ゼロの使い魔保管庫
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154 名前:使い魔体験アンビリーバボー ◆yJjGBLHXE6 [sage] ...
ゆったりとした風とポカポカとした陽気が差し込むここ魔法...
「この…あんたって奴はぁあああ!!」
「ま、まって!誤解だよモンモ…」
「問答無用ぉおおっ!!!」
「ぐぎゃぁぁああああああああああああああ!」
…平和である。
「…ったくギーシュったら、どうしていつもいつも…」
ぶつぶつ呟きながら、乱暴にガラス容器の準備をするのは、...
先ほど、性懲りもなく下級生を口説いていたギーシュを痛め...
「…今度こそ…」
モンモランシーは惚れ薬を再び作って、今度こそはギーシュ...
以前ルイズに邪魔されたときに材料はある程度揃えてある。
貴重なものは細心の注意を払って取り寄せた。
今度こそ失敗は無い…はずであった。
「…よし、最後にこれを混ぜ……きゃっ」
モンモランシーが薬品を混ぜると、紫色の煙が混ぜたところ...
「けほけほっ…あれぇ?」
やたらとむせっぽい煙を手で払いながらモンモランシーは手...
「……あ、いっけない!さっきの入れる順番逆だったわ…」
はぁ、と大仰に溜息を吐き、手の中にある不可思議な色の薬...
薬の調合は、順番が狂っただけでまったく別の薬になってし...
「どうしよう、これ」
手の中の物がどんなものなのか分からないため、無闇に捨て...
「とりあえず…後で調べて、処分しましょ」
密封性の高い容器に詰め、扉の外に薬を置いておく事にした。
部屋には他の薬品もあるため、下手に置いておくとまたやや...
モンモランシーはきょろきょろと左右を確認するとパタンと...
155 名前:使い魔体験アンビリーバボー ◆yJjGBLHXE6 [sage] ...
…と、向こうから鼻歌交じりで近づいてくる影がある。
「おさんぽ、おっさんぽ、楽しいの〜きゅいきゅい♪」
…学院きってのトラブルメーカーだった。
「…ん?この瓶は何なのね〜?きゅい」
あ、それダメだよ。
「捨ててあるみたいだし、貰ってくのね〜きゅいきゅい」
言うが早いか、とっとと瓶を持ってどこかに行ってしまった。
……あ〜あ。
才人は目撃していた…
「…全く、最近のメイドってのは、犬をたぶらかすことしか能が...
「あら、ネコ耳つけていやらしく誘惑するどこかの貴族様より...
…人間史上最凶の戦いを。
二人はしばらく、ホホホ、とか、うふふ、などと笑いあい、...
やがてエスカレートして、取っ組み合いに発展していた。
「……でかけてきま〜す…」
自分にしか聞こえないような呟きを置いて、才人はゆっくり...
ルイズの部屋では未だ怪獣が暴れているかと思うほどの音が...
「ったく…女ってのはこえーよなあ…」
ここは中庭の才人が以前に立てたテントの中だ。
「なぁおめえもそう思うだろ〜モグラ〜」
「きゅるきゅる」
部屋の中が怪獣大戦争の舞台と化しているため、才人はテン...
もちろん、いつもの通りにヴェルダンテを引っ張りこんで。
既に失敬してきた酒が回っているらしく、才人はべろべろで...
ヴェルダンテはもぐもぐとおとなしく才人に抱きかかえられ...
「はぁ〜どうすっかな〜あ〜」
ぐびぐびと才人が酒をあおっていると、テントの入り口が急...
「あ〜なんか声がすると思ったらサイトなのね〜きゅいきゅい」
「お〜シルフィードじゃね〜か。おめえものめ〜」
才人は手招きしてテントの中に呼びこむと酒のビンを突き出...
「ん〜私はお酒のめないのね〜きゅい」
え〜、とあからさまにがっかりする才人。
156 名前:使い魔体験アンビリーバボー ◆yJjGBLHXE6 [sage] ...
「あ、でもでも、面白いものもってるのね〜きゅい!!」
そういうとシルフィードは先ほどの瓶を取り出した。
「ん〜?なんだそりゃあ〜」
「分からないのね〜分からないから飲んでみるのね〜きゅいき...
そういうと、どぼどぼと酒のビンの中に注いでいく。
「あ〜〜!!なにしてんだよ〜!」
すぐさま、なんともいえない感じの液体が出来上がる。
「さ、のむのね〜サイト、きゅいきゅい!」
「飲めね〜よ!!…しょうがねぇ、飲んでみるか?モグラ」
才人が置いてあった皿に注ぐとヴェルダンテは恐る恐る飲み...
「お〜結構いける口だな、おまえ」
「でも、何の薬だかよくわかんないのね〜きゅいきゅい」
「え…薬って…わっ!お、おいモグラっ」
皿のお酒を飲み干したヴェルダンテがいきなり苦しそうに暴...
「ちょ、落ち着けって!」
「―――――――!!」
「だ、大丈夫か?…わっな、なんだ!?」
才人がヴェルダンテから離れるとヴェルダンテの周りに煙が...
煙はすぐにヴェルダンテの身体を包み隠すが、瞬間で晴れて...
「お、お〜い…っ!?」
「わ〜すっごいのね〜きゅい」
煙が晴れるとそこには…
「ん、んん…」
三つ編みの女の子が横たわっていた。
157 名前:使い魔体験アンビリーバボー ◆yJjGBLHXE6 [sage] ...
「ん…あ、あれ?」
「あ、目覚めたみたいだ。大丈夫か?」
「はい、有り難う御座います。あ、あなたはご主人様のご友人...
ヴェルダンテはそこまで話すと、今自分に起きている有り得...
「…あら?言葉が通じ…きゃあ!か、身体が!?」
そこにいるのは茶色い巨大モグラなどではなかった。
明るいこげ茶色の三つ編みに頬に少しそばかすの乗った、田...
といった風の素朴な雰囲気のある女の子だった。委員長タイプ...
「あ〜そのことなんだけど…」
才人はシルフィードと一緒に先ほどやらかした事のあらまし...
信じられないような顔をしていたヴェルダンテだったが、全...
楽しそうな微笑と一緒に頷いた。
「なるほど…そう言う事でしたか。分かりました」
「いや〜悪いね、びっくりしたろ?」
「いえ、大丈夫です。本当は私、一度こうして皆さんとお話し...
「そ、そうなの」
「はい、いつもご主人様たちを見てて、あぁ、たのしそうだな...
そう朗らかに笑うヴェルダンテ。
しかし、才人の顔はヴェルダンテの目を見ていなかった。
…さて、思い出して欲しい。
シルフィードがイルククゥに変身したとき、服を着ていただ...
否。
そう、今ヴェルダンテは生まれたままの状態なのだ。
どちらかというと大きめの胸に、ほっそりとしていてもそれ...
才人が反応しないことが無いだろうか、いや無い。
才人は会話をしながらも、笑うたびにゆれる胸に釘付けだっ...
…まあ、ルイズもいないものなぁ。
「君って…メスだったんだね…」
「そうですよ?まぁ、いつもの姿じゃ判別はできませんね」
ヴェルダンテは、あはは、と本当に愉快そうに笑う。
158 名前:使い魔体験アンビリーバボー ◆yJjGBLHXE6 [sage] ...
土の中の事など他愛もない話をしていると、足音が一つ近づ...
「お〜い、ヴェルダンテや〜い…全く、どこに行ってしまったん...
一人芝居をしながら、ギーシュは才人のテントを覗き込んで...
「なぁサイト、ヴェルダンテを知らな…おわっ!!」
「あ、ご主人様ぁ〜!!わっ…きゃあ?!」
慕っている顔を見つけたヴェルダンテは思わず立ち上がるが...
それはちょうどギーシュにしだれかかるような格好になった。
「わ、わわ!?な、なんなんだね君は!?」
「なんだって…分かりませんか?ご主人様?」
「分かるも何も…ええい、いったいどう言う事だね、サイト!」
「あ〜実はだな…」
説明二回目
「じゃ、じゃあ君は本当にヴェルダンテなのだね?」
「さっきからそういってますよ?ご主人様」
ヴェルダンテは小さく首をかしげる。
ちなみにヴェルダンテはすでにギーシュのマントを羽織って...
ギーシュの顔には赤い二筋の線が引かれていた。
裸が目に飛び込んできたときに噴いたものだ。
「さ、最高だぁぁぁあああああああっ!」
ギーシュは確認を行った後、おもむろに叫び才人の手を握っ...
「全く、魔法というものは素晴らしいと思わないかねサイト!」
「ああ!全く同感だ!!」
「男ってのはあほばっかなのね〜きゅきゅい」
お前が言うかお前が。
こうして男同士(+使い魔)の宴会が始まった。
159 名前:使い魔体験アンビリーバボー ◆yJjGBLHXE6 [sage] ...
