺の胸をぽかぽかと殴り続けるシャルロット。 さっきまでの乱れようとは打って変わって、かなり可愛い。 「悪かったって!お詫びに何でもシャルロットのお願いを聞いてやるから!」 「ヒック…、ほんと…?」 ようやく泣き止んだのか、彼女は俺の顔を見上げてくる。 あー、涙で濡れた顔も可愛いなぁ…。 「あぁ、ほんと」 「じゃあ、泉で身体を洗ったら、もう一度して…」 そう言って彼女は俺の唇にちゅっとキスをしてきた。 そんな愛らしい仕草が俺の心にダイレクトヒットする。 「お安い御用で!」 結局その後、日が暮れるまでシャルロットと泉でいちゃいちゃした。 「相棒〜、俺っちはどうすれば良いんだー…」 学院の中庭に放置されたデルフリンガーは、サイトが夜中に帰ってくるまで放置されたという。
タイムスタンプを変更しない
メイドになる!〜タバサの場合〜 「俺が選ぶのは…」 全員が固唾を呑んで俺を見つめてきた。 何て言ってみたものの全く決まっていない。唐突に誰を選べなんて言われてもすぐに決められるわけも無く…。 全員を見回すと、一際目を引く小さい身体のタバサに目がいった。 周りに気付かれないように見ると、目をギュッと瞑りながら両手を祈るように胸の前で組み、小さい身体を緊張で震わせて俺の裁定を待っている。 テファやシエスタの大きな胸も良いかもしれないが、執拗に攻めると胸だけでイってしまうタバサの小さい胸も魅力的だ。 「タバサ!」 そう言った瞬間、タバサがぱっと顔を上げ俺にがばっと抱き付いてきた。 その衝撃で倒れるかと思ったが、なんとか耐えきる。俺の腕の中にすっぽりと納まったタバサが、俺の胸に顔をスリスリと猫のように擦りつけてきた。 あー、かわえー…。 「こ、ここここのぉ、犬ぅー!それにちびっ子ー!何、人様のものに抱き付いてんのよーーっ!!」 案の定ルイズは怒り心頭の様子で、噴火した火山の如く燃え盛る。 こ、これは普段の2倍以上は怒ってらっしゃる!? プルプルと怒りに震えながら杖を取り出したルイズ。気付けばテファとシエスタは既に安全距離まで退避済みだった。 裏切り者ーーーーっ!? 「…サイトが選んだのは私。貴女に魅力が足りなかっただけ。怒るのは筋違い。」 ぶっちーん…。 俺は確かにそんな音を聞いた。ルイズの理性が切れた音を…。 何サラリと火に油をどぼどぼ注いでくれちゃってますかー!? 今までの比じゃないぐらいに一気に膨れ上がるルイズの魔力。うーん、負の感情がエネルギー源なんて良くも言ったものだ…。 「って、冷静に分析してる場合じゃなかった!これ死ぬよね?喰らったら死ぬって言うか消滅するよねっ!?」 「大丈夫よ、犬…。せめてもの慈悲よ。痛みを感じないようにしてあげるわーーーーっ!!」 俺が地球に居る両親に「先に黄泉路に行ってるよ…」なんて祈ろうとした時だった。 ルイズをブチ切れさせた張本人がルイズの前に立ちはだかった。 「…出口はあちら」 タバサがそう言った途端、ルイズの身体がふわっと持ち上がり、学生寮の方へと飛んでいく。 どうやらレビテーションで強制的にお帰り頂いたようだ。 最初からやってくれ…、心臓に悪い…。 「お、覚えてなさいよーーーっ!!このちびっ子ーーーー!!バカ犬ーーーーー…!!」 段々と遠ざかっていくルイズの罵声。なんつーか、完全に悪役の台詞にしか聞こえない。 兎にも角にも、命の危機だけは去ったようだ。 鍛錬の時に掻いたのとは比べ物にならないぐらいの冷や汗を拭いつつ溜め息をついた。 「タバサ…、ルイズを刺激するのも程々にしてくれよな?後でとばっちり食らうのは俺なんだから…」 そう言ってタバサの方を見ると、彼女は何が気に入らなかったのか、頬をぷくーっと膨らませていた。 ちょっと小動物っぽくて可愛いかも…。 「…シャルロット。 2人の時はそう呼んでって、もう何回も言ってる…」 ルイズの事でかなりテンパっていた俺は、すっかり忘れていた。 スイッチの切り替えは相変わらず早いな…。 「あ、あー…、分かったよシャルロット。でも、ほんと頼むよ」 「…ごめんなさい。さっきはサイトが私を選んでくれて、舞い上がってた」 シャルロットさんや…、それで毎回こんな危険な事になるのなら、この先命が幾つあっても足りませんぜ…。 「そっか。まぁ、あんまり刺激しない程度に頼む」 言いながら俺は丁度良い位置にあるシャルロットの頭を撫でる。 