ゼロの使い魔保管庫
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722 :雪風の贈り物 ◆mQKcT9WQPM :2007/01/23(火) 10:26:11 ...
タバサは記憶力がいい。ちょっとした口約束でも、詳細に覚え...
だから、つい弾みで言ってしまった『魔法具屋をひやかしにい...
その虚無の曜日、才人はタバサとともに魔法具屋をひやかしに...
のだが。
タバサの案内で向かったそこには、魔法具屋はなかった。
店内からは何の気配も感じられない店の扉に、こう張り紙がし...
『長らくのご愛顧、ありがとうございます。当店は本日をもっ...
かつてタバサが『誘惑の肌着』を買い求めた魔法具屋は、閉店...
…こ、今度こそ『オーガの血』買おうと思ってきたのに…。
そのためにへそくりまで出してきたタバサであった。
「ま、やってないんじゃしょうがないよ。他の店当たろう」
そう言って才人はタバサを促す。
しかし問題があった。
二人とも、町の魔法具屋の所在など、知らなかったのである。
結局昼前まで探しても、魔法具屋の情報は得られなかった。
…庶民にとって魔法は縁遠いものだから、しょうがないのかな…。
私は諦め半分で、目の前のパスタをすすった。
「しょうがないよ。もう魔法具屋は諦めて、他の店回ろう」
サイトがそう言ってくれるけど…。
…『オーガの血』欲しかったなあ…。
まともな時に使ったらどれだけキモチイイんだろう…。
「シャルロットよだれ垂れてるぞ」
サイトの呆れた声が私を現実に引き戻す。
い、いけないいけない。
私は慌てて目の前のパスタを掻きこんで、涎を誤魔化す。
そんな私に、何か思いついたような顔をして、サイトが語りか...
「いい事思いついたぞ」
なんだろう?
私は食べるのを止めて、サイトの提案を聞く。
「別々に行動して、買ってきたものをお互いにプレゼントし合...
プレゼント?
サイトが私に、プレゼントっ!?
するとアレかな、指輪とか買ってくれて、いきなりプロポーズ...
そ、そんなダメだってば、まだ早いってば!お母様にもちゃんと...
「それでどう?」
サイトの声にまた現実に引き戻される私。
…いけないいけない…最近どんどん妄想が酷くなる…。
蔵書の半分を越えた、恋愛小説のせいかしら…。
でも、サイトの提案は面白いかもしれない。
私の買って来たもので、喜ぶサイトを想像する。
…い、いいかもしれない…!
「うん」
私は首を縦に振って肯定を示した。
723 :雪風の贈り物 ◆mQKcT9WQPM :2007/01/23(火) 10:26:42 ...
さーて、シャルロットの喜ぶものを探しますか。
俺はシャルロットと別れると、表通りに出た。
俺がシャルロットにプレゼントしようと思ったのは、服。
あいつなんかいっつも制服ばっか着てるし。
シャルロットの制服以外の格好っていったら、いつぞやのパー...
…例のスク水は除きます。
だから、普段使いにもできるような、ちょっと小洒落た服を買...
俺は一軒の仕立て屋に目をつけると、そこに入った。
「いらっしゃいませ」
女の店員さんがにこやかに出迎えてくれる。
…アレ?
なんか俺の考えてたのと違うゾ…?
店の中には服はなかった。
ていうか、どこを見ても服なんて一着も置いてない。
店の中には、ロールにされた布地があって、店員さんのいるカ...
ブティックみたいなの想像してたんだけど…。
俺は店員さんに尋ねる。
「あの、ここ服屋さんですよね?」
何聞いてんだか、ってな顔をして店員さんが応える。
「ええそうですとも」
「服、買いたいんですけど」
「でしたら、こちらのリストから欲しい服のデザインをお選び...
そ、そうなのかーーーー!
そして店員さんの差し出したのは、男物の服のカタログ。
…まあ当然っちゃ当然なんだけどさ。
「え、えっと、知り合いの女の子にプレゼントしたいんですけ...
「あら素敵。でも、サイズが分からないと仕立てられないです...
ぐはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
サイズって!サイズって!わかんねーよそんなの!こっちの単位と...
ちびっ子でぺったん子くらいしかわかんねーよチクショウorz
「わ、わかりません…。失礼しましたぁ…」
そう言って俺が諦めて店を後にしようとした時、店員さんが俺...
「じゃあ、布のアクセサリーなんかいかがです?」
そう言って店員さんは、アクセサリーの載ったカタログを広げ...
そっか、これなら…。
724 :雪風の贈り物 ◆mQKcT9WQPM :2007/01/23(火) 10:28:32 ...
