ゼロの使い魔保管庫
[
トップ
] [
新規
|
一覧
|
単語検索
|
最終更新
|
ヘルプ
]
開始行:
728 :名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 04:51:26 ID:xL...
ここはトリステイン高校。
少年少女が勉学に励む場である。
「ふぁ〜、ねむぅ…」
サイトは通学路をあくびをしながら眠そうに歩いていた。
「お兄ちゃん…大丈夫?」
隣で一緒に歩いている小柄な少女が心配そうに声をかける。
彼女はタバサ。
お兄ちゃんと呼んでいるが血のつながりはない。
彼女の両親は仕事の都合で一年の大半を海外で過ごしている。
そのためタバサは小さい頃から隣のサイトの家にあずけられて...
そのため、いまではすっかり兄妹の関係になってしまっている。
「おはようタバサ、サイト」
「おはよう」
キュルケが挨拶してくる。
彼女はスタイル抜群で男子生徒からの人気が高い。
これは秘密なのだが、担任のコルベール先生と恋人の関係だっ...
「もう、一緒に住んでるのに学校には別々に登校するのってイ...
「お前、みんなにバレたら大変なんだからもう少し危機感って...
彼女は両親と離れて暮らしている。
なのでコルベール先生との関係は両親にも気づかれていない。
「わかってるわよ。ところでタバサ宿題あとでみせてね〜」
「うん」
「たまには自分でしてきたらどうだ?」
サイトの言葉にキュルケは反撃をかえす。
「どこかの誰かさんは家でうつせるからいいわよね〜」
「うつしてねーよ。
それだとためにならないからって、勉強みてもらいながら自力...
「あらあら、それはまた…」
キュルケがニヤニヤしてタバサに後ろから抱きつく。
「もしかしてノートうつさせないのは、ソレが目的なのかしら...
タバサにだけきこえる声で呟く。
彼女はほんのりと頬を染めてうつむいた。
729 :名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 04:54:07 ID:xL...
「おはようございます」
教室に入ると学級委員のアンリエッタが挨拶をしてきた。
「おはよう」
サイトたちも挨拶をかえす。
サイトは自分の席に向かう。
彼の席は窓際の後ろから二番目というとてもよい位置だった。
ここなら居眠りしてもそう簡単にはみつからない。
「おはようルイズ」
「あによ」
後ろの席のルイズに挨拶するが、機嫌が悪いのか睨まれる。
「ど、どうしたんだよ」
「ふん…あんたには関係ないでしょ」
「関係ないならいいや――ぐえっ」
前を向きなおした瞬間、ルイズが襟をつかんできたので窒息し...
「げほっ、げほっ…お前なぁ…」
「この前の小テストの成績が悪くて両親に叱られた」
「なんだ、そんなことか」
「そんなことって言ってくれるわね!」
ルイズは手に力を込めて殴るポーズになる。
「わ、悪かったって」
サイトはすぐにルイズを落ち着かせる。
彼女には二人の姉が居るが、どちらもかなり優秀なのだ。
なので末娘のルイズにも両親からかなりの期待がされている。
「ちなみに何点だったんだ?」
「91点」
「それで怒られたの?」
「そうよ」
自分がその点数とったら夕飯は焼肉間違いなしだぜ。とサイト...
ちなみにサイトは51点だった。これでも頑張ったほうである。
「タバサはこの前のテスト100点だったんでしょ」
「そうなんだ」
「あんた、知らなかったの?」
「別に気にしてなかったからなー」
サイトは少し離れたタバサの席をみる。
その視線に気づいたタバサがサイトに微笑んだ。
730 :名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 04:56:25 ID:xL...
「さて、今日は転校生を紹介しようと思う」
ホームルームが始まる。
コルベール先生はそういうと廊下に待たせていた少女を中に招...
「さあ、入ってきたまえ」
「はい」
少女がはいってくると「おおおおおおおおおっ」という男子生...
男子の視線が一点に集中する。
「あ…あの…」
それに気づいて少女はその分部を隠そうとするが
両手でも隠しきれないそのボリュームに男子は発狂寸前になる。
ちなみにその部分とは胸である。
彼女の胸は非常識なまでに発育していた。
「な、なんて胸なの…」
シエスタは彼女の胸に殺意のこもった視線を向ける。
そして次にサイトの席を覗き込む。
そこには転校生の胸をいやらしい表情で見つめるサイトがいた。
(これは思わぬライバル出現かもしれませんね)
シエスタの隣の席の男子がいきなり立ち上がって叫ぶ。
「おお、君は女神だ。どうか君の名を教えてくれないだろうか」
ギーシュが少女に語りかける。
「て、ティファニアといいます」
「おお、なんと美しい名前なんd…がふっ!?」
背後から頭をバットで殴られてギーシュは倒れる。
「先生、ギーシュが気分が悪いそうなので保健室に連れて行き...
保険委員のモンモランシーがギーシュの足を掴み引きずりなが...
『ちょっと可愛い子みるとすぐに色目つかうんだから!』
『だ、だぢげでぇー』
廊下からギーシュの断末魔が響いてきた。
その後、ちゃんとした自己紹介の後ティファニアは席に着いた。
タバサは彼女の胸をみて自分の胸にそっと両手をおいた。
(胸…やっぱり大きいほうが男の人は好きなのかな…)
気づかれないように兄の顔をみてため息をついた。
731 :名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 04:58:33 ID:xL...
昼休みとなり教室では仲のよい者達で机を重ねてグループがで...
サイトはタバサ、キュルケ、ルイズ、シエスタ、アンリエッタ...
そして今回は転校生のティファニアも一緒だった。
学級委員のアンリエッタが、ひとりで食べるのは寂しいだろう...
サイトは心の中で「委員長ナイスだぜ」と褒め称えた。
「やあ、これは噂どおりの可愛い転校生だ」
「ワザワザ隣のクラスまで、なにしにきたジュリオ」
「噂の転校生をひとめみてみたくてね」
ジュリオは隣のクラスの男子で、女性から人気が高い。
勉強もできて運動神経も抜群。
隣のクラスのイケメントップツーの一人である。
「すまないね、サイト」
ジュリオの背後から男子生徒が顔をだす。
「う、ウェールズさん…」
アンリエッタの頬が真っ赤に染まる。
ウェールズと呼ばれた彼がイケメントップツーのもう片割れで...
彼はアンリエッタと恋人同士であり
この前の新聞部が行ったアンケートでベストカップルの栄誉を...
「どうしてもみにいくと彼がきかなくってね」
「まあ、そのおかげで愛しの彼女と対面できたのだから
こちらとして褒めてほしいくらいなんだけどね」
「では褒めてあげるから教室に戻ろうか」
「いてて、耳を引っ張らないでくれよ」
そのままてジュリオを引っ張って教室を出ていくウェールズ。
「アンリエッタ、放課後にまた」
「はい、ウェールズさん…」
嬉しそうに手を振ってアンリエッタは見送った。
「あいかわらずラブラブね、アンリエッタ」
ルイズがニヤニヤと彼女の顔を覗き込む。
「か、からかわないでよルイズ」
その後は楽しく昼休みの時間は過ぎていった。
732 :名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 05:00:34 ID:xL...
職員室ではコルベールが弁当を食べ終わって一息ついていた。
「お茶をどうぞ」
「ありがとうございます、教頭先生」
教頭先生と呼ばれた女性は美しい笑顔でお辞儀をしてその場か...
「あー、ミス・ロングビルや、わしにもお茶を一杯くれんかの...
オスマン校長に頼まれてロングビルはお茶を運ぶ。
「すまないのう」
「どうぞ」
しかしオスマン校長の手は差し出されたお茶を通り過ぎて彼女...
「あぢー!?」
ロングビルに頭からお茶をかけられてオスマン校長は転げまわ...
「まったく相変わらずね、あの校長は」
「あらあら、賑やかでいいじゃない」
楽しそうに笑っているカトレアをみてエレオノールはため息を...
「今日も保健室は男子生徒で大繁盛だったそうね」
「そうなの、みんな色んな病気でやってきて大変だったわ」
それは仮病というなの病気だとエレオノールは知っていた。
当のカトレア自身も保険の先生なのだからわからないわけがな...
だが、どうやらその状況を楽しんでいるらしい。
「まったく…昼食くらいのんびり食べさせて欲しいものだ」
アニエスが職員室にはいってくる。
「どうしたのですかなアニエス先生?」
「タバコを吸っていた生徒を叱っていました」
コルベールは「それはご苦労様でした」と労いの言葉をかける。
「まあ、生活指導はわたしの管轄ですからね」
「あなたにかかったらどんな不良も形無しですな」
彼女のすぐあとにはいってきたワルドが会話に乱入してきた。
「褒めているように聴こえませんよ? ワルド先生」
「これは失礼した」
ワルドは逃げるように自分の机に向かった。
職員室は今日も賑やかである。
終了行:
728 :名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 04:51:26 ID:xL...
ここはトリステイン高校。
少年少女が勉学に励む場である。
「ふぁ〜、ねむぅ…」
サイトは通学路をあくびをしながら眠そうに歩いていた。
「お兄ちゃん…大丈夫?」
隣で一緒に歩いている小柄な少女が心配そうに声をかける。
彼女はタバサ。
お兄ちゃんと呼んでいるが血のつながりはない。
彼女の両親は仕事の都合で一年の大半を海外で過ごしている。
そのためタバサは小さい頃から隣のサイトの家にあずけられて...
そのため、いまではすっかり兄妹の関係になってしまっている。
「おはようタバサ、サイト」
「おはよう」
キュルケが挨拶してくる。
彼女はスタイル抜群で男子生徒からの人気が高い。
これは秘密なのだが、担任のコルベール先生と恋人の関係だっ...
「もう、一緒に住んでるのに学校には別々に登校するのってイ...
「お前、みんなにバレたら大変なんだからもう少し危機感って...
彼女は両親と離れて暮らしている。
なのでコルベール先生との関係は両親にも気づかれていない。
「わかってるわよ。ところでタバサ宿題あとでみせてね〜」
「うん」
「たまには自分でしてきたらどうだ?」
サイトの言葉にキュルケは反撃をかえす。
「どこかの誰かさんは家でうつせるからいいわよね〜」
「うつしてねーよ。
それだとためにならないからって、勉強みてもらいながら自力...
「あらあら、それはまた…」
キュルケがニヤニヤしてタバサに後ろから抱きつく。
「もしかしてノートうつさせないのは、ソレが目的なのかしら...
タバサにだけきこえる声で呟く。
彼女はほんのりと頬を染めてうつむいた。
729 :名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 04:54:07 ID:xL...
「おはようございます」
教室に入ると学級委員のアンリエッタが挨拶をしてきた。
「おはよう」
サイトたちも挨拶をかえす。
サイトは自分の席に向かう。
彼の席は窓際の後ろから二番目というとてもよい位置だった。
ここなら居眠りしてもそう簡単にはみつからない。
「おはようルイズ」
「あによ」
後ろの席のルイズに挨拶するが、機嫌が悪いのか睨まれる。
「ど、どうしたんだよ」
「ふん…あんたには関係ないでしょ」
「関係ないならいいや――ぐえっ」
前を向きなおした瞬間、ルイズが襟をつかんできたので窒息し...
「げほっ、げほっ…お前なぁ…」
「この前の小テストの成績が悪くて両親に叱られた」
「なんだ、そんなことか」
「そんなことって言ってくれるわね!」
ルイズは手に力を込めて殴るポーズになる。
「わ、悪かったって」
サイトはすぐにルイズを落ち着かせる。
彼女には二人の姉が居るが、どちらもかなり優秀なのだ。
なので末娘のルイズにも両親からかなりの期待がされている。
「ちなみに何点だったんだ?」
「91点」
「それで怒られたの?」
「そうよ」
自分がその点数とったら夕飯は焼肉間違いなしだぜ。とサイト...
ちなみにサイトは51点だった。これでも頑張ったほうである。
「タバサはこの前のテスト100点だったんでしょ」
「そうなんだ」
「あんた、知らなかったの?」
「別に気にしてなかったからなー」
サイトは少し離れたタバサの席をみる。
その視線に気づいたタバサがサイトに微笑んだ。
730 :名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 04:56:25 ID:xL...
「さて、今日は転校生を紹介しようと思う」
ホームルームが始まる。
コルベール先生はそういうと廊下に待たせていた少女を中に招...
「さあ、入ってきたまえ」
「はい」
少女がはいってくると「おおおおおおおおおっ」という男子生...
男子の視線が一点に集中する。
「あ…あの…」
それに気づいて少女はその分部を隠そうとするが
両手でも隠しきれないそのボリュームに男子は発狂寸前になる。
ちなみにその部分とは胸である。
彼女の胸は非常識なまでに発育していた。
「な、なんて胸なの…」
シエスタは彼女の胸に殺意のこもった視線を向ける。
そして次にサイトの席を覗き込む。
そこには転校生の胸をいやらしい表情で見つめるサイトがいた。
(これは思わぬライバル出現かもしれませんね)
シエスタの隣の席の男子がいきなり立ち上がって叫ぶ。
「おお、君は女神だ。どうか君の名を教えてくれないだろうか」
ギーシュが少女に語りかける。
「て、ティファニアといいます」
「おお、なんと美しい名前なんd…がふっ!?」
背後から頭をバットで殴られてギーシュは倒れる。
「先生、ギーシュが気分が悪いそうなので保健室に連れて行き...
保険委員のモンモランシーがギーシュの足を掴み引きずりなが...
『ちょっと可愛い子みるとすぐに色目つかうんだから!』
『だ、だぢげでぇー』
廊下からギーシュの断末魔が響いてきた。
その後、ちゃんとした自己紹介の後ティファニアは席に着いた。
タバサは彼女の胸をみて自分の胸にそっと両手をおいた。
(胸…やっぱり大きいほうが男の人は好きなのかな…)
気づかれないように兄の顔をみてため息をついた。
731 :名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 04:58:33 ID:xL...
昼休みとなり教室では仲のよい者達で机を重ねてグループがで...
サイトはタバサ、キュルケ、ルイズ、シエスタ、アンリエッタ...
そして今回は転校生のティファニアも一緒だった。
学級委員のアンリエッタが、ひとりで食べるのは寂しいだろう...
サイトは心の中で「委員長ナイスだぜ」と褒め称えた。
「やあ、これは噂どおりの可愛い転校生だ」
「ワザワザ隣のクラスまで、なにしにきたジュリオ」
「噂の転校生をひとめみてみたくてね」
ジュリオは隣のクラスの男子で、女性から人気が高い。
勉強もできて運動神経も抜群。
隣のクラスのイケメントップツーの一人である。
「すまないね、サイト」
ジュリオの背後から男子生徒が顔をだす。
「う、ウェールズさん…」
アンリエッタの頬が真っ赤に染まる。
ウェールズと呼ばれた彼がイケメントップツーのもう片割れで...
彼はアンリエッタと恋人同士であり
この前の新聞部が行ったアンケートでベストカップルの栄誉を...
「どうしてもみにいくと彼がきかなくってね」
「まあ、そのおかげで愛しの彼女と対面できたのだから
こちらとして褒めてほしいくらいなんだけどね」
「では褒めてあげるから教室に戻ろうか」
「いてて、耳を引っ張らないでくれよ」
そのままてジュリオを引っ張って教室を出ていくウェールズ。
「アンリエッタ、放課後にまた」
「はい、ウェールズさん…」
嬉しそうに手を振ってアンリエッタは見送った。
「あいかわらずラブラブね、アンリエッタ」
ルイズがニヤニヤと彼女の顔を覗き込む。
「か、からかわないでよルイズ」
その後は楽しく昼休みの時間は過ぎていった。
732 :名無しさん@ピンキー:2007/09/02(日) 05:00:34 ID:xL...
職員室ではコルベールが弁当を食べ終わって一息ついていた。
「お茶をどうぞ」
「ありがとうございます、教頭先生」
教頭先生と呼ばれた女性は美しい笑顔でお辞儀をしてその場か...
「あー、ミス・ロングビルや、わしにもお茶を一杯くれんかの...
オスマン校長に頼まれてロングビルはお茶を運ぶ。
「すまないのう」
「どうぞ」
しかしオスマン校長の手は差し出されたお茶を通り過ぎて彼女...
「あぢー!?」
ロングビルに頭からお茶をかけられてオスマン校長は転げまわ...
「まったく相変わらずね、あの校長は」
「あらあら、賑やかでいいじゃない」
楽しそうに笑っているカトレアをみてエレオノールはため息を...
「今日も保健室は男子生徒で大繁盛だったそうね」
「そうなの、みんな色んな病気でやってきて大変だったわ」
それは仮病というなの病気だとエレオノールは知っていた。
当のカトレア自身も保険の先生なのだからわからないわけがな...
だが、どうやらその状況を楽しんでいるらしい。
「まったく…昼食くらいのんびり食べさせて欲しいものだ」
アニエスが職員室にはいってくる。
「どうしたのですかなアニエス先生?」
「タバコを吸っていた生徒を叱っていました」
コルベールは「それはご苦労様でした」と労いの言葉をかける。
「まあ、生活指導はわたしの管轄ですからね」
「あなたにかかったらどんな不良も形無しですな」
彼女のすぐあとにはいってきたワルドが会話に乱入してきた。
「褒めているように聴こえませんよ? ワルド先生」
「これは失礼した」
ワルドは逃げるように自分の机に向かった。
職員室は今日も賑やかである。
ページ名: