ゼロの使い魔保管庫
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150 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
アンリエッタが、王都からそう遠くない土地の行事に、泊り...
内容は延々続く式典への出席と講演くらいだったが、このよ...
才人はアニエスに命じられ、護衛として同行していた。
昔より王家とのしがらみが増えてしまっている身としては、...
なにより、アンリエッタを護衛すること自体はやぶさかでは...
ただちょっと不安材料があった。
(前回のやっぱ怒ってそうだよなあ)
この前に会ったときの話である。
猫耳つけさせて首輪をはめ、鎖でつないでにゃーにゃー鳴か...
怒らないわけがないと思う。
そういうわけで式典の後、晩餐会も終わった夜、泊まってい...
ちなみに呼び出しを持ってきたのはルイズで、アンリエッタ...
「あっちは月に三、四回だもの……ふふふ、わたし耐えてみせる...
姫さまったらふふふふふ最近なんだか大胆というかはしたない...
そうか嬉しいのかシッポふってんのか貴様そんなに高貴が好...
危ない目でぶつぶつつぶやきだしたルイズ。使い魔をアンリ...
なんだか本気で命が危なくなりそうなので、こそこそと才人...
夜。北の国トリステインの少し寒い季節。郊外にのどかな田...
アンリエッタの滞在にあてられたヴィラは、当然のように土...
女王は、トリスタニアの自身の王宮では贅沢を遠ざける生活...
ヴィラの周囲を固める銃士隊員を、一時的にさがらせて出迎...
才人を見てアニエスがため息をついた。
「……まあ、陛下の望みだし、あのかたも年頃の少女だし、他人...
が、貴様」
瞬間、マジモンの殺気がその両眼に宿った。
「明日の正午には王都に帰る。そのとき陛下がまた立てなかっ...
151 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
怖え。才人は「い、委細承知しております」と卑屈に頭を下...
その後で、(あれ? 姫さま自身は、怒ってるというわけじゃ...
チェス盤模様の大理石の廊下をわたり、アニエスに指示され...
才人は部屋に入り、蜀台に照らされた部屋を見回して首をひ...
ヴィラの内部は、玄関から歩いてきた廊下にいたるまで、調...
だがこの小さな部屋は、調度品のたぐいがほとんどない。一...
素朴というか、敷物さえない。廊下と同じ大理石の床が続い...
部屋の奥にもうひとつ扉がある。
アンリエッタは部屋の中央、木で編まれた素朴な椅子に腰か...
手にしているクリスタルのゴブレットの中身は酒ではないよ...
しかし一見したところ、アンリエッタはどうも微醺をおびて...
頬をそめて、表情がぽうっとなっている。
「……姫さま、酒入ってる?」
「そうね……少し酔ったかもしれませんわ。サクランボのお酒を...
サクランボを漬けた麦酒がこの地方の名産だ、と地元の名士...
良質なワインが流通しているトリステインだが、麦酒の種類...
才人はとりあえず、用件を聞く。
「姫さま、これ何の用」
その問いに、アンリエッタはすぐには答えなかった。どう言...
彼女の服は夜会用の白いドレス、シルクのサテン生地。
肩や胸元を露出させるデザイン。その素肌の肩には極薄の透...
前立てにフリルをあしらったスカート。たっぷりした長い布...
ドレスの上半身には、深いV字の切れ込みがあり、大きな胸...
その刺激的な切れ込みは、濃ピンクのレースで縁取られてい...
二の腕から先をぴったり覆うのは、白いシルクの長手袋。首...
要するにレディの盛装だった。
才人は考え込んでいるアンリエッタの服装を、ついついじっ...
気高くも艶やかという印象。気品と色気のここまでギリギリ...
元からそうだけど今夜はとくに綺麗だよな、といやらしい視...
152 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
(いやらしい気持ちが入ってないとは申しませんがね)
内心でつぶやいてみる。ルイズやアニエスの態度や、夜に呼...
にへ、と顔をゆるませて期待しながら、アンリエッタの出方...
と、意を決したようにアンリエッタが顔をあげると、ゴブレ...
向き直って、ほほえみを浮かべる。才人は背筋がぞくりとし...
酒のせいか美貌にうすく血の色をのぼらせ、とろりとした視...
妖艶といえるほどの色気をただよわせながら、アンリエッタ...
「サイト殿、ここはどのような場所と思います?」
どのような、って……と大理石の室内を再度見わたす。
何もなさすぎて、ちょっと想像がつかない。
「……わかりません。どういうとこなんですか」
アンリエッタは横を向いて、どこか上機嫌な様子のまま手を...
「ここは浴室につながる部屋なのです。
この地方は薬効のある源泉が湧くのですわ。このヴィラはそ...
……それはつまり温泉? 温泉ですか? 嫌いなわけがありま...
瞬時にこみあげたそんな思いをこめて、才人は深くうなずい...
「それはよかった。では、その……よければ一緒に」
わずかに羞恥の入った、銀の鈴を転がすようなアンリエッタ...
温泉、しかも女の子との入浴。なんかすげえ幸せが来た。
というわけで、すっかり幸福にひたっていた才人は、女王陛...
開けてみた扉の向こうは、古びた赤煉瓦でできた浴室だった。
赤い煉瓦は、時代を感じさせる落ちついた色合いだが、不思...
床にはめこまれた真四角の浴槽には、澄んだ湯がたたえられ...
部屋の上の隅にかかったクリスタル製のランタンが、揺れる...
153 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
「おお……本格的。あれ?」
気になることが二つあった。
ひとつは浴室の向こう側に、また別の扉があること。
もうひとつは、浴槽からたちのぼる湯気の量である。しゃが...
「これ、湯というにはぬるくありませんか?」
「源泉の温度自体は、そう高くないのです」
いくつかの水差しを持って入ってきたアンリエッタがあっさ...
ハイヒールの靴を脱いで、柄杓を手にした彼女は「こちらへ...
とたんに才人の顔に熱波がふきつけた。
その小さな、赤い光に満ちてどこか暗い部屋は、壁も床も木...
クリスタルのランタンは、そちらの部屋でも赤光を放ってい...
さきほどまで火が燃えていたのか、いまだ音をたてている炉...
アンリエッタが柄杓の水をその石の上にかけると、たちまち...
風石を使った風魔法でもかけられているのか、その小さな室...
蒸気には甘い花のような濃密な香りがついている。かけた水...
石に水をかける手順を何度か繰り返すと、蒸気が流れ込んで...
ここまでくるとさすがに才人の頭にも、理解がおよんでいる。
「蒸し風呂ですか」
「ええ。意外でしたか?」
たしかにちょっと意外である。才人はこの世界にきてから、...
が、よく見るとこの蒸し風呂は一味違う。
『小さな室内で蒸されて汗を流す』→『出てきて水を浴びる』...
丸太製の専用のサウナ室。煉瓦製の浴室にたたえられた汗を...
「海底から取れた石でしょうね。熱を長く蓄えると聞きおよん...
かけ水には主に花からとった精油を混ぜてあります」
才人の興味をこめた視線に気づいたか、アンリエッタが淡々...
それから、こほんと咳払いして問うた。
154 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
「ところで前回のときに、言ったことを覚えておりますね?」
「『にゃーん』?」
「あなたが言ったほうです、そちらは速やかに忘れてください...
なに言ったっけ、と才人は腕組みして考えこみ、唐突に思い...
『一日好きにさせてくれるなら、この次は姫さまの言うこと...
やっぱそれ? とちょっと引きつり気味の笑みで、アンリエ...
アルコールの入った女王陛下は、なんだか据わった目で笑み...
…………………………
………………
……
「――どうですか? 一人だけ服を脱がされて、好きなようにさ...
あなたはいつも、わたくしにこのようなことをさせているの...
命じられるまま才人は服を脱ぎ、全裸で浴室の床に座りこん...
白の夜会用ドレスを着たままのアンリエッタがその背中に抱...
うん。確かに自分だけ全裸で一方的にされる状況ってのは、...
「ひ、姫さま、実はすごく酔ってるだろ」
「失礼な。サクランボのお酒を一杯だけですわ」
なら絶対、雰囲気で酔ってるにちがいない。いわゆるスイッ...
肘まである手袋をはめたままの、たおやかなほっそりした指...
ひんやりとわずかに冷えていた手と、滑らかな絹の触感が、...
「熱い……それにこんなに、硬くして」
やわらかな熱い吐息が才人の耳をくすぐる。たしなめるよう...
ほんとうにいやらしい方、と耳元でなおもかすかな息をふき...
はむ、と耳朶を甘噛みされた。
どーもこれは復讐のようなものらしい、と才人は気がついた...
(しかし……うん。これはこれで全然アリだよな)
全裸で才人は内心、親指を立てる。変態が状況に順応するの...
155 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
それにしても美少女に背後から抱きしめられる形で愛撫を受...
腰に手をまわされ、決して速くはない程度で自分のものをこ...
勃つなというほうが無理である。
「勝手に動いてはなりませんよ……ふふ、これもあなたがいつも...
もぞもぞと身をくねらせて、才人の背中にもっと密着するよ...
「あなたがわたくしにした様々な辱めを覚えていますか?
その、……い、嫌というわけではありませんけれど……恥ずかし...
ですからこの夜、わたくしのものである今宵は、いつもあな...
あ、すごい、今手の中でびくんってはねて……」
やわやわと手のひらで包み込むように肉棒をさすりながら、...
うん、かなり恥ずかしい。でもこれもいいもんだなあ……と実...
ちょっと愛撫がゆっくりソフトすぎて、もどかしくなってき...
「ひ、姫さま……おねがい、もうちょっと速く動かしてくれれば」
「だめ」
アンリエッタがどこか楽しそうな小悪魔然とした声で、却下...
そうは口で言いながら、微妙に愛撫が変わっているが。
肉棒の根元を押し揉むように指で圧迫しつつ、才人の首筋に...
ちゅっ、ちゅっとついばみ、時折キスマークをつけようとす...
赤い明かりに赤い煉瓦が照らされて、幻想的な色彩の空間。
赤といっても落ち着く雰囲気をかもしだす古色。ほの暗ささ...
