ゼロの使い魔保管庫
[
トップ
] [
新規
|
一覧
|
単語検索
|
最終更新
|
ヘルプ
]
開始行:
126 :戦場のメリー・クリスマス〜テファの見た夢 ◆mQKcT9WQP...
「でさ。テファは見てみたい?」
名前を呼ばれて初めて。
ティファニアは、才人の前にいる事を思い出した。
二人は今、中庭のテーブルに腰掛け、対面している。
中庭でくつろいでいたティファニアを才人が見つけ、話しかけ...
「えっ?あのっ!ごめんなさいっ、聞いてなくってっ!」
真っ赤になって、ティファニアは両手をぶんぶん振る。
ゼロ戦の格納庫での一件以来、まともに才人の顔を見られない...
というか今も見れていない。
先ほども、件の一件を思い出し、ちょっとぽーっとしていたの...
何か用事があるから、という事で才人が中庭で話しかけてきた...
その話の途中から、ティファニアの頭の中には魔法学院に来て...
「いやだからさ。そのマジック・アイテムで、俺の故郷見たく...
才人の故郷。それは、こことは違う世界。
見てみたい。純粋な好奇心がティファニアの中で膨れ上がる。
しかし。
「で、でも…同じ部屋で、その、寝るのよね…?」
「そうだけど?」
それがどうかした?と言わんばかりの顔で、才人は応える。
毎晩ご主人様やメイドと同衾している才人にはそんなこと、程...
ティファニアにとっては一大事である。
しかも、それが好いた相手ともなればなおさらである。
というより、今まで奇跡的に未遂で済んでいるが、もし今度そ...
たぶん、自分のほうがガマンできない。きっと、一気に気持ち...
でも、才人の故郷は見てみたい。
っていうかむしろ、サイトのこともっと知りた…。
「で、どうするテファ?」
顔を背けて考えていたティファニアを、才人が突然覗き込んだ...
「あ、ああああのっ!ちょ、ちょっと考えさせてっっ!」
ティファニアは、真っ赤になって逃げ出す羽目になってしまっ...
127 :戦場のメリー・クリスマス〜テファの見た夢 ◆mQKcT9WQP...
どこをどう走ったのかよく覚えていない。
気付くと、寮の部屋に戻っていた。
そして、さっきの行動を思い出す。
…どどどどどどーしよー!ぜ、ぜったい変な子だって思われた!
私は頭を抱えてベッドに転がって悶えた。
「…ていうかさ。あそこまであからさまに誘われて逃げるとかな...
へ?
いきなり聞こえた声は。
「ななななななな」
「『なんでここにいるのタニア』?
洗濯物もってきたのよ。乾いたから」
入り口で洗濯籠を抱えたまま、タニアは呆れたように肩をすく...
「ぜーんぶ見てたけど。なんであの場面で逃げるかな?」
タニアのその言葉に。
私は真っ赤になって、反論する。
「だだだだだだって!恥ずかしいんだもん!」
「何が?」
淡々と洗濯物をクローゼットにしまいこむタニアに、私はこた…...
…だだだだだって、こないだサイトにあんなことされたなんて、...
「もしかしてこないだからお兄ちゃん避けてんのもソレ?
ひょっとして未遂で終わっちゃって、恥ずかしくてお兄ちゃ...
「なんで知ってるのっ!?」
あ。
思わず叫んじゃった。
タニアがこっちを向く。
にこにこ笑顔で。
「で?具体的に聞きましょうか?どこをどういうふうにどうさ...
「あうあうあうあうあうあうあうあう」
「はーいごまかさなーい。今宵はとことん吐いてもらいますゼ...
にじりにじりとタニアが手をわきわきさせながら寄ってくる。...
…なんかコワイ。
「無事ですかお姉さまーっ!」
ごちぃん!
そのタニアの後頭部を。
突然乱入してきたベアトリスの拳骨が殴り倒した。
…どうやら、さっきの声が部屋の外にも聞こえてたらしい。
ていうか、この子いっつもどこから出てくるのかしら…?
「ちょっとなにすんのよベアちゃん!」
「だーれーが!ベアちゃんですか!ミス・クルデンホルフとお...
「ベアちゃんはベアちゃんじゃん。女王陛下を女王陛下と呼ぶ...
「だぁぁ!どこかで聞いたような理屈を!私を愛称で呼んでい...
128 :戦場のメリー・クリスマス〜テファの見た夢 ◆mQKcT9WQP...
…なんかモメてる。
この隙に…。
「はいそこちょっと止まってー」
てっきりベアトリスと口喧嘩するのに一生懸命になってると思...
「あっこら!話の途中ですわよ平民!ていうかお姉さまを放し...
「まあまあ落ち着いて落ち着いて。
ベアちゃんにいーいこと教えたげる」
あ、あ、ちょっと待ってタニア!アレヴィヴィにばらしたら…!
「だれがベアちゃんですか!」
「あのね、お姉ちゃんこないだサイトお兄ちゃんといいとこま...
でもさあ、お姉ちゃん口堅くて具体的にどこまで行ったか教...
タニアの言葉を聞いた瞬間。
ベアトリスが満面の笑みになった。
…あのー。
「お姉さまっ!なんて水臭いっ!私に言っていただければあん...
で、具体的な方策を授けるに当たってどこまで進捗があった...
ベアトリスの長台詞を、笑顔のタニアが遮った。
「いーからキリキリ吐け。お姉ちゃん」
うわー、もうダメだぁ!
…結局、私は、この間の出来事を、全部二人に聞かれる羽目にな...
ぅうう、恥ずかしいよぉ…。
129 :戦場のメリー・クリスマス〜テファの見た夢 ◆mQKcT9WQP...
ティファニアの話を聞いた二人は。
なぜか見合って、こくん、と頷きあった。
心の底で何か通うものがあったらしい。
「ちょっとここでお待ちくださいねお姉さま?」
言ってベアトリスはベッドに腰掛けたティファニアの両肩をぽ...
「ほえ?」
羞恥で半分放心状態だったティファニアは、その言葉に半ば反...
二人はそそくさと部屋を後にする。
「…お姉さまは私がここで足止めしておきます」
「了解。私はお兄ちゃん引っ張ってくればいいわけね?」
扉の影でそう申し合わせると。
「さてお姉さま、今後の方針についてなんですけれども!」
ベアトリスは笑顔で部屋の中に舞い戻り。
そしてタニアは、学院内のどこかにいる才人を捜しに、駆け出...
「はいお兄ちゃん一名ごあんな〜いっ!」
「どわぁっ!?」
後ろから押され、才人は転がり込むようにティファニアの部屋...
それと入れ替わりに。
「それでは、あとはよしなに〜♪」
するりと脇をすり抜けて、ベアトリスが部屋を出る。
そして。
ばたん!
勢いよく扉が閉じ、二人を部屋に閉じ込める。
「お、おい?」
慌てて才人はドアノブを回して扉を押すが、反対側で何かがつ...
つっかえの役目を担っていたのは、ベアトリスの指示を受けた...
「あ、あの」
扉をがちゃがちゃやっていると、不意に背後から声を掛けられ...
130 :戦場のメリー・クリスマス〜テファの見た夢 ◆mQKcT9WQP...
この部屋にいるもう一人。
ティファニアである。
ティファニアは恥ずかしそうに顔を伏せながら、言った。
「あの、ごめんなさい、二人に悪気はないの…」
まだ、まともに才人の顔は見られない。その長い耳の先まで真...
「あ、あのね。それでね。私ね。
サイトの、故郷、見せて欲しい、なぁ、って…」
息を継ぎ継ぎ、なんとか言い切った。
才人はそんなティファニアを見下ろし。
「…なんだ、そんなら言ってくれればいいのに」
言って、腰に下げた袋から、『夢見の水晶球』を取り出した。
『なくしたりしたらコトだからね。この袋に入れて肌身離さず...
そして、赤いほうをティファニアに手渡す。
「じゃあ早速」
言って才人はベッドを指差す。
「寝よっか?」
ティファニアは俯いたまま才人の言葉にビクン!と震えた。
131 :戦場のメリー・クリスマス〜テファの見た夢 ◆mQKcT9WQP...
目が醒める。
そこは見慣れた、事務所の天井。
つきっぱなしの蛍光灯と弱弱しい冬の朝日が、無機質な白い天...
…あそっか、昨日私、仕事で遅くなって、それで…。
そこまで思い出して。
「やだっ!今日、何日っ!?」
ケイタイを見る。
『2007.12-24.Sat.0932』
え…………!?
「嘘っ!?」
私は慌ててケイタイを掴んで、サングラスをかけて大きなベレ...
タクシーを拾い、向かった先は孤児院。
そこは、私の育った場所。
そう、私はこの孤児院の子供達に、クリスマスプレゼントを届...
私は急いでくれたタクシーの運転手さんに指定された料金より...
ここからは歩きだ。
この車一台分しかない袋小路の奥に、私の育った孤児院はある。
手に持った白いプレゼントの袋が重い。私は一度袋を担ぎなお...
「ちょっと待ちなさい、そこの不審者」
え?不審者?
ひょっとして私っ?
た、たしかに!サングラスとかしてるし無意味に大きな袋とか...
「あわわ、わ、私不審者じゃありませんっ!」
慌てて振り返ると。
「あははははははは!ひっかかったひっかかった!」
…笑われた。
…いきなり人を不審者呼ばわりしたこの子はタニア。
私より年下で、この孤児院で一番上の年代の子。
他の小さな子供達のお姉さんをやっている、しっかり者だ。
…でも、こういういたずら好きなところが玉に瑕なのよね。
なんて私が呆れていると。
「…で、イヴのお昼に、恋人の所にも行かずにナニやってるのか...
「え、あの、その、恋人って」
私はタニアの指摘に真っ赤になる。
タニアの言っているのは…。
私がデビュー当初から付き合っている、オトコノコのコト。
名前は、平賀才人。
…私に芸能界に入るきっかけをくれた、大切な…ヒト。
でも、今日は。
「だ、だって今日は、みんなにプレゼント渡さなきゃ…」
言って私は、サンタさんみたいに肩に担いだ大きな袋を担ぎな...
この中には、孤児院のみんなに買ってきた、プレゼントがいっ...
才人のコトも大事だけど、私にはここの子供たちも同じくらい...
132 :戦場のメリー・クリスマス〜テファの見た夢 ◆mQKcT9WQP...
とか思ってると。
ぐいっ!
「えっ?」
いきなり後ろから袋を引っ張られ、袋がすっぽ抜けてしまう。
「お姉さま、孤児院の慰問は私におまかせくださいな」
後ろからそう言って話しかけてきたのは。
同じ事務所の、ベアトリス。
子役でデビューした二世芸能人で、一度遅刻を叱ったら、それ...
なんか、『本気で叱られたのなんて初めてですわ』なんて言っ...
…じゃなくて。
「ちょっと、ヴィヴィ、それってどういう…」
ベアトリスは私の横を抜けてタニアに並ぶと、道の入り口をび...
「いいからお姉さまはあのうだつの上がらない一般ピープルの...
ハイヤーをこの道の入り口に待たせてあります。さあ!今す...
それに続けてタニアも言った。
「まあこっちはベアちゃんと一緒になんとかやっとくからさ。
たまにはお姉ちゃんも人並のクリスマスしておいでよ」
「あーもう!ベアちゃんと呼ぶなと何度言えばこの一般ピープ...
「ベアちゃんはベアちゃんじゃーん」
そんなふうにじゃれあう二人を見て。
私の奥から、温かいものがこみ上げてくる。
そして、私は二人を一緒に抱き締める。
「ありがと…二人とも。最高のクリスマスプレゼントだよ…」
そして私は二人に孤児院のクリスマスを任せて。
才人のところへ、愛しいあの人の所へ、向かったのだった。
133 :戦場のメリー・クリスマス〜テファの見た夢 ◆mQKcT9WQP...
突然の来訪に、才人は驚いていた。
今日会う予定はなかったし、売れっ子のグラビアアイドルであ...
ティファニアは驚く才人を見て、迷惑だったかな、などと思っ...
才人はすぐに準備を整え、二人は冬の町に繰り出したのである。
まず二人が向かったのは、近所のファミリーレストラン。
二人で食べたのは、クリスマスディナー、ケーキつき、消費税...
ずいぶんと安っぽい味のディナーであったが、二人には味は関...
すこしティファニアがはしゃぎすぎて、近くで食事をしている...
その後向かったのは、比較的遅くまでやっている、雑貨屋。
二人でプレゼントを買い求め、交換しよう、ということになっ...
二人は別々に売り場を回る。交換のときまで中身はヒミツ、と...
そして二人は雑貨屋を出て、プレゼントを交換する。
開けた箱の中身は。
才人の中身は青い涙滴型のガラスのペンダント、ティファニア...
二人はなんだかお揃いみたいだね、と特に似てもいない意匠の...
そして。
日も暮れ、夜の帳が街を覆う頃。
二人は、レンガの壁に囲われた、一件のラブホテルへ、こっそ...
134 :戦場のメリー・クリスマス〜テファの見た夢 ◆mQKcT9WQP...
「…今日はどうしたんだよ、テファからこんなとこ誘うなんて」
バスローブの才人は、シャワーを浴び終えたティファニアを、...
「今日は、特別だから」
言ってにっこり笑い、タオルで髪の水分を拭き取ったティファ...
ティファニアの規格外の胸が、彼女の体重でぐにゃりと潰れる。
「…何が特別なの?」
才人の疑問に、ティファニアは応える。
「クリスマスだから。いい子にしてたんだから、いっぱい、プ...
ティファニアの目は熱に浮かされたようにとろんとなっている。
「そうよ。私はずっと好きで。好きで。こうしたいって思って...
酔った様な口調でそう呟くティファニアを、才人は抱き上げる。
「そっか、ずいぶん溜まってたんだな。もう一月以上ご無沙汰...
言って才人はそのまま、ティファニアの股間に手を伸ばす。
ぐちゅう!
ティファニアのそこは信じられないほどぬかるんでいた。
まるで長時間前戯を続けたような、そんな濡れ方だった。
「抱いて、サイト、お願い」
潤んだ瞳でそう言って、ティファニアは才人の首に手を回す。
才人はそのまま、ティファニアを抱き上げ。
ぐぷぷぷぷ…。
「あっあっあっあっ!お、く、までぇ…!」
一気に、最奥まで貫く。
しかし、ティファニアのそこは胸とは反対に酷く狭く、才人の...
「ふう、はぁ、はぁ…!」
腕の中で苦しげに息を吐くティファニアを。
才人は抱き上げ、そしてベッド脇に立ち上がる。
ティファニアの身体が完全に宙に浮き、腰に体重がかかる。
「ひっ…くぅっ…!」
ぐにっ!
ティファニアの膣道が引き伸ばされ、才人が全てティファニア...
その強烈な感覚にティファニアの意識が揺れる。
135 :戦場のメリー・クリスマス〜テファの見た夢 ◆mQKcT9WQP...
「ふか…いよぉ…!」
苦しげに喘ぐティファニアを抱え、才人は通りに面した窓の傍...
「ひぃ!おく、おくがぁ!」
歩くたびに揺さぶられる快感に、ティファニアの喉が踊る。
そして。
ティファニアを、さらなる官能の波が襲うこととなる。
シャッ!
才人は、外から見えぬようかけられている、厚手のカーテンを...
そこからは、通りがよく見える。
ということは。
外から、部屋の中が見える、ということだ。
才人は、ティファニアから一度己を引き抜き、窓に密着させる...
ティファニアの規格外の胸が、ひんやりとしたガラス窓と才人...
「やっ!やぁ!みられぅ!みられちゃう!」
必死にそう抗議するティファニアだったが、才人は止まらなか...
腰を激しく打ちつけ、ティファニアの耳元で囁く。
「売れっ子のグラビアアイドルが、こんなラブホで男に犯され...
「やぁ!そうじゃ、そうじゃないのぉ!」
「それに、見られるわけないだろ?今、ここには俺とテファし...
才人の言葉どおり。
前の大通りには人っ子一人いない。
しかし、ティファニアの羞恥心は限界まで引き絞られ。
背徳を添えられた快感が一気にティファニアの身体を駆け抜け...
「あ、ひ、いく、いくぅぅぅぅぅーっ!」
彼女の意識を、真っ白に染め上げた。
136 :戦場のメリー・クリスマス〜テファの見た夢 ◆mQKcT9WQP...
目を醒ますと。
テファが怒っていた。
「…ひどい。夢の中だからってあんなことするなんて」
…あれ?俺何したっけ…?
よく覚えてない。
ていうか、俺たしか夢の中の日本でテファとデートしてて…。
雑貨屋でなんか買ったトコまでは覚えてんだけど、その先が…。
まあ、夢ってアイマイなもんだしなあ。
ま、言っても仕方ない事だし、謝っとくか。
「ごめん、テ」
言えたのはそこまでだった。
いきなり、テファが抱きついてきて、俺の唇を奪ったからだ。
…なんだなんだ?
俺が驚いてると、テファは唇を離して、続けた。
「…もう、ガマンきかないんだから。責任、とってもらうんだか...
言って、いきなりももりんごをがばぁっ!とさらけ出した。
うわちょっと待!?
「な、なんの責任で?」
俺の質問に、テファは。
「こ、こんなに、好きにさせちゃった責任!
きょ、今日こそはちゃんと抱いてもらうんだからっ!」
言って、俺のズボンのジッパーを下ろしてしまう。
俺の息子は、すでに臨戦態勢だった。
テファはそんな俺の息子に一瞬驚いた顔をしたけど。
すぐに、スカートの中に手を突っ込んで、下着を脱ぎ差って、...
べちゃ。
…ゑ?今なんかすごい音しましたよ?
「…さんざん夢の中でされちゃったから、こんなになってるんだ...
言って俺を跨いだテファのあそこからは。
まるでヨダレを垂らすみたいに、テファのおつゆが零れていた。
俺は、何を言っていいのかわからず、ただテファを見上げるし...
そんな俺に、テファは。
「いいの、サイトはお友達だから。
いちばんだいすきなお友達だから。私の初めて、あげるの」
熱に浮かされたみたいにそう言って。
一気に、奥まで、俺を咥え込んだ。
137 :戦場のメリー・クリスマス〜テファの見た夢 ◆mQKcT9WQP...
「き…ひぃっ…!」
「だ、大丈夫?テファ?」
涙を流すテファに、俺は下からそう尋ねる。
…なんか間抜けだけど。
痛いだろうな。今、テファの股間からは、真っ赤な血が流れて...
しかも、俺は全部入ってなくて、少し隙間が空いている。
「いいの…サイトは気にしなくて…いいの…。
私が、勝手に、してるっ…ことだから…。私が欲しくて、して...
言いながら、必死に泣き顔で腰を動かすテファ。凶悪なももり...
俺は、そんなテファにたまらない愛しさを感じて…。
そして、すぐに限界を迎える。
「だ、ダメだテファ、抜いてっ、出ちゃうよ!」
さ、さすがにナカダシはまずかろう!
しかし、テファは。
「だめ、全部ちょうだい、なかに…ちょうだいっ!」
言って腰をより奥深くまで進めて。
俺の精子を、残らず中で受け止めたのだった。
138 :戦場のメリー・クリスマス〜テファの見た夢 ◆mQKcT9WQP...
「…だいすき」
ティファニアは、彼の腕枕の上で才人にそう告げる。
才人は照れたようにぽりぽりと頭を掻く。
心の中では、まずったなあ、ルイズとかシエスタにばれたら間...
「大丈夫!このことはぜんぶまるっとメイド連中にバラすから...
そんな事したらシエスタに!
「ってタニア!?」
「きゃぁっ!タニアいつの間に?」
ベッドの脇に、いつの間にかタニアが立っていた。
タニアは、ベッドの脇に落ちている愛液でべちょべちょのショ...
「そりゃもう、目が醒める前あたりから?
じっくり見させていただきましたともええ」
タニアは二人にばれないよう、部屋の隅で一部始終を見守って...
そして。
「そうですわねえ、学生には私から広めておきましょう。
お姉さまに悪い虫がつかなくなりますから」
ベアトリスも一緒だった。
「ってお前もかー!」
才人の突っ込みを完全に無視して、二人は仲良く部屋の外へと...
「しっかし、お姉ちゃんあそこまでダイタンだとはねえ」
「ええ。官能小説もびっくりの乱れっぷりでしたわ」
慌てて二人を追おうとする才人。
139 :戦場のメリー・クリスマス〜テファの見た夢 ◆mQKcT9WQP...
しかしそれはできなかった。
がし。
ティファニアが、才人の手を掴んだからだ。
「行っちゃダメ…」
泣きそうな顔で、才人を見上げる。
その下では、丸裸のももりんごが、扇情的にぷるぷると震えて...
才人の喉が、ごくりと鳴る。
「もうちょっと、一緒に居て…。
あれが、夢じゃないって、思えるまで…」
言って、ティファニアは才人に抱きつく。
凶悪なももりんごが、才人の肌に歪みながら張り付き、カタチ...
ぷっつん。
才人の中で何かが切れた。
「あーもうわかったよこうなりゃもうヤケだーっ!」
「やんっ、サイト乱暴しないでぇ♪」
そして才人は、何故か嬉しそうなティファニアを乱暴に押し倒...
次の日からしばらく。
学院から、一人の男の消息が途絶えたという。〜fin
終了行:
126 :戦場のメリー・クリスマス〜テファの見た夢 ◆mQKcT9WQP...
「でさ。テファは見てみたい?」
名前を呼ばれて初めて。
ティファニアは、才人の前にいる事を思い出した。
二人は今、中庭のテーブルに腰掛け、対面している。
中庭でくつろいでいたティファニアを才人が見つけ、話しかけ...
「えっ?あのっ!ごめんなさいっ、聞いてなくってっ!」
真っ赤になって、ティファニアは両手をぶんぶん振る。
ゼロ戦の格納庫での一件以来、まともに才人の顔を見られない...
というか今も見れていない。
先ほども、件の一件を思い出し、ちょっとぽーっとしていたの...
何か用事があるから、という事で才人が中庭で話しかけてきた...
その話の途中から、ティファニアの頭の中には魔法学院に来て...
「いやだからさ。そのマジック・アイテムで、俺の故郷見たく...
才人の故郷。それは、こことは違う世界。
見てみたい。純粋な好奇心がティファニアの中で膨れ上がる。
しかし。
「で、でも…同じ部屋で、その、寝るのよね…?」
「そうだけど?」
それがどうかした?と言わんばかりの顔で、才人は応える。
毎晩ご主人様やメイドと同衾している才人にはそんなこと、程...
ティファニアにとっては一大事である。
しかも、それが好いた相手ともなればなおさらである。
というより、今まで奇跡的に未遂で済んでいるが、もし今度そ...
たぶん、自分のほうがガマンできない。きっと、一気に気持ち...
でも、才人の故郷は見てみたい。
っていうかむしろ、サイトのこともっと知りた…。
「で、どうするテファ?」
顔を背けて考えていたティファニアを、才人が突然覗き込んだ...
「あ、ああああのっ!ちょ、ちょっと考えさせてっっ!」
ティファニアは、真っ赤になって逃げ出す羽目になってしまっ...
127 :戦場のメリー・クリスマス〜テファの見た夢 ◆mQKcT9WQP...
どこをどう走ったのかよく覚えていない。
気付くと、寮の部屋に戻っていた。
そして、さっきの行動を思い出す。
…どどどどどどーしよー!ぜ、ぜったい変な子だって思われた!
私は頭を抱えてベッドに転がって悶えた。
「…ていうかさ。あそこまであからさまに誘われて逃げるとかな...
へ?
いきなり聞こえた声は。
「ななななななな」
「『なんでここにいるのタニア』?
洗濯物もってきたのよ。乾いたから」
入り口で洗濯籠を抱えたまま、タニアは呆れたように肩をすく...
「ぜーんぶ見てたけど。なんであの場面で逃げるかな?」
タニアのその言葉に。
私は真っ赤になって、反論する。
「だだだだだだって!恥ずかしいんだもん!」
「何が?」
淡々と洗濯物をクローゼットにしまいこむタニアに、私はこた…...
…だだだだだって、こないだサイトにあんなことされたなんて、...
「もしかしてこないだからお兄ちゃん避けてんのもソレ?
ひょっとして未遂で終わっちゃって、恥ずかしくてお兄ちゃ...
「なんで知ってるのっ!?」
あ。
思わず叫んじゃった。
タニアがこっちを向く。
にこにこ笑顔で。
「で?具体的に聞きましょうか?どこをどういうふうにどうさ...
「あうあうあうあうあうあうあうあう」
「はーいごまかさなーい。今宵はとことん吐いてもらいますゼ...
にじりにじりとタニアが手をわきわきさせながら寄ってくる。...
…なんかコワイ。
「無事ですかお姉さまーっ!」
ごちぃん!
そのタニアの後頭部を。
突然乱入してきたベアトリスの拳骨が殴り倒した。
…どうやら、さっきの声が部屋の外にも聞こえてたらしい。
ていうか、この子いっつもどこから出てくるのかしら…?
「ちょっとなにすんのよベアちゃん!」
「だーれーが!ベアちゃんですか!ミス・クルデンホルフとお...
「ベアちゃんはベアちゃんじゃん。女王陛下を女王陛下と呼ぶ...
「だぁぁ!どこかで聞いたような理屈を!私を愛称で呼んでい...
128 :戦場のメリー・クリスマス〜テファの見た夢 ◆mQKcT9WQP...
…なんかモメてる。
この隙に…。
「はいそこちょっと止まってー」
てっきりベアトリスと口喧嘩するのに一生懸命になってると思...
「あっこら!話の途中ですわよ平民!ていうかお姉さまを放し...
「まあまあ落ち着いて落ち着いて。
ベアちゃんにいーいこと教えたげる」
あ、あ、ちょっと待ってタニア!アレヴィヴィにばらしたら…!
「だれがベアちゃんですか!」
「あのね、お姉ちゃんこないだサイトお兄ちゃんといいとこま...
でもさあ、お姉ちゃん口堅くて具体的にどこまで行ったか教...
タニアの言葉を聞いた瞬間。
ベアトリスが満面の笑みになった。
…あのー。
「お姉さまっ!なんて水臭いっ!私に言っていただければあん...
で、具体的な方策を授けるに当たってどこまで進捗があった...
ベアトリスの長台詞を、笑顔のタニアが遮った。
「いーからキリキリ吐け。お姉ちゃん」
うわー、もうダメだぁ!
…結局、私は、この間の出来事を、全部二人に聞かれる羽目にな...
ぅうう、恥ずかしいよぉ…。
129 :戦場のメリー・クリスマス〜テファの見た夢 ◆mQKcT9WQP...
ティファニアの話を聞いた二人は。
なぜか見合って、こくん、と頷きあった。
心の底で何か通うものがあったらしい。
「ちょっとここでお待ちくださいねお姉さま?」
言ってベアトリスはベッドに腰掛けたティファニアの両肩をぽ...
「ほえ?」
羞恥で半分放心状態だったティファニアは、その言葉に半ば反...
二人はそそくさと部屋を後にする。
「…お姉さまは私がここで足止めしておきます」
「了解。私はお兄ちゃん引っ張ってくればいいわけね?」
扉の影でそう申し合わせると。
「さてお姉さま、今後の方針についてなんですけれども!」
ベアトリスは笑顔で部屋の中に舞い戻り。
そしてタニアは、学院内のどこかにいる才人を捜しに、駆け出...
「はいお兄ちゃん一名ごあんな〜いっ!」
「どわぁっ!?」
後ろから押され、才人は転がり込むようにティファニアの部屋...
それと入れ替わりに。
「それでは、あとはよしなに〜♪」
するりと脇をすり抜けて、ベアトリスが部屋を出る。
そして。
ばたん!
勢いよく扉が閉じ、二人を部屋に閉じ込める。
「お、おい?」
慌てて才人はドアノブを回して扉を押すが、反対側で何かがつ...
つっかえの役目を担っていたのは、ベアトリスの指示を受けた...
「あ、あの」
扉をがちゃがちゃやっていると、不意に背後から声を掛けられ...
130 :戦場のメリー・クリスマス〜テファの見た夢 ◆mQKcT9WQP...
この部屋にいるもう一人。
ティファニアである。
ティファニアは恥ずかしそうに顔を伏せながら、言った。
「あの、ごめんなさい、二人に悪気はないの…」
まだ、まともに才人の顔は見られない。その長い耳の先まで真...
「あ、あのね。それでね。私ね。
サイトの、故郷、見せて欲しい、なぁ、って…」
息を継ぎ継ぎ、なんとか言い切った。
才人はそんなティファニアを見下ろし。
「…なんだ、そんなら言ってくれればいいのに」
言って、腰に下げた袋から、『夢見の水晶球』を取り出した。
『なくしたりしたらコトだからね。この袋に入れて肌身離さず...
そして、赤いほうをティファニアに手渡す。
「じゃあ早速」
言って才人はベッドを指差す。
「寝よっか?」
ティファニアは俯いたまま才人の言葉にビクン!と震えた。
131 :戦場のメリー・クリスマス〜テファの見た夢 ◆mQKcT9WQP...
目が醒める。
そこは見慣れた、事務所の天井。
つきっぱなしの蛍光灯と弱弱しい冬の朝日が、無機質な白い天...
…あそっか、昨日私、仕事で遅くなって、それで…。
そこまで思い出して。
「やだっ!今日、何日っ!?」
ケイタイを見る。
『2007.12-24.Sat.0932』
え…………!?
「嘘っ!?」
私は慌ててケイタイを掴んで、サングラスをかけて大きなベレ...
タクシーを拾い、向かった先は孤児院。
そこは、私の育った場所。
そう、私はこの孤児院の子供達に、クリスマスプレゼントを届...
私は急いでくれたタクシーの運転手さんに指定された料金より...
ここからは歩きだ。
この車一台分しかない袋小路の奥に、私の育った孤児院はある。
手に持った白いプレゼントの袋が重い。私は一度袋を担ぎなお...
「ちょっと待ちなさい、そこの不審者」
え?不審者?
ひょっとして私っ?
た、たしかに!サングラスとかしてるし無意味に大きな袋とか...
「あわわ、わ、私不審者じゃありませんっ!」
慌てて振り返ると。
「あははははははは!ひっかかったひっかかった!」
…笑われた。
…いきなり人を不審者呼ばわりしたこの子はタニア。
私より年下で、この孤児院で一番上の年代の子。
他の小さな子供達のお姉さんをやっている、しっかり者だ。
…でも、こういういたずら好きなところが玉に瑕なのよね。
なんて私が呆れていると。
「…で、イヴのお昼に、恋人の所にも行かずにナニやってるのか...
「え、あの、その、恋人って」
私はタニアの指摘に真っ赤になる。
タニアの言っているのは…。
私がデビュー当初から付き合っている、オトコノコのコト。
名前は、平賀才人。
…私に芸能界に入るきっかけをくれた、大切な…ヒト。
でも、今日は。
「だ、だって今日は、みんなにプレゼント渡さなきゃ…」
言って私は、サンタさんみたいに肩に担いだ大きな袋を担ぎな...
この中には、孤児院のみんなに買ってきた、プレゼントがいっ...
才人のコトも大事だけど、私にはここの子供たちも同じくらい...
132 :戦場のメリー・クリスマス〜テファの見た夢 ◆mQKcT9WQP...
とか思ってると。
ぐいっ!
「えっ?」
いきなり後ろから袋を引っ張られ、袋がすっぽ抜けてしまう。
「お姉さま、孤児院の慰問は私におまかせくださいな」
後ろからそう言って話しかけてきたのは。
同じ事務所の、ベアトリス。
子役でデビューした二世芸能人で、一度遅刻を叱ったら、それ...
なんか、『本気で叱られたのなんて初めてですわ』なんて言っ...
…じゃなくて。
「ちょっと、ヴィヴィ、それってどういう…」
ベアトリスは私の横を抜けてタニアに並ぶと、道の入り口をび...
「いいからお姉さまはあのうだつの上がらない一般ピープルの...
ハイヤーをこの道の入り口に待たせてあります。さあ!今す...
それに続けてタニアも言った。
「まあこっちはベアちゃんと一緒になんとかやっとくからさ。
たまにはお姉ちゃんも人並のクリスマスしておいでよ」
「あーもう!ベアちゃんと呼ぶなと何度言えばこの一般ピープ...
「ベアちゃんはベアちゃんじゃーん」
そんなふうにじゃれあう二人を見て。
私の奥から、温かいものがこみ上げてくる。
そして、私は二人を一緒に抱き締める。
「ありがと…二人とも。最高のクリスマスプレゼントだよ…」
そして私は二人に孤児院のクリスマスを任せて。
才人のところへ、愛しいあの人の所へ、向かったのだった。
133 :戦場のメリー・クリスマス〜テファの見た夢 ◆mQKcT9WQP...
突然の来訪に、才人は驚いていた。
今日会う予定はなかったし、売れっ子のグラビアアイドルであ...
ティファニアは驚く才人を見て、迷惑だったかな、などと思っ...
才人はすぐに準備を整え、二人は冬の町に繰り出したのである。
まず二人が向かったのは、近所のファミリーレストラン。
二人で食べたのは、クリスマスディナー、ケーキつき、消費税...
ずいぶんと安っぽい味のディナーであったが、二人には味は関...
すこしティファニアがはしゃぎすぎて、近くで食事をしている...
その後向かったのは、比較的遅くまでやっている、雑貨屋。
二人でプレゼントを買い求め、交換しよう、ということになっ...
二人は別々に売り場を回る。交換のときまで中身はヒミツ、と...
そして二人は雑貨屋を出て、プレゼントを交換する。
開けた箱の中身は。
才人の中身は青い涙滴型のガラスのペンダント、ティファニア...
二人はなんだかお揃いみたいだね、と特に似てもいない意匠の...
そして。
日も暮れ、夜の帳が街を覆う頃。
二人は、レンガの壁に囲われた、一件のラブホテルへ、こっそ...
134 :戦場のメリー・クリスマス〜テファの見た夢 ◆mQKcT9WQP...
「…今日はどうしたんだよ、テファからこんなとこ誘うなんて」
バスローブの才人は、シャワーを浴び終えたティファニアを、...
「今日は、特別だから」
言ってにっこり笑い、タオルで髪の水分を拭き取ったティファ...
ティファニアの規格外の胸が、彼女の体重でぐにゃりと潰れる。
「…何が特別なの?」
才人の疑問に、ティファニアは応える。
「クリスマスだから。いい子にしてたんだから、いっぱい、プ...
ティファニアの目は熱に浮かされたようにとろんとなっている。
「そうよ。私はずっと好きで。好きで。こうしたいって思って...
酔った様な口調でそう呟くティファニアを、才人は抱き上げる。
「そっか、ずいぶん溜まってたんだな。もう一月以上ご無沙汰...
言って才人はそのまま、ティファニアの股間に手を伸ばす。
ぐちゅう!
ティファニアのそこは信じられないほどぬかるんでいた。
まるで長時間前戯を続けたような、そんな濡れ方だった。
「抱いて、サイト、お願い」
潤んだ瞳でそう言って、ティファニアは才人の首に手を回す。
才人はそのまま、ティファニアを抱き上げ。
ぐぷぷぷぷ…。
「あっあっあっあっ!お、く、までぇ…!」
一気に、最奥まで貫く。
しかし、ティファニアのそこは胸とは反対に酷く狭く、才人の...
「ふう、はぁ、はぁ…!」
腕の中で苦しげに息を吐くティファニアを。
才人は抱き上げ、そしてベッド脇に立ち上がる。
ティファニアの身体が完全に宙に浮き、腰に体重がかかる。
「ひっ…くぅっ…!」
ぐにっ!
ティファニアの膣道が引き伸ばされ、才人が全てティファニア...
その強烈な感覚にティファニアの意識が揺れる。
135 :戦場のメリー・クリスマス〜テファの見た夢 ◆mQKcT9WQP...
「ふか…いよぉ…!」
苦しげに喘ぐティファニアを抱え、才人は通りに面した窓の傍...
「ひぃ!おく、おくがぁ!」
歩くたびに揺さぶられる快感に、ティファニアの喉が踊る。
そして。
ティファニアを、さらなる官能の波が襲うこととなる。
シャッ!
才人は、外から見えぬようかけられている、厚手のカーテンを...
そこからは、通りがよく見える。
ということは。
外から、部屋の中が見える、ということだ。
才人は、ティファニアから一度己を引き抜き、窓に密着させる...
ティファニアの規格外の胸が、ひんやりとしたガラス窓と才人...
「やっ!やぁ!みられぅ!みられちゃう!」
必死にそう抗議するティファニアだったが、才人は止まらなか...
腰を激しく打ちつけ、ティファニアの耳元で囁く。
「売れっ子のグラビアアイドルが、こんなラブホで男に犯され...
「やぁ!そうじゃ、そうじゃないのぉ!」
「それに、見られるわけないだろ?今、ここには俺とテファし...
才人の言葉どおり。
前の大通りには人っ子一人いない。
しかし、ティファニアの羞恥心は限界まで引き絞られ。
背徳を添えられた快感が一気にティファニアの身体を駆け抜け...
「あ、ひ、いく、いくぅぅぅぅぅーっ!」
彼女の意識を、真っ白に染め上げた。
136 :戦場のメリー・クリスマス〜テファの見た夢 ◆mQKcT9WQP...
目を醒ますと。
テファが怒っていた。
「…ひどい。夢の中だからってあんなことするなんて」
…あれ?俺何したっけ…?
よく覚えてない。
ていうか、俺たしか夢の中の日本でテファとデートしてて…。
雑貨屋でなんか買ったトコまでは覚えてんだけど、その先が…。
まあ、夢ってアイマイなもんだしなあ。
ま、言っても仕方ない事だし、謝っとくか。
「ごめん、テ」
言えたのはそこまでだった。
いきなり、テファが抱きついてきて、俺の唇を奪ったからだ。
…なんだなんだ?
俺が驚いてると、テファは唇を離して、続けた。
「…もう、ガマンきかないんだから。責任、とってもらうんだか...
言って、いきなりももりんごをがばぁっ!とさらけ出した。
うわちょっと待!?
「な、なんの責任で?」
俺の質問に、テファは。
「こ、こんなに、好きにさせちゃった責任!
きょ、今日こそはちゃんと抱いてもらうんだからっ!」
言って、俺のズボンのジッパーを下ろしてしまう。
俺の息子は、すでに臨戦態勢だった。
テファはそんな俺の息子に一瞬驚いた顔をしたけど。
すぐに、スカートの中に手を突っ込んで、下着を脱ぎ差って、...
べちゃ。
…ゑ?今なんかすごい音しましたよ?
「…さんざん夢の中でされちゃったから、こんなになってるんだ...
言って俺を跨いだテファのあそこからは。
まるでヨダレを垂らすみたいに、テファのおつゆが零れていた。
俺は、何を言っていいのかわからず、ただテファを見上げるし...
そんな俺に、テファは。
「いいの、サイトはお友達だから。
いちばんだいすきなお友達だから。私の初めて、あげるの」
熱に浮かされたみたいにそう言って。
一気に、奥まで、俺を咥え込んだ。
137 :戦場のメリー・クリスマス〜テファの見た夢 ◆mQKcT9WQP...
「き…ひぃっ…!」
「だ、大丈夫?テファ?」
涙を流すテファに、俺は下からそう尋ねる。
…なんか間抜けだけど。
痛いだろうな。今、テファの股間からは、真っ赤な血が流れて...
しかも、俺は全部入ってなくて、少し隙間が空いている。
「いいの…サイトは気にしなくて…いいの…。
私が、勝手に、してるっ…ことだから…。私が欲しくて、して...
言いながら、必死に泣き顔で腰を動かすテファ。凶悪なももり...
俺は、そんなテファにたまらない愛しさを感じて…。
そして、すぐに限界を迎える。
「だ、ダメだテファ、抜いてっ、出ちゃうよ!」
さ、さすがにナカダシはまずかろう!
しかし、テファは。
「だめ、全部ちょうだい、なかに…ちょうだいっ!」
言って腰をより奥深くまで進めて。
俺の精子を、残らず中で受け止めたのだった。
138 :戦場のメリー・クリスマス〜テファの見た夢 ◆mQKcT9WQP...
「…だいすき」
ティファニアは、彼の腕枕の上で才人にそう告げる。
才人は照れたようにぽりぽりと頭を掻く。
心の中では、まずったなあ、ルイズとかシエスタにばれたら間...
「大丈夫!このことはぜんぶまるっとメイド連中にバラすから...
そんな事したらシエスタに!
「ってタニア!?」
「きゃぁっ!タニアいつの間に?」
ベッドの脇に、いつの間にかタニアが立っていた。
タニアは、ベッドの脇に落ちている愛液でべちょべちょのショ...
「そりゃもう、目が醒める前あたりから?
じっくり見させていただきましたともええ」
タニアは二人にばれないよう、部屋の隅で一部始終を見守って...
そして。
「そうですわねえ、学生には私から広めておきましょう。
お姉さまに悪い虫がつかなくなりますから」
ベアトリスも一緒だった。
「ってお前もかー!」
才人の突っ込みを完全に無視して、二人は仲良く部屋の外へと...
「しっかし、お姉ちゃんあそこまでダイタンだとはねえ」
「ええ。官能小説もびっくりの乱れっぷりでしたわ」
慌てて二人を追おうとする才人。
139 :戦場のメリー・クリスマス〜テファの見た夢 ◆mQKcT9WQP...
しかしそれはできなかった。
がし。
ティファニアが、才人の手を掴んだからだ。
「行っちゃダメ…」
泣きそうな顔で、才人を見上げる。
その下では、丸裸のももりんごが、扇情的にぷるぷると震えて...
才人の喉が、ごくりと鳴る。
「もうちょっと、一緒に居て…。
あれが、夢じゃないって、思えるまで…」
言って、ティファニアは才人に抱きつく。
凶悪なももりんごが、才人の肌に歪みながら張り付き、カタチ...
ぷっつん。
才人の中で何かが切れた。
「あーもうわかったよこうなりゃもうヤケだーっ!」
「やんっ、サイト乱暴しないでぇ♪」
そして才人は、何故か嬉しそうなティファニアを乱暴に押し倒...
次の日からしばらく。
学院から、一人の男の消息が途絶えたという。〜fin
ページ名: