ゼロの使い魔保管庫
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70 :夏なので:2007/08/07(火) 22:09:26 ID:q87REpkO
この世界にもある暑い季節。お肌が日に灼けるのは気になるけ...
「お母様ー!」
「え?」
「お父様がー!」
「え?サイト?」
「アンタに任せたのが間違いだったわ…」
「ゴメン…」
「ほら、お水」
「うん…」
相変わらず私の使い魔は無鉄砲で、この暑さで倒れたりして…私...
まあ…嫌いな訳じゃなくて、馬鹿は私の目の前だけにして欲しい...
「…アイツらは?」
「しっかり帽子も被せたし、水分も摂らせたから、海に入らない...
「そっか…」
「言い出したのはアンタなんだから…気をつけなさい」
世話焼かせるんだから…
「…変わったな」
「え?」
「なんか…落ち着いた感じ。ほら、お前のお姉さんに似てるかも」
「ちい姉様に?」
「うん」
私の知ってる限りサイトがちい姉様に会ったのは数える位しか...
少しだけ妬きそうになる。こういう所はまだちい姉様に叶わな...
一体何処が…?
「前はさ、俺がお前に突っ込める所があったんだけど、今は注意...
「あの子達が誰かに似てやんちゃだから、こんな風になっちゃっ...
「いや、悪いわけじゃなくて」
「…何?」
そう言ってるアンタの目は、前と変わって無い気がするのに。
「…俺に勿体無いくらいの…人だなって…」
「そ…そんな事無いわよ!私はアンタが良いんだから…」
「…前もだけど、今も可愛いって思う」
「へ…え」
このドキドキだけは昔から変わって無い。変えたくない。
こんなにドキドキするのに、他の人を選べる訳無いじゃない。
「…ねえ」
「?」
「久しぶりにご褒美…貰わない?」
「…わかりましたよ。ご主人様」
「あ、アンタから取りに来なさい…よね」
今のこの時間は、私がサイトから貰った、ご褒美。
79 :220:2007/08/09(木) 00:11:03 ID:HeQHLc7Q
>>70
「…うーん」
「どうしたの?」
「俺の娘なのに、なんであんなに可愛いのかなって…」
「私の娘だからよ」
「はっきり言うな」
「でも、あの子だって将来男前になると思うわ」
「俺の子だから」
「自惚れないの」
なんだかんだ言っても、子ども達が好きなのよね。私も負けな...
「…うーん」
「今度は何?」
「男の子は良いんだけど、女の子は将来貰われちゃうからなー…」
「考えすぎ。まあ、私の娘なんだからモテるでしょうけど」
「胸さえ似なけりゃ完璧だよな」
「…へえ」
久しぶりに鞭が欲しくなった。
「そ、その胸がいつまで経っても大好きな人は誰かしら?」
「俺本当は大きい方が…」
「…さ・せ・て・あげないわよ?」
「ゴメンナサイ」
まだ言うのね。ソレがあったらもっと積極的になれて、アンタ...
「…父親って複雑だな。娘に男が出来るって考えるだけで、もう...
「じゃあせめて…許嫁でも決める?」
「それは絶対イヤだ」
アンタ自身がその辛さ、わかってるわよね。
「もし、あの子が好きになった男の子がアンタみたいだったら…」
「俺達が止めても無駄だろう」
「で、知らない内に私達の娘は成長しちゃってた」
「…やっぱり悲しいかな」
「大変ね」
自分のやった事を棚に上げて。私のお父様の前で何やったか覚...
だ、だって目の前で娘がキスしてて…もう少しで…大変な事にな...
「私は逆にあの子が心配よ?」
「どうして?」
「アンタに似ると色んな人を好きになるのに、全部本気になるか...
「一番好きな人も決めてるから大丈夫だろ」
「相手の子よ。やきもち妬いちゃうのが可哀想…」
最大の被害者。私。
「そう言えば私を好きになったのはいつ?」
「ん?…んー。今更言われてもなあ…」
「…あ」
「…あ」
思いあたった。多分、正解。
「ファースト…」
「キス…」
今更だけど…私の理想とは順番が違い過ぎてたわ。好きになる前...
