ゼロの使い魔保管庫
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519 名前: Girls, be ambitious [sage] 投稿日: 2007/09/14...
「はぁ、はぁ、はぁ」
今日一日の授業を終えたルイズは、辺りに誰もいないことを確...
の部屋へと帰還し、ロックの魔法で部屋の鍵をかけた。
「はぁ、はぁ……」
呼吸を整えていると嫌でも目に入る“ソレ”
ぺたぺた。
いや、存在しないのであるから、むしろ見えないと言った方が...
とにかくそこにはルイズが求めたモノはなく、ただ虚しい音が...
ぺたぺた。
(うぅ。やっぱり、ない……!)がっくりとうなだれるルイズ。...
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜...
「ふぁああ」
この日、ルイズは珍しく使い魔より少し早く目を覚ました。隣...
け、自らの胸に触れる。
(なんかむねが……)
張っている、というのか。良くはわからないが何か妙な違和感...
ら胸をのぞいてみるが、特に外見に変化はなさそうだった。
(おかしいわね)
むにむにと自分の胸を揉んでみるが、いっこうにその感覚は消...
むにむに。
「こここ、これじゃあ私、へへへ変態じゃないの!」
朝っぱらから、じじじじじ自分のおちちを揉むなんて、と赤面...
止めようとはしないのが彼女たる所以だが。
しかし、そんなことをしてるのを、まさか後ろから見られてい...
「あ、あのさルイズ」
「っ――――――――!!」
ルイズはあまりの衝撃に口をパクパクさせるしかない。
(見られた……!)
寝てる使い魔の横でゴソゴソやっていれば、起きてしまうのは...
より早く起きているサイトなら尚更であった。
「あ、あの……これはね?」
ルイズは必死に言い訳をしようとしたが、女の子が自分の胸を...
主人様のプライドを損ねない言い訳があるだろうか。
「こここれは、その、なんていうか」
彼女の頭の中に、以前魔法が使えないことをからかわれた記憶...
520 名前: Girls, be ambitious [sage] 投稿日: 2007/09/14...
(ダメよ。どうにか誤魔化さないと、同じ穴の二の舞だわ!)
更に今回は性的な意味でいろいろヤバい状況だ。しかし、どう...
彼女はとりあえず思い付いたことを言ってみることにした。
「きょっ、今日はいい天気……」
「あのさ、ルイズ」
そして失敗した。
慣れないことはやるべきではない。しかし、外見は落胆してる...
底で性的な展開を期待していた。変態なご主人様だ。
(あぁ、こんな朝から、私、お星さまになるのね。)
お父様、お母様、始祖ブリミルよ、あ……あと姫様、申し訳あり...
の絶望と九割の期待を胸にサイトの言葉を待った。
「その、なんだ……。あまり気にしなくていいと思うぞ」
「…………へ?」
余りの拍子抜けにポカーンとするルイズ。
「ナイチチっていうのも、それなりに需要あると思うんだ。そ...
サイトは自分が日本の、主に秋葉原にいたころを懐かしみなが...
「むしろ、『おっぱいなんてただの飾りです。偉い人にはそれ...
もちろん自分の意見は言わないが。
「というかさ、高慢ちきなお嬢様にはナイチチがピッタリって...
それはもう火に油をそそぐ、というより、さらに酸素まで供給...
「つまり、ルイズも相手を選ばなきゃ需要はバッチシって…………...
さっきからいっこうに反応のないルイズに、サイトはやっと違...
「クケ、くけけけけけけ!」
致命的に遅かったが。
「いや、だからね? 人によればルイズが好みだっていうやつ...
空気すら読めてなかった。
「私を貶めた責任、ちゃんととってもらうんだから」
やけに楽しそうな声でそう言うと、彼女は自分の杖を取り出し...
「ひんぬーで悪かったわねーーーーーーーーーーー!!!」
そして、さいと は ほし に なりました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜...
521 名前: Girls, be ambitious [sage] 投稿日: 2007/09/14...
とまぁ、そういうことがあったのである。
(別に需要がどうとかじゃなくて)
今朝のことを思い出し、ルイズは思う。そして照れ隠しにポツ...
「その、あんたが……どう思ってるかっていうか……」
日頃の使い魔の様子をみれば、おっぱい星人だということなど...
かルイズも以前より自分の胸ばっかり気にするようになってし...
「べっ、別にサイトのためじゃないんだからっ!」
何も言われていないのに、そう叫ぶと、まだぶつぶつ何か喋っ...
っ赤に染めた。
そして、指先をいじってみたり、爪先で円を描いてみたりして...
「ダイジョウブ。マダ、セイチョウスルワ」
どうしようもなく、片言ではあるが、それでもルイズは、気を...
「んんっ。きもちいぃ〜」
夏のジメジメした部屋の中に気持のいい風が入ってくる。それ...
かのように駆け抜け、服の中にも入ってくる。風は服と肌の間...
た湿気を吹き飛ばしていった。
「……」
だが重要なのはそこじゃない。
風が何の抵抗もなく通り抜けてしまったのである。
ここでルイズにふくよかな胸が存在した、と仮定しよう。
ルイズの襟元から入った風は、ある障害を発見する。無論男の...
とである。はち切れんばかりの胸は服と密着し、外からでも膨...
くらんぼを見つけることができる。ついでに、密着することに...
す。しかしながら一定以上の風が入ってきた場合、どうにかし...
それは時には胸の谷間、時には胸全体を撫でるように抜けるで...
だが題意よりルイズの服の中を通るとき、風はそのまま抜けて...
よって仮定に誤りがあり、ルイズにはふくらみがないことが証...
以上、証明終わり。
「ひ、ひどい……ひどすぎるわ……」
522 名前: Girls, be ambitious [sage] 投稿日: 2007/09/14...
別に先程窓から入ってきた風に、意思などないし、たんなる彼...
「み、みんなでっ、わたしをばかにしてぇ……」
実際馬鹿にしたことがあるのは3人くらいだろうか。みんなは...
「あぁ、始祖ブリミルよ、どうかこの哀れな美少女に救いの手...
始祖に、胸を大きくしてください、と願う貴族は彼女が初めて...
バサバサッ
そこへ一羽の鳥が手紙をくわえてやって来た。
「え? 手紙?」
それはカトレアからの手紙であった。
「まさか、ね」
ルイズは半信半疑でそれを読みはじめたが、突然物凄いスピー...
を手に、とある人物のもとへ走りはじめた。
ちなみに、朝の違和感を既に忘れてしまっていることはどうで...
521 名前: Girls, be ambitious [sage] 投稿日: 2007/09/25...
「陛下。ミス・ヴァリエールが」
「通してください」
トリスタニアの王宮にて、アンリエッタは次々とやってくる政...
職務は肉体的にも精神的にも辛い仕事である。食欲不振に陥ろ...
だからといって休みがとれるわけもなく、会議は続き、報告書...
とは行列を作る。また女王に定休日というものは存在しないし...
定かではない。そのためルイズやサイトがやって来る日はアン...
一時となるのである。だから先程の声にもどこか喜びが含まれ...
「お久しぶりです。お変りはありませんでしょうか」
「まぁ、よく来てくれたわねルイズ。さぁこちらへいらっしゃ...
友人の他人行儀な挨拶に少しムッとしながらも、彼女は友人の...
「あら、ルイズったら、タイが曲がっていてよ」
「すっすいません……」
他人行儀の仕返しにイタズラしてあげるのも忘れない。こんな...
楽しみなのだから趣味が悪いとは言っちゃいけない。
「それで、今日はどうしたのです?」
この友人は生真面目な性格で、用のない日にほとんどやって来...
でもそうなのだから、きっと今回も用事があって来たのだろう...
「あ、はい、その…今日は、お願いがあって……来ました」
その友人、ルイズはなんだかはっきりしない口調で答えた。部...
つめた顔をしていたな、とアンリエッタは思い返す。
「他ならぬあなたの頼みですもの、私にできることでしたら何...
一方のルイズは、しばらく言うのか言わないのか、どちらにし...