夕刻になって、二人は学院に帰っていた。
プレゼントはまだ交換していない。二人とも、手に紙袋を持っ...
部屋についてから交換しよう、というタバサの提案で、二人と...
才人には、赤くなってずっともじもじしているタバサの様子が...
タバサの部屋に着くと、さっそく才人は自分のプレゼントを取...
早くタバサに着けてみたかったからである。
「はい、これ。仕立て屋さんで作ってもらったんだ」
才人の買って来たものは、薄い水色に、金糸で綴られた花の刺...
才人はさっそくそれを、タバサの後ろ髪に着ける。
「お、似合う似合う!」
考えていたものと少し違う結果に、タバサは少し憮然としてい...
鏡に映った自分の姿を見て、驚いた顔をする。
「な、似合ってるだろ?」
才人の言葉に、タバサは嬉しそうにこくこくと頷く。
そして、笑顔で
「ありがとう」
と言った。
そして鏡の前で、回ったりポーズをとってみたりする。
こんだけ喜んでくれたんだから、ちょっと高くても買った甲斐...
無邪気に喜ぶタバサを見て、才人はそう思う。
そして、才人はタバサのプレゼントを催促してみた。
725 :雪風の贈り物 ◆mQKcT9WQPM :2007/01/23(火) 10:30:16 ...
「…ちょっと、部屋の外で待ってて…」
才人の催促に何故か少し赤くなり、タバサは才人を押して部屋...
…なんなんだ?
袋のサイズから考えて、そう大きなものでもないだろう。
するってえとアレか。アレなのか?
才人の頭の中に、あまりにもお約束な妄想が走り抜ける。
『私がプ・レ・ゼ・ン・ト♪』
…いや最近のシャルロットだったらありえる…。
才人は大人しく部屋の外に出て、タバサの声を待った。
しばらくすると、扉の向こうから、
「は、入って…」
というタバサの声がした。
もーしょうがねえなあ受け取ってやるかあ、とすでにエロモー...
すると、ベッドの上でシーツに包まったタバサがいた。
その頭の上には、見慣れないものがついていた。
黒いカチューシャにくっついた、大きめの垂れた茶色い毛皮…ぱ...
タバサはぱさっと、シーツを脱いで、身体を晒した。
その首には、長い紐のついた赤い首輪。
才人からではよく見えないお尻からは、大きな長いやっぱり茶...
「…あ、あのう?」
裸にリボンの予想の遥か斜め上を行っているタバサの格好に、...
「…わ、私のプレゼント…」
真っ赤になりながら、器用にお尻を振って尻尾を揺らしながら...
「ぺ、ペットの犬…」
57 :雪風の贈り物 ◆mQKcT9WQPM :2007/01/27(土) 01:44:47 I...
贈り物は、贈って喜ばれるものが基本。
だから、タバサは、才人の喜びそうなモノを探した。
で、裏町まで探しに行ったら。
『ちょっとアレな旦那様にぴったり!』
という売り文句に惹かれて、入った店でオススメされたのがコ...
で、結果はといえば。
才人はタバサの目の前で固まっている。
どうリアクションしていいかわからないのだ。
「…サイト?」
沈黙に耐え切れなくなったタバサが、真っ赤な顔で才人を四つ...
当の才人は、何度か深呼吸したあと、タバサに向かって言った。
「あのさ、どういう理由でソレ選んだわけ?」
タバサは俯いて、才人から視線を逸らしながら応えた。
「…ちょっとアレな彼氏にぴったりって…」
…あの、俺そういう風に見られてるんすか。
あーそーですか。
才人の中で何かがキレた。
才人はベッドに上がると、タバサの首輪から垂れる紐を手にし...
それを軽く引くと、タバサの顔を自分の方に向かせる。
「…それでこういう格好するシャルロットもそーとーアレだと思...
その才人の言葉に、やっぱり赤くなって、タバサは。
「う、うん…。
私も、サイトと同じくらい…その、アレだと思う…」
なんと、頷いて見せたのだ。
才人はそんなタバサを見て、くは、と息を吐くと。
「じゃあ思いっきりアレなことしちゃおうかねー!?」
ケダモノになった。
58 :雪風の贈り物 ◆mQKcT9WQPM :2007/01/27(土) 01:45:33 I...
とりあえず俺は裸になると、シャルロットをベッドに押し倒し...
シャルロットは抵抗らしい抵抗もせず、ベッドにころん、と仰...
頭の犬耳と尻尾のおかげで、それはまるで犬の服従のポーズの...
