ゼロの使い魔保管庫
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[[虹山]]
393 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/08/25(...
ルイズはアルヴィーズの食堂で生まれたままのタバサを目撃し...
サイトが気絶から冷める頃には聖キリストのごとく十字架にロ...
「誤解だって!」
ルイズたちに食堂で起こったことを正直に話しているサイト。
しかし
「アアアンタ、わたしよりぃいいちぃさな女のこぉおおおおお...
しかしごらんのとーりまったく聞いていない。
「ほんとだって!第一おまえさっき俺の話は信用するって言っ...
「うるさい!裸のタバサと一緒にいた犬の話なんて信用しように...
あんたなんて五十回ぐらい死んで生まれ変わる必要があるわ!...
といい新しく買った鞭でサイトを痛めつけていた。
394 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/08/25(...
こんな拷問が約一時間・・・
「あんたね、この前のテファの時のように反省文を書きなさい...
「はぁ!?ふざけんじゃねーよ!この前アレだけ反省文書いた...
サイトの言葉にルイズの鞭が飛ぶ。
「犬には拒否する権利はないわ。シエスタ、ありったけの原稿...
「わかりました。ミス・ヴァリエール」
シエスタが部屋を出て行く。
「信じろよこのバカ!俺はタバサとは何にもしてねーっての!」
「信じたくても信じるにあたいする行動をアンタ何一つとって...
なんやかんやで最終的には反省文を書くことになったサイト。
それから事件は虚無の曜日の前夜におきた・・・
395 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/08/25(...
サイトが358の反省文を読み上げている時だった。
ルイズはタバサとサイトが成り行きでああなってしまっている...
しかしどうにも許せないのである。
好きだといっておきながら、自分も遠まわしだったけど応えた...
「ルイズ・・・もういいだろ?」
「私は没だと思うけど。シエスタはどう思う?」
「没ですね」
もうサイトは精神的に限界だった。
さすがに堪忍袋が切れたのである。
「ふざけんなよ・・・ルイズもシエスタも。俺がいったい何をした!
何度も言うけど別に何にもしてねーんだよ俺は!それなのに飯...
文句言ったら鞭がとぶ!!躾にもほどがあるだろうが!!俺は...
「なによなによなによ!あんたば悪いんでしょ!
わたしに好きっていっておきながら誰にでも尻尾を振っちゃう...
とうとうルイズのエクスプロージョンが飛んでしまった。いつ...
「ミス・ヴァリエール!いくらなんでもやりすぎですよ!」
シエスタがサイトのそばに駆け寄って叫んだ。
ルイズは涙目になっていてもうしゃべることができなかった。
「もう、躾はやめにしましょう」
そういいながらシエスタはサイトを医務室に運ぶためおんぶし...
「私もやりすぎました。もうサイトさんも十分反省してるでし...
ルイズはただ涙を流しながらうなずくだけだった。
396 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/08/25(...
次の日、ルイズたちはサイトに謝ろうと思い医務室を訪れた。
しかしベットにサイトはいなかった。置き手紙を残して。
置き手紙にはこう書かれていた。
「家出します。サイト」
「「・・・・・・ええええぇぇぇぇぇぇ!!」」
魔法学院に二人の絶叫が響く。
397 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/08/25(...
一方サイトはというと馬に乗って町に出ていた。
「しっかしおでれーたぜ相棒、お前さんあんだけ痛めつけられ...
「まぁ俺が原因だしな。俺があっちへこっちへふらふらしたり...
シエスタも俺がはっきりしてないからルイズと一緒に俺を痛め...
「うん」
「だからやっぱルイズのその気持ちに自分も応えなくちゃなー...
「相棒は女に優しいね。それはそうと勝手に出てきてよかった...
「あー大丈夫ダイジョーブ、ちゃんと置き手紙書いといたから」
しかしサイトはルイズたちが叫んでいることを知らない。
サイトは置き手紙に「町に行く」と書きたかったのだが、町と...
しょうがなく意味が伝わるようにどう書けば良いかを悩んでい...
しかしまだサイトは読めてもまだ書くということがままならな...
よって「家出します」なんて書いてしまったのだ。それで大パ...
398 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/08/25(...
ギーシュたちの溜まり場であるゼロ戦格納庫ではどうにかみん...
「いやーこの前の戦いはホントつらかったな。まだ少し関節が...
ぼやきながらギーシュは肩をまわしながら言った。
「ぼくはこのすばらしいおなかと脂肪があるからね。あんなの...
マリコルヌが誇らしげにギーシュのぼやきに応えながら女子た...
「確かにあの戦いは凄かったですわねー」
親衛隊の女の子たちがあいづちをうっていた。
「ギーシュ様ったらとっても勇敢でかっこよかったです。それ...
その言葉を言った瞬間ギーシュとマリコルヌはいつものちょっ...
「君たち、そんなことを言うもんじゃあない。
サイトはあのハーフエルフのためだけではなく僕たちのために...
僕たちや僕たち一族が異端になってしまわないように土下座ま...
もうそんなことは彼の名誉のためにも二度と口にしないでくれ」
「そうだよ。僕たちもサイトが土下座をしたからこそ戦ったん...
もしサイトが土下座してくれなかったら杖を握ることさえしな...
それに僕たちが戦い始めてからサイトは素手で戦ってた。自分...
彼は本当は戦うことは大嫌いだと思うんだ。だけど誰かを守る...
あの戦いで本当に祝ってあげなきゃならないのは僕たちじゃな...
ギーシュたちは戦いの後モテモテで良い気分になっていたが見...
二人の言葉で親衛隊の女の子たちは黙ってしまった。
399 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/08/25(...
そんな溜まり場の沈黙をやぶる者がやってきた。サイトを懸命...
「ねぇサイト見なかった!?」
とても急いだ口調でルイズが聞いてきた。
「サイトかい?飲まないかって誘ったら断っていったのは覚え...
「サイト様でしたら馬に乗って学院を出て行きましたけど」
その言葉を聞いたルイズは
「え?」
としかいえずヘナヘナと床に座ってしまった。
自分のせいで本当に家出したんだ。もう戻ってくることはない...
400 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/08/25(...
「だけど相棒。プレゼントって何を買うんだい?」
「いやープレゼントを買うという目的できたは良いけど何買う...
相棒はやっぱり馬鹿だねと心の中で思うデルフリンガーだが相...
「まぁいろいろ見ていってから決めるさ。だけどなー何が良い...
「何でそんなことを剣に聞くんだい?相棒のことだろうが」
「だって俺こうゆーのわっかんねーもん。六千年も生きてきた...
「やっぱ思いを伝えるくらいならアクセサリーがいいんじゃね...
「ゆ、指輪!?そそそそんなの俺恥ずかしくて渡せねーよ!」
顔を真っ赤にして叫ぶサイト。しかもその声で周りの人たちも...
「何いまさら指輪ごときで恥ずかしがってんだよ。結婚式もア...
「いや、そーだけどさ。やっぱ指輪はちょっとカンベンだ。ほ...
「そーだねー。腕輪ならどうだ?指輪と違って腕輪なら純粋な...
「腕輪か。確かルイズは腕輪・・・ブレスレットはもってなかった...
そういってちょうど良い店を見つけた。ルイズにペンダントを...
401 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/08/25(...
部屋に戻ったルイズはベットの上で体操座りをして泣いていた...
ルイズはいまさらになって後悔と自分自身に対し怒りを向けて...
サイトは本当に何にも悪くないのだ。生まれたままのタバサと...
いままでもそうじゃなかったか?サイトが悪かった時もあった...
それによって毎回自分は鞭でたたきエクスプロージョンを撃っ...
そんな自分をサイトは好きだといってくれた。だけど家出して...
「ミス・ヴァリエール!サイトさんが、サイトさんが帰ってき...
・・・素直になろう。
402 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/08/25(...
「サイト!」「サイトさん!」
ルイズとシエスタが走ってサイトのところにやってくる。
ルイズがサイトに抱きついた。走って抱きついてきたのでサイ...
「ど、どうしたんだよ。いきなり抱きついてきて」
「もう、会えないかと思ったんだから!心配したんだから!」
「置き手紙に家出するって書いてあってわたしたち本当に心配...
「へ?」
サイトは置き手紙のことを話した。
町という単語がかけなかったので家を出てると書いたつもりだ...
403 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/08/25(...
「だけどサイト。アンタどうして町に行ってたの?」
ルイズのその言葉を聴いたときサイトは少し顔が赤くなりなが...
「俺はお前が好きだ。ルイズ」
その言葉を聞いたときルイズは歓喜で心が満たされ、シエスタ...
「俺さ、お前に好きって言ったくせに誰にでも尻尾を振ったり...
だから俺はもう断ち切ろうと思う。お前に船の中で曖昧だった...
俺が好きだ好きだっていってるのに全然応えてくれなかったお...
「サイト・・・わたしね、あなたがいつもいつも守ってくれていた...
あなたは何にも悪いことをしていないのにわたしはあなたを傷...
毎回あなたを痛めつけているわたしをよ?嬉しくてしょうがな...
お互いの意思が通じ合ったとき二人は本当に嬉しかった。
シエスタは二人を見ていて涙をみせていた。
そう、わたしはフラれたのだ。サイトさんはわたしではなくミ...
だからわたしは使用人として接するしかない。わたしは身を引...
シエスタが泣きながら歩いていくとタバサが立っていた。そし...
シエスタは声を押し殺すように泣きタバサも涙を流しながらシ...
404 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/08/25(...
「ルイズにさ、プレゼントがあるんだ」
「プレゼント?」
手に収まりそうな白い箱を送られた。
「あけていい?」
「もちろん、いいよ」
ルイズがあけると銀色のリングに桃色の宝石が散りばめられて...
サイトのことだからとんでもなく高いものではないと思うがそ...
「きれい・・・」
「ルイズみたいだな、と思ってさ」
「ありがとう、大切にするわ」
そうしてルイズがブレスレットをはめる。
甘い空気が二人を包んでいる。熱く、そして長いキスをした。
赤い夕焼けが眼にしみた。夕焼けに照らされるルイズは本当に...
この少女を絶対に守ろう。そう心に固く誓った。
「さぁ、部屋に戻ろうぜ。冷える」
顔が赤いままサイトが言った。
「そうね」
顔が赤くサイトに視線を合わせられないルイズが応えた。
405 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/08/25(...
そして学院の方で歩くこと数分。
親衛隊の女の子たちがサイトに詰め掛けてきた。
「「ごめんなさい!サイト様」」
「え?な、何が?」
何について謝られたのかいまいちわからないサイト。
「わたしたちサイト様があのハーフエルフを守るためだけじゃ...
ギーシュ様たちまで守るために土下座をしたというのに、
それなのにわたしたちったら、そんなサイト様を情けないなん...
「いや別に良いよ。かっこ悪かったの事実だし」
「いいえ、そんなことありません!だからわたしたちお礼をす...
「お礼?」
そうサイトが言った瞬間、何人もいる女の子たちから頬にキス...
「へ?」
「それでは!」
親衛隊は一目散に逃げていく。サイトは頬を押さえ呆然として...
サイトは顔中キスマークだらけだ。
しかし5秒後自分は今とんでもない状況に犯されていることを知...
「さぁぁぁぁいぃぃぃぃとぉぉぉぉぉ」
「は、はい!」
「あぁぁぁぁんたぁぁぁぁはぁぁぁねぇぇぇ」
「いやどうみても俺は悪くないだろ!」
「わぁぁかってるんだけどねぇぇぇぇ、こぉぉこぉぉろぉぉが...
ゆぅぅぅるぅぅぅせぇぇぇぇなぁぁぁぁいぃぃぃぃっていって...
「ご、ごめんなさい!」
「サイトのバカぁぁぁぁーーー!!!!」
406 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/08/25(...
シエスタが泣き止んだところいきなり爆発音が響いた。
「ミス・ヴァリエールでしょうか?」
「きっとそう」
「やっぱりサイトさんは相変わらずですね」
タバサは頷いた。
シエスタは思った。きっとサイトさんは明日もいつものように...
サイトが気絶しぶっ倒れているのをみて、
ルイズはやっちゃたっと後悔は少ししたが後でたくさん相手を...
ルイズはサイトがくれたブレスレットをはずして観察し始めた。
それにしてもサイトって結構良いセンスしてるのねーと思い始...
ブレスレットの裏側の文字に気が付いた。
自分たちが使ってる文字によく似ているが少し、いやかなり違...
あとでサイトに聞いてみようと思った。
その文字はサイトの世界の文字だった。
お店の人にブレスレットの裏側に文字が彫れると聞いたときに...
ベタすぎにもほどがあるとサイトは何度も思ったが最終的にそ...
407 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/08/25(...
『 I Love You 』
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393 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/08/25(...
ルイズはアルヴィーズの食堂で生まれたままのタバサを目撃し...
サイトが気絶から冷める頃には聖キリストのごとく十字架にロ...
「誤解だって!」
ルイズたちに食堂で起こったことを正直に話しているサイト。
しかし
「アアアンタ、わたしよりぃいいちぃさな女のこぉおおおおお...
しかしごらんのとーりまったく聞いていない。
「ほんとだって!第一おまえさっき俺の話は信用するって言っ...
「うるさい!裸のタバサと一緒にいた犬の話なんて信用しように...
あんたなんて五十回ぐらい死んで生まれ変わる必要があるわ!...
といい新しく買った鞭でサイトを痛めつけていた。
394 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/08/25(...
こんな拷問が約一時間・・・
「あんたね、この前のテファの時のように反省文を書きなさい...
「はぁ!?ふざけんじゃねーよ!この前アレだけ反省文書いた...
サイトの言葉にルイズの鞭が飛ぶ。
「犬には拒否する権利はないわ。シエスタ、ありったけの原稿...
「わかりました。ミス・ヴァリエール」
シエスタが部屋を出て行く。
「信じろよこのバカ!俺はタバサとは何にもしてねーっての!」
「信じたくても信じるにあたいする行動をアンタ何一つとって...
なんやかんやで最終的には反省文を書くことになったサイト。
それから事件は虚無の曜日の前夜におきた・・・
395 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/08/25(...
サイトが358の反省文を読み上げている時だった。
ルイズはタバサとサイトが成り行きでああなってしまっている...
しかしどうにも許せないのである。
好きだといっておきながら、自分も遠まわしだったけど応えた...
「ルイズ・・・もういいだろ?」
「私は没だと思うけど。シエスタはどう思う?」
「没ですね」
もうサイトは精神的に限界だった。
さすがに堪忍袋が切れたのである。
「ふざけんなよ・・・ルイズもシエスタも。俺がいったい何をした!
何度も言うけど別に何にもしてねーんだよ俺は!それなのに飯...
文句言ったら鞭がとぶ!!躾にもほどがあるだろうが!!俺は...
「なによなによなによ!あんたば悪いんでしょ!
わたしに好きっていっておきながら誰にでも尻尾を振っちゃう...
とうとうルイズのエクスプロージョンが飛んでしまった。いつ...
「ミス・ヴァリエール!いくらなんでもやりすぎですよ!」
シエスタがサイトのそばに駆け寄って叫んだ。
ルイズは涙目になっていてもうしゃべることができなかった。
「もう、躾はやめにしましょう」
そういいながらシエスタはサイトを医務室に運ぶためおんぶし...
「私もやりすぎました。もうサイトさんも十分反省してるでし...
ルイズはただ涙を流しながらうなずくだけだった。
396 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/08/25(...
次の日、ルイズたちはサイトに謝ろうと思い医務室を訪れた。
しかしベットにサイトはいなかった。置き手紙を残して。
置き手紙にはこう書かれていた。
「家出します。サイト」
「「・・・・・・ええええぇぇぇぇぇぇ!!」」
魔法学院に二人の絶叫が響く。
397 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/08/25(...
一方サイトはというと馬に乗って町に出ていた。
「しっかしおでれーたぜ相棒、お前さんあんだけ痛めつけられ...
「まぁ俺が原因だしな。俺があっちへこっちへふらふらしたり...
シエスタも俺がはっきりしてないからルイズと一緒に俺を痛め...
「うん」
「だからやっぱルイズのその気持ちに自分も応えなくちゃなー...
「相棒は女に優しいね。それはそうと勝手に出てきてよかった...
「あー大丈夫ダイジョーブ、ちゃんと置き手紙書いといたから」
しかしサイトはルイズたちが叫んでいることを知らない。
サイトは置き手紙に「町に行く」と書きたかったのだが、町と...
しょうがなく意味が伝わるようにどう書けば良いかを悩んでい...
しかしまだサイトは読めてもまだ書くということがままならな...
よって「家出します」なんて書いてしまったのだ。それで大パ...
398 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/08/25(...
ギーシュたちの溜まり場であるゼロ戦格納庫ではどうにかみん...
「いやーこの前の戦いはホントつらかったな。まだ少し関節が...
ぼやきながらギーシュは肩をまわしながら言った。
「ぼくはこのすばらしいおなかと脂肪があるからね。あんなの...
マリコルヌが誇らしげにギーシュのぼやきに応えながら女子た...
「確かにあの戦いは凄かったですわねー」
親衛隊の女の子たちがあいづちをうっていた。
「ギーシュ様ったらとっても勇敢でかっこよかったです。それ...
その言葉を言った瞬間ギーシュとマリコルヌはいつものちょっ...
「君たち、そんなことを言うもんじゃあない。
サイトはあのハーフエルフのためだけではなく僕たちのために...
僕たちや僕たち一族が異端になってしまわないように土下座ま...
もうそんなことは彼の名誉のためにも二度と口にしないでくれ」
「そうだよ。僕たちもサイトが土下座をしたからこそ戦ったん...
もしサイトが土下座してくれなかったら杖を握ることさえしな...
それに僕たちが戦い始めてからサイトは素手で戦ってた。自分...
彼は本当は戦うことは大嫌いだと思うんだ。だけど誰かを守る...
あの戦いで本当に祝ってあげなきゃならないのは僕たちじゃな...
ギーシュたちは戦いの後モテモテで良い気分になっていたが見...
二人の言葉で親衛隊の女の子たちは黙ってしまった。
399 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/08/25(...
そんな溜まり場の沈黙をやぶる者がやってきた。サイトを懸命...
「ねぇサイト見なかった!?」
とても急いだ口調でルイズが聞いてきた。
「サイトかい?飲まないかって誘ったら断っていったのは覚え...
「サイト様でしたら馬に乗って学院を出て行きましたけど」
その言葉を聞いたルイズは
「え?」
としかいえずヘナヘナと床に座ってしまった。
自分のせいで本当に家出したんだ。もう戻ってくることはない...
400 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/08/25(...
「だけど相棒。プレゼントって何を買うんだい?」
「いやープレゼントを買うという目的できたは良いけど何買う...
相棒はやっぱり馬鹿だねと心の中で思うデルフリンガーだが相...
「まぁいろいろ見ていってから決めるさ。だけどなー何が良い...
「何でそんなことを剣に聞くんだい?相棒のことだろうが」
「だって俺こうゆーのわっかんねーもん。六千年も生きてきた...
「やっぱ思いを伝えるくらいならアクセサリーがいいんじゃね...
「ゆ、指輪!?そそそそんなの俺恥ずかしくて渡せねーよ!」
顔を真っ赤にして叫ぶサイト。しかもその声で周りの人たちも...
「何いまさら指輪ごときで恥ずかしがってんだよ。結婚式もア...
「いや、そーだけどさ。やっぱ指輪はちょっとカンベンだ。ほ...
「そーだねー。腕輪ならどうだ?指輪と違って腕輪なら純粋な...
「腕輪か。確かルイズは腕輪・・・ブレスレットはもってなかった...
そういってちょうど良い店を見つけた。ルイズにペンダントを...
401 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/08/25(...
部屋に戻ったルイズはベットの上で体操座りをして泣いていた...
ルイズはいまさらになって後悔と自分自身に対し怒りを向けて...
サイトは本当に何にも悪くないのだ。生まれたままのタバサと...
いままでもそうじゃなかったか?サイトが悪かった時もあった...
それによって毎回自分は鞭でたたきエクスプロージョンを撃っ...
そんな自分をサイトは好きだといってくれた。だけど家出して...
「ミス・ヴァリエール!サイトさんが、サイトさんが帰ってき...
・・・素直になろう。
402 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/08/25(...
「サイト!」「サイトさん!」
ルイズとシエスタが走ってサイトのところにやってくる。
ルイズがサイトに抱きついた。走って抱きついてきたのでサイ...
「ど、どうしたんだよ。いきなり抱きついてきて」
「もう、会えないかと思ったんだから!心配したんだから!」
「置き手紙に家出するって書いてあってわたしたち本当に心配...
「へ?」
サイトは置き手紙のことを話した。
町という単語がかけなかったので家を出てると書いたつもりだ...
403 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/08/25(...
「だけどサイト。アンタどうして町に行ってたの?」
ルイズのその言葉を聴いたときサイトは少し顔が赤くなりなが...
「俺はお前が好きだ。ルイズ」
その言葉を聞いたときルイズは歓喜で心が満たされ、シエスタ...
「俺さ、お前に好きって言ったくせに誰にでも尻尾を振ったり...
だから俺はもう断ち切ろうと思う。お前に船の中で曖昧だった...
俺が好きだ好きだっていってるのに全然応えてくれなかったお...
「サイト・・・わたしね、あなたがいつもいつも守ってくれていた...
あなたは何にも悪いことをしていないのにわたしはあなたを傷...
毎回あなたを痛めつけているわたしをよ?嬉しくてしょうがな...
お互いの意思が通じ合ったとき二人は本当に嬉しかった。
シエスタは二人を見ていて涙をみせていた。
そう、わたしはフラれたのだ。サイトさんはわたしではなくミ...
だからわたしは使用人として接するしかない。わたしは身を引...
シエスタが泣きながら歩いていくとタバサが立っていた。そし...
シエスタは声を押し殺すように泣きタバサも涙を流しながらシ...
404 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/08/25(...
「ルイズにさ、プレゼントがあるんだ」
「プレゼント?」
手に収まりそうな白い箱を送られた。
「あけていい?」
「もちろん、いいよ」
ルイズがあけると銀色のリングに桃色の宝石が散りばめられて...
サイトのことだからとんでもなく高いものではないと思うがそ...
「きれい・・・」
「ルイズみたいだな、と思ってさ」
「ありがとう、大切にするわ」
そうしてルイズがブレスレットをはめる。
甘い空気が二人を包んでいる。熱く、そして長いキスをした。
赤い夕焼けが眼にしみた。夕焼けに照らされるルイズは本当に...
この少女を絶対に守ろう。そう心に固く誓った。
「さぁ、部屋に戻ろうぜ。冷える」
顔が赤いままサイトが言った。
「そうね」
顔が赤くサイトに視線を合わせられないルイズが応えた。
405 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/08/25(...
そして学院の方で歩くこと数分。
親衛隊の女の子たちがサイトに詰め掛けてきた。
「「ごめんなさい!サイト様」」
「え?な、何が?」
何について謝られたのかいまいちわからないサイト。
「わたしたちサイト様があのハーフエルフを守るためだけじゃ...
ギーシュ様たちまで守るために土下座をしたというのに、
それなのにわたしたちったら、そんなサイト様を情けないなん...
「いや別に良いよ。かっこ悪かったの事実だし」
「いいえ、そんなことありません!だからわたしたちお礼をす...
「お礼?」
そうサイトが言った瞬間、何人もいる女の子たちから頬にキス...
「へ?」
「それでは!」
親衛隊は一目散に逃げていく。サイトは頬を押さえ呆然として...
サイトは顔中キスマークだらけだ。
しかし5秒後自分は今とんでもない状況に犯されていることを知...
「さぁぁぁぁいぃぃぃぃとぉぉぉぉぉ」
「は、はい!」
「あぁぁぁぁんたぁぁぁぁはぁぁぁねぇぇぇ」
「いやどうみても俺は悪くないだろ!」
「わぁぁかってるんだけどねぇぇぇぇ、こぉぉこぉぉろぉぉが...
ゆぅぅぅるぅぅぅせぇぇぇぇなぁぁぁぁいぃぃぃぃっていって...
「ご、ごめんなさい!」
「サイトのバカぁぁぁぁーーー!!!!」
406 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/08/25(...
シエスタが泣き止んだところいきなり爆発音が響いた。
「ミス・ヴァリエールでしょうか?」
「きっとそう」
「やっぱりサイトさんは相変わらずですね」
タバサは頷いた。
シエスタは思った。きっとサイトさんは明日もいつものように...
サイトが気絶しぶっ倒れているのをみて、
ルイズはやっちゃたっと後悔は少ししたが後でたくさん相手を...
ルイズはサイトがくれたブレスレットをはずして観察し始めた。
それにしてもサイトって結構良いセンスしてるのねーと思い始...
ブレスレットの裏側の文字に気が付いた。
自分たちが使ってる文字によく似ているが少し、いやかなり違...
あとでサイトに聞いてみようと思った。
その文字はサイトの世界の文字だった。
お店の人にブレスレットの裏側に文字が彫れると聞いたときに...
ベタすぎにもほどがあるとサイトは何度も思ったが最終的にそ...
407 名前:名無しさん@ピンキー[sage] 投稿日:2007/08/25(...
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