ゼロの使い魔保管庫
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私立零使魔学園。 [0]an accident ―異変― 俺は才人。平賀才人。元高校2年生。(17)成績中の中。賞罰無し。独身。 (元ってついてるのは、剣と魔法の世界ハルケギニアに来てからもう一年以上経っていて、戻ったとしても120%留年している筈。俺はダブってでも高校2年生をやる勇気はないからだ。) ちょっとヌケてる以外は至って凡人だ。 そんな凡庸な少年Aの俺が、何の因果か異世界のルイズという桃髪能天気に召喚されて使い魔とやらにされちまった。 まぁ、色々あって実は俺は伝説の使い魔ガンダールヴだったり、喋る愛剣デルフリンガーと語り合ったり、色々大冒険しちゃったり、死にかけたり、殺されかけたりした訳なんだけど…。 いや、まぁそれはいいんだ。いや、良くは無いんだけど。 退屈な日常から離れて刺激的な日々を送れていたし、いろんな奴と友達にもなれた。 戦争の残酷さ、恐怖、死ぬ覚悟も知った。 人に認められる事の嬉しさを知った。 絶対許せない奴が、俺の友達を傷つけてきた事も知った。 男には、惚れた女を守り抜く義務があるんだって事を再認識した。 そして何より、ルイズに会えた。 あの桃髪能天気はいろんな事を教えてくれた。子供っぽくて、人の事を犬呼ばわりしたりするけど… (いや、アイツの欠点挙げたらキリが無いけど割愛させてもらう。) 何よりも自分の生き方にこだわり、信念を持ってた。 どんな事にでも真剣に取組んだ。 そして、何より… 有り得ない程に物凄ェ可愛かった…。 …え?結局見た目〈ヴィジュアル〉かよって? うるへー。人間見た目だって大事なんだぜ。 ぶっちゃけ、ルイズが物凄いブスだったら恋はできなかったな。うん。 さて、何故俺がそんなかなり昔の事を思い出してるのかっつーと、いつものように常人なら三回は自分の頭を疑うような事が現在進行系で起きちまってるからである。 タイガー戦車でガリア軍団を追っ払った後皆で食堂で飯食って、ギーシュとかにおやすみして、ルイズと同じ部屋で眠りについた。 そこまでは200%覚えてる。1ミクロン程も疑う余地は無い。 記憶力のあんまり無い俺でも、さすがに昨日の事は覚えてる。 なのに、俺がその瞼を再び開いた時、 世界は一変していた。 俺は、どう見たって地球の教室の窓際の机、即ち俺が異世界人になる前に座っていた指定席で居眠りから目覚めた。 100歩、いや、10000歩譲ってそれはいい。…いや、良くは無いんだけど…。 でも、目の前に、女教師な感じのスーツに身を包み、怒りのあまりに眉毛がひくつきまくってるアニエスさんがにこやかに俺を睨んでいるのは…なんでだろー…。 〜終〜 作者:ハルバード
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私立零使魔学園。 [0]an accident ―異変― 俺は才人。平賀才人。元高校2年生。(17)成績中の中。賞罰無し。独身。 (元ってついてるのは、剣と魔法の世界ハルケギニアに来てからもう一年以上経っていて、戻ったとしても120%留年している筈。俺はダブってでも高校2年生をやる勇気はないからだ。) ちょっとヌケてる以外は至って凡人だ。 そんな凡庸な少年Aの俺が、何の因果か異世界のルイズという桃髪能天気に召喚されて使い魔とやらにされちまった。 まぁ、色々あって実は俺は伝説の使い魔ガンダールヴだったり、喋る愛剣デルフリンガーと語り合ったり、色々大冒険しちゃったり、死にかけたり、殺されかけたりした訳なんだけど…。 いや、まぁそれはいいんだ。いや、良くは無いんだけど。 退屈な日常から離れて刺激的な日々を送れていたし、いろんな奴と友達にもなれた。 戦争の残酷さ、恐怖、死ぬ覚悟も知った。 人に認められる事の嬉しさを知った。 絶対許せない奴が、俺の友達を傷つけてきた事も知った。 男には、惚れた女を守り抜く義務があるんだって事を再認識した。 そして何より、ルイズに会えた。 あの桃髪能天気はいろんな事を教えてくれた。子供っぽくて、人の事を犬呼ばわりしたりするけど… (いや、アイツの欠点挙げたらキリが無いけど割愛させてもらう。) 何よりも自分の生き方にこだわり、信念を持ってた。 どんな事にでも真剣に取組んだ。 そして、何より… 有り得ない程に物凄ェ可愛かった…。 …え?結局見た目〈ヴィジュアル〉かよって? うるへー。人間見た目だって大事なんだぜ。 ぶっちゃけ、ルイズが物凄いブスだったら恋はできなかったな。うん。 さて、何故俺がそんなかなり昔の事を思い出してるのかっつーと、いつものように常人なら三回は自分の頭を疑うような事が現在進行系で起きちまってるからである。 タイガー戦車でガリア軍団を追っ払った後皆で食堂で飯食って、ギーシュとかにおやすみして、ルイズと同じ部屋で眠りについた。 そこまでは200%覚えてる。1ミクロン程も疑う余地は無い。 記憶力のあんまり無い俺でも、さすがに昨日の事は覚えてる。 なのに、俺がその瞼を再び開いた時、 世界は一変していた。 俺は、どう見たって地球の教室の窓際の机、即ち俺が異世界人になる前に座っていた指定席で居眠りから目覚めた。 100歩、いや、10000歩譲ってそれはいい。…いや、良くは無いんだけど…。 でも、目の前に、女教師な感じのスーツに身を包み、怒りのあまりに眉毛がひくつきまくってるアニエスさんがにこやかに俺を睨んでいるのは…なんでだろー…。 〜終〜 作者:ハルバード
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