ゼロの使い魔保管庫
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565 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/07/29(...
捕縛された翌日の晩、フーケの押し込められている座敷牢を訪...
「やぁ、ミス・ロングビル…いやさ、土くれのフーケ。ご気分は...
この中年の男は確かここの教師で、コルベールとかいったはず...
「こんな処に閉じ込められたわたしを笑いにでもきたのかしら...
「まさか。ここは問題を起した生徒を入れるための場所で、
居心地はそれほど悪くない筈ですぞ」
男はやれやれ、といった仕草で一笑に付したあと、徐に小脇に...
「貴女は明日、チェルノボーグの監獄へ移送されるそうです。
なので私が意趣返しをするチャンスが今宵限りなワケなんで...
動揺する表情を読まれないよう、顔を僅かに伏せて聞き返す。
「意趣返しって、わたしを拷問にでもかけようっていうの?」
男はさも心外とばかりに大きく首を振ってわたしの言葉を訂正...
「私の発明品、愉快なヘビくんEXの被験者になってもらうだけ...
私の支持者である、さる使い魔くんがヒントを与えてくれま...
女性を喜ばす道具としてこのヘビくんが絶大なる威力を発揮...
わたしはこの日の出来事を忘れる事ができない。
日付が変わるまでの数時間、わたしは道具に蹂躙され尽された。
そして夜明けまでこの男に抱かれた。
優しく、激しく、機械ではない人の温もりにわたしは溺れたの...
アルビオンへ渡った今でも思い出す。
あの男に再び会うのをわたしは楽しみにしているのも本当なの...
607 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/07/31(...
目が醒めたキュルケは自分が薄暗い牢獄のような部屋にいる事...
いや、むしろ石壁に打ち付けられた手鎖によって吊るされてい...
「なっ、なんであたしがこんなところに…??」
身につけているのはいつもの寝巻き。大胆なそれは男を誘惑す...
キュルケとしては自分に相応しいから、という理由に過ぎない...
薄暗い室内は、ひんやりとして湿り気を帯びて少し澱んだ空気...
僅かに風を感じるのはどこかに出口か通風孔が開いているから...
まだ少し朦朧とした頭でそんな事を考えていると、古びてはい...
重厚な扉が嫌な音を立てて開いた。
「やぁ、ミス・ツェルプストー。やっとお目覚めのようだね」
いつもの調子でコルベールが挨拶をする。
「あたしをっ、こんなことして、どうしようっていうのっ!?」
吊るされているとはいえ、足は床に届いている。
石畳の冷たさも忘れて叫ぶキュルケだが、手鎖のせいで詰め寄...
鎖の耳障りな音が響くだけだった。
「こんなこと?」
コルベールは本当に不思議そうに、首を僅かに傾げてみせた。
それは生徒を相手する時の自然な仕草と何ら変わりない。
「教師に反抗する生徒に、簡単なお仕置きをしようとしている...
何、君がいつもしているようなコトを、私が君にするだけ」
いつも教室で生徒の質問に答える口調。
石壁に響くコルベールの声は、聞きなれたそれとは違うものだ...
「私も昔はやんちゃをしていてね、もっと直接的なコトもして...
まぁ、今からの記憶は後で消してあげるから、思う存分楽し...
徐に懐に入れていた筒状の道具を取り出すコルベール。
それはかつてキュルケが“妙なカラクリ”と呼んだ物に酷似して...
彼女は自身の火遊びが、児戯に均しいことだと知るのはすぐの...
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565 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/07/29(...
捕縛された翌日の晩、フーケの押し込められている座敷牢を訪...
「やぁ、ミス・ロングビル…いやさ、土くれのフーケ。ご気分は...
この中年の男は確かここの教師で、コルベールとかいったはず...
「こんな処に閉じ込められたわたしを笑いにでもきたのかしら...
「まさか。ここは問題を起した生徒を入れるための場所で、
居心地はそれほど悪くない筈ですぞ」
男はやれやれ、といった仕草で一笑に付したあと、徐に小脇に...
「貴女は明日、チェルノボーグの監獄へ移送されるそうです。
なので私が意趣返しをするチャンスが今宵限りなワケなんで...
動揺する表情を読まれないよう、顔を僅かに伏せて聞き返す。
「意趣返しって、わたしを拷問にでもかけようっていうの?」
男はさも心外とばかりに大きく首を振ってわたしの言葉を訂正...
「私の発明品、愉快なヘビくんEXの被験者になってもらうだけ...
私の支持者である、さる使い魔くんがヒントを与えてくれま...
女性を喜ばす道具としてこのヘビくんが絶大なる威力を発揮...
わたしはこの日の出来事を忘れる事ができない。
日付が変わるまでの数時間、わたしは道具に蹂躙され尽された。
そして夜明けまでこの男に抱かれた。
優しく、激しく、機械ではない人の温もりにわたしは溺れたの...
アルビオンへ渡った今でも思い出す。
あの男に再び会うのをわたしは楽しみにしているのも本当なの...
607 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2006/07/31(...
目が醒めたキュルケは自分が薄暗い牢獄のような部屋にいる事...
いや、むしろ石壁に打ち付けられた手鎖によって吊るされてい...
「なっ、なんであたしがこんなところに…??」
身につけているのはいつもの寝巻き。大胆なそれは男を誘惑す...
キュルケとしては自分に相応しいから、という理由に過ぎない...
薄暗い室内は、ひんやりとして湿り気を帯びて少し澱んだ空気...
僅かに風を感じるのはどこかに出口か通風孔が開いているから...
まだ少し朦朧とした頭でそんな事を考えていると、古びてはい...
重厚な扉が嫌な音を立てて開いた。
「やぁ、ミス・ツェルプストー。やっとお目覚めのようだね」
いつもの調子でコルベールが挨拶をする。
「あたしをっ、こんなことして、どうしようっていうのっ!?」
吊るされているとはいえ、足は床に届いている。
石畳の冷たさも忘れて叫ぶキュルケだが、手鎖のせいで詰め寄...
鎖の耳障りな音が響くだけだった。
「こんなこと?」
コルベールは本当に不思議そうに、首を僅かに傾げてみせた。
それは生徒を相手する時の自然な仕草と何ら変わりない。
「教師に反抗する生徒に、簡単なお仕置きをしようとしている...
何、君がいつもしているようなコトを、私が君にするだけ」
いつも教室で生徒の質問に答える口調。
石壁に響くコルベールの声は、聞きなれたそれとは違うものだ...
「私も昔はやんちゃをしていてね、もっと直接的なコトもして...
まぁ、今からの記憶は後で消してあげるから、思う存分楽し...
徐に懐に入れていた筒状の道具を取り出すコルベール。
それはかつてキュルケが“妙なカラクリ”と呼んだ物に酷似して...
彼女は自身の火遊びが、児戯に均しいことだと知るのはすぐの...
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