返し、やがて意を決したように話した。
「ひ、姫さまっ!」
「なんでしょう」
「わ、わわわわわわたくしのっ、おおちちち、じゃなくて、む...
「……」
時間は止まり、空気が凍った。
扉の外で金髪の女性の含み笑いが聞こえた。
522 名前: Girls, be ambitious [sage] 投稿日: 2007/09/25...
「あ、あの、ルイズ?」
「……」
この部屋に誰もいれてなくてよかった、とアンリエッタは安堵...
引き寄せた。
「え、あ……」
そのまま、ルイズと同じ高さまで腰を落とすと彼女の首へと手...
「失礼します」
「ひ、ひめさま?」
ルイズの目前へとアンリエッタの顔が迫ってくる。それがたと...
な彼女の眼差しに魅了されてしまうであろう。ルイズも例外で...
コツン
「あ……」
「どうやら悪い病気ではなさそうですね」
ただ熱を測る、それだけのことだった。アンリエッタがルイズ...
ルイズの背の高さにあわせたのも、そしてルイズのうなじへと...
念ながらルイズの目にはそううつらなかった。
「どうしたのですか?」
「ひめさまが、ひめさまが、ひめひゃまが……」
バタッ
ルイズは百合の花畑へと旅立った。
扉の外で金髪の女性が呼吸困難に陥った。
「ルイズ、ルイズっ」
「んむぅ」
場所は変わって女王の寝室。
ルイズはアンリエッタのベッドの上で目覚めた。
「ひっひめさま。……も申し訳ありません! そそそそその粗相...
「い、いいのよルイズ」
気まずい雰囲気がながれる。
「……それで、ルイズ。何があったの?」
とにもかくにも、アンリエッタは先程の願いの理由を尋ねた。
「そ、その……ちぃ姉さまから手紙がきて」
「カトレア殿から?」
「はい。それで、その手紙に…む、胸をおっきくする方法って……...
「まさか、それが?」
アンリエッタの問いにルイズの顔が林檎よりも赤く染まる。
「親しい人に、その……揉んでもらうことです」
「ほんとうですか?」
「はい」
にわかに信じがたい話ではある。一国の王女でも聞いたことが...
の産物のようなものに聞こえた。
523 名前: Girls, be ambitious [sage] 投稿日: 2007/09/25...
「それで、こんなこと頼めるの、姫さましか」
「そうですか」
でも、この友人の言葉に嘘偽りはないようにアンリエッタには...
(さすがカトレア殿ね。なんでもわかってらっしゃるわ)
と、納得することにした。
ちなみにこの物語にツッコミはいない。ちょっととんでるのが...
ルイズはマントを脱ぎ、傍らに置くと、服のボタンを一つづつ...
「だから、その」
何がルイズをここまで動かすのだろうか、アンリエッタにはさ...
気付けば自分は人並み以上に膨らみ、大きくなってほしいなど...
ふと自分の胸元をみる。
(この中にはいったい何が入っているのでしょう?)
男を魅了し、ルイズを駆り立てる謎の物体。
(あとでアカデミーに調査を依頼しようかしら)
彼女は無責任にもそんなことを考えながら目の前の友人をまじ...
「して……くださいませんか?」
「……わかりました」
言うや否やアンリエッタは自分のドレスを脱ぎはじめた。
「あ、あの、ひめさま?」
「無二の親友の恥を忍んでの頼みです。相応の覚悟をもって臨...
「は、はぁ」
他に方法は無かったのだろうかという素朴な疑問がちらりと頭...
それから二人は互いに下着以外の全てを脱ぎ、傍らへと積んだ。
一国の女王と上流貴族の子女が、その身のほとんどを外気に晒...
包まれる中、二人はベッドに腰をかけ、互いに向き合った。
「えっと……それでは」
「お、おおおねがいします」
二人とも恥ずかしいのか、お互い目を合わせないようにしてい...
(これが、ルイズの……)
幼い頃に一緒に風呂に入った仲である。彼女も別に初めてとい...
「きれい……」
確かに膨らみには乏しい。だがそれを補って余りあるほどの精...
母親、姉達が如何に大事にしてきたかが容易に想像できた。
(私も……)
アンリエッタはルイズの胸へと自らの白い手をゆっくりのばし...
524 名前: Girls, be ambitious [sage] 投稿日: 2007/09/25...
「……んっ!」
彼女の、人より若干冷たい指先がルイズの胸へと一瞬触れた。...
が走ったかの様にぴくりとはねる。緊張していたルイズは、そ...
てしまうほど敏感になっていた。ルイズの反応にアンリエッタ...
めてしまうが、もう一度、親友の様子を伺いながら、次第に一...
し、彼女の指にもルイズの肌の感触が分かるほどに触れる面積...
(柔らかい……)
それがルイズの胸に触れた彼女の最初の感想だった。
他の人の胸を触る。それがたとえ女性であったとしても、それ...
があるわけではない。まして王族であるアンリエッタにとって...
慎むべきものだった。従ってルイズがほとんど初めてと言って...
ルイズの胸は、膨らみこそほとんどないものの、そこには女の...
あった。指を通して彼女の体温、鼓動が伝わってくる。アンリ...
ないように、優しく撫でるようにルイズの胸を揉みはじめた。
「んく……ふぁ…………あ」
しばらくするとルイズの身体に異変が生じる。身体の奥の方...
たものが生まれるような感じがしたのである。
「んぁ、……あ……ん」
(熱い?)
それはルイズの胸の奥に溜って、だんだんその強さを増してい...
のようなその感覚は、しかし風邪のときのように不快なもので...
(なんかふわふわする)
ルイズにとって未体験のその感覚は次第に彼女を翻弄していく...
し、初めは白かった肌も朱を帯び始めている。一方のアンリエ...
(何だか体が熱く……?)
彼女もまたルイズと同様に、身体に妙な、渇きの様なものを感...
とした表情から伝染したのか、こんなことをしているという背...
も、アンリエッタの双丘の頂点は、下着の下からその存在を誇...
「あ、……や……ひうっ!」
「す、すみません!」
相手にどれだけ愛撫を施そうと自らのモヤモヤした感じはなく...
アンリエッタの気づかぬうちに手に力が入ってしまっていたら...
「あ、あの……ルイズ」
「ぁ、な、なんですか?」
525 名前: Girls, be ambitious [sage] 投稿日: 2007/09/25...
手の動きはそのままに、アンリエッタはルイズに頼む。
「その、わたくしも……」
「ふぇ? ……は、はい」
通常時なら恐れ多くも女王陛下のなんたら、と絶対に受け入れ...
時は違った。彼女の頭の中には、今、この時がずっと続いてほ...
った。胸の奥にこみあげる何かも、身体を駆り立てる何かも、...
(ひめさまの……)
ルイズの指先がアンリエッタの果実へと埋まっていく。その温...
(いいなぁ……)
浮かされているかのような高揚感のなか、ルイズとアンリエッ...
「あっ……ひめさまぁ」
「んっ、あっ、気持ちいい」
二人の少女は、自然と口を重ねていた。
「んむ、ルイズぅ……」
互いの舌を絡めあい、呼吸が減ることで更に二人は高ぶってい...
くちゅ
「ひめひゃま?」
「ほら、私もこんなに感じているのよ」
「……うれしい……」
ルイズの手がアンリエッタの秘処でうごめく。自慰の経験のほ...
決して巧いとは言い難かったが、それでもアンリエッタを高み...
「んぁっ、はぁ、ルイズのここも、こんなになっちゃって」
「ひあああっ」
アンリエッタはルイズのさくらんぼを口にくわえ、舌で転がす...
「やっ……いあっひめさまっ」
「んむ……んっんん!」
ルイズの手の動きが限界まで速くなり、アンリエッタが彼女の...
「「――――――――――――――!!」」
二人は共にビクビクっと二回ほど身体を震わせるとそのままベ...
バンッ
「どうなされまし……ぶはっ」
そして金髪の女性により入口が紅く染められた。
ちなみに数日後サイトはルイズの
「ねぇ?わたしどこか成長した?」
という、究極の質問をうけることになる。
終わり。
終了行:
519 名前: Girls, be ambitious [sage] 投稿日: 2007/09/14...
「はぁ、はぁ、はぁ」
今日一日の授業を終えたルイズは、辺りに誰もいないことを確...
の部屋へと帰還し、ロックの魔法で部屋の鍵をかけた。
「はぁ、はぁ……」
呼吸を整えていると嫌でも目に入る“ソレ”
ぺたぺた。
いや、存在しないのであるから、むしろ見えないと言った方が...
とにかくそこにはルイズが求めたモノはなく、ただ虚しい音が...
ぺたぺた。
(うぅ。やっぱり、ない……!)がっくりとうなだれるルイズ。...
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜...
「ふぁああ」
この日、ルイズは珍しく使い魔より少し早く目を覚ました。隣...
け、自らの胸に触れる。
(なんかむねが……)
張っている、というのか。良くはわからないが何か妙な違和感...
ら胸をのぞいてみるが、特に外見に変化はなさそうだった。
(おかしいわね)
むにむにと自分の胸を揉んでみるが、いっこうにその感覚は消...
むにむに。
「こここ、これじゃあ私、へへへ変態じゃないの!」
朝っぱらから、じじじじじ自分のおちちを揉むなんて、と赤面...
止めようとはしないのが彼女たる所以だが。
しかし、そんなことをしてるのを、まさか後ろから見られてい...
「あ、あのさルイズ」
「っ――――――――!!」
ルイズはあまりの衝撃に口をパクパクさせるしかない。
(見られた……!)
寝てる使い魔の横でゴソゴソやっていれば、起きてしまうのは...
より早く起きているサイトなら尚更であった。
「あ、あの……これはね?」
ルイズは必死に言い訳をしようとしたが、女の子が自分の胸を...
主人様のプライドを損ねない言い訳があるだろうか。
「こここれは、その、なんていうか」
彼女の頭の中に、以前魔法が使えないことをからかわれた記憶...
520 名前: Girls, be ambitious [sage] 投稿日: 2007/09/14...
(ダメよ。どうにか誤魔化さないと、同じ穴の二の舞だわ!)
更に今回は性的な意味でいろいろヤバい状況だ。しかし、どう...
彼女はとりあえず思い付いたことを言ってみることにした。
「きょっ、今日はいい天気……」
「あのさ、ルイズ」
そして失敗した。
慣れないことはやるべきではない。しかし、外見は落胆してる...
底で性的な展開を期待していた。変態なご主人様だ。
(あぁ、こんな朝から、私、お星さまになるのね。)
お父様、お母様、始祖ブリミルよ、あ……あと姫様、申し訳あり...
の絶望と九割の期待を胸にサイトの言葉を待った。
「その、なんだ……。あまり気にしなくていいと思うぞ」
「…………へ?」
余りの拍子抜けにポカーンとするルイズ。
「ナイチチっていうのも、それなりに需要あると思うんだ。そ...
サイトは自分が日本の、主に秋葉原にいたころを懐かしみなが...
「むしろ、『おっぱいなんてただの飾りです。偉い人にはそれ...
もちろん自分の意見は言わないが。
「というかさ、高慢ちきなお嬢様にはナイチチがピッタリって...
それはもう火に油をそそぐ、というより、さらに酸素まで供給...
「つまり、ルイズも相手を選ばなきゃ需要はバッチシって…………...
さっきからいっこうに反応のないルイズに、サイトはやっと違...
「クケ、くけけけけけけ!」
致命的に遅かったが。
「いや、だからね? 人によればルイズが好みだっていうやつ...
空気すら読めてなかった。
「私を貶めた責任、ちゃんととってもらうんだから」
やけに楽しそうな声でそう言うと、彼女は自分の杖を取り出し...
「ひんぬーで悪かったわねーーーーーーーーーーー!!!」
そして、さいと は ほし に なりました。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜...
521 名前: Girls, be ambitious [sage] 投稿日: 2007/09/14...
とまぁ、そういうことがあったのである。
(別に需要がどうとかじゃなくて)
今朝のことを思い出し、ルイズは思う。そして照れ隠しにポツ...
「その、あんたが……どう思ってるかっていうか……」
日頃の使い魔の様子をみれば、おっぱい星人だということなど...
かルイズも以前より自分の胸ばっかり気にするようになってし...
「べっ、別にサイトのためじゃないんだからっ!」
何も言われていないのに、そう叫ぶと、まだぶつぶつ何か喋っ...
っ赤に染めた。
そして、指先をいじってみたり、爪先で円を描いてみたりして...
「ダイジョウブ。マダ、セイチョウスルワ」
どうしようもなく、片言ではあるが、それでもルイズは、気を...
「んんっ。きもちいぃ〜」
夏のジメジメした部屋の中に気持のいい風が入ってくる。それ...
かのように駆け抜け、服の中にも入ってくる。風は服と肌の間...
た湿気を吹き飛ばしていった。
「……」
だが重要なのはそこじゃない。
風が何の抵抗もなく通り抜けてしまったのである。
ここでルイズにふくよかな胸が存在した、と仮定しよう。
ルイズの襟元から入った風は、ある障害を発見する。無論男の...
とである。はち切れんばかりの胸は服と密着し、外からでも膨...
くらんぼを見つけることができる。ついでに、密着することに...
す。しかしながら一定以上の風が入ってきた場合、どうにかし...
それは時には胸の谷間、時には胸全体を撫でるように抜けるで...
だが題意よりルイズの服の中を通るとき、風はそのまま抜けて...
よって仮定に誤りがあり、ルイズにはふくらみがないことが証...
以上、証明終わり。
「ひ、ひどい……ひどすぎるわ……」
522 名前: Girls, be ambitious [sage] 投稿日: 2007/09/14...
別に先程窓から入ってきた風に、意思などないし、たんなる彼...
「み、みんなでっ、わたしをばかにしてぇ……」
実際馬鹿にしたことがあるのは3人くらいだろうか。みんなは...
「あぁ、始祖ブリミルよ、どうかこの哀れな美少女に救いの手...
始祖に、胸を大きくしてください、と願う貴族は彼女が初めて...
バサバサッ
そこへ一羽の鳥が手紙をくわえてやって来た。
「え? 手紙?」
それはカトレアからの手紙であった。
「まさか、ね」
ルイズは半信半疑でそれを読みはじめたが、突然物凄いスピー...
を手に、とある人物のもとへ走りはじめた。
ちなみに、朝の違和感を既に忘れてしまっていることはどうで...
521 名前: Girls, be ambitious [sage] 投稿日: 2007/09/25...
「陛下。ミス・ヴァリエールが」
「通してください」
トリスタニアの王宮にて、アンリエッタは次々とやってくる政...
職務は肉体的にも精神的にも辛い仕事である。食欲不振に陥ろ...
だからといって休みがとれるわけもなく、会議は続き、報告書...
とは行列を作る。また女王に定休日というものは存在しないし...
定かではない。そのためルイズやサイトがやって来る日はアン...
一時となるのである。だから先程の声にもどこか喜びが含まれ...
「お久しぶりです。お変りはありませんでしょうか」
「まぁ、よく来てくれたわねルイズ。さぁこちらへいらっしゃ...
友人の他人行儀な挨拶に少しムッとしながらも、彼女は友人の...
「あら、ルイズったら、タイが曲がっていてよ」
「すっすいません……」
他人行儀の仕返しにイタズラしてあげるのも忘れない。こんな...
楽しみなのだから趣味が悪いとは言っちゃいけない。
「それで、今日はどうしたのです?」
この友人は生真面目な性格で、用のない日にほとんどやって来...
でもそうなのだから、きっと今回も用事があって来たのだろう...
「あ、はい、その…今日は、お願いがあって……来ました」
その友人、ルイズはなんだかはっきりしない口調で答えた。部...
つめた顔をしていたな、とアンリエッタは思い返す。
「他ならぬあなたの頼みですもの、私にできることでしたら何...
一方のルイズは、しばらく言うのか言わないのか、どちらにし...