そっかー、犬なんだっけね今は。
そこで。
俺は、ペットの犬がもしそうしたらするであろうことを、シャ...
「ふぁっ、やあっ」
無防備なお腹を、右の掌で撫で回す。
絹のような肌理の細かい肌が、俺の手に吸い付いてくる。
「やぁっ…サイトぉ…」
タバサが潤んだ目で訴えかけてくる。
わかってますよー。お腹じゃ物足りないんですよねー?
でも俺はその視線を無視して、執拗にお腹を撫で回す。
「シャルロット、どうして欲しいか言ってくれなきゃ?」
お約束だけども、やっぱこれは外せません。
するとシャルロットは、赤くなって視線を外して、言って来た。
「お願い、胸も…アソコも…もっといじって…」
はいよくできました。
今度は、両手でもってシャルロットの胸を覆う。
ほんの少し膨らんでいるそこを、俺は掌で押しつぶす。
そして、自己主張を始めたシャルロットの胸の核を、指の間に...
「あっ、あっ、はぁっ、ふぁっ」
シャルロットの声が、先ほどよりもずっと艶を含んだものにな...
表情も、先ほどまでの不満げなものと違って、完全にとろけて...
そんな顔がまた、嗜虐心をそそるわけで。
「シャルロット、イヤらしい顔してる」
耳元でそう囁いてやる。
するとみるみる赤くなり、俺の視線から顔を逸らし、顔を隠す。
むはー。たまりませんねー。
そんなシャルロットを見てたら、ガマンきかなくなってきた。
俺はシャルロットに覆いかぶさると、シャルロットの膝の裏に...
「あっ…」
それを感じ取ったのか、シャルロットの視線が俺の息子とそれ...
少し腰を進めて入り口を割り開くと、ちいさな喘ぎとともにシ...
しかし、俺の責めはこんなカンタンに済んだりはしないのであ...
特に今日のシャルロットは犬なのだからして。
俺は先っちょだけ入った息子をシャルロットから引き抜いた。
「えっ…?」
これから訪れる快感に胸躍らせていたであろうシャルロットの...
さーて、本番イキマスヨー?
「今日のシャルロットは犬だから…。後ろからしようか」
59 :雪風の贈り物 ◆mQKcT9WQPM :2007/01/27(土) 01:46:38 I...
だ、だめ!後ろはだめ!
私は必死に頭を振って否定する。
「だぁめ。シャルロットの飼い主は俺だからね。どうしようと...
だ、だめなの!今日はだめ!
だって、あんな、あんな恥ずかしいのっ…!
でも、抵抗する間もなく、サイトは私を四つん這いにしてしま...
だめっ…!見られるっ…!
「な、なんだこれ…?」
うー、は、はずかしいよぉ…。
サイトの目には今、私のお尻から生えている尻尾が丸見えにな...
そう、問題は尻尾だった。
これ、貼り付けたりしてるんじゃなくて…。
「お尻から…出てる…?」
お尻の穴に、挿して…ある。
それも、外から見える尻尾だけならいいんだけど…。
ぬぽんっ!
やっ!だめっ!引っ張ったらだめぇっ!
「うわ、すご…」
こ、この尻尾の根っこから先は…柔らかい棒に通された、不ぞろ...
だから、引っ張ると…。
ぽんっ、ぬぽんっ!
「ひ!や、だめ、ひっぱっちゃだめぇっ!」
さ、サイトが引っ張るたびに、球体が肛門を押し割りながら出...
ぬぽっ、ぬぽっ
「やぁ、だめ!だめぇっ!」
だめ、これ以上、だめぇぇっ!
ぬぽぽっ!ぬ…ぽんっ!
「ひ、あ、あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」
一番最後の、一番大きな球体が引き抜かれると同時に…私は逝っ...
心地よい闇に、意識がしずんでいく…。
でも次の瞬間。
60 :雪風の贈り物 ◆mQKcT9WQPM :2007/01/27(土) 01:47:20 I...
ぬぷっ!ぬぷぷっ!
「ひゃぁぁっ!?」
お尻から走る電流に、私の意識が無理矢理覚醒する。
「尻尾ちゃんと戻さないとね?」
サイトがっ…!尻尾をっ…!押し込み始めたっ…!
ぬぷんっ!ぬぷっ!
「ひゃぁっ、またぁっ、だめえっ」
「犬に尻尾は必要だもんね?ちゃんと戻してあげる」
今度はいくつも球体がお尻に入り込む感覚に、私の中のケダモ...
「らめっっ!またぁっ、くるぅっ!」
さっきとは違う快感に、また私の意識が高みに持っていかれる。
でも、トドメを刺したのは、押し込まれる球体の感覚じゃなか...
