ゼロの使い魔保管庫
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ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(火) 13...
○リクエストを受け、孕みっ娘な姫さまでお送りします。
王家と強力な大貴族ラ・ヴァリエール家の連帯という剣を、...
アンリエッタとルイズの考えたその政略自体はしごくもっと...
それが形をとって顕現し、夕闇のなかマントをまとって王宮...
「いや……政権の安定もなにも、すげー反発されてると思うんだ...
春風そよぐ王宮の庭。噴水は残照にきらめき、花壇にはとり...
そんな心地よい宵の口というのに、げっそりと頬がこけた感...
今彼が王宮で一から叩き込まれているのは、書類決済やら要...
その仕事のほとんどは、数少ない好意的な大臣や高級官吏が...
そのうえ基本的な教養まで何時間も教育される毎日だった。
が、それらの苦労など、宮廷や在野の貴族たちからの嫉妬と...
平民あがりの自分がアンリエッタと結婚して『夫君殿下』に...
こんにちはの代わりに侮蔑の視線をなげられ、そのくせ口で...
陰険すぎるコンボに、何度も切れかけたが、今となってはお...
平民からは意外な喝采をあびているのと対照的である。巷に...
荒唐無稽かつ無責任なうわさ話はともかく、結婚の事実はあ...
しかしながら。
最近では貴族と平民双方から〈幸運な〉という称号を名前の...
(むしろ、今は三人ともそれぞれ、微妙に不幸な気がするんだけ...
庭で銃士隊員数名をひきつれて待っていたアニエスが、さっ...
「陛下のおわす離宮まで、殿下の警護を勤めさせていただきま...
それと昨晩、ラ・ヴァリエール殿の部屋に置き忘れていたと...
一夜ごとに交代で二人の部屋をおとなう才人だった。ただ、...
それはともかく、才人は落ちつかなげにアニエスに言う。
「や、やめてくださいよその言葉遣い……」
「了解しました。いようサイト、風雅な夜だな。
死ね」
217 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
剣の弟子に対し、完全な無表情で口だけ動かすアニエス。才...
アンリエッタの妊娠が発覚して以来、アニエスは才人に話し...
今から向かおうとしていた離宮の部屋で、大きなお腹を抱え...
ちなみに、お腹が目立ちはじめた時期のルイズも別の部屋に...
(だって姫さまとルイズが示しあわせて、俺に内緒で避妊薬[水...
結果、まずアンリエッタが一発引き当ててしまったわけであ...
まさか一国の女王と大貴族の娘ができちゃった婚(上品に言え...
(姫さまの勅命で、怪しげな儀式に人間をささげてた教団を片付...
もういろいろと勲功が蓄積されていたので、今回の功で貴族...
宮廷内外の轟々の反対を、連合を強めた王家とラ・ヴァリエ...
才人が呆然としているうちに、いっそ感嘆するほどの強引さ...
意外に律儀な性格なので、責任を取ること自体は文句なかっ...
しかし何かがおかしいと気づき、ルイズに問いただしてみた...
(まあそりゃ、フラフラしてた俺が悪いと言われりゃそれまでだ...
ルイズにしろ姫さまにしろナチュラルに俺の意思は抜きで話...
この内心の独白を世の男どもが知ったら、間違いなく才人の...
要は真剣に二股だった。二人が配偶者と愛妾となった今、そ...
しかし才人にとって、ことはそう簡単に「ハルケギニア万歳...
彼だって現代人の常識的感覚をいまだ強く持っている。
(ルイズが愛妾って、ようするに二号さんには違いないんだよな...
どこかもやもやした気分で、宵闇濃くなりまさるイチイとヒ...
ともに歩く警護のアニエスが、その表情をみとがめて横から...
「どうした? たそがれた顔をして。なにか悩みでもあるのか?
とりあえず死ね」
「いえ、……まことに勝手ながら、なんだかルイズが可哀想かな...
218 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
首をかしげて眉をひそめたアニエスだったが、すぐ「ああ」...
「いや、私も平民あがりでよくは知らんが、国王の愛妾という...
ハルケギニアの歴史でも、王の寵をほしいままにして権勢を...
いいから死ね」
「いや、俺、国王陛下じゃなくてただの『夫君殿下』だし」
「さあね、とおからず王配から国王に正式に昇格させられるか...
王家と国内最強の大貴族の強固な連合、それに利用された身...
さっくり死ね」
全部あまりに淡々と言われすぎて、アニエスに気遣われたの...
才人は遠い目をして宵の空をながめた。アニエスが平然とき...
「さて着いたぞ。私はこれで」
…………………………
………………
……
才人は白い柱廊を歩いて部屋に向かう。
トリステイン王家で代々、王族が子を産むために使われてき...
クリームのような柔らかさに満ちた部屋に才人は踏みこんだ。
アンリエッタは妊婦服をまとい、マホガニー材の机について...
書類の中には女王のサインや国璽が必要なものもあって、そ...
揺れる燭台の火の下で、紙に目を通している彼女のお腹は大...
才人が入っていくと、少女は少年を見て、どういう表情を作...
喜び、恥じらい、拗ね、愁いなどが交じり合った複雑な顔で...
「あなた」
もう半年近いけど、その呼び方は微妙に慣れねえな、と才人...
自分はまだ、結婚相手を「姫さま」と呼ぶ癖が抜けていない。
「こんばんは。今日も仕事、どうにか終わりましたよ。
女官たちに聞いた話だと、昼間にルイズと喧嘩したとか」
219 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
単衣のバスローブのように身頃を紐でとめるつくりの、ピン...
「あなたには関係ありませぬ」
「……明日には仲直りしてくださいよ」
才人は苦笑いする。妊娠して離宮にこもってから、主君と腹...
というより、最近のアンリエッタが、お産も近いからかいろ...
気弱になったり、癇癪を起こしたり。必然的に、そばにいる...
「また、そんなものを……」
才人の手にあるものを見て、アンリエッタが眉をひそめた。...
一筋の煙をくゆらせる香炉だった。才人の知っていた範囲で...
竜涎香や麝香、それにさまざまな秘薬を混ぜて調合した閨の...
「すぐそこでいつもの侍女さんが持たせてくれました」
「またあの人! 一度、よく言い聞かせなければ」
「怒ったらだめだって。俺も頼んでるんだから」
泣きそうな顔でアンリエッタが黙りこんだ。やたら楽しそう...
「アンだってこれ好きじゃんか」
「嫌いです! その香も、あなたも大嫌いだわ」
うーん。今日は特に心が弱ってるらしい、と才人は見当をつ...
椅子のそばに歩み寄って、卓の上に書類と香炉を置く。顔を...
不満そうに固く引き結ばれていた花弁のような唇が、ややあ...
少し長めのキスの後、才人は口を離して、うつむいて震えて...
「ごはんとかちゃんと食べました? 今夜も、いつでも始めら...
「こんな……いつもすぐ、こんなことばかり」
「すぐしたがるのは、姫さまじゃないかよ」
220 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
才人は手を伸ばして、妊娠服の裾から手を入れた。
グチュ、と濡れて柔らかく熱い感触。素裸に薄絹の妊娠服を...
「ひゃんんっ」
「ほら、もう最初からとろっとろ。お風呂のあと、下着もはか...
じゃ、ベッドに行こうよ」
…………………………
………………
……
天蓋つきの大きなベッドは、四隅にベージュ色のビロードの...
その中で、弱められた枕頭のランプが、淡いパールピンクの...
部屋の離れた場所は陰影に占拠されるていどの、たよりない...
高貴な者の閨のために調合された香が、くゆる煙となって香...
少年はベルトをはずして服とブーツを脱ぐ。裸になって驚く...
そのまま少年は、ベッドの傍らの床にひざまずいたアンリエ...
アンリエッタの奉仕は、最初から憑かれたような激しさだっ...
はしたなく音をたてて肉棒をねぶっている。
「ぢゅぷ、はふ、ん、ちゅる」
始まったばかりなのに、もう何度も犯されぬいた直後のよう...
薄い妊婦服を透かして、おぼろに華奢な肩のラインが見えて...
少女はうすもも色の小さな舌をぬめらかに肉棒にからめ、亀...
「そんなにしたかったんですか?」
からかいを含んだ才人の問いかけに、奉仕の口を離し、溶け...
「知っているくせに……!」
ふたたび顔を伏せ、羞恥を忘れたいかのように奉仕を激しく...
念入りに躾られてきたとおり、手でしごきながらちろちろと...
奉仕しているだけなのに、アンリエッタはそうしながら息を...
少女のこみあげる渇望と焦慮が、肉欲にかすみがかった瞳の...
221 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
桜色の唇が、肉の実のようにふくらんだ亀頭にかぶせられ、...
肉棒にそって、口内で舌を艶かしくおどらせながらそのまま...
喉奥までみずから肉の猿ぐつわを受け入れ、吸いあげる。
男の肉に口内を満たされ、部屋の香に混じるくらくらするよ...
アンリエッタの瞳がじわんとうるんで揺らめき、ほころびる...
「あ、すごいえっちな顔してる」
才人の手が、顔の前に落ちかかっていた少女の前髪をさらり...
熱い頬に少年の手をそえられて、その視線にさらされ、彼の...
見ないでと言うように哀しげにまぶたを伏せ、真っ赤な顔を...
「ちゅる、ん、む、ぢゅ」
愛戯のためあがなわれた奴隷のように、夫の前にはべり、ひ...
男の肉を吸うことで自分もまた肉情に頬を染めながら、アン...
ピンクの薄衣がはらりとまくれ、前がはだける。ランプの光...
ほっそりした上体で、そこだけ豊麗に円やかな二つの乳房は...
アンリエッタは両乳房を下から持ち上げるようにして、肉棒...
「っと……」
才人は乳房の谷間に自身をはさまれて、思わず腰が浮くほど...
アンリエッタの体が火照っているからか、胸脂肪も蒸れて温...
男のものに直に心臓の鼓動が伝わる。すべやかな温かい肉に...
「おっぱいすげーぷりぷりに張ってる。それだいぶ母乳たまっ...
……のど鳴らしたのが聞こえましたけど。やーらしーなぁ、ほ...
言葉でなぶられ、屈辱と羞恥を伏せた目にきらめかせて、ア...
というより、もうずっと淫火を消してもらえていない。
内ももに、先刻せっかくふきとった愛液がとろっと垂れるの...
「はやく終わって、わたくしにもして……」
体の暗く熱いうずきに耐えきれず、ほんのかすかに声をもら...
「え、なんです?」とききかえす才人に答えず、唾液でぬめ...
彼に好まれるやり方のひとつ、先のほうにやわらかな舌をか...
222 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
ミルクをふくんでたぷんと重い乳房で肉棒をつつみ、両手を...
じんじんする敏感な乳首を男の下腹にこすりつける形にもな...
愛液を幾筋もながしている内股を、もじもじとすりあわせる。
そうしながら、男の先端のみを執拗にぢゅるぢゅるとねぶり...
「う、うわ、すげー……っくそ、やべ……」
すぐ出しちまうかも、と才人のうめきが頭上からふってきた。
息つぎも忘れて激しい口唇愛撫を彼にほどこしながら、アン...
腫れた乳首が少年の下腹でこすれ、たまらないむず痒さをと...
母乳が出るようになってから、そこは痛痒いほど感覚が鋭敏...
手で乳肉を揺すぶるようにうごかし、肉棒を谷間にはさんだ...
「きょ、今日は飲んでほしいんですが。もうすぐ出ますんで。
その後すぐご褒美に、お豆かみかみしてあげますから。最近...
それを聞いてぶるりと、腰がわなないた。
唇を離し、「あ、あふ……」と悩ましく目を伏せ、紅潮した顔...
奉仕を止めて、呼吸に肩を上下させているアンリエッタを見...
「あー……もしかして、想像して興奮しちゃいました?」
頭上から聞こえるからかうような少年の声に、茹だった頭で...
「だって、あなたが、いやらしいことを言いますから……」
「いや、それ何かちがうでしょ?
しかも姫さま、こっそりおっぱいこすりつけて自慰してたで...
責任転嫁せずちゃんと言ってもらおうじゃねえの。ほらアン...
「――んひいぃっ!」
いきなりきゅっと、にじんだ乳汁にぬめり光る膨れた両乳首...
プチュと白い母乳が、才人の指に柔らかくつぶされてわなな...
才人はそのまま、つまんだ乳首を上下させて、温かいたわわ...
濡れ乱れた鳴き声をあげ続け、少年の前にひざまずいたまま...
「ひぃ、や、やめて、お乳止まらなくなりますっ、あふぅっ……...
223 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
「あ、ほんとだ。ぴゅぴゅって出た。
えっちの時の母乳ってさ、なんかおっぱいから搾るイメージ...
アンがちゃんと言うまでずっと、こうしておっぱい使わせて...
「そんなぁ、あ、くぅ、やめて、気をやってしまいます、うう...
二つの白い牝肉を、淫らな玩具のように使われて肉棒をしご...
アンリエッタが苛められる乳首からさらに母乳をにじませて...
肉情に染まった顔を少年に向けて、いやいやするように首を...
「くう……ふ、あっ……、前に言ったではないですかぁ、あんん、...
この前のときはひどかった。
両手を後ろで、柔らかい白絹のスカーフをつかって縛られ、...
二回彼が出すまで、母乳をぽたぽたこぼし涙をにじませなが...
才人が終わるまでにアンリエッタも何度か達してしまった。
まさか拘束された手をほどかれた後、そのまま「じゃーねー...
ほがらかに手を振って帰っていく才人を呆然と見送った後、...
涙を枕にこぼしながら延々と一晩中、朝に侍女が入ってきて...
潮や愛液でぐっしょり濡れたシーツを見ても、その中年の女...
ただお湯とタオルを持ってこさせて、羞恥に顔をおおい幼児...
あんな悲惨な夜は二度とごめんである。
「じゃ、どうすればいいのかわかるだろ?
ほら、言ってよ」
乳房をなおさら激しく上下させられる。さらに才人が腰を突...
つままれた乳首から搾りだされた母乳が、少年の指を白く濡...
部屋のねっとり肢体にからんでくるような濃香に、孕んだ若...
少女の悲鳴が止まらなくなる。
疼痛さえある敏感な乳首を、手綱でも引くようにつままれた...
そのうえ乳汁をたたえて張った乳肉の谷間を激しく犯され、...
才人の腿に腕をおいて、夫の腰にすがるように手をまわしな...
「い、言います、言いますう、
興奮しておりました、ひふっ、ん、いやらしいことを考えて...
224 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
「どんなことを考えたって?」
「お乳もうやめてえ、ん、ん、あなたの精を飲ませていただい...
あああ、言ったでしょう? なんれっ、もうおちち引っ張ら...
「んー、もっと具体的に言えるだろ、ほら」
「とめてくださいましっ、あ、い、イきそ、う……
…………とめてよぉ……お豆を咬んでもらうことです、いつものよ...
ひくっ、いや、イくぅ、んんんんんんっ……」
いつものように卑語を言わされ、直後には、望まなかったや...
前をはだけられて薄く体にまといつく妊婦服が、アンリエッ...
ようやくのことで乳首を解放され、上体をあずけるように才...
と、才人が左手でアンリエッタの肩を押さえ、右手で自身の...
先端を、少女の頭の上に押しあてる。
「く、こっちも出すから……!」
直後に、ぶぴゅりと精液が噴き、びちゃびちゃとアンリエッ...
どろりと粘る精液が、頭皮にまで滲みこんで顔に落ちてくる...
夫、というより主人にマーキングされながら、若妻の乱れた...
「いや……なんで、飲ませてくれると言いましたのにぃ……」
かそけくうめく少女は、そろそろ自分がなにを言っているの...
つままれていた乳首がじんじんと呪わしく痺れ、頭からかけ...
ふらふらと首がすわらず揺れていた。
酔い痴れたように完全にぺたんと床に座りこんだアンリエッ...
「先にたまったおっぱいを搾ってあげるからベッドに上がっ...
…………………………
………………
……
225 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
ともに全裸でベッドの上に向かい合ってすわる。
重い腹をかかえたアンリエッタは、しどけなく脚をくずして...
才人はその胸に顔を寄せる。
ミルクに濡れそぼつ右の乳頭を口にふくみ、勃起してもやは...
牛や山羊にくらべると薄味のミルク。
肌に噴いている快楽の汗の味も混じるそれを吸いあげながら...
たわわな乳房を手で下からゆすりあげて、奥のほうに残る乳...
……まず右乳房、それから左乳房を搾る予定だったが、才人に...
こぶしを口にあてて嬌声をこらえながら、反対の手で左乳房...
「……っ、……ふ……」
ぴゅっぴゅと白い乳汁を絞り出すたびに、押し当てたこぶし...
アンリエッタの、艶情に光なくとろけた目がどこか眠たげに...
枕頭の桃色の明かり。
それに照らされて淫麗にぼうと輝く、妊娠した若い牝の体。
シーツにこぼれる乳汁の薄い白さ。
香炉からたちのぼる閨の香煙が、熟れた官能香を部屋に満た...
それとは別に、孕んだ若妻の体から立ちのぼるマーキングさ...
情夜、というべき妖しい宵。
才人は乳首を前歯でちょっと噛み、さざめくように弱々しく...
薔薇色に染まる腹の大きな裸身がなまめかしくおののき、ア...
そのまま才人が口を放すと、奥から吸いだされた右乳房の最...
あふ、と息をもらし、濡れた瞳をぼんやりとうるめかせるア...
そこに顔を寄せながら、才人はからかう。
226 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
「待ちきれなかったのかよ? 自分で搾るなんてさ」
アンリエッタのとろけた顔が恥じらいを浮かばせた。
けれどもそれとは別にたおやかな腕が伸べられ、才人の首に...
はやく吸って、とばかりに震える乳首を男の唇にふくませよ...
「だって、お乳が、もよおして……」
……わ、わかっちゃいたけどこの人やらしー体だな、と思いつ...
乳首を前歯でかすかにはさんでやや強く吸うと、弱いシャワ...
アンリエッタが自分である程度出していたため、左乳房はそ...
左乳房を吸いながら、才人は手で右乳房を愛撫する。
それは練り絹のような感触になっており、握りしめると指が...
そのある意味でもっとも女の柔らかさを体現する肉を、楽し...
「ぅ……くぅん……ふっ……」
また達しそうになっているのか、きゅっとアンリエッタが才...
幸いにも左も終わるころだった。息ができなくなる前に、才...
少女の声が吸われるのと同様に一気に、あわせて溶け崩れて...
「うぁんん、ひんんんっ……おちち、きもちいい、ぁああ、いく...
才人が顔をあげ、アンリエッタの肩をつかんで唇を急に重ね...
少年が口にふくんでいた、少女自身のミルクを口うつしされ...
一瞬驚きに見開かれたアンリエッタの瞳がすぐに揺らめき、...
ミルクと共に口内にすべりこんできた才人の舌を、胸での切...
香炉からくゆる香りが、ますます深く体にどろどろした淫情...
唇をようやく離され、紅艶に染まった顔をうつむかせてあえ...
頭の中にかかる温かい蒸気は、クリームがかった肉色。
(におい、においがだめ)
室内に充満する香。秘めやかな息づかいと桃色の明かりの中...
この呪わしい香が、最近はいつも情交に使われてづんと脳裏...
227 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
結婚する前に、蒸し風呂で肌を重ねたときも、媚薬めいた甘...
けれど宮廷で調合されたこれは、自分で使ったあのときの植...
(こんな、淫らがましい)
竜涎香、麝香、黄熟香そしてほかの様々な香を混ぜ、特別な...
世継ぎをもうける子作りに、効果を発してきたという。
動物の分泌物が主体の香。
植物の香より、はるかに直截的で、獰猛で、さまざまな匂い...
花実が熟れ腐れていくような濃く甘いにおい。
発酵が進んだヨーグルトのようなにおい。
精液のような。
腋臭のような。
汗のようなにおい。
それらが渾然と混じり、溶け、淫らなやるせなさを体奥から...
官能を強引に引き出して、男と女を雄と牝に戻すための、高...
ぷは、と才人がようやく唇をはなし、つかんでいたアンリエ...
妊娠した彼女のために用意された、深雪のように白く柔らか...
お腹の大きくなった少女は肌をほんわり上気させながら、乳...
甘ったるいほど、その声はとろけている。
「ああ……このお香はやっぱりいやぁ……
もうみんな嫌いです、侍女たちも、侍従長も、あなたも、な...
やや子をつくる務めは、ちゃんと果たしたではありませぬか...
アンリエッタはとうに腹に子を宿しているのだが、二日に一...
いまではもう、この香をかがされるだけで肉欲に身がただれ...
(出産間際で精神が弱くなってるのもあるんだろうけど、姫さま...
才人は首をかしげた。
いつも香を渡してくれる女官は、あまり感情を表にださない...
228 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
「いやほら、姫さまが産まなきゃ王家直系は断絶だし。みんな...
「ですから、やや子ができた後なのにこの香を使う必要はない...
アンリエッタの抗議に、才人は真剣な顔になって親指をぐっ...
「いや、産まれるまでが勝負ですから」
「そ、それ何の答えにもなっておりませ――ひゃううううっ」
とうにべとべとの股間に、才人の手が差し入れられ、少女の...
ヌチャヌチャと水音をたてられ、腰をよじりながら脚を閉じ...
もちろんそんなことで指が止められるわけもなく、蜜をこぼ...
「ほら、約束どおり口でしてあげますって。脚開いて」
…………………………
………………
……
このあえかなる春の夜。薄くたゆたう香の煙。
艶情が溶けだして満ちたような室内の空気。
豪奢な寝台の上であお向けに横たわり、開いた脚の間に顔を...
「ぅ、ふぅ、イク、またイくぅぅ……」
嫌味なほどに柔らかいシーツの海で溺れるように、アンリエ...
孕んだ腹の向こうで自分の股間に埋められている少年の頭を...
才人に両太ももの内側をおさえつけられて脚を押しひらかれ...
最初に口だけで包皮を丹念に剥かれたときからもう駄目で、...
それから延々と歯と舌、または歯と唇の組みあわせで、肉悦...
強烈すぎる刺激に、最初は何度も勝手に腰がはねて反抗しよ...
舌でころがされる小さな肉の粒の下では、蜜壺が鮮紅色の粘...
229 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
「ぁ、あぅ、あんんん、イクぅぅ……イっておりますう……」
鋭い絶頂を間断なく叩きこまれ、焦点が合わなくなった瞳を...
重ねられる絶頂にゆるく痙攣する体は、官能の汗にしっとり...
肉豆を責められると、最初こそ泣きわめくように暴れようと...
このまま続けられると、最後にはたぶん気を失うだろう。も...
……それでもやはり今のアンリエッタの体は、完全には満足で...
と、才人が唇から糸をひいて顔をはなした。
完全に絶頂の反応が鈍くなったので中断したのである。
「気持ちよかった?」
「……ぁぁぁ…………はいぃ……」
よだれを桜色の唇に光らせ、けだるげにぴくぴく身を震わせ...
解放された腰がシーツに皺をつけるように、なよやかにうね...
その淫麗な痴態に、才人が当てられたようにう、と固唾をの...
「刺激変えてみます?」
…………………………
………………
……
「いやあ、そんなところはいやぁ!」
アンリエッタはうつぶせになってお尻を上げ、上体は大きな...
そのままアヌスに舌をはわされていた。汚辱感と羞恥、それ...
少年の思惑どおりに、必死にクッションを抱きしめながら乱...
肉豆咬みにつづき、玉なす肌の真裸を、異質の快楽で上気さ...
牝尻の双丘を手でむにりと割りひらいて女肛を愛撫していた...
「ほら、ベッドにひざついてお尻ちゃんと上げて。そうそう、...
こっちだって気持ちいいってことを、以前にさんざん体に覚...
「ちがう、ううぅ、ちがいます……」
230 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
その否定が嘘だと、自分でもよく知っている。
お尻への責めはなるべくしないで欲しかった。子宮責めとは...
以前にそこを執拗に調教された期間があった。
それから、そこに触れられるたびに拒否感を示しながらも、...
ことに、そこを犯されながら前をいじられる責めを受けると...
このときは、表面を舐められているだけだったけれど、そこ...
「じゃ、前も一緒にしとこうか。
あ、ここ腫れてる。お潮だいぶ溜まってる?」
「ひぃんっ」
ぬぷんと蜜壺に指を入れられ、恥骨裏に指をひっかけられた。
とたんに腰から走る電流に舌をつきだし、艶めく唄をうたわ...
指で膣内の敏感な一点をこすられながら、また男の舌でアヌ...
悪寒に似た性感が、剥いたゆで卵をふたつ並べたような美し...
アンリエッタはこの呪わしい肉悦で鳴かされるのは耐えられ...
白鳥の羽毛をつめたモスリンカバーのクッションは、少女の...
涙に目をうるませてくらくらする香を吸いこみ、下半身をい...
匂いに脳髄まで犯され、お尻の穴を舐められながら恥骨裏を...
「ィ……くぅ……」
クッションから離した可憐な唇をふるわせ、悦楽と恥ずかし...
蜜をよだれのように噴きこぼしながら、才人の指を引きこむ...
……が、少年の責めはまったく変わらなかった。
その締めつけをほぐすようにさらに指を突きこみ、震える膣...
膣での絶頂にあわせて固く締まっている女肛もぬるぬる舐め...
「あひ、やああぁ、今き、気をやっておりますのにぃ、おしり...
やだ、くる、噴いてしまうぅ……ん、んんんんんんんんっ!」
231 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
無意識にぐぐっと腰を背後に突きだし、才人がこすりやすい...
尿道をジュッと潮がかけあがって、少女は白くくるめくよう...
「ぉ、ぉあ、ああああああああ、
ま、またこんなぁ、ひ、ああああ、んーーっ……!!」
「っと、ほんとに一杯出るな……あーあ、俺ぐしょぐしょ。
お尻をびくびくさせて、後ろに飛ばしちゃって。それ恥ずか...
「は、はずかひいぃ、くぅぅぅんっ、とめひぇ、とめてぇ……」
言葉責めに被虐感を刺激され、アンリエッタの瞳がいっそう...
クッションに抱きついたまま、背をそらして流麗な曲線をえ...
止まない絶頂に、子をやどした腹までをブルブルと胴ぶるい...
…………………………
………………
……
陶器の香炉からくゆる煙は、濃い乳色の霧のよう。
かすみと出でては、もやと溶け、甘く、また重く苦しく、少...
アンリエッタは柔らかすぎるベッドの上に膝立ちになり、重...
目覚めてはいたはずなのに、潮を噴かされたあとの記憶が少...
いまは後ろから才人に抱きしめられている。彼の両手が腰の...
栗色の髪を鼻先でかきわけるようにして、才人がたおやかな...
同時に赤く剥けたクリトリスをつままれて膣口を指先でかき...
「ああ駄目、いき、イきますう、あああっ、ああ……」
白いのどを反らし、アンリエッタは乱れきった声をほとばし...
こてんと首が前にうなだれ、すがりつくベージュ色のビロー...
ベッドのシーツ、力なく震える少女のひざの間にはぼたぼた...
「準備、ちょっとできすぎかな、コレ。じゃ、そろそろ入れま...
今日も優しくするからさ」
待ちかねたというふうな才人の声に、のろのろと頭を上げて...
232 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
「あ……また、『やさしく』……」
抱きしめられたまま、ぬる……と膝立ちで背後から侵入される。
あふっ、と押し出されるように息がもれた。
ここ最近いつものように、才人のものが蜜壺をいたわるよう...
「んっ、ん」
アンリエッタはまぶたを伏せ、静かな侵入者を受けいれる。
ぬちゅ、ぬちゅ、と、本当にそぉっと抽送される。以前のよ...
枕頭の明かりのように、淡い桃色の情交。
抱かれる若妻は、熱く火照った肌をぽうと薔薇色にそめたま...
少女がもろい雪の結晶でもあるかのように、少年がゆっくり...
そのくせ上のほうでは、アンリエッタのきゃしゃな首筋や肩...
なめらかな肌が、男の乱暴な口づけによって痛々しいほどに...
数日前の夜のキスマークも、まだかすかに残っているはずだ...
それなのに、すぐまた新たなしるしを付けられ、少女は伸び...
切なげに鼻を鳴らして首まわりに口づけを受けていくアンリ...
「いやー実は、ずっとこうして痕をつけたくってさ。
だって前まではえっちしても、姫さますぐ次の日とか公務が...
でも今はほら、こうして子供うむために離宮にいるから人目...
アンリエッタの苦悩も知らず能天気な言い草に、しぜんと押...
「……わたくしは世話役の侍女たちに、いつも見られて恥ずかし...
「え? あ、ああいや、そういえばそうだよな。って、もしか...
まさかと思ったのだが、アンリエッタに背を向けられたまま...
「……つーことは、髪や体にこびりついた俺のせーえきとか全部...
……きゅ、急に恥ずかしくなってきたぞ……」
233 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
「わたくしのほうがずっと恥ずかしいですわ!
わたくしだって嫌なのですっ、でも侍従長にまで『わがまま...
だからほとんど一人では行動できないし、あなたは少ししか...
なんだか妊娠してから、逆に王宮内の立場が弱くなった気が...
金の籠で大切に飼われる小鳥のように。
涙声でのアンリエッタの訴えに、才人はあわてた。
「ご、ごめん。でも、本当に仕事覚えるのが忙しいんだよ。
だいたい、元はといえば姫さまが、ルイズと示しあわせて、...
と、才人は腕の中のアンリエッタが細かく震えだしたのに気...
怯えたようなかぼそい声が才人の耳にとどいた。
「……こうなったことを、やはり怒っているのですね?
無理もないのはわかっているのですが、でも、あなたはルイ...
本当に出産前後は精神が不安定な時期であるらしい。個人差...
思いもかけない話が飛び出してきて、才人は先ほどにもまし...
「ち、違うって。どちらが一番とかじゃ……」
たしかに、才人はルイズに対し深い情愛がある。が、アンリ...
才人にはうまく言えないが、ルイズは『そばにいたい人』。...
どうにかしてなだめにかかる。
「え、えっと、そんなことないってば。ほんとに」
けっきょく才人の頭では、ろくな言葉がとっさに思い浮かば...
うまく話すことはあきらめ、後にすることにして、才人はも...
またキスを首筋にほどこしながら、結合部をぬちゃぬちゃと...
「あ、や、またそんな……!」
アンリエッタはたちまち元通りに情火を燃え上がらされ、眉...
簡単に黙らされてしまう自分の体がいちばん恨めしい。
後ろから抱きしめてくる才人の腕に、恨めしさと安心感を同...
234 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
(また……あのように抱かれるのね)
…………………………
………………
……
長い夜。
波のようなしわがよったシーツの上で、一枚の羽を扱うよう...
時間をかけられて、高まりきっている性感を、さらに薄皮を...
少女が懸命にしがみつく滑らかなビロードのカーテンが、夜...
物憂い快楽に、かすかなあえぎが弱々しくもれる。彼女の浸...
ランプの弱光とその影に妖艶な夜気が満ちている。
「……ぁっ……ぁ、ぃ……」
才人のものを浅く埋められた蜜壺から、肉棒のカリが引き出...
女の媚肉が、出て行こうとする男肉ににゅにゅるとからみつ...
アンリエッタの栗色の髪にべっとりこびりついていた精液が...
「ぃく……」
何度も訪れるようになった穏やかな法悦の境地に、またじん...
その間にもぬちゅりぬちゅりと抽送され、熱い息を吐いて次...
ときおり桃色に茹だった全身が痙攣する。
「く……また、いく……」
乳房を背後からまわされた夫の手にこねられて、柔媚な肉が...
胸での淫感に膣内が連動し、なおさら多くの蜜が分泌されて...
あまりにも正直な反応を示して、ぶるぶるとカーテンにすが...
「気持ちいい?」
「あ……あ……きもちいい……つらいぃ……」
アンリエッタのぽうっと血の色を透かしてしとどの汗で濡れ...
そろそろすっかり出来上がってきたなあ、と才人はその凄艶...
忘れずに腰をゆったり送り、アンリエッタに蓄積する快感を...
235 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
「あ、自分で腰使ったらだめだってば。いいから任せといてよ」
ふらふらと後ろに突きだされて揺れてきた少女の腰を、言葉...
アンリエッタが淫熱に朦朧とした声を発した。
「……もういいでしょう、もう……」
深く挿入されて子宮口を小突かれ、重い絶頂を味わわされて...
あの苛烈な責め、男の手にがっちりとらえられ、女体の芯を...
それを、「大事な体だから」という理由で、もうずっと与え...
女の肉にさんざん刷りこまされて、男に激しく責められなけ...
そのくせ閨の情交だけは三日とおかず続けられ、体をずっと...
肉豆を転がされることで、乳房を搾られることで、指や舌で...
そして挿入されているときが一番つらい。天国がそこに見え...
「ん、そうだな、そろそろやめようぜ。二人ともいっぱい楽し...
「そうじゃないの、ぁぁ、わかっているくせに!
ねえ、ほんの少しだけ、奥まで……激しくして」
「それはだめですってば。あ、そろそろ出ますよ」
「ゆるして、ゆるしてくださいまし、そんな浅いところいや、...
あ、びくびくして、ん、熱い、イクぅ、んん、いくぅ」
膣口のあたりだけでくちゅくちゅと肉棒をしごかされ、必死...
男のものが脈動し、亀頭しか入っていない状態で、とぷとぷ...
あさましくすするように膣道がうねって精液をこきゅこきゅ...
「俺も気持ちよかったー。ありがと」
才人にちゅ、ちゅと優艶なうなじに口付けられ、そこからさ...
淫らに少年の亀頭を咀嚼する蜜壺のなかで、精液と蜜が混じ...
思考がふつりと煮え、アンリエッタは首をふって腰を後ろに...
「いやぁ……終わらせないでっ、まだわたくし」
本当のところ、続けたところで救いがあるわけではなかった...
才人も一定の興奮をたもっている証に、彼のものは萎えてい...
じゃ続けるよ、とささやかれ、ず、ずとまた弱い動きを再開...
236 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
すぐにアンリエッタの脳裏に薔薇色のもやがたちこめる。
だらしなくよだれを口の端からこぼして、少しでも多く快楽...
だが、今度はがっちりと腰骨のあたりを手でつかまれた。
「だめだって。激しいのは禁止です」
「そんなぁ、う、う、ひん、奥、もっと奥にきてくださいまし、
や、ああん、あ……ああ……」
アンリエッタの腰を固定したまま、膣口の肉の輪状の粘膜で...
浅く執拗に、延々と。熾火をちろちろとあおりたてるように。
濃霧のようにアンリエッタの体から淫気がくゆり、香炉の煙...
「ぅぅぅ……イくぅ……」
涙を紅潮した頬に流して歯をくいしばり、臨界点の向こう側...
あまりに簡単に来るそれは、腹が重くなりだしてからのこの...
だがそれは、本当に気休め程度のごくうすい絶頂で、かえっ...
「んん……イきます……ひっく、くるしいのぉ……」
無惨なほどの官能香のなかで時間の感覚がぼやけていく。ど...
肌を紅艶に染めて、重い腹を震わせ、はひ、はひとあえぐ。
気がつくと前に手をまわされてクリトリスに触れられている。
「そ、それ、強くしていいですから……あ、やだ、なんでそんな…...
もう、肉豆さえいじめてもらえない。包皮を戻されてその上...
けれども、理性を飛ばすにはじゅうぶんだった。
「――もう嫌ぁぁっ! なんで、なんでもっと動いてくれないの...
あ、来た。そう才人はつぶやいた。途中で癇癪を起こされる...
「駄目ですって」と拒否しながら、相も変わらず浅く、また...
「奥にはもう赤ちゃんいるだろ? 大切な体に何かあったらこ...
「少しくらいならかまいませぬっ、ん、んんん、くぅ、
ふぁ、いま気をやっているのかそうでないのかわからなくな...
237 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
「と言われても、御典医や侍従長さんからきつく言われてるし...
「ラ・ポルトなんか悪魔のおやつになればいいんだわ!」
「そ、それはちょっとひどい言い方のような……」
じっさい婚姻の儀の後、才人がラ・ポルトに会ったとき侍従...
いわく、少しでも腹部に負担がかかるような性行為は厳禁。...
また才人にとっても、なにせ女性を孕ませたなど初めての経...
「あまりわがまま言うなよな」と才人はつぶやき、右手でア...
美少女のますます濡れ乱れていく声を聞きながら、むらむら...
「ふつうの女の子は、丁寧に抱かれて満足するんだってば。ア...
たった数ヶ月で、また乱暴にされたくなったのかよ?
さっき、周りにみだらな女にさせられたみたいなこと言って...
「認めました、何度も何度も認めたではありませんかぁ!
認めるからはやくしてっ、後生だからぁ!」
「んー。どこをどうされたいのか、具体的に言ってくれたら気...
「……おま○、こ……おま○こぐちゃぐちゃにして、やや子の部屋ま...
ひっ、えっく、次は何を言えばよろしいのぉ? もうなんで...
花からこぼれる露のような涙をぽたぽたこぼす。
カーテンを引っ張って揺らし、羞恥もなにもかも忘れて血を...
ここ最近いつもと変わらない流れだった。
生殺しに耐えかね、途中からは乱れた痴態をさらしながら、...
いつも今のようにアンリエッタの理性が切れると、才人が調...
「生まれつきの淫らな体」だと認めさせられ、「寝室では夫...
そこまでしても、才人が以前のように激しくしてくれること...
そんな悲惨な淫夜でも、いつのまにか快楽に中毒させられて...
今も両手で腰をがっちり固定されて、興奮の限界に達してわ...
体をはとうに沸点まで達しているのに、決して煮立ててもら...
「奴隷にでもなんにでもなりますからして、これ以上わたくし...
ひふっ、……なぶって、嬲ってよぉ、後生だから以前のように...
238 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
「どっちですか? いじめられたいのかそうじゃないのかわか...
「え、ひぁ、ぁ……あれ? ひっ、くぅん、また、いくぅ……
……あああ、わからない、もうぜんぶ訳がわからないぃぃ……」
もちろん才人には、支離滅裂なアンリエッタの言葉の意味は...
でもまあ、うん、可哀想だけどほんとに乱暴にしたら危ない...
建前だけど、建前でも大事である。ちなみに本音は、単に見...
(慎重な行為をしてたのは最初は本当に、おっかなびっくりだっ...
でもそのおかげで姫さまがここまでエロいお嫁さんになった...
正直、トリステイン有数の麗人が自分の腕の中でここまでく...
玲瓏たる美貌。
女らしい曲線をえがく優美な体。
少女と成熟した女性のはざまの年頃で、双方の魅力を併せも...
親しい者しか知らない別の一面では、わりとおてんばで、我...
(そばにいてやりたい、なんて思う一方でなんだけどさ。
いじめたくもなるんだよなぁ、つい)
「っく……く、いく……堪忍してぇ、
なんれもいいからとにかくどうにかひてぇ、あたまのなかが...
少女はぬちゅぬちゅと抽送を受ける腰をぶるりと振るわせる...
完全に惑乱してカーテンを引っ張り、アンリエッタはもつれ...
「すこしだけでいいのれす、ほんのすこし、ほんのちょっとら...
「少しね。それでいいんなら」
才人がそう言うと、腰を進めておずおずと肉棒を進めてきた。
戸惑うようにひさかたぶりの男の肉をむかえた奥付近の膣肉...
あまりにも強烈に焦がれて求めずにはいられず、それでもも...
それがいきなり与えられて、アンリエッタの舌がこぼれ、瞳...
「〜〜〜あっ、」
じゅわぁと白く脳裏がうるみかけたところで、すぐに肉棒が...
子を宿した女の芯がいまのノックで一段と強烈に疼きだした...
ビロードのカーテンに顔を埋めて、ついに本格的に泣き出し...
239 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
爛熟しきった肉体をさらに追いこまれ、少女がとうとう獣の...
重い腹を動かさせないよう、少年が後ろからその熱い肌をし...
汗と精液で湿った栗色の髪が横にふりたくられた。子供に戻...
「いやぁ、ゆるひて、どこまでっ、どこまですればゆるひてく...
またいく、うごかひたらいや、あ、なんで、とめないれ、う...
もぉあなたに全部ささげたれはありませぬかぁ、わたくひな...
…………………………
………………
……
淡いランプは枕元。
若いつがいが体位を変え、正常位で結合している。
悲惨なほど熟れとろけきってクチャクチャ開閉していた秘肉...
ベッドの上に横たわり、大きな腹を上にむけて脚を開かれ、...
きゅっと指が丸まりっぱなしの足が、宙でときどき生々しく...
香炉の香に負けないほど、淫艶な香気を桃色の汗肌からくゆ...
いっそ眠たげに頭を横だおしにして、瞳を肉のまどろみに潤...
そのかわり、ひとさし指と中指を口に入れてペチュペチュと...
まるで、どれだけこいねがっても与えられない強烈な絶頂の...
魂を飛ばしたように、意思の光の消えかけた瞳の焦点はどこ...
ほつれて汗で額にはりついた髪。
にじんだ母乳をたらりと流し、ふるんと柔らかく揺れる白い...
淫猥な波を形づくるシーツの上で、ときおり孕んだ裸身がも...
「ん、三回目きそう……今日はこれで最後にするから」
才人がアンリエッタに声をかける。
返事がないため、彼は身をのりだして、腹部に体重をかけな...
姫さま? と至近でよびかけてみるが、いとけない子供のよ...
それでも、横を向いていた顔がのろのろと上を向いて、細め...
少年は愛憐の情をそそられ、幾筋もの涙で汚れている紅潮し...
240 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
がぶ。
「いでででででででで!?」
才人は手におもいきり噛みつかれて悲鳴をあげた。
激烈な心情をこめて、アンリエッタがぎりぎりと歯を少年の...
「ででででで! ま、待ってくれ! 悪かった、意地悪したの...
ふーっ、ふーっ……と息をつきながら、アンリエッタがようや...
完全に目の色が変わっている。
身をおこし、少女の歯型がくっきりとついた手をおさえて、...
「わかったよ……ちょっとだけだからな」
細心の注意をはらって、腰をじりじりと進める。
子宮口を再度こじったとき、アンリエッタののどから喜悦の...
鮮やかに淫艶な花が開いたように反応が変わる。
「ゃあああああっ、あ、ふ、やっと、きてくれた、のですね」
柔熱い膣奥の肉が、にゅるにゅると巻きつき、なかなか訪っ...
う、と才人は奥歯をかみしめた。予想以上の心地よさにそう...
(そりゃ俺だって、奥までしっかり入れるほうが好みだよ)
子宮口に亀頭をぐりぐり押しつけるように、腰を押しまわす。
嬉しそうに瞳をとろかせ、「きもちいい、きもちいい」とあ...
アンリエッタが才人の腰に自分の脚をからみつけた。
「あふ、ふ、イく、きもちいいの、イクう、小さいのいっぱい...
奥をこじられるだけで何ヶ月分もの溜まっていたものが次々...
先ほどまでの静かに煮立てられる絶頂とは別の種類のもの。...
望まれるとおりぐりぐり圧迫してあげながらも、おなか大丈...
なにが引き金になったものか、その瞬間に濡れた媚肉がにゅ...
241 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
「わ、うわ、出る……!」
才人はやけくそのように、どくどくと脈動しはじめた肉を子...
押し付けられる先端からびゅ、びゅ、と打ち出された精液が...
肉をぐぐっと収縮させて艶かしい悦びを全身で告げ、アンリ...
「あ、くる、きておりますぅ、くぅん、イきますぅ、っ、んん...
「わっ、こ、こら、いきむんじゃない!」
アンリエッタが何ヶ月ぶりかで味わう深い快楽。強烈に白く...
丸くなったお腹が張り、痛みが走る。それさえも心地よい。
気がつくと潮まで断続的に噴いて、才人の下腹を濡らしてい...
「はっ……かひゅ……はひっ……はーっ、はひっ……」
激しい絶頂に、過呼吸気味になって新しい涙をこぼす。
羞恥心さえ溶けて、濡れそぼった色の違う恥毛どうしをから...
くちゅ、という音と共に、クリトリスがこすれて腰がしびれ...
温かいミルクの海に沈むような余韻。
自分の中で、脈打ちながらしぼんでいく少年のものの感触が...
才人が腹をおそるおそる撫でてきた。
「は、破水するかと思った……」
「あなたぁ……」
艶麗に崩れてトロトロになった体と思考。
子宮までささげた相手に、何もかもゆだねて甘えきった声で...
甘ったるく麻痺しかけた腰を自分から揺すり、結合部をすり...
「今のがもうすこし、欲しいの……」
「さ、さすがに危険っぽいから……あのさ、俺だって意地悪ばか...
いろいろな意味で怖いんだって……いま姫さまの体、反応が良...
そっちの体心配だし、万が一のことがあったら俺も間違いな...
そう言ってアンリエッタの腹を撫でたまま、才人がちゅぷ、...
孕み腹をさすっている才人の手の上に、そっと少女が手のひ...
余韻で赤い顔に、芽生えつつある母性のにじむ微笑をうかべ...
242 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
「あ……蹴っておりますわね……」
「驚いたんじゃねえかなぁ……
とにかくアン、みんな無事に産んでほしいんだから。正直実...
ええとそれと、ルイズとどっちが一番とかそういうのじゃな...
その言葉に、アンリエッタの目が潤みをたたえてとろんと揺...
幸せそうな微笑みが、「母」から「妻」の、というより「女...
「んん……はい」
そう言って少女はやや身を起こし、シーツの上をゆっくりと...
「……姫さま? あ、ああ、清めてくれるんだっけ」
少年の脚の間でしどけなく横臥しながら、萎れてちぢみかけ...
才人に言われて、最後には舌で清めさせられるのは、いつも...
今夜は最後にちゃんと愛してもらえた。だから、言われなく...
体にしっとりととろみを帯びて、アンリエッタは才人のもの...
しぼんで粘液にまみれたそれを、いとおしむように口内でク...
いまだにくゆる香の中で、奉仕自体に陶然となってしまうが...
「あ、ありがとさん」
戸惑う才人の声。
アンリエッタは少年の太ももに頭をもたせかけて見上げ、香...
意識しない秋波。
「だって、わたくしはこの先、夜はあなたにこうして仕えなけ...
さんざん淫らなことを言わせておいて、ほんとうにひどい人...
手をそえてちゅ、ちゅ、と才人のものに口付ける。
けぶるような媚態を見せながら、艶然とつぶやいた。
「あなたとのやや子、わたくしがんばって産みますから、
そうしたらご褒美に、昔のようにいっぱい抱いてくださいま...
243 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
才人が沈黙した。
「…………あのさ、わかっててやってんの? それ」
「え? ……あれ、また大きく……?」
「すみません、久々に今夜はもう一回だけしたくなりました。
っていうか、おさまりつかない」
「だって、先ほど三回で終わりと……? え?」
…………………………
………………
……
「もういや、もういやああ……!」
またベッドの上でクッションを抱かされてうつぶせに組み敷...
後ろから浅く犯され、また延々と膣口で亀頭をしごかされて...
腰を高く上げたまま、重い腹をゆすって身悶える。
せっかく少しなだめられた淫情の火は、とっくに再燃させら...
拘束されていない片腕を必死にクッションにまわし、甘美す...
クッションに押しつけてむにりとつぶれた乳房の先が、情欲...
「あ、えっと、俺出る。これで終わりにするから」
「ああ……せめて、せめて最後にもう一度お情けを……いや、抜か...
あ、かけないで、熱い、んんん、イきます……っ」
女肛に少年の指先がもぐりこみ、浅くツプツプと出し入れさ...
それだけで汗の珠を噴いた背をくねらせ、アンリエッタはす...
肉棒を奪われた蜜壺が、さみしそうに膣口を開閉させてぷち...
同じくひくつくアヌスに指をずずっと埋められ、抜き差しさ...
「ひっ、い、いや、お尻はもういりませぬっ、抜いてっ」
「今日もう終わりだし、サービスで。ほら、こっちも触ってあ...
244 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
才人がそう言うと片腕を拘束していた手を離し、少女の腰の...
蜜壺からあふれてきている愛液にまみれたそれの包皮を剥か...
指で犯される女肛が連動するようにわななき、相乗する快楽...
汗に濡れたきれいな栗色の髪を振りながら、アンリエッタは...
すぐに、何度目かの申告が乱れ蕩けた声でひびいた。
「ひ、ん、ううぅ、ぅ、イくぅぅっ」
発情しきった肉が、恥辱的な絶頂をもどかしげにむさぼった。
アンリエッタの股間の二箇所に触れていた指が離れる。
がっくりと首をうなだれさせて余韻と羞恥、それに情欲で熱...
この絶頂もやはり、かえって体を追い立てるだけだった。
なだめようとしているのか精液をすりこもうとしているのか...
パールピンクのランプに照らされる裸身が、汗に濡れ光りな...
アンリエッタは手足をちぢめて体の下のクッションを抱きし...
「ひっく……うう…………うぅ……ひとでなしぃぃ……」
体が淫欲にすっかり燃えさかっている。完全にもとの木阿弥...
いつもと同じくドロドロの状態で、決して満たされないまま...
次の夜もおそらく、この深い官能香と柔らかいシーツの海の...
「まあまあ。えっと、順調ならあと一ヶ月くらいで出産かー。
出産後どのくらいで御典医から激しい行為OK出るかわから...
それからなら、いくらでも姫さまの希望通りに出来るって。...
「…………いやあ……あと二ヶ月なんて、その前にわたくし気が、気...
終了行:
ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(火) 13...
○リクエストを受け、孕みっ娘な姫さまでお送りします。
王家と強力な大貴族ラ・ヴァリエール家の連帯という剣を、...
アンリエッタとルイズの考えたその政略自体はしごくもっと...
それが形をとって顕現し、夕闇のなかマントをまとって王宮...
「いや……政権の安定もなにも、すげー反発されてると思うんだ...
春風そよぐ王宮の庭。噴水は残照にきらめき、花壇にはとり...
そんな心地よい宵の口というのに、げっそりと頬がこけた感...
今彼が王宮で一から叩き込まれているのは、書類決済やら要...
その仕事のほとんどは、数少ない好意的な大臣や高級官吏が...
そのうえ基本的な教養まで何時間も教育される毎日だった。
が、それらの苦労など、宮廷や在野の貴族たちからの嫉妬と...
平民あがりの自分がアンリエッタと結婚して『夫君殿下』に...
こんにちはの代わりに侮蔑の視線をなげられ、そのくせ口で...
陰険すぎるコンボに、何度も切れかけたが、今となってはお...
平民からは意外な喝采をあびているのと対照的である。巷に...
荒唐無稽かつ無責任なうわさ話はともかく、結婚の事実はあ...
しかしながら。
最近では貴族と平民双方から〈幸運な〉という称号を名前の...
(むしろ、今は三人ともそれぞれ、微妙に不幸な気がするんだけ...
庭で銃士隊員数名をひきつれて待っていたアニエスが、さっ...
「陛下のおわす離宮まで、殿下の警護を勤めさせていただきま...
それと昨晩、ラ・ヴァリエール殿の部屋に置き忘れていたと...
一夜ごとに交代で二人の部屋をおとなう才人だった。ただ、...
それはともかく、才人は落ちつかなげにアニエスに言う。
「や、やめてくださいよその言葉遣い……」
「了解しました。いようサイト、風雅な夜だな。
死ね」
217 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
剣の弟子に対し、完全な無表情で口だけ動かすアニエス。才...
アンリエッタの妊娠が発覚して以来、アニエスは才人に話し...
今から向かおうとしていた離宮の部屋で、大きなお腹を抱え...
ちなみに、お腹が目立ちはじめた時期のルイズも別の部屋に...
(だって姫さまとルイズが示しあわせて、俺に内緒で避妊薬[水...
結果、まずアンリエッタが一発引き当ててしまったわけであ...
まさか一国の女王と大貴族の娘ができちゃった婚(上品に言え...
(姫さまの勅命で、怪しげな儀式に人間をささげてた教団を片付...
もういろいろと勲功が蓄積されていたので、今回の功で貴族...
宮廷内外の轟々の反対を、連合を強めた王家とラ・ヴァリエ...
才人が呆然としているうちに、いっそ感嘆するほどの強引さ...
意外に律儀な性格なので、責任を取ること自体は文句なかっ...
しかし何かがおかしいと気づき、ルイズに問いただしてみた...
(まあそりゃ、フラフラしてた俺が悪いと言われりゃそれまでだ...
ルイズにしろ姫さまにしろナチュラルに俺の意思は抜きで話...
この内心の独白を世の男どもが知ったら、間違いなく才人の...
要は真剣に二股だった。二人が配偶者と愛妾となった今、そ...
しかし才人にとって、ことはそう簡単に「ハルケギニア万歳...
彼だって現代人の常識的感覚をいまだ強く持っている。
(ルイズが愛妾って、ようするに二号さんには違いないんだよな...
どこかもやもやした気分で、宵闇濃くなりまさるイチイとヒ...
ともに歩く警護のアニエスが、その表情をみとがめて横から...
「どうした? たそがれた顔をして。なにか悩みでもあるのか?
とりあえず死ね」
「いえ、……まことに勝手ながら、なんだかルイズが可哀想かな...
218 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
首をかしげて眉をひそめたアニエスだったが、すぐ「ああ」...
「いや、私も平民あがりでよくは知らんが、国王の愛妾という...
ハルケギニアの歴史でも、王の寵をほしいままにして権勢を...
いいから死ね」
「いや、俺、国王陛下じゃなくてただの『夫君殿下』だし」
「さあね、とおからず王配から国王に正式に昇格させられるか...
王家と国内最強の大貴族の強固な連合、それに利用された身...
さっくり死ね」
全部あまりに淡々と言われすぎて、アニエスに気遣われたの...
才人は遠い目をして宵の空をながめた。アニエスが平然とき...
「さて着いたぞ。私はこれで」
…………………………
………………
……
才人は白い柱廊を歩いて部屋に向かう。
トリステイン王家で代々、王族が子を産むために使われてき...
クリームのような柔らかさに満ちた部屋に才人は踏みこんだ。
アンリエッタは妊婦服をまとい、マホガニー材の机について...
書類の中には女王のサインや国璽が必要なものもあって、そ...
揺れる燭台の火の下で、紙に目を通している彼女のお腹は大...
才人が入っていくと、少女は少年を見て、どういう表情を作...
喜び、恥じらい、拗ね、愁いなどが交じり合った複雑な顔で...
「あなた」
もう半年近いけど、その呼び方は微妙に慣れねえな、と才人...
自分はまだ、結婚相手を「姫さま」と呼ぶ癖が抜けていない。
「こんばんは。今日も仕事、どうにか終わりましたよ。
女官たちに聞いた話だと、昼間にルイズと喧嘩したとか」
219 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
単衣のバスローブのように身頃を紐でとめるつくりの、ピン...
「あなたには関係ありませぬ」
「……明日には仲直りしてくださいよ」
才人は苦笑いする。妊娠して離宮にこもってから、主君と腹...
というより、最近のアンリエッタが、お産も近いからかいろ...
気弱になったり、癇癪を起こしたり。必然的に、そばにいる...
「また、そんなものを……」
才人の手にあるものを見て、アンリエッタが眉をひそめた。...
一筋の煙をくゆらせる香炉だった。才人の知っていた範囲で...
竜涎香や麝香、それにさまざまな秘薬を混ぜて調合した閨の...
「すぐそこでいつもの侍女さんが持たせてくれました」
「またあの人! 一度、よく言い聞かせなければ」
「怒ったらだめだって。俺も頼んでるんだから」
泣きそうな顔でアンリエッタが黙りこんだ。やたら楽しそう...
「アンだってこれ好きじゃんか」
「嫌いです! その香も、あなたも大嫌いだわ」
うーん。今日は特に心が弱ってるらしい、と才人は見当をつ...
椅子のそばに歩み寄って、卓の上に書類と香炉を置く。顔を...
不満そうに固く引き結ばれていた花弁のような唇が、ややあ...
少し長めのキスの後、才人は口を離して、うつむいて震えて...
「ごはんとかちゃんと食べました? 今夜も、いつでも始めら...
「こんな……いつもすぐ、こんなことばかり」
「すぐしたがるのは、姫さまじゃないかよ」
220 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
才人は手を伸ばして、妊娠服の裾から手を入れた。
グチュ、と濡れて柔らかく熱い感触。素裸に薄絹の妊娠服を...
「ひゃんんっ」
「ほら、もう最初からとろっとろ。お風呂のあと、下着もはか...
じゃ、ベッドに行こうよ」
…………………………
………………
……
天蓋つきの大きなベッドは、四隅にベージュ色のビロードの...
その中で、弱められた枕頭のランプが、淡いパールピンクの...
部屋の離れた場所は陰影に占拠されるていどの、たよりない...
高貴な者の閨のために調合された香が、くゆる煙となって香...
少年はベルトをはずして服とブーツを脱ぐ。裸になって驚く...
そのまま少年は、ベッドの傍らの床にひざまずいたアンリエ...
アンリエッタの奉仕は、最初から憑かれたような激しさだっ...
はしたなく音をたてて肉棒をねぶっている。
「ぢゅぷ、はふ、ん、ちゅる」
始まったばかりなのに、もう何度も犯されぬいた直後のよう...
薄い妊婦服を透かして、おぼろに華奢な肩のラインが見えて...
少女はうすもも色の小さな舌をぬめらかに肉棒にからめ、亀...
「そんなにしたかったんですか?」
からかいを含んだ才人の問いかけに、奉仕の口を離し、溶け...
「知っているくせに……!」
ふたたび顔を伏せ、羞恥を忘れたいかのように奉仕を激しく...
念入りに躾られてきたとおり、手でしごきながらちろちろと...
奉仕しているだけなのに、アンリエッタはそうしながら息を...
少女のこみあげる渇望と焦慮が、肉欲にかすみがかった瞳の...
221 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
桜色の唇が、肉の実のようにふくらんだ亀頭にかぶせられ、...
肉棒にそって、口内で舌を艶かしくおどらせながらそのまま...
喉奥までみずから肉の猿ぐつわを受け入れ、吸いあげる。
男の肉に口内を満たされ、部屋の香に混じるくらくらするよ...
アンリエッタの瞳がじわんとうるんで揺らめき、ほころびる...
「あ、すごいえっちな顔してる」
才人の手が、顔の前に落ちかかっていた少女の前髪をさらり...
熱い頬に少年の手をそえられて、その視線にさらされ、彼の...
見ないでと言うように哀しげにまぶたを伏せ、真っ赤な顔を...
「ちゅる、ん、む、ぢゅ」
愛戯のためあがなわれた奴隷のように、夫の前にはべり、ひ...
男の肉を吸うことで自分もまた肉情に頬を染めながら、アン...
ピンクの薄衣がはらりとまくれ、前がはだける。ランプの光...
ほっそりした上体で、そこだけ豊麗に円やかな二つの乳房は...
アンリエッタは両乳房を下から持ち上げるようにして、肉棒...
「っと……」
才人は乳房の谷間に自身をはさまれて、思わず腰が浮くほど...
アンリエッタの体が火照っているからか、胸脂肪も蒸れて温...
男のものに直に心臓の鼓動が伝わる。すべやかな温かい肉に...
「おっぱいすげーぷりぷりに張ってる。それだいぶ母乳たまっ...
……のど鳴らしたのが聞こえましたけど。やーらしーなぁ、ほ...
言葉でなぶられ、屈辱と羞恥を伏せた目にきらめかせて、ア...
というより、もうずっと淫火を消してもらえていない。
内ももに、先刻せっかくふきとった愛液がとろっと垂れるの...
「はやく終わって、わたくしにもして……」
体の暗く熱いうずきに耐えきれず、ほんのかすかに声をもら...
「え、なんです?」とききかえす才人に答えず、唾液でぬめ...
彼に好まれるやり方のひとつ、先のほうにやわらかな舌をか...
222 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
ミルクをふくんでたぷんと重い乳房で肉棒をつつみ、両手を...
じんじんする敏感な乳首を男の下腹にこすりつける形にもな...
愛液を幾筋もながしている内股を、もじもじとすりあわせる。
そうしながら、男の先端のみを執拗にぢゅるぢゅるとねぶり...
「う、うわ、すげー……っくそ、やべ……」
すぐ出しちまうかも、と才人のうめきが頭上からふってきた。
息つぎも忘れて激しい口唇愛撫を彼にほどこしながら、アン...
腫れた乳首が少年の下腹でこすれ、たまらないむず痒さをと...
母乳が出るようになってから、そこは痛痒いほど感覚が鋭敏...
手で乳肉を揺すぶるようにうごかし、肉棒を谷間にはさんだ...
「きょ、今日は飲んでほしいんですが。もうすぐ出ますんで。
その後すぐご褒美に、お豆かみかみしてあげますから。最近...
それを聞いてぶるりと、腰がわなないた。
唇を離し、「あ、あふ……」と悩ましく目を伏せ、紅潮した顔...
奉仕を止めて、呼吸に肩を上下させているアンリエッタを見...
「あー……もしかして、想像して興奮しちゃいました?」
頭上から聞こえるからかうような少年の声に、茹だった頭で...
「だって、あなたが、いやらしいことを言いますから……」
「いや、それ何かちがうでしょ?
しかも姫さま、こっそりおっぱいこすりつけて自慰してたで...
責任転嫁せずちゃんと言ってもらおうじゃねえの。ほらアン...
「――んひいぃっ!」
いきなりきゅっと、にじんだ乳汁にぬめり光る膨れた両乳首...
プチュと白い母乳が、才人の指に柔らかくつぶされてわなな...
才人はそのまま、つまんだ乳首を上下させて、温かいたわわ...
濡れ乱れた鳴き声をあげ続け、少年の前にひざまずいたまま...
「ひぃ、や、やめて、お乳止まらなくなりますっ、あふぅっ……...
223 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
「あ、ほんとだ。ぴゅぴゅって出た。
えっちの時の母乳ってさ、なんかおっぱいから搾るイメージ...
アンがちゃんと言うまでずっと、こうしておっぱい使わせて...
「そんなぁ、あ、くぅ、やめて、気をやってしまいます、うう...
二つの白い牝肉を、淫らな玩具のように使われて肉棒をしご...
アンリエッタが苛められる乳首からさらに母乳をにじませて...
肉情に染まった顔を少年に向けて、いやいやするように首を...
「くう……ふ、あっ……、前に言ったではないですかぁ、あんん、...
この前のときはひどかった。
両手を後ろで、柔らかい白絹のスカーフをつかって縛られ、...
二回彼が出すまで、母乳をぽたぽたこぼし涙をにじませなが...
才人が終わるまでにアンリエッタも何度か達してしまった。
まさか拘束された手をほどかれた後、そのまま「じゃーねー...
ほがらかに手を振って帰っていく才人を呆然と見送った後、...
涙を枕にこぼしながら延々と一晩中、朝に侍女が入ってきて...
潮や愛液でぐっしょり濡れたシーツを見ても、その中年の女...
ただお湯とタオルを持ってこさせて、羞恥に顔をおおい幼児...
あんな悲惨な夜は二度とごめんである。
「じゃ、どうすればいいのかわかるだろ?
ほら、言ってよ」
乳房をなおさら激しく上下させられる。さらに才人が腰を突...
つままれた乳首から搾りだされた母乳が、少年の指を白く濡...
部屋のねっとり肢体にからんでくるような濃香に、孕んだ若...
少女の悲鳴が止まらなくなる。
疼痛さえある敏感な乳首を、手綱でも引くようにつままれた...
そのうえ乳汁をたたえて張った乳肉の谷間を激しく犯され、...
才人の腿に腕をおいて、夫の腰にすがるように手をまわしな...
「い、言います、言いますう、
興奮しておりました、ひふっ、ん、いやらしいことを考えて...
224 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
「どんなことを考えたって?」
「お乳もうやめてえ、ん、ん、あなたの精を飲ませていただい...
あああ、言ったでしょう? なんれっ、もうおちち引っ張ら...
「んー、もっと具体的に言えるだろ、ほら」
「とめてくださいましっ、あ、い、イきそ、う……
…………とめてよぉ……お豆を咬んでもらうことです、いつものよ...
ひくっ、いや、イくぅ、んんんんんんっ……」
いつものように卑語を言わされ、直後には、望まなかったや...
前をはだけられて薄く体にまといつく妊婦服が、アンリエッ...
ようやくのことで乳首を解放され、上体をあずけるように才...
と、才人が左手でアンリエッタの肩を押さえ、右手で自身の...
先端を、少女の頭の上に押しあてる。
「く、こっちも出すから……!」
直後に、ぶぴゅりと精液が噴き、びちゃびちゃとアンリエッ...
どろりと粘る精液が、頭皮にまで滲みこんで顔に落ちてくる...
夫、というより主人にマーキングされながら、若妻の乱れた...
「いや……なんで、飲ませてくれると言いましたのにぃ……」
かそけくうめく少女は、そろそろ自分がなにを言っているの...
つままれていた乳首がじんじんと呪わしく痺れ、頭からかけ...
ふらふらと首がすわらず揺れていた。
酔い痴れたように完全にぺたんと床に座りこんだアンリエッ...
「先にたまったおっぱいを搾ってあげるからベッドに上がっ...
…………………………
………………
……
225 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
ともに全裸でベッドの上に向かい合ってすわる。
重い腹をかかえたアンリエッタは、しどけなく脚をくずして...
才人はその胸に顔を寄せる。
ミルクに濡れそぼつ右の乳頭を口にふくみ、勃起してもやは...
牛や山羊にくらべると薄味のミルク。
肌に噴いている快楽の汗の味も混じるそれを吸いあげながら...
たわわな乳房を手で下からゆすりあげて、奥のほうに残る乳...
……まず右乳房、それから左乳房を搾る予定だったが、才人に...
こぶしを口にあてて嬌声をこらえながら、反対の手で左乳房...
「……っ、……ふ……」
ぴゅっぴゅと白い乳汁を絞り出すたびに、押し当てたこぶし...
アンリエッタの、艶情に光なくとろけた目がどこか眠たげに...
枕頭の桃色の明かり。
それに照らされて淫麗にぼうと輝く、妊娠した若い牝の体。
シーツにこぼれる乳汁の薄い白さ。
香炉からたちのぼる閨の香煙が、熟れた官能香を部屋に満た...
それとは別に、孕んだ若妻の体から立ちのぼるマーキングさ...
情夜、というべき妖しい宵。
才人は乳首を前歯でちょっと噛み、さざめくように弱々しく...
薔薇色に染まる腹の大きな裸身がなまめかしくおののき、ア...
そのまま才人が口を放すと、奥から吸いだされた右乳房の最...
あふ、と息をもらし、濡れた瞳をぼんやりとうるめかせるア...
そこに顔を寄せながら、才人はからかう。
226 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
「待ちきれなかったのかよ? 自分で搾るなんてさ」
アンリエッタのとろけた顔が恥じらいを浮かばせた。
けれどもそれとは別にたおやかな腕が伸べられ、才人の首に...
はやく吸って、とばかりに震える乳首を男の唇にふくませよ...
「だって、お乳が、もよおして……」
……わ、わかっちゃいたけどこの人やらしー体だな、と思いつ...
乳首を前歯でかすかにはさんでやや強く吸うと、弱いシャワ...
アンリエッタが自分である程度出していたため、左乳房はそ...
左乳房を吸いながら、才人は手で右乳房を愛撫する。
それは練り絹のような感触になっており、握りしめると指が...
そのある意味でもっとも女の柔らかさを体現する肉を、楽し...
「ぅ……くぅん……ふっ……」
また達しそうになっているのか、きゅっとアンリエッタが才...
幸いにも左も終わるころだった。息ができなくなる前に、才...
少女の声が吸われるのと同様に一気に、あわせて溶け崩れて...
「うぁんん、ひんんんっ……おちち、きもちいい、ぁああ、いく...
才人が顔をあげ、アンリエッタの肩をつかんで唇を急に重ね...
少年が口にふくんでいた、少女自身のミルクを口うつしされ...
一瞬驚きに見開かれたアンリエッタの瞳がすぐに揺らめき、...
ミルクと共に口内にすべりこんできた才人の舌を、胸での切...
香炉からくゆる香りが、ますます深く体にどろどろした淫情...
唇をようやく離され、紅艶に染まった顔をうつむかせてあえ...
頭の中にかかる温かい蒸気は、クリームがかった肉色。
(におい、においがだめ)
室内に充満する香。秘めやかな息づかいと桃色の明かりの中...
この呪わしい香が、最近はいつも情交に使われてづんと脳裏...
227 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
結婚する前に、蒸し風呂で肌を重ねたときも、媚薬めいた甘...
けれど宮廷で調合されたこれは、自分で使ったあのときの植...
(こんな、淫らがましい)
竜涎香、麝香、黄熟香そしてほかの様々な香を混ぜ、特別な...
世継ぎをもうける子作りに、効果を発してきたという。
動物の分泌物が主体の香。
植物の香より、はるかに直截的で、獰猛で、さまざまな匂い...
花実が熟れ腐れていくような濃く甘いにおい。
発酵が進んだヨーグルトのようなにおい。
精液のような。
腋臭のような。
汗のようなにおい。
それらが渾然と混じり、溶け、淫らなやるせなさを体奥から...
官能を強引に引き出して、男と女を雄と牝に戻すための、高...
ぷは、と才人がようやく唇をはなし、つかんでいたアンリエ...
妊娠した彼女のために用意された、深雪のように白く柔らか...
お腹の大きくなった少女は肌をほんわり上気させながら、乳...
甘ったるいほど、その声はとろけている。
「ああ……このお香はやっぱりいやぁ……
もうみんな嫌いです、侍女たちも、侍従長も、あなたも、な...
やや子をつくる務めは、ちゃんと果たしたではありませぬか...
アンリエッタはとうに腹に子を宿しているのだが、二日に一...
いまではもう、この香をかがされるだけで肉欲に身がただれ...
(出産間際で精神が弱くなってるのもあるんだろうけど、姫さま...
才人は首をかしげた。
いつも香を渡してくれる女官は、あまり感情を表にださない...
228 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
「いやほら、姫さまが産まなきゃ王家直系は断絶だし。みんな...
「ですから、やや子ができた後なのにこの香を使う必要はない...
アンリエッタの抗議に、才人は真剣な顔になって親指をぐっ...
「いや、産まれるまでが勝負ですから」
「そ、それ何の答えにもなっておりませ――ひゃううううっ」
とうにべとべとの股間に、才人の手が差し入れられ、少女の...
ヌチャヌチャと水音をたてられ、腰をよじりながら脚を閉じ...
もちろんそんなことで指が止められるわけもなく、蜜をこぼ...
「ほら、約束どおり口でしてあげますって。脚開いて」
…………………………
………………
……
このあえかなる春の夜。薄くたゆたう香の煙。
艶情が溶けだして満ちたような室内の空気。
豪奢な寝台の上であお向けに横たわり、開いた脚の間に顔を...
「ぅ、ふぅ、イク、またイくぅぅ……」
嫌味なほどに柔らかいシーツの海で溺れるように、アンリエ...
孕んだ腹の向こうで自分の股間に埋められている少年の頭を...
才人に両太ももの内側をおさえつけられて脚を押しひらかれ...
最初に口だけで包皮を丹念に剥かれたときからもう駄目で、...
それから延々と歯と舌、または歯と唇の組みあわせで、肉悦...
強烈すぎる刺激に、最初は何度も勝手に腰がはねて反抗しよ...
舌でころがされる小さな肉の粒の下では、蜜壺が鮮紅色の粘...
229 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
「ぁ、あぅ、あんんん、イクぅぅ……イっておりますう……」
鋭い絶頂を間断なく叩きこまれ、焦点が合わなくなった瞳を...
重ねられる絶頂にゆるく痙攣する体は、官能の汗にしっとり...
肉豆を責められると、最初こそ泣きわめくように暴れようと...
このまま続けられると、最後にはたぶん気を失うだろう。も...
……それでもやはり今のアンリエッタの体は、完全には満足で...
と、才人が唇から糸をひいて顔をはなした。
完全に絶頂の反応が鈍くなったので中断したのである。
「気持ちよかった?」
「……ぁぁぁ…………はいぃ……」
よだれを桜色の唇に光らせ、けだるげにぴくぴく身を震わせ...
解放された腰がシーツに皺をつけるように、なよやかにうね...
その淫麗な痴態に、才人が当てられたようにう、と固唾をの...
「刺激変えてみます?」
…………………………
………………
……
「いやあ、そんなところはいやぁ!」
アンリエッタはうつぶせになってお尻を上げ、上体は大きな...
そのままアヌスに舌をはわされていた。汚辱感と羞恥、それ...
少年の思惑どおりに、必死にクッションを抱きしめながら乱...
肉豆咬みにつづき、玉なす肌の真裸を、異質の快楽で上気さ...
牝尻の双丘を手でむにりと割りひらいて女肛を愛撫していた...
「ほら、ベッドにひざついてお尻ちゃんと上げて。そうそう、...
こっちだって気持ちいいってことを、以前にさんざん体に覚...
「ちがう、ううぅ、ちがいます……」
230 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
その否定が嘘だと、自分でもよく知っている。
お尻への責めはなるべくしないで欲しかった。子宮責めとは...
以前にそこを執拗に調教された期間があった。
それから、そこに触れられるたびに拒否感を示しながらも、...
ことに、そこを犯されながら前をいじられる責めを受けると...
このときは、表面を舐められているだけだったけれど、そこ...
「じゃ、前も一緒にしとこうか。
あ、ここ腫れてる。お潮だいぶ溜まってる?」
「ひぃんっ」
ぬぷんと蜜壺に指を入れられ、恥骨裏に指をひっかけられた。
とたんに腰から走る電流に舌をつきだし、艶めく唄をうたわ...
指で膣内の敏感な一点をこすられながら、また男の舌でアヌ...
悪寒に似た性感が、剥いたゆで卵をふたつ並べたような美し...
アンリエッタはこの呪わしい肉悦で鳴かされるのは耐えられ...
白鳥の羽毛をつめたモスリンカバーのクッションは、少女の...
涙に目をうるませてくらくらする香を吸いこみ、下半身をい...
匂いに脳髄まで犯され、お尻の穴を舐められながら恥骨裏を...
「ィ……くぅ……」
クッションから離した可憐な唇をふるわせ、悦楽と恥ずかし...
蜜をよだれのように噴きこぼしながら、才人の指を引きこむ...
……が、少年の責めはまったく変わらなかった。
その締めつけをほぐすようにさらに指を突きこみ、震える膣...
膣での絶頂にあわせて固く締まっている女肛もぬるぬる舐め...
「あひ、やああぁ、今き、気をやっておりますのにぃ、おしり...
やだ、くる、噴いてしまうぅ……ん、んんんんんんんんっ!」
231 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
無意識にぐぐっと腰を背後に突きだし、才人がこすりやすい...
尿道をジュッと潮がかけあがって、少女は白くくるめくよう...
「ぉ、ぉあ、ああああああああ、
ま、またこんなぁ、ひ、ああああ、んーーっ……!!」
「っと、ほんとに一杯出るな……あーあ、俺ぐしょぐしょ。
お尻をびくびくさせて、後ろに飛ばしちゃって。それ恥ずか...
「は、はずかひいぃ、くぅぅぅんっ、とめひぇ、とめてぇ……」
言葉責めに被虐感を刺激され、アンリエッタの瞳がいっそう...
クッションに抱きついたまま、背をそらして流麗な曲線をえ...
止まない絶頂に、子をやどした腹までをブルブルと胴ぶるい...
…………………………
………………
……
陶器の香炉からくゆる煙は、濃い乳色の霧のよう。
かすみと出でては、もやと溶け、甘く、また重く苦しく、少...
アンリエッタは柔らかすぎるベッドの上に膝立ちになり、重...
目覚めてはいたはずなのに、潮を噴かされたあとの記憶が少...
いまは後ろから才人に抱きしめられている。彼の両手が腰の...
栗色の髪を鼻先でかきわけるようにして、才人がたおやかな...
同時に赤く剥けたクリトリスをつままれて膣口を指先でかき...
「ああ駄目、いき、イきますう、あああっ、ああ……」
白いのどを反らし、アンリエッタは乱れきった声をほとばし...
こてんと首が前にうなだれ、すがりつくベージュ色のビロー...
ベッドのシーツ、力なく震える少女のひざの間にはぼたぼた...
「準備、ちょっとできすぎかな、コレ。じゃ、そろそろ入れま...
今日も優しくするからさ」
待ちかねたというふうな才人の声に、のろのろと頭を上げて...
232 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
「あ……また、『やさしく』……」
抱きしめられたまま、ぬる……と膝立ちで背後から侵入される。
あふっ、と押し出されるように息がもれた。
ここ最近いつものように、才人のものが蜜壺をいたわるよう...
「んっ、ん」
アンリエッタはまぶたを伏せ、静かな侵入者を受けいれる。
ぬちゅ、ぬちゅ、と、本当にそぉっと抽送される。以前のよ...
枕頭の明かりのように、淡い桃色の情交。
抱かれる若妻は、熱く火照った肌をぽうと薔薇色にそめたま...
少女がもろい雪の結晶でもあるかのように、少年がゆっくり...
そのくせ上のほうでは、アンリエッタのきゃしゃな首筋や肩...
なめらかな肌が、男の乱暴な口づけによって痛々しいほどに...
数日前の夜のキスマークも、まだかすかに残っているはずだ...
それなのに、すぐまた新たなしるしを付けられ、少女は伸び...
切なげに鼻を鳴らして首まわりに口づけを受けていくアンリ...
「いやー実は、ずっとこうして痕をつけたくってさ。
だって前まではえっちしても、姫さますぐ次の日とか公務が...
でも今はほら、こうして子供うむために離宮にいるから人目...
アンリエッタの苦悩も知らず能天気な言い草に、しぜんと押...
「……わたくしは世話役の侍女たちに、いつも見られて恥ずかし...
「え? あ、ああいや、そういえばそうだよな。って、もしか...
まさかと思ったのだが、アンリエッタに背を向けられたまま...
「……つーことは、髪や体にこびりついた俺のせーえきとか全部...
……きゅ、急に恥ずかしくなってきたぞ……」
233 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
「わたくしのほうがずっと恥ずかしいですわ!
わたくしだって嫌なのですっ、でも侍従長にまで『わがまま...
だからほとんど一人では行動できないし、あなたは少ししか...
なんだか妊娠してから、逆に王宮内の立場が弱くなった気が...
金の籠で大切に飼われる小鳥のように。
涙声でのアンリエッタの訴えに、才人はあわてた。
「ご、ごめん。でも、本当に仕事覚えるのが忙しいんだよ。
だいたい、元はといえば姫さまが、ルイズと示しあわせて、...
と、才人は腕の中のアンリエッタが細かく震えだしたのに気...
怯えたようなかぼそい声が才人の耳にとどいた。
「……こうなったことを、やはり怒っているのですね?
無理もないのはわかっているのですが、でも、あなたはルイ...
本当に出産前後は精神が不安定な時期であるらしい。個人差...
思いもかけない話が飛び出してきて、才人は先ほどにもまし...
「ち、違うって。どちらが一番とかじゃ……」
たしかに、才人はルイズに対し深い情愛がある。が、アンリ...
才人にはうまく言えないが、ルイズは『そばにいたい人』。...
どうにかしてなだめにかかる。
「え、えっと、そんなことないってば。ほんとに」
けっきょく才人の頭では、ろくな言葉がとっさに思い浮かば...
うまく話すことはあきらめ、後にすることにして、才人はも...
またキスを首筋にほどこしながら、結合部をぬちゃぬちゃと...
「あ、や、またそんな……!」
アンリエッタはたちまち元通りに情火を燃え上がらされ、眉...
簡単に黙らされてしまう自分の体がいちばん恨めしい。
後ろから抱きしめてくる才人の腕に、恨めしさと安心感を同...
234 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
(また……あのように抱かれるのね)
…………………………
………………
……
長い夜。
波のようなしわがよったシーツの上で、一枚の羽を扱うよう...
時間をかけられて、高まりきっている性感を、さらに薄皮を...
少女が懸命にしがみつく滑らかなビロードのカーテンが、夜...
物憂い快楽に、かすかなあえぎが弱々しくもれる。彼女の浸...
ランプの弱光とその影に妖艶な夜気が満ちている。
「……ぁっ……ぁ、ぃ……」
才人のものを浅く埋められた蜜壺から、肉棒のカリが引き出...
女の媚肉が、出て行こうとする男肉ににゅにゅるとからみつ...
アンリエッタの栗色の髪にべっとりこびりついていた精液が...
「ぃく……」
何度も訪れるようになった穏やかな法悦の境地に、またじん...
その間にもぬちゅりぬちゅりと抽送され、熱い息を吐いて次...
ときおり桃色に茹だった全身が痙攣する。
「く……また、いく……」
乳房を背後からまわされた夫の手にこねられて、柔媚な肉が...
胸での淫感に膣内が連動し、なおさら多くの蜜が分泌されて...
あまりにも正直な反応を示して、ぶるぶるとカーテンにすが...
「気持ちいい?」
「あ……あ……きもちいい……つらいぃ……」
アンリエッタのぽうっと血の色を透かしてしとどの汗で濡れ...
そろそろすっかり出来上がってきたなあ、と才人はその凄艶...
忘れずに腰をゆったり送り、アンリエッタに蓄積する快感を...
235 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
「あ、自分で腰使ったらだめだってば。いいから任せといてよ」
ふらふらと後ろに突きだされて揺れてきた少女の腰を、言葉...
アンリエッタが淫熱に朦朧とした声を発した。
「……もういいでしょう、もう……」
深く挿入されて子宮口を小突かれ、重い絶頂を味わわされて...
あの苛烈な責め、男の手にがっちりとらえられ、女体の芯を...
それを、「大事な体だから」という理由で、もうずっと与え...
女の肉にさんざん刷りこまされて、男に激しく責められなけ...
そのくせ閨の情交だけは三日とおかず続けられ、体をずっと...
肉豆を転がされることで、乳房を搾られることで、指や舌で...
そして挿入されているときが一番つらい。天国がそこに見え...
「ん、そうだな、そろそろやめようぜ。二人ともいっぱい楽し...
「そうじゃないの、ぁぁ、わかっているくせに!
ねえ、ほんの少しだけ、奥まで……激しくして」
「それはだめですってば。あ、そろそろ出ますよ」
「ゆるして、ゆるしてくださいまし、そんな浅いところいや、...
あ、びくびくして、ん、熱い、イクぅ、んん、いくぅ」
膣口のあたりだけでくちゅくちゅと肉棒をしごかされ、必死...
男のものが脈動し、亀頭しか入っていない状態で、とぷとぷ...
あさましくすするように膣道がうねって精液をこきゅこきゅ...
「俺も気持ちよかったー。ありがと」
才人にちゅ、ちゅと優艶なうなじに口付けられ、そこからさ...
淫らに少年の亀頭を咀嚼する蜜壺のなかで、精液と蜜が混じ...
思考がふつりと煮え、アンリエッタは首をふって腰を後ろに...
「いやぁ……終わらせないでっ、まだわたくし」
本当のところ、続けたところで救いがあるわけではなかった...
才人も一定の興奮をたもっている証に、彼のものは萎えてい...
じゃ続けるよ、とささやかれ、ず、ずとまた弱い動きを再開...
236 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
すぐにアンリエッタの脳裏に薔薇色のもやがたちこめる。
だらしなくよだれを口の端からこぼして、少しでも多く快楽...
だが、今度はがっちりと腰骨のあたりを手でつかまれた。
「だめだって。激しいのは禁止です」
「そんなぁ、う、う、ひん、奥、もっと奥にきてくださいまし、
や、ああん、あ……ああ……」
アンリエッタの腰を固定したまま、膣口の肉の輪状の粘膜で...
浅く執拗に、延々と。熾火をちろちろとあおりたてるように。
濃霧のようにアンリエッタの体から淫気がくゆり、香炉の煙...
「ぅぅぅ……イくぅ……」
涙を紅潮した頬に流して歯をくいしばり、臨界点の向こう側...
あまりに簡単に来るそれは、腹が重くなりだしてからのこの...
だがそれは、本当に気休め程度のごくうすい絶頂で、かえっ...
「んん……イきます……ひっく、くるしいのぉ……」
無惨なほどの官能香のなかで時間の感覚がぼやけていく。ど...
肌を紅艶に染めて、重い腹を震わせ、はひ、はひとあえぐ。
気がつくと前に手をまわされてクリトリスに触れられている。
「そ、それ、強くしていいですから……あ、やだ、なんでそんな…...
もう、肉豆さえいじめてもらえない。包皮を戻されてその上...
けれども、理性を飛ばすにはじゅうぶんだった。
「――もう嫌ぁぁっ! なんで、なんでもっと動いてくれないの...
あ、来た。そう才人はつぶやいた。途中で癇癪を起こされる...
「駄目ですって」と拒否しながら、相も変わらず浅く、また...
「奥にはもう赤ちゃんいるだろ? 大切な体に何かあったらこ...
「少しくらいならかまいませぬっ、ん、んんん、くぅ、
ふぁ、いま気をやっているのかそうでないのかわからなくな...
237 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
「と言われても、御典医や侍従長さんからきつく言われてるし...
「ラ・ポルトなんか悪魔のおやつになればいいんだわ!」
「そ、それはちょっとひどい言い方のような……」
じっさい婚姻の儀の後、才人がラ・ポルトに会ったとき侍従...
いわく、少しでも腹部に負担がかかるような性行為は厳禁。...
また才人にとっても、なにせ女性を孕ませたなど初めての経...
「あまりわがまま言うなよな」と才人はつぶやき、右手でア...
美少女のますます濡れ乱れていく声を聞きながら、むらむら...
「ふつうの女の子は、丁寧に抱かれて満足するんだってば。ア...
たった数ヶ月で、また乱暴にされたくなったのかよ?
さっき、周りにみだらな女にさせられたみたいなこと言って...
「認めました、何度も何度も認めたではありませんかぁ!
認めるからはやくしてっ、後生だからぁ!」
「んー。どこをどうされたいのか、具体的に言ってくれたら気...
「……おま○、こ……おま○こぐちゃぐちゃにして、やや子の部屋ま...
ひっ、えっく、次は何を言えばよろしいのぉ? もうなんで...
花からこぼれる露のような涙をぽたぽたこぼす。
カーテンを引っ張って揺らし、羞恥もなにもかも忘れて血を...
ここ最近いつもと変わらない流れだった。
生殺しに耐えかね、途中からは乱れた痴態をさらしながら、...
いつも今のようにアンリエッタの理性が切れると、才人が調...
「生まれつきの淫らな体」だと認めさせられ、「寝室では夫...
そこまでしても、才人が以前のように激しくしてくれること...
そんな悲惨な淫夜でも、いつのまにか快楽に中毒させられて...
今も両手で腰をがっちり固定されて、興奮の限界に達してわ...
体をはとうに沸点まで達しているのに、決して煮立ててもら...
「奴隷にでもなんにでもなりますからして、これ以上わたくし...
ひふっ、……なぶって、嬲ってよぉ、後生だから以前のように...
238 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
「どっちですか? いじめられたいのかそうじゃないのかわか...
「え、ひぁ、ぁ……あれ? ひっ、くぅん、また、いくぅ……
……あああ、わからない、もうぜんぶ訳がわからないぃぃ……」
もちろん才人には、支離滅裂なアンリエッタの言葉の意味は...
でもまあ、うん、可哀想だけどほんとに乱暴にしたら危ない...
建前だけど、建前でも大事である。ちなみに本音は、単に見...
(慎重な行為をしてたのは最初は本当に、おっかなびっくりだっ...
でもそのおかげで姫さまがここまでエロいお嫁さんになった...
正直、トリステイン有数の麗人が自分の腕の中でここまでく...
玲瓏たる美貌。
女らしい曲線をえがく優美な体。
少女と成熟した女性のはざまの年頃で、双方の魅力を併せも...
親しい者しか知らない別の一面では、わりとおてんばで、我...
(そばにいてやりたい、なんて思う一方でなんだけどさ。
いじめたくもなるんだよなぁ、つい)
「っく……く、いく……堪忍してぇ、
なんれもいいからとにかくどうにかひてぇ、あたまのなかが...
少女はぬちゅぬちゅと抽送を受ける腰をぶるりと振るわせる...
完全に惑乱してカーテンを引っ張り、アンリエッタはもつれ...
「すこしだけでいいのれす、ほんのすこし、ほんのちょっとら...
「少しね。それでいいんなら」
才人がそう言うと、腰を進めておずおずと肉棒を進めてきた。
戸惑うようにひさかたぶりの男の肉をむかえた奥付近の膣肉...
あまりにも強烈に焦がれて求めずにはいられず、それでもも...
それがいきなり与えられて、アンリエッタの舌がこぼれ、瞳...
「〜〜〜あっ、」
じゅわぁと白く脳裏がうるみかけたところで、すぐに肉棒が...
子を宿した女の芯がいまのノックで一段と強烈に疼きだした...
ビロードのカーテンに顔を埋めて、ついに本格的に泣き出し...
239 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
爛熟しきった肉体をさらに追いこまれ、少女がとうとう獣の...
重い腹を動かさせないよう、少年が後ろからその熱い肌をし...
汗と精液で湿った栗色の髪が横にふりたくられた。子供に戻...
「いやぁ、ゆるひて、どこまでっ、どこまですればゆるひてく...
またいく、うごかひたらいや、あ、なんで、とめないれ、う...
もぉあなたに全部ささげたれはありませぬかぁ、わたくひな...
…………………………
………………
……
淡いランプは枕元。
若いつがいが体位を変え、正常位で結合している。
悲惨なほど熟れとろけきってクチャクチャ開閉していた秘肉...
ベッドの上に横たわり、大きな腹を上にむけて脚を開かれ、...
きゅっと指が丸まりっぱなしの足が、宙でときどき生々しく...
香炉の香に負けないほど、淫艶な香気を桃色の汗肌からくゆ...
いっそ眠たげに頭を横だおしにして、瞳を肉のまどろみに潤...
そのかわり、ひとさし指と中指を口に入れてペチュペチュと...
まるで、どれだけこいねがっても与えられない強烈な絶頂の...
魂を飛ばしたように、意思の光の消えかけた瞳の焦点はどこ...
ほつれて汗で額にはりついた髪。
にじんだ母乳をたらりと流し、ふるんと柔らかく揺れる白い...
淫猥な波を形づくるシーツの上で、ときおり孕んだ裸身がも...
「ん、三回目きそう……今日はこれで最後にするから」
才人がアンリエッタに声をかける。
返事がないため、彼は身をのりだして、腹部に体重をかけな...
姫さま? と至近でよびかけてみるが、いとけない子供のよ...
それでも、横を向いていた顔がのろのろと上を向いて、細め...
少年は愛憐の情をそそられ、幾筋もの涙で汚れている紅潮し...
240 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
がぶ。
「いでででででででで!?」
才人は手におもいきり噛みつかれて悲鳴をあげた。
激烈な心情をこめて、アンリエッタがぎりぎりと歯を少年の...
「ででででで! ま、待ってくれ! 悪かった、意地悪したの...
ふーっ、ふーっ……と息をつきながら、アンリエッタがようや...
完全に目の色が変わっている。
身をおこし、少女の歯型がくっきりとついた手をおさえて、...
「わかったよ……ちょっとだけだからな」
細心の注意をはらって、腰をじりじりと進める。
子宮口を再度こじったとき、アンリエッタののどから喜悦の...
鮮やかに淫艶な花が開いたように反応が変わる。
「ゃあああああっ、あ、ふ、やっと、きてくれた、のですね」
柔熱い膣奥の肉が、にゅるにゅると巻きつき、なかなか訪っ...
う、と才人は奥歯をかみしめた。予想以上の心地よさにそう...
(そりゃ俺だって、奥までしっかり入れるほうが好みだよ)
子宮口に亀頭をぐりぐり押しつけるように、腰を押しまわす。
嬉しそうに瞳をとろかせ、「きもちいい、きもちいい」とあ...
アンリエッタが才人の腰に自分の脚をからみつけた。
「あふ、ふ、イく、きもちいいの、イクう、小さいのいっぱい...
奥をこじられるだけで何ヶ月分もの溜まっていたものが次々...
先ほどまでの静かに煮立てられる絶頂とは別の種類のもの。...
望まれるとおりぐりぐり圧迫してあげながらも、おなか大丈...
なにが引き金になったものか、その瞬間に濡れた媚肉がにゅ...
241 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
「わ、うわ、出る……!」
才人はやけくそのように、どくどくと脈動しはじめた肉を子...
押し付けられる先端からびゅ、びゅ、と打ち出された精液が...
肉をぐぐっと収縮させて艶かしい悦びを全身で告げ、アンリ...
「あ、くる、きておりますぅ、くぅん、イきますぅ、っ、んん...
「わっ、こ、こら、いきむんじゃない!」
アンリエッタが何ヶ月ぶりかで味わう深い快楽。強烈に白く...
丸くなったお腹が張り、痛みが走る。それさえも心地よい。
気がつくと潮まで断続的に噴いて、才人の下腹を濡らしてい...
「はっ……かひゅ……はひっ……はーっ、はひっ……」
激しい絶頂に、過呼吸気味になって新しい涙をこぼす。
羞恥心さえ溶けて、濡れそぼった色の違う恥毛どうしをから...
くちゅ、という音と共に、クリトリスがこすれて腰がしびれ...
温かいミルクの海に沈むような余韻。
自分の中で、脈打ちながらしぼんでいく少年のものの感触が...
才人が腹をおそるおそる撫でてきた。
「は、破水するかと思った……」
「あなたぁ……」
艶麗に崩れてトロトロになった体と思考。
子宮までささげた相手に、何もかもゆだねて甘えきった声で...
甘ったるく麻痺しかけた腰を自分から揺すり、結合部をすり...
「今のがもうすこし、欲しいの……」
「さ、さすがに危険っぽいから……あのさ、俺だって意地悪ばか...
いろいろな意味で怖いんだって……いま姫さまの体、反応が良...
そっちの体心配だし、万が一のことがあったら俺も間違いな...
そう言ってアンリエッタの腹を撫でたまま、才人がちゅぷ、...
孕み腹をさすっている才人の手の上に、そっと少女が手のひ...
余韻で赤い顔に、芽生えつつある母性のにじむ微笑をうかべ...
242 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
「あ……蹴っておりますわね……」
「驚いたんじゃねえかなぁ……
とにかくアン、みんな無事に産んでほしいんだから。正直実...
ええとそれと、ルイズとどっちが一番とかそういうのじゃな...
その言葉に、アンリエッタの目が潤みをたたえてとろんと揺...
幸せそうな微笑みが、「母」から「妻」の、というより「女...
「んん……はい」
そう言って少女はやや身を起こし、シーツの上をゆっくりと...
「……姫さま? あ、ああ、清めてくれるんだっけ」
少年の脚の間でしどけなく横臥しながら、萎れてちぢみかけ...
才人に言われて、最後には舌で清めさせられるのは、いつも...
今夜は最後にちゃんと愛してもらえた。だから、言われなく...
体にしっとりととろみを帯びて、アンリエッタは才人のもの...
しぼんで粘液にまみれたそれを、いとおしむように口内でク...
いまだにくゆる香の中で、奉仕自体に陶然となってしまうが...
「あ、ありがとさん」
戸惑う才人の声。
アンリエッタは少年の太ももに頭をもたせかけて見上げ、香...
意識しない秋波。
「だって、わたくしはこの先、夜はあなたにこうして仕えなけ...
さんざん淫らなことを言わせておいて、ほんとうにひどい人...
手をそえてちゅ、ちゅ、と才人のものに口付ける。
けぶるような媚態を見せながら、艶然とつぶやいた。
「あなたとのやや子、わたくしがんばって産みますから、
そうしたらご褒美に、昔のようにいっぱい抱いてくださいま...
243 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
才人が沈黙した。
「…………あのさ、わかっててやってんの? それ」
「え? ……あれ、また大きく……?」
「すみません、久々に今夜はもう一回だけしたくなりました。
っていうか、おさまりつかない」
「だって、先ほど三回で終わりと……? え?」
…………………………
………………
……
「もういや、もういやああ……!」
またベッドの上でクッションを抱かされてうつぶせに組み敷...
後ろから浅く犯され、また延々と膣口で亀頭をしごかされて...
腰を高く上げたまま、重い腹をゆすって身悶える。
せっかく少しなだめられた淫情の火は、とっくに再燃させら...
拘束されていない片腕を必死にクッションにまわし、甘美す...
クッションに押しつけてむにりとつぶれた乳房の先が、情欲...
「あ、えっと、俺出る。これで終わりにするから」
「ああ……せめて、せめて最後にもう一度お情けを……いや、抜か...
あ、かけないで、熱い、んんん、イきます……っ」
女肛に少年の指先がもぐりこみ、浅くツプツプと出し入れさ...
それだけで汗の珠を噴いた背をくねらせ、アンリエッタはす...
肉棒を奪われた蜜壺が、さみしそうに膣口を開閉させてぷち...
同じくひくつくアヌスに指をずずっと埋められ、抜き差しさ...
「ひっ、い、いや、お尻はもういりませぬっ、抜いてっ」
「今日もう終わりだし、サービスで。ほら、こっちも触ってあ...
244 :ご懐妊九月目です。(女〜録ラブエロ版5):2007/11/06(...
才人がそう言うと片腕を拘束していた手を離し、少女の腰の...
蜜壺からあふれてきている愛液にまみれたそれの包皮を剥か...
指で犯される女肛が連動するようにわななき、相乗する快楽...
汗に濡れたきれいな栗色の髪を振りながら、アンリエッタは...
すぐに、何度目かの申告が乱れ蕩けた声でひびいた。
「ひ、ん、ううぅ、ぅ、イくぅぅっ」
発情しきった肉が、恥辱的な絶頂をもどかしげにむさぼった。
アンリエッタの股間の二箇所に触れていた指が離れる。
がっくりと首をうなだれさせて余韻と羞恥、それに情欲で熱...
この絶頂もやはり、かえって体を追い立てるだけだった。
なだめようとしているのか精液をすりこもうとしているのか...
パールピンクのランプに照らされる裸身が、汗に濡れ光りな...
アンリエッタは手足をちぢめて体の下のクッションを抱きし...
「ひっく……うう…………うぅ……ひとでなしぃぃ……」
体が淫欲にすっかり燃えさかっている。完全にもとの木阿弥...
いつもと同じくドロドロの状態で、決して満たされないまま...
次の夜もおそらく、この深い官能香と柔らかいシーツの海の...
「まあまあ。えっと、順調ならあと一ヶ月くらいで出産かー。
出産後どのくらいで御典医から激しい行為OK出るかわから...
それからなら、いくらでも姫さまの希望通りに出来るって。...
「…………いやあ……あと二ヶ月なんて、その前にわたくし気が、気...
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