…が、そこに忍び寄る悪魔の影…
「ちょっと〜どこいったのよ!!犬〜」
「サイトさ〜ん、いらっしゃいませんか〜」
「ギーシュ〜?ちょっと飲んでみてほし…あらどうしたの?二人...
「あら、モンモランシー」
それぞれの探し人を求めて偶然にも三人は中庭に集合してい...
そして、騒ぎ声が聞こえるテントを見つけた。
当然、中を覗き込む。
「「「へぇ…」」」
そして、空気が凍りつく。
………………。
「さて、何をやってるのかしら?犬?」
「お、俺は別に…」
「じゃあ、そこにいるマントだけの女の人は誰なんです?サイ...
顔には笑みを貼り付けているが、自然さがむしろ怖い。
「あんた、こんなところでまたっ…」
「ご、誤解だよっモンモランシー」
「あ、そう?白を切るつもりね?」
ちなみにシルフィードは早々に逃げ出している。
おろおろしていたヴェルダンテはよせばいいのに口を開いた。
「あ、あのっ皆さん、いつも私のご主人様がお世話になってお...
「「「…ご主人様ぁ?」」」
三者三様に怪訝な表情になる。
「サイト…ほんっっとうに、何もしてないでしょうね」
「だから、してねーよ!!」
「…ギーシュ?」
「ぼ、ぼくもやましいことは何もしていないよ!」
三人が疑念を深くする中、さらにヴェルダンテが地雷を踏ん...
「そうですよ?酔っ払われたサイト様にテントの中に引きずり...
ご主人様に呼ばれて出て行くたびに抱きつかれて頬ずりされる...
そして、世界は破滅を迎えた。
才人とギーシュは確かに聞いた。世界が割れる音、というも...
ルイズとシエスタとモンモランシーは、才人とギーシュをテ...
それぞれ念入りに準備体操を始めた。
二人は抱き合って恐る恐る尋ねた。
「「さ、三倍?」」
「ううん…」
「「「き・ゅ・う・ば・い♪」」」
「「た、たすけっ…ぎやぁぁぁぁぁああああああああああっっ!...
「あ、あの、えっと…あら?」
再びヴェルダンテを煙が包むと、元のモグラに戻っていた。
「きゅるきゅる」
(し、失礼しま〜す)
こっそりとテントを抜けると、地面に潜っていった。
血の惨劇を背中に残して…
<お...
終了行:
154 名前:使い魔体験アンビリーバボー ◆yJjGBLHXE6 [sage] ...
ゆったりとした風とポカポカとした陽気が差し込むここ魔法...
「この…あんたって奴はぁあああ!!」
「ま、まって!誤解だよモンモ…」
「問答無用ぉおおっ!!!」
「ぐぎゃぁぁああああああああああああああ!」
…平和である。
「…ったくギーシュったら、どうしていつもいつも…」
ぶつぶつ呟きながら、乱暴にガラス容器の準備をするのは、...
先ほど、性懲りもなく下級生を口説いていたギーシュを痛め...
「…今度こそ…」
モンモランシーは惚れ薬を再び作って、今度こそはギーシュ...
以前ルイズに邪魔されたときに材料はある程度揃えてある。
貴重なものは細心の注意を払って取り寄せた。
今度こそ失敗は無い…はずであった。
「…よし、最後にこれを混ぜ……きゃっ」
モンモランシーが薬品を混ぜると、紫色の煙が混ぜたところ...
「けほけほっ…あれぇ?」
やたらとむせっぽい煙を手で払いながらモンモランシーは手...
「……あ、いっけない!さっきの入れる順番逆だったわ…」
はぁ、と大仰に溜息を吐き、手の中にある不可思議な色の薬...
薬の調合は、順番が狂っただけでまったく別の薬になってし...
「どうしよう、これ」
手の中の物がどんなものなのか分からないため、無闇に捨て...
「とりあえず…後で調べて、処分しましょ」
密封性の高い容器に詰め、扉の外に薬を置いておく事にした。
部屋には他の薬品もあるため、下手に置いておくとまたやや...
モンモランシーはきょろきょろと左右を確認するとパタンと...
155 名前:使い魔体験アンビリーバボー ◆yJjGBLHXE6 [sage] ...
…と、向こうから鼻歌交じりで近づいてくる影がある。
「おさんぽ、おっさんぽ、楽しいの〜きゅいきゅい♪」
…学院きってのトラブルメーカーだった。
「…ん?この瓶は何なのね〜?きゅい」
あ、それダメだよ。
「捨ててあるみたいだし、貰ってくのね〜きゅいきゅい」
言うが早いか、とっとと瓶を持ってどこかに行ってしまった。
……あ〜あ。
才人は目撃していた…
「…全く、最近のメイドってのは、犬をたぶらかすことしか能が...