「こっちもヨダレたらしてかわいそうだから、入れたげる」
ぐちゅうっ!
「あ、あ、あ、あ、ああぁぁぁーーーっ!」
涎を垂らして震えていた私の入り口を、サイトが思い切り貫い...
一番奥まで貫かれる快感と、お尻を犯される快感に、私はまた…...
才人は腰を一切動かさず、タバサの尻尾を抜き差ししてタバサ...
「や、だめ、またくる、きちゃうっ!」
何度も肛虐で達し、タバサの秘裂は容赦なく何度も才人を締め...
しかし、一切動かない才人は、その責めに耐え抜いていた。
「ふぁぁっ!」
達するたびに意識を失いかけるタバサだったが、止まない才人...
眼鏡は止まない責めにずり落ち、その顔は涎と涙でベトベトに...
「も、らめ、ひぬ、ひんじゃうっ!」
すでに上半身を支える役割を放棄した両腕は、枕を抱え込んで...
その枕は、タバサの涙と涎でベトベトになっている。
股間から溢れた液体は、タバサの内腿を満遍なく濡らし、シー...
才人はそんなタバサに背中から密着し、その耳元で囁きかける。
61 :雪風の贈り物 ◆mQKcT9WQPM :2007/01/27(土) 01:48:04 I...
「頑張れよシャルロット、ここからが本番だからな」
「…え…」
一瞬止んだ責めと、才人の言葉に、タバサの理性が戻る。
…本番、って…?
しかし、それは一瞬だけの平穏だった。
才人は腰の封印を解除し、グラインドを開始した。
それと同時に、タバサの尻尾を抜き差しするのも忘れない。
「やぁっ、だめぇっ!なにっ、これなにぃっ!?」
膣道の中を熱く灼けた才人が前後する感覚と、腸内を球体が行...
今まで感じたことのない快感の奔流に、タバサの意識は焼き切...
「ふぇ?ふぁ、あぁ、やぁっ!らめぇっ、ひぁ、ふぁぁっ!」
もう、逝っているのかどうかすらわからない。
才人が達するまで、この責め苦は終わらない。
「ひぁ、ふぁ、あひ、やぁ、ひぃ、あふぅっ」
「しゃ、シャルロットっ…!」
そしてついに、才人が限界を迎える。
緩みきったタバサの子宮口を押し割り、才人の先端から大量の...
「ふぁっ、はっ、あはぁっ」
その迸りを感じ、タバサはもう何度目かも分からない絶頂を迎...
才人は、脱力舌タバサから脱力した己自身を引き抜く。二人の...
そして、ようやく、タバサは夢に落ちる事を許されたのだった。
62 :雪風の贈り物 ◆mQKcT9WQPM :2007/01/27(土) 01:49:47 I...
「お散歩♪」
帰ろうとした才人の後ろに、にっこにっこしながらタバサが着...
制服に、犬耳と首輪と、才人のプレゼントしたリボンをつけて。
「あ、あのーう、シャルロットさん?」
俺これからルイズの部屋帰るんだけども、と言おうとした才人...
「私はサイトのペットだから」
言って、首輪から伸びた紐を両手で突き出してくる。
にっこにっこしながら。
「いや気持ちは嬉しいんだけどもさ」
首輪つけたタバサを引き回しているとこなんか見られたら、究...
才人はなんとかしてタバサを部屋に戻そうとしていると。
「へーーーーーーーえ」
もんの凄く冷たい声が、廊下の先から響いてきた。
「サイトさん、そういう趣味あったんだぁぁぁぁぁぁ?」
全てを凍らせる地獄の風。
その風の源は、まるで箒を剣のように背負い、廊下を一歩一歩...
「し、シエスタ…!」
地獄からやってきたメイドは、周囲の空間を歪ませながら、才...
「あ、あのシエスタさんこれには色々とわけがあってですねっ!?
や、やだなあ僕が浮気なんかするわけないじゃないですか?」
「言い訳は後で聞きます。とりあえず今はお仕置きさせてくだ...
ぱしんぱしんと箒を手にたたきつけながら、シエスタは間合い...
才人はその殺気に足がすくみ、動く事すらままならない。
才人は、後ろで控えるタバサに助けを求める。
しかしタバサは、いやな笑顔を貼り付けていた。
・・・あれ? お こ っ て る?
「私も聴いてみたいな、サイトの言い訳」
しまった墓穴掘ったーーーーーーーーーーーーーーー!?
その後才人は、箒と杖でさんざん小突き回され、女子寮の外に...
終了行:
722 :雪風の贈り物 ◆mQKcT9WQPM :2007/01/23(火) 10:26:11 ...
タバサは記憶力がいい。ちょっとした口約束でも、詳細に覚え...
だから、つい弾みで言ってしまった『魔法具屋をひやかしにい...
その虚無の曜日、才人はタバサとともに魔法具屋をひやかしに...
のだが。
タバサの案内で向かったそこには、魔法具屋はなかった。
店内からは何の気配も感じられない店の扉に、こう張り紙がし...
『長らくのご愛顧、ありがとうございます。当店は本日をもっ...
かつてタバサが『誘惑の肌着』を買い求めた魔法具屋は、閉店...
…こ、今度こそ『オーガの血』買おうと思ってきたのに…。
そのためにへそくりまで出してきたタバサであった。
「ま、やってないんじゃしょうがないよ。他の店当たろう」
そう言って才人はタバサを促す。
しかし問題があった。
二人とも、町の魔法具屋の所在など、知らなかったのである。
結局昼前まで探しても、魔法具屋の情報は得られなかった。
…庶民にとって魔法は縁遠いものだから、しょうがないのかな…。
私は諦め半分で、目の前のパスタをすすった。
「しょうがないよ。もう魔法具屋は諦めて、他の店回ろう」
サイトがそう言ってくれるけど…。
…『オーガの血』欲しかったなあ…。
まともな時に使ったらどれだけキモチイイんだろう…。
「シャルロットよだれ垂れてるぞ」
サイトの呆れた声が私を現実に引き戻す。
い、いけないいけない。
私は慌てて目の前のパスタを掻きこんで、涎を誤魔化す。
そんな私に、何か思いついたような顔をして、サイトが語りか...
「いい事思いついたぞ」
なんだろう?
私は食べるのを止めて、サイトの提案を聞く。
「別々に行動して、買ってきたものをお互いにプレゼントし合...
プレゼント?
サイトが私に、プレゼントっ!?
するとアレかな、指輪とか買ってくれて、いきなりプロポーズ...
そ、そんなダメだってば、まだ早いってば!お母様にもちゃんと...
「それでどう?」
サイトの声にまた現実に引き戻される私。
…いけないいけない…最近どんどん妄想が酷くなる…。
蔵書の半分を越えた、恋愛小説のせいかしら…。
でも、サイトの提案は面白いかもしれない。
私の買って来たもので、喜ぶサイトを想像する。
…い、いいかもしれない…!
「うん」
私は首を縦に振って肯定を示した。
723 :雪風の贈り物 ◆mQKcT9WQPM :2007/01/23(火) 10:26:42 ...
さーて、シャルロットの喜ぶものを探しますか。
俺はシャルロットと別れると、表通りに出た。
俺がシャルロットにプレゼントしようと思ったのは、服。
あいつなんかいっつも制服ばっか着てるし。
シャルロットの制服以外の格好っていったら、いつぞやのパー...
…例のスク水は除きます。
だから、普段使いにもできるような、ちょっと小洒落た服を買...
俺は一軒の仕立て屋に目をつけると、そこに入った。
「いらっしゃいませ」
女の店員さんがにこやかに出迎えてくれる。
…アレ?
なんか俺の考えてたのと違うゾ…?
店の中には服はなかった。
ていうか、どこを見ても服なんて一着も置いてない。
店の中には、ロールにされた布地があって、店員さんのいるカ...
ブティックみたいなの想像してたんだけど…。
俺は店員さんに尋ねる。
「あの、ここ服屋さんですよね?」
何聞いてんだか、ってな顔をして店員さんが応える。
「ええそうですとも」
「服、買いたいんですけど」
「でしたら、こちらのリストから欲しい服のデザインをお選び...
そ、そうなのかーーーー!
そして店員さんの差し出したのは、男物の服のカタログ。
…まあ当然っちゃ当然なんだけどさ。
「え、えっと、知り合いの女の子にプレゼントしたいんですけ...
「あら素敵。でも、サイズが分からないと仕立てられないです...
ぐはぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!
サイズって!サイズって!わかんねーよそんなの!こっちの単位と...
ちびっ子でぺったん子くらいしかわかんねーよチクショウorz
「わ、わかりません…。失礼しましたぁ…」
そう言って俺が諦めて店を後にしようとした時、店員さんが俺...
「じゃあ、布のアクセサリーなんかいかがです?」
そう言って店員さんは、アクセサリーの載ったカタログを広げ...
そっか、これなら…。
724 :雪風の贈り物 ◆mQKcT9WQPM :2007/01/23(火) 10:28:32 ...
夕刻になって、二人は学院に帰っていた。
プレゼントはまだ交換していない。二人とも、手に紙袋を持っ...
部屋についてから交換しよう、というタバサの提案で、二人と...
才人には、赤くなってずっともじもじしているタバサの様子が...
タバサの部屋に着くと、さっそく才人は自分のプレゼントを取...
早くタバサに着けてみたかったからである。
「はい、これ。仕立て屋さんで作ってもらったんだ」
才人の買って来たものは、薄い水色に、金糸で綴られた花の刺...
才人はさっそくそれを、タバサの後ろ髪に着ける。
「お、似合う似合う!」
考えていたものと少し違う結果に、タバサは少し憮然としてい...
鏡に映った自分の姿を見て、驚いた顔をする。
「な、似合ってるだろ?」
才人の言葉に、タバサは嬉しそうにこくこくと頷く。
そして、笑顔で
「ありがとう」
と言った。
そして鏡の前で、回ったりポーズをとってみたりする。
こんだけ喜んでくれたんだから、ちょっと高くても買った甲斐...
無邪気に喜ぶタバサを見て、才人はそう思う。
そして、才人はタバサのプレゼントを催促してみた。
725 :雪風の贈り物 ◆mQKcT9WQPM :2007/01/23(火) 10:30:16 ...
「…ちょっと、部屋の外で待ってて…」
才人の催促に何故か少し赤くなり、タバサは才人を押して部屋...
…なんなんだ?
袋のサイズから考えて、そう大きなものでもないだろう。
するってえとアレか。アレなのか?
才人の頭の中に、あまりにもお約束な妄想が走り抜ける。
『私がプ・レ・ゼ・ン・ト♪』
…いや最近のシャルロットだったらありえる…。
才人は大人しく部屋の外に出て、タバサの声を待った。
しばらくすると、扉の向こうから、
「は、入って…」
というタバサの声がした。
もーしょうがねえなあ受け取ってやるかあ、とすでにエロモー...
すると、ベッドの上でシーツに包まったタバサがいた。
その頭の上には、見慣れないものがついていた。
黒いカチューシャにくっついた、大きめの垂れた茶色い毛皮…ぱ...
タバサはぱさっと、シーツを脱いで、身体を晒した。
その首には、長い紐のついた赤い首輪。
才人からではよく見えないお尻からは、大きな長いやっぱり茶...
「…あ、あのう?」
裸にリボンの予想の遥か斜め上を行っているタバサの格好に、...
「…わ、私のプレゼント…」
真っ赤になりながら、器用にお尻を振って尻尾を揺らしながら...
「ぺ、ペットの犬…」
57 :雪風の贈り物 ◆mQKcT9WQPM :2007/01/27(土) 01:44:47 I...
贈り物は、贈って喜ばれるものが基本。
だから、タバサは、才人の喜びそうなモノを探した。
で、裏町まで探しに行ったら。
『ちょっとアレな旦那様にぴったり!』
という売り文句に惹かれて、入った店でオススメされたのがコ...
で、結果はといえば。
才人はタバサの目の前で固まっている。
どうリアクションしていいかわからないのだ。
「…サイト?」
沈黙に耐え切れなくなったタバサが、真っ赤な顔で才人を四つ...
当の才人は、何度か深呼吸したあと、タバサに向かって言った。
「あのさ、どういう理由でソレ選んだわけ?」
タバサは俯いて、才人から視線を逸らしながら応えた。
「…ちょっとアレな彼氏にぴったりって…」
…あの、俺そういう風に見られてるんすか。
あーそーですか。
才人の中で何かがキレた。
才人はベッドに上がると、タバサの首輪から垂れる紐を手にし...
それを軽く引くと、タバサの顔を自分の方に向かせる。
「…それでこういう格好するシャルロットもそーとーアレだと思...
その才人の言葉に、やっぱり赤くなって、タバサは。
「う、うん…。
私も、サイトと同じくらい…その、アレだと思う…」
なんと、頷いて見せたのだ。
才人はそんなタバサを見て、くは、と息を吐くと。
「じゃあ思いっきりアレなことしちゃおうかねー!?」
ケダモノになった。
58 :雪風の贈り物 ◆mQKcT9WQPM :2007/01/27(土) 01:45:33 I...
とりあえず俺は裸になると、シャルロットをベッドに押し倒し...
シャルロットは抵抗らしい抵抗もせず、ベッドにころん、と仰...
頭の犬耳と尻尾のおかげで、それはまるで犬の服従のポーズの...
そっかー、犬なんだっけね今は。
そこで。
俺は、ペットの犬がもしそうしたらするであろうことを、シャ...
「ふぁっ、やあっ」
無防備なお腹を、右の掌で撫で回す。
絹のような肌理の細かい肌が、俺の手に吸い付いてくる。
「やぁっ…サイトぉ…」
タバサが潤んだ目で訴えかけてくる。
わかってますよー。お腹じゃ物足りないんですよねー?
でも俺はその視線を無視して、執拗にお腹を撫で回す。
「シャルロット、どうして欲しいか言ってくれなきゃ?」
お約束だけども、やっぱこれは外せません。
するとシャルロットは、赤くなって視線を外して、言って来た。
「お願い、胸も…アソコも…もっといじって…」
はいよくできました。
今度は、両手でもってシャルロットの胸を覆う。
ほんの少し膨らんでいるそこを、俺は掌で押しつぶす。
そして、自己主張を始めたシャルロットの胸の核を、指の間に...
「あっ、あっ、はぁっ、ふぁっ」
シャルロットの声が、先ほどよりもずっと艶を含んだものにな...
表情も、先ほどまでの不満げなものと違って、完全にとろけて...
そんな顔がまた、嗜虐心をそそるわけで。
「シャルロット、イヤらしい顔してる」
耳元でそう囁いてやる。
するとみるみる赤くなり、俺の視線から顔を逸らし、顔を隠す。
むはー。たまりませんねー。
そんなシャルロットを見てたら、ガマンきかなくなってきた。
俺はシャルロットに覆いかぶさると、シャルロットの膝の裏に...
「あっ…」
それを感じ取ったのか、シャルロットの視線が俺の息子とそれ...
少し腰を進めて入り口を割り開くと、ちいさな喘ぎとともにシ...
しかし、俺の責めはこんなカンタンに済んだりはしないのであ...
特に今日のシャルロットは犬なのだからして。
俺は先っちょだけ入った息子をシャルロットから引き抜いた。
「えっ…?」
これから訪れる快感に胸躍らせていたであろうシャルロットの...
さーて、本番イキマスヨー?
「今日のシャルロットは犬だから…。後ろからしようか」
59 :雪風の贈り物 ◆mQKcT9WQPM :2007/01/27(土) 01:46:38 I...
だ、だめ!後ろはだめ!
私は必死に頭を振って否定する。
「だぁめ。シャルロットの飼い主は俺だからね。どうしようと...
だ、だめなの!今日はだめ!
だって、あんな、あんな恥ずかしいのっ…!
でも、抵抗する間もなく、サイトは私を四つん這いにしてしま...
だめっ…!見られるっ…!
「な、なんだこれ…?」
うー、は、はずかしいよぉ…。
サイトの目には今、私のお尻から生えている尻尾が丸見えにな...
そう、問題は尻尾だった。
これ、貼り付けたりしてるんじゃなくて…。
「お尻から…出てる…?」
お尻の穴に、挿して…ある。
それも、外から見える尻尾だけならいいんだけど…。
ぬぽんっ!
やっ!だめっ!引っ張ったらだめぇっ!
「うわ、すご…」
こ、この尻尾の根っこから先は…柔らかい棒に通された、不ぞろ...
だから、引っ張ると…。
ぽんっ、ぬぽんっ!
「ひ!や、だめ、ひっぱっちゃだめぇっ!」
さ、サイトが引っ張るたびに、球体が肛門を押し割りながら出...
ぬぽっ、ぬぽっ
「やぁ、だめ!だめぇっ!」
だめ、これ以上、だめぇぇっ!
ぬぽぽっ!ぬ…ぽんっ!
「ひ、あ、あ、あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」
一番最後の、一番大きな球体が引き抜かれると同時に…私は逝っ...
心地よい闇に、意識がしずんでいく…。
でも次の瞬間。
60 :雪風の贈り物 ◆mQKcT9WQPM :2007/01/27(土) 01:47:20 I...
ぬぷっ!ぬぷぷっ!
「ひゃぁぁっ!?」
お尻から走る電流に、私の意識が無理矢理覚醒する。
「尻尾ちゃんと戻さないとね?」
サイトがっ…!尻尾をっ…!押し込み始めたっ…!
ぬぷんっ!ぬぷっ!
「ひゃぁっ、またぁっ、だめえっ」
「犬に尻尾は必要だもんね?ちゃんと戻してあげる」
今度はいくつも球体がお尻に入り込む感覚に、私の中のケダモ...
「らめっっ!またぁっ、くるぅっ!」
さっきとは違う快感に、また私の意識が高みに持っていかれる。
でも、トドメを刺したのは、押し込まれる球体の感覚じゃなか...
