ゼロの使い魔保管庫
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99 名前: トリスティン夜の睦言(1/3) [sage] 投稿日: 2007/...
夜。
いつものようにルイズは自分のベットにサイトを招きいれた。
最近、このエロ使い魔の人気が上がってしまった。
やめとけばいいのにシュヴァリエなんかになって平民から貴族
になってしまったのだ。
今までは、いくつもの武勇伝があるものの、貴族という立場から
平民であるサイトにはあからさまな好意は表されなかった。
しかし、貴族となったサイトへの好意は一気に噴出する形と
なっていたのだ。
デルフにいくらサイトがルイズに首っ丈と言われても、不安な...
は膨らむ一方である。
このままじゃ、ダメ。なんとかわたしだけを見つめてもらうん...
そう心に誓ったルイズは、とっておきの秘策をサイトにぶつけ...
したのである。
「サ、サイト。あ、あのね。」
緊張の余りうまく言葉が出てこない。
「どした?ルイズ」
サイトが心配そうに見つめてきた。
「!!!」
その瞳にルイズは赤面してしまい、ますます言葉に詰まってし...
100 名前: トリスティン夜の睦言(2/3) [sage] 投稿日: 2007...
ルイズの顔が真っ赤になった。熱でもあるんじゃないだろうか。
心配になったサイトは、じっとしてろ。と言って、ルイズの前...
左手でたくし上げておでことおでこをくっつけた。
「・・・熱はないみたいだな。でも大丈夫か?」
かはぁ。ルイズは声にならない声でうめいた。
「んとね。サイト。おおお落ちついて聞いてね」
「ルイズ、おまえがちょっと落ちつけって」
こんなに取り乱してしまう自分が許せない。
しかし秘策は最後まで実行しないといけないの。
「今日はね、ご主人さまからお願いがあるの」
「なんだよ」
「・・・だから、あの、今夜は・・・」
「今夜は・・・?」
サイトは首をかしげながら言った。
ルイズは意を決したようにその秘策を言い放った。
「やさしくして」
サイトは後頭部に激しい衝撃を受けたような気がした。
ヤサシクシテ。惚れた女の子からのOKサイン。
いーんですか。ほんとにいーんですか!!?
「い、いいの?」
ルイズはもうまっすぐサイトをみることができなくなって
しまい、うつむいて言った。
「そ、そんなこと聞かないでよ、バカ」
きた。夢にまでみた、ルイズと今夜一線を越えることができる。
心の中で男泣きするサイト。
「ルイズッ」
がばっとルイズを押し倒した。
頭の中が真っ白になりそうだ。
俺は、ルイズが好き。ルイズもたぶん俺が好き。
−−−たぶん?
はたと、サイトの右手がルイズのだいじなところの直前でとま...
ルイズをみるとぎゅっと目を閉じて、唇もきゅっと噛んでいた。
このかわいいご主人さまの口からまだ好きという一言を聞けて...
でも、こいつはがんばって俺を受入れようとしてくれている。
いいのか?それ。なんかちょっとちがうだろ。
そう悩み始めると少しずつ、興奮が冷めてきた。
101 名前: トリスティン夜の睦言(3/3) [sage] 投稿日: 2007...
わたし、ついに使い魔に食べられちゃうのね。
でも食べられるって、わたしってばどうなっちゃうのかしら---
ルイズは目をぎゅっと閉じ、唇をきゅっとかみしめた。
ほんとは、そこはダメ。結婚しても三ヶ月はダメなの、でも今...
今夜だけはいいの。
サイトの手が"そこ"に触れるか触れないかのところでぴたりと...
ルイズは薄目をあけてサイトを見た。
サイトはじっとルイズをみていた。
何?わたしどっかおかしい!?
戸惑っていると、サイトは予想外な言葉をルイズに投げかけた。
「ルイズ、おまえ俺のこと好き?」
え---ルイズは言葉に詰まった。
「俺は、おまえのこと好き。大好きだ。
好きだから護ってやりたいし、抱きしめたい」
サイトはもはやまっすぐルイズを見ることができずに目線を
そらした。
「き、キスもしたい。それに・・・ごにょごにょ」
ルイズはサイトを見つめたまま固まっていた。
どしたらいいの。わたし。サイトはこんなわたしでもスキって
言ってくれている。サイトの気持ちに答えなければいけない。
でも、ルイズほんとに言っちゃっていいの。ほんとの自分の気...
を言っちゃったら、ますますサイトはわたしのことを護ろうと...
それも命をかけて。
そして、たぶん・・・あんなに願っていたサイトのもといた世界へ...
探すのをあきらめてしまうのだろう---
そんなのはダメなの。サイトは元いた場所に帰してあげなきゃ...
帰っちゃったら・・・もう逢えないかもしれない。
それもヤダ。サイトがいなくなるなんて、絶対ヤダ。
帰してあげなきゃいけないの・・・だけどいなくなっちゃうの...
どうしたらいいの。わたしどうしたら---
ルイズの鳶色の瞳から一筋の涙が頬へ伝っていった。
179 名前: トリスティン夜の睦言 [sage] 投稿日: 2007/09/2...
「ルイズ?!」
いきなり泣き出したルイズにサイトは戸惑った。
「わたしね。サイトのこと・・・サイトのこと・・・」
あふれ出す涙のなか、ルイズは懸命にサイトに想いを伝えよう...
「いいよ。無理しなくていい。おまえが俺のこと
そんな好きだなんて思ってないこと、わかってる」
それを聞いてルイズはますます悲しくなった。
「ち、違うもん。嫌いじゃないもん。」
「嫌いじゃないってことは、好きってことか?」
かぁぁ---ルイズは顔全体を真っ赤に染めた。
「すすす好きなんかじゃないんだもんっ」
おいおい。どっちなんだよ、困ったご主人さま。
「ルイズずるいぞ。『好き』か『嫌い』か、どっちかにしなさ...
う〜。瞳に涙をためながらルイズは唇を噛んだ。
『スキ』って言っちゃったらもう後戻りできなくなっちゃう。
だけど『キライ』って言っちゃうとウソになっちゃうの。
ウソはやなの。今夜くらいは正直になるんだもん。
今夜は・・・・サイトにやさしくしてもらうんだから。
ルイズは、決心してサイトに告白した。
「あんたのこと・・・・サイトのこと・・・・好き・・・・・...
ルイズはがんばった。これ以上、今の自分の本心に肉薄した言...
なかった。
「そか。好き、かも、ね・・・」
サイトはにっこり微笑んで。ゆっくりルイズを抱き寄せた。
263 名前: トリスティン夜の睦言(1/2) [sage] 投稿日: 2007...
サイトにやさしく抱きしめられちゃった---
なんだかとっても気持ちがいいの。
好き(かも)な男の子と触れ合うことが
こんなにドキドキしちゃうなんて…
こんな風に毎日してもらえたら幸せかも。
もちろんサイトじゃなきゃダメなの。
サイトってば、他の女の子にもこんなこと
しちゃうのかしら。たとえばあのメイド。
いつもは気になってもプライドが邪魔をして
聞けない。でも今夜は聞いちゃうんだから。
「ね、ねぇ、サイト。今わたしにしてること、
ほ他の女の子にもしたことあるの?」
上目遣いでルイズはサイトを見つめて言った。
もしそんなことしてたら許さないんだから。
「そんな経験あるわけないよ。こんなことが
できるのも、ルイズだけだ」
「そそそうなんだ。ちょっとうれしい・・・かも」
サイトににこりと微笑みかえされて目線をそらし
ちゃうルイズ。
サイトってやっぱりわたしにメロメロなんだ。
なんだか少しほっとしちゃうのであった。
264 名前: トリスティン夜の睦言(2/2) [sage] 投稿日: 2007...
「もひとつ聞いていい?」
「なに?」
サイトはルイズの頭をなでながら聞きかえす。
ルイズは一番気になってることをついに口にだした。
「もし、サイトの世界に帰れる方法が見つかっちゃたら・・・・
どうするの。やっぱり・・・帰っちゃう?」
正直迷う。帰りたい。でもルイズとは離れたくない。
黙り込んでしまったサイトに少し寂しげな目をしたルイズは
さらに言った。
「わたし・・・・・・また・・・ひとりぼっちになっちゃう?」
ガンダールヴの呪縛から解き放たれた今でもルイズへの想い
は変わっていない、いやむしろ強くなっていた。
「今この幸せがずっと続いてくれるなら・・・帰らない。
そりゃたまには地球が恋しくなるかもしれないけど、
それはそれ。ルイズ、おまえのそばにいたいんだ。」
その言葉にルイズは再び涙を流した。
「ほ、ほんと?」
ぽろぽろと真珠のような涙がこぼれてしまう。
そんなルイズをサイトは優しい眼差しで見つめた。
「おまえに誓うよ。もう二度とそばを離れたりしない」
「サイト・・・・・・・・・好き・・・好きなんだもん・・・・
今度ひとりにしたら許さないんだから・・・」
今度はルイズから唇を合わせてきた。
熱い気持ちのこもったキス---
二人はメイジと使い魔という関係を踏み越えていった。
278 名前: トリスティン夜の睦言(1/2) [sage] 投稿日: 2007...
