ゼロの使い魔保管庫
[
トップ
] [
新規
|
一覧
|
単語検索
|
最終更新
|
ヘルプ
]
開始行:
88 :真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/09(木) 23:16:54 I...
昨日は珍しくルイズの機嫌がよかったので、早めに眠れた。
なので、才人は早朝から起き出して、自分の馬を駆って朝靄の...
「あー、なんかすっごい爽やか。気分いいねえこういうの」
「だあね。たまにはこういうのも気分いいね」
背負った相棒のデルフリンガーと語り合いながら、才人は朝靄...
すると。
前方に、騎影が見えた。
それは一騎だけで魔法学院に向かって、ゆっくりと進んできて...
だんだん近づいてくるそのシルエットの形から、乗っている人...
細い体。柔らかい曲線を描く輪郭。そして柔らかく揺れる、黒...
…ハテ。どっかで見たような。
「…おい相棒、ありゃどっかの女王陛下の変装じゃねえか?」
その事実を否定したかった才人だったが、デルフリンガーはあ...
「…ったくもう、あのひとは…」
女王だって自覚あんのかね、などとルイズが聞いたら『あんた...
「やっぱり、サイトさんでしたか」
やはりというか、馬の上にいたのは女王アンリエッタの変装し...
黒く染めた髪を後ろで短いポニーテールに纏め、白いYシャツ...
町娘の変装も、だんだん板についてきている。
「…今日は、どんな手を使って王宮を抜け出してきたんです?」
「今日の公務は会食だけですので、アニエスに代理をお願いし...
本当、よくやってくれていますアニエスは。もういっそのこ...
無責任女王、才人の頭をそんな単語がよぎる。
アンは才人の馬の隣に自分の馬をつけると、言った。
「丁度よかったわ。今日はちょっと、サイトさんにもお手伝い...
「え、何を…?」
才人の質問に、「ナイショです」、とひとさし指を口の前に立...
「さ、着いてきてくださいサイトさん。急がないと間に合いま...
「ちょ、事情くらい説明してくださいよ!」
そう言いながら結局、才人はアンの後をついて馬を走らせるの...
二人がやってきたのは、いつぞや宴を開いた、街道沿いの宿屋。
アンは手際よく馬小屋に自分の馬を繋ぐと、才人の馬も同じよ...
「さ、急いでください」
「だから説明を」
才人の言葉は無視して、アンは宿屋の入り口を開ける。
「女将さん、連れてきました!」
「あ、ありがとう、助かるよぉ」
アンが元気よくそう言って入り口の扉を潜ると、厨房の奥から...
アンの言うとおりなら、この女性はどうやらこの宿の女将のよ...
89 :真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/09(木) 23:17:46 I...
「あ、いけません女将さん、熱があるのに無理しては」
「で、でも仕込みくらいはやっとかないと…」
女将は言ってふらつき、厨房の出口にもたれかかる。
「ほら、無理しないでくださいな」
「だ、大丈夫ですか?」
女将の容態に才人も心配になり、近づいて肩を貸そうとする。
女将はそんな才人を振り払うと、言った。
「悪いね。旦那以外の男に担いでもらうつもりはないんだよ、...
騎士様の優しさはありがたいけど、一人で歩けるから」
言ってにっこりと笑い、のしのしと厨房から出て、宿泊する部...
「それじゃあアン、今日一日たのんだよ。
何か困ったことがあったら、すぐあたしを呼ぶんだよ」
階段の手すりに体をもたせかけ、アンにそう言う。
アンはにっこりと手を振って言った。
「おまかせください、いつかのご恩は返させていただきますわ。
女将さんはゆっくり休んでくださいな」
その言葉を聴いて女将はどしどしと階段を登っていった。
アンはそんな女将を見送ると。
「それじゃ、事情を説明しますね」
才人に振り返り、説明を始めたのだった。
アンが言うには、かつて宴で借り切ったこの宿の女将が、体調...
そこでアンは、一日だけ、宿の切り盛りの手伝いをすると、そ...
「…そういうわけかぁ」
才人は納得する。
「でも、私一人じゃ不安で。
サイトさん、手伝っていただけますか?」
確かに。普段やりなれない事をアン一人にやらせるよりは、自...
才人はそう考え、頷いた。
「ありがとうございます。では私は厨房を。サイトさんはフロ...
言われるまま、才人はテーブルの上にさかさまに乗せられた背...
朝方は、比較的静かだった。
繁忙期ではないこの時期、しかも泊り客のいない日であったの...
しかし、昼からはその様相は一変した。
昼前から振り出した雨をよけるため、入ってきた旅人達によっ...
収容人数40人程度の食堂が、一気に活気付く。
「おにいさーん、こっちエール追加ねー」
「料理まだぁー?」
こっちは二人しか戦力がいないというのに。
しかし、働く側の都合などお構いなしなのが客というもの。
次から次に沸いてくる注文に、才人はてんやわんやになる。
90 :真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/09(木) 23:19:16 I...
厨房は大丈夫だろうか?才人はふと不安になる。
皿を下げたついでに覗きに行って見ると、アンはてきぱきと注...
どうやら、女将の仕込んでくれた料理のおかげで、アンは大し...
しかし才人は、アンが無理をしないよう、声を掛ける。
「アン、きつくなったら言ってね、手伝うから」
アンはそんな才人の言葉ににっこり笑って応える。
「大丈夫ですよ。それよりお料理できました。もっていってく...
これなら大丈夫そうだな、と才人は安心し、フロアに戻った。
嵐のような昼時だった。
雨は昼の時間とともに去り、それと一緒に食堂を埋めていた客...
才人は厨房に入り、アンと一緒にたまった汚れ物を洗っていた。
「お疲れ様でした。サイトさん」
皿についた水を布巾で拭き取りながら、アンは才人を労う。
「アンこそお疲れ様。タイヘンだったでしょ」
水を溜めたシンクに手を突っ込んで、石鹸で泡立たせて食器を...
アンはその言葉に首をふるふるを振る。
「いいえ。女将さんの仕込みのお陰で、大して苦労はしていま...
私のしたことといえば、調理した料理を切ったり、温めたり...
それでも、以前に比べれば大した進歩だ。
やっぱり、前言っていた夢の為に、頑張っているのだろう。
才人は、アンの成長が、なんだか嬉しくなった。
「それでも、前に比べたらいろいろできるようになったんじゃ...
「…そんな、大したことないんですよ、ホントに」
照れて布巾を胸元で握り締めるアン。
そんなアンに、才人は冗談めかしてこう言った。
「俺はすごいと思うよ。ご褒美あげたいくらい」
その言葉を聴いたアンは、一度何かを言おうとしたが、すぐに...
「じゃ、じゃあ」
…やばい。この顔は。
才人の中のワーニングサインが点灯するが、しかしその警報は...
「じゃあ、ここで、抱いてください…」
真っ赤になって俯いてそう言って、動きを止めた才人の手を取...
100 :真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/11(土) 01:00:29 ...
「あ、あの、ヒメサマ?」
突然の言葉に、才人の目が点になる。
真昼間から、いきなり『抱いて』とか言われれば、誰でもこう...
「い、意地悪しないでください…」
アンは真っ赤になったまま、俯いてそんなことを言う。
い、意地悪ってどういう類の意地悪っすかー!?
煩悩全開になっている才人の手を握ったまま、アンは続ける。
「今は、私はアンリエッタじゃありません…」
な、なんだそういうことか。
アンの言葉に、少し才人は落ち着きを取り戻す。
しかしこの状況、どうすればいいのか。
目の前に、『抱いて』と言う準備万端の女の子。
日はまだ高く、厨房から振り向けば客のはけた食堂が目に入る...
で、でも、ちょっぱやで済ませれば…!
下半身だけ脱いで2分、そこから適当に前戯で10分、そこで...
才人は沸きあがった脳みそでそう結論付け、あらためてアンを...
すると、アンは潤んだ目で、じっと才人を見上げてきた。
そして言った。
「ちょっとの間だけ、ぎゅっ、てしてください…」
そして胸の前で両手を合わせる。どうやら、純粋に抱き締めて...
なんじゃそらーーーーーー!
そういう紛らわしい言い回しは勘弁願いたい!
ていうか!もう既に準備万端臨戦態勢のこの暴れん坊をどうし...
しかしアンは才人の顔しか目に入っていないようで、腰から下...
そんな才人の事情も知らず、アンは潤んだ目で才人を見つめ続...
…ご褒美あげるとか言わなきゃよかった。
後悔しながら、才人はちょっとだけフロアの方を確認すると。
おもむろに、アンを優しく抱き締めた。
「ちょっとの間だけ、な」
言いながら少し腰を引くことも忘れない。ただでさえ臨戦態勢...
しかしその考えは甘かったのである。
「…サイトさぁん」
アンは甘い声でそう啼いて、才人の腕の間から手を出すと、き...
するとアンのおっぱいがぶにゅっ、と潰れ、そして不自然な体...
「ちょ、アン、あぶなっ!?」
「え、わ、きゃぁっ!」
どすん!
才人は咄嗟に体をくの字に折り、腰から倒れた。
そのお陰で衝撃は吸収され、背中を厨房の床に叩きつけられる...
アンの下腹部が、ちょうど才人の腰の上に乗っかるカタチにな...
むにゅ…。
「あ・・・」
「ご、ごめんっ!いきなり抱きつかれたもんだからっ!」
101 :真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/11(土) 01:01:42 ...
アンが気付く前に、即座に立ち上がって誤魔化そうとする才人。
しかし、アンは床にぺたん、と腰を下ろしたまま。
さっきよりも真っ赤な顔で、才人を見上げた。
そしておもむろに立ち上がると。
突然、ズボンを下ろし始めた。
「ちょ、アンなにしてっ」
しかし才人の制止も聞かずに。
アンは、ショーツごと膝のあたりまでズボンを下ろすと、シン...
「す、すいません、いきなり抱きついたから…勃っちゃったんで...
そ、そのままだとお仕事に差し支えますから…」
そこまで言って、股間から手を差し入れ、自らを割り開く。
その割れ目は、愛撫もしていないのににちゅ…と淫らな水音を立...
アンも、抱き締められて、才人の匂いに濡れていたのである。
薄紅色に発情したアンを見て、才人の喉がごくり、と鳴る。
「あの、わ、私のここを好きに使って…。サイトさんを、鎮めて...
ここまでされて、理性の吹っ飛ばない才人ではない。
才人はおもむろにアンの腰を両手で掴むと。
「じゃ、じゃあ、遠慮なく使わせてもらうよ」
ジッパーを降ろして、限界まで屹立した自分自身を取り出した。
「は。はい…♪」
ずぶぶ…。
肯定と同時に、アンは後ろから貫かれた。
「あっ…はっ…!」
しかしいくら濡れているとはいえ、いつものように前戯をして...
「くっ…!」
いつもの滑るような快感とは違う、肉の摩擦ににる抵抗に、才...
そのままゆっくりとアンの行き止まりまで進む。
「ふぁ、は…」
アンも、いつものような喘ぎ声ではなく、苦痛と取れるような...
…辛い、のかな。
才人はそんなアンを案じて、最奥で腰を止める。
最奥で止まって動こうとしない才人に、アンは尋ねる。
「ど、どうしたんですか…?」
「いや、アンがきつそうだから…。このまま、アンがよくなるま...
102 :真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/11(土) 01:03:05 ...
才人の優しさに、アンの胸が思わずじん、と疼く。
それと同時に。
きゅ…。
アンの奥が蠢き、動かしてもいないのに才人に快感を送り込ん...
「うわっ、アン、それっ…!」
「あ・・・私の中…動いてる…」
最初は無意識で膣壁を動かしたアンだったが。
…こう、かしら…。
さっきの感覚を思い出しながら、もう一度腰の辺りに力を入れ...
きゅ、きゅぅ…。
再びアンの中が蠢き、才人に絡みつく。
「す、すげっ…なんだこれっ…」
動いてもいないのに、才人は高められていく。
才人の声に、彼が感じている事を悟ったアンは。
「こ、こうすれば動かなくても…き、キモチイイ、ですよね…」
きゅっ…きゅぅ、ぎゅぅっ。
アンは更に円を描くように腰の動きも加えて、才人を責め立て...
「うあっっ、スゴいよアン、キモチいいっ…!」
あまりの快感に才人は動くことも忘れ、思わずアンの背中に体...
それによって、一番奥まで刺さった才人の先端が、アンの一番...
「あ、奥、きてます・・・。ください、サイトさんを、アンの、中...
言いながらも、腰を振って才人を責め続ける。
しかし結局、才人は果てることなく終わる。
才人が果てる直前、客がやってきて、才人が萎えてしまったか...
109 :真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/12(日) 03:38:24 ...
それから。
ちらほらと客が来て、簡単な食べ物を注文していった。
そして夕方近くになると。
「すまないねえ、迷惑かけちまって」
すっかり元気になった女将さんが、厨房にやってきた。
ちょうど最後の客がはけたところで、才人とアンは厨房で洗い...
「いえ、それほど大変でもなかったですよ」
最後の皿を拭き終わり、才人は応える。
実際、しんどかったのは昼時の混雑だけで、それ以降はちらほ...
なかったのだが。
さすがに、アンと再戦するような暇はなかった。
来客に驚いて萎えてしまった事を、才人はそれとなくアンに何...
「女将さんこそ、もう大丈夫なんですか?」
心配そうに女将に語りかけるアンは、あえて才人と視線を合わ...
アンは、才人の言葉が聞こえていないかのように仕事に没頭し...
…怒ってんのかな。
ちょっと不安になる才人。
そんななんとなく微妙な空気を他所に、女将は言った。
「あとは私にまかせて、アンタらは上の部屋で休んできな。
ほら、これ鍵。御代はいいから、ゆっくり休みな」
女将はにっこり笑って鍵をアンに手渡したのだった。
二人は女将に言われるまま、二階に上がって部屋へと入った。
そこは簡素なツインルームで、クローゼットが一台と、ベッド...
アンは扉に内側から鍵を掛ける。
才人はベッド脇に腰掛けると、少し俯いて言葉を捜す。
そして、頭の中で文章にすると、声に出して言った。
「あ、あのさ、さっきは途中でゴメ」
しかし最後まで言い切れなかった。
扉の前から一気に駆け寄ったアンが、才人に抱きついて唇を奪...
とさっ。
その勢いで才人はベッドに倒れこみ、その上にアンが覆いかぶ...
アンは才人の顔をしっかりとロックし、唇を貪り続ける。
最初は驚いた才人だったが、やがてアンの求めに応えて、自分...
ぴちゃぴちゃとお互いの唾液を攪拌する音が、締め切った部屋...
やがてお互いに息苦しくなり、顔を離す。
はぁはぁと荒い息をつき、上気した頬と潤んだ目で、アンは才...
「ごめん、なさい…」
そして、謝る。
「ガマン、できなくて…。
お仕事中も…。ずっとえっちなことばっかり頭に浮かんでて…。
サイトさん見たらガマンできなくなりそうで…。それで、ずっ...
110 :真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/12(日) 03:39:15 ...
そして今度は、アンの唇が塞がれる。
才人はアンの唇を貪るようなことはせず、すぐに唇を離して、...
「いいよ、もう済んだ事だし」
言って、アンの頭をきゅっと抱える。
「サイトさん…」
アンは嬉しそうにそう呟いて、才人の腕の間から手を差し出し...
前置きはもう十分だな、と思った才人は、言った。
「じゃ、続き…」
それに、アンが続ける。
「しましょ…」
二人は一度離れると、服を脱ぐ。
才人の息子はもう完全に屹立していて、その先端は先走りで滑...
アンがショーツを脱ぎ去ると、そのショーツはまるでお漏らし...
「サイトさんっ…」
先ほどと同じように、アンは全裸の才人に抱きつき、ベッドに...
才人はそれを受け止め、上半身を起こしてアンを抱き締める。
そのまま、欲望の命ずるままにアンの下半身をまさぐる。
ぐちゅ…ぐちゅ…。
長い間溜め込まれたアンの樹液が、才人の指に絡んで卑猥な旋...
「もうこんなになってんだな」
アンはそんな才人に抱きついたまま、腰を動かして直立する才...
ちゅく…ちゅく…。
腰が上下するたび、先走りと愛液が混じりあい、粘った音がす...
「サイトさんだって…こんなにして…」
言いながらも腰は休めない。
淫らに腰を揺らし、乳房を才人の胸板に擦りつけ、荒い吐息を...
目の前で痴態を晒すアンに、才人の嗜虐心が刺激される。
「アンって…。すごいエッチな女の子なんだな」
耳元でそう囁くと。
アンは腰を止め、真っ赤な顔で否定する。
「ち、違いますっ!」
予想通りの回答に、才人は思わずにやりと笑う。
そして続ける。
111 :真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/12(日) 03:40:13 ...
「あれ、違うんだ」
「そ、そうですっ」
「俺、エッチな女の子が大好きなんだけど」
「…えっ…」
そう言いきって、アンの反応を待つ。
アンは少しの間考えていたが。
すぐに、その答えを出す。
アンはもう一度秘部を才人に擦りつけ、上下に腰をグラインド...
「だ、だったら私…。エッチな女の子に、なります…。
なりますからぁ…」
そう言って、才人を見上げる。
才人は満足そうに微笑むと。
「よくできました」
言って、アンの唇を塞ぐ。
「じゃあ、ご褒美、あげなきゃね」
そしてアンの反応も待たずに、彼女の柔らかいお尻を抱え上げ...
そして、己の剣で一気にアンを貫いた。
ぐちゅうっ!
白く濁った愛液が音を立て、才人の侵入に歓喜の水音をあげる。
「ひぁ!・・・っぁ!」
その衝撃にアンの背筋が仰け反り、膣がひくひくと才人を締め...
アンはへたり、と才人の肩に頭を預け、荒い息をつく。
そんなアンの耳元で、才人は囁いた。
「入れただけでいっちゃった?」
「は…は…はぃ…」
応えながらはぁはぁと呼吸を整えるアン。
しかし才人はアンが呼吸を整えるのを待つ気はなかった。
112 :真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/12(日) 03:41:17 ...
才人はアンを貫いたまま彼女を持ち上げると、ベッドに押し倒...
そして脚を大きく広げさせ、その間に体を滑り込ませる。
「きゃっ」
突然の事に驚きの声をあげるアン。しかし、すぐにその感覚は...
ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ!
「や、ひぁ、あっぁっ、だめっ、まだっ!」
アンの回復を待たず、才人は激しく腰を使い始める。
アンの豊かな乳房がその暴力的ともいえるピストン運動に激し...
柔らかく解れたアンの膣は容易く才人の侵入を許し、奥の奥ま...
絶頂の余韻がアンの感覚を敏感にし、奥を叩かれるたびに小さ...
「ひぁ!ひぃ!あ!らめ!またっ!らめっ!こわっ、れぅ!や...
ぱちゅ!ぱちゅ!ぱちゅん!
卑猥な水音と肉のぶつかる音が、アンの意識を翻弄し、さらな...
そして。
才人は一番奥までアンを貫いて、そこで腰を止めた。
「は……ひぁ………」
アンの胸が上下し、荒い息をつく。
しかし、暴力的な絶頂の波は止んだが。
奥で止まった才人が、そこからさらに奥を削るように円運動を...
「ひぁ!…ひぃ!……こん、なのっ…!」
「昼間、みたいに、してみてよ、アンっ!」
それは、昼間の再現であった。
一番奥から抜く動作をせずに、そのまま快感を与える。
アンは昼間の感覚を思い出し、膣に力を入れ、腰を淫らに回す。
「そ、そうっ、それっ…!」
才人はピストン運動したい欲求を抑え、アンの一番奥に先端を...
お互いの接合部から、白く泡立った粘液が溢れ出す。
アンの胸が今度は、円を描くように揺れる。
才人はその片方にむしゃぶりつき、そしてもう片方を手で揉み...
アンの胸を膣道を犯しながら、才人は高められていく。
それは、アンも同じだった。
113 :真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/12(日) 03:42:44 ...
「ひぁ、いく、いっちゃう私、もうだめぇっ!」
アンの体がびくびくと痙攣し、きつくきつく才人を締め付ける。
お互いの接合部から溢れた愛液が、雫となって飛び散る。
「くぁ、俺ももうだめだぁっ!」
限界まで高められた才人が、アンの最奥で弾ける。
肉の門の入り口に押し当てられた先端から、容赦なくアンの一...
「あ、あついの、あついのぉ、またぁ、またいっちゃうのぉっ...
一度果てたはずのアンの意識が、才人の熱さに再び戻り、そし...
アンはもう一度痙攣すると。
今度こそ完全に、事切れたのだった。
二人はその後、朝までゆっくりと休んだ。
次の日、女将に見送られ、二人は帰路につく。
「どうする?送っていこうか?」
才人は朝日の中、アンに向かってそう言う。
トリスタニアまでの道中は長い。才人は王都までアンを守って...
アンはにっこり微笑んで。
「それじゃあ、お願いしちゃおうかしら」
いつぞやとは違い、肯定を返した。
そして続ける。
「今日は、なんだかすごく甘えたい気分なんです」
そう言って、頬を染める。
朝日に照らされたその笑顔は、まるであけぼのの妖精だった。
そして、下腹部にそっと手を沿える。
「サイトさんが、奥でいっぱい出しちゃったせいかも♪」
「あはは…」
114 :真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/12(日) 03:44:49 ...
「ダレガドコニナニヲダシタッテ」
轟く雷鳴。震える大地。
朝の爽やかな空気は一変し、そこに地獄が顕現する。
畏れよその名を。
其の名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァ...
虚無の担い手にして現存する魔王。
そこにいたのは、鞭と脚責めが大好きな、才人の女王様であっ...
「イキナリイナクナッタカラヒッシニサガシテタラ。
ナニヲシテイルノカシラコノイヌッテバ」
片言でそう言いながら迫ってくるルイズ。
俯き加減で表情が見えないのが余計に怖い。
「あ、あのルイズさんなんでカタコトなんですかっ!?」
「いいいいい怒りのあまり口がうまく回らなかったわ?
どどどどどどどうしてくれましょうかこの破廉恥犬わ?」
ぷるぷると震え、そして懐から鞭を出し、びしいっ!と鳴らす。
それはいつもの乗馬用のアレではなく。
先端が九つに分かれた、『九尾の猫』と呼ばれる、拷問用の鞭...
「犬の躾け用に買っておいた鞭がこんなに早く役に立つ日が来...
始祖に感謝しなくちゃだわ」
そしてずし、ずしと間合いを詰める。
才人は腰が抜けて動けない。
その間に、アンが割って入った。
「止めなさいルイズ・フランソワーズ!
私の想い人に手を出すことは許しませ」
しかしやっぱりその言葉は最後まで発されることはなく。
「黙ってろこのわたあめ姫ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
どっかぁん!
一瞬で取り出した杖から放たれた魔法が、アンを、アンリエッ...
「あああれええええええええ?」
吹き飛ばされ、地面に叩きつけられてアンは気絶してしまう。
「さあてと」
にっこり笑ってルイズは四つんばいになって逃げようとする才...
ぐえ、とカエルの潰れたような声をあげ、才人は見事につぶれ...
ルイズはそんな才人の背中をグリグリとフミグリしながら、恍...
「たぁっぷり調教してあげるから覚悟なさい。犬」
「ア、アノ、オテヤワラカニネ?」
さっきのルイズを真似てちょっと片言で言ってみる才人だった...
「却下」
そして今日も。
ハルケギニアに才人の絶叫がこだまするのだった。〜fin
終了行:
88 :真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/09(木) 23:16:54 I...
昨日は珍しくルイズの機嫌がよかったので、早めに眠れた。
なので、才人は早朝から起き出して、自分の馬を駆って朝靄の...
「あー、なんかすっごい爽やか。気分いいねえこういうの」
「だあね。たまにはこういうのも気分いいね」
背負った相棒のデルフリンガーと語り合いながら、才人は朝靄...
すると。
前方に、騎影が見えた。
それは一騎だけで魔法学院に向かって、ゆっくりと進んできて...
だんだん近づいてくるそのシルエットの形から、乗っている人...
細い体。柔らかい曲線を描く輪郭。そして柔らかく揺れる、黒...
…ハテ。どっかで見たような。
「…おい相棒、ありゃどっかの女王陛下の変装じゃねえか?」
その事実を否定したかった才人だったが、デルフリンガーはあ...
「…ったくもう、あのひとは…」
女王だって自覚あんのかね、などとルイズが聞いたら『あんた...
「やっぱり、サイトさんでしたか」
やはりというか、馬の上にいたのは女王アンリエッタの変装し...
黒く染めた髪を後ろで短いポニーテールに纏め、白いYシャツ...
町娘の変装も、だんだん板についてきている。
「…今日は、どんな手を使って王宮を抜け出してきたんです?」
「今日の公務は会食だけですので、アニエスに代理をお願いし...
本当、よくやってくれていますアニエスは。もういっそのこ...
無責任女王、才人の頭をそんな単語がよぎる。
アンは才人の馬の隣に自分の馬をつけると、言った。
「丁度よかったわ。今日はちょっと、サイトさんにもお手伝い...
「え、何を…?」
才人の質問に、「ナイショです」、とひとさし指を口の前に立...
「さ、着いてきてくださいサイトさん。急がないと間に合いま...
「ちょ、事情くらい説明してくださいよ!」
そう言いながら結局、才人はアンの後をついて馬を走らせるの...
二人がやってきたのは、いつぞや宴を開いた、街道沿いの宿屋。
アンは手際よく馬小屋に自分の馬を繋ぐと、才人の馬も同じよ...
「さ、急いでください」
「だから説明を」
才人の言葉は無視して、アンは宿屋の入り口を開ける。
「女将さん、連れてきました!」
「あ、ありがとう、助かるよぉ」
アンが元気よくそう言って入り口の扉を潜ると、厨房の奥から...
アンの言うとおりなら、この女性はどうやらこの宿の女将のよ...
89 :真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/09(木) 23:17:46 I...
「あ、いけません女将さん、熱があるのに無理しては」
「で、でも仕込みくらいはやっとかないと…」
女将は言ってふらつき、厨房の出口にもたれかかる。
「ほら、無理しないでくださいな」
「だ、大丈夫ですか?」
女将の容態に才人も心配になり、近づいて肩を貸そうとする。
女将はそんな才人を振り払うと、言った。
「悪いね。旦那以外の男に担いでもらうつもりはないんだよ、...
騎士様の優しさはありがたいけど、一人で歩けるから」
言ってにっこりと笑い、のしのしと厨房から出て、宿泊する部...
「それじゃあアン、今日一日たのんだよ。
何か困ったことがあったら、すぐあたしを呼ぶんだよ」
階段の手すりに体をもたせかけ、アンにそう言う。
アンはにっこりと手を振って言った。
「おまかせください、いつかのご恩は返させていただきますわ。
女将さんはゆっくり休んでくださいな」
その言葉を聴いて女将はどしどしと階段を登っていった。
アンはそんな女将を見送ると。
「それじゃ、事情を説明しますね」
才人に振り返り、説明を始めたのだった。
アンが言うには、かつて宴で借り切ったこの宿の女将が、体調...
そこでアンは、一日だけ、宿の切り盛りの手伝いをすると、そ...
「…そういうわけかぁ」
才人は納得する。
「でも、私一人じゃ不安で。
サイトさん、手伝っていただけますか?」
確かに。普段やりなれない事をアン一人にやらせるよりは、自...
才人はそう考え、頷いた。
「ありがとうございます。では私は厨房を。サイトさんはフロ...
言われるまま、才人はテーブルの上にさかさまに乗せられた背...
朝方は、比較的静かだった。
繁忙期ではないこの時期、しかも泊り客のいない日であったの...
しかし、昼からはその様相は一変した。
昼前から振り出した雨をよけるため、入ってきた旅人達によっ...
収容人数40人程度の食堂が、一気に活気付く。
「おにいさーん、こっちエール追加ねー」
「料理まだぁー?」
こっちは二人しか戦力がいないというのに。
しかし、働く側の都合などお構いなしなのが客というもの。
次から次に沸いてくる注文に、才人はてんやわんやになる。
90 :真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/09(木) 23:19:16 I...
厨房は大丈夫だろうか?才人はふと不安になる。
皿を下げたついでに覗きに行って見ると、アンはてきぱきと注...
どうやら、女将の仕込んでくれた料理のおかげで、アンは大し...
しかし才人は、アンが無理をしないよう、声を掛ける。
「アン、きつくなったら言ってね、手伝うから」
アンはそんな才人の言葉ににっこり笑って応える。
「大丈夫ですよ。それよりお料理できました。もっていってく...
これなら大丈夫そうだな、と才人は安心し、フロアに戻った。
嵐のような昼時だった。
雨は昼の時間とともに去り、それと一緒に食堂を埋めていた客...
才人は厨房に入り、アンと一緒にたまった汚れ物を洗っていた。
「お疲れ様でした。サイトさん」
皿についた水を布巾で拭き取りながら、アンは才人を労う。
「アンこそお疲れ様。タイヘンだったでしょ」
水を溜めたシンクに手を突っ込んで、石鹸で泡立たせて食器を...
アンはその言葉に首をふるふるを振る。
「いいえ。女将さんの仕込みのお陰で、大して苦労はしていま...
私のしたことといえば、調理した料理を切ったり、温めたり...
それでも、以前に比べれば大した進歩だ。
やっぱり、前言っていた夢の為に、頑張っているのだろう。
才人は、アンの成長が、なんだか嬉しくなった。
「それでも、前に比べたらいろいろできるようになったんじゃ...
「…そんな、大したことないんですよ、ホントに」
照れて布巾を胸元で握り締めるアン。
そんなアンに、才人は冗談めかしてこう言った。
「俺はすごいと思うよ。ご褒美あげたいくらい」
その言葉を聴いたアンは、一度何かを言おうとしたが、すぐに...
「じゃ、じゃあ」
…やばい。この顔は。
才人の中のワーニングサインが点灯するが、しかしその警報は...
「じゃあ、ここで、抱いてください…」
真っ赤になって俯いてそう言って、動きを止めた才人の手を取...
100 :真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/11(土) 01:00:29 ...
「あ、あの、ヒメサマ?」
突然の言葉に、才人の目が点になる。
真昼間から、いきなり『抱いて』とか言われれば、誰でもこう...
「い、意地悪しないでください…」
アンは真っ赤になったまま、俯いてそんなことを言う。
い、意地悪ってどういう類の意地悪っすかー!?
煩悩全開になっている才人の手を握ったまま、アンは続ける。
「今は、私はアンリエッタじゃありません…」
な、なんだそういうことか。
アンの言葉に、少し才人は落ち着きを取り戻す。
しかしこの状況、どうすればいいのか。
目の前に、『抱いて』と言う準備万端の女の子。
日はまだ高く、厨房から振り向けば客のはけた食堂が目に入る...
で、でも、ちょっぱやで済ませれば…!
下半身だけ脱いで2分、そこから適当に前戯で10分、そこで...
才人は沸きあがった脳みそでそう結論付け、あらためてアンを...
すると、アンは潤んだ目で、じっと才人を見上げてきた。
そして言った。
「ちょっとの間だけ、ぎゅっ、てしてください…」
そして胸の前で両手を合わせる。どうやら、純粋に抱き締めて...
なんじゃそらーーーーーー!
そういう紛らわしい言い回しは勘弁願いたい!
ていうか!もう既に準備万端臨戦態勢のこの暴れん坊をどうし...
しかしアンは才人の顔しか目に入っていないようで、腰から下...
そんな才人の事情も知らず、アンは潤んだ目で才人を見つめ続...
…ご褒美あげるとか言わなきゃよかった。
後悔しながら、才人はちょっとだけフロアの方を確認すると。
おもむろに、アンを優しく抱き締めた。
「ちょっとの間だけ、な」
言いながら少し腰を引くことも忘れない。ただでさえ臨戦態勢...
しかしその考えは甘かったのである。
「…サイトさぁん」
アンは甘い声でそう啼いて、才人の腕の間から手を出すと、き...
するとアンのおっぱいがぶにゅっ、と潰れ、そして不自然な体...
「ちょ、アン、あぶなっ!?」
「え、わ、きゃぁっ!」
どすん!
才人は咄嗟に体をくの字に折り、腰から倒れた。
そのお陰で衝撃は吸収され、背中を厨房の床に叩きつけられる...
アンの下腹部が、ちょうど才人の腰の上に乗っかるカタチにな...
むにゅ…。
「あ・・・」
「ご、ごめんっ!いきなり抱きつかれたもんだからっ!」
101 :真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/11(土) 01:01:42 ...
アンが気付く前に、即座に立ち上がって誤魔化そうとする才人。
しかし、アンは床にぺたん、と腰を下ろしたまま。
さっきよりも真っ赤な顔で、才人を見上げた。
そしておもむろに立ち上がると。
突然、ズボンを下ろし始めた。
「ちょ、アンなにしてっ」
しかし才人の制止も聞かずに。
アンは、ショーツごと膝のあたりまでズボンを下ろすと、シン...
「す、すいません、いきなり抱きついたから…勃っちゃったんで...
そ、そのままだとお仕事に差し支えますから…」
そこまで言って、股間から手を差し入れ、自らを割り開く。
その割れ目は、愛撫もしていないのににちゅ…と淫らな水音を立...
アンも、抱き締められて、才人の匂いに濡れていたのである。
薄紅色に発情したアンを見て、才人の喉がごくり、と鳴る。
「あの、わ、私のここを好きに使って…。サイトさんを、鎮めて...
ここまでされて、理性の吹っ飛ばない才人ではない。
才人はおもむろにアンの腰を両手で掴むと。
「じゃ、じゃあ、遠慮なく使わせてもらうよ」
ジッパーを降ろして、限界まで屹立した自分自身を取り出した。
「は。はい…♪」
ずぶぶ…。
肯定と同時に、アンは後ろから貫かれた。
「あっ…はっ…!」
しかしいくら濡れているとはいえ、いつものように前戯をして...
「くっ…!」
いつもの滑るような快感とは違う、肉の摩擦ににる抵抗に、才...
そのままゆっくりとアンの行き止まりまで進む。
「ふぁ、は…」
アンも、いつものような喘ぎ声ではなく、苦痛と取れるような...
…辛い、のかな。
才人はそんなアンを案じて、最奥で腰を止める。
最奥で止まって動こうとしない才人に、アンは尋ねる。
「ど、どうしたんですか…?」
「いや、アンがきつそうだから…。このまま、アンがよくなるま...
102 :真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/11(土) 01:03:05 ...
才人の優しさに、アンの胸が思わずじん、と疼く。
それと同時に。
きゅ…。
アンの奥が蠢き、動かしてもいないのに才人に快感を送り込ん...
「うわっ、アン、それっ…!」
「あ・・・私の中…動いてる…」
最初は無意識で膣壁を動かしたアンだったが。
…こう、かしら…。
さっきの感覚を思い出しながら、もう一度腰の辺りに力を入れ...
きゅ、きゅぅ…。
再びアンの中が蠢き、才人に絡みつく。
「す、すげっ…なんだこれっ…」
動いてもいないのに、才人は高められていく。
才人の声に、彼が感じている事を悟ったアンは。
「こ、こうすれば動かなくても…き、キモチイイ、ですよね…」
きゅっ…きゅぅ、ぎゅぅっ。
アンは更に円を描くように腰の動きも加えて、才人を責め立て...
「うあっっ、スゴいよアン、キモチいいっ…!」
あまりの快感に才人は動くことも忘れ、思わずアンの背中に体...
それによって、一番奥まで刺さった才人の先端が、アンの一番...
「あ、奥、きてます・・・。ください、サイトさんを、アンの、中...
言いながらも、腰を振って才人を責め続ける。
しかし結局、才人は果てることなく終わる。
才人が果てる直前、客がやってきて、才人が萎えてしまったか...
109 :真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/12(日) 03:38:24 ...
それから。
ちらほらと客が来て、簡単な食べ物を注文していった。
そして夕方近くになると。
「すまないねえ、迷惑かけちまって」
すっかり元気になった女将さんが、厨房にやってきた。
ちょうど最後の客がはけたところで、才人とアンは厨房で洗い...
「いえ、それほど大変でもなかったですよ」
最後の皿を拭き終わり、才人は応える。
実際、しんどかったのは昼時の混雑だけで、それ以降はちらほ...
なかったのだが。
さすがに、アンと再戦するような暇はなかった。
来客に驚いて萎えてしまった事を、才人はそれとなくアンに何...
「女将さんこそ、もう大丈夫なんですか?」
心配そうに女将に語りかけるアンは、あえて才人と視線を合わ...
アンは、才人の言葉が聞こえていないかのように仕事に没頭し...
…怒ってんのかな。
ちょっと不安になる才人。
そんななんとなく微妙な空気を他所に、女将は言った。
「あとは私にまかせて、アンタらは上の部屋で休んできな。
ほら、これ鍵。御代はいいから、ゆっくり休みな」
女将はにっこり笑って鍵をアンに手渡したのだった。
二人は女将に言われるまま、二階に上がって部屋へと入った。
そこは簡素なツインルームで、クローゼットが一台と、ベッド...
アンは扉に内側から鍵を掛ける。
才人はベッド脇に腰掛けると、少し俯いて言葉を捜す。
そして、頭の中で文章にすると、声に出して言った。
「あ、あのさ、さっきは途中でゴメ」
しかし最後まで言い切れなかった。
扉の前から一気に駆け寄ったアンが、才人に抱きついて唇を奪...
とさっ。
その勢いで才人はベッドに倒れこみ、その上にアンが覆いかぶ...
アンは才人の顔をしっかりとロックし、唇を貪り続ける。
最初は驚いた才人だったが、やがてアンの求めに応えて、自分...
ぴちゃぴちゃとお互いの唾液を攪拌する音が、締め切った部屋...
やがてお互いに息苦しくなり、顔を離す。
はぁはぁと荒い息をつき、上気した頬と潤んだ目で、アンは才...
「ごめん、なさい…」
そして、謝る。
「ガマン、できなくて…。
お仕事中も…。ずっとえっちなことばっかり頭に浮かんでて…。
サイトさん見たらガマンできなくなりそうで…。それで、ずっ...
110 :真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/12(日) 03:39:15 ...
そして今度は、アンの唇が塞がれる。
才人はアンの唇を貪るようなことはせず、すぐに唇を離して、...
「いいよ、もう済んだ事だし」
言って、アンの頭をきゅっと抱える。
「サイトさん…」
アンは嬉しそうにそう呟いて、才人の腕の間から手を差し出し...
前置きはもう十分だな、と思った才人は、言った。
「じゃ、続き…」
それに、アンが続ける。
「しましょ…」
二人は一度離れると、服を脱ぐ。
才人の息子はもう完全に屹立していて、その先端は先走りで滑...
アンがショーツを脱ぎ去ると、そのショーツはまるでお漏らし...
「サイトさんっ…」
先ほどと同じように、アンは全裸の才人に抱きつき、ベッドに...
才人はそれを受け止め、上半身を起こしてアンを抱き締める。
そのまま、欲望の命ずるままにアンの下半身をまさぐる。
ぐちゅ…ぐちゅ…。
長い間溜め込まれたアンの樹液が、才人の指に絡んで卑猥な旋...
「もうこんなになってんだな」
アンはそんな才人に抱きついたまま、腰を動かして直立する才...
ちゅく…ちゅく…。
腰が上下するたび、先走りと愛液が混じりあい、粘った音がす...
「サイトさんだって…こんなにして…」
言いながらも腰は休めない。
淫らに腰を揺らし、乳房を才人の胸板に擦りつけ、荒い吐息を...
目の前で痴態を晒すアンに、才人の嗜虐心が刺激される。
「アンって…。すごいエッチな女の子なんだな」
耳元でそう囁くと。
アンは腰を止め、真っ赤な顔で否定する。
「ち、違いますっ!」
予想通りの回答に、才人は思わずにやりと笑う。
そして続ける。
111 :真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/12(日) 03:40:13 ...
「あれ、違うんだ」
「そ、そうですっ」
「俺、エッチな女の子が大好きなんだけど」
「…えっ…」
そう言いきって、アンの反応を待つ。
アンは少しの間考えていたが。
すぐに、その答えを出す。
アンはもう一度秘部を才人に擦りつけ、上下に腰をグラインド...
「だ、だったら私…。エッチな女の子に、なります…。
なりますからぁ…」
そう言って、才人を見上げる。
才人は満足そうに微笑むと。
「よくできました」
言って、アンの唇を塞ぐ。
「じゃあ、ご褒美、あげなきゃね」
そしてアンの反応も待たずに、彼女の柔らかいお尻を抱え上げ...
そして、己の剣で一気にアンを貫いた。
ぐちゅうっ!
白く濁った愛液が音を立て、才人の侵入に歓喜の水音をあげる。
「ひぁ!・・・っぁ!」
その衝撃にアンの背筋が仰け反り、膣がひくひくと才人を締め...
アンはへたり、と才人の肩に頭を預け、荒い息をつく。
そんなアンの耳元で、才人は囁いた。
「入れただけでいっちゃった?」
「は…は…はぃ…」
応えながらはぁはぁと呼吸を整えるアン。
しかし才人はアンが呼吸を整えるのを待つ気はなかった。
112 :真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/12(日) 03:41:17 ...
才人はアンを貫いたまま彼女を持ち上げると、ベッドに押し倒...
そして脚を大きく広げさせ、その間に体を滑り込ませる。
「きゃっ」
突然の事に驚きの声をあげるアン。しかし、すぐにその感覚は...
ぐちゅ、ぐちゅ、ぐちゅ!
「や、ひぁ、あっぁっ、だめっ、まだっ!」
アンの回復を待たず、才人は激しく腰を使い始める。
アンの豊かな乳房がその暴力的ともいえるピストン運動に激し...
柔らかく解れたアンの膣は容易く才人の侵入を許し、奥の奥ま...
絶頂の余韻がアンの感覚を敏感にし、奥を叩かれるたびに小さ...
「ひぁ!ひぃ!あ!らめ!またっ!らめっ!こわっ、れぅ!や...
ぱちゅ!ぱちゅ!ぱちゅん!
卑猥な水音と肉のぶつかる音が、アンの意識を翻弄し、さらな...
そして。
才人は一番奥までアンを貫いて、そこで腰を止めた。
「は……ひぁ………」
アンの胸が上下し、荒い息をつく。
しかし、暴力的な絶頂の波は止んだが。
奥で止まった才人が、そこからさらに奥を削るように円運動を...
「ひぁ!…ひぃ!……こん、なのっ…!」
「昼間、みたいに、してみてよ、アンっ!」
それは、昼間の再現であった。
一番奥から抜く動作をせずに、そのまま快感を与える。
アンは昼間の感覚を思い出し、膣に力を入れ、腰を淫らに回す。
「そ、そうっ、それっ…!」
才人はピストン運動したい欲求を抑え、アンの一番奥に先端を...
お互いの接合部から、白く泡立った粘液が溢れ出す。
アンの胸が今度は、円を描くように揺れる。
才人はその片方にむしゃぶりつき、そしてもう片方を手で揉み...
アンの胸を膣道を犯しながら、才人は高められていく。
それは、アンも同じだった。
113 :真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/12(日) 03:42:44 ...
「ひぁ、いく、いっちゃう私、もうだめぇっ!」
アンの体がびくびくと痙攣し、きつくきつく才人を締め付ける。
お互いの接合部から溢れた愛液が、雫となって飛び散る。
「くぁ、俺ももうだめだぁっ!」
限界まで高められた才人が、アンの最奥で弾ける。
肉の門の入り口に押し当てられた先端から、容赦なくアンの一...
「あ、あついの、あついのぉ、またぁ、またいっちゃうのぉっ...
一度果てたはずのアンの意識が、才人の熱さに再び戻り、そし...
アンはもう一度痙攣すると。
今度こそ完全に、事切れたのだった。
二人はその後、朝までゆっくりと休んだ。
次の日、女将に見送られ、二人は帰路につく。
「どうする?送っていこうか?」
才人は朝日の中、アンに向かってそう言う。
トリスタニアまでの道中は長い。才人は王都までアンを守って...
アンはにっこり微笑んで。
「それじゃあ、お願いしちゃおうかしら」
いつぞやとは違い、肯定を返した。
そして続ける。
「今日は、なんだかすごく甘えたい気分なんです」
そう言って、頬を染める。
朝日に照らされたその笑顔は、まるであけぼのの妖精だった。
そして、下腹部にそっと手を沿える。
「サイトさんが、奥でいっぱい出しちゃったせいかも♪」
「あはは…」
114 :真昼の夜の夢 ◆mQKcT9WQPM :2007/08/12(日) 03:44:49 ...
「ダレガドコニナニヲダシタッテ」
轟く雷鳴。震える大地。
朝の爽やかな空気は一変し、そこに地獄が顕現する。
畏れよその名を。
其の名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァ...
虚無の担い手にして現存する魔王。
そこにいたのは、鞭と脚責めが大好きな、才人の女王様であっ...
「イキナリイナクナッタカラヒッシニサガシテタラ。
ナニヲシテイルノカシラコノイヌッテバ」
片言でそう言いながら迫ってくるルイズ。
俯き加減で表情が見えないのが余計に怖い。
「あ、あのルイズさんなんでカタコトなんですかっ!?」
「いいいいい怒りのあまり口がうまく回らなかったわ?
どどどどどどどうしてくれましょうかこの破廉恥犬わ?」
ぷるぷると震え、そして懐から鞭を出し、びしいっ!と鳴らす。
それはいつもの乗馬用のアレではなく。
先端が九つに分かれた、『九尾の猫』と呼ばれる、拷問用の鞭...
「犬の躾け用に買っておいた鞭がこんなに早く役に立つ日が来...
始祖に感謝しなくちゃだわ」
そしてずし、ずしと間合いを詰める。
才人は腰が抜けて動けない。
その間に、アンが割って入った。
「止めなさいルイズ・フランソワーズ!
私の想い人に手を出すことは許しませ」
しかしやっぱりその言葉は最後まで発されることはなく。
「黙ってろこのわたあめ姫ぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!」
どっかぁん!
一瞬で取り出した杖から放たれた魔法が、アンを、アンリエッ...
「あああれええええええええ?」
吹き飛ばされ、地面に叩きつけられてアンは気絶してしまう。
「さあてと」
にっこり笑ってルイズは四つんばいになって逃げようとする才...
ぐえ、とカエルの潰れたような声をあげ、才人は見事につぶれ...
ルイズはそんな才人の背中をグリグリとフミグリしながら、恍...
「たぁっぷり調教してあげるから覚悟なさい。犬」
「ア、アノ、オテヤワラカニネ?」
さっきのルイズを真似てちょっと片言で言ってみる才人だった...
「却下」
そして今日も。
ハルケギニアに才人の絶叫がこだまするのだった。〜fin
ページ名: