ゼロの使い魔保管庫
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開始行:
53 名前: おめざのキス〜サイト編(1/2) ◆LoUisePksU [sage] ...
----トリスティンに朝がやってきた。
サイトはとても幸せな夢から覚めた。
ルイズがあのルイズが自分に夢中に口付けてくる夢。
はぁぁぁ。なんてしあわせなんだ〜。心の中でニンマリしつつ、
傍らにいるはずのルイズに目をやった。
んんん〜。おはよ。ルイズ〜。顔半分を毛布で覆っている
ご主人さまに朝のご挨拶をした。
なぜがルイズは頬を真っ赤にして頷くだけだった。
まいっか、でもいい夢だったなぁ。サイトが夢の回想をしてい...
「ね、ねぇサイト、おはよーの代わりにしてほしいことがある...
朝っぱらからご主人さまからのお願いだ。
一体なんだろ。
「なんでしょーか。ごしゅじんさま」
わざとらしくサイトは言った。
「あああのね。きききキス。して」
あまりのストレートの剛速球にサイトはくらっときた。
ゆ夢の続きですか。そうかまだ俺、夢の中だったのか。
試しに自分の頬を抓ってみた。
ってぇ〜。痛い。夢なのに痛い・・・待て、夢・・・じゃない?!
現実だと認識して思わず、ルイズに聞きなおそうかと思ったが、
やめた。ここはご主人さまの命令に従うべきなのだ。
しかし、顔半分が毛布で埋まっているため。口にはできない。
・・・とすると、おでこなのか。
サイトはルイズに顔を近づけて、額にそっとキスをした。
「おはよ。ルイズ」
54 名前: おめざのキス〜サイト編(2/2) ◆LoUisePksU [sage] ...
しかと期待に答えたと思っていたのだが、ご主人さまルイズの
反応はイマイチだった。
「・・・ち違うの。ソコじゃないの」
じゃぁ、ドコなんだ。使い魔サイトは困ってしまった。
「では、ドコがよろしいのでしょうか。ご主人さま」
「『ご主人さま』は嫌なの。ちゃんと『ルイズ』でいいんだか...
あまのじゃくなご主人さま、もといルイズなのであった。
「では、ドコがいいのでしょうか。ルイズ」
「・・・・・・・・ちがいいの」
毛布にかくれてもごもご言うので聞こえない。
「ち?ってドコのこと?」
サイトが聞き返すとルイズは耳まで真っ赤になった。
「お口・・・・・・・がいいの」
「毛布が邪魔で無理なんですが・・・」
そういわれたルイズはそろそろと毛布をあごの辺りまで下げた。
準備が整ったのを見計らって、サイトはゆっくりと顔を近づけて
そっとルイズと唇を重ねた。
「おはよ。ルイズ・・・」
終了行:
53 名前: おめざのキス〜サイト編(1/2) ◆LoUisePksU [sage] ...
----トリスティンに朝がやってきた。
サイトはとても幸せな夢から覚めた。
ルイズがあのルイズが自分に夢中に口付けてくる夢。
はぁぁぁ。なんてしあわせなんだ〜。心の中でニンマリしつつ、
傍らにいるはずのルイズに目をやった。
んんん〜。おはよ。ルイズ〜。顔半分を毛布で覆っている
ご主人さまに朝のご挨拶をした。
なぜがルイズは頬を真っ赤にして頷くだけだった。
まいっか、でもいい夢だったなぁ。サイトが夢の回想をしてい...
「ね、ねぇサイト、おはよーの代わりにしてほしいことがある...
朝っぱらからご主人さまからのお願いだ。
一体なんだろ。
「なんでしょーか。ごしゅじんさま」
わざとらしくサイトは言った。
「あああのね。きききキス。して」
あまりのストレートの剛速球にサイトはくらっときた。
ゆ夢の続きですか。そうかまだ俺、夢の中だったのか。
試しに自分の頬を抓ってみた。
ってぇ〜。痛い。夢なのに痛い・・・待て、夢・・・じゃない?!
現実だと認識して思わず、ルイズに聞きなおそうかと思ったが、
やめた。ここはご主人さまの命令に従うべきなのだ。
しかし、顔半分が毛布で埋まっているため。口にはできない。
・・・とすると、おでこなのか。
サイトはルイズに顔を近づけて、額にそっとキスをした。
「おはよ。ルイズ」
54 名前: おめざのキス〜サイト編(2/2) ◆LoUisePksU [sage] ...
しかと期待に答えたと思っていたのだが、ご主人さまルイズの
反応はイマイチだった。
「・・・ち違うの。ソコじゃないの」
じゃぁ、ドコなんだ。使い魔サイトは困ってしまった。
「では、ドコがよろしいのでしょうか。ご主人さま」
「『ご主人さま』は嫌なの。ちゃんと『ルイズ』でいいんだか...
あまのじゃくなご主人さま、もといルイズなのであった。
「では、ドコがいいのでしょうか。ルイズ」
「・・・・・・・・ちがいいの」
毛布にかくれてもごもご言うので聞こえない。
「ち?ってドコのこと?」
サイトが聞き返すとルイズは耳まで真っ赤になった。
「お口・・・・・・・がいいの」
「毛布が邪魔で無理なんですが・・・」
そういわれたルイズはそろそろと毛布をあごの辺りまで下げた。
準備が整ったのを見計らって、サイトはゆっくりと顔を近づけて
そっとルイズと唇を重ねた。
「おはよ。ルイズ・・・」
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