「あ…」 「ん?どうした?シャルロット」 小さく声を上げたシャルロットを覗き込むが、彼女は頬を赤く染め俯いてしまった。 「サイト…、この後は暇?」 「まぁ、シャルロットを選んだからなぁ…。元々今日は適当に過ごしてるつもりだったし」 シャルロットがそれを聞いて安堵の表情を浮かべる。 「じゃあ…、私に付き合って」 「あぁ、良いよ」 俺がそう答えるとシャルロットは口笛を高く吹き、辺りに響かせる。 吹き終わると、すぐにどこからともなくシルフィードが飛んできた。 「きゅいきゅい!サイト、おはようなのねー」 俺達の目の前にふわりと着地をすると、周りに誰も居ないことを確認してからシルフィードは俺に挨拶をしてきた。 「あぁ、シルフォードおはよう」 元気な挨拶はやっぱり気持ちいが良いもので、機嫌を良くした俺はシルフィードの頭をぐりぐりと撫でてやる。 「きゅいー、サイトのなでなで気持ちいいのねー…」 すると途端にむっとし始めるシャルロット。無言で強引に俺の腕を掴むと踏みしめるようにシルフィードに乗った。 「お姉さま、乱暴なのね!サイトが私の頭を撫でたぐらいで怒るなんて、まだまだ甘いのねー」 止せば良いのにそんな事を言われたシャルロットが無言で杖を取り出した。 取り合えず巻き込まれないようにシャルロットの後ろに隠れて背を低くする。 「エア・ハンマー…」 ドン!ともドカン!とも言い難い、凄まじい音を立てて暴風が巻き起こる。 「きゅいーっ!?わ、わかったのね!もう言わないのねー!」 すげーな…、あんなの喰らってピンピンしてるよ…。 「この前見つけた泉に行って」 シャルロットはそう言うと俺の膝の上にぺたんと腰を下ろした。 シルフィードは小声で文句をぶつぶつ言いながらも俺とシャルロットを乗せて中庭を飛び立つ。 円を描くようにゆっくりとトリステイン学院の上空を旋回しながら上昇していく。 300メイルほど上昇すると、一度大きく羽ばたいて森の方へと進み始めた。 「明け方だから、少し冷えるな」 夏も近くなってきたとは言え、まだ日も昇り始めたばかり。それに鍛錬の為に薄着だった俺は空を飛ぶ風に少し寒気を感じた。 「こうすれば、平気」 そう呟いたかと思うと、俺の胸に身体を預けていたシャルロットがくるりとこちらを向いて抱き締めてきた。 「サイト、暖かい?」 「あ、ああ…」 この人、狙ってやってますか…? シャルロットの甘いような良い匂いと、全身に感じる柔らかい感触で否応無しに性欲を掻き立てられる。 「あ…、サイトのが当たってる…」 こんな状態で密着されたら、そりゃ誰だって勃起しますよ…。 「その泉ってどれぐらいで着くんだ?」 「ん…、このまま真っ直ぐ行けば着く。この速度なら10分ぐらい」 その間中ずっとこの体勢なんだろうか…。 「サイト、この体勢、いや…?」 うるうるとした瞳で俺に抱きつきながら上目遣いでこっちを見てくるシャルロット。 あー、やばい…。もう我慢の限界です。 「この体勢ってことは、当然こういう事を期待してたんじゃないの?」 「え?サイ、んむっ!?…ぷはっ、いきなりキスなん――んちゅっ、ぷあっ、んんっ…」 問答無用でこちらからもぎゅっと抱き締め、強引に唇を奪いにいく。 本当ならバードキスから入るところなんだろうけど、あんなエロい表情で見られたら我慢できるかっての。 「や、らめ、んっ…んんっ、ちゅっ、あっ!?んんーーーっ!!」 ディープキスを続けながら背中に回していた手をそのままシャルロットのお尻へと回し、少し強めにぐにぐにと揉み始める。 驚いて声を上げようとしたが、キスで塞いでいるのでくぐもった声しか上がらない。 「きゅいきゅい!サイトー、あんまり人の背中でエッチな事しないで欲しいのねー」 シャルロットの声が聞こえたのか、シルフィードが首を回しコッチに非難の声を上げてくる。 「…ん、ぷはっ。そういう事は迫ってきたご主人様に言ってくれ。もっとも、お尻揉まれて答えれるか分からないけど。 シャルロット、シルフィードが人の背中でエッチな事するなって。やめようか?」 お尻を揉みながら、意地悪く彼女に聞いてみた。 「だめ、あんっ、やめちゃ、だめっ…」 「だってさ」 「きゅいー、しょうがないエロお姉さまなのねー…」 諦めたらしいシルフィードは前に向き直って無言で飛び始めた。 