返し、やがて意を決したように話した。
「ひ、姫さまっ!」
「なんでしょう」
「わ、わわわわわわたくしのっ、おおちちち、じゃなくて、む...
「……」
時間は止まり、空気が凍った。
扉の外で金髪の女性の含み笑いが聞こえた。
522 名前: Girls, be ambitious [sage] 投稿日: 2007/09/25...
「あ、あの、ルイズ?」
「……」
この部屋に誰もいれてなくてよかった、とアンリエッタは安堵...
引き寄せた。
「え、あ……」
そのまま、ルイズと同じ高さまで腰を落とすと彼女の首へと手...
「失礼します」
「ひ、ひめさま?」
ルイズの目前へとアンリエッタの顔が迫ってくる。それがたと...
な彼女の眼差しに魅了されてしまうであろう。ルイズも例外で...
コツン
「あ……」
「どうやら悪い病気ではなさそうですね」
ただ熱を測る、それだけのことだった。アンリエッタがルイズ...
ルイズの背の高さにあわせたのも、そしてルイズのうなじへと...
念ながらルイズの目にはそううつらなかった。
「どうしたのですか?」
「ひめさまが、ひめさまが、ひめひゃまが……」
バタッ
ルイズは百合の花畑へと旅立った。
扉の外で金髪の女性が呼吸困難に陥った。
「ルイズ、ルイズっ」
「んむぅ」
場所は変わって女王の寝室。
ルイズはアンリエッタのベッドの上で目覚めた。
「ひっひめさま。……も申し訳ありません! そそそそその粗相...
「い、いいのよルイズ」
気まずい雰囲気がながれる。
「……それで、ルイズ。何があったの?」
とにもかくにも、アンリエッタは先程の願いの理由を尋ねた。
「そ、その……ちぃ姉さまから手紙がきて」
「カトレア殿から?」
「はい。それで、その手紙に…む、胸をおっきくする方法って……...
「まさか、それが?」
アンリエッタの問いにルイズの顔が林檎よりも赤く染まる。
「親しい人に、その……揉んでもらうことです」
「ほんとうですか?」
「はい」
にわかに信じがたい話ではある。一国の王女でも聞いたことが...
の産物のようなものに聞こえた。
523 名前: Girls, be ambitious [sage] 投稿日: 2007/09/25...
「それで、こんなこと頼めるの、姫さましか」
「そうですか」
でも、この友人の言葉に嘘偽りはないようにアンリエッタには...
(さすがカトレア殿ね。なんでもわかってらっしゃるわ)
と、納得することにした。
ちなみにこの物語にツッコミはいない。ちょっととんでるのが...
ルイズはマントを脱ぎ、傍らに置くと、服のボタンを一つづつ...
「だから、その」
何がルイズをここまで動かすのだろうか、アンリエッタにはさ...
気付けば自分は人並み以上に膨らみ、大きくなってほしいなど...
ふと自分の胸元をみる。
(この中にはいったい何が入っているのでしょう?)
男を魅了し、ルイズを駆り立てる謎の物体。
(あとでアカデミーに調査を依頼しようかしら)
彼女は無責任にもそんなことを考えながら目の前の友人をまじ...
「して……くださいませんか?」
「……わかりました」
言うや否やアンリエッタは自分のドレスを脱ぎはじめた。
「あ、あの、ひめさま?」
「無二の親友の恥を忍んでの頼みです。相応の覚悟をもって臨...
「は、はぁ」
他に方法は無かったのだろうかという素朴な疑問がちらりと頭...
それから二人は互いに下着以外の全てを脱ぎ、傍らへと積んだ。
一国の女王と上流貴族の子女が、その身のほとんどを外気に晒...
包まれる中、二人はベッドに腰をかけ、互いに向き合った。
「えっと……それでは」
「お、おおおねがいします」
二人とも恥ずかしいのか、お互い目を合わせないようにしてい...
(これが、ルイズの……)
幼い頃に一緒に風呂に入った仲である。彼女も別に初めてとい...
「きれい……」
確かに膨らみには乏しい。だがそれを補って余りあるほどの精...
母親、姉達が如何に大事にしてきたかが容易に想像できた。
(私も……)
アンリエッタはルイズの胸へと自らの白い手をゆっくりのばし...
524 名前: Girls, be ambitious [sage] 投稿日: 2007/09/25...
「……んっ!」
彼女の、人より若干冷たい指先がルイズの胸へと一瞬触れた。...
が走ったかの様にぴくりとはねる。緊張していたルイズは、そ...
てしまうほど敏感になっていた。ルイズの反応にアンリエッタ...
めてしまうが、もう一度、親友の様子を伺いながら、次第に一...
し、彼女の指にもルイズの肌の感触が分かるほどに触れる面積...
(柔らかい……)
それがルイズの胸に触れた彼女の最初の感想だった。
他の人の胸を触る。それがたとえ女性であったとしても、それ...
があるわけではない。まして王族であるアンリエッタにとって...
慎むべきものだった。従ってルイズがほとんど初めてと言って...
ルイズの胸は、膨らみこそほとんどないものの、そこには女の...
あった。指を通して彼女の体温、鼓動が伝わってくる。アンリ...
ないように、優しく撫でるようにルイズの胸を揉みはじめた。
「んく……ふぁ…………あ」
しばらくするとルイズの身体に異変が生じる。身体の奥の方...
たものが生まれるような感じがしたのである。
「んぁ、……あ……ん」
(熱い?)
それはルイズの胸の奥に溜って、だんだんその強さを増してい...
のようなその感覚は、しかし風邪のときのように不快なもので...
(なんかふわふわする)
ルイズにとって未体験のその感覚は次第に彼女を翻弄していく...
し、初めは白かった肌も朱を帯び始めている。一方のアンリエ...
(何だか体が熱く……?)
彼女もまたルイズと同様に、身体に妙な、渇きの様なものを感...
とした表情から伝染したのか、こんなことをしているという背...
も、アンリエッタの双丘の頂点は、下着の下からその存在を誇...
「あ、……や……ひうっ!」
「す、すみません!」
相手にどれだけ愛撫を施そうと自らのモヤモヤした感じはなく...
アンリエッタの気づかぬうちに手に力が入ってしまっていたら...
「あ、あの……ルイズ」
「ぁ、な、なんですか?」
525 名前: Girls, be ambitious [sage] 投稿日: 2007/09/25...
手の動きはそのままに、アンリエッタはルイズに頼む。
「その、わたくしも……」
「ふぇ? ……は、はい」
通常時なら恐れ多くも女王陛下のなんたら、と絶対に受け入れ...
時は違った。彼女の頭の中には、今、この時がずっと続いてほ...
った。胸の奥にこみあげる何かも、身体を駆り立てる何かも、...
(ひめさまの……)
ルイズの指先がアンリエッタの果実へと埋まっていく。その温...
(いいなぁ……)
浮かされているかのような高揚感のなか、ルイズとアンリエッ...
「あっ……ひめさまぁ」
「んっ、あっ、気持ちいい」
二人の少女は、自然と口を重ねていた。
「んむ、ルイズぅ……」
互いの舌を絡めあい、呼吸が減ることで更に二人は高ぶってい...
くちゅ
「ひめひゃま?」
「ほら、私もこんなに感じているのよ」
「……うれしい……」
ルイズの手がアンリエッタの秘処でうごめく。自慰の経験のほ...
決して巧いとは言い難かったが、それでもアンリエッタを高み...
「んぁっ、はぁ、ルイズのここも、こんなになっちゃって」
「ひあああっ」
アンリエッタはルイズのさくらんぼを口にくわえ、舌で転がす...
「やっ……いあっひめさまっ」
「んむ……んっんん!」
ルイズの手の動きが限界まで速くなり、アンリエッタが彼女の...
「「――――――――――――――!!」」
二人は共にビクビクっと二回ほど身体を震わせるとそのままベ...
バンッ
「どうなされまし……ぶはっ」
そして金髪の女性により入口が紅く染められた。
ちなみに数日後サイトはルイズの
「ねぇ?わたしどこか成長した?」
という、究極の質問をうけることになる。
終わり。
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