二人はお互いの気持ちを確かめ合うようにキスを交わす。
「・・・ルイズ・・・好き。大好き・・・」
サイトはうわ言のようにくりかえす。
ルイズの肌は上気してほんのりうすい桃色に染まっていた。
サイトが放つ好きという呪文にルイズはもううっとりしきって...
「サイト、サイト・・・」
「あたし・・・もう・・・なんかヘンなの・・・」
サイトも高ぶる気持ちをルイズへ伝えるように舌をルイズの唇...
挿しいれた。
びくんっ、ルイズの華奢な身体がサイトの舌の動きに反応する。
ルイズは優しくサイトの髪をなであげ、そして顔の輪郭を確か...
包み込むように触れていった。
「好きなの・・・大好きなの・・・わたしだけのサイト・・・
どこにもいっちゃやだ。」
サイトは、服の上からルイズの胸に手をやった。
するとルイズは両手を胸の前で組んで、すこしサイトの手を止...
「ち、ちっちゃいの、ほんとはやでしょ。シエスタやテファや...
おおおおおっきーのがいいのよね・・・」
279 名前: トリスティン夜の睦言(2/2) [sage] 投稿日: 2007...
潤んだ目でサイトを見つめてひとりごちるように言った。
そんなルイズにどきりとしながらもサイトはにこりと微笑んだ。
「・・・そんなことないよ、いまのルイズも十分かわいいよ」
「サイトになら・・・いいの。見られてもいいもん。」
そう言って、ルイズは両腕をサイトの背中に絡ませた。
サイトは黙ってうなずき、制服のボタンをひとつ、またひとつ...
眩しいくらい白い肌が今は桃色に染まっている。まだ大人にな...
香りも纏っていた。サイトは好きというフィルターを通してル...
のは初めてだった。
「そ、そんなに見ちゃヤダ。は、はずかしいじゃない」
ルイズは顔を赤くして上目遣いにサイトを見つめた。
「き、きれいだ。ルイズーーとってもきれい」
サイトはルイズの匂いたつ色気にあてられ、うわ言のようにつ...
「あん・・・」
思わぬサイトのほめ言葉にルイズは痺れるような感覚に襲われ...
終了行:
99 名前: トリスティン夜の睦言(1/3) [sage] 投稿日: 2007/...
夜。
いつものようにルイズは自分のベットにサイトを招きいれた。
最近、このエロ使い魔の人気が上がってしまった。
やめとけばいいのにシュヴァリエなんかになって平民から貴族
になってしまったのだ。
今までは、いくつもの武勇伝があるものの、貴族という立場から
平民であるサイトにはあからさまな好意は表されなかった。
しかし、貴族となったサイトへの好意は一気に噴出する形と
なっていたのだ。
デルフにいくらサイトがルイズに首っ丈と言われても、不安な...
は膨らむ一方である。
このままじゃ、ダメ。なんとかわたしだけを見つめてもらうん...
そう心に誓ったルイズは、とっておきの秘策をサイトにぶつけ...
したのである。
「サ、サイト。あ、あのね。」
緊張の余りうまく言葉が出てこない。
「どした?ルイズ」
サイトが心配そうに見つめてきた。
「!!!」
その瞳にルイズは赤面してしまい、ますます言葉に詰まってし...
100 名前: トリスティン夜の睦言(2/3) [sage] 投稿日: 2007...
ルイズの顔が真っ赤になった。熱でもあるんじゃないだろうか。
心配になったサイトは、じっとしてろ。と言って、ルイズの前...
左手でたくし上げておでことおでこをくっつけた。
「・・・熱はないみたいだな。でも大丈夫か?」
かはぁ。ルイズは声にならない声でうめいた。
「んとね。サイト。おおお落ちついて聞いてね」
「ルイズ、おまえがちょっと落ちつけって」
こんなに取り乱してしまう自分が許せない。
しかし秘策は最後まで実行しないといけないの。
「今日はね、ご主人さまからお願いがあるの」
「なんだよ」
「・・・だから、あの、今夜は・・・」
「今夜は・・・?」
サイトは首をかしげながら言った。
ルイズは意を決したようにその秘策を言い放った。
「やさしくして」
サイトは後頭部に激しい衝撃を受けたような気がした。
ヤサシクシテ。惚れた女の子からのOKサイン。
いーんですか。ほんとにいーんですか!!?
「い、いいの?」
ルイズはもうまっすぐサイトをみることができなくなって
しまい、うつむいて言った。
「そ、そんなこと聞かないでよ、バカ」
きた。夢にまでみた、ルイズと今夜一線を越えることができる。
心の中で男泣きするサイト。
「ルイズッ」
がばっとルイズを押し倒した。
頭の中が真っ白になりそうだ。
俺は、ルイズが好き。ルイズもたぶん俺が好き。
−−−たぶん?
はたと、サイトの右手がルイズのだいじなところの直前でとま...
ルイズをみるとぎゅっと目を閉じて、唇もきゅっと噛んでいた。
このかわいいご主人さまの口からまだ好きという一言を聞けて...
でも、こいつはがんばって俺を受入れようとしてくれている。
いいのか?それ。なんかちょっとちがうだろ。
そう悩み始めると少しずつ、興奮が冷めてきた。
101 名前: トリスティン夜の睦言(3/3) [sage] 投稿日: 2007...
わたし、ついに使い魔に食べられちゃうのね。
でも食べられるって、わたしってばどうなっちゃうのかしら---
ルイズは目をぎゅっと閉じ、唇をきゅっとかみしめた。
ほんとは、そこはダメ。結婚しても三ヶ月はダメなの、でも今...
今夜だけはいいの。
サイトの手が"そこ"に触れるか触れないかのところでぴたりと...
ルイズは薄目をあけてサイトを見た。
サイトはじっとルイズをみていた。
何?わたしどっかおかしい!?
戸惑っていると、サイトは予想外な言葉をルイズに投げかけた。
「ルイズ、おまえ俺のこと好き?」
え---ルイズは言葉に詰まった。
「俺は、おまえのこと好き。大好きだ。
好きだから護ってやりたいし、抱きしめたい」
サイトはもはやまっすぐルイズを見ることができずに目線を
そらした。
「き、キスもしたい。それに・・・ごにょごにょ」
ルイズはサイトを見つめたまま固まっていた。
どしたらいいの。わたし。サイトはこんなわたしでもスキって
言ってくれている。サイトの気持ちに答えなければいけない。
でも、ルイズほんとに言っちゃっていいの。ほんとの自分の気...
を言っちゃったら、ますますサイトはわたしのことを護ろうと...
それも命をかけて。
そして、たぶん・・・あんなに願っていたサイトのもといた世界へ...
探すのをあきらめてしまうのだろう---
そんなのはダメなの。サイトは元いた場所に帰してあげなきゃ...
帰っちゃったら・・・もう逢えないかもしれない。
それもヤダ。サイトがいなくなるなんて、絶対ヤダ。
帰してあげなきゃいけないの・・・だけどいなくなっちゃうの...
どうしたらいいの。わたしどうしたら---
ルイズの鳶色の瞳から一筋の涙が頬へ伝っていった。
179 名前: トリスティン夜の睦言 [sage] 投稿日: 2007/09/2...
「ルイズ?!」
いきなり泣き出したルイズにサイトは戸惑った。
「わたしね。サイトのこと・・・サイトのこと・・・」
あふれ出す涙のなか、ルイズは懸命にサイトに想いを伝えよう...
「いいよ。無理しなくていい。おまえが俺のこと
そんな好きだなんて思ってないこと、わかってる」
それを聞いてルイズはますます悲しくなった。
「ち、違うもん。嫌いじゃないもん。」
「嫌いじゃないってことは、好きってことか?」
かぁぁ---ルイズは顔全体を真っ赤に染めた。
「すすす好きなんかじゃないんだもんっ」
おいおい。どっちなんだよ、困ったご主人さま。
「ルイズずるいぞ。『好き』か『嫌い』か、どっちかにしなさ...
う〜。瞳に涙をためながらルイズは唇を噛んだ。
『スキ』って言っちゃったらもう後戻りできなくなっちゃう。
だけど『キライ』って言っちゃうとウソになっちゃうの。
ウソはやなの。今夜くらいは正直になるんだもん。
今夜は・・・・サイトにやさしくしてもらうんだから。
ルイズは、決心してサイトに告白した。
「あんたのこと・・・・サイトのこと・・・・好き・・・・・...
ルイズはがんばった。これ以上、今の自分の本心に肉薄した言...
なかった。
「そか。好き、かも、ね・・・」
サイトはにっこり微笑んで。ゆっくりルイズを抱き寄せた。
263 名前: トリスティン夜の睦言(1/2) [sage] 投稿日: 2007...
サイトにやさしく抱きしめられちゃった---
なんだかとっても気持ちがいいの。
好き(かも)な男の子と触れ合うことが
こんなにドキドキしちゃうなんて…
こんな風に毎日してもらえたら幸せかも。
もちろんサイトじゃなきゃダメなの。
サイトってば、他の女の子にもこんなこと
しちゃうのかしら。たとえばあのメイド。
いつもは気になってもプライドが邪魔をして
聞けない。でも今夜は聞いちゃうんだから。
「ね、ねぇ、サイト。今わたしにしてること、
ほ他の女の子にもしたことあるの?」
上目遣いでルイズはサイトを見つめて言った。
もしそんなことしてたら許さないんだから。
「そんな経験あるわけないよ。こんなことが
できるのも、ルイズだけだ」
「そそそうなんだ。ちょっとうれしい・・・かも」
サイトににこりと微笑みかえされて目線をそらし
ちゃうルイズ。
サイトってやっぱりわたしにメロメロなんだ。
なんだか少しほっとしちゃうのであった。
264 名前: トリスティン夜の睦言(2/2) [sage] 投稿日: 2007...
「もひとつ聞いていい?」
「なに?」
サイトはルイズの頭をなでながら聞きかえす。
ルイズは一番気になってることをついに口にだした。
「もし、サイトの世界に帰れる方法が見つかっちゃたら・・・・
どうするの。やっぱり・・・帰っちゃう?」
正直迷う。帰りたい。でもルイズとは離れたくない。
黙り込んでしまったサイトに少し寂しげな目をしたルイズは
さらに言った。
「わたし・・・・・・また・・・ひとりぼっちになっちゃう?」
ガンダールヴの呪縛から解き放たれた今でもルイズへの想い
は変わっていない、いやむしろ強くなっていた。
「今この幸せがずっと続いてくれるなら・・・帰らない。
そりゃたまには地球が恋しくなるかもしれないけど、
それはそれ。ルイズ、おまえのそばにいたいんだ。」
その言葉にルイズは再び涙を流した。
「ほ、ほんと?」
ぽろぽろと真珠のような涙がこぼれてしまう。
そんなルイズをサイトは優しい眼差しで見つめた。
「おまえに誓うよ。もう二度とそばを離れたりしない」
「サイト・・・・・・・・・好き・・・好きなんだもん・・・・
今度ひとりにしたら許さないんだから・・・」
今度はルイズから唇を合わせてきた。
熱い気持ちのこもったキス---
二人はメイジと使い魔という関係を踏み越えていった。
278 名前: トリスティン夜の睦言(1/2) [sage] 投稿日: 2007...
二人はお互いの気持ちを確かめ合うようにキスを交わす。
「・・・ルイズ・・・好き。大好き・・・」
サイトはうわ言のようにくりかえす。
ルイズの肌は上気してほんのりうすい桃色に染まっていた。
サイトが放つ好きという呪文にルイズはもううっとりしきって...
「サイト、サイト・・・」
「あたし・・・もう・・・なんかヘンなの・・・」
サイトも高ぶる気持ちをルイズへ伝えるように舌をルイズの唇...
挿しいれた。
びくんっ、ルイズの華奢な身体がサイトの舌の動きに反応する。
ルイズは優しくサイトの髪をなであげ、そして顔の輪郭を確か...
包み込むように触れていった。
「好きなの・・・大好きなの・・・わたしだけのサイト・・・
どこにもいっちゃやだ。」
サイトは、服の上からルイズの胸に手をやった。
するとルイズは両手を胸の前で組んで、すこしサイトの手を止...
「ち、ちっちゃいの、ほんとはやでしょ。シエスタやテファや...
おおおおおっきーのがいいのよね・・・」
279 名前: トリスティン夜の睦言(2/2) [sage] 投稿日: 2007...
潤んだ目でサイトを見つめてひとりごちるように言った。
そんなルイズにどきりとしながらもサイトはにこりと微笑んだ。
「・・・そんなことないよ、いまのルイズも十分かわいいよ」
「サイトになら・・・いいの。見られてもいいもん。」
そう言って、ルイズは両腕をサイトの背中に絡ませた。
サイトは黙ってうなずき、制服のボタンをひとつ、またひとつ...
眩しいくらい白い肌が今は桃色に染まっている。まだ大人にな...
香りも纏っていた。サイトは好きというフィルターを通してル...
のは初めてだった。
「そ、そんなに見ちゃヤダ。は、はずかしいじゃない」
ルイズは顔を赤くして上目遣いにサイトを見つめた。
「き、きれいだ。ルイズーーとってもきれい」
サイトはルイズの匂いたつ色気にあてられ、うわ言のようにつ...
「あん・・・」
思わぬサイトのほめ言葉にルイズは痺れるような感覚に襲われ...
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