「そういえば、中庭で俺に奉仕するとか言ってなかったっけ?」 「…んくっ、言った…。あ、ふぁっ、あっ」 「じゃ、泉に着くまで俺にご奉仕してもらおうかな。着くまでに俺をイかせれたら、うんと可愛がってあげる」 「っ!分かった…」 最後の言葉に反応したのか、シャルロットは直ぐに準備を始めた。俺が足を広げるとその間にうつ伏せになり、顔を股間に近づける。 そのままズボンを下ろし、俺のペニスを露出させた。ひやりとした手に包まれてペニスがぴくっと反応する。 「じゃあ、する…」 シャルロットは頬を赤く染め、ゆっくりと顔を近づけてぺちゃぺちゃと舐め始めた。 手でペニスをしっかりと掴み、裏筋に舌を強く押し当てると頭を上下に動かしながら舐め上げていく。 「んっ、れる…ちゅるっ…んふっ…れろっ…ちゅるるっ…はむっ…んちゅ…」 いきなり激しい行為に腰を震わせると、俺の反応が嬉しいのか、シャルロットは上目遣いににこっと微笑み、さらに続ける。 「っく…うっ…、積極的だな、シャルロット」 「サイト、感じる声可愛い…。ちゅるっ…んふあ…ちゅ…ちゅぱっ…んんっ…れろ…あむっ…」 少しぎこちないけど一生懸命に俺のモノを舐めるシャルロットに下半身が熱くなり、腰の奥が疼き始めた。 無意識に腰が震え、先走りが染み出し始める。 「…んっ、ふあ、サイトの液が…出てきてる…。もったいない…、あむっ、ん…ちゅっ…れろ…んふ…んちゅ…」 先走りを舌で舐め取るように、全体を舌で丹念に舐め上げてくれる。 「あぁ、気持ちいいよ。シャルロット…」 俺が素直に感じている事を彼女に伝えると、気を良くしてくれたのかシャルロットは大きく口を開けてペニスを飲み込むように咥えていく。 唇で茎をしごくように、舌で全体を包むように頭を前後に揺すり始めた。 「んぶっ、ぢゅるっ、ぢゅぶっ、んんっ、んちゅぷ」 舐められるだけとは比べ物にならないほどの快感が、ビリビリと背筋を駆け抜けていく。 「…くあっ、シャルロットっ!」 俺がいきなり大きな声を上げて腰をビクっと震わせたのに驚いたのか、シャルロットは咄嗟に口を離した。 「んぷあっサイトっ!ご、ごめんなさい…、痛かった…?」 どうやら自分が失敗して俺が痛がったと思ったらしい。シャルロットが目に涙を浮かべながら聞いてきた。 「ん、違うよ。いきなり激しくなったから、気持ちよくて声が出ちまっただけ」 心配そうに見上げる彼女の頭をゆっくりと撫でながら「大丈夫」と言うと、彼女はほっと息をついてまた咥え始める。 「ちゅ…ぢゅちゅ…んん…ぢゅるっ…ぷあ…はぷっ…」 痛みを感じたわけではない事が分かったシャルロットはより一層激しくペニスを攻めてきた。 唇で茎を扱きながら、柔らかい舌が亀頭をちろちろと絶妙な力加減で刺激してくる。快感がどんどん大きくなり、射精の衝動が膨れ上がっていく。 まだ5分ぐらいしか経ってないってのに、このままではあっさり負けてしまいそうだ。 そう考えた俺は仕返しを敢行した。 脇の方からそっと気付かれないように手を忍ばせ、薄い生地のブラウスの上から胸を揉む。 「んふぅっ!?あぁぁっ、サイ、ト、ふあぁんっ!」 奉仕する事に集中していたシャルロットが突然の刺激に驚き、ペニスから顔を離して俺の股間に頭を押し付けるようにして悶えた。 俺のを咥えながらシャルロット自身興奮していたのか、俺の掌にちょんと自己主張するように硬くなった乳首の感触があった。 ブラウスの上から乳首を指で挟み、コロコロと転がすように刺激していく。 「やっ、そこっ!くううぅぅんっ!!」 ただでさえ感じやすいシャルロットだが、一際敏感な乳首を攻められると全身をびくびくと震わせ一気に乱れた。 「ほら、頑張らないと着いちゃうよ?シャルロット」 そう言いながらも俺は胸への愛撫をやめることなく、彼女を感じさせる。 「ひああぁぁんっ!胸、弄った、らぁっ、らっめぇぇっ!」 俺のズボンをぎゅっと掴み、胸から容赦なく送られてくる快感に全身を翻弄されるシャルロット。 甲高い嬌声が俺の嗜虐心をこれでもかというぐらい掻きたててくれる。 調子付いた俺は少し強く乳首を指で挟み、きゅっとつねりながら引っ張るように刺激した。 「ふあっ!?あああっ!んんーーーーっ!!」 刺激が強かったのか、シャルロットはビクンと全身を痙攣させた後、上げそうになった喘ぎ声を唇をぎゅっと噛んで押し殺した。 