「こっちもヨダレたらしてかわいそうだから、入れたげる」
ぐちゅうっ!
「あ、あ、あ、あ、ああぁぁぁーーーっ!」
涎を垂らして震えていた私の入り口を、サイトが思い切り貫い...
一番奥まで貫かれる快感と、お尻を犯される快感に、私はまた…...
才人は腰を一切動かさず、タバサの尻尾を抜き差ししてタバサ...
「や、だめ、またくる、きちゃうっ!」
何度も肛虐で達し、タバサの秘裂は容赦なく何度も才人を締め...
しかし、一切動かない才人は、その責めに耐え抜いていた。
「ふぁぁっ!」
達するたびに意識を失いかけるタバサだったが、止まない才人...
眼鏡は止まない責めにずり落ち、その顔は涎と涙でベトベトに...
「も、らめ、ひぬ、ひんじゃうっ!」
すでに上半身を支える役割を放棄した両腕は、枕を抱え込んで...
その枕は、タバサの涙と涎でベトベトになっている。
股間から溢れた液体は、タバサの内腿を満遍なく濡らし、シー...
才人はそんなタバサに背中から密着し、その耳元で囁きかける。
61 :雪風の贈り物 ◆mQKcT9WQPM :2007/01/27(土) 01:48:04 I...
「頑張れよシャルロット、ここからが本番だからな」
「…え…」
一瞬止んだ責めと、才人の言葉に、タバサの理性が戻る。
…本番、って…?
しかし、それは一瞬だけの平穏だった。
才人は腰の封印を解除し、グラインドを開始した。
それと同時に、タバサの尻尾を抜き差しするのも忘れない。
「やぁっ、だめぇっ!なにっ、これなにぃっ!?」
膣道の中を熱く灼けた才人が前後する感覚と、腸内を球体が行...
今まで感じたことのない快感の奔流に、タバサの意識は焼き切...
「ふぇ?ふぁ、あぁ、やぁっ!らめぇっ、ひぁ、ふぁぁっ!」
もう、逝っているのかどうかすらわからない。
才人が達するまで、この責め苦は終わらない。
「ひぁ、ふぁ、あひ、やぁ、ひぃ、あふぅっ」
「しゃ、シャルロットっ…!」
そしてついに、才人が限界を迎える。
緩みきったタバサの子宮口を押し割り、才人の先端から大量の...
「ふぁっ、はっ、あはぁっ」
その迸りを感じ、タバサはもう何度目かも分からない絶頂を迎...
才人は、脱力舌タバサから脱力した己自身を引き抜く。二人の...
そして、ようやく、タバサは夢に落ちる事を許されたのだった。
62 :雪風の贈り物 ◆mQKcT9WQPM :2007/01/27(土) 01:49:47 I...
「お散歩♪」
帰ろうとした才人の後ろに、にっこにっこしながらタバサが着...
制服に、犬耳と首輪と、才人のプレゼントしたリボンをつけて。
「あ、あのーう、シャルロットさん?」
俺これからルイズの部屋帰るんだけども、と言おうとした才人...
「私はサイトのペットだから」
言って、首輪から伸びた紐を両手で突き出してくる。
にっこにっこしながら。
「いや気持ちは嬉しいんだけどもさ」
首輪つけたタバサを引き回しているとこなんか見られたら、究...
才人はなんとかしてタバサを部屋に戻そうとしていると。
「へーーーーーーーえ」
もんの凄く冷たい声が、廊下の先から響いてきた。
「サイトさん、そういう趣味あったんだぁぁぁぁぁぁ?」
全てを凍らせる地獄の風。
その風の源は、まるで箒を剣のように背負い、廊下を一歩一歩...
「し、シエスタ…!」
地獄からやってきたメイドは、周囲の空間を歪ませながら、才...
「あ、あのシエスタさんこれには色々とわけがあってですねっ!?
や、やだなあ僕が浮気なんかするわけないじゃないですか?」
「言い訳は後で聞きます。とりあえず今はお仕置きさせてくだ...
ぱしんぱしんと箒を手にたたきつけながら、シエスタは間合い...
才人はその殺気に足がすくみ、動く事すらままならない。
才人は、後ろで控えるタバサに助けを求める。
しかしタバサは、いやな笑顔を貼り付けていた。
・・・あれ? お こ っ て る?
「私も聴いてみたいな、サイトの言い訳」
しまった墓穴掘ったーーーーーーーーーーーーーーー!?
その後才人は、箒と杖でさんざん小突き回され、女子寮の外に...
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