ゼロの使い魔保管庫
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ねえ、ちゃんとしようよっ! 〜Duo〜 せんたいさん ※事前にせんたいさんの「ヴァリエール三姉妹編」を読んでおくと幸せになれるかもです。 ※触手・スカあり注意 #br カリーヌの宣誓から一週間が過ぎた。 『最初に孕んだ者が正妻となり、ラ・ヴァリエールを継ぐ』の文言によって、才人は三姉妹から子種を狙われる羽目になった。 しかし、最初の婚約者で恋人でご主人様のルイズがそんなもの許すはずもなく。 ルイズの手によって、ラ・ヴァリエールの邸内にある、才人とルイズの別邸に、才人は軟禁されてしまう。 篭城の構えを見せる末の妹に、最初にブチキレタのは長女である。 「ちょっとルイズ!そこの平民よこしなさい!」 いきり立って殴りこんでみたはいいものの、当然の如くルイズは言う事を聞くわけなどない。 「ダメよ。これは私のなんだから。姉さまにはあげない」 ぎゅむ、と荒縄でぐるぐる巻きにした上に猿轡まで噛まされ、蓑虫のようになった才人を抱きしめる。 まるで蓑虫のぬいぐるみを独り占めする子供のようだ。 「ちょっと貸すだけでいいのよ!すぐ返すから!」 「ちょっとの間に何する気よ!いーから帰って姉さま!」 ぱんぱん、とルイズが手を叩くと。 それまで壁際に控えていたメイド達がずらり、と姉妹の間に並ぶ。 まさにメイドの壁であった。 その中央には、ヴァリエール別邸メイド長、シエスタが立つ。 そして黒髪のメイドはにっこり笑って言い放つ。 「お引き取りください、エレオノール様」 「ちょ、平民のメイドの癖に何命令してんのよ!」 「このお屋敷ではルイズがルールですわ、エレオノール様」 エレオノールの剣幕にしかしシエスタは一切引かない。 『ちゃんと追い返せたらあとでサイト貸したげる』と才人レンタル権をちらつかされて、シエスタは俄然やる気だった。 引く気配のないメイドの壁に、エレオノールはく、と唇を噛んで踵を返す。 「覚えてらっしゃい!あとでひどいんだからね!」 捨て台詞を残して、エントランスの大扉を潜って出て行った。 それを見送ったシエスタはぐ、と親指を立ててルイズに笑顔を向ける。 ルイズはよくやった、と言わんばかりに満足げに頷く。 各員の持ち場に去っていくメイド達を他所に、二人は近寄って、顔を寄せ合い、小声で会話を交わす。 『あとで貸してくださいね、絶対ですからね?』 『わかってるわよ、でもあんまりがっつくんじゃないわよ!』 もう既に自前の選択権など皆無な、ガンダールヴであった。 「やっぱり爆薬で吹っ飛ばしてかっさらうべきかしら? それとも、催眠ガスで無力化してからがいいかしら? むしろ、我がアカデミー最新作の魔道兵器『ギャラルホルン』で屋敷ごと吹き飛ばすか…」 平民一人をかっさらうのにずいぶんと物騒な話である。 「お姉さま、戦争でも始める気?」 羊皮紙を広げていざこれから『平民強奪計画』の立案に入ろうとしていたエレオノールに、背後から声をかけたのは。 ヴァリエール家次女、カトレアであった。 もちろん、カトレアもヴァリエール家の跡取りを狙うライバルである。 全く気配を感じさせずに背後に立っていた妹に、背筋に冷や汗をかきながら、エレオノールは振り返る。 「…カトレア、邪魔するならアンタも敵よ?」 振り返ったエレオノールは既に杖を構えており、その杖には既に魔力が込められ、白く輝いていた。 カトレアはそんなエレオノールの杖の前に立つ。魔力の充填された杖が、喉元に突きつけられる形になる。 そんな状況でも、カトレアは満面の笑顔を絶やさない。 「私は別にヴァリエールの家名なんてどうでもいいわ。 それよりお姉さま、いいお話があるのよ」 突きつけられる杖が存在しないかのような立ち居振る舞いでカトレアは言う。 その言葉通り、彼女はヴァリエールの家名に興味はない。 カトレアが才人の婚約者に立候補したのは、単に自分の身体のためと、可愛い弟とスルのが気に入ったからだ。 敵意の全くない妹に、エレオノールの杖から輝きが失せた。魔力の充填を解除したのだ。 エレオノールは杖を仕舞い、カトレアの話を促す。 「…言ってみなさいよ。その『話』」 「まあ、ここだとなんですし。私の部屋に来て下さいな♪」 コロコロと笑いながら、カトレアはエレオノールに背を向け、歩き出す。 エレオノールはいきなり歩き出したカトレアに慌てて追いすがる。 …元気になってから、どんどん得体の知れないカンジになってくるわねこの子…。 なんだか自分だけ置いていかれているような気がして、少し複雑な長女だった。 #br カトレアが元気になって、彼女の部屋で少し変わったところがある。 以前は、寝込む事の多かった彼女のベッドを中心に、植物の鉢や動物のケイジが囲っていた。 しかし今現在、彼女のベッドの周囲には、普通に調度が置かれ、小鳥や観葉植物はそのままだったが、大型の動物や植物は、この部屋の窓から増設されたガラス張りのサンルームに移された。 そのサンルームはカトレアが管理しており、エレオノールも入った事はない。 今、カトレアはエレオノールを伴い、そのサンルームに入っていく。 壁と同じガラスでできたドアを開けると、緑の匂いとむっとした湿気が溢れる。 そこはまるで、森の中だった。足元は石畳なものの、それは人の通る場所だけ。周囲を覆う緑の根元は、剥き出しの土だった。 中空を色とりどりの鳥が舞い、大型の昆虫もいる。茂みの奥をよく見ると、警戒の視線を送っている大型の獣もいるようだ。 ナニコレ、と呆気に取られるエレオノール。そこはまるで、野生の森の縮図であった。 「大丈夫よお姉さま。ここにいる子達は大人しいわ。人を襲うような子は一人もいないから」 エレオノールの心中を見透かしたようにカトレアは笑顔で言い、緑の隙間をすいすいと縫って歩く。 勝手知ったる自分の部屋らしく、その歩は全く澱みがない。 はみ出した枝を払い、足元を時折走り抜ける小さな陰に驚きながら、エレオノールはカトレアの後を着いて行く。 暫く行くと、急に視界が開けた。 そこは、円柱状に作られた煉瓦の塔。 天上だけはガラス張りで、上からは陽光が眩しく注ぐ。また、周囲にも幾つか窓があり、採光には十分な役目を果たしていた。 その塔の中央には、石造りの、大きな四角い台が一つ。 その上には様々な実験器具らしきものが並ぶ。 ぱっと見たところ、そこは研究施設のように見えた。 「カトレア、あなた…」 驚きながら周囲を見渡すエレオノールに、病弱だった次女は応える。 「元気になってから、植物の栽培の研究を始めたの。結構面白くてね、交配とかで新しい花を作ったりしてるわ」 言ってカトレアは石の台の上から、無造作に一つ鉢を取り上げる。そこには、青い薔薇が咲いていた。 エレオノールはじっとそれに見入る。魔法で染色すれば簡単にこんなものは作れるが、どうやらこれは純粋に交配と土で作り上げたもののようだ。 エレオノールは妹の技術に感嘆した。 「すごいわね。あなたアカデミーで研究者できるわよ」 「うふふ。ありがとうお姉さま。でもね、お姉さまに話したい事はそんなことじゃなくてね」 にっこり笑い、鉢を台の上に置くカトレア。 エレオノールは、そんな彼女に続きを促す。 「そういえばそんな事言ってたわね。 話してみなさい」 「ええ。でもその前に一つ、お姉さまにお尋ねしたい事が」 「何?」 「お姉さまは、ラ・ヴァリエールの家名が欲しいの?それとも、サイト君の子供が欲しいの?」 いきなりの核心を突いた質問に、ぎくりと長女の身体が強張る。 「わ、わたしは、別にあんな平民なんか、どうでも」 「お姉さまはこう思ってらっしゃるわ。 『所詮肉体の快楽だけの相手、心まで預けたわけじゃない』って」 妹のその言葉に、エレオノールの心の臓がずくり、と重く鳴った。 その通り、と肯定する部分と、違う、私は彼が、と否定する部分があった。 エレオノールが答えに逡巡していると、カトレアは続けた。 「その通りだと思いますよ、お姉さま」 「え」 てっきりその考えを否定されるものだとばかり思っていたエレオノールは思わず面食らってしまう。 カトレアは続ける。 「私もそうですわ。所詮サイト君との関係はお遊び。一夜の夢を得るための、身体だけの繋がりです」 「ちょ、カトレア何言って」 「彼ですれば気持ちよくなれるから、彼が欲しい、そう言うことですわよね」 確かにその通りだが。 そして姉の不思議そうな視線を受けたまま、カトレアは続ける。 「でも、私はラ・ヴァリエールなんかいりませんわ。彼の傍にいられればそれでいい」 「え?」 話が見えない。所詮性具にしか過ぎない相手に添い遂げて、どういう利益があるのか。 「だって彼とするの、好きですもの」 「ちょ、カトレア、そんな理由で」 「あら?お姉さまは違うの?サイト君とスルの気持ちよくないの?」 確かに妹の言うとおり。 エレオノールが才人の正妻になりたいのは、公然と、好きな時にセックスをするため。 だが、彼女の倫理観がその答えを否定する。 「ち、ちがうわよ!アレはそう、世継ぎを創るのに必要だから!仕方なく!」 「だったら側室でもいいじゃないですか?必要な時に、抱いていただければ、やや子は授かるものですし」 「う、ぐう」 確かにその通り。実際、王家が複数の妻を娶ったあとは、危険日だけ妻を抱く、ということをしている家もある。 だが、それではダメなのだ。 「したいんでしょ?素直にスルのがイイって言えばいいんですよ」 「そ、そんなわけ、そ、それに、キモチよくたってすれば子供はできるもんでしょうに」 エレオノールの言葉に、カトレアはくす、と笑った。 「じゃあ質問です。 私は定期的にサイト君とシていますが、身篭りません。なんででしょう?」 「え?それはあなたが病弱だからじゃないの?」 急な質問に、少し考えすぐそう返すエレオノール。 しかしカトレアはひとさし指でばってんを作ると、悪戯っぽい笑顔で応えた。 「ぶっぶー。は・ず・れ。 その答え、教えてあげますわね、お姉さま…♪」 言ったカトレアは、指をぱちん、と鳴らした。 すると、エレオノールの前に奇妙に膨らんだ鳥が飛んできた。 …いや違う!この無機質な瞳はゴーレム…! その魔法で出来た鳥は、エレオノールの目の前でばふん、と息を吐いた。 その息には強烈な睡眠薬が混入されており、息を吸い込んだ相手を眠らせてしまう。 寝むって床に突っ伏した姉を、妹は笑顔で見下ろして、言った。 「どうすれば、気持ちよくなって孕まないか、教えてあげますね♪」 そしてカトレアはルーンを唱え、魔法でエレオノールの身体を持ち上げ、運んでいった。 エレオノールが目を醒ますと、両手を体の前で縛られて床の上に転がされていた。 もちろんカトレアの仕業である。 周囲を見渡すと、そこはカトレアの部屋であることが分かった。 しかし、床に転がされているせいでまだ全体が把握できていない。 「ちょ、カトレアどこっ!?一体何のつもりなのっ!?」 姿の見えない容疑者の名を呼び、エレオノールは腕を縛られたまま上半身を起こす。 幸い、足は縛られていなかったので、バランスさえ崩さなければ立ち上がれるだろう。 しかし。 その立ち上がった細い肩を、がっしりと掴まれた。 「ここにいますわ、お姉さま」 エレオノールの右側からひょっこりとカトレアが顔を出す。 そして、ふぅっ、と熱い吐息をエレオノールの耳に吹きかける。 「うひゃぅっ!?」 「うふふ。可愛い声」 淫靡に笑い、カトレアはエレオノールの整った顎をつつ、となぞる。 「ちょっとカトレア、どういうつもりなわけっ?」 「あら。言わなかったかしら?お姉さまに、孕まずに気持ちよくなる方法、お教えして差し上げようと思って♪」 そういえばそんな事言ってたっけ、などとカトレアの台詞を思い出す。 ちょっと期待している自分に自己嫌悪しながら、エレオノールは反論する。 「い、いいわよそんなの!」 「まあまあ遠慮なさらず♪」 カトレアは言いながら、隠し持っていた杖で魔法をかける。 魔法の効果で、エレオノールの身体がふわり、と浮く。 「ちょ、や、やめなさいカトレアっ!」 しかしカトレアは一切話を聞かず、部屋の隅をつ、と指差した。 「ほら、あれを見て姉さま」 中空に浮いていては抵抗らしい抵抗も出来ないので、言われるままにエレオノールはそちらを向く。 そこには、奇妙な椅子があった。 背が高く、手すりがあり、がっしりした作りの椅子。 ただし、その座面に異常が見られた。 その座面には、生白い、大きくて歪な花弁が置かれていた。 図鑑や、一般に生息しているものとは色が随分違うが、エレオノールにはそれが何か、はっきりと分かった。 「ろ、ローパー?カトレアあなた、こんなものまで飼ってるのっ?」 ローパーとは、他の動物の排泄物を摂取して生きる、下等な生物である。 その生態はひどく不潔で、自分の上に立った動物を、その花弁に酷似した器官から生えた無数の触手で絡め取り、排泄物を吐き出すまで拘束するのである。 しかし、このローパーはエレオノールの既知のものとは色がはっきりと違う。 ローパーは生息地こそ違えど、基本的に大地に擬態している生き物である。茶色や緑の色をしているものが殆どで、白いローパーなど聞いた事はない。 さらに、ローパーが忌避される理由の一つである、独特な香りがしない。それは動物のフェロモンに酷似していて、ヒトが嗅ぐととんでもない異臭として鼻をつくのだ。 カトレアは、怯えたようなエレオノールに説明する。 「この子は、少し特殊な生い立ちの子でして。 極北の地に住む、亜種のローパーなんです」 言いながら、カトレアは杖をつい、と振る。 エレオノールの体がすいーっ、とローパーの植えられた椅子の上に運ばれる。 そこでエレオノールは気付いた。下穿きとスカートを脱がされていることに。 「ひ…!」 ぞわりぞわりと蠢くローパーの触手に、エレオノールの喉から小さな悲鳴が漏れる。 カトレアは説明を続ける。 「北の大地に住む子ですから、当然、他の動物に逢う機会も少ない。 だから、この子は他のローパーと違って、排泄物を『食べに行く』役目の『お口』があるんです」 真上に動物の気配を感じ、ローパーの一部がぐじゅり、と盛り上がる。 花弁の一部を割り、太い白い触手が生えてきた。鎌首をもたげるそれはそれは、男性器にひどく酷似していた。 「その『お口』を他の動物の肛門に突っ込んで、腸がカラになるまで、食べてくれるんです。 野生のままだとそこで病気とか移されちゃうんですけども、その子は無菌状態で培養した子ですから安全ですわ」 カトレアが何をしようとしているのか、ここまできてようやくエレオノールは理解した。 カトレアは、肛門性交を自分に教えようとしているのだ。 「ま、待ってカトレア、わ、私ローパーなんかで気持ちよくなんかなりたくないわ!」 エレオノールの言葉に、カトレアは首を傾げた。 「大丈夫ですわ。まずはその子と、お薬を使って、まずは腸をキレイにするんです。 じゃないと、サイト君が病気になっちゃいますから」 「じゃ、じゃあお薬だけで全部出せばいいじゃない!こ、こんなの!」 エレオノールの否定の言葉に、カトレアは笑顔で反論した。 「あら。でも結構お上手ですのよその子。 …実は私も、その子にお尻の気持ちよさを教えてもらってたりして♪」 そう、カトレアも最初は、才人の精液をより効率よく吸収する為に、直腸での摂取を思い立ったのである。 さらに、直腸の洗浄用に、医療機関で研究されていた『無菌状態で栽培された白ローパー』を使う事を思いつく。 そして。 初めて、そのローパーを使って、直腸を洗浄した際。 事もあろうに、カトレアは肛門で軽いオーガズムを感じてしまったのである。 それ以来、カトレアは肛門で才人の精を受け続けている。もちろん、その前には丹念に直腸を洗浄するのだ。このローパーと、薬を使って。 「ま、待ってカトレア、後生だから…っ!」 「それでは、始めますわよ」 カトレアは無常にも、つい、と杖を下ろす。 どちゃ! 重い音を立て、エレオノールの体がローパーの上に落ちる。 ちょうど、その椅子に腰掛けるような格好で。 「ひ…!ひぃぃ!」 ぞわりぞわりと細かい触手がエレオノールの柔らかい玉の肌を撫で回す。 十分な弾力を持つその触手は、絶妙な強さで肌を刺激し、そして、数本が長く延びて、自らの上に落ちてきた獲物を捕縛する。 必死に足を閉じようとするエレオノールだったが、股間に絶え間なく受ける刺激のせいで、甘い痺れが股関節に響き、力が抜けていく。 「や…やぁんっ…」 密着した部分を無数の細かな指でなぞられるような愛撫に、エレオノールの喉から早々と甘い声が漏れる。 その脳裏に、先ほどのカトレアの声が響く。 『あら。でも結構お上手ですのよその子。 …実は私も、その子にお尻の気持ちよさを教えてもらってたりして♪』 キモチイイの…?私、気持ちよくなってるの…? 自分の体の示す反応に、エレオノールは戸惑う。 しかし、それは愛撫への反応であり、肛門の快楽ではなかった。 「あら、随分いい反応ですわねお姉さま。 それだけイイ反応だと、サイト君とする時はさぞかしスゴいんでしょうね」 「ち、ちがっ…ひぁ!だ、だめえ!」 カトレアの指摘に反論しようとした瞬間、エレオノールの肛門に、いよいよローパーの捕食用触手が伸びた。 白い皮に覆われたそれを、ローパーは容赦なく開かれたエレオノールの肛門に押し当てる。 必死に括約筋を締めるエレオノールだったが、色素の沈着した肛門の襞を、糸のように細い触手がさわさわと愛撫し始めた瞬間、ぞくりと背筋に強い電流が走る。 「ひぁ!だ、だめ、おしりざわざわしちゃだめえ!」 「そうそう、入れる前のそれが凄いんです。しわの一本一本まで、丁寧にさわさわしてくれますわ」 カトレアの言葉通り、その細い触手は、閉じた肛門の一番奥から、皺の一本一本を丹念になぞり、刺激してくる。 これは、そのローパーが生き残りの過程で習得した、他の動物の肛門を効率よく開けさせる手段だった。 そして、エレオノールの肛門も例外ではなく、じわりじわりとその穴を広げていく。 「だ、だめ、開かないで、おねがいぃ!私のおしり、ひらいちゃだめえ!」 必死に抵抗するが、体を襲う負の快感刺激が、容赦なく括約筋を弛緩させていく。 「あら、開かないとお腹をキレイにできませんわ。いい事ですのよ、それは」 「あ、あなた、あ、あとで、覚えてらっしゃいカトレ…ぁーーーーっ!?」 ずぶぶぶぶぶぶぶ! カトレアに対する呪詛を吐こうとした瞬間、エレオノールの肛門が決壊した。 白い太い触手が容赦なくエレオノールに突き刺さる。 その触手はエレオノールの括約筋で締め上げられ、白い皮を剥かれていく。 エレオノールの直腸の中で、白ローパーの触手はその正体を露にしつつあった。 それは、表面に無数のイボのついた、褐色の触手だった。 その表面のイボには一つ一つ裂け目がついており、それぞれが直腸の襞にこびりついた糞便をこそげ取る口になっていた。 そして、その先端には、一際大きな裂け目。 それは結腸までに溜まった糞便の本体を喰らう、白ローパーの『口』であった。 白い皮とその触手の間には、粘液が充填されており、潤滑油としての役目のほかに、直腸の襞にこびりついた糞便をこそげ取る助けをしていた。 入り口を抜けた触手は、あまりにもスムースにエレオノールの直腸を進む。 そして、すぐにエレオノールの中に溜め込まれたモノにぶちあたる。 もぐ…。 直腸に溜まった糞便を咀嚼されるのが、肉越しに、わかった。 「や、やだ、止めてお願い!もぐもぐしちゃだめえ! わ、わたしの汚いの、そんな、もぐもぐしないでえ!」 咀嚼されたモノが、触手の中の管を伝い、本体に運ばれていく事すら、肉を通して感じられる。 それは、排泄の感覚にあまりにも似ていた。 大きな塊が開かれた肛門を抜ける瞬間、エレオノールの体の表面にぶわ、と脂汗が浮き出、そしてその背筋にぞわり、と悪寒が走る。 「や、やらぁ!お、おねがいカトレア、たすけて、おねがいぃ!」 「あら、助けるなんて。その子はお姉さまの中をキレイにしてくれてるのよ。 悪い事なんてどこにもないわ」 体内のモノを食われるという異常な感覚に、恐怖を覚えたエレオノールは妹に助けを求めるが、カトレアは聞き入れない。 「や、やめて、こんな、だしてないのに、だされてるぅ!」 排泄のときに確かに感じる開放感、それに酷似した感覚は、確かに快楽といえた。 しかし、エレオノールの中の倫理観が、それを快楽とは認めない。 まるで祈るように縛られた手をぎゅっと握り締め、上半身を揺らし、美麗な金髪を振り乱し、エレオノールは必死に訴える。 「やめて、これ、これ以上されたら、わたし、私どうにかなっちゃうっ…!」 快楽と倫理のせめぎあう崖っぷちに立たされたエレオノールの声に、カトレアの言葉が重なった。 「あら。最後の締めがすごいのに。これじゃあ確実にどうにかなっちゃいますね、お姉さま♪」 「…え………?」 カトレアの声と同時に、糞便の塊を食べきった触手がごりゅ、と結腸と直腸の壁を押す。 「ひ───────────────────!」 何も触れた事のない、恐ろしいほど奥の肉を圧迫される感覚に、エレオノールの背筋がびくん!と反り返る。 これか、この事か、とエレオノールはその感覚に恐怖する。 しかし、カトレアの言っていたのはこれではなかった。 ぶじゅる、と触手の表面から粘液が分泌される。 それは、直腸の襞の隅々まで染み込み、皺の谷間に溜め込まれた宿便を浮かび上がらせる。 そして、触手を埋め尽くさんばかりにびっしりと生えたイボの裂け目が、全て開く。 直腸の圧迫感に、エレオノールはとんでもない息苦しさを覚えた。 「き──────かは───────!」 反射的に息を吸おうと、水揚げされた魚のように口がはくはくと動く。 そして、次の瞬間、とんでもない事が起こった。 触手が回転しながら、ずりゅずりゅと直腸内を往復し始めたのである。 それは、直腸に残った宿便まで残さず捕食しようと言う、ローパーの貪欲なまでの食欲のなせる業。 襞の一枚一枚まで丹念に削り取られる感覚に、エレオノールは全身を紅潮させ、小刻みに震える。 「ひあぁっ!?あひぃ、なに、これなにぃっ!?」 肛門を前後する触手の感覚に、戸惑い、しかし確実に登り詰めて行くエレオノールの体。 それは、股間から溢れる愛液が証明していた。 そして。 エレオノールの股間から、ぷしゃあ、と絶頂の証が噴出した。 「い、いく、わたひ、おしりでいっちゃうぅぅぅぅぅ!」 びくんびくんと触手椅子の上で痙攣しながら、エレオノールは新しい快楽を脳裏に刻まれながら、完全に気を失った。 「あら、ようやくお目覚めですね、お姉さま」 どのくらい眠っていたのだろうか。 エレオノールは、カトレアの部屋のベッドの上にいた。 全裸で。 ついでに言うなら同じようにベッドに横たわるカトレアも、全裸だった。 エレオノールは置き上がって妹に文句を言おうとしたが、両手を麻縄で縛られたままの上、猿轡をかまされていたので何も言えず、また、うまく起き上がれない。 「ふぐーっ!」 とりあえず柳眉を吊り上げ、カトレアに怒りの視線を向ける。 あんなことをされては当然と言えたが。 しかしカトレアはエレオノールの視線にもどこ吹く風で、ベッドの上で上半身を起こし、そして困ったような顔でエレオノールに言った。 「ああ、そんなに怒らないでお姉さま。 今からとってもいいものが来ますから」 いいものって何よ!またろくでもない生き物か何か!?と叫ぶエレオノールだったが、猿轡のせいでふごふごとしか喋れない。 エレオノールが口許へ手を持っていって猿轡に手を掛けた瞬間。 とんとん。 カトレアの部屋のドアがノックされる。 「あ、来ましたわ。それじゃあ…」 カトレアはベッドから降り、そして、ベッド脇に丸めてあったシーツをばさあ、と広げると。 そのまま、エレオノールの上に被せた。器用に、エレオノールの目だけ覗かせて。 「んーっ!?んむぅー?」 「ちょっと、そこで待っていてくださいな」 カトレアは部屋の中央にある円卓の椅子にかけてあったガウンを羽織ると、部屋のドアの前に行く。 こんな格好を誰かに見られては事なので、エレオノールはシーツの中に潜り込み、外の様子を伺う。 『あら、遅かったですわね。お待ちしておりましたのよ』 『大変だったんですから、ルイズ説得するの』 !…あれは、平民…? ドアを開け、やってきたのは才人だった。 ルイズに拘束されているはずの才人が、カトレアの部屋にやってきている。 その理由は単純だった。 カトレアは、病弱だった体質を治すため、ある秘薬を週一回、投薬している。 それは、『ガンダールヴの精液』。つまり才人の精液である。 彼女が元気でい続けるためには、週に一度、才人に『お注射』してもらう必要があるのだ。 しかし才人の子種がラ・ヴァリエールの跡取りの鍵となる今、ルイズが才人を手放すはずはない。 そこでカトレアは一計を案じたのである。 メイドの一人に命じ、ルイズに『カトレア様が熱を出して倒れました。薬が切れたらしいのです。ついては、『お薬』をお屋敷まで届けていただきたく』と伝えさせた。 もちろん、それは虚言であるのだが。 本来は姉思いのルイズ、しょうがないわね、ちぃ姉さまのためですもん、と才人にきっつぅぅぅく言い含めて、本邸へ才人を送ったのである。 「…なんか元気じゃないっすかカトレアさん」 「あら。これでも随分ムリしてますのよ…? 可愛い、弟が、お姉ちゃんにいたずらしにくるんですもの…♪」 ガウンの前を留める紐を解くと、ふぁさ、と前が開く。 その下は、瑞々しく美しい肢体。ルイズには到底なしえない、大人の魅力満載の、出るべきところが出っ張って引っ込むべき所の引っ込んだ、扇情的な身体。 ごくり、と才人の喉がなる。 既に臨戦態勢に入っている才人のムスコにカトレアはにっこり笑うと、直後、わざと咳き込んで見せた。 「えほえほ!」 「だ、大丈夫ですかっ?」 思わずカトレアの細い肩を抱きしめる才人。 そんな才人の手を優しくふわりと握り締め、カトレアは言った。 「ねえ、サイト君…」 最近、『投薬』の際、カトレアは才人を君付けで呼ぶ。 その方がなんか弟っぽくていいじゃない?とはカトレア本人の弁。 「な、なんです?」 心配そうに覗き込んでくる才人の耳元で、カトレアは熱い吐息を吐きかけ、淫靡に囁いた。 「お姉ちゃんのお尻に、サイト君のあっつぅいお注射、いっぱい、して…?」 そう言って。 カトレアはガウンの下半身をはだけ、円卓に両手をついて才人めがけてお尻を突き出す。 丹念に洗われ、薬品で洗浄を繰り返したお陰で、カトレアの肛門からは色素が抜けて薄いピンク色になっている。 まるで第二の性器のようなそこは、腸液と、消毒用の薬品の混じった粘液をとろりとろりと零している。 「ほら、早く。お姉ちゃん、いつもみたいにお尻キレイにしてきたから。 早く『お薬』ちょうだぁい…♪」 言って今度は円卓に上半身を預け、臀部に両手を噛ませ、ぐに、と開かれた尻の谷間をさらに開く。 こぽり、とカトレアの肛門から中に塗り込まれた粘液が溢れる。 「わ、わかりましたよ」 言って才人はズボンを脱ぐ。 ぼろん、と才人の一物が震えながら飛び出る。 ベッドの中からそれを除き見ているエレオノールは、カトレアが必死に広げる肛門と牡の性器のサイズを見比べて、思った。 …あんなの入ったら、裂けちゃうんじゃないかしら…? 先ほど自分の肛門を犯したローパーの触手も太いと思ったが、それはせいぜい親指ほど。 屹立した才人のモノはそれよりふた周りは大きく、小さなカトレアの穴にそんなものが入れば、きっと裂けてしまう。 しかしそれは杞憂だった。 ぐぷぷぷぷぷ…! あっさりとカトレアの肛門は才人の肉棒を受け入れる。 根元まで刺さった牡に、カトレアの喉が踊る。 「あっあっあっあっ…!すき、これすきぃ…!さいとくんの、おちんちん、だいすきぃ…!」 「いつもながら、おいしそうにもぐもぐするね、お姉ちゃんのお尻はさ」 才人の言葉どおり、カトレアの腸はまるで才人の一物を口で頬張っているように、もぐもぐと咀嚼していた。 膣道とは違う、消化器官の動きに、奇妙な快感を覚えながら、才人は腰を動かし始める。 ぶりゅりゅ…! 「あ、やっ、しゅごいぃっ!」 舌を出して呼吸を貪りながら、カトレアは嘶く。 その肛門は赤く腫れ上がった内壁を引きずらせながら、才人の肉棒をぎゅうぎゅうと食い締める。 「ほんとは、薬、なんかより、スルのが、好き、なんでしょうっ?」 「は、はい、私は、カトレアは、お尻で、弟の、おちんぽ、もぐもぐスルのが好きなっ、変態なお姉ちゃんなのぉっ!」 貴族にあるまじき淫らな声を上げ、善がり狂う目の前の妹に、エレオノールは。 …す、すごい…アレ、触手よりもイイのかしら…。 シーツの中で先ほどの感覚を思い出していた。 つ、と自然に股間に手が伸びる。 にゅるり。 エレオノールの股間は確かに濡れそぼっていたが。 エレオノールはそこには一切触れず、身体を曲げて後ろの穴に指を伸ばす。 ちぷ…。 指先だけが、肛門に沈む。 丹念に開発されたその襞は、指の進入を歓迎した。 …やだっ…なにこれきもちいい…っ! 目の前で展開される妹と平民の絡みと、先ほどの肛虐の刺激が、エレオノールを堕落させる。 ひくんひくんと反応するエレオノールの身体は、肛門への刺激を完全に快楽と認識していた。 「や、だめ、おねえ、ちゃん、いっちゃう、いっちゃう、おしりでぇ、いっちゃうのぉ!」 「ほらっ、お薬ですよっ!ぜ、全部、全部受け止めろよっ!」 シーツの外では、いよいよカトレアの治療が終わろうとしていた。 シーツの中では、もどかしい刺激を目の前で肛門を犯される妹に自分を当てはめる事で慰める、エレオノールが軽い絶頂を迎えていた。 「いく、いく、いくぅぅぅぅぅっ…!」 「く…!出るよ、全部出るっ…!」 ビクビクと振るえ、才人がカトレアの直腸に精液をぶちまけているのが分かる。 ガクガクと痙攣し、直腸に精液を受け、カトレアが絶頂の中にいるのがはっきりと分かる。 そして。 軽い絶頂で完全に火のついた、自分の身体をエレオノールは持て余す。 はぁはぁとシーツの中で荒い息をつきながら、 どうしよう、そう思った矢先。 がばっ、とシーツが剥がれた。 シーツを剥いだのは、全裸のカトレアだった。 びく!と震えるエレオノール。そんなエレオノールを見て、一番面食らっていたのは、これからベッドの上でもう一戦、と身構えていた才人だった。 エレオノールはこの状況に混乱してしまい、小さくなって震えている。猿轡をされているので声も出せない。 そんなエレオノールを見て、カトレアはくすり、と笑って言った。 「ねえ、サイト君。お姉さまも、して欲しいそうよ」 「え、な、何を?」 間抜けな返答をする才人に、カトレアは続けた。 「答えはお姉さまが言ってくれるわ。ねえ。お姉さま?」 そして、エレオノールの猿轡と、手の戒めを解く。 エレオノールはのそ、と起き上がり、潤んだ瞳で才人を見つめる。 見つめられた才人の喉がごくりと鳴った。 エレオノールは、才人を見つめたまま、ころん、とベッドの上に倒れこむ。 そして、M字に足を開くと、膝を踏ん張ってお尻を上げる。 「ねえ、へい…サイト」 『平民』と呼ぼうとしたが、エレオノールの中の何かがそれを止めた。 いつもと違う、懇願するような弱弱しい声に、才人は怯えたように応えた。 「な、なんですか?」 「わ、私のお尻も、私のお尻も、犯して頂戴…」 言って、先ほどさんざん肛虐を受けた部位を、両手を使って割り開く。 カトレアのそれと違い、色素が残って灰色に近い色になっているそこは、ひくひくと確かに物欲しそうに蠢いていた。 才人は思わず脇に控えるカトレアに視線を送る。 「…サイト君、お姉さまのたっての願いですわ。聞いてあげてくださいな」 「で、でも、お尻とかして大丈夫なんすか?」 才人はエレオノールを気遣って言ったのだが。 おねだりをしている当の本人は、それを、『オシリなんて不潔』だと言われているように取ってしまう。 「だいじょうぶ、キレイに、キレイにしてあるからぁ…して…」 今、エレオノールの腸内はほぼ空の上、カトレアの手によって消毒液が塗り込められている。 たしかに、肛門性交をするには十分な準備ができていた。 エレオノールの言葉と、カトレアの視線に、才人は折れた。 エレオノールの上気した身体に覆いかぶさり、いつもしている場所とは違う、円形に襞の広がる器官に己を押し当てる。 「あっ…♪」 それだけで、歓喜の声を上げるエレオノール。 確かにこれは、触手と違う。 暖かい吐息、牡の体温。 温かい何かが、エレオノールの中を満たしていく。 「じゃ、いきますよっ…!」 ぐぶり。 重い肉の音をたて、才人はエレオノールの菊門を割った。 「かはっ…!」 同時にエレオノールを苛む圧迫感。触手も太かったが、才人の一物はそれより太く、また返しも大きかった。 ずるりずるりと才人の竿がエレオノールの肛門に飲み込まれていく。 その才人の竿を、エレオノールの腸壁が反射的に張り付き、もぐもぐと噛み締める。 「すっ…げっ…!エレオノールさんもっ…お尻すげえ…!」 「あ、あ、やだ、おしり、かってにもぐもぐしてるぅっ…!」 互いに快感を訴えあい、抱き合う二人。 その脇からカトレアが手を伸ばし、エレオノールの股間に手を伸ばす。 ぶちゅ。 「きひゃぁっ!なに、何するのカトレアっ?」 カトレアが、肛門を犯され濡れ始めたエレオノールの牝をいじったのだ。 少しはみだしていた小さな神経中枢をつまみ、中身を出す。 「や、ひ、やめっ…!」 「動くと少し大変かと思いまして。サイト君、動いてあげて」 「あ、はい…!」 カトレアの言うがまま、才人は腰を前後に動かす。 カトレアの肛門より強く才人を抱きしめ、ずるりとエレオノールの肛門が捲れ上がる。 しかし引き伸ばされる痛みは、股間に与えられる快感に打ち消されていた。 「ひゃひぃ!おしりめくれちゃう!めくれちゃうぅ!」 「大丈夫お姉さま。人間の体って、意外と伸びるものよ」 カトレアの言うとおり、エレオノールの肛門は才人が引き出されるたび限界まで絡みつき、差し込まれるたび元に戻る。 そして、内臓を引っ掻き回される異常な快感に、エレオノールが限界を迎えた。 「や、だめ、だめ、だめだめだめだめぇぇぇぇぇ!」 美しい金髪を振り乱し、眼鏡の下で泣き叫びながら、ぎゅ、と腕と足で才人を抱きしめ、エレオノールは達する。 それと同時に肛門と腸壁がぐぶぐぶと才人を締めつけ、股間から軽く潮を吹く。 そして数瞬遅れて。 「く、出る、出るっ…!」 どぷどぷと、先ほどカトレアの中に出したにも拘らず、才人はエレオノールの中で果てた。 吐き出された精液を、からっぽのエレオノールの腸がもぐもぐと咀嚼する。 「や、ひ、おなか、もぐもぐしてるぅ…!」 新しい快感に目覚めた長女は、絶頂のあとの気だるさに身を任せ、眠りに落ちていった。 そして、結局ルイズにこの事はしっかりとバレ。 才人はエレオノールとカトレアの見守る前で、フルボッコにされた。 そしてルイズがいよいよその怒りの矛先を二人の姉に向けようとした瞬間。 カトレアがそれを止めた。 「あのねルイズ。私たち、二人で話し合った結果、あなたが正妻でいいんじゃないかって結論になったの」 「そうそう。元々あんたのだしね。姉妹で取り合うのもなんだと思うわけ」 二人の言葉に思わずきょとんとなるルイズ。 「でも、サイト君は貸して欲しいのよ。私はお薬がいるし。今までどおり週一回、貸してね」 「私もよ。ストレス解消しとかないと仕事になんないのよ。だから時々借りに来るわ」 いやしかしその理屈はおかしい。 「待ちなさいよ!結局サイトとシたいだけなんじゃないの!」 妹の予想された反応に、二人はあらかじめ決めておいた言葉を放つ。 「だから、これからルイズが孕むまで、私たちは一切子宮でサイト君の精を受けません」 「え」 驚いた顔のルイズに、エレオノールが続ける。 「私たちがするときは、必ず口か外かお尻で出させるから安心しなさい」 「え、ちょっと待って?お尻ってそんな汚い」 ルイズの言葉に、カトレアが説明した。 曰く、ローパーと薬を使って直腸を洗浄するから不潔ではないと。 「で、でもあんなのお尻に刺したら…痛いだけなんじゃないの?」 ルイズの素朴な疑問に、エレオノールが応える。 「あら?意外とキモチイイのよ」 そう言って二人は『ねー』と笑い合う。 ルイズは暫く口の中でもごもご言っていたが、やがて応えた。 「わかったわ!週一で貸したげる。 でも、絶対お尻以外で出させちゃだめなんだから!」 そう息巻くルイズ。その足元には虫の息の才人。 そして、計画がうまくいって嬉しそうに微笑みあう二人に、ルイズは、おずおずと尋ねた。 「…で、お尻でするのってそんなにキモチイイの…?」 末の妹の素朴な疑問に、二人の姉の目がきゅぴぃん!と光った。 「それじゃあルイズ、私の部屋にいらっしゃいな」 「すっごくいいもの、あるんだから…♪」 そして、ルイズは二人の姉に肛門性交を覚えさせられ、以降才人がえらい目に逢う事になるのだが。 それはまた、別の話。〜fin〜 #br
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ねえ、ちゃんとしようよっ! 〜Duo〜 せんたいさん ※事前にせんたいさんの「ヴァリエール三姉妹編」を読んでおくと幸せになれるかもです。 ※触手・スカあり注意 #br カリーヌの宣誓から一週間が過ぎた。 『最初に孕んだ者が正妻となり、ラ・ヴァリエールを継ぐ』の文言によって、才人は三姉妹から子種を狙われる羽目になった。 しかし、最初の婚約者で恋人でご主人様のルイズがそんなもの許すはずもなく。 ルイズの手によって、ラ・ヴァリエールの邸内にある、才人とルイズの別邸に、才人は軟禁されてしまう。 篭城の構えを見せる末の妹に、最初にブチキレタのは長女である。 「ちょっとルイズ!そこの平民よこしなさい!」 いきり立って殴りこんでみたはいいものの、当然の如くルイズは言う事を聞くわけなどない。 「ダメよ。これは私のなんだから。姉さまにはあげない」 ぎゅむ、と荒縄でぐるぐる巻きにした上に猿轡まで噛まされ、蓑虫のようになった才人を抱きしめる。 まるで蓑虫のぬいぐるみを独り占めする子供のようだ。 「ちょっと貸すだけでいいのよ!すぐ返すから!」 「ちょっとの間に何する気よ!いーから帰って姉さま!」 ぱんぱん、とルイズが手を叩くと。 それまで壁際に控えていたメイド達がずらり、と姉妹の間に並ぶ。 まさにメイドの壁であった。 その中央には、ヴァリエール別邸メイド長、シエスタが立つ。 そして黒髪のメイドはにっこり笑って言い放つ。 「お引き取りください、エレオノール様」 「ちょ、平民のメイドの癖に何命令してんのよ!」 「このお屋敷ではルイズがルールですわ、エレオノール様」 エレオノールの剣幕にしかしシエスタは一切引かない。 『ちゃんと追い返せたらあとでサイト貸したげる』と才人レンタル権をちらつかされて、シエスタは俄然やる気だった。 引く気配のないメイドの壁に、エレオノールはく、と唇を噛んで踵を返す。 「覚えてらっしゃい!あとでひどいんだからね!」 捨て台詞を残して、エントランスの大扉を潜って出て行った。 それを見送ったシエスタはぐ、と親指を立ててルイズに笑顔を向ける。 ルイズはよくやった、と言わんばかりに満足げに頷く。 各員の持ち場に去っていくメイド達を他所に、二人は近寄って、顔を寄せ合い、小声で会話を交わす。 『あとで貸してくださいね、絶対ですからね?』 『わかってるわよ、でもあんまりがっつくんじゃないわよ!』 もう既に自前の選択権など皆無な、ガンダールヴであった。 「やっぱり爆薬で吹っ飛ばしてかっさらうべきかしら? それとも、催眠ガスで無力化してからがいいかしら? むしろ、我がアカデミー最新作の魔道兵器『ギャラルホルン』で屋敷ごと吹き飛ばすか…」 平民一人をかっさらうのにずいぶんと物騒な話である。 「お姉さま、戦争でも始める気?」 羊皮紙を広げていざこれから『平民強奪計画』の立案に入ろうとしていたエレオノールに、背後から声をかけたのは。 ヴァリエール家次女、カトレアであった。 もちろん、カトレアもヴァリエール家の跡取りを狙うライバルである。 全く気配を感じさせずに背後に立っていた妹に、背筋に冷や汗をかきながら、エレオノールは振り返る。 「…カトレア、邪魔するならアンタも敵よ?」 振り返ったエレオノールは既に杖を構えており、その杖には既に魔力が込められ、白く輝いていた。 カトレアはそんなエレオノールの杖の前に立つ。魔力の充填された杖が、喉元に突きつけられる形になる。 そんな状況でも、カトレアは満面の笑顔を絶やさない。 「私は別にヴァリエールの家名なんてどうでもいいわ。 それよりお姉さま、いいお話があるのよ」 突きつけられる杖が存在しないかのような立ち居振る舞いでカトレアは言う。 その言葉通り、彼女はヴァリエールの家名に興味はない。 カトレアが才人の婚約者に立候補したのは、単に自分の身体のためと、可愛い弟とスルのが気に入ったからだ。 敵意の全くない妹に、エレオノールの杖から輝きが失せた。魔力の充填を解除したのだ。 エレオノールは杖を仕舞い、カトレアの話を促す。 「…言ってみなさいよ。その『話』」 「まあ、ここだとなんですし。私の部屋に来て下さいな♪」 コロコロと笑いながら、カトレアはエレオノールに背を向け、歩き出す。 エレオノールはいきなり歩き出したカトレアに慌てて追いすがる。 …元気になってから、どんどん得体の知れないカンジになってくるわねこの子…。 なんだか自分だけ置いていかれているような気がして、少し複雑な長女だった。 #br カトレアが元気になって、彼女の部屋で少し変わったところがある。 以前は、寝込む事の多かった彼女のベッドを中心に、植物の鉢や動物のケイジが囲っていた。 しかし今現在、彼女のベッドの周囲には、普通に調度が置かれ、小鳥や観葉植物はそのままだったが、大型の動物や植物は、この部屋の窓から増設されたガラス張りのサンルームに移された。 そのサンルームはカトレアが管理しており、エレオノールも入った事はない。 今、カトレアはエレオノールを伴い、そのサンルームに入っていく。 壁と同じガラスでできたドアを開けると、緑の匂いとむっとした湿気が溢れる。 そこはまるで、森の中だった。足元は石畳なものの、それは人の通る場所だけ。周囲を覆う緑の根元は、剥き出しの土だった。 中空を色とりどりの鳥が舞い、大型の昆虫もいる。茂みの奥をよく見ると、警戒の視線を送っている大型の獣もいるようだ。 ナニコレ、と呆気に取られるエレオノール。そこはまるで、野生の森の縮図であった。 「大丈夫よお姉さま。ここにいる子達は大人しいわ。人を襲うような子は一人もいないから」 エレオノールの心中を見透かしたようにカトレアは笑顔で言い、緑の隙間をすいすいと縫って歩く。 勝手知ったる自分の部屋らしく、その歩は全く澱みがない。 はみ出した枝を払い、足元を時折走り抜ける小さな陰に驚きながら、エレオノールはカトレアの後を着いて行く。 暫く行くと、急に視界が開けた。 そこは、円柱状に作られた煉瓦の塔。 天上だけはガラス張りで、上からは陽光が眩しく注ぐ。また、周囲にも幾つか窓があり、採光には十分な役目を果たしていた。 その塔の中央には、石造りの、大きな四角い台が一つ。 その上には様々な実験器具らしきものが並ぶ。 ぱっと見たところ、そこは研究施設のように見えた。 「カトレア、あなた…」 驚きながら周囲を見渡すエレオノールに、病弱だった次女は応える。 「元気になってから、植物の栽培の研究を始めたの。結構面白くてね、交配とかで新しい花を作ったりしてるわ」 言ってカトレアは石の台の上から、無造作に一つ鉢を取り上げる。そこには、青い薔薇が咲いていた。 エレオノールはじっとそれに見入る。魔法で染色すれば簡単にこんなものは作れるが、どうやらこれは純粋に交配と土で作り上げたもののようだ。 エレオノールは妹の技術に感嘆した。 「すごいわね。あなたアカデミーで研究者できるわよ」 「うふふ。ありがとうお姉さま。でもね、お姉さまに話したい事はそんなことじゃなくてね」 にっこり笑い、鉢を台の上に置くカトレア。 エレオノールは、そんな彼女に続きを促す。 「そういえばそんな事言ってたわね。 話してみなさい」 「ええ。でもその前に一つ、お姉さまにお尋ねしたい事が」 「何?」 「お姉さまは、ラ・ヴァリエールの家名が欲しいの?それとも、サイト君の子供が欲しいの?」 いきなりの核心を突いた質問に、ぎくりと長女の身体が強張る。 「わ、わたしは、別にあんな平民なんか、どうでも」 「お姉さまはこう思ってらっしゃるわ。 『所詮肉体の快楽だけの相手、心まで預けたわけじゃない』って」 妹のその言葉に、エレオノールの心の臓がずくり、と重く鳴った。 その通り、と肯定する部分と、違う、私は彼が、と否定する部分があった。 エレオノールが答えに逡巡していると、カトレアは続けた。 「その通りだと思いますよ、お姉さま」 「え」 てっきりその考えを否定されるものだとばかり思っていたエレオノールは思わず面食らってしまう。 カトレアは続ける。 「私もそうですわ。所詮サイト君との関係はお遊び。一夜の夢を得るための、身体だけの繋がりです」 「ちょ、カトレア何言って」 「彼ですれば気持ちよくなれるから、彼が欲しい、そう言うことですわよね」 確かにその通りだが。 そして姉の不思議そうな視線を受けたまま、カトレアは続ける。 「でも、私はラ・ヴァリエールなんかいりませんわ。彼の傍にいられればそれでいい」 「え?」 話が見えない。所詮性具にしか過ぎない相手に添い遂げて、どういう利益があるのか。 「だって彼とするの、好きですもの」 「ちょ、カトレア、そんな理由で」 「あら?お姉さまは違うの?サイト君とスルの気持ちよくないの?」 確かに妹の言うとおり。 エレオノールが才人の正妻になりたいのは、公然と、好きな時にセックスをするため。 だが、彼女の倫理観がその答えを否定する。 「ち、ちがうわよ!アレはそう、世継ぎを創るのに必要だから!仕方なく!」 「だったら側室でもいいじゃないですか?必要な時に、抱いていただければ、やや子は授かるものですし」 「う、ぐう」 確かにその通り。実際、王家が複数の妻を娶ったあとは、危険日だけ妻を抱く、ということをしている家もある。 だが、それではダメなのだ。 「したいんでしょ?素直にスルのがイイって言えばいいんですよ」 「そ、そんなわけ、そ、それに、キモチよくたってすれば子供はできるもんでしょうに」 エレオノールの言葉に、カトレアはくす、と笑った。 「じゃあ質問です。 私は定期的にサイト君とシていますが、身篭りません。なんででしょう?」 「え?それはあなたが病弱だからじゃないの?」 急な質問に、少し考えすぐそう返すエレオノール。 しかしカトレアはひとさし指でばってんを作ると、悪戯っぽい笑顔で応えた。 「ぶっぶー。は・ず・れ。 その答え、教えてあげますわね、お姉さま…♪」 言ったカトレアは、指をぱちん、と鳴らした。 すると、エレオノールの前に奇妙に膨らんだ鳥が飛んできた。 …いや違う!この無機質な瞳はゴーレム…! その魔法で出来た鳥は、エレオノールの目の前でばふん、と息を吐いた。 その息には強烈な睡眠薬が混入されており、息を吸い込んだ相手を眠らせてしまう。 寝むって床に突っ伏した姉を、妹は笑顔で見下ろして、言った。 「どうすれば、気持ちよくなって孕まないか、教えてあげますね♪」 そしてカトレアはルーンを唱え、魔法でエレオノールの身体を持ち上げ、運んでいった。 エレオノールが目を醒ますと、両手を体の前で縛られて床の上に転がされていた。 もちろんカトレアの仕業である。 周囲を見渡すと、そこはカトレアの部屋であることが分かった。 しかし、床に転がされているせいでまだ全体が把握できていない。 「ちょ、カトレアどこっ!?一体何のつもりなのっ!?」 姿の見えない容疑者の名を呼び、エレオノールは腕を縛られたまま上半身を起こす。 幸い、足は縛られていなかったので、バランスさえ崩さなければ立ち上がれるだろう。 しかし。 その立ち上がった細い肩を、がっしりと掴まれた。 「ここにいますわ、お姉さま」 エレオノールの右側からひょっこりとカトレアが顔を出す。 そして、ふぅっ、と熱い吐息をエレオノールの耳に吹きかける。 「うひゃぅっ!?」 「うふふ。可愛い声」 淫靡に笑い、カトレアはエレオノールの整った顎をつつ、となぞる。 「ちょっとカトレア、どういうつもりなわけっ?」 「あら。言わなかったかしら?お姉さまに、孕まずに気持ちよくなる方法、お教えして差し上げようと思って♪」 そういえばそんな事言ってたっけ、などとカトレアの台詞を思い出す。 ちょっと期待している自分に自己嫌悪しながら、エレオノールは反論する。 「い、いいわよそんなの!」 「まあまあ遠慮なさらず♪」 カトレアは言いながら、隠し持っていた杖で魔法をかける。 魔法の効果で、エレオノールの身体がふわり、と浮く。 「ちょ、や、やめなさいカトレアっ!」 しかしカトレアは一切話を聞かず、部屋の隅をつ、と指差した。 「ほら、あれを見て姉さま」 中空に浮いていては抵抗らしい抵抗も出来ないので、言われるままにエレオノールはそちらを向く。 そこには、奇妙な椅子があった。 背が高く、手すりがあり、がっしりした作りの椅子。 ただし、その座面に異常が見られた。 その座面には、生白い、大きくて歪な花弁が置かれていた。 図鑑や、一般に生息しているものとは色が随分違うが、エレオノールにはそれが何か、はっきりと分かった。 「ろ、ローパー?カトレアあなた、こんなものまで飼ってるのっ?」 ローパーとは、他の動物の排泄物を摂取して生きる、下等な生物である。 その生態はひどく不潔で、自分の上に立った動物を、その花弁に酷似した器官から生えた無数の触手で絡め取り、排泄物を吐き出すまで拘束するのである。 しかし、このローパーはエレオノールの既知のものとは色がはっきりと違う。 ローパーは生息地こそ違えど、基本的に大地に擬態している生き物である。茶色や緑の色をしているものが殆どで、白いローパーなど聞いた事はない。 さらに、ローパーが忌避される理由の一つである、独特な香りがしない。それは動物のフェロモンに酷似していて、ヒトが嗅ぐととんでもない異臭として鼻をつくのだ。 カトレアは、怯えたようなエレオノールに説明する。 「この子は、少し特殊な生い立ちの子でして。 極北の地に住む、亜種のローパーなんです」 言いながら、カトレアは杖をつい、と振る。 エレオノールの体がすいーっ、とローパーの植えられた椅子の上に運ばれる。 そこでエレオノールは気付いた。下穿きとスカートを脱がされていることに。 「ひ…!」 ぞわりぞわりと蠢くローパーの触手に、エレオノールの喉から小さな悲鳴が漏れる。 カトレアは説明を続ける。 「北の大地に住む子ですから、当然、他の動物に逢う機会も少ない。 だから、この子は他のローパーと違って、排泄物を『食べに行く』役目の『お口』があるんです」 真上に動物の気配を感じ、ローパーの一部がぐじゅり、と盛り上がる。 花弁の一部を割り、太い白い触手が生えてきた。鎌首をもたげるそれはそれは、男性器にひどく酷似していた。 「その『お口』を他の動物の肛門に突っ込んで、腸がカラになるまで、食べてくれるんです。 野生のままだとそこで病気とか移されちゃうんですけども、その子は無菌状態で培養した子ですから安全ですわ」 カトレアが何をしようとしているのか、ここまできてようやくエレオノールは理解した。 カトレアは、肛門性交を自分に教えようとしているのだ。 「ま、待ってカトレア、わ、私ローパーなんかで気持ちよくなんかなりたくないわ!」 エレオノールの言葉に、カトレアは首を傾げた。 「大丈夫ですわ。まずはその子と、お薬を使って、まずは腸をキレイにするんです。 じゃないと、サイト君が病気になっちゃいますから」 「じゃ、じゃあお薬だけで全部出せばいいじゃない!こ、こんなの!」 エレオノールの否定の言葉に、カトレアは笑顔で反論した。 「あら。でも結構お上手ですのよその子。 …実は私も、その子にお尻の気持ちよさを教えてもらってたりして♪」 そう、カトレアも最初は、才人の精液をより効率よく吸収する為に、直腸での摂取を思い立ったのである。 さらに、直腸の洗浄用に、医療機関で研究されていた『無菌状態で栽培された白ローパー』を使う事を思いつく。 そして。 初めて、そのローパーを使って、直腸を洗浄した際。 事もあろうに、カトレアは肛門で軽いオーガズムを感じてしまったのである。 それ以来、カトレアは肛門で才人の精を受け続けている。もちろん、その前には丹念に直腸を洗浄するのだ。このローパーと、薬を使って。 「ま、待ってカトレア、後生だから…っ!」 「それでは、始めますわよ」 カトレアは無常にも、つい、と杖を下ろす。 どちゃ! 重い音を立て、エレオノールの体がローパーの上に落ちる。 ちょうど、その椅子に腰掛けるような格好で。 「ひ…!ひぃぃ!」 ぞわりぞわりと細かい触手がエレオノールの柔らかい玉の肌を撫で回す。 十分な弾力を持つその触手は、絶妙な強さで肌を刺激し、そして、数本が長く延びて、自らの上に落ちてきた獲物を捕縛する。 必死に足を閉じようとするエレオノールだったが、股間に絶え間なく受ける刺激のせいで、甘い痺れが股関節に響き、力が抜けていく。 「や…やぁんっ…」 密着した部分を無数の細かな指でなぞられるような愛撫に、エレオノールの喉から早々と甘い声が漏れる。 その脳裏に、先ほどのカトレアの声が響く。 『あら。でも結構お上手ですのよその子。 …実は私も、その子にお尻の気持ちよさを教えてもらってたりして♪』 キモチイイの…?私、気持ちよくなってるの…? 自分の体の示す反応に、エレオノールは戸惑う。 しかし、それは愛撫への反応であり、肛門の快楽ではなかった。 「あら、随分いい反応ですわねお姉さま。 それだけイイ反応だと、サイト君とする時はさぞかしスゴいんでしょうね」 「ち、ちがっ…ひぁ!だ、だめえ!」 カトレアの指摘に反論しようとした瞬間、エレオノールの肛門に、いよいよローパーの捕食用触手が伸びた。 白い皮に覆われたそれを、ローパーは容赦なく開かれたエレオノールの肛門に押し当てる。 必死に括約筋を締めるエレオノールだったが、色素の沈着した肛門の襞を、糸のように細い触手がさわさわと愛撫し始めた瞬間、ぞくりと背筋に強い電流が走る。 「ひぁ!だ、だめ、おしりざわざわしちゃだめえ!」 「そうそう、入れる前のそれが凄いんです。しわの一本一本まで、丁寧にさわさわしてくれますわ」 カトレアの言葉通り、その細い触手は、閉じた肛門の一番奥から、皺の一本一本を丹念になぞり、刺激してくる。 これは、そのローパーが生き残りの過程で習得した、他の動物の肛門を効率よく開けさせる手段だった。 そして、エレオノールの肛門も例外ではなく、じわりじわりとその穴を広げていく。 「だ、だめ、開かないで、おねがいぃ!私のおしり、ひらいちゃだめえ!」 必死に抵抗するが、体を襲う負の快感刺激が、容赦なく括約筋を弛緩させていく。 「あら、開かないとお腹をキレイにできませんわ。いい事ですのよ、それは」 「あ、あなた、あ、あとで、覚えてらっしゃいカトレ…ぁーーーーっ!?」 ずぶぶぶぶぶぶぶ! カトレアに対する呪詛を吐こうとした瞬間、エレオノールの肛門が決壊した。 白い太い触手が容赦なくエレオノールに突き刺さる。 その触手はエレオノールの括約筋で締め上げられ、白い皮を剥かれていく。 エレオノールの直腸の中で、白ローパーの触手はその正体を露にしつつあった。 それは、表面に無数のイボのついた、褐色の触手だった。 その表面のイボには一つ一つ裂け目がついており、それぞれが直腸の襞にこびりついた糞便をこそげ取る口になっていた。 そして、その先端には、一際大きな裂け目。 それは結腸までに溜まった糞便の本体を喰らう、白ローパーの『口』であった。 白い皮とその触手の間には、粘液が充填されており、潤滑油としての役目のほかに、直腸の襞にこびりついた糞便をこそげ取る助けをしていた。 入り口を抜けた触手は、あまりにもスムースにエレオノールの直腸を進む。 そして、すぐにエレオノールの中に溜め込まれたモノにぶちあたる。 もぐ…。 直腸に溜まった糞便を咀嚼されるのが、肉越しに、わかった。 「や、やだ、止めてお願い!もぐもぐしちゃだめえ! わ、わたしの汚いの、そんな、もぐもぐしないでえ!」 咀嚼されたモノが、触手の中の管を伝い、本体に運ばれていく事すら、肉を通して感じられる。 それは、排泄の感覚にあまりにも似ていた。 大きな塊が開かれた肛門を抜ける瞬間、エレオノールの体の表面にぶわ、と脂汗が浮き出、そしてその背筋にぞわり、と悪寒が走る。 「や、やらぁ!お、おねがいカトレア、たすけて、おねがいぃ!」 「あら、助けるなんて。その子はお姉さまの中をキレイにしてくれてるのよ。 悪い事なんてどこにもないわ」 体内のモノを食われるという異常な感覚に、恐怖を覚えたエレオノールは妹に助けを求めるが、カトレアは聞き入れない。 「や、やめて、こんな、だしてないのに、だされてるぅ!」 排泄のときに確かに感じる開放感、それに酷似した感覚は、確かに快楽といえた。 しかし、エレオノールの中の倫理観が、それを快楽とは認めない。 まるで祈るように縛られた手をぎゅっと握り締め、上半身を揺らし、美麗な金髪を振り乱し、エレオノールは必死に訴える。 「やめて、これ、これ以上されたら、わたし、私どうにかなっちゃうっ…!」 快楽と倫理のせめぎあう崖っぷちに立たされたエレオノールの声に、カトレアの言葉が重なった。 「あら。最後の締めがすごいのに。これじゃあ確実にどうにかなっちゃいますね、お姉さま♪」 「…え………?」 カトレアの声と同時に、糞便の塊を食べきった触手がごりゅ、と結腸と直腸の壁を押す。 「ひ───────────────────!」 何も触れた事のない、恐ろしいほど奥の肉を圧迫される感覚に、エレオノールの背筋がびくん!と反り返る。 これか、この事か、とエレオノールはその感覚に恐怖する。 しかし、カトレアの言っていたのはこれではなかった。 ぶじゅる、と触手の表面から粘液が分泌される。 それは、直腸の襞の隅々まで染み込み、皺の谷間に溜め込まれた宿便を浮かび上がらせる。 そして、触手を埋め尽くさんばかりにびっしりと生えたイボの裂け目が、全て開く。 直腸の圧迫感に、エレオノールはとんでもない息苦しさを覚えた。 「き──────かは───────!」 反射的に息を吸おうと、水揚げされた魚のように口がはくはくと動く。 そして、次の瞬間、とんでもない事が起こった。 触手が回転しながら、ずりゅずりゅと直腸内を往復し始めたのである。 それは、直腸に残った宿便まで残さず捕食しようと言う、ローパーの貪欲なまでの食欲のなせる業。 襞の一枚一枚まで丹念に削り取られる感覚に、エレオノールは全身を紅潮させ、小刻みに震える。 「ひあぁっ!?あひぃ、なに、これなにぃっ!?」 肛門を前後する触手の感覚に、戸惑い、しかし確実に登り詰めて行くエレオノールの体。 それは、股間から溢れる愛液が証明していた。 そして。 エレオノールの股間から、ぷしゃあ、と絶頂の証が噴出した。 「い、いく、わたひ、おしりでいっちゃうぅぅぅぅぅ!」 びくんびくんと触手椅子の上で痙攣しながら、エレオノールは新しい快楽を脳裏に刻まれながら、完全に気を失った。 「あら、ようやくお目覚めですね、お姉さま」 どのくらい眠っていたのだろうか。 エレオノールは、カトレアの部屋のベッドの上にいた。 全裸で。 ついでに言うなら同じようにベッドに横たわるカトレアも、全裸だった。 エレオノールは置き上がって妹に文句を言おうとしたが、両手を麻縄で縛られたままの上、猿轡をかまされていたので何も言えず、また、うまく起き上がれない。 「ふぐーっ!」 とりあえず柳眉を吊り上げ、カトレアに怒りの視線を向ける。 あんなことをされては当然と言えたが。 しかしカトレアはエレオノールの視線にもどこ吹く風で、ベッドの上で上半身を起こし、そして困ったような顔でエレオノールに言った。 「ああ、そんなに怒らないでお姉さま。 今からとってもいいものが来ますから」 いいものって何よ!またろくでもない生き物か何か!?と叫ぶエレオノールだったが、猿轡のせいでふごふごとしか喋れない。 エレオノールが口許へ手を持っていって猿轡に手を掛けた瞬間。 とんとん。 カトレアの部屋のドアがノックされる。 「あ、来ましたわ。それじゃあ…」 カトレアはベッドから降り、そして、ベッド脇に丸めてあったシーツをばさあ、と広げると。 そのまま、エレオノールの上に被せた。器用に、エレオノールの目だけ覗かせて。 「んーっ!?んむぅー?」 「ちょっと、そこで待っていてくださいな」 カトレアは部屋の中央にある円卓の椅子にかけてあったガウンを羽織ると、部屋のドアの前に行く。 こんな格好を誰かに見られては事なので、エレオノールはシーツの中に潜り込み、外の様子を伺う。 『あら、遅かったですわね。お待ちしておりましたのよ』 『大変だったんですから、ルイズ説得するの』 !…あれは、平民…? ドアを開け、やってきたのは才人だった。 ルイズに拘束されているはずの才人が、カトレアの部屋にやってきている。 その理由は単純だった。 カトレアは、病弱だった体質を治すため、ある秘薬を週一回、投薬している。 それは、『ガンダールヴの精液』。つまり才人の精液である。 彼女が元気でい続けるためには、週に一度、才人に『お注射』してもらう必要があるのだ。 しかし才人の子種がラ・ヴァリエールの跡取りの鍵となる今、ルイズが才人を手放すはずはない。 そこでカトレアは一計を案じたのである。 メイドの一人に命じ、ルイズに『カトレア様が熱を出して倒れました。薬が切れたらしいのです。ついては、『お薬』をお屋敷まで届けていただきたく』と伝えさせた。 もちろん、それは虚言であるのだが。 本来は姉思いのルイズ、しょうがないわね、ちぃ姉さまのためですもん、と才人にきっつぅぅぅく言い含めて、本邸へ才人を送ったのである。 「…なんか元気じゃないっすかカトレアさん」 「あら。これでも随分ムリしてますのよ…? 可愛い、弟が、お姉ちゃんにいたずらしにくるんですもの…♪」 ガウンの前を留める紐を解くと、ふぁさ、と前が開く。 その下は、瑞々しく美しい肢体。ルイズには到底なしえない、大人の魅力満載の、出るべきところが出っ張って引っ込むべき所の引っ込んだ、扇情的な身体。 ごくり、と才人の喉がなる。 既に臨戦態勢に入っている才人のムスコにカトレアはにっこり笑うと、直後、わざと咳き込んで見せた。 「えほえほ!」 「だ、大丈夫ですかっ?」 思わずカトレアの細い肩を抱きしめる才人。 そんな才人の手を優しくふわりと握り締め、カトレアは言った。 「ねえ、サイト君…」 最近、『投薬』の際、カトレアは才人を君付けで呼ぶ。 その方がなんか弟っぽくていいじゃない?とはカトレア本人の弁。 「な、なんです?」 心配そうに覗き込んでくる才人の耳元で、カトレアは熱い吐息を吐きかけ、淫靡に囁いた。 「お姉ちゃんのお尻に、サイト君のあっつぅいお注射、いっぱい、して…?」 そう言って。 カトレアはガウンの下半身をはだけ、円卓に両手をついて才人めがけてお尻を突き出す。 丹念に洗われ、薬品で洗浄を繰り返したお陰で、カトレアの肛門からは色素が抜けて薄いピンク色になっている。 まるで第二の性器のようなそこは、腸液と、消毒用の薬品の混じった粘液をとろりとろりと零している。 「ほら、早く。お姉ちゃん、いつもみたいにお尻キレイにしてきたから。 早く『お薬』ちょうだぁい…♪」 言って今度は円卓に上半身を預け、臀部に両手を噛ませ、ぐに、と開かれた尻の谷間をさらに開く。 こぽり、とカトレアの肛門から中に塗り込まれた粘液が溢れる。 「わ、わかりましたよ」 言って才人はズボンを脱ぐ。 ぼろん、と才人の一物が震えながら飛び出る。 ベッドの中からそれを除き見ているエレオノールは、カトレアが必死に広げる肛門と牡の性器のサイズを見比べて、思った。 …あんなの入ったら、裂けちゃうんじゃないかしら…? 先ほど自分の肛門を犯したローパーの触手も太いと思ったが、それはせいぜい親指ほど。 屹立した才人のモノはそれよりふた周りは大きく、小さなカトレアの穴にそんなものが入れば、きっと裂けてしまう。 しかしそれは杞憂だった。 ぐぷぷぷぷぷ…! あっさりとカトレアの肛門は才人の肉棒を受け入れる。 根元まで刺さった牡に、カトレアの喉が踊る。 「あっあっあっあっ…!すき、これすきぃ…!さいとくんの、おちんちん、だいすきぃ…!」 「いつもながら、おいしそうにもぐもぐするね、お姉ちゃんのお尻はさ」 才人の言葉どおり、カトレアの腸はまるで才人の一物を口で頬張っているように、もぐもぐと咀嚼していた。 膣道とは違う、消化器官の動きに、奇妙な快感を覚えながら、才人は腰を動かし始める。 ぶりゅりゅ…! 「あ、やっ、しゅごいぃっ!」 舌を出して呼吸を貪りながら、カトレアは嘶く。 その肛門は赤く腫れ上がった内壁を引きずらせながら、才人の肉棒をぎゅうぎゅうと食い締める。 「ほんとは、薬、なんかより、スルのが、好き、なんでしょうっ?」 「は、はい、私は、カトレアは、お尻で、弟の、おちんぽ、もぐもぐスルのが好きなっ、変態なお姉ちゃんなのぉっ!」 貴族にあるまじき淫らな声を上げ、善がり狂う目の前の妹に、エレオノールは。 …す、すごい…アレ、触手よりもイイのかしら…。 シーツの中で先ほどの感覚を思い出していた。 つ、と自然に股間に手が伸びる。 にゅるり。 エレオノールの股間は確かに濡れそぼっていたが。 エレオノールはそこには一切触れず、身体を曲げて後ろの穴に指を伸ばす。 ちぷ…。 指先だけが、肛門に沈む。 丹念に開発されたその襞は、指の進入を歓迎した。 …やだっ…なにこれきもちいい…っ! 目の前で展開される妹と平民の絡みと、先ほどの肛虐の刺激が、エレオノールを堕落させる。 ひくんひくんと反応するエレオノールの身体は、肛門への刺激を完全に快楽と認識していた。 「や、だめ、おねえ、ちゃん、いっちゃう、いっちゃう、おしりでぇ、いっちゃうのぉ!」 「ほらっ、お薬ですよっ!ぜ、全部、全部受け止めろよっ!」 シーツの外では、いよいよカトレアの治療が終わろうとしていた。 シーツの中では、もどかしい刺激を目の前で肛門を犯される妹に自分を当てはめる事で慰める、エレオノールが軽い絶頂を迎えていた。 「いく、いく、いくぅぅぅぅぅっ…!」 「く…!出るよ、全部出るっ…!」 ビクビクと振るえ、才人がカトレアの直腸に精液をぶちまけているのが分かる。 ガクガクと痙攣し、直腸に精液を受け、カトレアが絶頂の中にいるのがはっきりと分かる。 そして。 軽い絶頂で完全に火のついた、自分の身体をエレオノールは持て余す。 はぁはぁとシーツの中で荒い息をつきながら、 どうしよう、そう思った矢先。 がばっ、とシーツが剥がれた。 シーツを剥いだのは、全裸のカトレアだった。 びく!と震えるエレオノール。そんなエレオノールを見て、一番面食らっていたのは、これからベッドの上でもう一戦、と身構えていた才人だった。 エレオノールはこの状況に混乱してしまい、小さくなって震えている。猿轡をされているので声も出せない。 そんなエレオノールを見て、カトレアはくすり、と笑って言った。 「ねえ、サイト君。お姉さまも、して欲しいそうよ」 「え、な、何を?」 間抜けな返答をする才人に、カトレアは続けた。 「答えはお姉さまが言ってくれるわ。ねえ。お姉さま?」 そして、エレオノールの猿轡と、手の戒めを解く。 エレオノールはのそ、と起き上がり、潤んだ瞳で才人を見つめる。 見つめられた才人の喉がごくりと鳴った。 エレオノールは、才人を見つめたまま、ころん、とベッドの上に倒れこむ。 そして、M字に足を開くと、膝を踏ん張ってお尻を上げる。 「ねえ、へい…サイト」 『平民』と呼ぼうとしたが、エレオノールの中の何かがそれを止めた。 いつもと違う、懇願するような弱弱しい声に、才人は怯えたように応えた。 「な、なんですか?」 「わ、私のお尻も、私のお尻も、犯して頂戴…」 言って、先ほどさんざん肛虐を受けた部位を、両手を使って割り開く。 カトレアのそれと違い、色素が残って灰色に近い色になっているそこは、ひくひくと確かに物欲しそうに蠢いていた。 才人は思わず脇に控えるカトレアに視線を送る。 「…サイト君、お姉さまのたっての願いですわ。聞いてあげてくださいな」 「で、でも、お尻とかして大丈夫なんすか?」 才人はエレオノールを気遣って言ったのだが。 おねだりをしている当の本人は、それを、『オシリなんて不潔』だと言われているように取ってしまう。 「だいじょうぶ、キレイに、キレイにしてあるからぁ…して…」 今、エレオノールの腸内はほぼ空の上、カトレアの手によって消毒液が塗り込められている。 たしかに、肛門性交をするには十分な準備ができていた。 エレオノールの言葉と、カトレアの視線に、才人は折れた。 エレオノールの上気した身体に覆いかぶさり、いつもしている場所とは違う、円形に襞の広がる器官に己を押し当てる。 「あっ…♪」 それだけで、歓喜の声を上げるエレオノール。 確かにこれは、触手と違う。 暖かい吐息、牡の体温。 温かい何かが、エレオノールの中を満たしていく。 「じゃ、いきますよっ…!」 ぐぶり。 重い肉の音をたて、才人はエレオノールの菊門を割った。 「かはっ…!」 同時にエレオノールを苛む圧迫感。触手も太かったが、才人の一物はそれより太く、また返しも大きかった。 ずるりずるりと才人の竿がエレオノールの肛門に飲み込まれていく。 その才人の竿を、エレオノールの腸壁が反射的に張り付き、もぐもぐと噛み締める。 「すっ…げっ…!エレオノールさんもっ…お尻すげえ…!」 「あ、あ、やだ、おしり、かってにもぐもぐしてるぅっ…!」 互いに快感を訴えあい、抱き合う二人。 その脇からカトレアが手を伸ばし、エレオノールの股間に手を伸ばす。 ぶちゅ。 「きひゃぁっ!なに、何するのカトレアっ?」 カトレアが、肛門を犯され濡れ始めたエレオノールの牝をいじったのだ。 少しはみだしていた小さな神経中枢をつまみ、中身を出す。 「や、ひ、やめっ…!」 「動くと少し大変かと思いまして。サイト君、動いてあげて」 「あ、はい…!」 カトレアの言うがまま、才人は腰を前後に動かす。 カトレアの肛門より強く才人を抱きしめ、ずるりとエレオノールの肛門が捲れ上がる。 しかし引き伸ばされる痛みは、股間に与えられる快感に打ち消されていた。 「ひゃひぃ!おしりめくれちゃう!めくれちゃうぅ!」 「大丈夫お姉さま。人間の体って、意外と伸びるものよ」 カトレアの言うとおり、エレオノールの肛門は才人が引き出されるたび限界まで絡みつき、差し込まれるたび元に戻る。 そして、内臓を引っ掻き回される異常な快感に、エレオノールが限界を迎えた。 「や、だめ、だめ、だめだめだめだめぇぇぇぇぇ!」 美しい金髪を振り乱し、眼鏡の下で泣き叫びながら、ぎゅ、と腕と足で才人を抱きしめ、エレオノールは達する。 それと同時に肛門と腸壁がぐぶぐぶと才人を締めつけ、股間から軽く潮を吹く。 そして数瞬遅れて。 「く、出る、出るっ…!」 どぷどぷと、先ほどカトレアの中に出したにも拘らず、才人はエレオノールの中で果てた。 吐き出された精液を、からっぽのエレオノールの腸がもぐもぐと咀嚼する。 「や、ひ、おなか、もぐもぐしてるぅ…!」 新しい快感に目覚めた長女は、絶頂のあとの気だるさに身を任せ、眠りに落ちていった。 そして、結局ルイズにこの事はしっかりとバレ。 才人はエレオノールとカトレアの見守る前で、フルボッコにされた。 そしてルイズがいよいよその怒りの矛先を二人の姉に向けようとした瞬間。 カトレアがそれを止めた。 「あのねルイズ。私たち、二人で話し合った結果、あなたが正妻でいいんじゃないかって結論になったの」 「そうそう。元々あんたのだしね。姉妹で取り合うのもなんだと思うわけ」 二人の言葉に思わずきょとんとなるルイズ。 「でも、サイト君は貸して欲しいのよ。私はお薬がいるし。今までどおり週一回、貸してね」 「私もよ。ストレス解消しとかないと仕事になんないのよ。だから時々借りに来るわ」 いやしかしその理屈はおかしい。 「待ちなさいよ!結局サイトとシたいだけなんじゃないの!」 妹の予想された反応に、二人はあらかじめ決めておいた言葉を放つ。 「だから、これからルイズが孕むまで、私たちは一切子宮でサイト君の精を受けません」 「え」 驚いた顔のルイズに、エレオノールが続ける。 「私たちがするときは、必ず口か外かお尻で出させるから安心しなさい」 「え、ちょっと待って?お尻ってそんな汚い」 ルイズの言葉に、カトレアが説明した。 曰く、ローパーと薬を使って直腸を洗浄するから不潔ではないと。 「で、でもあんなのお尻に刺したら…痛いだけなんじゃないの?」 ルイズの素朴な疑問に、エレオノールが応える。 「あら?意外とキモチイイのよ」 そう言って二人は『ねー』と笑い合う。 ルイズは暫く口の中でもごもご言っていたが、やがて応えた。 「わかったわ!週一で貸したげる。 でも、絶対お尻以外で出させちゃだめなんだから!」 そう息巻くルイズ。その足元には虫の息の才人。 そして、計画がうまくいって嬉しそうに微笑みあう二人に、ルイズは、おずおずと尋ねた。 「…で、お尻でするのってそんなにキモチイイの…?」 末の妹の素朴な疑問に、二人の姉の目がきゅぴぃん!と光った。 「それじゃあルイズ、私の部屋にいらっしゃいな」 「すっごくいいもの、あるんだから…♪」 そして、ルイズは二人の姉に肛門性交を覚えさせられ、以降才人がえらい目に逢う事になるのだが。 それはまた、別の話。〜fin〜 #br
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