開け放ったままのサウナ室から花の匂いの蒸気が流れこみ、...
それに、背中に密着する少女の体が、ますます熱をおびてい...
下半身は焦らされるようにもどかしい快感を与えられながら...
膨れ上がった亀頭に、滑らかなシルクに覆われた手のひらを...
桜色の唇に耳たぶをはさまれながら、肉棒を少しきつく握ら...
袋の部分をやわやわと揉まれながら、裏筋の部分を指であや...
ゆっくりした刺激しか与えられていないのに、急激な反応を...
「なんかすごくうまくなってませんか……いててて」
耳朶に歯をたてられた。ちょっと恨みがましい声が返ってく...
156 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
「あなたがいろいろとはしたないことを教えたではありません...
……気持ちよいのですね?」
才人の背中にむにむにと押しつけられる乳房から、とくとく...
おそらく、ドレスから露出した素肌まで汗ばんでいるのだろ...
肌にぴったりした薄絹の手袋の中で、肉棒がびくんと凶悪に...
ドレスの少女は情欲に色づいたような声を、そっと裸の少年...
「では、そろそろ速くしてあげますわね」
少年の腰前に回した手を、一転してリズミカルに動かしてい...
気がつくとアンリエッタ自身も、彼の背中に押し付けて潰れ...
はしたないわ、と思いつつも桃色の霞が脳裏にかかったよう...
赤い古びた煉瓦の部屋。ほろほろ揺れるランタンの火。
煉瓦造りの浴槽には冷たく澄んだ水がたたえられ、いっそう...
純白のシルクに覆われた上品な細指が、淫らに男の肉にから...
才人が額に汗をにじませて告げた。
「あ、あの、出るんだけど」
かまいませぬ、と熱に浮かされた声でアンリエッタは許可を...
速くすべやかに、なめらかに少年のものをこすりあげていく。
「わたくしの手で、はしたなく気をやるところを見せてくださ...
そのささやきが引き金になったように、才人がう、とうめき...
白絹手袋にくるまれて奉仕されている肉棒が蠢動し、びゅく...
少女は少年の肩越しに、精が床に飛び散るのを見て、放出し...
そうしながらアンリエッタは、自らも絶頂に達したように蕩...
「すごい……こんなにいっぱい出して」
アンリエッタのドレスに包まれた肢体は、いまや発情の火に...
体重を少年の背中にあずけ、目をほそめて射精の快楽にひた...
159 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
「ね、つぎは、わたくしにも……」
…………………………
………………
……
少し肌寒かった部屋は、流れ込む蒸気でほどよく暖まり、湿...
「…………ぁ、ふ……んぅ……」
煉瓦の壁に、切れ切れの甘やかな声が反響している。
アンリエッタは床にひざをついて、ドレスのスカートの奥を...
少女はフリル付きのたっぷりしたスカートを自分で持ちあげ...
「んんん……ん、ふ」
うつむいた顔は快感に赤く色づき、眉根を寄せて切なげな表...
ドレスから露出する雪のような素肌はぽうと熱を持ち、小さ...
「ん、そこは……!」
才人の指がさらに奥にぬぬっと入ってきたとき、びくん、と...
前回に見つけられた弱いポイントの一つを、丹念に指の腹で...
「腰、逃げたらだめですって……あ、すごい締め付けてる」
「だ、だって、いきなりそんな奥まで……今日は優しくしてとい...
「中指一本なんですけど。わかりましたよ、ゆっくりやります...
えっと、このくらい?」
「あ……んん、はい、それなら……」
アンリエッタの目がとろりと淫楽にうるむ。
腰をおずおず前に戻して、膝立ちで秘部を愛撫される快感に...
時間をかけて与えられる官能に、どんどん秘部の奥から愛液...
敏感なところをわざと避けるように、指が濡れた膣内をこす...
もどかしくなってきたころ、指を二本に増やされて再度、奥...
「んんんっ」
160 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
恥ずかしいほどの水音がして、指を蜜壺で食い締めてしまっ...
たぶん才人の指はとうに、アンリエッタの愛液でふやけるほ...
真っ赤な顔で目をつぶって、突然にふくれあがってきた最初...
目の前で少女に奉仕している少年が、確認するように声をか...
「ここらで、もう少し強くしたほうがいい? 刺激」
もういいかも、とアンリエッタは溶けかけた理性でぼんやり...
というより、そろそろあの絶頂の感覚が恋しくなっていた。
先ほどはつい我慢してしまったが、まさぐられる腰の奥がう...
こっくりうなずく。と、才人の指がうごめきだした。避けて...
焦らされて昂ぶっていた少女の体が、あっさりと応えてしま...
「ん、ふ、んん……ぁぁ……」
ゆるやかに絶頂に押し上げられて、アンリエッタは腰をわな...
スカートの布地をにぎりしめる手が、ふるふると震えている。
丁寧に引き出された肉体の歓楽に、紅潮した顔をうっとりと...
「サイト殿……」
「はい?」
「今のを、もっと……」
気がつけばアンリエッタの唇が勝手に開き、ごく自然におね...
才人がちょっと驚いた顔になって、「あ、はい」と素直に指...
どろり、と粘性の濃い愛液がひときわ多く胎内から吐きださ...
くちくちとソフトに指で秘肉をまさぐられる。
腰を中心におののくように体をかすかに震わせながら、アン...
「そうです、んん、ゆっくり……これ、ゆっくり楽しませて……」
「……なんか今夜、大胆ですね」
「ん、だって、わたくしの夜ですもの……ぅぁ、ぁふ、ふふ」
161 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
自分でもまともな状態ではないと思うほど、貪欲に快楽を求...
体だけではなくて、頭もそれしか浮かばないくらいに茹だっ...
「ねえ、口づけもくださいまし……」
脚の間で、淫悦の火がちろちろと燃えている。それに思考を...
前から指でまさぐられたまま、才人に顔を寄せられて唇を重...
アンリエッタはそれに応えつつ、今なら他にもはしたないお...
深く口づけされて舌を吸われながら、先ほどとは別の、膣内...
快楽に目をいっそう潤ませ、汗を全身にしっとりと噴かせな...
…………………………
………………
……
ヴィラの夜が更けてゆく。
赤煉瓦の浴室には、少女の澄んだ鳴き声が甘やかに響きつづ...
少年の指がたてるクチュクチュという水音は、初めのほうよ...
才人は指での奉仕を言われるまま続けながら、アンリエッタ...
薄い透けるショールを取りさって、首筋から肩にかけての上...
「あっ、あぁ、ふぁんっ」
口づけから解放されたアンリエッタの唇からは、つつしみを...
こらえかねたように首をふるたびに、栗色の髪と真珠のイヤ...
スカートの中では愛液があふれ、ぽたぽたと煉瓦の床に落ち...
アンリエッタは膝立ちでスカートを持ち上げ、真っ赤な顔を...
「あ、ああ……また、いきますぅ、ひぁ、んん……!」
才人はアンリエッタの華奢な鎖骨に舌をはわせながら苦笑す...
(姫さま、今夜の最初のほうではそれ言わないようにしてたって...
先ほど三度目の絶頂を堪能したあたりで、才人の指で与えら...
朦朧として、躾けられてきたことが出ているのか、いつもの...
162 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
サウナ室の蒸気はとうに立ち上らなくなっている。
正直、気温がさがってきたらこっちは風邪ひきかねないよな...
(そろそろ満足してもらわないと。俺、素っ裸だし)
べっとりと愛液に濡れた手首を動かす。
わなないてきつく締め付けてくる膣内の一箇所、クリトリス...
「ゃんんっ」
反応は大きかった。
アンリエッタが悲鳴をあげ、スカートを持ち上げていた手を...
スカートの意外な重みが才人の腕にかかってくる。湿気を吸...
他とやや感触が違うその箇所を、才人の指がこすりだすと、...
前回、強制的に潮を噴かされたときの指づかいだった。
「そ、そこは」
「うん、前のときやったアレ。したらだめですか、これ?」
手の動きを止めた才人に耳元で問われ、アンリエッタは膝立...
前回のように直接、指で噴かされる。強引に快楽を引き出さ...
けれど、お漏らしみたいで恥ずかしい。
肉悦への期待と羞恥の間で揺れている少女を見やり、迷いを...
待って、と言おうとした言葉をひくんと飲みこむ。それまで...
アンリエッタは膝立ちから、お尻をぺたんと煉瓦の床につけ...
愛欲に負けて顔を完全にとろかせ、スカートの上から恥丘の...
少年に上気した首筋を、頸動脈の上あたりでやわやわ噛まれ...
「あああああああっ、うあああー……っ」
素直な鳴き声をあげて若い肉体が達する。スカートの下で潮...
なおも指を動かされると、ぷしゃぷしゃと液体をひくつく尿...
「ぁ……ぁふ、ぁぅぅ……いっておりますぅ……」
163 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
耳まで紅潮させ、呆けたようにアンリエッタは絶頂に浸った。
羞恥心さえどこかに消えてしまうほどの愉悦が、腰を甘くし...
半開きの唇から、舌がわずかにこぼれた。
「姫さま、……味しめただろ?」
才人の声に反論しようという気さえ起こらない。
潮が噴いてドレスのスカートを温かく濡らしていくのを手で...
アンリエッタは熱い吐息をふるわせながら、前のときよりは...
ぷるりとした美しい唇の端から、よだれが垂れている。
「はふ、ぁうぅぅ……すご……きもちいいぃ……」
丁寧に指で『奉仕』されていく。
噴くものが無くなってきても、才人の指はゆっくり速さを落...
温かい潮液がひんやりした煉瓦の床に小さな水たまりとなっ...
絶頂をゆるやかに長く引き伸ばされながら、アンリエッタは...
「あ……あ、サイトどのぉ……」
ん? と名を呼ばれた少年が顔を見つめてくる。
押さえたドレスのスカートの下で、煉瓦の床と彼の手を恥ず...
「くちづけ、くちづけを……」
命令というより、もはや完全におねだりだった。
才人が唇を深く重ねてくる。
絶頂に震える舌を優しく吸われて、アンリエッタの瞳がうっ...
少年の指で嬲られている腰がひときわ大きくわななき、最後...
