ゼロの使い魔保管庫
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162 名前:タバサと落ちてきた勇者1[sage] 投稿日:2007/03/2...
ひんやりとした感触が顔を撫でるのを感じて才人が目を開ける...
「あれ、タバサ?」
幼さと理知的な印象を同居させた少女が肯く。その手にはタオ...
「ここお前の部屋だよな? 何でここにいるんだ俺? 何かあ...
「上から落ちて気絶していたから、ここへ」
「あ、ああーご主人様に回し蹴りを頂いたんでしたっけ。窓を...
タバサは一度肯いてから首を横に振る。それは迷惑ではないと...
「まあ今度からは放置してくれていいからさ。なんて言うか窓...
「まだ横になっていた方がいい。頭も打ってるから」
「ああ、平気だよ。さっきも言ったけど慣れてるよ、慣れたく...
良いと言われても才人は恐縮した。横たわるベットは勿論タバ...
しかし、構わないとタバサは譲らない。タバサからは、自分が...
そう言えば意外に頑固らしいからな、とタバサの事を思い出し...
「じっとしてて」
「本当に大したことないぞ?」
「汚れてもいるから」
「あ、って、ちょ、ちょっとタイム、服の下など拭いていただ...
「………」
「ど、どうした?」
パーカーを捲られ流石に慌てて止めに入る才人だが、止めるま...
「……………ごめんなさい」
163 名前:タバサと落ちてきた勇者2[sage] 投稿日:2007/03/2...
「バ、バカ、気にすんなよ。お前は悪くないって」
愁いに沈む青い瞳に才人は慌ててまくし立てる。
「実際同じ立場になったら俺だって同じことしたかもしれない...
才人はスレイプニィルの舞踏会、あの夜を振り返り、考えてみ...
タバサは才人の瞳を真っ直ぐに見て力強く否定する。
「そんなことない。あなたは私と同じ立場だった。それに何か...
「な、なんか擽ったいって。そんな誉められるの慣れてないか...
そう言って笑う才人にしてみれば、母親を人質に取られてなお...
しかしタバサの真摯な視線は変わらない。揺るがないその瞳、...
そんな少女に肯定的な眼差しを向けられているのだから照れる...
「ま、まあ、あれだ、どっちも無事だったし結果オーライだな...
「………」
「オ、オイ、あんまり深刻に考えなくていいんだぞ? という...
一向に納得した様子でないタバサ。あの夜には命を捧げるなど...
どうすれば元気になるのか全然分らないけれど、何かしなけれ...
「ほんと気にするなって、なんかお前を泣かせてる悪者って気...
タバサもここまで言われれば内心は別としても折れないわけに...
164 名前:タバサと落ちてきた勇者3[sage] 投稿日:2007/03/2...
「よし、じゃあこれでこの件は無しだぞ?」
才人は、ほっと息を吐いた。撫でるのも終わりにしようと思っ...
「う〜ん、髪、サラサラだな。スベスベって言うかシルクの手...
「あまり気にしたことない」
「いや、これは気にした方がいいぞ。これは良いものだって感...
才人は指を広げてタバサの頭を撫で続けた。タバサの髪の毛は...
髪が指を擽られる気持ち良さにはまり、才人は手を幾度も小さ...
「あ、ついつい浸ってた、ゴメン」
「別にいい」
見ればタバサは首を竦めて上目遣いになっている。不愉快と言...
才人は、ずっと蕾であった花が初めて咲いているのを目撃した...
「うひゃっ あ、お、うっ だ、だから別に拭いてくれなくて...
「少し引きつってるから……………撫でてるだけ」
小さな指先は、まだそこに傷があるかの様にそっと表面だけを...
「ちょ、ちょっと待って……う、あっ!?」
背中を這い上がる心地好い寒気に才人は身悶えた。筋肉が緊張...
そんな状況だが結構気持ち良いのは間違いない。悶えて熱くな...
「あ…ぐっ……ふ、ふうっ…はっ!」
才人は顔を真っ赤にし止める言葉も出せず痙攣する。このまま...
165 名前:タバサと落ちてきた勇者4[sage] 投稿日:2007/03/2...
「は、はあ、はあ、はあ、お、終わった? ど、どうした、っ...
指を静止させたタバサの視線は下の方を向いていた。正確には...
そこでは美少女の指先に擽られ―――別の表現をすれば愛撫され――...
「い、いや、これは違う! 別に変な気になってるんじゃなく...
正真正銘の王族であるタバサに不躾過ぎる膨張を見られ、才人...
才人は懸命に鎮まれと股間に命じるが効果はゼロ、と言うより...
「そ、そんな、ち、違うの! み、見られて嬉しいって事じゃ...
って、バカか! ツンデレか! い、いや、そんな場合じゃな...
ゾクゾクしてなんかいないんだからと、半泣きの才人。せめて...
博学なタバサは余裕で事態を理解していた。膨張する生物学的...
「うう、そんなじっくり見ないで、なんでか見られると小さく...
「……………」
「うわっ ご、ごめんなさい?!」
冷徹な観察者のような視線を浴びてるのにますますズボンを膨...
「私がしてあげる」
「へ?」
「私がしてあげる」
166 名前:タバサと落ちてきた勇者5[sage] 投稿日:2007/03/2...
「な、なにを言ってるの?」
繰り返し聞いても才人には意味が分らなかった。する、とは一...
才人はタバサの手と自分の股間を何度も見比べて漸く思い至る...
「お、お前、まさかこの状況が理解できてないとかじゃないよ...
「ちゃんと知ってる。性的に興奮してペ○スが充血して硬くなっ...
「あ、ハイ、正解ですね、君はちゃんと理解してます、認めま...
学術書を読み上げるようなタバサに才人はカクカクと肯いた。...
「あ、ちょっとこら!? しちゃダメって言うか、も、もっと...
気が付けば才人は剥き出しにされていた。タバサの細い指が根...
「うひゃあっ!?」
才人が仰け反る。スベスベの指と握られた指の凹凸に摩擦され...
「う、うはがあぁあっ!?」
するとタバサの動きがぴたりと止まる。あどけなさが多分に残...
アワアワとしていた才人もやっと気付く、タバサとて平静な訳...
「な、なあ、こんなことするの恥ずかしいんだよな?」
「……うん」
「初めて?」
167 名前:タバサと落ちてきた勇者6[sage] 投稿日:2007/03/2...
「そう」
「だ、だよな〜、お兄さんあせっちゃった。こんなモノ見飽き...
「でもしてあげたい」
才人は、ウグッと詰まった。色々と考えればここは流されてし...
それに縋るような視線のタバサを見ていると、どうにも邪な衝...
「あのさ、さっきも言ったけど俺はそんなに偉い人間じゃない...
「………いい」
「だ、だろ? いや、いい、じゃないだろって、いきなり咥え...
タバサの上体が傾いたと思ったら、才人は一物を飲み込まれて...
「うあ、あ!」
タバサの口の中は狭く、濡れ、そしてどこまでも熱かった。頬...
咥えたままでタバサが見上げている。
「あ、ああ、すげー気持ち良いよ、タバサの口。なんか今にも...
才人の答えに満足するようにタバサは瞳を閉じた。青色の髪が...
時折、歯がぶつかったり、口から溢れる唾液を啜ったり、先っ...
「けど、そのぎこちないのがイイんだな〜。うむむむ、ど、ど...
快感と妙な満足感に才人の顔が怪しくニヤける。ちっちゃな口...
「あ、ちょ、マジで出ちゃう! ヤ、ヤベっす!?」
ニヤけてる場合などではなかった。口粘膜の快感に腰を震わせ...
168 名前:タバサと落ちてきた勇者7[sage] 投稿日:2007/03/2...
突然溢れる青臭い匂いと喉を刺激する圧力にタバサが目を大き...
「んふううっ!?」
ネバネバを上手に嚥下する方など知らぬタバサの口は精液で一...
「わ、悪い急には止まれないもんでって――――――ぬあっ!?」
「?」
「め、眼鏡に付いてる。半分だけ汚れて、それがシトシト垂れ...
感激するところが違うのではないかとも思えたが、白く濁った...
暫くすると精液は制服にまで滴り、妙な濁り越しにタバサの白...
「しかしタバサがこれほどのドキドキを秘めているとは、この...
「………良かった?」
「メチャメチャ良かった。
って、なんだよ、そんなに赤くなって恥ずかしいのか?
口でしてた時の方が平気だったのか?」
「違う、夢中だっただけ。それに、誉められた事あまりない」
「じゃあエッチな事で誉められたのは初めてか?」
「うん」
コクンと素直に肯く仕草がどうにも可愛く、才人は悶えながら...
他はどんな感じなのだろうか、才人は確かめずにはいられなか...
「お尻もちっちゃいな。すらりとしてるし。でも、弾力は絶妙...
「ん、う、擽ったい」
「そっか、嫌な感じじゃないんだ。もっと触るけどいいか? ...
「あなたの好きにしていい」
「才人」
「え?」
「あなたじゃなくて才人でいいって。なんちゅーか、ここまで...
214 名前:タバサと落ちてきた勇者8[sage] 投稿日:2007/04/0...
「…………サイト」
自分だけへと呟くように小さく呼ぶと、タバサは自分の中で凝...
「どうかしたか?」
「なんでもない」
ともかく今は、サイトのしたいまま、己の心の赴くまま行動し...
「じゃ、じゃあ、足を肩幅より広げ気味に膝立ちになってみて」
「こう?」
「そ、そう、んで手を後ろに回して心持ち躰をそらせるように...
ベットの上のタバサはどこかのグラビアの1ページを飾る格好...
が、サイトは大感激した。眼鏡が、シャツが、一日中愛でてい...
「くそっ、こんな逮捕しちゃうぜ! 特にシャツから透けてる...
「小さいから?」
「いや、大小じゃなくて胸、胸が可愛いってこのリビドーがわ...
タバサには分らなかった。ただ才人がいつも大きな胸には注目...
「大きい方が好き?」
「……………え?」
「胸は豊かな方が良い?」
「な、何故アナタはそんな事を訊くのですか?」
「いつも大きな胸を見ている気がする」
「そ、それは気のせいだ。だって、大きい小さいじゃなくて、...
「動揺してるし、答えになってない―――――くふぅん!」
胸は大きい方が好き、そんなふうに皆が自分のことを思ってい...
215 名前:タバサと落ちてきた勇者9[sage] 投稿日:2007/04/0...
「ひゃうっ あ!」
お尻を撫でられるのよりずっと擽ったい感覚にタバサが声を上...
「や、あ、や、ん!」
タバサは生まれて初めての声音を使っていた。擽ったっさが躰...
「胸、気持ちいいか?」
「気持ち……いい?」
「だって乳首たってるからさ。それに今の自分の顔、どんなふ...
「わからないけれど、あなたの言う通りなのかもしれない」
「才人」
「サイトの言う通りなのかも」
「じゃあ言う通りってことで決着な。なんてか嬉しいな、ただ...
言われなくてもタバサは項まで真っ赤にしていた。どうも軽い...
「そういう顔はメチャ可愛いから隠そうとするの禁止だ。もっ...
「きゃん!」
タバサの唇が甘い叫びを放つ。快感だと意識すると才人が齎ら...
「ちょっと胸がふっくらして来たかな? まあ、唾液でふやけ...
「あ、そこ、胸じゃない……や」
「ここも舐めたい。肘をちょっと外にやる」
「んあっ!」
「タバサ、こんなトコも敏感なんだな」
腋の下を舌でなぶられてタバサは小刻みに震える。普段意識し...
才人はいつもの無表情が嘘みたいなタバサの反応が面白く、華...
そしてタバサ自身も知らない感じ易い場所を発見して行く。
216 名前:タバサと落ちてきた勇者10[sage] 投稿日:2007/04/...
やがてシャツが半分脱げたタバサの上半身は、全て唾液のいや...
「オ、オロロ〜ン! 良かったよ〜、濡れてるよ〜! 神様、...
「漏らしたんじゃないけど」
「バ、バカっ、わかってるってば、じゃなければこんなに喜ば...
「……今度」
そんな事もあるのかと新たな知識に納得して首肯するタバサ。...
「タバサはヨダレたらした事なんかなさそうなのに、下の口は...
「ヨダレじゃないけれど、奥が熱くズキズキしてるからたぶん...
「ぬあっ!? お、奥って普通の単語なのに、いまのタバサか...
才人は氷を背中に入れられたみたいに震えた。もうタバサの割...
「サ、サイト…!」
タバサはひっくり返りそうなくらい躰を反らせて痙攣する。肌...
「ん、フガフガ、タバサの匂い。さっき舐めてた時にはミルク...
「し、知らないっ ああぁっん!」
才人のキスは合わせるだけのキスにとどまらない。股間に密着...
217 名前:タバサと落ちてきた勇者11[sage] 投稿日:2007/04/...
「ングっ 思わぬ反撃ってか、もっとして欲しいという意思表...
「ち、違う」
「あっそう、別に構わず舐めるけど」
「ひうぅ! サイト、犬みたい」
「言われ慣れてるから気にしないで舐めるであります!!」
才人はぷっくりと充血した幼襞を舌で掻き分けて、奥から分泌...
さすが伝説の使い魔なのか、そんな状態が小一時間も続き、タ...
「タバサ、すげぇ…」
才人はタバサの白い躰にまたも見惚れた。タバサは、用を足す...
「本当にしちゃうぞ?」
「……うん」
「もうちょっと膝をひらいて、タバサのアソコにコイツでキス...
才人は横たわるタバサの膝に手をあてがい体重を掛ける。少年...
そしてズキズキと先っぽを震わせる一物が、タバサの割れ目に...
「あっ サイトが私にさわってる。とっても熱い」
「こっちも熱い。襞が開いて、ああ、タバサの口でキスされた...
「痛いの?」
「ああ、まあ、気持ち良すぎると漢は痛くなっちゃう時もある...
「なんだか難しい」
「ぐっ こ、こんな状況で小首を傾げるなよ。むっちゃ可愛く...
舐め続けられ蕩けてとろけたタバサは、今や仕草のすべてが自...
218 名前:タバサと落ちてきた勇者12[sage] 投稿日:2007/04/...
「あ、く、うっ!」
タバサの顔が苦痛に歪む。そんな表情も高ぶった才人には武者...
「ちょっと我慢してくれ」
「はくっ あっ き、気にしないでいい――――んぐっ!?」
タバサの唇が捲られ才人が徐々に埋没する。途中で先端を押し...
「うあ は、はいった! で、でも、スゲーきつい。あ、タバ...
「こ、これくらいなら平気。サイト、入ったの?」
「うん、ぜんぶタバサの中に入ってる。あんなに舐めたのに中...
「………臍の内側からサイトが押し上げる感じがする」
「そういやお腹がほんのり盛り上がってるかも。うわ〜、なん...
「悪いことじゃない。望んだのは私」
純潔の紅を滲ませているのにタバサは憮然として抗議する。こ...
「だ〜か〜ら〜、なんでこう次から次へとハートにズギュンと...
「………ダメだった?」
「ぐはっ!? 本当に言うつもりだったのかよ! 今度読んで...
「んんうぅっ 中でまた大きくなった。…………………眼鏡が原因?」
「やん! 知らない知らない! もう、知らないんだからっ!...
壊れた才人は、窮屈なタバサの泥濘で律動を開始した。ポター...
「は、はくっ ん、や、サイト お腹の中で響く」
タバサの躰がゆるくアーチを作る。引き裂かれた痛みは消えな...
「とんでもない摩擦感で芯までヌラヌラされてるみたいだ。あ...
219 名前:タバサと落ちてきた勇者13[sage] 投稿日:2007/04/...
才人は一物をタバサの中で痙攣させる。どっと快感が肉の棒を...
「先っぽの盛り上がりがタバサのお腹で動いてたまらん光景な...
「い、いい、ちゃんと満足するまでずっとしていて」
「タバサ!」
「きゃう! む、胸」
「さっき覚えたタバサの弱点だ、気持ち良いとこ刺激しながら...
「べ、べつに い、いいのに あ!?」
「いろんな顔を見せてもらったけど、感じてるのが一番可愛い...
才人は遮二無二腰を前後させる。快感でますます一物は硬くな...
タバサの中で痛みと快感の比率は少しずつ後者へと傾く。ただ...
「くわっ や、やっと、き、来たよ う、うわ、で、でもズキ...
「才人、出していいから!」
「タ、タバサの中で!!」
才人は息を止め、吐くと同時に仰け反った。反った頂点は当然...
「口の時よりも多く出ている」
ひりひりと沁みる感じ、まるで自分が滴らせた蜜を補うみたい...
「まだ、元気」
「あ、ああ、元気だな。躰の中身がぜんぶ出ちゃった気がする...
「じゃあ、もっと動いて。感じているサイトの顔を見ながらな...
「いや、マネすんなよ、マジで余計元気になるから」
才人はまた腰を震わせた。いったばかりの敏感な肉棒をタバサ...
汗でぬめる肌は、服を脱がせたばかりの瑞々しい時とは違う艶...
「お前、ほんとうはエッチさん?」
「定義がわからない。もっと行為を続けたいのを示すのならば...
「そ、そっか。って、真顔で言われるのって逆羞恥プレイみた...
タバサと居ると一向にゾウゾクが止まらないと才人は思った。
結局、才人は狭いタバサの中から精液を溢れさせるだけでなく...
220 名前:タバサと落ちてきた勇者14[sage] 投稿日:2007/04/...
「なあ、別に送ってくれなくていいんだぞ。てか、むしろ逆だ...
「………途中まで」
「はあ〜なんちゅう強情さだ。こんななら得意の着替えスキル...
「魔法で着替えられるのに、着替えさせるって………」
「あ、はい、確かに言いました。で、着替えさせるの楽しみま...
ならば良いだろとタバサはひょこひょこと付いて来る。そこに...
「はあ〜」
ほんの少し前の行動は、命以上の借りがあるから『した』とか...
「はあ〜〜、なんだったんだろう。最後の方にはいっちゃった...
「なにがですか?」
「ん?」
いきなり声をかけられた才人が顔を上げると黒髪のメイドがあ...
「シ、シエシエ」
シエスタは才人の後ろ、少し離れているタバサに一瞥をくれた...
「あ、あの〜シエスタさん?」
「ご安心ください、お使えする方のプライバシーには立ち入ら...
「そ、そうですか、そのわりにボクたちを見るシエスタさんは...
「ボク…たち、ですか? どういう意味か専属メイドに説明して...
「い、いえ、言い間違いでした、ボク、です、ハイ」
専属を強調されて才人の腰が情けなく引ける。それだけの迫力...
221 名前:タバサと落ちてきた勇者15[sage] 投稿日:2007/04/...
「サイトさん」
「ハ、ハイ、なんでしょうか?」
「メイドはご主人さまにいろいろ訊きません」
「そ、そうですか、なんだか大変感謝しちゃいます」
「でも、部外者の方には訊きます。メイドですから」
「ちょ、ちょっとシエシエ何を訊くの!?」
「ミス・タバサ、サイトさんを好きなんですか?」
才人が訊けなかった質問をシエスタは恋する女の強さを遺憾な...
「シ、シエスタさん、いくらなんでも不躾ですよ、あのですね」
「サイトさんは黙ってて!」
「うう、ご主人さまにそう言うのはオッケーなんですかメイド...
クワッと大きく言われて縮こまる才人も実際タバサの答えは聞...
「……もっと大切な人」
自分でも今納得したみたくタバサは肯く。そしてスタスタと才...
「おやすみなさい」
タバサはくるりと踵を返し、飄々と部屋へ戻って行く。残され...
「サイトさん! なんですか今のは! メイドをなめてません...
「なめてません! なめてません! なめてなんかいないと思...
「あっ!? なんかなめてるの調子がすごく変な感じ!!」
「す、するどいシエシエ‥‥‥‥‥あ、い、いや、気のせいです!!」
「サイトさ〜〜〜んっ 白状するならばいまのうちです!?」
「ど、どっから出したんだそのトゲトゲしたの、てかメイドに...
「フフ、すぐに分りますから」
廊下を一人歩くタバサの背後から、メイドの怒声とご主人さま...
終了行:
162 名前:タバサと落ちてきた勇者1[sage] 投稿日:2007/03/2...
ひんやりとした感触が顔を撫でるのを感じて才人が目を開ける...
「あれ、タバサ?」
幼さと理知的な印象を同居させた少女が肯く。その手にはタオ...
「ここお前の部屋だよな? 何でここにいるんだ俺? 何かあ...
「上から落ちて気絶していたから、ここへ」
「あ、ああーご主人様に回し蹴りを頂いたんでしたっけ。窓を...
タバサは一度肯いてから首を横に振る。それは迷惑ではないと...
「まあ今度からは放置してくれていいからさ。なんて言うか窓...
「まだ横になっていた方がいい。頭も打ってるから」
「ああ、平気だよ。さっきも言ったけど慣れてるよ、慣れたく...
良いと言われても才人は恐縮した。横たわるベットは勿論タバ...
しかし、構わないとタバサは譲らない。タバサからは、自分が...
そう言えば意外に頑固らしいからな、とタバサの事を思い出し...
「じっとしてて」
「本当に大したことないぞ?」
「汚れてもいるから」
「あ、って、ちょ、ちょっとタイム、服の下など拭いていただ...
「………」
「ど、どうした?」
パーカーを捲られ流石に慌てて止めに入る才人だが、止めるま...
「……………ごめんなさい」
163 名前:タバサと落ちてきた勇者2[sage] 投稿日:2007/03/2...
「バ、バカ、気にすんなよ。お前は悪くないって」
愁いに沈む青い瞳に才人は慌ててまくし立てる。
「実際同じ立場になったら俺だって同じことしたかもしれない...
才人はスレイプニィルの舞踏会、あの夜を振り返り、考えてみ...
タバサは才人の瞳を真っ直ぐに見て力強く否定する。
「そんなことない。あなたは私と同じ立場だった。それに何か...
「な、なんか擽ったいって。そんな誉められるの慣れてないか...
そう言って笑う才人にしてみれば、母親を人質に取られてなお...
しかしタバサの真摯な視線は変わらない。揺るがないその瞳、...
そんな少女に肯定的な眼差しを向けられているのだから照れる...
「ま、まあ、あれだ、どっちも無事だったし結果オーライだな...
「………」
「オ、オイ、あんまり深刻に考えなくていいんだぞ? という...
一向に納得した様子でないタバサ。あの夜には命を捧げるなど...
どうすれば元気になるのか全然分らないけれど、何かしなけれ...
「ほんと気にするなって、なんかお前を泣かせてる悪者って気...
タバサもここまで言われれば内心は別としても折れないわけに...
164 名前:タバサと落ちてきた勇者3[sage] 投稿日:2007/03/2...
「よし、じゃあこれでこの件は無しだぞ?」
才人は、ほっと息を吐いた。撫でるのも終わりにしようと思っ...
「う〜ん、髪、サラサラだな。スベスベって言うかシルクの手...
「あまり気にしたことない」
「いや、これは気にした方がいいぞ。これは良いものだって感...
才人は指を広げてタバサの頭を撫で続けた。タバサの髪の毛は...
髪が指を擽られる気持ち良さにはまり、才人は手を幾度も小さ...
「あ、ついつい浸ってた、ゴメン」
「別にいい」
見ればタバサは首を竦めて上目遣いになっている。不愉快と言...
才人は、ずっと蕾であった花が初めて咲いているのを目撃した...
「うひゃっ あ、お、うっ だ、だから別に拭いてくれなくて...
「少し引きつってるから……………撫でてるだけ」
小さな指先は、まだそこに傷があるかの様にそっと表面だけを...
「ちょ、ちょっと待って……う、あっ!?」
背中を這い上がる心地好い寒気に才人は身悶えた。筋肉が緊張...
そんな状況だが結構気持ち良いのは間違いない。悶えて熱くな...
「あ…ぐっ……ふ、ふうっ…はっ!」
才人は顔を真っ赤にし止める言葉も出せず痙攣する。このまま...
165 名前:タバサと落ちてきた勇者4[sage] 投稿日:2007/03/2...
「は、はあ、はあ、はあ、お、終わった? ど、どうした、っ...
指を静止させたタバサの視線は下の方を向いていた。正確には...
そこでは美少女の指先に擽られ―――別の表現をすれば愛撫され――...
「い、いや、これは違う! 別に変な気になってるんじゃなく...
正真正銘の王族であるタバサに不躾過ぎる膨張を見られ、才人...
才人は懸命に鎮まれと股間に命じるが効果はゼロ、と言うより...
「そ、そんな、ち、違うの! み、見られて嬉しいって事じゃ...
って、バカか! ツンデレか! い、いや、そんな場合じゃな...
ゾクゾクしてなんかいないんだからと、半泣きの才人。せめて...
博学なタバサは余裕で事態を理解していた。膨張する生物学的...
「うう、そんなじっくり見ないで、なんでか見られると小さく...
「……………」
「うわっ ご、ごめんなさい?!」
冷徹な観察者のような視線を浴びてるのにますますズボンを膨...
「私がしてあげる」
「へ?」
「私がしてあげる」
166 名前:タバサと落ちてきた勇者5[sage] 投稿日:2007/03/2...
「な、なにを言ってるの?」
繰り返し聞いても才人には意味が分らなかった。する、とは一...
才人はタバサの手と自分の股間を何度も見比べて漸く思い至る...
「お、お前、まさかこの状況が理解できてないとかじゃないよ...
「ちゃんと知ってる。性的に興奮してペ○スが充血して硬くなっ...
「あ、ハイ、正解ですね、君はちゃんと理解してます、認めま...
学術書を読み上げるようなタバサに才人はカクカクと肯いた。...
「あ、ちょっとこら!? しちゃダメって言うか、も、もっと...
気が付けば才人は剥き出しにされていた。タバサの細い指が根...
「うひゃあっ!?」
才人が仰け反る。スベスベの指と握られた指の凹凸に摩擦され...
「う、うはがあぁあっ!?」
するとタバサの動きがぴたりと止まる。あどけなさが多分に残...
アワアワとしていた才人もやっと気付く、タバサとて平静な訳...
「な、なあ、こんなことするの恥ずかしいんだよな?」
「……うん」
「初めて?」
167 名前:タバサと落ちてきた勇者6[sage] 投稿日:2007/03/2...
「そう」
「だ、だよな〜、お兄さんあせっちゃった。こんなモノ見飽き...
「でもしてあげたい」
才人は、ウグッと詰まった。色々と考えればここは流されてし...
それに縋るような視線のタバサを見ていると、どうにも邪な衝...
「あのさ、さっきも言ったけど俺はそんなに偉い人間じゃない...
「………いい」
「だ、だろ? いや、いい、じゃないだろって、いきなり咥え...
タバサの上体が傾いたと思ったら、才人は一物を飲み込まれて...
「うあ、あ!」
タバサの口の中は狭く、濡れ、そしてどこまでも熱かった。頬...
咥えたままでタバサが見上げている。
「あ、ああ、すげー気持ち良いよ、タバサの口。なんか今にも...
才人の答えに満足するようにタバサは瞳を閉じた。青色の髪が...
時折、歯がぶつかったり、口から溢れる唾液を啜ったり、先っ...
「けど、そのぎこちないのがイイんだな〜。うむむむ、ど、ど...
快感と妙な満足感に才人の顔が怪しくニヤける。ちっちゃな口...
「あ、ちょ、マジで出ちゃう! ヤ、ヤベっす!?」
ニヤけてる場合などではなかった。口粘膜の快感に腰を震わせ...
168 名前:タバサと落ちてきた勇者7[sage] 投稿日:2007/03/2...
突然溢れる青臭い匂いと喉を刺激する圧力にタバサが目を大き...
「んふううっ!?」
ネバネバを上手に嚥下する方など知らぬタバサの口は精液で一...
「わ、悪い急には止まれないもんでって――――――ぬあっ!?」
「?」
「め、眼鏡に付いてる。半分だけ汚れて、それがシトシト垂れ...
感激するところが違うのではないかとも思えたが、白く濁った...
暫くすると精液は制服にまで滴り、妙な濁り越しにタバサの白...
「しかしタバサがこれほどのドキドキを秘めているとは、この...
「………良かった?」
「メチャメチャ良かった。
って、なんだよ、そんなに赤くなって恥ずかしいのか?
口でしてた時の方が平気だったのか?」
「違う、夢中だっただけ。それに、誉められた事あまりない」
「じゃあエッチな事で誉められたのは初めてか?」
「うん」
コクンと素直に肯く仕草がどうにも可愛く、才人は悶えながら...
他はどんな感じなのだろうか、才人は確かめずにはいられなか...
「お尻もちっちゃいな。すらりとしてるし。でも、弾力は絶妙...
「ん、う、擽ったい」
「そっか、嫌な感じじゃないんだ。もっと触るけどいいか? ...
「あなたの好きにしていい」
「才人」
「え?」
「あなたじゃなくて才人でいいって。なんちゅーか、ここまで...
214 名前:タバサと落ちてきた勇者8[sage] 投稿日:2007/04/0...
「…………サイト」
自分だけへと呟くように小さく呼ぶと、タバサは自分の中で凝...
「どうかしたか?」
「なんでもない」
ともかく今は、サイトのしたいまま、己の心の赴くまま行動し...
「じゃ、じゃあ、足を肩幅より広げ気味に膝立ちになってみて」
「こう?」
「そ、そう、んで手を後ろに回して心持ち躰をそらせるように...
ベットの上のタバサはどこかのグラビアの1ページを飾る格好...
が、サイトは大感激した。眼鏡が、シャツが、一日中愛でてい...
「くそっ、こんな逮捕しちゃうぜ! 特にシャツから透けてる...
「小さいから?」
「いや、大小じゃなくて胸、胸が可愛いってこのリビドーがわ...
タバサには分らなかった。ただ才人がいつも大きな胸には注目...
「大きい方が好き?」
「……………え?」
「胸は豊かな方が良い?」
「な、何故アナタはそんな事を訊くのですか?」
「いつも大きな胸を見ている気がする」
「そ、それは気のせいだ。だって、大きい小さいじゃなくて、...
「動揺してるし、答えになってない―――――くふぅん!」
胸は大きい方が好き、そんなふうに皆が自分のことを思ってい...
215 名前:タバサと落ちてきた勇者9[sage] 投稿日:2007/04/0...
「ひゃうっ あ!」
お尻を撫でられるのよりずっと擽ったい感覚にタバサが声を上...
「や、あ、や、ん!」
タバサは生まれて初めての声音を使っていた。擽ったっさが躰...
「胸、気持ちいいか?」
「気持ち……いい?」
「だって乳首たってるからさ。それに今の自分の顔、どんなふ...
「わからないけれど、あなたの言う通りなのかもしれない」
「才人」
「サイトの言う通りなのかも」
「じゃあ言う通りってことで決着な。なんてか嬉しいな、ただ...
言われなくてもタバサは項まで真っ赤にしていた。どうも軽い...
「そういう顔はメチャ可愛いから隠そうとするの禁止だ。もっ...
「きゃん!」
タバサの唇が甘い叫びを放つ。快感だと意識すると才人が齎ら...
「ちょっと胸がふっくらして来たかな? まあ、唾液でふやけ...
「あ、そこ、胸じゃない……や」
「ここも舐めたい。肘をちょっと外にやる」
「んあっ!」
「タバサ、こんなトコも敏感なんだな」
腋の下を舌でなぶられてタバサは小刻みに震える。普段意識し...
才人はいつもの無表情が嘘みたいなタバサの反応が面白く、華...
そしてタバサ自身も知らない感じ易い場所を発見して行く。
216 名前:タバサと落ちてきた勇者10[sage] 投稿日:2007/04/...
やがてシャツが半分脱げたタバサの上半身は、全て唾液のいや...
「オ、オロロ〜ン! 良かったよ〜、濡れてるよ〜! 神様、...
「漏らしたんじゃないけど」
「バ、バカっ、わかってるってば、じゃなければこんなに喜ば...
「……今度」
そんな事もあるのかと新たな知識に納得して首肯するタバサ。...
「タバサはヨダレたらした事なんかなさそうなのに、下の口は...
「ヨダレじゃないけれど、奥が熱くズキズキしてるからたぶん...
「ぬあっ!? お、奥って普通の単語なのに、いまのタバサか...
才人は氷を背中に入れられたみたいに震えた。もうタバサの割...
「サ、サイト…!」
タバサはひっくり返りそうなくらい躰を反らせて痙攣する。肌...
「ん、フガフガ、タバサの匂い。さっき舐めてた時にはミルク...
「し、知らないっ ああぁっん!」
才人のキスは合わせるだけのキスにとどまらない。股間に密着...
217 名前:タバサと落ちてきた勇者11[sage] 投稿日:2007/04/...
「ングっ 思わぬ反撃ってか、もっとして欲しいという意思表...
「ち、違う」
「あっそう、別に構わず舐めるけど」
「ひうぅ! サイト、犬みたい」
「言われ慣れてるから気にしないで舐めるであります!!」
才人はぷっくりと充血した幼襞を舌で掻き分けて、奥から分泌...
さすが伝説の使い魔なのか、そんな状態が小一時間も続き、タ...
「タバサ、すげぇ…」
才人はタバサの白い躰にまたも見惚れた。タバサは、用を足す...
「本当にしちゃうぞ?」
「……うん」
「もうちょっと膝をひらいて、タバサのアソコにコイツでキス...
才人は横たわるタバサの膝に手をあてがい体重を掛ける。少年...
そしてズキズキと先っぽを震わせる一物が、タバサの割れ目に...
「あっ サイトが私にさわってる。とっても熱い」
「こっちも熱い。襞が開いて、ああ、タバサの口でキスされた...
「痛いの?」
「ああ、まあ、気持ち良すぎると漢は痛くなっちゃう時もある...
「なんだか難しい」
「ぐっ こ、こんな状況で小首を傾げるなよ。むっちゃ可愛く...
舐め続けられ蕩けてとろけたタバサは、今や仕草のすべてが自...
218 名前:タバサと落ちてきた勇者12[sage] 投稿日:2007/04/...
「あ、く、うっ!」
タバサの顔が苦痛に歪む。そんな表情も高ぶった才人には武者...
「ちょっと我慢してくれ」
「はくっ あっ き、気にしないでいい――――んぐっ!?」
タバサの唇が捲られ才人が徐々に埋没する。途中で先端を押し...
「うあ は、はいった! で、でも、スゲーきつい。あ、タバ...
「こ、これくらいなら平気。サイト、入ったの?」
「うん、ぜんぶタバサの中に入ってる。あんなに舐めたのに中...
「………臍の内側からサイトが押し上げる感じがする」
「そういやお腹がほんのり盛り上がってるかも。うわ〜、なん...
「悪いことじゃない。望んだのは私」
純潔の紅を滲ませているのにタバサは憮然として抗議する。こ...
「だ〜か〜ら〜、なんでこう次から次へとハートにズギュンと...
「………ダメだった?」
「ぐはっ!? 本当に言うつもりだったのかよ! 今度読んで...
「んんうぅっ 中でまた大きくなった。…………………眼鏡が原因?」
「やん! 知らない知らない! もう、知らないんだからっ!...
壊れた才人は、窮屈なタバサの泥濘で律動を開始した。ポター...
「は、はくっ ん、や、サイト お腹の中で響く」
タバサの躰がゆるくアーチを作る。引き裂かれた痛みは消えな...
「とんでもない摩擦感で芯までヌラヌラされてるみたいだ。あ...
219 名前:タバサと落ちてきた勇者13[sage] 投稿日:2007/04/...
才人は一物をタバサの中で痙攣させる。どっと快感が肉の棒を...
「先っぽの盛り上がりがタバサのお腹で動いてたまらん光景な...
「い、いい、ちゃんと満足するまでずっとしていて」
「タバサ!」
「きゃう! む、胸」
「さっき覚えたタバサの弱点だ、気持ち良いとこ刺激しながら...
「べ、べつに い、いいのに あ!?」
「いろんな顔を見せてもらったけど、感じてるのが一番可愛い...
才人は遮二無二腰を前後させる。快感でますます一物は硬くな...
タバサの中で痛みと快感の比率は少しずつ後者へと傾く。ただ...
「くわっ や、やっと、き、来たよ う、うわ、で、でもズキ...
「才人、出していいから!」
「タ、タバサの中で!!」
才人は息を止め、吐くと同時に仰け反った。反った頂点は当然...
「口の時よりも多く出ている」
ひりひりと沁みる感じ、まるで自分が滴らせた蜜を補うみたい...
「まだ、元気」
「あ、ああ、元気だな。躰の中身がぜんぶ出ちゃった気がする...
「じゃあ、もっと動いて。感じているサイトの顔を見ながらな...
「いや、マネすんなよ、マジで余計元気になるから」
才人はまた腰を震わせた。いったばかりの敏感な肉棒をタバサ...
汗でぬめる肌は、服を脱がせたばかりの瑞々しい時とは違う艶...
「お前、ほんとうはエッチさん?」
「定義がわからない。もっと行為を続けたいのを示すのならば...
「そ、そっか。って、真顔で言われるのって逆羞恥プレイみた...
タバサと居ると一向にゾウゾクが止まらないと才人は思った。
結局、才人は狭いタバサの中から精液を溢れさせるだけでなく...
220 名前:タバサと落ちてきた勇者14[sage] 投稿日:2007/04/...
「なあ、別に送ってくれなくていいんだぞ。てか、むしろ逆だ...
「………途中まで」
「はあ〜なんちゅう強情さだ。こんななら得意の着替えスキル...
「魔法で着替えられるのに、着替えさせるって………」
「あ、はい、確かに言いました。で、着替えさせるの楽しみま...
ならば良いだろとタバサはひょこひょこと付いて来る。そこに...
「はあ〜」
ほんの少し前の行動は、命以上の借りがあるから『した』とか...
「はあ〜〜、なんだったんだろう。最後の方にはいっちゃった...
「なにがですか?」
「ん?」
いきなり声をかけられた才人が顔を上げると黒髪のメイドがあ...
「シ、シエシエ」
シエスタは才人の後ろ、少し離れているタバサに一瞥をくれた...
「あ、あの〜シエスタさん?」
「ご安心ください、お使えする方のプライバシーには立ち入ら...
「そ、そうですか、そのわりにボクたちを見るシエスタさんは...
「ボク…たち、ですか? どういう意味か専属メイドに説明して...
「い、いえ、言い間違いでした、ボク、です、ハイ」
専属を強調されて才人の腰が情けなく引ける。それだけの迫力...
221 名前:タバサと落ちてきた勇者15[sage] 投稿日:2007/04/...
「サイトさん」
「ハ、ハイ、なんでしょうか?」
「メイドはご主人さまにいろいろ訊きません」
「そ、そうですか、なんだか大変感謝しちゃいます」
「でも、部外者の方には訊きます。メイドですから」
「ちょ、ちょっとシエシエ何を訊くの!?」
「ミス・タバサ、サイトさんを好きなんですか?」
才人が訊けなかった質問をシエスタは恋する女の強さを遺憾な...
「シ、シエスタさん、いくらなんでも不躾ですよ、あのですね」
「サイトさんは黙ってて!」
「うう、ご主人さまにそう言うのはオッケーなんですかメイド...
クワッと大きく言われて縮こまる才人も実際タバサの答えは聞...
「……もっと大切な人」
自分でも今納得したみたくタバサは肯く。そしてスタスタと才...
「おやすみなさい」
タバサはくるりと踵を返し、飄々と部屋へ戻って行く。残され...
「サイトさん! なんですか今のは! メイドをなめてません...
「なめてません! なめてません! なめてなんかいないと思...
「あっ!? なんかなめてるの調子がすごく変な感じ!!」
「す、するどいシエシエ‥‥‥‥‥あ、い、いや、気のせいです!!」
「サイトさ〜〜〜んっ 白状するならばいまのうちです!?」
「ど、どっから出したんだそのトゲトゲしたの、てかメイドに...
「フフ、すぐに分りますから」
廊下を一人歩くタバサの背後から、メイドの怒声とご主人さま...
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