「あら、ネコ耳つけていやらしく誘惑するどこかの貴族様より...
…人間史上最凶の戦いを。
二人はしばらく、ホホホ、とか、うふふ、などと笑いあい、...
やがてエスカレートして、取っ組み合いに発展していた。
「……でかけてきま〜す…」
自分にしか聞こえないような呟きを置いて、才人はゆっくり...
ルイズの部屋では未だ怪獣が暴れているかと思うほどの音が...
「ったく…女ってのはこえーよなあ…」
ここは中庭の才人が以前に立てたテントの中だ。
「なぁおめえもそう思うだろ〜モグラ〜」
「きゅるきゅる」
部屋の中が怪獣大戦争の舞台と化しているため、才人はテン...
もちろん、いつもの通りにヴェルダンテを引っ張りこんで。
既に失敬してきた酒が回っているらしく、才人はべろべろで...
ヴェルダンテはもぐもぐとおとなしく才人に抱きかかえられ...
「はぁ〜どうすっかな〜あ〜」
ぐびぐびと才人が酒をあおっていると、テントの入り口が急...
「あ〜なんか声がすると思ったらサイトなのね〜きゅいきゅい」
「お〜シルフィードじゃね〜か。おめえものめ〜」
才人は手招きしてテントの中に呼びこむと酒のビンを突き出...
「ん〜私はお酒のめないのね〜きゅい」
え〜、とあからさまにがっかりする才人。
156 名前:使い魔体験アンビリーバボー ◆yJjGBLHXE6 [sage] ...
「あ、でもでも、面白いものもってるのね〜きゅい!!」
そういうとシルフィードは先ほどの瓶を取り出した。
「ん〜?なんだそりゃあ〜」
「分からないのね〜分からないから飲んでみるのね〜きゅいき...
そういうと、どぼどぼと酒のビンの中に注いでいく。
「あ〜〜!!なにしてんだよ〜!」
すぐさま、なんともいえない感じの液体が出来上がる。
「さ、のむのね〜サイト、きゅいきゅい!」
「飲めね〜よ!!…しょうがねぇ、飲んでみるか?モグラ」
才人が置いてあった皿に注ぐとヴェルダンテは恐る恐る飲み...
「お〜結構いける口だな、おまえ」
「でも、何の薬だかよくわかんないのね〜きゅいきゅい」
「え…薬って…わっ!お、おいモグラっ」
皿のお酒を飲み干したヴェルダンテがいきなり苦しそうに暴...
「ちょ、落ち着けって!」
「―――――――!!」
「だ、大丈夫か?…わっな、なんだ!?」
才人がヴェルダンテから離れるとヴェルダンテの周りに煙が...
煙はすぐにヴェルダンテの身体を包み隠すが、瞬間で晴れて...
「お、お〜い…っ!?」
「わ〜すっごいのね〜きゅい」
煙が晴れるとそこには…
「ん、んん…」
三つ編みの女の子が横たわっていた。
157 名前:使い魔体験アンビリーバボー ◆yJjGBLHXE6 [sage] ...
「ん…あ、あれ?」
「あ、目覚めたみたいだ。大丈夫か?」
「はい、有り難う御座います。あ、あなたはご主人様のご友人...
ヴェルダンテはそこまで話すと、今自分に起きている有り得...
「…あら?言葉が通じ…きゃあ!か、身体が!?」
そこにいるのは茶色い巨大モグラなどではなかった。
明るいこげ茶色の三つ編みに頬に少しそばかすの乗った、田...
といった風の素朴な雰囲気のある女の子だった。委員長タイプ...
「あ〜そのことなんだけど…」
才人はシルフィードと一緒に先ほどやらかした事のあらまし...
信じられないような顔をしていたヴェルダンテだったが、全...
楽しそうな微笑と一緒に頷いた。
「なるほど…そう言う事でしたか。分かりました」
「いや〜悪いね、びっくりしたろ?」
「いえ、大丈夫です。本当は私、一度こうして皆さんとお話し...
「そ、そうなの」
「はい、いつもご主人様たちを見てて、あぁ、たのしそうだな...
そう朗らかに笑うヴェルダンテ。
しかし、才人の顔はヴェルダンテの目を見ていなかった。
…さて、思い出して欲しい。
シルフィードがイルククゥに変身したとき、服を着ていただ...
否。
そう、今ヴェルダンテは生まれたままの状態なのだ。
どちらかというと大きめの胸に、ほっそりとしていてもそれ...
才人が反応しないことが無いだろうか、いや無い。
才人は会話をしながらも、笑うたびにゆれる胸に釘付けだっ...
…まあ、ルイズもいないものなぁ。
「君って…メスだったんだね…」
「そうですよ?まぁ、いつもの姿じゃ判別はできませんね」
ヴェルダンテは、あはは、と本当に愉快そうに笑う。
158 名前:使い魔体験アンビリーバボー ◆yJjGBLHXE6 [sage] ...
土の中の事など他愛もない話をしていると、足音が一つ近づ...
「お〜い、ヴェルダンテや〜い…全く、どこに行ってしまったん...
一人芝居をしながら、ギーシュは才人のテントを覗き込んで...
「なぁサイト、ヴェルダンテを知らな…おわっ!!」
「あ、ご主人様ぁ〜!!わっ…きゃあ?!」
慕っている顔を見つけたヴェルダンテは思わず立ち上がるが...
それはちょうどギーシュにしだれかかるような格好になった。
「わ、わわ!?な、なんなんだね君は!?」
「なんだって…分かりませんか?ご主人様?」
「分かるも何も…ええい、いったいどう言う事だね、サイト!」
「あ〜実はだな…」
説明二回目
「じゃ、じゃあ君は本当にヴェルダンテなのだね?」
「さっきからそういってますよ?ご主人様」
ヴェルダンテは小さく首をかしげる。
ちなみにヴェルダンテはすでにギーシュのマントを羽織って...
ギーシュの顔には赤い二筋の線が引かれていた。
裸が目に飛び込んできたときに噴いたものだ。
「さ、最高だぁぁぁあああああああっ!」
ギーシュは確認を行った後、おもむろに叫び才人の手を握っ...
「全く、魔法というものは素晴らしいと思わないかねサイト!」
「ああ!全く同感だ!!」
「男ってのはあほばっかなのね〜きゅきゅい」
お前が言うかお前が。
こうして男同士(+使い魔)の宴会が始まった。
159 名前:使い魔体験アンビリーバボー ◆yJjGBLHXE6 [sage] ...
…が、そこに忍び寄る悪魔の影…
「ちょっと〜どこいったのよ!!犬〜」
「サイトさ〜ん、いらっしゃいませんか〜」
「ギーシュ〜?ちょっと飲んでみてほし…あらどうしたの?二人...
「あら、モンモランシー」
それぞれの探し人を求めて偶然にも三人は中庭に集合してい...
そして、騒ぎ声が聞こえるテントを見つけた。
当然、中を覗き込む。
「「「へぇ…」」」
そして、空気が凍りつく。
………………。
「さて、何をやってるのかしら?犬?」
「お、俺は別に…」
「じゃあ、そこにいるマントだけの女の人は誰なんです?サイ...
顔には笑みを貼り付けているが、自然さがむしろ怖い。
「あんた、こんなところでまたっ…」
「ご、誤解だよっモンモランシー」
「あ、そう?白を切るつもりね?」
ちなみにシルフィードは早々に逃げ出している。
おろおろしていたヴェルダンテはよせばいいのに口を開いた。
「あ、あのっ皆さん、いつも私のご主人様がお世話になってお...
「「「…ご主人様ぁ?」」」
三者三様に怪訝な表情になる。
「サイト…ほんっっとうに、何もしてないでしょうね」
「だから、してねーよ!!」
「…ギーシュ?」
「ぼ、ぼくもやましいことは何もしていないよ!」
三人が疑念を深くする中、さらにヴェルダンテが地雷を踏ん...
「そうですよ?酔っ払われたサイト様にテントの中に引きずり...
ご主人様に呼ばれて出て行くたびに抱きつかれて頬ずりされる...
そして、世界は破滅を迎えた。
才人とギーシュは確かに聞いた。世界が割れる音、というも...
ルイズとシエスタとモンモランシーは、才人とギーシュをテ...
それぞれ念入りに準備体操を始めた。
二人は抱き合って恐る恐る尋ねた。
「「さ、三倍?」」
「ううん…」
「「「き・ゅ・う・ば・い♪」」」
「「た、たすけっ…ぎやぁぁぁぁぁああああああああああっっ!...
「あ、あの、えっと…あら?」
再びヴェルダンテを煙が包むと、元のモグラに戻っていた。
「きゅるきゅる」
(し、失礼しま〜す)
こっそりとテントを抜けると、地面に潜っていった。
血の惨劇を背中に残して…
<お...
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