そのままくたりと力を抜いたかと思うと、俺にもたれかかるようにして倒れてしまう。 流石にやりすぎたかと思った俺は一旦胸から手を離し、彼女の顔を覗き込んで様子を伺った。 「はぁっ、はぁはぁ…、ふぁ…。さ、いとぉ…」 荒い息をつきながら、潤んだ瞳で俺の顔をぼーっと見つめ返してくるシャルロット。 「す、すまん、シャルロット。やりすぎた!シャルロットの反応が可愛くて、つい調子に乗っちまった!」 「わた、し…胸だけで…イっちゃったぁ…」 トロンとした表情で言うシャルロットに俺は酷く興奮した。 「ごめん、ね…。すぐ、続ける、から…」 ふらふらと上半身を起こし、彼女は既にガチガチに硬くなった俺のペニスを再びその口に咥え込んだ。 「あむ…ちゅっ…はぁはぁ、ん…ちゅぷっ…、ふぁ…、サイトの…さっきより、硬くなってる…、んっちゅ…あむっ…ぢゅる…。」 目の前でシャルロットの痴態を見て興奮していた俺は、再開されたフェラに耐え切れず直ぐに限界を迎えた。 「シャルロット、やばい…。で、出そうっ」 下半身を震わせながら快感に耐える俺を、シャルロットは嬉しそうに見上げると奥まで飲み込むように口内に納めた。 「いい、よ…、ふぁいろ、の…、らひへぇ…。ぢゅる…ちゅぱっ…、いっふぁい…んっ…ちゅ…ちゅるる」 先端を喉で吸い上げながら、右手でゴシゴシとペニスを扱いてくる。 「ん…ふっ…ぢゅるっ…、だひへ…、んっ、ちゅぱっ、ぢゅるっ、んれろ…、ちゅっ……んちゅぅぅぅぅっっ」 動きが早くなり、鈴口をテンポよく吸い上げた彼女は、仕上げとばかりに強い勢いで頬を窄め全体を強く吸ってきた。 「うわっ!っく、だめだっ、で、出るっ!!」 強く吸飲されるのと同時に俺の中で快感が一気に高まり、精液が先端から噴出した。 どびゅうっ!! 「んんんぅぅっ!!」 どくっ!どくん!! 「んぐっ、んんっ!んっ、んっ、んぅ…」 シャルロットは快感に大きく震えるペニスを搾るように扱きながら、大量に吐き出された精液をその口に受け止めてくれた。 「ん、ふぅっ…。シャルロット…、終わったよ」 俺は両手で掴んでいたシャルロットの頭から手を離し、精液を出し尽くしたペニスを彼女の口から出した。 「んちゅぷ…、ぷぁっ、んふっ、ん…、くちゅくちゅ…ごくんっ、ん…んっ、ごく…ん」 シャルロットは名残惜しそうにペニスから口を離すと、口の中に溜まった精液を味わうように舌で転がし、ゴクゴクと美味しそうに飲み込んだ。 「んっ…こほっこほっ!サイトの…とても濃くて、飲み辛かった…」 「ご、ごめん…。シャルロット、大丈夫か?」 「大丈夫…。喉に絡み付いて飲み辛かったけど、美味しかったから…」 頬をほんのりと赤く染め、うっとりと呟いたシャルロットは、出したばかりの俺のペニスに口を近づける。 「ちょっ、シャルロット!?」 「大丈夫、綺麗にするだけ…」 微笑むと彼女はペニスに付いた精液を大事そうに舐め取り、綺麗にしてくれた。 「気持ちよかった…?」 うっとりとした表情で俺に抱きつきながら、シャルロットは少し照れくさそうに聞いてきた。 「あぁ、最高に気持ちよかったよ」 俺はこっぱずかしくなり、彼女を少し強めに抱き締めて、頭を撫でながらぶっきらぼうに言った。 「人の背中で散々いちゃついてたエロ2人ー、泉に着いたのねー!」 今まで我慢していたシルフィードが精一杯の皮肉を込めて、そう告げてきた。 眼下に目をやると、200メイルほど先に深い森の中でそこだけぽっかりと切り取られた様に木がない場所があった。 「サイト…」 「ん?」 呼ばれた俺は抱き締めたままのシャルロットを見る。 「…約束どおり着くまでにいかせたから、…一杯可愛がって」 俺の胸の中でもじもじしながら、シャルロットはそんなお願いをしてきた。 答えなんて考えるまでもない。俺は彼女の頬にキスをして、大きくなったままのペニスをお腹に押し付けた。 「シャルロットがやめてって言うまでやってやるよ」 「それだと、学院に一生帰れない…。サイトがしてくれるなら、私は何時でも、何処でも、何回でも平気だから…」 っく…、またそんな人の欲望を刺激するような事を言ってくれちゃって…。 「きゅいきゅい、ほんとに2人ともエロエロなのねー…」 少しふわっと身体が軽くなったかと思うと、眼下に広がっていた森がどんどんと近づいてくる。 「到着なのねー」 泉の前にシルフィードがゆっくりと着地すると、俺達に降りるように促す。 「それじゃあ、お邪魔虫は消えるのねー。2人ともごゆっくりなのねー」 俺達が降りるのを確認するとシルフィードはそう言い残してさっさとどこかへと飛び去っていった。 「へぇ…、綺麗な場所だな」 泉の周囲は芝生が周りを囲んでおり、樹木が頭上を覆っていないためか太陽が射しこんで結構暖かい。 こんな森の中にあるにも拘らず、野生の生物に荒らされずにいたなんて、かなり貴重じゃないのだろうか。 俺は泉へと近づき、ゆっくりと水に手をつけた。 水の質なんて良くは分からないが、かなり澄んでいて温度も結構低い。 周りに川がないのを見るところ、地下からの湧水なのだろう。 「シャルロット、この泉って飲めるのか?」 「シルフィに確認させた。大丈夫」 毒見させたのか…。きっと問答無用に飲ませたんだろうなぁ…、シルフィードも大変だ。 俺は両手で水を掬い顔を洗う。 ひんやりとした感触に顔の皮膚が突っ張る感じがするが、それ以上に気持ちいい。 「ぷはっ!んー、気持ちいいな!」 「サイト、使って」 服の袖で顔を拭こうとした俺をシャルロットが止め、タオルを差し出してくる。 「あぁ、ありがと」 タオルを受取ってごしごしと顔を拭いていく。タオルから彼女の良い匂いがしたが、それを言うと取り上げられそうなのでやめておく。 立ちっぱなしというのもなんなので、俺は泉の傍に腰を下ろした。俺に密着するようにシャルロットも腰を下ろす。 朝の陽光が射しこみ、泉に反射してキラキラと光る。時折吹く優しい風が頬を撫で、とても気持ちが良い。 俺は隣に座る彼女の肩をそっと抱き寄せた。 「静かだし、綺麗だな」 「うん…」 そのまま俺の肩に頭を置き、シャルロットは抱き締められるまま、ゆっくりと力を抜いていく。 「シャルロットと遠出する事は良くあるけど、今思えばゆっくりするのってあんまり無かったな」 「仕方のない事。サイトは騎士隊の仕事もあるから忙しい。我儘は言えない」 健気に言う彼女に俺は胸が温かくなるのを感じた。 「それもあるんだけどさ…。 ごめんな…、俺って誰が一番とかそういう事全然決めれなくて。優柔不断だってのは分かってるんだけど、でもやっぱ皆の事好きだからさ。」 「それも、分かってる。…でもだからと言って私はサイトの事、諦めない…。 前にも言った。アーハンブラ城で救ってくれた時、私は何時如何なる時も…、サイト、あなたを守る、って。 だから、私の身体も、心も、全て、あなたの物…」 シャルロットは俺の顔を真剣な目でじっと見つめながら、改めて愛の告白をしてきた。 「そう言ってもらえて凄く嬉しいんだけどさ、それだとまるで使い魔みたいじゃないか?」 俺が少しおどけながらそう言うと、彼女はきょとんとした目をする。 やがて合点がいったのか、ああ、と納得したような表情をした。 「それに、シャルロットの事は俺が絶対に守るよ。ガンダールヴであっても、そうでなくても、好きな女ぐらい守れなくて男が務まるかっての」 そう言いながら俺はシャルロットの頭をぐしぐしと少し強く撫でた。 髪が乱れるのも気にせず、気持ち良さそうに目を閉じて撫でられているシャルロットを見ていると、俺はとても幸せな気持ちになる。 「ははっ、幸せってさ、こういう事なんだろうな。」 何気なくそう言うと、シャルロットはばっと顔を上げ、驚いたような表情をしてこっちを見てきた。 「シャルロット?どうかした?」 少し俺の顔を見ながらじっとしていたシャルロットだが、はっとすると「ううん、何でもない」と言ってまた俺の肩にもたれてきた。 そんな様子が俺はなんだかとても可笑しくて、それ以上に可愛いと感じる。 「私も…、私も幸せだから…」 「そっか…」 照れくさそうに顔を真っ赤にしながら呟いた彼女を、俺はたまらなく愛おしいと思った。 「夢で、サイトが同じ事を言ってた…」 「え?」 「今日見た夢。月が1つしかなくて、見た事もない夜空をこんな風に二人で見上げてた。その時、サイトがさっきと同じ事を言った」 月が1つの空って、地球の事か…。 そういえば以前、シャルロットに地球の事を聞かれたので、詳しく色々と話をした事があったけど、その影響で夢でも見たのかな。 「へぇ、俺もその夢見てみたかったな」 「地球が、元居た世界が懐かしいから?…それとも、……帰りたい、から?」 それを聞いたシャルロットが、いきなり俺の胸に縋りつく様に抱きつき、悲しそうな声で少し身体を震わせながら聞いてくる。 マズったな…。そんなつもりで言ったんじゃなかったんだけど…。 「バカだな…、違うよ。地球が懐かしくないって言えば嘘になるけど、ただシャルロットと同じ夢を見れたら良かったなって、そう思っただけさ。」 頭を撫でながら、諭すようにゆっくりと答える。 「ごめんなさい…、サイトを困らせた…。 私も…サイトと同じ夢を見れたら、きっと…、ううん、絶対幸せだと思う」 「あぁ」 俺はそう返すと、抱きついたままのシャルロットを胸に押し付けるようにぎゅっと抱き締め、頭を撫で続けた。 その体勢のまま、どれぐらいの時間が過ぎただろうか。 俺達はどちらからとも無く、お互いの唇を貪るようにキスを始めた。 「はぁっ、シャルロット…」 「サ、イトぉ…、あむっ、んっちゅ、ちゅぷ、ぢゅるっ、んぷっ…ちゅっ、ぢゅるる、れろ…」 シャルロットの舌が口に入り込み、口内のいたる所を舐め上げてくる。 「んっ…」 俺は負けない様に入り込んでいる舌を甘噛みしたり、吸い付いたりと反撃をする。 お互いの唇から唾液が零れ落ちるのも気にせず、ただがむしゃらに相手の唇を貪欲に求め続けた。 「んっ、んれろ、んちゅっ、ぢゅるる、んふあっ…、ちゅぅっ、ちゅるっ、んふっ、ちゅっ…。 ふあ…、サイトの唾液、頂戴…」 「ああ…」 俺は頷くと餌をねだる小鳥のように口を開けるシャルロットに自分の唾液を流し込んでいく。 「あんっ、ちゅっ、こくん、こくん…」 俺が流し込んだ唾液を、甘露でも飲むようにうっとりした表情で美味しそうに飲んでいくシャルロット。 飲み込むたびに艶かしく動く舌と喉に俺はドキドキする。 普段の少し無表情な彼女もクールビューティーの様で綺麗だが、俺とセックスをしている時に見せる大人びた表情も劣ることなく綺麗だ。 「シャルロット、舌を出して」 唾液をぽーっとした表情で飲んでいたシャルロットは、俺に言われた通りにちろっと舌を差し出してくる。 俺は差し出された舌に自分の舌を絡めた。 「ふぁっ、んれろっ、んちゅっ、ちゅぴっ、んっ、んんっ、んむっ、ちゅるるっ、んく、んっ、こくん…」 シャルロットが俺の動きに応える様に激しく舌を絡めながら、自分の舌を伝ってくる唾液を一滴も逃がすまいと飲み込んでいく。 「んふっ…んはぁ…はぁはぁ…サイトぉ…」 長い抱擁とキスの末、お互いの唇を離すと唾液の糸がつーっと引いた。 「シャルロット、そのまま服を脱いでこっちにおいで」 少し名残惜しそうに俺から離れた彼女は、1秒でも早く俺の所に戻りたいと言わんばかりの勢いで着ていたブラウスやスカートを一気に脱いでいく。 そしてショーツ1枚になったところで、手がピタっと止まった。 どうしたのかと思って見ると、シャルロットのショーツがお漏らしでもしたみたいにベトベトに濡れていた。 俺とのキスだけで、あそこまで興奮してくれたのか…。 「恥ずかしい…、あんまり見ないで…」 真っ赤になりながら俺から視線を外すと彼女はショーツを脱ぎ、俺の膝の上にまたがるようにして座った。 あぁ…もう、いちいち可愛いなぁ…。 「シャルロット、どうして欲しい?」 「ん…、サイトの好きにしていい…。サイトになら、何をされても平気だから…」 そう言ってシャルロットは身を委ねる様にして俺の胸にぽふっと顔を置いた。 そんな可愛らしい仕草に理性が吹っ飛びそうになるが、今日は可愛がるって言った手前、何とか欲望を抑え付けて我慢する。 俺はシャルロットの胸を出来るだけ優しく包み込むように揉み始めた。 「ひゃっ、あっ、サイトぉ…。んっ、んふっ、あんっ…」 手にすっぽりと収まるぐらいの控えめのサイズだが、それでもピンっと自己主張するようにすぐに乳首が硬くなってくる。 「ごめんなさい、んっ、サイトっ、小さい胸だと、ふぁっ、あんまり嬉しく、ないよ、ね…?」 俺の愛撫に身体を震わせながら、彼女は申し訳なさそうに言ってきた。 「そんなことないさ。色も白くて、それに胸だけでイっちゃうぐらい敏感なシャルロットのここ、俺は好きだよ」 「嬉しい…、あんっ、あっ、そんな…急に、んくうっ、んっ…そんな…、されちゃ…はぁんっ」 「俺がシャルロットの胸が好きだって、分かってもらえるように一杯可愛がって気持ちよくしてあげる」 「え?…サイ、トぉっ!?はぁぁぁんっ!んあっ、ち、くびぃっ、あっ、わた、わたしっ、だめぇっ、あぁっ」 少しずつ強く、シャルロットが痛がらないように全体を揉みながら乳首も刺激していく。 控えめの胸が俺の掌の中でぐにぐにと形を変える。 「んっくうううっ!ふあっ、あっ、ひゃうっ、あんっ、やぁっ、やらあっ、感じすぎ、ちゃううっ!」 胸への愛撫で息も絶え絶えになりながら嬌声を上げるシャルロット。 アソコからも愛液が洪水のようにだらだらと溢れ、彼女の太ももを伝い、地面に水溜りを作っていく。 「あぁっ、あんっ、気持ち良いっ、サイトぉ、気持ち良いっ!んあっ、あっ」 キスだけでショーツがベトベトになるぐらい興奮していたシャルロットは、俺の愛撫ですぐに限界を超えそうなぐらい感じているらしい。 俺は右手を胸から離し、そっと股間へと忍ばせた。 「シャルロット、もう少し、腰上げて?」 足に力がなかなか入らないのか、両手を俺の肩に掛け、足をプルプルと震わせながらシャルロットは何とか腰を少し浮かせる。 丁度右手の届く位置までアソコが持ち上がると、俺は指を押し付け、割れ目を擦るようになぞり上げた。 「ふあああっ!?」 柔らかい割れ目にそって指を上下させると、愛液が奥からじゅわっと溢れ出し、指にねっとりと絡み付いてくる。 「はあぁっ、だめっ…そこっ、こすっちゃあぁっ…すぐっ、イっちゃうっ、イっちゃううっ…っ!サイト、私、イっちゃうっ!はぁっあんっ、ひああっ!!」 胸とアソコ、両方からの刺激でシャルロットは全身をビクビクと震わせる。 「シャルロット、イって良いよ。イくところ、俺に見せて」 そう言って、俺はシャルロットのクリトリスと乳首を同時にキュっと摘んだ。 「ひっ!?――ああああああぁぁぁぁぁぁっっ!!」 俺の肩を服ごとギュっと爪を立てて掴みながら、シャルロットは大きな喘ぎ声を上げて派手にイった。 アソコから大量の愛液がぶしゅうっと音を立てて飛び散る。 「っつ!!」 普段の彼女からは想像も付かないほどの力で肩を掴まれた俺は、痛みに思わず呻き声を上げてしまった。 「ふああぁぁぁ…、あはぁっ…はぁはぁ…んっ…」 糸が切れた人形のようにふっと力が抜けたシャルロットは、俺の肩に顎を乗せてくたりとなり、ビクッビクッと時折痙攣しながら荒く息をつく。 俺は彼女をそっと抱き寄せて、絶頂の余韻が収まるのを待った。 「はぁはぁ…凄く気持ちよかった…、サイト。ちゅっ、んっ…」 暫くすると、シャルロットはふらっと起き上がり、妖艶に微笑みながら俺の頬にキスをした。 「一杯感じてくれたようで何より」 「まだ、サイトが気持ち良くなってない…」 痛いぐらいに大きく勃起した俺のペニスを、彼女は期待に満ちた表情で見つめた。 「シャルロットは平気?」 「ん、大丈夫…。さっきも言った。サイトがしてくれるなら、私は何時でも、何処でも、何回でも平気…」 そう言ってシャルロットはペニスをそっと手で包むように触れた。そのまま、ゆっくりと両手で擦り上げてくる。 既に限界まで勃起したペニスは、そんな些細な刺激にもビクっと大きく反応する。 「っく!シャルロットっ、このまま、入れるよっ!」 俺は自分のペニスを掴み、彼女のアソコに当てる。 シャルロットはそれを確認すると、ストンと足の力を抜きペニスを一気に奥まで飲み込んだ。 ぐちゅううっという水音が聞こえて、シャルロットの子宮口にこつんと当たる。 「んっはぁぁぁぁぁぁぁっ!!」 シャルロットは目に涙を浮かべながら、口をパクパクとさせる。 さっきあれほど激しくイったにも関わらず、シャルロットの膣内は俺のペニスを痛いぐらいに締め付けてきた。 凄まじい快感に俺は危うく射精しそうになるが、彼女のお尻をぎゅっと掴んで何とか耐える。 「シャ、シャルロット…、いきなり激しすぎ…」 俺が容赦なく送られてくる快感に腰を動かせずにいると、シャルロットは微笑むと腰をくねらせるように動かし始めた。 「んっ、んぁっ、あっ、サイトの…すごく、おっきい…。あんっ、あんっ、私の、なかっ、ふあっ、こすってるっ…」 快感を貪ろうと、シャルロットが腰を振って俺をイかせようとする。 「はぁっ、シャルロット…それ気持ちよすぎ、るっ」 俺は我慢できなくなり、彼女に負けないように腰を動かし始める。 「あっ、うれ、しいっ、もっと、感じてぇっ、あんっ、ふあっ、あんっ、んっく、あふっ」 徐々にシャルロットと俺の動きも激しくなり、辺りにパンパンと肉のぶつかる音が響き始める。 「んふっ、あんっ、あっ、サイトっ、はげ、しっ、はぁっ、子宮に、コンコンって、当たってるぅっ!」 「シャルロット…、シャルロットっ、んっ…」 俺は目の前でぷるぷると揺れる胸を見ると、乳首を口に含み吸い上げた。 「ひゃあっ!!サイトっ、ち、くび、吸い上げちゃっ、あぁぁっ、ふあっ、あっ、あんっ!やっ、ああぁっ、やらああっ!」 突然の胸からの刺激にシャルロットは一気に乱れ始める。 その快感に同調するように、膣内の襞がペニスに絡みつき、扱き上げてくる。 それが気持ちよかった俺は、腰を動かしながら乳首への愛撫を続ける。 「ふああぁっ!あんっ!そんなっ、いっぺんにっ!あぁっ、あんっ、ひゃうっ、んあっ、あっ、んっくぅ! またイっちゃっ、あんっ、ふあっ、あっ、あんっ、イっちゃうっ!」 「お、俺も、そろそろ限界っ」 「サイトっ、いっしょ、いっしょにっ!んああっ、あんっ!」 激しく腰を振るシャルロットに合わせるように、俺も彼女の腰を掴むと激しくグラインドさせていく。 ぐちゅぐちゅと水音が響き、聞こえるのはお互いの喘ぎ声だけになった。 「シャルロット、でそうっ!」 「なかっ、中にっ、あんっ、たくさんっ、ほしいのぉっ、サイトっ、ふあっ、あっ、ひあぁっ! サイトっ、好きっ、すきぃっ!」 「シャルロットっ!俺も、好きだよっ!」 そう叫びながら俺はシャルロットの一番奥にペニスを突き入れた。 「っ!!―――ふあああああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」 どくんっ!! 「出てっ、ひあああぁぁぁっ!!」 どびゅっ!どくっ!びゅっ! シャルロットを妊娠させるんじゃないかと思えるぐらいの量の精液を奥に注ぎ込んでいく。 「あんっ!出てるぅっ、んっ、精液…いっぱい…、ふあっ、気持ち、良い…」 「うっくっ…、はぁはぁはぁ…。シャルロット、全部出たよ…」 「ふあ…ん…サイトの精液が、沢山…」 彼女は惚けたような表情で、そのまま背中から地面にくたりと倒れこんだ。 その拍子にちゅるっと音がしてペニスが抜ける。 「サイ、ト…、はぁはぁ…、んっ、ふぁっ!?」 いきなり大きな声を上げたシャルロットに驚いてそっちを見ると、俺はとんでもない光景を目の当たりにした。 ぷしゃぁぁぁぁぁぁぁ…。 「やぁっ!おしっこ、でちゃうっ、やらぁっ、とまらないっ!み、ないでぇっ!サイト、見ちゃ、やだぁっ!」 「えっ、シャ、シャルロット…?」 アソコから精液がごぽっと溢れながら、お漏らしをするシャルロット。 真っ赤になりながら両手で顔を隠し、イヤイヤするようにぶんぶんと振る。 俺はその扇情的な光景にごくりと生唾を飲み込み、食い入るように見つめた。 「とま、とまんないよぉ…、んあっ、あぁぁ…、サイト、んふっ、見ないでぇ…」 結局俺はシャルロットの放尿を最後まで見続けた。 「うぅっ…ヒック…、見ないでって言ったのに…、サイト、バカぁ…」 あれから暫く後、シャルロットは俺の胸をぽかぽか叩きながら大泣きしていた。 「ご、ごめん!その、凄くエロくて、つい…」 それを聞いた彼女は余計に叩いてくる。 「すごく…、恥ずかしかったぁ!」 駄々っ子のように泣きじゃくりながら、俺の胸をぽかぽかと殴り続けるシャルロット。 さっきまでの乱れようとは打って変わって、かなり可愛い。 「悪かったって!お詫びに何でもシャルロットのお願いを聞いてやるから!」 「ヒック…、ほんと…?」 ようやく泣き止んだのか、彼女は俺の顔を見上げてくる。 あー、涙で濡れた顔も可愛いなぁ…。 「あぁ、ほんと」 「じゃあ、泉で身体を洗ったら、もう一度して…」 そう言って彼女は俺の唇にちゅっとキスをしてきた。 そんな愛らしい仕草が俺の心にダイレクトヒットする。 「お安い御用で!」 結局その後、日が暮れるまでシャルロットと泉でいちゃいちゃした。 「相棒〜、俺っちはどうすれば良いんだー…」 学院の中庭に放置されたデルフリンガーは、サイトが夜中に帰ってくるまで放置されたという。
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