ゼロの使い魔保管庫
[
トップ
] [
新規
|
一覧
|
単語検索
|
最終更新
|
ヘルプ
]
開始行:
412 :冬の風物詩 ◆mQKcT9WQPM :2007/11/11(日) 23:07:49 ID...
「ぶぃーっくし!」
学院の中庭をうろついていた才人から、豪快にくしゃみが出る。
無理もない事だ。
雪こそ降っていないものの、少し北の村では霜が降りたという。
今年一番の冷え込みだと、皸防止の軟膏を塗りこみながら、シ...
「うぃ〜、さぶさぶ」
両肩を抱いて、才人は震えながら、暖を取るため、水精霊騎士...
そして。
『おぉぉまぁぁぁえぇぇぇぇわぁぁぁぁぁぁ!
また浮気か!浮気なのかァァァァァァァァ!』
『ま、待ってモンモランシー、氷は、氷漬けだけはぁぁぁぁぁ...
かっきぃぃぃぃぃぃぃん!
「…なんか更に寒くなりそうだなぁ…」
少ない冬の空気中の水分が凍りつく音を聞いて、才人は格納庫...
そういえば、食堂に暖炉があったっけな。
才人は食堂の奥に暖炉があった事を思い出し、食堂に向かって...
しかし。
「なんだよ、食堂の暖炉壊れたんだって?」
「ああ。どっかの使い魔が秋の間ねぐらにしてたらしくてさ。
今そいつの作った巣をどかしてるらしい」
食堂の方からやってきた生徒たちのそんな会話が、耳に入った。
「…冗談だろおい…」
呟く才人を尻目に、その生徒たちは、しょうがない火の魔法で...
「あーくそ、コタツが恋しいぜ…」
容赦なく冷え込む冬の空を眺めながら、そんな事を呟く。
呟いて。
そして思いつく。
ぽん、と手を打って、才人は言ったのだった。
「そうだ、コタツ作ろう」
寒いのなら、自前で暖房器具を作ればよいのだ。
俺ってあったまいー。
そんなことを考えながら、才人は早速コタツの材料を探し始め...
そして二時間後、ルイズの部屋。
古くなったテーブル、少し厚手の布団、木炭を少し!ぜんぶ混...
…はずだった。
413 :冬の風物詩 ◆mQKcT9WQPM :2007/11/11(日) 23:08:34 ID...
「…あちちち!」
才人は即席のコタツの中から、真っ赤に燃える木炭を載せた古...
厨房で、いらなくなった小型の鍋をもらってきたのである。
才人の発想はよかったが、彼は火力の調整にまで考えが及ばな...
たしかに暖を取る事はできたが、このままでは長時間の使用に...
「どうしたもんかねー」
それでも布団の中はあったまっている。
才人はそんな事を言いながら即席コタツの中に潜り込み天板に...
そうしている間にも、床から熱が逃げ、コタツが冷たくなって...
「…なにやってんの?」
そこへ。
この部屋の主人が帰ってきた。
ルイズは足元で背の低いテーブルに布団をかけ、その中に潜り...
才人はなんつー顔してんだよ、と思ったが、ハルケギニアにゃ...
「これ、『コタツ』って言って、俺の世界の暖房器具なんだよ」
「へーえ」
ルイズはそう言いながら、コタツの周りをひとしきり眺めると。
「なんか貧乏くさ」
「しょ、しょうがないだろ!ありあわせの材料で作ったんだか...
結構これであったかいんだぞ!」
ただし、それは木炭を抜くまでの間だけだったが。
そして、ルイズは言った。
「ふーん。じゃ、私も使ってみよ」
言ってコタツに入ろうとしたルイズを、才人が止めた。
「あ、靴は脱いでからな」
「…めんどくさいのね」
「じゃないと暖まらないだろ?」
確かに、暖を取るのに革でできた靴は邪魔だった。
ルイズは才人の言うままに靴を脱いだ。
そして、先ほどの才人に倣い、才人の対面に腰を下ろして、コ...
ルイズはジト目で言う。
「…ぜんぜんあったかくないじゃない」
木炭を抜いてから結構経つ。コタツの中の空気は、外気と大し...