終了行:
70 :夏なので:2007/08/07(火) 22:09:26 ID:q87REpkO
この世界にもある暑い季節。お肌が日に灼けるのは気になるけ...
「お母様ー!」
「え?」
「お父様がー!」
「え?サイト?」
「アンタに任せたのが間違いだったわ…」
「ゴメン…」
「ほら、お水」
「うん…」
相変わらず私の使い魔は無鉄砲で、この暑さで倒れたりして…私...
まあ…嫌いな訳じゃなくて、馬鹿は私の目の前だけにして欲しい...
「…アイツらは?」
「しっかり帽子も被せたし、水分も摂らせたから、海に入らない...
「そっか…」
「言い出したのはアンタなんだから…気をつけなさい」
世話焼かせるんだから…
「…変わったな」
「え?」
「なんか…落ち着いた感じ。ほら、お前のお姉さんに似てるかも」
「ちい姉様に?」
「うん」
私の知ってる限りサイトがちい姉様に会ったのは数える位しか...
少しだけ妬きそうになる。こういう所はまだちい姉様に叶わな...
一体何処が…?
「前はさ、俺がお前に突っ込める所があったんだけど、今は注意...
「あの子達が誰かに似てやんちゃだから、こんな風になっちゃっ...
「いや、悪いわけじゃなくて」
「…何?」
そう言ってるアンタの目は、前と変わって無い気がするのに。
「…俺に勿体無いくらいの…人だなって…」
「そ…そんな事無いわよ!私はアンタが良いんだから…」
「…前もだけど、今も可愛いって思う」
「へ…え」
このドキドキだけは昔から変わって無い。変えたくない。
こんなにドキドキするのに、他の人を選べる訳無いじゃない。
「…ねえ」
「?」
「久しぶりにご褒美…貰わない?」
「…わかりましたよ。ご主人様」
「あ、アンタから取りに来なさい…よね」
今のこの時間は、私がサイトから貰った、ご褒美。
79 :220:2007/08/09(木) 00:11:03 ID:HeQHLc7Q
>>70
「…うーん」
「どうしたの?」
「俺の娘なのに、なんであんなに可愛いのかなって…」
「私の娘だからよ」
「はっきり言うな」
「でも、あの子だって将来男前になると思うわ」
「俺の子だから」
「自惚れないの」
なんだかんだ言っても、子ども達が好きなのよね。私も負けな...
「…うーん」
「今度は何?」
「男の子は良いんだけど、女の子は将来貰われちゃうからなー…」
「考えすぎ。まあ、私の娘なんだからモテるでしょうけど」
「胸さえ似なけりゃ完璧だよな」
「…へえ」
久しぶりに鞭が欲しくなった。
「そ、その胸がいつまで経っても大好きな人は誰かしら?」
「俺本当は大きい方が…」
「…さ・せ・て・あげないわよ?」
「ゴメンナサイ」
まだ言うのね。ソレがあったらもっと積極的になれて、アンタ...
「…父親って複雑だな。娘に男が出来るって考えるだけで、もう...
「じゃあせめて…許嫁でも決める?」
「それは絶対イヤだ」
アンタ自身がその辛さ、わかってるわよね。
「もし、あの子が好きになった男の子がアンタみたいだったら…」
「俺達が止めても無駄だろう」
「で、知らない内に私達の娘は成長しちゃってた」
「…やっぱり悲しいかな」
「大変ね」
自分のやった事を棚に上げて。私のお父様の前で何やったか覚...
だ、だって目の前で娘がキスしてて…もう少しで…大変な事にな...
「私は逆にあの子が心配よ?」
「どうして?」
「アンタに似ると色んな人を好きになるのに、全部本気になるか...
「一番好きな人も決めてるから大丈夫だろ」
「相手の子よ。やきもち妬いちゃうのが可哀想…」
最大の被害者。私。
「そう言えば私を好きになったのはいつ?」
「ん?…んー。今更言われてもなあ…」
「…あ」
「…あ」
思いあたった。多分、正解。
「ファースト…」
「キス…」
今更だけど…私の理想とは順番が違い過ぎてたわ。好きになる前...
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