…………………………
………………
……
一休みの後。
サウナ室の炉には、また火が入れられて大鍋の石が熱されだ...
「これ、蜂蜜?」
才人は瓶に入っていたどろりとした液体を横目に見る。手は...
指で奉仕した後に命じられたのは、アンリエッタのドレスを...
言われるまま、湿気を吸って重くなっている服を脱がせなが...
164 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
「はい、ん、そうです、……くふ、そこの隅に置いてありました...
才人に肘まである手袋をくるくると剥かれ、蒸れていた手の...
そのかすかな笑い声の中にも、愛撫に応える切なげな響きが...
ドレスを脱がせるのを手伝い、白いガーターベルトとニーソ...
イヤリングや首飾りといった装身具以外をのこし、アンリエ...
完璧なプロポーションの裸身を惜しげもなくさらしながら、...
バスタオルは蜂蜜と一緒に浴室のバスケットに入っていたの...
「それをわたくしに塗ってください」
「は、はい」
少女のリラックスした声に対し、才人の喉からはなぜか緊張...
それをアンリエッタの肌に塗っていく。
白い陶器のようになめらかな背中の上から、肩の方へ。首飾...
ひざ裏からふくらはぎをぬるぬるこすると、ああ、と心地よ...
「あのう、前にも」
快さにたゆたう声と表情で、アンリエッタがゆっくり仰向け...
才人は瓶から直接、その腹から胸にかけての上に蜂蜜を垂ら...
「や、冷た……」
蜂蜜が少しひんやりしているのだろう。悲鳴寸前の楽しげな...
蜂蜜を塗りひろげようと少年の手のひらがその肌をぬるぬる...
「あ、くふ、ぁん」
大きな乳房に蜂蜜をまぶされてぬりゅぬりゅとこねくられ、...
細い首を絞められるように男の両手をかけられて塗りこめら...
首筋から胸元にかけてふたたび紅潮させながら、アンリエッ...
少年の肉棒が興奮しきってそそり立っているのを確認し、ど...
つ、つつくなよ、と思いつつ、才人は決まり悪げに顔をあか...
指で奉仕していたときから、とっくに自分のものは上を向い...
165 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
からかうような、愛おしむような手つきで肉棒を撫でている...
柔らかいわき、きゃしゃな肩、細くくびれた腰、すべやかで...
「くふぅ」
右の太ももを両手でつかまれてぬるーっと蜂蜜を引き伸ばさ...
その光景にごくりと生唾をのみつつ、才人はおあずけを食ら...
(正直この状況で余裕ないんですけど、俺いつまで耐えてりゃい...
幸いにも、それからすぐおあずけは解除された。
蜂蜜を全身にまぶされたアンリエッタが、まだ夢心地という...
「あちらの部屋へ、参りましょうか……?」
…………………………
………………
……
サウナ室の中は、熱気に満ちつつあった。
浴室につながる扉は閉められ、ふたたび石に水がそそがれて...
白木の床板の上にバスタオルがしかれ、その上に才人は腰...
赤いランタンの光で照らされてもやや薄暗い室内には、ほど...
薔薇とジャスミンとカモミール、乳香やシナモンやそのほか...
あえかな交歓の夜を演出する甘ったるい香気の中、アンリエ...
「あむ……ちゅ、はあ……」
深いキスの合間の、情欲にまみれたあえぎを聞きながら、才...
(女の子って、キス好きだよなあ)
才人の、熱気に汗を噴く胸板に押し付けられたアンリエッタ...
蜂蜜にまみれたそれをぬるぬると押し付けてこすりつぶすよ...
眉を下げ、目をとじて切なそうにあえぐ愛欲に支配されきっ...
「ん……はふ」
166 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
何がやばいって、この部屋と美少女が発散する色香に満ちた...
すっかり急角度にはねあがって、アンリエッタのお尻に後ろ...
さすがに入れる前から出してしまうという醜態をさらしたく...
(サウナとして考えたらあんま暑くねえな、ここ……長く入ってら...
アンリエッタの腰に手をまわしてキスに応えながら、思考を...
日本にいたころ才人が経験した、酷熱という感じの乾燥サウ...
あれより気温はだいぶ低いだろう。立ち上り、風で室内を循...
日本の最も蒸し暑い真夏日程度の環境である。
(考えればこういう蒸し風呂って蒸気サウナか……のどや鼻に優し...
アンリエッタが唇を離し、才人に抱かれたまま、横に置いて...
ほとんど蒸気の香にまぎれていたが、冷えた水からただよっ...
薔薇水だった。
女王陛下はゴブレットを口につけて傾け、それをそっと床に...
口うつしで、レモン果汁の清冽な酸味もかすかに混じった薔...
水分補給ってことかな、と思いつつ、おとなしく才人はそれ...
唇が離れると、互いの呼気から薔薇の馥郁たる香りがした。
「ふふふ」
汗を紅潮した頬に流しつつ、艶やかな笑みを少女がもらす。
アンリエッタは今度は、横に置いてあったもののうちから蜂...
中身をさらにどろっと、自分と才人の体の前面、つまり密着...
そのまま腕を才人の背中にまわしてしっかり抱きつき、体の...
べとべとした蜂蜜は、蒸気と肌で温められるにつれて、さら...
しっとりと肌に染みこんでいくような感触。
つぶれて柔らかく押し付けられるアンリエッタの乳房の先が...
自分からこすりつけながらひどく感じているらしく、熱い肌...
少女の太ももに挟みつけられるようにまたがられていた才人...
「ん……ん……」
167 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
そうしながら何度めか、アンリエッタが才人に口づけをした...
ただよう花の芳香と、ときおり唇を離して少女の奏でるあえ...
火照る円く柔らかな乳房や腰をすりつけられ、蜜まみれにさ...
五感のすべてを刺激される状況に、才人はくらくらした。
(というか俺、限界)
まさしく限界だった。これ以上は、本気で暴発しかねない。...
「あ、あのー、そろそろ入れさせて」
「ふふ……」
アンリエッタは才人の肩口に頬をもたせかけて体をゆすり、...
「そうね……ならサイト殿は横になって。わたくしがしますから」
肩をそっと押され、才人はとまどいながらも期待して床に背...
少女がひざ立ちで腰を浮かせると、その紅潮した内股と才人...
アンリエッタが才人の限界まで膨張した肉棒を手で固定し、...
「勝手に動いてはだめですからね、あ……ふ、くぅん、……ふぁ……」
自分も熟れきっていた膣内を押し開かれ、声をあげながらよ...
すっかり下がっていた子宮口を、亀頭にぐっと押し上げられ...
才人の胸に手をつき、瞬時に膨らんだ官能をどうにか抑えた。
挿入するだけで乱れた呼吸をととのえようとしたとき、深く...
「え? あ、うそ、待ってっ、いま動いたら、あ、んんんんん...
「ご、ごめん……出しちゃいました……」
「あああ……あぁ、いくぅ……ふぁぁ……」
全身愛撫で限界まで高まっていたのは、アンリエッタも同様...
そこへもって挿入した直後に、子宮口に密着した亀頭にびゅ...
彼の精を受ければ達するようになるまで、たっぷり躾られて...
勝手にうごめく秘肉が、精液を噴く才人の肉棒をにゅぐにゅ...
アンリエッタは舌をこぼして甘くすすり泣き、全身の毛穴か...
168 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
才人の肉棒が脈動を止めると、ようやく硬直がとけ、少年の...
「す、スンマセン……限界だったもので」
「ぅ……ぁぁぁ……ばかぁ……」
涙声で怨嗟をつぶやいてから、無理やり体を起こそうとする...
が、絶頂の直後で腕に力がうまく入らず、あきらめて体の力...
これはこれで、気持ちいいのだった。それに、一度膣内で出...
肌を重ねて絶頂の余韻にひたりながら、香る蒸気の中でおだ...
体感温度とリラックス感に毛細血管が広がり、血流がとくと...
媚薬の素材に使われることもある花々の香に包まれているう...
温まった蜂蜜でほどよいとろみのついた肌が、ぬらぬらすべ...
ふと、重ねた胸で、少年の乳首も硬くなっていることに気づ...
「うひゃ」
すっとんきょうな才人の声があがった。
目を丸くして彼の顔を至近で見てから、少女はそれをつまん...
「や、やめろって、姫さま」
少年の反応を見て、面白そうにアンリエッタは頬をゆるめた。
「殿方も、ここは感じるのですね?」
力の戻ってきた上体を起こす。
自分の乳首と少年のそれを重ねて、むにりと乳房をつぶし、...
「うわ、くっ……!」
視覚的な効果も大きく、少年は反応した。
「あふ……わたくしの中で、また大きく……」
嬉しそうな、濡れた声でアンリエッタがつぶやく。
才人はちょっと複雑な気分である。
169 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
(今夜はほんとに俺が遊ばれてるなあ……この人すげえ楽しそう。...
肉棒が大きくなった以上、再開するつもりらしく上体を起こ...
才人の胸板に手をつき、軽く前後に腰をゆすってくる。
見る間にその表情がとろけていった。
「あふぅぅ……」
少女は二種類の蜜で濡れそぼった互いの恥毛をからみ合わせ...
肉豆をそうやってくにゅくにゅ刺激しているらしく、かすか...
そのたびに秘肉が淫らにうごめいて才人の肉棒に奉仕してく...
先に二度出していなければ、正直じれったいと思っただろう。
まあ約束だし、姫さまに任せとこう、と才人は床に伸びたま...
その目の前で、ふよふよと乳房が重たげに揺れている。蜂蜜...
興奮にしこりきったその先端からつぅと一滴、蜂蜜が糸をひ...
「………………」
湧き上がってきた衝動をこらえかね、才人は手をのばして、...
「ひぁん! だめ、動いたらだめと……」
「ごめん、これいじらせてもらっていい?」
「……もう」
そうは言いつつもまんざらでもなさそうに、アンリエッタが...
少年が肘をついて上体をやや起こし、ピンク色の乳頭に舌を...
「う、ぁく……」
栗色の髪を揺らし、アンリエッタがあえかに震える息をつく。
きゅっ、にゅる、と不規則に蜜壺が肉棒を締め付けた。
うつむいたまま薄赤く染まったまぶたを閉じてあえいでいる...
吸っていた乳首を、前歯でねっちり甘噛みした。
「あ、なんで、わたくし……いやぁ……」
狼狽した声とともに、少女の体にさざ波のように細かな震え...
膣道がきゅう、にゅるりと肉棒にからみついて包みこむよう...
自分もまたあっさり高まりそうになるのをあわててこらえ、...
170 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
「また軽くイキました?」
その問いに、濡れてうるんだ瞳を揺らめかせながら、アンリ...
健やかに上気した肌が、ぽうと熱を放っているようだった。
(あー、もうすっかり体が興奮しちゃってるんだろうなあ……
俺は出してある程度おさまったけど、姫さま続けるほどどん...
でも面白くなりそうなので見ておこう。
そんな結論に達して、才人は上体を床に戻した。
しっとりと白肌のきめ細かい、ぬるんと滑る乳肉を両手でゆ...
ぬちゅり、ぬちゅりと音をたてて、熱くとろけた秘肉をまた...
先ほどよりは速い。
…………………………
………………
……
石から蒸気が立ちのぼるのは止んでいたが、サウナ室はまだ...
唇と唇の間から漏れる少女の息も、熱く湿っている。
「あむ、……あむ……」
つながったまま、薔薇色に染めた上体を伏せて才人の口をま...
すっかり理性を失ったように、しなやかな体を少年の上でく...
その動きがぴたりと止まって、直後にぶるぶると尻からうな...
「んんんむ……!」
体の深奥から灼く官能の火を抑えようとするように、アンリ...
何度目かの絶頂に達した少女を床から抱きとめながら、才人...
三発目を、先ほど出してしまっていた。
動きを止めていたアンリエッタが、また何かに追い立てられ...
「ひ、姫さま、ちょっと落ち着いたほうが」
「あああ、おかしいっ、とまらないぃ……」
蜂蜜で滑るまいとするように才人に強くしがみつき、とろけ...
171 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
「ひんんん、おかしいのですっ、何度気をやっても、腰の奥が...
情欲がまったく治まってくれない。何度も達しているのに、...
原因はたぶん、浅い絶頂にしか達することができないからだ...
そのくせ動きを止めようとしても、肉の歓楽に焦がれたよう...
「ああぅ、はやく満足してええ、わたくしのからだぁ……」
若々しい尻がふりたてられるたびに、どろどろになった秘肉...
終わりの見えない官能の沼で溺れながら、アンリエッタは苦...
耳元ですすり泣かれ、姫さま辛そうだなあ、と才人はぼんや...
サウナ室の壁の丸太と床の板はともに杉。爽やかな匂い。
それを圧倒するのは、むせかえるほどに濃密な甘さをたたえ...
赤いランタンの火に淫艶に光る、蜂蜜と汗でしっとりとろみ...
少女がそれだけ身につけている真珠のイヤリングと銀細工の...
熱くひたすら甘く、すべてが妖しい官能のために存在するよ...
幻化の夜のまどろみに、淫魔のつむぐ夢のよう。
すべてが濃厚すぎて逆に朦朧とさえしてくる。
救いを求めるような必死さのある口づけを受け、薔薇水の香...
滑らないようにしっかり細腰をつかみ、肉棒の先が奥の子宮...
根元まで肉棒が秘部に埋まり、亀頭が子宮を押し上げると、...
「ぁ、……ぁぁ……うぁぁぁ、うう……」
勝手に動いて姫さま怒らないかな、と才人はぼーっと考える...
「お、押さえててくださいまし……そのまま」
そう言うと少女は腰を深く沈められたまま、前後にゆすって...
ただ、その動きは弱々しいものだった。少し動かすだけでび...
くちくちと淫らな水音がひびき、ほどなくアンリエッタがぎ...
「ひあ、あく、う、イクぅ……イきますっ」
達した後、体の力を抜き、突っ伏すようにして完全に体重を...
唾液を唇からこぼしてあえぎ、早鐘を打つ鼓動を才人に伝え...
……が、すぐまたこらえかねたように腰がねっとりうごめきだ...
アンリエッタは子宮のうずきに耐えかねて泣きそうに顔をゆ...
172 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
「たすけてぇ……」
「たすけてって言われても、どうすれば……」
困惑している才人に、アンリエッタは震える声で告げた。
「動いて、いつものようにして」
ちょっと考えるように才人がぼんやり宙を見つめ、それから...
一回抜いてから、ころんと体勢を入れ替え、アンリエッタを...
そのまま問う。
「いいんですか?」
紅潮して情欲に濡れきった表情をわずかにおののかせ、アン...
戦慄とともに、なにか被虐的で淫らな期待があった。とくと...
内奥で燃える火に言わされるように、口をひらく。
「かまいませぬから、あなたが終わるまで、最後までして、
いつものように、狂わせて……」
どうにも気をのまれたように、それでも十分に情欲を刺激さ...
「え、ええと……じゃ、たしかに命令されましたってことで」
正常位のかたちで、黒髪の少年が体をかさねてくる。
同時に脚を開かれ、淫らにほころびた陰唇を割って、一気に...
熱くからみついて引き込むように締まる蜜壺をえぐるように...
しょっぱなから乱暴な責めだったが、浅く達し続け、すっか...
「ああああああううぅっ」
悲鳴か歓喜の声かわからない叫びをあげて、アンリエッタは...
重すぎる快楽に、体が勝手に逃げようとしても、男にしっか...
待ち望んでいた、自分ではどうしてもそこまで行けなかった...
「や、やああ、もうイきますぅ、んん、あああ、あああああっ」
すっかりいつもの『躾』に戻って、脳裏まで白く塗りつぶさ...
はっきりと確認できたのは、自分の体はこの強烈な快楽をす...
与えられることでしか、完全には満足できない体になってい...
173 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
子宮口を執拗に小突かれ、絶頂が終わらないうちに次の波が...
慈しむように亀頭で子宮口をこねまわされ、幸福感さえ伴う...
休ませてもらえずグチュグチュと激しく抽送され、絶頂には...
喉を反らして切れ切れに鳴いていると、今度は才人の側から...
もう悲鳴を上げることもできず、アンリエッタは深く達し続...
だからといって容赦してもらえるわけでもなく、ひたすら犯...
むしろ、結合が深まって犯されるのに最適な格好になってし...
赤い弱光の下、熱い甘香の中で男に嬲られつづけ、全身の毛...
短い時間のうちに何度も深く上りつめさせられ、濃厚な官能...
少年が重ねた口の奥で小さくうめきをもらし、ぶるりと震え...
放出しながら、腰をそらすようにして奥に押しつけてくる。
少女の焦点が合わなくなっていた目が一瞬見開かれ、それか...
痙攣する子宮にこってりと精液を注がれ、子宮口を亀頭でく...
自分の名前さえ思い出せなくなるほどの深い絶頂に達してい...
女に生まれてきて本当に良かった、と思うほどの濃密な悦び...
才人にしがみついて精を注がれながら、唾液を口移しで与え...
上下の口で少年の体液を飲み下しながら、(もう、離れられな...
…………………………
………………
……
サウナ室から出て、浴室に戻っていた。
湯を頭からかぶって、二人とも髪から濡れている。
「くちゅ、ん、はふ、ちゅ」
アンリエッタは壁によりかかっている才人の前にしどけなく...
快楽の余韻で甘ったるく腰がしびれているため、お尻をぺた...
「あ、出る……!」
174 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
才人がこらえかねたように小さく叫び、アンリエッタがねぶっ...
うっとりした目で、少女はそれを吸い上げる。口内で、舌が...
少年の精液を飲みながら、淫熱で薔薇色にそまった裸身をわ...
「ご、五度目出ましたよ……」
才人が背中でもたれかかっていた壁から、ずりおちる感じで...
アンリエッタがゆっくり追うように少年の脚の間に入って、...
男のものを、温まってふんわりした乳房の谷間に包み込む。
ぽうと熱を持った瞳をゆらめかせ、谷間から出るぬめった亀...
「ちょ、姫さま!」
「だめですよ、サイト殿。この前は、六度も出したではありま...
「い……いや、はは……あれは調子に乗りすぎたと思いマス。あの...
「いつもわたくしがどれだけ泣いても、許しを請うてもやめて...
蜂蜜を塗った効果か最上級の絹のようなしっとり感が増した...
「これからも、そうやって弄ぶつもりのくせに……」
睦言も同然の恨み節をつぶやきながら、胸ではさんだ小さく...
ちゅ、ちゅと亀頭にキスし、男の尿道口をすすり上げて舌の...
175 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
(ひ、姫さま些細じゃなくてかなり恨んでたんだな……)
ヤベエ、と才人はサウナでさっきまで流していた汗とは別の...
こともあろうに節操のない自分の息子が、アンリエッタの匂...
「あふ……良かった、大きくなったわ」
乳房ではさんだまま、アンリエッタが濡れて落ちかかった髪...
牝獣のポーズで這いながら、座り込んだ才人のものをぴちゃ...
甘美な復讐の夜は、どうもまだ終わりそうにないらしい。
もう完全に酒ではなく官能に酔っているらしきアンリエッタ...
「ぴちゃ、んちゅ、今宵はわたくしの夜だと言っておりました...
だから、まだまだいっぱい気持ちよくなってくださいまし、...
…………………………
………………
……
次の日。出立の時間。
女王に自慢のヴィラをあてがったこの地方の名士が、割れ鐘...
見送りに来たところアンリエッタに、『素晴らしい邸宅でし...
その男と談笑している女王を見つめながら、控えているルイ...
「なんか姫さま、顔色がつやつやしてるわねー。すっごいご満...
「そうだな……」
無表情で抑揚もなく指摘しているルイズの横で、顔色悪いと...
不機嫌そうに鼻をならすルイズを淡々と流す。危険回避の技...
蜂蜜のせいかなんなのか、肌の調子だけはアンリエッタと同...
けっきょく昨晩、七発出したのだった。もう煙も出ない。
……あの人に主導権取られたら、搾りとられる感じになるんだ...
注・酒気を帯びてのサウナは回避推奨です。激しい運動もお控...
終了行:
150 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
アンリエッタが、王都からそう遠くない土地の行事に、泊り...
内容は延々続く式典への出席と講演くらいだったが、このよ...
才人はアニエスに命じられ、護衛として同行していた。
昔より王家とのしがらみが増えてしまっている身としては、...
なにより、アンリエッタを護衛すること自体はやぶさかでは...
ただちょっと不安材料があった。
(前回のやっぱ怒ってそうだよなあ)
この前に会ったときの話である。
猫耳つけさせて首輪をはめ、鎖でつないでにゃーにゃー鳴か...
怒らないわけがないと思う。
そういうわけで式典の後、晩餐会も終わった夜、泊まってい...
ちなみに呼び出しを持ってきたのはルイズで、アンリエッタ...
「あっちは月に三、四回だもの……ふふふ、わたし耐えてみせる...
姫さまったらふふふふふ最近なんだか大胆というかはしたない...
そうか嬉しいのかシッポふってんのか貴様そんなに高貴が好...
危ない目でぶつぶつつぶやきだしたルイズ。使い魔をアンリ...
なんだか本気で命が危なくなりそうなので、こそこそと才人...
夜。北の国トリステインの少し寒い季節。郊外にのどかな田...
アンリエッタの滞在にあてられたヴィラは、当然のように土...
女王は、トリスタニアの自身の王宮では贅沢を遠ざける生活...
ヴィラの周囲を固める銃士隊員を、一時的にさがらせて出迎...
才人を見てアニエスがため息をついた。
「……まあ、陛下の望みだし、あのかたも年頃の少女だし、他人...
が、貴様」
瞬間、マジモンの殺気がその両眼に宿った。
「明日の正午には王都に帰る。そのとき陛下がまた立てなかっ...
151 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
怖え。才人は「い、委細承知しております」と卑屈に頭を下...
その後で、(あれ? 姫さま自身は、怒ってるというわけじゃ...
チェス盤模様の大理石の廊下をわたり、アニエスに指示され...
才人は部屋に入り、蜀台に照らされた部屋を見回して首をひ...
ヴィラの内部は、玄関から歩いてきた廊下にいたるまで、調...
だがこの小さな部屋は、調度品のたぐいがほとんどない。一...
素朴というか、敷物さえない。廊下と同じ大理石の床が続い...
部屋の奥にもうひとつ扉がある。
アンリエッタは部屋の中央、木で編まれた素朴な椅子に腰か...
手にしているクリスタルのゴブレットの中身は酒ではないよ...
しかし一見したところ、アンリエッタはどうも微醺をおびて...
頬をそめて、表情がぽうっとなっている。
「……姫さま、酒入ってる?」
「そうね……少し酔ったかもしれませんわ。サクランボのお酒を...
サクランボを漬けた麦酒がこの地方の名産だ、と地元の名士...
良質なワインが流通しているトリステインだが、麦酒の種類...
才人はとりあえず、用件を聞く。
「姫さま、これ何の用」
その問いに、アンリエッタはすぐには答えなかった。どう言...
彼女の服は夜会用の白いドレス、シルクのサテン生地。
肩や胸元を露出させるデザイン。その素肌の肩には極薄の透...
前立てにフリルをあしらったスカート。たっぷりした長い布...
ドレスの上半身には、深いV字の切れ込みがあり、大きな胸...
その刺激的な切れ込みは、濃ピンクのレースで縁取られてい...
二の腕から先をぴったり覆うのは、白いシルクの長手袋。首...
要するにレディの盛装だった。
才人は考え込んでいるアンリエッタの服装を、ついついじっ...
気高くも艶やかという印象。気品と色気のここまでギリギリ...
元からそうだけど今夜はとくに綺麗だよな、といやらしい視...
152 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
(いやらしい気持ちが入ってないとは申しませんがね)
内心でつぶやいてみる。ルイズやアニエスの態度や、夜に呼...
にへ、と顔をゆるませて期待しながら、アンリエッタの出方...
と、意を決したようにアンリエッタが顔をあげると、ゴブレ...
向き直って、ほほえみを浮かべる。才人は背筋がぞくりとし...
酒のせいか美貌にうすく血の色をのぼらせ、とろりとした視...
妖艶といえるほどの色気をただよわせながら、アンリエッタ...
「サイト殿、ここはどのような場所と思います?」
どのような、って……と大理石の室内を再度見わたす。
何もなさすぎて、ちょっと想像がつかない。
「……わかりません。どういうとこなんですか」
アンリエッタは横を向いて、どこか上機嫌な様子のまま手を...
「ここは浴室につながる部屋なのです。
この地方は薬効のある源泉が湧くのですわ。このヴィラはそ...
……それはつまり温泉? 温泉ですか? 嫌いなわけがありま...
瞬時にこみあげたそんな思いをこめて、才人は深くうなずい...
「それはよかった。では、その……よければ一緒に」
わずかに羞恥の入った、銀の鈴を転がすようなアンリエッタ...
温泉、しかも女の子との入浴。なんかすげえ幸せが来た。
というわけで、すっかり幸福にひたっていた才人は、女王陛...
開けてみた扉の向こうは、古びた赤煉瓦でできた浴室だった。
赤い煉瓦は、時代を感じさせる落ちついた色合いだが、不思...
床にはめこまれた真四角の浴槽には、澄んだ湯がたたえられ...
部屋の上の隅にかかったクリスタル製のランタンが、揺れる...
153 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
「おお……本格的。あれ?」
気になることが二つあった。
ひとつは浴室の向こう側に、また別の扉があること。
もうひとつは、浴槽からたちのぼる湯気の量である。しゃが...
「これ、湯というにはぬるくありませんか?」
「源泉の温度自体は、そう高くないのです」
いくつかの水差しを持って入ってきたアンリエッタがあっさ...
ハイヒールの靴を脱いで、柄杓を手にした彼女は「こちらへ...
とたんに才人の顔に熱波がふきつけた。
その小さな、赤い光に満ちてどこか暗い部屋は、壁も床も木...
クリスタルのランタンは、そちらの部屋でも赤光を放ってい...
さきほどまで火が燃えていたのか、いまだ音をたてている炉...
アンリエッタが柄杓の水をその石の上にかけると、たちまち...
風石を使った風魔法でもかけられているのか、その小さな室...
蒸気には甘い花のような濃密な香りがついている。かけた水...
石に水をかける手順を何度か繰り返すと、蒸気が流れ込んで...
ここまでくるとさすがに才人の頭にも、理解がおよんでいる。
「蒸し風呂ですか」
「ええ。意外でしたか?」
たしかにちょっと意外である。才人はこの世界にきてから、...
が、よく見るとこの蒸し風呂は一味違う。
『小さな室内で蒸されて汗を流す』→『出てきて水を浴びる』...
丸太製の専用のサウナ室。煉瓦製の浴室にたたえられた汗を...
「海底から取れた石でしょうね。熱を長く蓄えると聞きおよん...
かけ水には主に花からとった精油を混ぜてあります」
才人の興味をこめた視線に気づいたか、アンリエッタが淡々...
それから、こほんと咳払いして問うた。
154 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
「ところで前回のときに、言ったことを覚えておりますね?」
「『にゃーん』?」
「あなたが言ったほうです、そちらは速やかに忘れてください...
なに言ったっけ、と才人は腕組みして考えこみ、唐突に思い...
『一日好きにさせてくれるなら、この次は姫さまの言うこと...
やっぱそれ? とちょっと引きつり気味の笑みで、アンリエ...
アルコールの入った女王陛下は、なんだか据わった目で笑み...
…………………………
………………
……
「――どうですか? 一人だけ服を脱がされて、好きなようにさ...
あなたはいつも、わたくしにこのようなことをさせているの...
命じられるまま才人は服を脱ぎ、全裸で浴室の床に座りこん...
白の夜会用ドレスを着たままのアンリエッタがその背中に抱...
うん。確かに自分だけ全裸で一方的にされる状況ってのは、...
「ひ、姫さま、実はすごく酔ってるだろ」
「失礼な。サクランボのお酒を一杯だけですわ」
なら絶対、雰囲気で酔ってるにちがいない。いわゆるスイッ...
肘まである手袋をはめたままの、たおやかなほっそりした指...
ひんやりとわずかに冷えていた手と、滑らかな絹の触感が、...
「熱い……それにこんなに、硬くして」
やわらかな熱い吐息が才人の耳をくすぐる。たしなめるよう...
ほんとうにいやらしい方、と耳元でなおもかすかな息をふき...
はむ、と耳朶を甘噛みされた。
どーもこれは復讐のようなものらしい、と才人は気がついた...
(しかし……うん。これはこれで全然アリだよな)
全裸で才人は内心、親指を立てる。変態が状況に順応するの...
155 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
それにしても美少女に背後から抱きしめられる形で愛撫を受...
腰に手をまわされ、決して速くはない程度で自分のものをこ...
勃つなというほうが無理である。
「勝手に動いてはなりませんよ……ふふ、これもあなたがいつも...
もぞもぞと身をくねらせて、才人の背中にもっと密着するよ...
「あなたがわたくしにした様々な辱めを覚えていますか?
その、……い、嫌というわけではありませんけれど……恥ずかし...
ですからこの夜、わたくしのものである今宵は、いつもあな...
あ、すごい、今手の中でびくんってはねて……」
やわやわと手のひらで包み込むように肉棒をさすりながら、...
うん、かなり恥ずかしい。でもこれもいいもんだなあ……と実...
ちょっと愛撫がゆっくりソフトすぎて、もどかしくなってき...
「ひ、姫さま……おねがい、もうちょっと速く動かしてくれれば」
「だめ」
アンリエッタがどこか楽しそうな小悪魔然とした声で、却下...
そうは口で言いながら、微妙に愛撫が変わっているが。
肉棒の根元を押し揉むように指で圧迫しつつ、才人の首筋に...
ちゅっ、ちゅっとついばみ、時折キスマークをつけようとす...
赤い明かりに赤い煉瓦が照らされて、幻想的な色彩の空間。
赤といっても落ち着く雰囲気をかもしだす古色。ほの暗ささ...
開け放ったままのサウナ室から花の匂いの蒸気が流れこみ、...
それに、背中に密着する少女の体が、ますます熱をおびてい...
下半身は焦らされるようにもどかしい快感を与えられながら...
膨れ上がった亀頭に、滑らかなシルクに覆われた手のひらを...
桜色の唇に耳たぶをはさまれながら、肉棒を少しきつく握ら...
袋の部分をやわやわと揉まれながら、裏筋の部分を指であや...
ゆっくりした刺激しか与えられていないのに、急激な反応を...
「なんかすごくうまくなってませんか……いててて」
耳朶に歯をたてられた。ちょっと恨みがましい声が返ってく...
156 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
「あなたがいろいろとはしたないことを教えたではありません...
……気持ちよいのですね?」
才人の背中にむにむにと押しつけられる乳房から、とくとく...
おそらく、ドレスから露出した素肌まで汗ばんでいるのだろ...
肌にぴったりした薄絹の手袋の中で、肉棒がびくんと凶悪に...
ドレスの少女は情欲に色づいたような声を、そっと裸の少年...
「では、そろそろ速くしてあげますわね」
少年の腰前に回した手を、一転してリズミカルに動かしてい...
気がつくとアンリエッタ自身も、彼の背中に押し付けて潰れ...
はしたないわ、と思いつつも桃色の霞が脳裏にかかったよう...
赤い古びた煉瓦の部屋。ほろほろ揺れるランタンの火。
煉瓦造りの浴槽には冷たく澄んだ水がたたえられ、いっそう...
純白のシルクに覆われた上品な細指が、淫らに男の肉にから...
才人が額に汗をにじませて告げた。
「あ、あの、出るんだけど」
かまいませぬ、と熱に浮かされた声でアンリエッタは許可を...
速くすべやかに、なめらかに少年のものをこすりあげていく。
「わたくしの手で、はしたなく気をやるところを見せてくださ...
そのささやきが引き金になったように、才人がう、とうめき...
白絹手袋にくるまれて奉仕されている肉棒が蠢動し、びゅく...
少女は少年の肩越しに、精が床に飛び散るのを見て、放出し...
そうしながらアンリエッタは、自らも絶頂に達したように蕩...
「すごい……こんなにいっぱい出して」
アンリエッタのドレスに包まれた肢体は、いまや発情の火に...
体重を少年の背中にあずけ、目をほそめて射精の快楽にひた...
159 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
「ね、つぎは、わたくしにも……」
…………………………
………………
……
少し肌寒かった部屋は、流れ込む蒸気でほどよく暖まり、湿...
「…………ぁ、ふ……んぅ……」
煉瓦の壁に、切れ切れの甘やかな声が反響している。
アンリエッタは床にひざをついて、ドレスのスカートの奥を...
少女はフリル付きのたっぷりしたスカートを自分で持ちあげ...
「んんん……ん、ふ」
うつむいた顔は快感に赤く色づき、眉根を寄せて切なげな表...
ドレスから露出する雪のような素肌はぽうと熱を持ち、小さ...
「ん、そこは……!」
才人の指がさらに奥にぬぬっと入ってきたとき、びくん、と...
前回に見つけられた弱いポイントの一つを、丹念に指の腹で...
「腰、逃げたらだめですって……あ、すごい締め付けてる」
「だ、だって、いきなりそんな奥まで……今日は優しくしてとい...
「中指一本なんですけど。わかりましたよ、ゆっくりやります...
えっと、このくらい?」
「あ……んん、はい、それなら……」
アンリエッタの目がとろりと淫楽にうるむ。
腰をおずおず前に戻して、膝立ちで秘部を愛撫される快感に...
時間をかけて与えられる官能に、どんどん秘部の奥から愛液...
敏感なところをわざと避けるように、指が濡れた膣内をこす...
もどかしくなってきたころ、指を二本に増やされて再度、奥...
「んんんっ」
160 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
恥ずかしいほどの水音がして、指を蜜壺で食い締めてしまっ...
たぶん才人の指はとうに、アンリエッタの愛液でふやけるほ...
真っ赤な顔で目をつぶって、突然にふくれあがってきた最初...
目の前で少女に奉仕している少年が、確認するように声をか...
「ここらで、もう少し強くしたほうがいい? 刺激」
もういいかも、とアンリエッタは溶けかけた理性でぼんやり...
というより、そろそろあの絶頂の感覚が恋しくなっていた。
先ほどはつい我慢してしまったが、まさぐられる腰の奥がう...
こっくりうなずく。と、才人の指がうごめきだした。避けて...
焦らされて昂ぶっていた少女の体が、あっさりと応えてしま...
「ん、ふ、んん……ぁぁ……」
ゆるやかに絶頂に押し上げられて、アンリエッタは腰をわな...
スカートの布地をにぎりしめる手が、ふるふると震えている。
丁寧に引き出された肉体の歓楽に、紅潮した顔をうっとりと...
「サイト殿……」
「はい?」
「今のを、もっと……」
気がつけばアンリエッタの唇が勝手に開き、ごく自然におね...
才人がちょっと驚いた顔になって、「あ、はい」と素直に指...
どろり、と粘性の濃い愛液がひときわ多く胎内から吐きださ...
くちくちとソフトに指で秘肉をまさぐられる。
腰を中心におののくように体をかすかに震わせながら、アン...
「そうです、んん、ゆっくり……これ、ゆっくり楽しませて……」
「……なんか今夜、大胆ですね」
「ん、だって、わたくしの夜ですもの……ぅぁ、ぁふ、ふふ」
161 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
自分でもまともな状態ではないと思うほど、貪欲に快楽を求...
体だけではなくて、頭もそれしか浮かばないくらいに茹だっ...
「ねえ、口づけもくださいまし……」
脚の間で、淫悦の火がちろちろと燃えている。それに思考を...
前から指でまさぐられたまま、才人に顔を寄せられて唇を重...
アンリエッタはそれに応えつつ、今なら他にもはしたないお...
深く口づけされて舌を吸われながら、先ほどとは別の、膣内...
快楽に目をいっそう潤ませ、汗を全身にしっとりと噴かせな...
…………………………
………………
……
ヴィラの夜が更けてゆく。
赤煉瓦の浴室には、少女の澄んだ鳴き声が甘やかに響きつづ...
少年の指がたてるクチュクチュという水音は、初めのほうよ...
才人は指での奉仕を言われるまま続けながら、アンリエッタ...
薄い透けるショールを取りさって、首筋から肩にかけての上...
「あっ、あぁ、ふぁんっ」
口づけから解放されたアンリエッタの唇からは、つつしみを...
こらえかねたように首をふるたびに、栗色の髪と真珠のイヤ...
スカートの中では愛液があふれ、ぽたぽたと煉瓦の床に落ち...
アンリエッタは膝立ちでスカートを持ち上げ、真っ赤な顔を...
「あ、ああ……また、いきますぅ、ひぁ、んん……!」
才人はアンリエッタの華奢な鎖骨に舌をはわせながら苦笑す...
(姫さま、今夜の最初のほうではそれ言わないようにしてたって...
先ほど三度目の絶頂を堪能したあたりで、才人の指で与えら...
朦朧として、躾けられてきたことが出ているのか、いつもの...
162 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
サウナ室の蒸気はとうに立ち上らなくなっている。
正直、気温がさがってきたらこっちは風邪ひきかねないよな...
(そろそろ満足してもらわないと。俺、素っ裸だし)
べっとりと愛液に濡れた手首を動かす。
わなないてきつく締め付けてくる膣内の一箇所、クリトリス...
「ゃんんっ」
反応は大きかった。
アンリエッタが悲鳴をあげ、スカートを持ち上げていた手を...
スカートの意外な重みが才人の腕にかかってくる。湿気を吸...
他とやや感触が違うその箇所を、才人の指がこすりだすと、...
前回、強制的に潮を噴かされたときの指づかいだった。
「そ、そこは」
「うん、前のときやったアレ。したらだめですか、これ?」
手の動きを止めた才人に耳元で問われ、アンリエッタは膝立...
前回のように直接、指で噴かされる。強引に快楽を引き出さ...
けれど、お漏らしみたいで恥ずかしい。
肉悦への期待と羞恥の間で揺れている少女を見やり、迷いを...
待って、と言おうとした言葉をひくんと飲みこむ。それまで...
アンリエッタは膝立ちから、お尻をぺたんと煉瓦の床につけ...
愛欲に負けて顔を完全にとろかせ、スカートの上から恥丘の...
少年に上気した首筋を、頸動脈の上あたりでやわやわ噛まれ...
「あああああああっ、うあああー……っ」
素直な鳴き声をあげて若い肉体が達する。スカートの下で潮...
なおも指を動かされると、ぷしゃぷしゃと液体をひくつく尿...
「ぁ……ぁふ、ぁぅぅ……いっておりますぅ……」
163 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
耳まで紅潮させ、呆けたようにアンリエッタは絶頂に浸った。
羞恥心さえどこかに消えてしまうほどの愉悦が、腰を甘くし...
半開きの唇から、舌がわずかにこぼれた。
「姫さま、……味しめただろ?」
才人の声に反論しようという気さえ起こらない。
潮が噴いてドレスのスカートを温かく濡らしていくのを手で...
アンリエッタは熱い吐息をふるわせながら、前のときよりは...
ぷるりとした美しい唇の端から、よだれが垂れている。
「はふ、ぁうぅぅ……すご……きもちいいぃ……」
丁寧に指で『奉仕』されていく。
噴くものが無くなってきても、才人の指はゆっくり速さを落...
温かい潮液がひんやりした煉瓦の床に小さな水たまりとなっ...
絶頂をゆるやかに長く引き伸ばされながら、アンリエッタは...
「あ……あ、サイトどのぉ……」
ん? と名を呼ばれた少年が顔を見つめてくる。
押さえたドレスのスカートの下で、煉瓦の床と彼の手を恥ず...
「くちづけ、くちづけを……」
命令というより、もはや完全におねだりだった。
才人が唇を深く重ねてくる。
絶頂に震える舌を優しく吸われて、アンリエッタの瞳がうっ...
少年の指で嬲られている腰がひときわ大きくわななき、最後...
…………………………
………………
……
一休みの後。
サウナ室の炉には、また火が入れられて大鍋の石が熱されだ...
「これ、蜂蜜?」
才人は瓶に入っていたどろりとした液体を横目に見る。手は...
指で奉仕した後に命じられたのは、アンリエッタのドレスを...
言われるまま、湿気を吸って重くなっている服を脱がせなが...
164 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
「はい、ん、そうです、……くふ、そこの隅に置いてありました...
才人に肘まである手袋をくるくると剥かれ、蒸れていた手の...
そのかすかな笑い声の中にも、愛撫に応える切なげな響きが...
ドレスを脱がせるのを手伝い、白いガーターベルトとニーソ...
イヤリングや首飾りといった装身具以外をのこし、アンリエ...
完璧なプロポーションの裸身を惜しげもなくさらしながら、...
バスタオルは蜂蜜と一緒に浴室のバスケットに入っていたの...
「それをわたくしに塗ってください」
「は、はい」
少女のリラックスした声に対し、才人の喉からはなぜか緊張...
それをアンリエッタの肌に塗っていく。
白い陶器のようになめらかな背中の上から、肩の方へ。首飾...
ひざ裏からふくらはぎをぬるぬるこすると、ああ、と心地よ...
「あのう、前にも」
快さにたゆたう声と表情で、アンリエッタがゆっくり仰向け...
才人は瓶から直接、その腹から胸にかけての上に蜂蜜を垂ら...
「や、冷た……」
蜂蜜が少しひんやりしているのだろう。悲鳴寸前の楽しげな...
蜂蜜を塗りひろげようと少年の手のひらがその肌をぬるぬる...
「あ、くふ、ぁん」
大きな乳房に蜂蜜をまぶされてぬりゅぬりゅとこねくられ、...
細い首を絞められるように男の両手をかけられて塗りこめら...
首筋から胸元にかけてふたたび紅潮させながら、アンリエッ...
少年の肉棒が興奮しきってそそり立っているのを確認し、ど...
つ、つつくなよ、と思いつつ、才人は決まり悪げに顔をあか...
指で奉仕していたときから、とっくに自分のものは上を向い...
165 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
からかうような、愛おしむような手つきで肉棒を撫でている...
柔らかいわき、きゃしゃな肩、細くくびれた腰、すべやかで...
「くふぅ」
右の太ももを両手でつかまれてぬるーっと蜂蜜を引き伸ばさ...
その光景にごくりと生唾をのみつつ、才人はおあずけを食ら...
(正直この状況で余裕ないんですけど、俺いつまで耐えてりゃい...
幸いにも、それからすぐおあずけは解除された。
蜂蜜を全身にまぶされたアンリエッタが、まだ夢心地という...
「あちらの部屋へ、参りましょうか……?」
…………………………
………………
……
サウナ室の中は、熱気に満ちつつあった。
浴室につながる扉は閉められ、ふたたび石に水がそそがれて...
白木の床板の上にバスタオルがしかれ、その上に才人は腰...
赤いランタンの光で照らされてもやや薄暗い室内には、ほど...
薔薇とジャスミンとカモミール、乳香やシナモンやそのほか...
あえかな交歓の夜を演出する甘ったるい香気の中、アンリエ...
「あむ……ちゅ、はあ……」
深いキスの合間の、情欲にまみれたあえぎを聞きながら、才...
(女の子って、キス好きだよなあ)
才人の、熱気に汗を噴く胸板に押し付けられたアンリエッタ...
蜂蜜にまみれたそれをぬるぬると押し付けてこすりつぶすよ...
眉を下げ、目をとじて切なそうにあえぐ愛欲に支配されきっ...
「ん……はふ」
166 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
何がやばいって、この部屋と美少女が発散する色香に満ちた...
すっかり急角度にはねあがって、アンリエッタのお尻に後ろ...
さすがに入れる前から出してしまうという醜態をさらしたく...
(サウナとして考えたらあんま暑くねえな、ここ……長く入ってら...
アンリエッタの腰に手をまわしてキスに応えながら、思考を...
日本にいたころ才人が経験した、酷熱という感じの乾燥サウ...
あれより気温はだいぶ低いだろう。立ち上り、風で室内を循...
日本の最も蒸し暑い真夏日程度の環境である。
(考えればこういう蒸し風呂って蒸気サウナか……のどや鼻に優し...
アンリエッタが唇を離し、才人に抱かれたまま、横に置いて...
ほとんど蒸気の香にまぎれていたが、冷えた水からただよっ...
薔薇水だった。
女王陛下はゴブレットを口につけて傾け、それをそっと床に...
口うつしで、レモン果汁の清冽な酸味もかすかに混じった薔...
水分補給ってことかな、と思いつつ、おとなしく才人はそれ...
唇が離れると、互いの呼気から薔薇の馥郁たる香りがした。
「ふふふ」
汗を紅潮した頬に流しつつ、艶やかな笑みを少女がもらす。
アンリエッタは今度は、横に置いてあったもののうちから蜂...
中身をさらにどろっと、自分と才人の体の前面、つまり密着...
そのまま腕を才人の背中にまわしてしっかり抱きつき、体の...
べとべとした蜂蜜は、蒸気と肌で温められるにつれて、さら...
しっとりと肌に染みこんでいくような感触。
つぶれて柔らかく押し付けられるアンリエッタの乳房の先が...
自分からこすりつけながらひどく感じているらしく、熱い肌...
少女の太ももに挟みつけられるようにまたがられていた才人...
「ん……ん……」
167 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
そうしながら何度めか、アンリエッタが才人に口づけをした...
ただよう花の芳香と、ときおり唇を離して少女の奏でるあえ...
火照る円く柔らかな乳房や腰をすりつけられ、蜜まみれにさ...
五感のすべてを刺激される状況に、才人はくらくらした。
(というか俺、限界)
まさしく限界だった。これ以上は、本気で暴発しかねない。...
「あ、あのー、そろそろ入れさせて」
「ふふ……」
アンリエッタは才人の肩口に頬をもたせかけて体をゆすり、...
「そうね……ならサイト殿は横になって。わたくしがしますから」
肩をそっと押され、才人はとまどいながらも期待して床に背...
少女がひざ立ちで腰を浮かせると、その紅潮した内股と才人...
アンリエッタが才人の限界まで膨張した肉棒を手で固定し、...
「勝手に動いてはだめですからね、あ……ふ、くぅん、……ふぁ……」
自分も熟れきっていた膣内を押し開かれ、声をあげながらよ...
すっかり下がっていた子宮口を、亀頭にぐっと押し上げられ...
才人の胸に手をつき、瞬時に膨らんだ官能をどうにか抑えた。
挿入するだけで乱れた呼吸をととのえようとしたとき、深く...
「え? あ、うそ、待ってっ、いま動いたら、あ、んんんんん...
「ご、ごめん……出しちゃいました……」
「あああ……あぁ、いくぅ……ふぁぁ……」
全身愛撫で限界まで高まっていたのは、アンリエッタも同様...
そこへもって挿入した直後に、子宮口に密着した亀頭にびゅ...
彼の精を受ければ達するようになるまで、たっぷり躾られて...
勝手にうごめく秘肉が、精液を噴く才人の肉棒をにゅぐにゅ...
アンリエッタは舌をこぼして甘くすすり泣き、全身の毛穴か...
168 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
才人の肉棒が脈動を止めると、ようやく硬直がとけ、少年の...
「す、スンマセン……限界だったもので」
「ぅ……ぁぁぁ……ばかぁ……」
涙声で怨嗟をつぶやいてから、無理やり体を起こそうとする...
が、絶頂の直後で腕に力がうまく入らず、あきらめて体の力...
これはこれで、気持ちいいのだった。それに、一度膣内で出...
肌を重ねて絶頂の余韻にひたりながら、香る蒸気の中でおだ...
体感温度とリラックス感に毛細血管が広がり、血流がとくと...
媚薬の素材に使われることもある花々の香に包まれているう...
温まった蜂蜜でほどよいとろみのついた肌が、ぬらぬらすべ...
ふと、重ねた胸で、少年の乳首も硬くなっていることに気づ...
「うひゃ」
すっとんきょうな才人の声があがった。
目を丸くして彼の顔を至近で見てから、少女はそれをつまん...
「や、やめろって、姫さま」
少年の反応を見て、面白そうにアンリエッタは頬をゆるめた。
「殿方も、ここは感じるのですね?」
力の戻ってきた上体を起こす。
自分の乳首と少年のそれを重ねて、むにりと乳房をつぶし、...
「うわ、くっ……!」
視覚的な効果も大きく、少年は反応した。
「あふ……わたくしの中で、また大きく……」
嬉しそうな、濡れた声でアンリエッタがつぶやく。
才人はちょっと複雑な気分である。
169 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
(今夜はほんとに俺が遊ばれてるなあ……この人すげえ楽しそう。...
肉棒が大きくなった以上、再開するつもりらしく上体を起こ...
才人の胸板に手をつき、軽く前後に腰をゆすってくる。
見る間にその表情がとろけていった。
「あふぅぅ……」
少女は二種類の蜜で濡れそぼった互いの恥毛をからみ合わせ...
肉豆をそうやってくにゅくにゅ刺激しているらしく、かすか...
そのたびに秘肉が淫らにうごめいて才人の肉棒に奉仕してく...
先に二度出していなければ、正直じれったいと思っただろう。
まあ約束だし、姫さまに任せとこう、と才人は床に伸びたま...
その目の前で、ふよふよと乳房が重たげに揺れている。蜂蜜...
興奮にしこりきったその先端からつぅと一滴、蜂蜜が糸をひ...
「………………」
湧き上がってきた衝動をこらえかね、才人は手をのばして、...
「ひぁん! だめ、動いたらだめと……」
「ごめん、これいじらせてもらっていい?」
「……もう」
そうは言いつつもまんざらでもなさそうに、アンリエッタが...
少年が肘をついて上体をやや起こし、ピンク色の乳頭に舌を...
「う、ぁく……」
栗色の髪を揺らし、アンリエッタがあえかに震える息をつく。
きゅっ、にゅる、と不規則に蜜壺が肉棒を締め付けた。
うつむいたまま薄赤く染まったまぶたを閉じてあえいでいる...
吸っていた乳首を、前歯でねっちり甘噛みした。
「あ、なんで、わたくし……いやぁ……」
狼狽した声とともに、少女の体にさざ波のように細かな震え...
膣道がきゅう、にゅるりと肉棒にからみついて包みこむよう...
自分もまたあっさり高まりそうになるのをあわててこらえ、...
170 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
「また軽くイキました?」
その問いに、濡れてうるんだ瞳を揺らめかせながら、アンリ...
健やかに上気した肌が、ぽうと熱を放っているようだった。
(あー、もうすっかり体が興奮しちゃってるんだろうなあ……
俺は出してある程度おさまったけど、姫さま続けるほどどん...
でも面白くなりそうなので見ておこう。
そんな結論に達して、才人は上体を床に戻した。
しっとりと白肌のきめ細かい、ぬるんと滑る乳肉を両手でゆ...
ぬちゅり、ぬちゅりと音をたてて、熱くとろけた秘肉をまた...
先ほどよりは速い。
…………………………
………………
……
石から蒸気が立ちのぼるのは止んでいたが、サウナ室はまだ...
唇と唇の間から漏れる少女の息も、熱く湿っている。
「あむ、……あむ……」
つながったまま、薔薇色に染めた上体を伏せて才人の口をま...
すっかり理性を失ったように、しなやかな体を少年の上でく...
その動きがぴたりと止まって、直後にぶるぶると尻からうな...
「んんんむ……!」
体の深奥から灼く官能の火を抑えようとするように、アンリ...
何度目かの絶頂に達した少女を床から抱きとめながら、才人...
三発目を、先ほど出してしまっていた。
動きを止めていたアンリエッタが、また何かに追い立てられ...
「ひ、姫さま、ちょっと落ち着いたほうが」
「あああ、おかしいっ、とまらないぃ……」
蜂蜜で滑るまいとするように才人に強くしがみつき、とろけ...
171 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
「ひんんん、おかしいのですっ、何度気をやっても、腰の奥が...
情欲がまったく治まってくれない。何度も達しているのに、...
原因はたぶん、浅い絶頂にしか達することができないからだ...
そのくせ動きを止めようとしても、肉の歓楽に焦がれたよう...
「ああぅ、はやく満足してええ、わたくしのからだぁ……」
若々しい尻がふりたてられるたびに、どろどろになった秘肉...
終わりの見えない官能の沼で溺れながら、アンリエッタは苦...
耳元ですすり泣かれ、姫さま辛そうだなあ、と才人はぼんや...
サウナ室の壁の丸太と床の板はともに杉。爽やかな匂い。
それを圧倒するのは、むせかえるほどに濃密な甘さをたたえ...
赤いランタンの火に淫艶に光る、蜂蜜と汗でしっとりとろみ...
少女がそれだけ身につけている真珠のイヤリングと銀細工の...
熱くひたすら甘く、すべてが妖しい官能のために存在するよ...
幻化の夜のまどろみに、淫魔のつむぐ夢のよう。
すべてが濃厚すぎて逆に朦朧とさえしてくる。
救いを求めるような必死さのある口づけを受け、薔薇水の香...
滑らないようにしっかり細腰をつかみ、肉棒の先が奥の子宮...
根元まで肉棒が秘部に埋まり、亀頭が子宮を押し上げると、...
「ぁ、……ぁぁ……うぁぁぁ、うう……」
勝手に動いて姫さま怒らないかな、と才人はぼーっと考える...
「お、押さえててくださいまし……そのまま」
そう言うと少女は腰を深く沈められたまま、前後にゆすって...
ただ、その動きは弱々しいものだった。少し動かすだけでび...
くちくちと淫らな水音がひびき、ほどなくアンリエッタがぎ...
「ひあ、あく、う、イクぅ……イきますっ」
達した後、体の力を抜き、突っ伏すようにして完全に体重を...
唾液を唇からこぼしてあえぎ、早鐘を打つ鼓動を才人に伝え...
……が、すぐまたこらえかねたように腰がねっとりうごめきだ...
アンリエッタは子宮のうずきに耐えかねて泣きそうに顔をゆ...
172 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
「たすけてぇ……」
「たすけてって言われても、どうすれば……」
困惑している才人に、アンリエッタは震える声で告げた。
「動いて、いつものようにして」
ちょっと考えるように才人がぼんやり宙を見つめ、それから...
一回抜いてから、ころんと体勢を入れ替え、アンリエッタを...
そのまま問う。
「いいんですか?」
紅潮して情欲に濡れきった表情をわずかにおののかせ、アン...
戦慄とともに、なにか被虐的で淫らな期待があった。とくと...
内奥で燃える火に言わされるように、口をひらく。
「かまいませぬから、あなたが終わるまで、最後までして、
いつものように、狂わせて……」
どうにも気をのまれたように、それでも十分に情欲を刺激さ...
「え、ええと……じゃ、たしかに命令されましたってことで」
正常位のかたちで、黒髪の少年が体をかさねてくる。
同時に脚を開かれ、淫らにほころびた陰唇を割って、一気に...
熱くからみついて引き込むように締まる蜜壺をえぐるように...
しょっぱなから乱暴な責めだったが、浅く達し続け、すっか...
「ああああああううぅっ」
悲鳴か歓喜の声かわからない叫びをあげて、アンリエッタは...
重すぎる快楽に、体が勝手に逃げようとしても、男にしっか...
待ち望んでいた、自分ではどうしてもそこまで行けなかった...
「や、やああ、もうイきますぅ、んん、あああ、あああああっ」
すっかりいつもの『躾』に戻って、脳裏まで白く塗りつぶさ...
はっきりと確認できたのは、自分の体はこの強烈な快楽をす...
与えられることでしか、完全には満足できない体になってい...
173 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
子宮口を執拗に小突かれ、絶頂が終わらないうちに次の波が...
慈しむように亀頭で子宮口をこねまわされ、幸福感さえ伴う...
休ませてもらえずグチュグチュと激しく抽送され、絶頂には...
喉を反らして切れ切れに鳴いていると、今度は才人の側から...
もう悲鳴を上げることもできず、アンリエッタは深く達し続...
だからといって容赦してもらえるわけでもなく、ひたすら犯...
むしろ、結合が深まって犯されるのに最適な格好になってし...
赤い弱光の下、熱い甘香の中で男に嬲られつづけ、全身の毛...
短い時間のうちに何度も深く上りつめさせられ、濃厚な官能...
少年が重ねた口の奥で小さくうめきをもらし、ぶるりと震え...
放出しながら、腰をそらすようにして奥に押しつけてくる。
少女の焦点が合わなくなっていた目が一瞬見開かれ、それか...
痙攣する子宮にこってりと精液を注がれ、子宮口を亀頭でく...
自分の名前さえ思い出せなくなるほどの深い絶頂に達してい...
女に生まれてきて本当に良かった、と思うほどの濃密な悦び...
才人にしがみついて精を注がれながら、唾液を口移しで与え...
上下の口で少年の体液を飲み下しながら、(もう、離れられな...
…………………………
………………
……
サウナ室から出て、浴室に戻っていた。
湯を頭からかぶって、二人とも髪から濡れている。
「くちゅ、ん、はふ、ちゅ」
アンリエッタは壁によりかかっている才人の前にしどけなく...
快楽の余韻で甘ったるく腰がしびれているため、お尻をぺた...
「あ、出る……!」
174 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
才人がこらえかねたように小さく叫び、アンリエッタがねぶっ...
うっとりした目で、少女はそれを吸い上げる。口内で、舌が...
少年の精液を飲みながら、淫熱で薔薇色にそまった裸身をわ...
「ご、五度目出ましたよ……」
才人が背中でもたれかかっていた壁から、ずりおちる感じで...
アンリエッタがゆっくり追うように少年の脚の間に入って、...
男のものを、温まってふんわりした乳房の谷間に包み込む。
ぽうと熱を持った瞳をゆらめかせ、谷間から出るぬめった亀...
「ちょ、姫さま!」
「だめですよ、サイト殿。この前は、六度も出したではありま...
「い……いや、はは……あれは調子に乗りすぎたと思いマス。あの...
「いつもわたくしがどれだけ泣いても、許しを請うてもやめて...
蜂蜜を塗った効果か最上級の絹のようなしっとり感が増した...
「これからも、そうやって弄ぶつもりのくせに……」
睦言も同然の恨み節をつぶやきながら、胸ではさんだ小さく...
ちゅ、ちゅと亀頭にキスし、男の尿道口をすすり上げて舌の...
175 名前: 幻化の夜(女〜録ラブエロ版4) [sage] 投稿日: 2...
(ひ、姫さま些細じゃなくてかなり恨んでたんだな……)
ヤベエ、と才人はサウナでさっきまで流していた汗とは別の...
こともあろうに節操のない自分の息子が、アンリエッタの匂...
「あふ……良かった、大きくなったわ」
乳房ではさんだまま、アンリエッタが濡れて落ちかかった髪...
牝獣のポーズで這いながら、座り込んだ才人のものをぴちゃ...
甘美な復讐の夜は、どうもまだ終わりそうにないらしい。
もう完全に酒ではなく官能に酔っているらしきアンリエッタ...
「ぴちゃ、んちゅ、今宵はわたくしの夜だと言っておりました...
だから、まだまだいっぱい気持ちよくなってくださいまし、...
…………………………
………………
……
次の日。出立の時間。
女王に自慢のヴィラをあてがったこの地方の名士が、割れ鐘...
見送りに来たところアンリエッタに、『素晴らしい邸宅でし...
その男と談笑している女王を見つめながら、控えているルイ...
「なんか姫さま、顔色がつやつやしてるわねー。すっごいご満...
「そうだな……」
無表情で抑揚もなく指摘しているルイズの横で、顔色悪いと...
不機嫌そうに鼻をならすルイズを淡々と流す。危険回避の技...
蜂蜜のせいかなんなのか、肌の調子だけはアンリエッタと同...
けっきょく昨晩、七発出したのだった。もう煙も出ない。
……あの人に主導権取られたら、搾りとられる感じになるんだ...
注・酒気を帯びてのサウナは回避推奨です。激しい運動もお控...
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