ゼロの使い魔保管庫
http://zerokan.g.ribbon.to/wiki/index.php?43-738
[
トップ
] [
編集
|
差分
|
バックアップ
|
添付
|
リロード
] [
新規
|
一覧
|
単語検索
|
最終更新
|
ヘルプ
]
学院に戻ったルイズ、キュルケ、タバサ。そして応援に駆けつけた教師のコルベール、シュヴルーズ。 最後に、ルイズしか知らない物の、その正体がフーケであった学院長秘書ロングビルの計六名は、フーケを取り逃してしまった物の(ルイズは誰にも言っていない)破壊の杖は奪還したことを学院長に報告。 それぞれ褒美を貰い(ルイズは夜間の自由行動をさせてもらえるよう頼んだ。無論授業に影響のでない範囲で認められた)これを持って事件解決と相成った。 その夜…… 「もうそろそろ良い時間かしら?」 生徒たちが寝静まった真夜中。 ルイズは自室を出ると、ロングビルの部屋へと向かった。 無論、自分の物であり、お気に入りのメス犬となったロングビルに躾を行う為。 部屋の前まで来た彼女は入り口の扉をノックする。 「はい。どなたで…ッッ!?」 「こんばんわミス・ロングビル。事始めにはうってつけの素敵な夜ね……」 「……」 扉を開けて顔を出したロングビルは明らかに怯えていた。 「中へ……入れてくれますわねミス?」 「は……はい……、」 部屋に入った彼女は室内を見渡す。 部屋の中にはクローゼットと化粧台、簡素なベッドがあるだけ。 魔法学院の学院長秘書としてはとても質素な部屋と言えた。 ただ、ルイズとしては豪奢な天蓋付きベッドよりも、こういう簡素な作りのベッドの方が好きなのだが。 「さて、どうしてこんな時間に貴女の部屋を訪れたか……わかっているわよね?」 「く……ああ、イヤでも分かるよ……あたしを犯しに来たんだろ……ッ、」 ロングビルの目つきや口調が変わり、フーケの物となった。 敵愾心剥き出しで睨み付けてくる彼女に、ルイズが態度を崩すことはない。 「ご名答。でもそれだけじゃないわ。躾をしに来たの……」 「し、躾だって?」 「そ、私好みの貴女にするためにね……まずは、その口調を改めて貰うわ」 「な、に…?」 「フーケとしての喋り方や性格こそが貴女の本来の物なんでしょうけど、それをロングビルとしての物に変えて貰うわ。私としてはフーケよりもロングビルの方が好みなのよ」 「だ、誰が変える物かい! あたしに命令するんじゃないよ!!」 自分という人間を否定するようなルイズの言葉に激昂するロングビル。 しかし…… 「言ったはずよね? 貴女は私の物になったって。主人の命令は聞く物よミス・ロングビル。じゃないと……おしおきしなければならなくなっちゃうでしょ?」 「……ッ!」 ルイズの言葉にロングビルの顔色が真っ青になる。 思い出したのだ。昼に両手足を焼かれたこと、逆らえばどういう目に遭わされるか分からないことを。 「ねえ……犬、返事は?ご主人様の言うことが分からないの?」 屈辱的なルイズの言葉だが、悔しさや憎しみなど圧倒的力の差が生み出す恐怖の前にかき消されてしまう。 故に… 「も、申し訳ございませんミス・ルイズッ、い、以後気をつけますのでどうかッ! どうかお許しをッッ……!」 彼女はフーケではなくロングビルとなるしかなかった。 「そう、それでいいの。すぐには変えられないでしょうけど貴女はフーケじゃないの。フーケは私に殺されたと思いなさい」 自分の考えを押し付けるルイズではあったが、実の処これは彼女の事を考えた上での措置でもあった。 何故なら盗賊フーケは貴族の屋敷に押し入り盗みを繰り返すばかりか、盗みに入った屋敷の貴族を殺害した事もあるのだから。 その殆どが悪徳貴族であったとはいえ、これは死罪にしても余りある大罪であり、決して許されない犯罪行為。 そんなことは百も承知でロングビルを自分の物にしたルイズは、本気で彼女を大切にして守っていこうと考えていた。 身体の奥深くまで一つに融けて交わった事で、熱い情が生まれてしまったというのもある。 だからこそ何とか彼女に普通の人生を歩ませてあげたい。その為には盗賊フーケの存在は消し去る必要があったのだ。 もしもロングビルの正体がフーケであり、未だ存命中であることがばれてしまっては、またも王家から追われる身に逆戻りとなってしまう。 それでも一度抱いた彼女を見捨てたりはしないが、如何にルイズが強いとは言っても王家=国を敵に回してたった一人で守りきれる自信など無い。 最悪二人共に死罪となる可能性とて考えられるのだ。 それはルイズの望むところではないし、ロングビルも嫌だろう。 なればこそ彼女をフーケに戻すことなど有ってはならないし、戻すつもりもないルイズは、彼女自身が作り出した【ミス・ロングビル】という存在に身も心も生まれ変わらせてしまおうと考えたのである。 多少酷いことをしてでもフーケという存在、彼女の過去の全てには死んで貰わなければならない。 「これから貴女はミス・ロングビルとして生きていくのよ……いいわね?」 そう、彼女の名はミス・ロングビルだ。盗賊フーケは死んだし、それ以前の貴女もフーケに殺されてしまった。 いまここに居る貴女はロングビルという名の別人で私の大切な従者。 何度も何度も繰り返し彼女に言い聞かせる。時に優しく、時に脅しを交えながら。 その真剣な表情と瞳で語りかけるように伝えてくるルイズの想いというのは、ロングビルにも伝わってきた。 一体何が彼女をここまで真剣にさせるのか。自分の事を物や使い魔のような存在と言い切り手込めにして陵辱する少女ではあったが、大切に思う真剣な気持ちというのは目を見張る物があった。 嘘偽りのない言葉と射貫くような、それでいて包み込むようなその瞳にロングビルの心は揺れ動く。 「は、はい……ミス…ルイズ……」 恐ろしい。怖い。そういう感情はあった。 手足を焼かれて陵辱されて、いつ如何なる時でも自身を殺せてしまうような力を持つ存在に恐怖を抱かない者など居はしない。 しかし、そんな中に見つけた真剣な眼差しが、ロングビルの口から素直に従うという言葉を引き出させたのだ。 「素直ね……そういう風に素直にしてれば何も酷いことしないから……さ、服を脱いでベッドに仰向けになりなさい」 そして一度素直になった以上、ルイズも優しく穏やかな口調と表情のみを見せるようになる。 素直に従う相手に対して恐怖を与えるような悪趣味はない。そんな無意味なことをして陵辱するくらいなら、優しく接して心と体の交流を図った方が百倍いいし有意義に決まっているから。 「は…い…、」 「あっ、マントは着ててね。裸マントって結構そそられるの」 ルイズに言われた通り、ロングビルはマントを一枚残して全裸になった。 本当は自分の手で脱がせる楽しみも味わおうかとも考えたのだが、早く味わいたいという逸る気持ちが抑えられないのだ。 その間にルイズも服を脱ぎ捨てて全裸になる。 ただ、ルイズの方はマントも脱いでしまい、所謂生まれたままの肢体を晒した。 自分が裸マントになった処で自分の体に興奮するようなナルシストな性癖など持ち合わせてはいないからだ。 豊かな胸とすらりと伸びた長い手足を持つロングビルだからこそ、裸マントという格好も性的にそそる部分がある。 ただ、ロングビルの方がどういった趣向が好みなのかまだ知らないため、次にするときか性交が終わってまったりした雰囲気になっているときにでも聞いておく必要があるだろう。 そんな他愛ない事を考えながらベッドにあがってロングビルの足を大きく開かせたルイズは、自分の股間の女性器を男性器に変化させた。 「うふふ♪ むっちりした長い足……。羨ましいわぁ」 「あ…、ル、ルイズ……も、もう、そんなにも、大きく…なって……、」 「ロングビルの理想的な肢体を見せられたら何もしてなくてもこうなるわよ」 現れた男性器は既に硬く大きく勃起していて目前の花園に包まれたいとばかりにびくびくと痙攣を起こしていた。 「さ、ロングビル……身体の力を抜いて」 「っ…」 ルイズの言うとおりロングビルは身体から力を抜く。 逆らったら怖いからという事ではなく、自分と同じ処女――童貞であったにも拘わらず、何故か彼女は上手くしてくれるから。 「そう、楽にしてるのよ」 ルイズはまだ濡れてもいないロングビルの股間の秘裂に自分の男性器を宛がう。 緑色の陰毛が亀頭に纏わり付いてぞくぞくするほど気持ちいい。 だが、こんな処で達していたら元も子もない以前に恥ずかしすぎるというもの。 そう考え切っ先を渇いた蜜壺に角度を付けて添えた所でロングビルは焦ったように制止してきた。 「お、お待ち下さいミスっ! せめて…っ、せめて前戯を……!」 前戯――つまりロングビルは渇いている膣を指や舌で愛撫してほぐし、刺激を与えて愛液を出させてほしいと訴えているのである。 でなければいきなり逞しいペニスを直で挿れられる事になり痛いから。 無論それはルイズも分かっていたが、そういった行為をする余裕が残っていないのもまた事実。 「そうしてあげたいけれど、生憎私の性器見ての通りこんな状態なの……」 「そ、そん、なっ、」 一目見れば分かる物だがルイズのペニスは今にも射精してしまいそうなほどびくびく痙攣を繰り返している。 もし今、不意打ちでロングビルにペニスを触られでもしたら暴発してしまいそうだ。 ならばこのまま膣に挿入してロングビルの中に出した方が無駄がなくていいし、精液が潤滑液の代わりを務めてくれるから一石二鳥でもあった。 「大丈夫……昼よりももっと優しくしてあげるから。ね?」 「で、ですがっ!」 結局ルイズはロングビルを押し切る形で宛がったペニスの切っ先を渇いたまま準備の整っていない膣内へゆっくり差し込んでいく。 つぷ…つぷぷぷ…っ 「あ…っ、ァァぁ…アッッ!」 やはり痛みを感じたロングビルは、乾いた膣内を押し割って入るルイズのたくましい男性器の感触に、背を浮かせて小さな喘ぎを漏らしている。 ゆっくりと秘裂を押し割られる感触を味わわされているのだから当たり前の反応だが、痛みから来る苦痛に歯を食いしばって耐えているのが痛々しく可哀想だ。 「ほら、身体が硬くなってきたわ。もう一度力を抜いて……」 「あ…うっ、い、いた、い…です…わ、」 「変に力を入れるからよ。乾いてても身体を楽にしていれば痛くないわ。昼にして分かったけど、貴女と私の身体の相性は信じられないくらいいいの。だから大丈夫」 犬だ躾だの酷い言葉を浴びせておきながらも、ルイズは痛みを訴えるロングビルを気遣い、極力痛くならないようにと配慮する。 素直に受け入れるロングビルに苦痛を与えるのは本意ではないし、自分だけが気持ちいいのは許せない。 そんなルイズの気遣いに、大人しく言うとおりにさえしていれば本当に優しくしてくれるのが昼に犯された時に理解していたロングビルは、彼女の言うとおり身体の力を抜いた。 自分の事を本当に大切にしようとしてくれているのを理解しているからこそ、安心して身体を預けることが出来るというのも大きいだろう。 一方、ロングビルの身体から力が抜けたのを確認したルイズも再び性器を埋め込んでいく。 つぷつぷつぷ…… 「あっ…ぁぁ…っ、ァァァぁ〜っ!」 徐々に徐々に肉を割る感触が深部へと近づくのを感じているロングビルの声から苦痛が消えた。優しい挿入に心地好さを感じているのだ。 それでも渇いた膣襞と亀頭の粘膜が擦れ合い、皮を引き剥がされるように引っ張られるのは痛かった。 痛みにびっくりした膣は侵入してくるペニスに対し、強張り締め付けるように纏わり付く。 その状態で無理に押し広げて奥へ奥へと進んでくるのだから、痛みを感じないはずは無い。 だが、自分の自由を奪い、恐怖で縛り付けた後で見せたルイズの優しい目に、ロングビルは望まぬ性交を強要されているにも拘わらず女の悦びを感じていた。 それが分かるルイズは愉悦の表情を浮かべて根本まで挿入してしまう。 ぢゅぶんっ! 「あぅン!!」 「どう? 私のモノが奥に付いてるのが分かるでしょ……?」 「は、は……い……ル、ルイズ、の……っ、生殖器…が、わた、わたくし、の……っ、奥に……っ、」 熱い吐息を吐き出しながら自分の感じていることを伝えてくるロングビルに、ルイズは優しく微笑むと 「いま、気持ち良くしてあげるからね……」 といって、腰を前後に動かし、抽挿を開始した。 「ああァ……あっ……ァっ、」 始まるのは女と女の性の交わり。 二人だけの静かな部屋にルイズの息遣いとロングビルの心地よさそうな喘ぎが響いている。 「うっ、んんっ、あ……ァァ……ァァっ……っっ」 ルイズは喘ぐロングビルの秘裂に性器を全て埋めて、まずは最初の射精を行う。 元々出そうになっていたのだから僅かな刺激で達するのは当たり前だ。 それに一度射精して、膣内を精液で満たしておかなければロングビルに苦痛を与え続ける事になってしまうのだから致し方ない。 「出すわよ…っ」 どくん……どく……どく…… 子宮口に口づけるペニスの先から込み上げてきた濃厚な白濁が噴火するように飛び出し、ロングビルの子宮内を満たしていく。 「あっ! ァァァぁぁ――っっっ 熱いィ──ッ!!」 いきなり中に出されたロングビルは拒否も出来ないまま子宮に入ってくる精子を受け止めつつ、半ば強制的にイかされてしまった。 下腹部の奥、秘裂を貫くルイズの男性器。それ自体の熱と感触、その性器という硬い肉の棒に股間の割れ目を奥深い処まで貫かれている。 肉の棒がびくびく痙攣するたびに射出される精の迸りを感じながら、ベッドの上で仰向けにされている身体を僅かに浮かせた。 また子宮の入り口を無理にこじ開けてどろりとした熱い液体を注ぎ込まれるのをイヤと言うほど感じさせられる。 「あ……あ…・…なかに、出て……っ、」 子宮の中にじわじわと広がりゆく生温かい感触。 中に出されている。子宮の中にルイズの精子が溜まっていく。それを感じて総毛立つ身体を小刻みに震わせてロングビルはイった。 だがそれはルイズの嗜虐心を刺激するものでもある。 ロングビルの子宮に精子を注いでやった。 中に出されてショックを受けている。 それでいて彼女の心は膣内射精を受け入れている。 (ああ……そそられるわ……) 刺激される嗜虐心は更に先を求める。 そして嗜虐心に隠された優しい心はロングビルを求めてしまう。 (ああ……ロングビルを孕ませたい……妊娠させたい……でもまだ。孕ませるつもりで犯してあげるけど、じっくり楽しんでやるわ……覚悟なさいロングビル。貴女は私の物、ご主人様の子を生まないといけないの) それはロングビルを孕ませて子供を生ませるというもの。 女同士で子作りをし、孕ませ、生ませるという背徳的な行為。 それを思うだけでルイズはぞくぞくする。 (シエスタだったら流石に出来なかったわね。友達をいたぶったり、まして妊娠させたりなんて絶対無理) だが、ロングビルならそれが出来るのだ。なにせ彼女は一度自分を殺そうとした。そんな相手に遠慮など無用なのだから。 昼間たっぷりと自分の存在を刻み込んで、所有物にした訳だがその程度で収まりそうもなかった。 もちろん大切にする。自分の物にした以上たっぷり愛情を注いで彼女を大切にするつもりだ。 そんな言い訳をしながらも本心ではロングビルを求めているからこそ出てしまう独占欲であると気付いていた。 しかし彼女はそれを素直に出せるような人間ではない。だからこそ仲の良い学院のメイドを引き合いに出して言い訳じみた考えを頭に思い浮かべてしまうのだ。 ロングビルもまた同じような物。 自分は望んでもいない相手、それも同性であるルイズに辱めを受けている。 逃げたい。逆らいたい。でもそんなことをすれば爆発魔法で手足を吹き飛ばされるから大人しく従うしかない。 そうやって言い訳しながらルイズに抱かれているいま、心も身体も満たされていた。 それはやはりルイズの真剣でありながらも優しい眼差しを視てしまったから。 彼女と同じ目を持っていたのは無き両親、反逆罪で処刑されたマチルダ・オブ・サウスゴータの両親だけ。 あれ以来盗賊に身をやつして生きていた自分に初めて向けられた温かく包み込むようなその目の持ち主に、自分の全てを奪われてしまった。 最早マチルダではなくフーケとしてでもない、ロングビルとしての生を生きるしかないのだ。 自分の全てを奪い、そして与えようとしてくれるこの少女の傍らで。 殺し合いの果てに交わした情交は二人の距離を縮めるどころか、一つにしてしまっていたのである。 お互いその事に気付いていながらも素直になれない性分なので、身体を重ね続けて愛の交歓を交わし続けるしかない。 ルイズは奪い与え、ロングビルは奪われ注がれ、その存在全てを溶け合わせるのだ。 精子を出し切ったルイズはロングビルを抱き起こして、彼女の髪に手を伸ばした。 「な、なに、を……っ」 「ん? 髪をほどくの。ポニーテールもいいんだけど、やっぱりエッチをしているときはベッドに大きく髪を広げて喘ぐロングビルを見ていたいわ」 そう言ってルイズが髪をほどくと、ロングビルの艶やかな緑色の長い髪は滝のように彼女の背中を流れ落ちて、ベッドの上でとぐろを巻いた。 「ロングビルの髪の毛は膝の下まで届く長さでしょ? それが白いシーツに広がったらとても綺麗だと思うの」 ルイズはそれを実行に移した。髪をほどいて再び彼女の身体をベッドの上に寝かせたのである。 「ああ、綺麗だわ……」 白いシーツの上を扇状に広がる緑。 (別に髪にフェチシズムを感じるような性癖は持ってない筈なんだけど……なんか目覚めちゃったのかしらね。それとも自分が癖っ毛だから嫉妬しちゃってる?) ロングビルくらい長い髪の持ち主にしか作れない宗教画のような光景。 ルイズ自身も腰くらいまである長さだが彼女ほど長くはない。序に言うならば癖があってこう上手く扇状には広がらないだろう。 緑色の美しい髪。真っ直ぐで、膝の下まで届いている長い長いロングビルの髪。 扇状に広がった長すぎる髪はベッドの縁から垂れ落ちてもまだ余裕があるほどだ。 ポニーテールにして纏めているときにはそれほど長く感じないのに、ほどくとゆうに膝下にまで届く長さなのが不思議といえば不思議だが。 逆にそのギャップもまた性的興奮をもたらしているようだ。 「ああ、ロングビル……いいわ……貴女最高!」 そして、その光景を目に収め性の欲望を刺激されたルイズは、性の交わりを再開させた。 「あっ…、ああ…っっ、あ、ン…っ、ああっ、ぁァァ…っ」 ルイズの優しい抽挿に甘い声で喘ぐロングビル。呼吸をするために開いた唇から熱い吐息が漏れている。 「はァっ アっ はァァっ、はぁ…ンっ、」 彼女は地上に打ち上げられた魚のように口をぱくぱく開閉させながら、熱に浮かされ頬を紅く染めている。 そんな彼女を目に映しながらルイズはリズム良く腰を突き込み、亀頭の先で子宮口へのキスを繰り返す。 「んァァ! アアっっ…っ、アっ…あうう…っ!」 「ねぇ、気持ちいいでしょ?」 「は、はひ…っ、きもち…い……っ、ひうゥ!」 ロングビルは腰の突き込みと性器が膣内を優しく擦る感触に、気持ちよさそうに喘ぎながら、その豊満な両の乳房を揺らす。 彼女の腰を掴んでいた手を離して上半身を前に倒したルイズは、身体を重ねるようにして彼女に覆い被さると腰だけを振り抽挿を続けながら、 喘ぐロングビルの首筋に唇を付けた。 「あ…ンっ、んうっ…!」 ピンク色のクセのある髪がロングビルの頬や胸をなぞり、首筋に落とされた唇に汗を舐められる。 ルイズがロングビルの髪を撫でるのと同じように、宙に手を伸ばした彼女もピンク色のふわふわした髪を撫で梳いた。 「んちゅ、ぴちゅ… 良い味出してるわね……」 凡そ彼女ほどルイズの性欲を満たしてくれる女はこの世にいないだろう。 そもそもにして自分が持つ男性器――ペニスは、一度交わった相手とするときにしか現れないという特徴を持つ自由度の無い物。 昼に初めて交わった相手――つまりはロングビル相手にしか使用できないのである。 (大切にしなきゃ ロングビルは、私の宝物よ……) ぢゅぽ ぢゅぽ ぢゅぽっ 淫らに響くのはルイズとロングビルの結合部が激しくこすれ合う音。 奥まで挿れると混ざり合った二人の液が溢れ出し、互いの股間部をべちょべちょに濡らしていく。 その膝や股間が接触するたびに感じるぬるぬるもまた気持ちがいい。 じゅぼっ じゅぽっ じゅぶっ 「あァ! はうんっ! ルっ、ルイ…ズっ…っ!」 自分の全てを奪い、犯し、陵辱するルイズの名をロングビルは叫ぶ。 股間に突き立つペニス。熱い精を送り続けるそれはいま膣内を掻き混ぜ擦り、深く抉り込むように抽挿を繰り返している。 子宮の中に溜まった真っ白な精子の入り混じった濃厚で粘り気のある白濁が、ちゃぽちゃぽ跳ね回る感触。 亀頭の先が胎内に通じる入り口に何度もキスをしている。 時々先走りの汁が子宮内に入っては、内部に貯留した精の嵩を増していく。 「ロングビル、貴女は私に抱かれて、私の精子を受け入れて……幸せを感じているのよ」 「は、ぁぁっ、あ、あ……あ、あァっ、あァっ、ふっ、うぅっ、」 「私と貴方は……。きっとこうなる運命だったの……」 「うっ、あ…ぁぁ、あっ、アアンっ……ルイっ、ズっ、っっ ルイズっうぅ〜〜っ、」 「私と交わって、子を孕んで……。私は貴女が幸せで有り続けるために毎日抱くわ。毎日抱いて、必ず妊娠させてあげるから」 自己陶酔に浸り、それが出来るというのが事実で有りつつ、女である自分が女である彼女を孕ませるという、狂気としか言えないことを言い続けるルイズ。 だが、そんなルイズの言葉に快楽によがり狂うロングビルも(そうなのかもしれない)と思ってしまう。 「そしてロングビルは私の子供を産むの。私と貴女で子供を育てるの」 「あっ、ぁァ…っ、わたくし…が……っっ、あな、た……の、子を……産…む……?」 ルイズの股間から生える男の生殖器に、股間の秘裂を深々と刺し貫かれ優しい抽挿を繰り返されて女の悦びを感じ喘ぐロングビル。 生殖器で膣襞をこすられることで生じる身体を貫く痺れに甘く切ない声で「あっ……あっ……」と鳴いている。 この生殖器の存在が示している。自分がルイズの子を孕む可能性があるということを。 そして言葉通り彼女が自分を孕ませようとしているという事実が痛いほど理解させられた。 何故なら、いま自分の膣奥深い場所まで差し込まれているのだから、そのルイズのペニスを。 「昼にした契約の交わりで私は貴女の子宮に精子を注いだわ。言ってみれば貴女は私の使い魔みたいな物になったの」 「つか、いま……っ、」 「そ、使い魔と主はパートナーとして信頼を築いて行かなきゃダメでしょ? だからね、ロングビル」 「あっ……あっ……あァァ……っっ」 「性の交わりを、エッチをいっぱいして ……仲良くなりましょう」 素直に仲良くなりたいとは言えないルイズの下手な言い訳。 抱く想いも、重なる身体も、そして心さえも共有しながら、そんな事を言う自分に呆れてしまう。 そして言葉を受け取るロングビルも意識せずに溢れ出た【パートナー】という言葉に悦びを感じる。 全てを奪われていい。奴隷でも蔑む目でもない。パートナーとして優しい、温かい眼差しを向けてくれる怖い少女の側に居続けられるのなら。 奪ったルイズと奪われたロングビルは脚を絡ませ、深く深く繋がりながら抱き締め合う。 「んんっ! んむうっ…ちゅぱ、れるっ、」 強く抱き締め合ったまま唇を重ねて舌を絡めながら熱い想いの籠もった口付けを繰り返す。 「ルっ ルイ…ズ、わた…くし…っ、」 「ええ……一緒に……」 微笑みかけたルイズに恍惚の表情を浮かべて限界を告げたロングビル。 二人はただ微笑み、再度のキスを交わす。 「んちゅ…っ あむっ…」 交換される唾液がねばねば絡み糸を引いて、愛の交合に渇いた互いの喉を通り潤していった。 そして、その瞬間を感じたルイズは最後となる大きな突き込みで腰を深く沈めて、ペニス全体を埋め込みロングビルの膣を刺し貫く。 自分の居場所となった彼女の中に入るのを遠慮する必要など何処にも無い。 子宮の入り口を押し広げて一部が内部にまで入り込んだ切っ先が射精の体勢を整えた。 「アアアア〜〜〜〜っっ!!!」 入り口を無理やりこじ開けられたロングビルが身体を駆け巡る痺れと快感に一際大きな嬌声を上げた。 犯し尽くされながらも感じる性の快楽と心地よさは、ロングビルに女の悦びを与えているのだ。 ルイズに抱かれ犯されるのは喜ばしいこと。喜びに包まれたロングビルは一瞬の後に訪れる射精を待つ。 瞬間、重なり溶け合った二人の身体はほぼ同時に訪れた絶頂に痙攣を起こして最後の時を迎えた。 「で…る…っっ!!」 どくんっ!! 「アア――ッッ!?」 どくんッッ ドビュウ〜〜〜〜〜ッッ!! 「ッッあああァァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!!!!」 ロングビルの身体が跳ね、立てていた両足が宙に向かってピンと伸び、身体と共に小刻みな痙攣を繰り返している。 熱く煮えたぎる白いマグマは既に半分以上満たされていた彼女の胎内を隙間無く埋めていく。 どくん どく どくっ 「んっ んあァァ…っ ルイズ…っ いっぱ…い 出ております…わっ…っ」 「全部残さず…っ、出してあげる…っ、から…ね…?」 びくっ! びくっ! と痙攣を繰り返すたびにルイズの体内から送り出される熱い精の迸りは、唯々、ロングビルの中に出される。 射精する気持ち良さ。中に出すという背徳的な行為に快感を覚えたルイズ。 犯し尽くされ、再び快楽の坩堝に落とされてしまったロングビル。 「ん…っ、んむ…ちゅくっ ちゅくっ…っ、」 時間を掛けて想いのままに性交を交わした二人は、ベッドの上で抱き合い、最後の口付けを交わして唾液の交歓をした後 身体を繋げたまま深い眠りに就くのであった……。 * それから暫くして――。 「トリステイン王国王女、アンリエッタ姫殿下のおな――――り――――ッ!」 トリステイン魔法学院に響く、この国を統治するやんごとなき身分のアンリエッタ王女来訪を告げる衛兵の声を、ルイズは寝ぼけ眼で聴いていた。 「ミス・ルイズ。アンリエッタ姫殿下がご来訪になられた様子ですわ」 寝ぼけ眼のルイズが居るのは、本塔玄関の正門前から反対側の声しか聞こえない位置にある木陰。 彼女は今、ファスナー付きのタイトなスカートの職員服と紫のマントに身を包み、長い緑髪をポニーテールに纏めた眼鏡の女性、学院長秘書ミス・ロングビルの膝の上に頭を乗せて休んでいた。 「あっそう、生憎だけど世間知らずのお姫様に興味は無いわ」 「まあ、宜しいのですか? そのような事を仰っても」 不敬罪ですわよ?と窘めるロングビルに「どうせ聞いてるのは貴女だけなんだからいいの」と返して欠伸をする。 本当はこんな所で寝ていていい筈無いのだが、気分が悪いと仮病を使い、ロングビル付き添いという名目で抜け出して来たのだ。 世間知らずのお飾り姫を出迎えるよりも、こうしてロングビルに膝枕して貰っている方が余程有意義な時間の使い方というものである。 「まったく貴女は……。わたくししか居ないからといって不用意な発言は慎むべきですわ……」 ロングビルは自分の膝を枕にして休むルイズの、癖のある桃色の長い髪を優しく撫でながら注意した。 しかし注意しながらも彼女の髪を撫でるロングビルの手付きは、慈しみと愛情を感じられるもの。 「いいの。私には姫様よりロングビルとの時間の方が大切なんだからね」 その言葉にもロングビルへの愛情が籠められている。 互いに愛し合う二人はいつでも一緒に居たいのだ。 「ふふ、お上手ですこと」 「本心からよ。それともアンタは嫌だっていうのかしら?」 少し凄む桃色の少女鋭い視線。 だが、何度も身体を重ねて心を通わせたロングビルは、ルイズが凄んでも怖いと感じない。 「それこそまさかですわね……。わたくしもルイズと過ごす時間が一番大切に決まっておりますわ」 にっこりと大人の色気を感じさせるロングビルの微笑みを受けたルイズは、さっと目を逸らして言った。 「べ、べ、別に嬉しくなんてないんだからねッ!」 「うふふ…。嘘ばっかり♪」 最近ロングビルは小生意気になったような気がする。 「えいッ!」 「きゃッ!」 ルイズは勢いよく起き上がってロングビルを押し倒す。 「もうッ、生意気なことばっかり言うメス犬には躾が必要ね!!」 「あッ あンッ……。いけませんわルイズ…っ このような所で……あァァ!」 「うるさーいっ!」 服を着たままスカートをたくし上げて下着を脱ぎ捨てると、押し倒したロングビルのスカートも股間が見える位置までめくりあげた。 そして、いつものように雄雄しく猛るペニスを現出させ、彼女の下着を引き剥がすように脱がせてから、膣の奥まで一気に刺し貫く。 「ァァ〜〜ッッ!!」 期せずして始まってしまった愛の交わりは、ルイズが満足行くまで続けられるのであった……。
タイムスタンプを変更しない
学院に戻ったルイズ、キュルケ、タバサ。そして応援に駆けつけた教師のコルベール、シュヴルーズ。 最後に、ルイズしか知らない物の、その正体がフーケであった学院長秘書ロングビルの計六名は、フーケを取り逃してしまった物の(ルイズは誰にも言っていない)破壊の杖は奪還したことを学院長に報告。 それぞれ褒美を貰い(ルイズは夜間の自由行動をさせてもらえるよう頼んだ。無論授業に影響のでない範囲で認められた)これを持って事件解決と相成った。 その夜…… 「もうそろそろ良い時間かしら?」 生徒たちが寝静まった真夜中。 ルイズは自室を出ると、ロングビルの部屋へと向かった。 無論、自分の物であり、お気に入りのメス犬となったロングビルに躾を行う為。 部屋の前まで来た彼女は入り口の扉をノックする。 「はい。どなたで…ッッ!?」 「こんばんわミス・ロングビル。事始めにはうってつけの素敵な夜ね……」 「……」 扉を開けて顔を出したロングビルは明らかに怯えていた。 「中へ……入れてくれますわねミス?」 「は……はい……、」 部屋に入った彼女は室内を見渡す。 部屋の中にはクローゼットと化粧台、簡素なベッドがあるだけ。 魔法学院の学院長秘書としてはとても質素な部屋と言えた。 ただ、ルイズとしては豪奢な天蓋付きベッドよりも、こういう簡素な作りのベッドの方が好きなのだが。 「さて、どうしてこんな時間に貴女の部屋を訪れたか……わかっているわよね?」 「く……ああ、イヤでも分かるよ……あたしを犯しに来たんだろ……ッ、」 ロングビルの目つきや口調が変わり、フーケの物となった。 敵愾心剥き出しで睨み付けてくる彼女に、ルイズが態度を崩すことはない。 「ご名答。でもそれだけじゃないわ。躾をしに来たの……」 「し、躾だって?」 「そ、私好みの貴女にするためにね……まずは、その口調を改めて貰うわ」 「な、に…?」 「フーケとしての喋り方や性格こそが貴女の本来の物なんでしょうけど、それをロングビルとしての物に変えて貰うわ。私としてはフーケよりもロングビルの方が好みなのよ」 「だ、誰が変える物かい! あたしに命令するんじゃないよ!!」 自分という人間を否定するようなルイズの言葉に激昂するロングビル。 しかし…… 「言ったはずよね? 貴女は私の物になったって。主人の命令は聞く物よミス・ロングビル。じゃないと……おしおきしなければならなくなっちゃうでしょ?」 「……ッ!」 ルイズの言葉にロングビルの顔色が真っ青になる。 思い出したのだ。昼に両手足を焼かれたこと、逆らえばどういう目に遭わされるか分からないことを。 「ねえ……犬、返事は?ご主人様の言うことが分からないの?」 屈辱的なルイズの言葉だが、悔しさや憎しみなど圧倒的力の差が生み出す恐怖の前にかき消されてしまう。 故に… 「も、申し訳ございませんミス・ルイズッ、い、以後気をつけますのでどうかッ! どうかお許しをッッ……!」 彼女はフーケではなくロングビルとなるしかなかった。 「そう、それでいいの。すぐには変えられないでしょうけど貴女はフーケじゃないの。フーケは私に殺されたと思いなさい」 自分の考えを押し付けるルイズではあったが、実の処これは彼女の事を考えた上での措置でもあった。 何故なら盗賊フーケは貴族の屋敷に押し入り盗みを繰り返すばかりか、盗みに入った屋敷の貴族を殺害した事もあるのだから。 その殆どが悪徳貴族であったとはいえ、これは死罪にしても余りある大罪であり、決して許されない犯罪行為。 そんなことは百も承知でロングビルを自分の物にしたルイズは、本気で彼女を大切にして守っていこうと考えていた。 身体の奥深くまで一つに融けて交わった事で、熱い情が生まれてしまったというのもある。 だからこそ何とか彼女に普通の人生を歩ませてあげたい。その為には盗賊フーケの存在は消し去る必要があったのだ。 もしもロングビルの正体がフーケであり、未だ存命中であることがばれてしまっては、またも王家から追われる身に逆戻りとなってしまう。 それでも一度抱いた彼女を見捨てたりはしないが、如何にルイズが強いとは言っても王家=国を敵に回してたった一人で守りきれる自信など無い。 最悪二人共に死罪となる可能性とて考えられるのだ。 それはルイズの望むところではないし、ロングビルも嫌だろう。 なればこそ彼女をフーケに戻すことなど有ってはならないし、戻すつもりもないルイズは、彼女自身が作り出した【ミス・ロングビル】という存在に身も心も生まれ変わらせてしまおうと考えたのである。 多少酷いことをしてでもフーケという存在、彼女の過去の全てには死んで貰わなければならない。 「これから貴女はミス・ロングビルとして生きていくのよ……いいわね?」 そう、彼女の名はミス・ロングビルだ。盗賊フーケは死んだし、それ以前の貴女もフーケに殺されてしまった。 いまここに居る貴女はロングビルという名の別人で私の大切な従者。 何度も何度も繰り返し彼女に言い聞かせる。時に優しく、時に脅しを交えながら。 その真剣な表情と瞳で語りかけるように伝えてくるルイズの想いというのは、ロングビルにも伝わってきた。 一体何が彼女をここまで真剣にさせるのか。自分の事を物や使い魔のような存在と言い切り手込めにして陵辱する少女ではあったが、大切に思う真剣な気持ちというのは目を見張る物があった。 嘘偽りのない言葉と射貫くような、それでいて包み込むようなその瞳にロングビルの心は揺れ動く。 「は、はい……ミス…ルイズ……」 恐ろしい。怖い。そういう感情はあった。 手足を焼かれて陵辱されて、いつ如何なる時でも自身を殺せてしまうような力を持つ存在に恐怖を抱かない者など居はしない。 しかし、そんな中に見つけた真剣な眼差しが、ロングビルの口から素直に従うという言葉を引き出させたのだ。 「素直ね……そういう風に素直にしてれば何も酷いことしないから……さ、服を脱いでベッドに仰向けになりなさい」 そして一度素直になった以上、ルイズも優しく穏やかな口調と表情のみを見せるようになる。 素直に従う相手に対して恐怖を与えるような悪趣味はない。そんな無意味なことをして陵辱するくらいなら、優しく接して心と体の交流を図った方が百倍いいし有意義に決まっているから。 「は…い…、」 「あっ、マントは着ててね。裸マントって結構そそられるの」 ルイズに言われた通り、ロングビルはマントを一枚残して全裸になった。 本当は自分の手で脱がせる楽しみも味わおうかとも考えたのだが、早く味わいたいという逸る気持ちが抑えられないのだ。 その間にルイズも服を脱ぎ捨てて全裸になる。 ただ、ルイズの方はマントも脱いでしまい、所謂生まれたままの肢体を晒した。 自分が裸マントになった処で自分の体に興奮するようなナルシストな性癖など持ち合わせてはいないからだ。 豊かな胸とすらりと伸びた長い手足を持つロングビルだからこそ、裸マントという格好も性的にそそる部分がある。 ただ、ロングビルの方がどういった趣向が好みなのかまだ知らないため、次にするときか性交が終わってまったりした雰囲気になっているときにでも聞いておく必要があるだろう。 そんな他愛ない事を考えながらベッドにあがってロングビルの足を大きく開かせたルイズは、自分の股間の女性器を男性器に変化させた。 「うふふ♪ むっちりした長い足……。羨ましいわぁ」 「あ…、ル、ルイズ……も、もう、そんなにも、大きく…なって……、」 「ロングビルの理想的な肢体を見せられたら何もしてなくてもこうなるわよ」 現れた男性器は既に硬く大きく勃起していて目前の花園に包まれたいとばかりにびくびくと痙攣を起こしていた。 「さ、ロングビル……身体の力を抜いて」 「っ…」 ルイズの言うとおりロングビルは身体から力を抜く。 逆らったら怖いからという事ではなく、自分と同じ処女――童貞であったにも拘わらず、何故か彼女は上手くしてくれるから。 「そう、楽にしてるのよ」 ルイズはまだ濡れてもいないロングビルの股間の秘裂に自分の男性器を宛がう。 緑色の陰毛が亀頭に纏わり付いてぞくぞくするほど気持ちいい。 だが、こんな処で達していたら元も子もない以前に恥ずかしすぎるというもの。 そう考え切っ先を渇いた蜜壺に角度を付けて添えた所でロングビルは焦ったように制止してきた。 「お、お待ち下さいミスっ! せめて…っ、せめて前戯を……!」 前戯――つまりロングビルは渇いている膣を指や舌で愛撫してほぐし、刺激を与えて愛液を出させてほしいと訴えているのである。 でなければいきなり逞しいペニスを直で挿れられる事になり痛いから。 無論それはルイズも分かっていたが、そういった行為をする余裕が残っていないのもまた事実。 「そうしてあげたいけれど、生憎私の性器見ての通りこんな状態なの……」 「そ、そん、なっ、」 一目見れば分かる物だがルイズのペニスは今にも射精してしまいそうなほどびくびく痙攣を繰り返している。 もし今、不意打ちでロングビルにペニスを触られでもしたら暴発してしまいそうだ。 ならばこのまま膣に挿入してロングビルの中に出した方が無駄がなくていいし、精液が潤滑液の代わりを務めてくれるから一石二鳥でもあった。 「大丈夫……昼よりももっと優しくしてあげるから。ね?」 「で、ですがっ!」 結局ルイズはロングビルを押し切る形で宛がったペニスの切っ先を渇いたまま準備の整っていない膣内へゆっくり差し込んでいく。 つぷ…つぷぷぷ…っ 「あ…っ、ァァぁ…アッッ!」 やはり痛みを感じたロングビルは、乾いた膣内を押し割って入るルイズのたくましい男性器の感触に、背を浮かせて小さな喘ぎを漏らしている。 ゆっくりと秘裂を押し割られる感触を味わわされているのだから当たり前の反応だが、痛みから来る苦痛に歯を食いしばって耐えているのが痛々しく可哀想だ。 「ほら、身体が硬くなってきたわ。もう一度力を抜いて……」 「あ…うっ、い、いた、い…です…わ、」 「変に力を入れるからよ。乾いてても身体を楽にしていれば痛くないわ。昼にして分かったけど、貴女と私の身体の相性は信じられないくらいいいの。だから大丈夫」 犬だ躾だの酷い言葉を浴びせておきながらも、ルイズは痛みを訴えるロングビルを気遣い、極力痛くならないようにと配慮する。 素直に受け入れるロングビルに苦痛を与えるのは本意ではないし、自分だけが気持ちいいのは許せない。 そんなルイズの気遣いに、大人しく言うとおりにさえしていれば本当に優しくしてくれるのが昼に犯された時に理解していたロングビルは、彼女の言うとおり身体の力を抜いた。 自分の事を本当に大切にしようとしてくれているのを理解しているからこそ、安心して身体を預けることが出来るというのも大きいだろう。 一方、ロングビルの身体から力が抜けたのを確認したルイズも再び性器を埋め込んでいく。 つぷつぷつぷ…… 「あっ…ぁぁ…っ、ァァァぁ〜っ!」 徐々に徐々に肉を割る感触が深部へと近づくのを感じているロングビルの声から苦痛が消えた。優しい挿入に心地好さを感じているのだ。 それでも渇いた膣襞と亀頭の粘膜が擦れ合い、皮を引き剥がされるように引っ張られるのは痛かった。 痛みにびっくりした膣は侵入してくるペニスに対し、強張り締め付けるように纏わり付く。 その状態で無理に押し広げて奥へ奥へと進んでくるのだから、痛みを感じないはずは無い。 だが、自分の自由を奪い、恐怖で縛り付けた後で見せたルイズの優しい目に、ロングビルは望まぬ性交を強要されているにも拘わらず女の悦びを感じていた。 それが分かるルイズは愉悦の表情を浮かべて根本まで挿入してしまう。 ぢゅぶんっ! 「あぅン!!」 「どう? 私のモノが奥に付いてるのが分かるでしょ……?」 「は、は……い……ル、ルイズ、の……っ、生殖器…が、わた、わたくし、の……っ、奥に……っ、」 熱い吐息を吐き出しながら自分の感じていることを伝えてくるロングビルに、ルイズは優しく微笑むと 「いま、気持ち良くしてあげるからね……」 といって、腰を前後に動かし、抽挿を開始した。 「ああァ……あっ……ァっ、」 始まるのは女と女の性の交わり。 二人だけの静かな部屋にルイズの息遣いとロングビルの心地よさそうな喘ぎが響いている。 「うっ、んんっ、あ……ァァ……ァァっ……っっ」 ルイズは喘ぐロングビルの秘裂に性器を全て埋めて、まずは最初の射精を行う。 元々出そうになっていたのだから僅かな刺激で達するのは当たり前だ。 それに一度射精して、膣内を精液で満たしておかなければロングビルに苦痛を与え続ける事になってしまうのだから致し方ない。 「出すわよ…っ」 どくん……どく……どく…… 子宮口に口づけるペニスの先から込み上げてきた濃厚な白濁が噴火するように飛び出し、ロングビルの子宮内を満たしていく。 「あっ! ァァァぁぁ――っっっ 熱いィ──ッ!!」 いきなり中に出されたロングビルは拒否も出来ないまま子宮に入ってくる精子を受け止めつつ、半ば強制的にイかされてしまった。 下腹部の奥、秘裂を貫くルイズの男性器。それ自体の熱と感触、その性器という硬い肉の棒に股間の割れ目を奥深い処まで貫かれている。 肉の棒がびくびく痙攣するたびに射出される精の迸りを感じながら、ベッドの上で仰向けにされている身体を僅かに浮かせた。 また子宮の入り口を無理にこじ開けてどろりとした熱い液体を注ぎ込まれるのをイヤと言うほど感じさせられる。 「あ……あ…・…なかに、出て……っ、」 子宮の中にじわじわと広がりゆく生温かい感触。 中に出されている。子宮の中にルイズの精子が溜まっていく。それを感じて総毛立つ身体を小刻みに震わせてロングビルはイった。 だがそれはルイズの嗜虐心を刺激するものでもある。 ロングビルの子宮に精子を注いでやった。 中に出されてショックを受けている。 それでいて彼女の心は膣内射精を受け入れている。 (ああ……そそられるわ……) 刺激される嗜虐心は更に先を求める。 そして嗜虐心に隠された優しい心はロングビルを求めてしまう。 (ああ……ロングビルを孕ませたい……妊娠させたい……でもまだ。孕ませるつもりで犯してあげるけど、じっくり楽しんでやるわ……覚悟なさいロングビル。貴女は私の物、ご主人様の子を生まないといけないの) それはロングビルを孕ませて子供を生ませるというもの。 女同士で子作りをし、孕ませ、生ませるという背徳的な行為。 それを思うだけでルイズはぞくぞくする。 (シエスタだったら流石に出来なかったわね。友達をいたぶったり、まして妊娠させたりなんて絶対無理) だが、ロングビルならそれが出来るのだ。なにせ彼女は一度自分を殺そうとした。そんな相手に遠慮など無用なのだから。 昼間たっぷりと自分の存在を刻み込んで、所有物にした訳だがその程度で収まりそうもなかった。 もちろん大切にする。自分の物にした以上たっぷり愛情を注いで彼女を大切にするつもりだ。 そんな言い訳をしながらも本心ではロングビルを求めているからこそ出てしまう独占欲であると気付いていた。 しかし彼女はそれを素直に出せるような人間ではない。だからこそ仲の良い学院のメイドを引き合いに出して言い訳じみた考えを頭に思い浮かべてしまうのだ。 ロングビルもまた同じような物。 自分は望んでもいない相手、それも同性であるルイズに辱めを受けている。 逃げたい。逆らいたい。でもそんなことをすれば爆発魔法で手足を吹き飛ばされるから大人しく従うしかない。 そうやって言い訳しながらルイズに抱かれているいま、心も身体も満たされていた。 それはやはりルイズの真剣でありながらも優しい眼差しを視てしまったから。 彼女と同じ目を持っていたのは無き両親、反逆罪で処刑されたマチルダ・オブ・サウスゴータの両親だけ。 あれ以来盗賊に身をやつして生きていた自分に初めて向けられた温かく包み込むようなその目の持ち主に、自分の全てを奪われてしまった。 最早マチルダではなくフーケとしてでもない、ロングビルとしての生を生きるしかないのだ。 自分の全てを奪い、そして与えようとしてくれるこの少女の傍らで。 殺し合いの果てに交わした情交は二人の距離を縮めるどころか、一つにしてしまっていたのである。 お互いその事に気付いていながらも素直になれない性分なので、身体を重ね続けて愛の交歓を交わし続けるしかない。 ルイズは奪い与え、ロングビルは奪われ注がれ、その存在全てを溶け合わせるのだ。 精子を出し切ったルイズはロングビルを抱き起こして、彼女の髪に手を伸ばした。 「な、なに、を……っ」 「ん? 髪をほどくの。ポニーテールもいいんだけど、やっぱりエッチをしているときはベッドに大きく髪を広げて喘ぐロングビルを見ていたいわ」 そう言ってルイズが髪をほどくと、ロングビルの艶やかな緑色の長い髪は滝のように彼女の背中を流れ落ちて、ベッドの上でとぐろを巻いた。 「ロングビルの髪の毛は膝の下まで届く長さでしょ? それが白いシーツに広がったらとても綺麗だと思うの」 ルイズはそれを実行に移した。髪をほどいて再び彼女の身体をベッドの上に寝かせたのである。 「ああ、綺麗だわ……」 白いシーツの上を扇状に広がる緑。 (別に髪にフェチシズムを感じるような性癖は持ってない筈なんだけど……なんか目覚めちゃったのかしらね。それとも自分が癖っ毛だから嫉妬しちゃってる?) ロングビルくらい長い髪の持ち主にしか作れない宗教画のような光景。 ルイズ自身も腰くらいまである長さだが彼女ほど長くはない。序に言うならば癖があってこう上手く扇状には広がらないだろう。 緑色の美しい髪。真っ直ぐで、膝の下まで届いている長い長いロングビルの髪。 扇状に広がった長すぎる髪はベッドの縁から垂れ落ちてもまだ余裕があるほどだ。 ポニーテールにして纏めているときにはそれほど長く感じないのに、ほどくとゆうに膝下にまで届く長さなのが不思議といえば不思議だが。 逆にそのギャップもまた性的興奮をもたらしているようだ。 「ああ、ロングビル……いいわ……貴女最高!」 そして、その光景を目に収め性の欲望を刺激されたルイズは、性の交わりを再開させた。 「あっ…、ああ…っっ、あ、ン…っ、ああっ、ぁァァ…っ」 ルイズの優しい抽挿に甘い声で喘ぐロングビル。呼吸をするために開いた唇から熱い吐息が漏れている。 「はァっ アっ はァァっ、はぁ…ンっ、」 彼女は地上に打ち上げられた魚のように口をぱくぱく開閉させながら、熱に浮かされ頬を紅く染めている。 そんな彼女を目に映しながらルイズはリズム良く腰を突き込み、亀頭の先で子宮口へのキスを繰り返す。 「んァァ! アアっっ…っ、アっ…あうう…っ!」 「ねぇ、気持ちいいでしょ?」 「は、はひ…っ、きもち…い……っ、ひうゥ!」 ロングビルは腰の突き込みと性器が膣内を優しく擦る感触に、気持ちよさそうに喘ぎながら、その豊満な両の乳房を揺らす。 彼女の腰を掴んでいた手を離して上半身を前に倒したルイズは、身体を重ねるようにして彼女に覆い被さると腰だけを振り抽挿を続けながら、 喘ぐロングビルの首筋に唇を付けた。 「あ…ンっ、んうっ…!」 ピンク色のクセのある髪がロングビルの頬や胸をなぞり、首筋に落とされた唇に汗を舐められる。 ルイズがロングビルの髪を撫でるのと同じように、宙に手を伸ばした彼女もピンク色のふわふわした髪を撫で梳いた。 「んちゅ、ぴちゅ… 良い味出してるわね……」 凡そ彼女ほどルイズの性欲を満たしてくれる女はこの世にいないだろう。 そもそもにして自分が持つ男性器――ペニスは、一度交わった相手とするときにしか現れないという特徴を持つ自由度の無い物。 昼に初めて交わった相手――つまりはロングビル相手にしか使用できないのである。 (大切にしなきゃ ロングビルは、私の宝物よ……) ぢゅぽ ぢゅぽ ぢゅぽっ 淫らに響くのはルイズとロングビルの結合部が激しくこすれ合う音。 奥まで挿れると混ざり合った二人の液が溢れ出し、互いの股間部をべちょべちょに濡らしていく。 その膝や股間が接触するたびに感じるぬるぬるもまた気持ちがいい。 じゅぼっ じゅぽっ じゅぶっ 「あァ! はうんっ! ルっ、ルイ…ズっ…っ!」 自分の全てを奪い、犯し、陵辱するルイズの名をロングビルは叫ぶ。 股間に突き立つペニス。熱い精を送り続けるそれはいま膣内を掻き混ぜ擦り、深く抉り込むように抽挿を繰り返している。 子宮の中に溜まった真っ白な精子の入り混じった濃厚で粘り気のある白濁が、ちゃぽちゃぽ跳ね回る感触。 亀頭の先が胎内に通じる入り口に何度もキスをしている。 時々先走りの汁が子宮内に入っては、内部に貯留した精の嵩を増していく。 「ロングビル、貴女は私に抱かれて、私の精子を受け入れて……幸せを感じているのよ」 「は、ぁぁっ、あ、あ……あ、あァっ、あァっ、ふっ、うぅっ、」 「私と貴方は……。きっとこうなる運命だったの……」 「うっ、あ…ぁぁ、あっ、アアンっ……ルイっ、ズっ、っっ ルイズっうぅ〜〜っ、」 「私と交わって、子を孕んで……。私は貴女が幸せで有り続けるために毎日抱くわ。毎日抱いて、必ず妊娠させてあげるから」 自己陶酔に浸り、それが出来るというのが事実で有りつつ、女である自分が女である彼女を孕ませるという、狂気としか言えないことを言い続けるルイズ。 だが、そんなルイズの言葉に快楽によがり狂うロングビルも(そうなのかもしれない)と思ってしまう。 「そしてロングビルは私の子供を産むの。私と貴女で子供を育てるの」 「あっ、ぁァ…っ、わたくし…が……っっ、あな、た……の、子を……産…む……?」 ルイズの股間から生える男の生殖器に、股間の秘裂を深々と刺し貫かれ優しい抽挿を繰り返されて女の悦びを感じ喘ぐロングビル。 生殖器で膣襞をこすられることで生じる身体を貫く痺れに甘く切ない声で「あっ……あっ……」と鳴いている。 この生殖器の存在が示している。自分がルイズの子を孕む可能性があるということを。 そして言葉通り彼女が自分を孕ませようとしているという事実が痛いほど理解させられた。 何故なら、いま自分の膣奥深い場所まで差し込まれているのだから、そのルイズのペニスを。 「昼にした契約の交わりで私は貴女の子宮に精子を注いだわ。言ってみれば貴女は私の使い魔みたいな物になったの」 「つか、いま……っ、」 「そ、使い魔と主はパートナーとして信頼を築いて行かなきゃダメでしょ? だからね、ロングビル」 「あっ……あっ……あァァ……っっ」 「性の交わりを、エッチをいっぱいして ……仲良くなりましょう」 素直に仲良くなりたいとは言えないルイズの下手な言い訳。 抱く想いも、重なる身体も、そして心さえも共有しながら、そんな事を言う自分に呆れてしまう。 そして言葉を受け取るロングビルも意識せずに溢れ出た【パートナー】という言葉に悦びを感じる。 全てを奪われていい。奴隷でも蔑む目でもない。パートナーとして優しい、温かい眼差しを向けてくれる怖い少女の側に居続けられるのなら。 奪ったルイズと奪われたロングビルは脚を絡ませ、深く深く繋がりながら抱き締め合う。 「んんっ! んむうっ…ちゅぱ、れるっ、」 強く抱き締め合ったまま唇を重ねて舌を絡めながら熱い想いの籠もった口付けを繰り返す。 「ルっ ルイ…ズ、わた…くし…っ、」 「ええ……一緒に……」 微笑みかけたルイズに恍惚の表情を浮かべて限界を告げたロングビル。 二人はただ微笑み、再度のキスを交わす。 「んちゅ…っ あむっ…」 交換される唾液がねばねば絡み糸を引いて、愛の交合に渇いた互いの喉を通り潤していった。 そして、その瞬間を感じたルイズは最後となる大きな突き込みで腰を深く沈めて、ペニス全体を埋め込みロングビルの膣を刺し貫く。 自分の居場所となった彼女の中に入るのを遠慮する必要など何処にも無い。 子宮の入り口を押し広げて一部が内部にまで入り込んだ切っ先が射精の体勢を整えた。 「アアアア〜〜〜〜っっ!!!」 入り口を無理やりこじ開けられたロングビルが身体を駆け巡る痺れと快感に一際大きな嬌声を上げた。 犯し尽くされながらも感じる性の快楽と心地よさは、ロングビルに女の悦びを与えているのだ。 ルイズに抱かれ犯されるのは喜ばしいこと。喜びに包まれたロングビルは一瞬の後に訪れる射精を待つ。 瞬間、重なり溶け合った二人の身体はほぼ同時に訪れた絶頂に痙攣を起こして最後の時を迎えた。 「で…る…っっ!!」 どくんっ!! 「アア――ッッ!?」 どくんッッ ドビュウ〜〜〜〜〜ッッ!! 「ッッあああァァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッッッ!!!!」 ロングビルの身体が跳ね、立てていた両足が宙に向かってピンと伸び、身体と共に小刻みな痙攣を繰り返している。 熱く煮えたぎる白いマグマは既に半分以上満たされていた彼女の胎内を隙間無く埋めていく。 どくん どく どくっ 「んっ んあァァ…っ ルイズ…っ いっぱ…い 出ております…わっ…っ」 「全部残さず…っ、出してあげる…っ、から…ね…?」 びくっ! びくっ! と痙攣を繰り返すたびにルイズの体内から送り出される熱い精の迸りは、唯々、ロングビルの中に出される。 射精する気持ち良さ。中に出すという背徳的な行為に快感を覚えたルイズ。 犯し尽くされ、再び快楽の坩堝に落とされてしまったロングビル。 「ん…っ、んむ…ちゅくっ ちゅくっ…っ、」 時間を掛けて想いのままに性交を交わした二人は、ベッドの上で抱き合い、最後の口付けを交わして唾液の交歓をした後 身体を繋げたまま深い眠りに就くのであった……。 * それから暫くして――。 「トリステイン王国王女、アンリエッタ姫殿下のおな――――り――――ッ!」 トリステイン魔法学院に響く、この国を統治するやんごとなき身分のアンリエッタ王女来訪を告げる衛兵の声を、ルイズは寝ぼけ眼で聴いていた。 「ミス・ルイズ。アンリエッタ姫殿下がご来訪になられた様子ですわ」 寝ぼけ眼のルイズが居るのは、本塔玄関の正門前から反対側の声しか聞こえない位置にある木陰。 彼女は今、ファスナー付きのタイトなスカートの職員服と紫のマントに身を包み、長い緑髪をポニーテールに纏めた眼鏡の女性、学院長秘書ミス・ロングビルの膝の上に頭を乗せて休んでいた。 「あっそう、生憎だけど世間知らずのお姫様に興味は無いわ」 「まあ、宜しいのですか? そのような事を仰っても」 不敬罪ですわよ?と窘めるロングビルに「どうせ聞いてるのは貴女だけなんだからいいの」と返して欠伸をする。 本当はこんな所で寝ていていい筈無いのだが、気分が悪いと仮病を使い、ロングビル付き添いという名目で抜け出して来たのだ。 世間知らずのお飾り姫を出迎えるよりも、こうしてロングビルに膝枕して貰っている方が余程有意義な時間の使い方というものである。 「まったく貴女は……。わたくししか居ないからといって不用意な発言は慎むべきですわ……」 ロングビルは自分の膝を枕にして休むルイズの、癖のある桃色の長い髪を優しく撫でながら注意した。 しかし注意しながらも彼女の髪を撫でるロングビルの手付きは、慈しみと愛情を感じられるもの。 「いいの。私には姫様よりロングビルとの時間の方が大切なんだからね」 その言葉にもロングビルへの愛情が籠められている。 互いに愛し合う二人はいつでも一緒に居たいのだ。 「ふふ、お上手ですこと」 「本心からよ。それともアンタは嫌だっていうのかしら?」 少し凄む桃色の少女鋭い視線。 だが、何度も身体を重ねて心を通わせたロングビルは、ルイズが凄んでも怖いと感じない。 「それこそまさかですわね……。わたくしもルイズと過ごす時間が一番大切に決まっておりますわ」 にっこりと大人の色気を感じさせるロングビルの微笑みを受けたルイズは、さっと目を逸らして言った。 「べ、べ、別に嬉しくなんてないんだからねッ!」 「うふふ…。嘘ばっかり♪」 最近ロングビルは小生意気になったような気がする。 「えいッ!」 「きゃッ!」 ルイズは勢いよく起き上がってロングビルを押し倒す。 「もうッ、生意気なことばっかり言うメス犬には躾が必要ね!!」 「あッ あンッ……。いけませんわルイズ…っ このような所で……あァァ!」 「うるさーいっ!」 服を着たままスカートをたくし上げて下着を脱ぎ捨てると、押し倒したロングビルのスカートも股間が見える位置までめくりあげた。 そして、いつものように雄雄しく猛るペニスを現出させ、彼女の下着を引き剥がすように脱がせてから、膣の奥まで一気に刺し貫く。 「ァァ〜〜ッッ!!」 期せずして始まってしまった愛の交わりは、ルイズが満足行くまで続けられるのであった……。
テキスト整形のルールを表示する