ゼロの使い魔保管庫
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221 名前:才人のお買い物 ◆mQKcT9WQPM [sage ] 投稿日:2007...
その日俺は街に買い物に来ていた。
って言っても日用品買いに来ただけで、特に何か用事があった...
ちなみにルイズは授業だし、シエスタも着いてくるって言って...
正直、今は一人で買い物したい気分だったし。
そんなこんなで、俺は無事買い物を済ませ、馬に荷物を載せた。
空を見ると、まだ日は高い。
…ちょっと、ぶらついてみるかな。
俺は、街を散策することにした。
表通りの活気は、相変わらずだった。
露店の売り子の声が飛び交い、忙しそうに歩き回る人々がその...
俺は露店で小さなりんごを買うと、それをかじりながら街をぶ...
特に何を買うでもなく、ぶらーっと並べてある商品を見て回っ...
それでも、店ごとに値段が違ったり、サービスなんかに違いが...
そんな風に俺がぶらついていると、一台の大きな幌馬車が目に...
その幌馬車は大きいのだが、誰も近寄ろうとしない。俺は不審...
?こんだけ大きい馬車が停めてあったら、普通は子供かなんかが...
俺は気になって近くの露店のおじさんに尋ねた。
「ねえおじさん、あの大きな馬車は何?」
おじさんはつまらなさそうに鼻を鳴らすと、言った。
「裏通りの、魔法具屋が引っ越すんだとよ。それで荷馬車を仕...
言っとくが、寄らない方が身のためだぜ?どんな魔法かけら...
…なるほどー。そういうことか。
少しすると、裏通りから、大きな荷物を抱えたおじさんがえっ...
あれが魔法具屋の主人か。
…ぱっと見普通の人に見えるんだけどなあ?
魔法の使えない一般庶民にしてみれば、魔法ってだけで気味の...
そうこうしていると、そのおじさんは道の出っ張りに足を引っ...
あ、危ない!
俺は思わず走り出し、落ちそうになった荷物と、こけそうにな...
「大丈夫ですか?」
荷物は何とか水平を保ち、おじさんもこけずに済んだ。
…普段から鍛えておくとこういうとき便利だよな。
「あ、ありがとう」
おじさんはまさか助けられるとは思わなかったのか、俺に礼を...
「いや、困ってる時はお互い様ですよ」
そう言って俺は、荷物のバランスを戻し、おじさんに手渡す。
「いや、本当に助かった。
実はこの箱の中身は魔法の薬でな。うかつに外気に触れると...
もし箱が壊れたりしてたら、この辺一帯が消えてなくなると...
…おいおいおい、物騒だな。
そんな危ないもん、一人で運んでんのかあ…。
俺はちょっと気の毒になって、おじさんに申し出た。
「なんでしたら手伝いましょうか?俺ヒマだし」
俺の申し出を、おじさんは一も二もなく引き受けた。
222 名前:才人のお買い物 ◆mQKcT9WQPM [sage ] 投稿日:2007...
それから二時間もたたないうちに、荷物は運び終わった。
中にはさっきみたいなキケンな魔法の薬なんかもあって、しか...
…どうする気だったんだこのおじさん…?
「助かったよ。キミの手がなかったら売り物を使うつもりだっ...
なるほどね。
まあ、人助けをした後はキモチがいいもんだ。
「そうですか。それじゃあ、俺はこれで」
「待ちたまえ」
立ち去ろうとする俺を、おじさんが引きとめた。
…なんだ?
見ると、おじさんは、荷物の中から一つケースを選び出し、俺...
「お礼に、この中から一つ、好きなものをキミにあげよう。
なに、心配することはない。使い方や注意事項は、漏らさず...
「え、でも高いんじゃ」
「気にする事はない。こう見えても結構儲かっているんでね。
そうそう、どういうものが欲しいか言ってくれてもいいぞ。...
そんなに言うなら。
俺は、言われるままにモノを選ぶ事にした。
1.素直じゃない相手ほどよく効く媚薬『姿見の悪魔』 [[10...
2.意のままに動かせる『操りの真珠』 [[10...
3.使用限度が一度だけ『泥のスキルニル』 [[10...
終了行:
221 名前:才人のお買い物 ◆mQKcT9WQPM [sage ] 投稿日:2007...
その日俺は街に買い物に来ていた。
って言っても日用品買いに来ただけで、特に何か用事があった...
ちなみにルイズは授業だし、シエスタも着いてくるって言って...
正直、今は一人で買い物したい気分だったし。
そんなこんなで、俺は無事買い物を済ませ、馬に荷物を載せた。
空を見ると、まだ日は高い。
…ちょっと、ぶらついてみるかな。
俺は、街を散策することにした。
表通りの活気は、相変わらずだった。
露店の売り子の声が飛び交い、忙しそうに歩き回る人々がその...
俺は露店で小さなりんごを買うと、それをかじりながら街をぶ...
特に何を買うでもなく、ぶらーっと並べてある商品を見て回っ...
それでも、店ごとに値段が違ったり、サービスなんかに違いが...
そんな風に俺がぶらついていると、一台の大きな幌馬車が目に...
その幌馬車は大きいのだが、誰も近寄ろうとしない。俺は不審...
?こんだけ大きい馬車が停めてあったら、普通は子供かなんかが...
俺は気になって近くの露店のおじさんに尋ねた。
「ねえおじさん、あの大きな馬車は何?」
おじさんはつまらなさそうに鼻を鳴らすと、言った。
「裏通りの、魔法具屋が引っ越すんだとよ。それで荷馬車を仕...
言っとくが、寄らない方が身のためだぜ?どんな魔法かけら...
…なるほどー。そういうことか。
少しすると、裏通りから、大きな荷物を抱えたおじさんがえっ...
あれが魔法具屋の主人か。
…ぱっと見普通の人に見えるんだけどなあ?
魔法の使えない一般庶民にしてみれば、魔法ってだけで気味の...
そうこうしていると、そのおじさんは道の出っ張りに足を引っ...
あ、危ない!
俺は思わず走り出し、落ちそうになった荷物と、こけそうにな...
「大丈夫ですか?」
荷物は何とか水平を保ち、おじさんもこけずに済んだ。
…普段から鍛えておくとこういうとき便利だよな。
「あ、ありがとう」
おじさんはまさか助けられるとは思わなかったのか、俺に礼を...
「いや、困ってる時はお互い様ですよ」
そう言って俺は、荷物のバランスを戻し、おじさんに手渡す。
「いや、本当に助かった。
実はこの箱の中身は魔法の薬でな。うかつに外気に触れると...
もし箱が壊れたりしてたら、この辺一帯が消えてなくなると...
…おいおいおい、物騒だな。
そんな危ないもん、一人で運んでんのかあ…。
俺はちょっと気の毒になって、おじさんに申し出た。
「なんでしたら手伝いましょうか?俺ヒマだし」
俺の申し出を、おじさんは一も二もなく引き受けた。
222 名前:才人のお買い物 ◆mQKcT9WQPM [sage ] 投稿日:2007...
それから二時間もたたないうちに、荷物は運び終わった。
中にはさっきみたいなキケンな魔法の薬なんかもあって、しか...
…どうする気だったんだこのおじさん…?
「助かったよ。キミの手がなかったら売り物を使うつもりだっ...
なるほどね。
まあ、人助けをした後はキモチがいいもんだ。
「そうですか。それじゃあ、俺はこれで」
「待ちたまえ」
立ち去ろうとする俺を、おじさんが引きとめた。
…なんだ?
見ると、おじさんは、荷物の中から一つケースを選び出し、俺...
「お礼に、この中から一つ、好きなものをキミにあげよう。
なに、心配することはない。使い方や注意事項は、漏らさず...
「え、でも高いんじゃ」
「気にする事はない。こう見えても結構儲かっているんでね。
そうそう、どういうものが欲しいか言ってくれてもいいぞ。...
そんなに言うなら。
俺は、言われるままにモノを選ぶ事にした。
1.素直じゃない相手ほどよく効く媚薬『姿見の悪魔』 [[10...
2.意のままに動かせる『操りの真珠』 [[10...
3.使用限度が一度だけ『泥のスキルニル』 [[10...
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