「ちょっと待ってろ、すぐあったかくなるから」
言って才人は、まだ火の燻る木炭の入った鍋を、もう一度コタ...
そして布団を捲り上げ、コタツの中に頭を突っ込んだ。
「何してんのよ、犬ぅーーーーーーーーーーっ!」
げしっ!
反対側から伸びてきた脚が、才人の顔面を蹴っ飛ばした。
ルイズの蹴りは綺麗に決まり、コタツ布団の中から才人が転が...
414 :冬の風物詩 ◆mQKcT9WQPM :2007/11/11(日) 23:09:40 ID...
当然、才人は抗議した。
「なにすんだよ!」
「何どさくさに紛れて人のスカートん中覗こうとしてんのよ!
このエロ犬!スケベ犬!」
何をいまさら、と才人は思ったが、ルイズにしてみれば、何の...
…だって今子供っぽいぱんつなんだもん。
そんなルイズに、才人は木炭の入った鍋を掲げて言った。
「あのなあ、今そのコタツが冷えてんのは、熱のもとになるこ...
入れないとあったかくなんないの!」
才人の言葉に、ルイズはコタツ布団を口許に寄せながら言った。
「…だったら、顔突っ込まずに入れなさいよね」
「…わかったよ」
ルイズの言う事にも一理ある。
才人は納得し、布団を軽く捲り上げて、片手で鍋を突っ込む。
ルイズの脚に当たらないよう、なるべく自分の近くに鍋を置く。
しばらくすると、コタツは元の暖かさを取り戻し始めた。
「ふわー…。いいわね、コレ…」
現金なもので、ルイズはコタツが暖まり始めると、猫のように...
才人はコタツが暖まってきたので、鍋を再び外に出し、自分も...
「いいだろ?俺の故郷じゃ、こうやって冬はみんなであったま...
「うん、確かにいいわ、コレ。今度学院の皆にも教えてあげま...
言いながら、ルイズは今まで組んでいた脚を伸ばす。
こつん。
「「あ」」
伸ばした足が、才人の足に当たった。
コタツはそこまで大きくない。せいぜい、一辺が才人の腕より...
二人が足を伸ばせば、お互いの足が接触するのは仕方のない事...
二人はなんとなく気まずくなって、赤くなって顔を逸らす。
何を今更。
そして、赤くなったルイズを見て、才人は思いつく。
「うりゃ」
むに。
「やぁんっ!」
才人は布団の中に手を突っ込んで、ルイズの足をつまんだ。
「ちょっ、何してんのよ犬ぅ!」
真っ赤になってルイズは足を引っ込める。
415 :冬の風物詩 ◆mQKcT9WQPM :2007/11/11(日) 23:10:55 ID...
才人はそんなルイズに、ニヤニヤ笑顔を返す。
「コタツで足を当てたら、いたずらされてもしょうがないんだ...
「な、なんなのよそれ」
「コタツの、基本的なルールだよ♪」
もちろん大嘘である。
ルイズは真っ赤になって、反論した。
「嘘でしょそれ」
「…ゑ?」
一発で嘘を見抜かれ、才人はしどろもどろになる。
「え、え?なんでそう思うわけ?」
「…目がウソついてる」
赤い顔で天板の上で才人をジト目で見つめながら、ルイズはそ...
図星を突かれ、必死に言い訳を探す才人を見て。
ルイズは、もっといじめたくなった。
「…だったら、こういう時どうすんのよ」
「え?」
ルイズは、あっという間にコタツに潜り込むと。
ばふ。
そして、才人の股間から、顔を出してきた。
ルイズはそのままずりずりと才人を這い上がり、胸元にちょこ...
「え、ちょ、ルイズっ?」
「ほらほら、何とか言ってごらんなさいよ」
半眼で慌てる才人を見上げ、にやにやと笑うルイズ。
困った顔のサイトを見るのは、なんだか楽しい。
そして。
ぴくん!
ルイズの背筋が急にぴん!と伸びる。
目がまん丸に見開かれ、頬に朱が注す。
「…ちょっと」
「…あはは」
照れたように笑う才人。
赤くなったルイズのお腹の辺りに、硬いものが当たっていた。
好いた相手とおこたで密着。
この状況でおっきしなきゃ日本男児じゃねええええええええ!
「…ほんと、見境のない犬ね」
「しょうがないだろ、この状況でどうにもなんなかったら俺種...
怒ったように言うルイズに、才人はそんな間抜けな言い訳をす...
ルイズは、お腹に当たっている硬いものを、ズボンの上からな...
「…ばかいぬ…」
熱に浮かされたようにそう呟いて、一気にズボンのジッパーを...
416 :冬の風物詩 ◆mQKcT9WQPM :2007/11/11(日) 23:12:02 ID...
開いた隙間から、硬くそそり立つ才人がこぼれ出る。
さすがに躊躇い、才人はルイズに言う。
「お、おい」
「おしおき、してあげる」
ルイズは才人の言う事など無視して才人の先端を咥える。
そして口に含んだまま、舌でぺろぺろと先端を舐めまわす。
「る…ルイズ…」
才人はルイズの舌遣いに必死に堪える。
ルイズは、そんな才人のズボンの中に指を差し込むと、柔らか...
その間も口を休めず、才人の茎にキスを降らせ、小さな舌で裏...
「だ、だめだっ、出るっ…」
才人の声と同時に、彼の茎が震える。
ルイズは才人の異変を察知すると、すぐに根元まで才人をくわ...
どくどくっ
ルイズの喉の奥で才人がはじけた。
口の中にあふれ出す才人の牡を、ルイズはこくこくと喉を鳴ら...
そして、全て飲み干すと、下から才人を見上げた。
その手の中には、まだ硬さを失わない才人が、柔らかく握られ...
「さいと…」
その表情は獣欲に曇り、その瞳は牝の淫靡な輝きで才人を誘っ...
才人はそのまま、ルイズを抱き締めて唇を奪う。
ルイズの唇は、己の体液と、ルイズの唾液で、滑っていた。
「ルイズ…」
才人は唇を離して主人の名を呼び、そして。
小さな白い布に覆われた、ルイズの臀部に手を伸ばす。
「はんッ…」
丸くカーブを描くその白い丘に才人の指が触れた瞬間、ルイズ...
才人はその丸みを楽しむように撫でまわし、そして、最も敏感...
「はぁ…」
才人を咥えていたルイズは、声も、身体も、濡れていた。
蕩けたような視線を、己を抱き上げる牡に向ける。
才人はルイズを覆う布をずらすと、ぬかるんだルイズに、己自...
くちゅ…。
小さく響く水音が、ルイズの身体が既に準備を整えている事を...
才人は、腰をずらして完全にコタツから出ると、ルイズを抱き...
抱え上げられたルイズは、潤んだ目で才人を見つめる。
「じゃ、いくよ、ルイズ…」
「うん…」
合意が済んだ瞬間。
才人は奥まで、ルイズを貫いた。
417 :冬の風物詩 ◆mQKcT9WQPM :2007/11/11(日) 23:13:04 ID...
真っ直ぐに勃った肉棒が、容赦なくルイズを削る。
その刺激に収縮したルイズの襞が才人に絡みつき、才人から二...
「さいと…奥まで…きてるよ…」
足と膣奥を才人に絡みつけながら、ルイズは蕩けたような笑顔...
「ルイズの中…最高だっ…」
才人は絡みつくルイズを引き抜き、もう一度ルイズに差し込む。
ぐちゅぐちゅとルイズの中が卑猥な水音を立て、潤滑油を溢れ...
その度にルイズの喉から雌の啼き声が漏れ、才人を高める。
その高まりはほどなく限界を迎える。
「ルイズ、俺、俺もうっ!」
「きてぇ、サイトをいっぱい…ちょうだい…」
互いに限界を告げると、お互いを抱き合う。
ルイズの中が蠢きながら収縮し、才人を締め上げる。
才人はその動きに限界を迎え、ルイズの中で爆発する。
きゅぅぅっ…どくどくどくっ!
「ルイズ、ルイズ、ルイズぅっ…!」
「あ、は、あったかい…いっぱい…!」
二人はそのまま抱き合い、くったりと床に伏せたのだった。
「うん、いいわねこれ。暖かい」
「いやでもさルイズ、狭くないかこれ」
才人は膝の上に陣取るルイズに文句を言う。
二人は、コタツの一辺に陣取り、才人の膝の上にルイズが乗っ...
木炭の入った鍋は、外に出たままだ。
二人でコタツに入っていれば、暖まったコタツが冷える事はな...
ルイズは文句を言う才人に返した。
「狭くてもいいじゃない。何よ、私と一緒じゃ嫌な訳?」
「い、いや、そういうわけじゃ」
「じゃー文句禁止ー。今日は、ずっとこのまま…ね?」
「はいはい分かりましたよご主人サマ」
言ってじゃれつく二人。
しかしそんな平和は長く続かないわけで。
ばたん。
「ただいま帰りましたー!」
元気よく、シエスタが部屋に帰って来た。
コタツの中でじゃれる二人と、シエスタの視線がかみ合う。
「あー!何してんですか二人ともっ!ずるいです私も混ぜて欲...
「ちょ、ちょっとシエスタ、無理無理三人は無理!」
「し、シエスタそんなしたらつ、つぶれ……ぶべらっ」
メイドの闖入で二人の甘いひとときは崩れ去り。
結局コタツを使うときは、ちゃんと一辺に一人ずつ座るように...
418 :冬の風物詩 ◆mQKcT9WQPM :2007/11/11(日) 23:13:55 ID...
*おまけ*
画期的な暖房器具『コタツ』はトリステイン魔法学院にとどま...
特に王侯貴族の使うそれは魔法によって温められており、抜群...
「アニエスぅー。そこの本とってぇー」
「…陛下、ご自分で行かれたらどうなんですか」
「えぇ〜。おこたから出たくないもん〜。アニエスこそ、王命...
「…王命ならば致し方ありませんねぇ…うぅ、さぶっ!」
「ジョゼフ様…それ、ロンです」
「な、またかミューズよ!」
「…背中が煤けていましてよ…ジョゼフ様。ふふふ…」
そして、『コタツ』は各王家のご家庭で、円満な年末をコーデ...
終了行:
412 :冬の風物詩 ◆mQKcT9WQPM :2007/11/11(日) 23:07:49 ID...
「ぶぃーっくし!」
学院の中庭をうろついていた才人から、豪快にくしゃみが出る。
無理もない事だ。
雪こそ降っていないものの、少し北の村では霜が降りたという。
今年一番の冷え込みだと、皸防止の軟膏を塗りこみながら、シ...
「うぃ〜、さぶさぶ」
両肩を抱いて、才人は震えながら、暖を取るため、水精霊騎士...
そして。
『おぉぉまぁぁぁえぇぇぇぇわぁぁぁぁぁぁ!
また浮気か!浮気なのかァァァァァァァァ!』
『ま、待ってモンモランシー、氷は、氷漬けだけはぁぁぁぁぁ...
かっきぃぃぃぃぃぃぃん!
「…なんか更に寒くなりそうだなぁ…」
少ない冬の空気中の水分が凍りつく音を聞いて、才人は格納庫...
そういえば、食堂に暖炉があったっけな。
才人は食堂の奥に暖炉があった事を思い出し、食堂に向かって...
しかし。
「なんだよ、食堂の暖炉壊れたんだって?」
「ああ。どっかの使い魔が秋の間ねぐらにしてたらしくてさ。
今そいつの作った巣をどかしてるらしい」
食堂の方からやってきた生徒たちのそんな会話が、耳に入った。
「…冗談だろおい…」
呟く才人を尻目に、その生徒たちは、しょうがない火の魔法で...
「あーくそ、コタツが恋しいぜ…」
容赦なく冷え込む冬の空を眺めながら、そんな事を呟く。
呟いて。
そして思いつく。
ぽん、と手を打って、才人は言ったのだった。
「そうだ、コタツ作ろう」
寒いのなら、自前で暖房器具を作ればよいのだ。
俺ってあったまいー。
そんなことを考えながら、才人は早速コタツの材料を探し始め...
そして二時間後、ルイズの部屋。
古くなったテーブル、少し厚手の布団、木炭を少し!ぜんぶ混...
…はずだった。
413 :冬の風物詩 ◆mQKcT9WQPM :2007/11/11(日) 23:08:34 ID...
「…あちちち!」
才人は即席のコタツの中から、真っ赤に燃える木炭を載せた古...
厨房で、いらなくなった小型の鍋をもらってきたのである。
才人の発想はよかったが、彼は火力の調整にまで考えが及ばな...
たしかに暖を取る事はできたが、このままでは長時間の使用に...
「どうしたもんかねー」
それでも布団の中はあったまっている。
才人はそんな事を言いながら即席コタツの中に潜り込み天板に...
そうしている間にも、床から熱が逃げ、コタツが冷たくなって...
「…なにやってんの?」
そこへ。
この部屋の主人が帰ってきた。
ルイズは足元で背の低いテーブルに布団をかけ、その中に潜り...
才人はなんつー顔してんだよ、と思ったが、ハルケギニアにゃ...
「これ、『コタツ』って言って、俺の世界の暖房器具なんだよ」
「へーえ」
ルイズはそう言いながら、コタツの周りをひとしきり眺めると。
「なんか貧乏くさ」
「しょ、しょうがないだろ!ありあわせの材料で作ったんだか...
結構これであったかいんだぞ!」
ただし、それは木炭を抜くまでの間だけだったが。
そして、ルイズは言った。
「ふーん。じゃ、私も使ってみよ」
言ってコタツに入ろうとしたルイズを、才人が止めた。
「あ、靴は脱いでからな」
「…めんどくさいのね」
「じゃないと暖まらないだろ?」
確かに、暖を取るのに革でできた靴は邪魔だった。
ルイズは才人の言うままに靴を脱いだ。
そして、先ほどの才人に倣い、才人の対面に腰を下ろして、コ...
ルイズはジト目で言う。
「…ぜんぜんあったかくないじゃない」
木炭を抜いてから結構経つ。コタツの中の空気は、外気と大し...
「ちょっと待ってろ、すぐあったかくなるから」
言って才人は、まだ火の燻る木炭の入った鍋を、もう一度コタ...
そして布団を捲り上げ、コタツの中に頭を突っ込んだ。
「何してんのよ、犬ぅーーーーーーーーーーっ!」
げしっ!
反対側から伸びてきた脚が、才人の顔面を蹴っ飛ばした。
ルイズの蹴りは綺麗に決まり、コタツ布団の中から才人が転が...
414 :冬の風物詩 ◆mQKcT9WQPM :2007/11/11(日) 23:09:40 ID...
当然、才人は抗議した。
「なにすんだよ!」
「何どさくさに紛れて人のスカートん中覗こうとしてんのよ!
このエロ犬!スケベ犬!」
何をいまさら、と才人は思ったが、ルイズにしてみれば、何の...
…だって今子供っぽいぱんつなんだもん。
そんなルイズに、才人は木炭の入った鍋を掲げて言った。
「あのなあ、今そのコタツが冷えてんのは、熱のもとになるこ...
入れないとあったかくなんないの!」
才人の言葉に、ルイズはコタツ布団を口許に寄せながら言った。
「…だったら、顔突っ込まずに入れなさいよね」
「…わかったよ」
ルイズの言う事にも一理ある。
才人は納得し、布団を軽く捲り上げて、片手で鍋を突っ込む。
ルイズの脚に当たらないよう、なるべく自分の近くに鍋を置く。
しばらくすると、コタツは元の暖かさを取り戻し始めた。
「ふわー…。いいわね、コレ…」
現金なもので、ルイズはコタツが暖まり始めると、猫のように...
才人はコタツが暖まってきたので、鍋を再び外に出し、自分も...
「いいだろ?俺の故郷じゃ、こうやって冬はみんなであったま...
「うん、確かにいいわ、コレ。今度学院の皆にも教えてあげま...
言いながら、ルイズは今まで組んでいた脚を伸ばす。
こつん。
「「あ」」
伸ばした足が、才人の足に当たった。
コタツはそこまで大きくない。せいぜい、一辺が才人の腕より...
二人が足を伸ばせば、お互いの足が接触するのは仕方のない事...
二人はなんとなく気まずくなって、赤くなって顔を逸らす。
何を今更。
そして、赤くなったルイズを見て、才人は思いつく。
「うりゃ」
むに。
「やぁんっ!」
才人は布団の中に手を突っ込んで、ルイズの足をつまんだ。
「ちょっ、何してんのよ犬ぅ!」
真っ赤になってルイズは足を引っ込める。
415 :冬の風物詩 ◆mQKcT9WQPM :2007/11/11(日) 23:10:55 ID...
才人はそんなルイズに、ニヤニヤ笑顔を返す。
「コタツで足を当てたら、いたずらされてもしょうがないんだ...
「な、なんなのよそれ」
「コタツの、基本的なルールだよ♪」
もちろん大嘘である。
ルイズは真っ赤になって、反論した。
「嘘でしょそれ」
「…ゑ?」
一発で嘘を見抜かれ、才人はしどろもどろになる。
「え、え?なんでそう思うわけ?」
「…目がウソついてる」
赤い顔で天板の上で才人をジト目で見つめながら、ルイズはそ...
図星を突かれ、必死に言い訳を探す才人を見て。
ルイズは、もっといじめたくなった。
「…だったら、こういう時どうすんのよ」
「え?」
ルイズは、あっという間にコタツに潜り込むと。
ばふ。
そして、才人の股間から、顔を出してきた。
ルイズはそのままずりずりと才人を這い上がり、胸元にちょこ...
「え、ちょ、ルイズっ?」
「ほらほら、何とか言ってごらんなさいよ」
半眼で慌てる才人を見上げ、にやにやと笑うルイズ。
困った顔のサイトを見るのは、なんだか楽しい。
そして。
ぴくん!
ルイズの背筋が急にぴん!と伸びる。
目がまん丸に見開かれ、頬に朱が注す。
「…ちょっと」
「…あはは」
照れたように笑う才人。
赤くなったルイズのお腹の辺りに、硬いものが当たっていた。
好いた相手とおこたで密着。
この状況でおっきしなきゃ日本男児じゃねええええええええ!
「…ほんと、見境のない犬ね」
「しょうがないだろ、この状況でどうにもなんなかったら俺種...
怒ったように言うルイズに、才人はそんな間抜けな言い訳をす...
ルイズは、お腹に当たっている硬いものを、ズボンの上からな...
「…ばかいぬ…」
熱に浮かされたようにそう呟いて、一気にズボンのジッパーを...
416 :冬の風物詩 ◆mQKcT9WQPM :2007/11/11(日) 23:12:02 ID...
開いた隙間から、硬くそそり立つ才人がこぼれ出る。
さすがに躊躇い、才人はルイズに言う。
「お、おい」
「おしおき、してあげる」
ルイズは才人の言う事など無視して才人の先端を咥える。
そして口に含んだまま、舌でぺろぺろと先端を舐めまわす。
「る…ルイズ…」
才人はルイズの舌遣いに必死に堪える。
ルイズは、そんな才人のズボンの中に指を差し込むと、柔らか...
その間も口を休めず、才人の茎にキスを降らせ、小さな舌で裏...
「だ、だめだっ、出るっ…」
才人の声と同時に、彼の茎が震える。
ルイズは才人の異変を察知すると、すぐに根元まで才人をくわ...
どくどくっ
ルイズの喉の奥で才人がはじけた。
口の中にあふれ出す才人の牡を、ルイズはこくこくと喉を鳴ら...
そして、全て飲み干すと、下から才人を見上げた。
その手の中には、まだ硬さを失わない才人が、柔らかく握られ...
「さいと…」
その表情は獣欲に曇り、その瞳は牝の淫靡な輝きで才人を誘っ...
才人はそのまま、ルイズを抱き締めて唇を奪う。
ルイズの唇は、己の体液と、ルイズの唾液で、滑っていた。
「ルイズ…」
才人は唇を離して主人の名を呼び、そして。
小さな白い布に覆われた、ルイズの臀部に手を伸ばす。
「はんッ…」
丸くカーブを描くその白い丘に才人の指が触れた瞬間、ルイズ...
才人はその丸みを楽しむように撫でまわし、そして、最も敏感...
「はぁ…」
才人を咥えていたルイズは、声も、身体も、濡れていた。
蕩けたような視線を、己を抱き上げる牡に向ける。
才人はルイズを覆う布をずらすと、ぬかるんだルイズに、己自...
くちゅ…。
小さく響く水音が、ルイズの身体が既に準備を整えている事を...
才人は、腰をずらして完全にコタツから出ると、ルイズを抱き...
抱え上げられたルイズは、潤んだ目で才人を見つめる。
「じゃ、いくよ、ルイズ…」
「うん…」
合意が済んだ瞬間。
才人は奥まで、ルイズを貫いた。
417 :冬の風物詩 ◆mQKcT9WQPM :2007/11/11(日) 23:13:04 ID...
真っ直ぐに勃った肉棒が、容赦なくルイズを削る。
その刺激に収縮したルイズの襞が才人に絡みつき、才人から二...
「さいと…奥まで…きてるよ…」
足と膣奥を才人に絡みつけながら、ルイズは蕩けたような笑顔...
「ルイズの中…最高だっ…」
才人は絡みつくルイズを引き抜き、もう一度ルイズに差し込む。
ぐちゅぐちゅとルイズの中が卑猥な水音を立て、潤滑油を溢れ...
その度にルイズの喉から雌の啼き声が漏れ、才人を高める。
その高まりはほどなく限界を迎える。
「ルイズ、俺、俺もうっ!」
「きてぇ、サイトをいっぱい…ちょうだい…」
互いに限界を告げると、お互いを抱き合う。
ルイズの中が蠢きながら収縮し、才人を締め上げる。
才人はその動きに限界を迎え、ルイズの中で爆発する。
きゅぅぅっ…どくどくどくっ!
「ルイズ、ルイズ、ルイズぅっ…!」
「あ、は、あったかい…いっぱい…!」
二人はそのまま抱き合い、くったりと床に伏せたのだった。
「うん、いいわねこれ。暖かい」
「いやでもさルイズ、狭くないかこれ」
才人は膝の上に陣取るルイズに文句を言う。
二人は、コタツの一辺に陣取り、才人の膝の上にルイズが乗っ...
木炭の入った鍋は、外に出たままだ。
二人でコタツに入っていれば、暖まったコタツが冷える事はな...
ルイズは文句を言う才人に返した。
「狭くてもいいじゃない。何よ、私と一緒じゃ嫌な訳?」
「い、いや、そういうわけじゃ」
「じゃー文句禁止ー。今日は、ずっとこのまま…ね?」
「はいはい分かりましたよご主人サマ」
言ってじゃれつく二人。
しかしそんな平和は長く続かないわけで。
ばたん。
「ただいま帰りましたー!」
元気よく、シエスタが部屋に帰って来た。
コタツの中でじゃれる二人と、シエスタの視線がかみ合う。
「あー!何してんですか二人ともっ!ずるいです私も混ぜて欲...
「ちょ、ちょっとシエスタ、無理無理三人は無理!」
「し、シエスタそんなしたらつ、つぶれ……ぶべらっ」
メイドの闖入で二人の甘いひとときは崩れ去り。
結局コタツを使うときは、ちゃんと一辺に一人ずつ座るように...
418 :冬の風物詩 ◆mQKcT9WQPM :2007/11/11(日) 23:13:55 ID...
*おまけ*
画期的な暖房器具『コタツ』はトリステイン魔法学院にとどま...
特に王侯貴族の使うそれは魔法によって温められており、抜群...
「アニエスぅー。そこの本とってぇー」
「…陛下、ご自分で行かれたらどうなんですか」
「えぇ〜。おこたから出たくないもん〜。アニエスこそ、王命...
「…王命ならば致し方ありませんねぇ…うぅ、さぶっ!」
「ジョゼフ様…それ、ロンです」
「な、またかミューズよ!」
「…背中が煤けていましてよ…ジョゼフ様。ふふふ…」
そして、『コタツ』は各王家のご家庭で、円満な年末をコーデ...
ページ名: