ゼロの使い魔保管庫
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開始行:
それは蒼から始まった物語 (1):不器用なあの子は王女様...
ここはハルケギニア随一の大国ガリアの王都リュティス、その...
その宮殿の豪華な一室で、ある青年がグースカピーと熟睡して...
本来その寝室は王家の人間しか使用してはいけない部屋なので...
そう、この青年に限っては―――
「うにゃあ?」
間抜けな声を上げて青年が目を覚ました。
もっとも意識はまだ夢の中に片足を突っ込んだ状態なのだが、...
あれっ?なんだか体が動かしづらいぞ。
あー、毛布が体にまとわりついてんのか。ちょっと暑いから脱...
ぷにっ
「んっ・・・・・」
ん?なかなか取れないな。
ってかこの毛布やけにむにむにしてるなー。持つ所によって感...
むにむにむに
「はっ、あっ・・・お兄ちゃん」
お、上の方はサラサラしてんなー。いい匂いもするし結構いい...
毛布自体温かくてこれはこれで冬の寒い朝にはちょうどいいか...
ぐにむにぐにむに
「んっ、あっ、んん、お兄ちゃん、そこは・・・」
おー、よく聞いてみると揉んでみる度に面白い音もするのか。
つーかむしろ声?えらい聞き覚えがあるんだけどこんな色っぽ...
そでようやく頭がハッキリした青年。
目をパチクリとさせてから、今彼が散々触って揉んでついでに...
気づいて、しまった。
腕の中にすっぽりと、青い髪の少女がいました。
右手は少女の頭を抱えて。
刺青に似たルーンが刻まれている左手は、薄くて滑らかなネグ...
青年がようやく目を覚ました事に気づいた少女は、年齢に似合...
・・・その顔は何故か赤かったが、それは青年に密着していて...
そういう事にしておいた方が、ある意味青年のためだ。きっと。
「・・・・・・おはよう、お兄ちゃん」
「しゃしゃしゃシャルロット!?な、何で俺のベッドに、てか...
「朝だから起こしに来た」
「そうか、なら仕方ない――わけないだろ!」
青年朝から絶叫。いい迷惑だ。
起き抜けから色々と興奮気味な青年に、シャルロットと呼ばれ...
「お兄ちゃんは、私に起こされるのは嫌なの?」
「そんなわけ無いだろ!問題はその起こし方だって!わざわざ...
「本には男の人を起こすにはこの方法が1番嬉しいって書いて...
「そんな本シャルロットはまだ読んじゃダメー!」
その本の出版元発禁処分にしちゃる!と誓いつつ、
でもその本の作者グッジョブ!などと矛盾しとらんかと言いた...
そんな時、寝室のドアが勢いよく開かれた。
「うるさいねえ!朝っぱらから何騒いでんだいこのば・・・か...
「あ゛」
飛び込んできたのは、まさしく美少女と言いたくなるような、...
幾らか年上なのだろうか、発展途上のそのスタイルは既に豊か...
その容貌もシャルロットとはまた違うベクトルで美しいのだが―...
目を三角にした今の彼女の雰囲気は、まさしく修羅!
そして更に間の悪い事に、もう1人の少女が寝室に飛び込んで...
シャルロットの小ぶりなお尻を未だに掴んでいた左手も例外で...
「んあっ」
「!!!」
「!!!」
甘い声が青年ともう1人の少女の耳に届いたその瞬間、黒髪の...
すなわち死刑(もしくは私刑)へ特急一直線。
ハルケギニアに鉄道は存在しないが、自分を乗せて超特急で死...
そしてその列車を運転するのは、目の前の鬼子母神と化した少...
「ちょっと待てイザベラこれは誤解!つーかお前ドットなのに...
「うるさい!問答無用だよこんのバカサイトがああぁぁ!!」
絶叫。轟音。そして強烈な激流に掻き消される青年の悲鳴。
ちゃっかり青年のそばから避難したシャルロットは、なーむー...
#br
これが4年前――――異世界から召喚され、ガリア王ジョゼフの使...
終了行:
それは蒼から始まった物語 (1):不器用なあの子は王女様...
ここはハルケギニア随一の大国ガリアの王都リュティス、その...
その宮殿の豪華な一室で、ある青年がグースカピーと熟睡して...
本来その寝室は王家の人間しか使用してはいけない部屋なので...
そう、この青年に限っては―――
「うにゃあ?」
間抜けな声を上げて青年が目を覚ました。
もっとも意識はまだ夢の中に片足を突っ込んだ状態なのだが、...
あれっ?なんだか体が動かしづらいぞ。
あー、毛布が体にまとわりついてんのか。ちょっと暑いから脱...
ぷにっ
「んっ・・・・・」
ん?なかなか取れないな。
ってかこの毛布やけにむにむにしてるなー。持つ所によって感...
むにむにむに
「はっ、あっ・・・お兄ちゃん」
お、上の方はサラサラしてんなー。いい匂いもするし結構いい...
毛布自体温かくてこれはこれで冬の寒い朝にはちょうどいいか...
ぐにむにぐにむに
「んっ、あっ、んん、お兄ちゃん、そこは・・・」
おー、よく聞いてみると揉んでみる度に面白い音もするのか。
つーかむしろ声?えらい聞き覚えがあるんだけどこんな色っぽ...
そでようやく頭がハッキリした青年。
目をパチクリとさせてから、今彼が散々触って揉んでついでに...
気づいて、しまった。
腕の中にすっぽりと、青い髪の少女がいました。
右手は少女の頭を抱えて。
刺青に似たルーンが刻まれている左手は、薄くて滑らかなネグ...
青年がようやく目を覚ました事に気づいた少女は、年齢に似合...
・・・その顔は何故か赤かったが、それは青年に密着していて...
そういう事にしておいた方が、ある意味青年のためだ。きっと。
「・・・・・・おはよう、お兄ちゃん」
「しゃしゃしゃシャルロット!?な、何で俺のベッドに、てか...
「朝だから起こしに来た」
「そうか、なら仕方ない――わけないだろ!」
青年朝から絶叫。いい迷惑だ。
起き抜けから色々と興奮気味な青年に、シャルロットと呼ばれ...
「お兄ちゃんは、私に起こされるのは嫌なの?」
「そんなわけ無いだろ!問題はその起こし方だって!わざわざ...
「本には男の人を起こすにはこの方法が1番嬉しいって書いて...
「そんな本シャルロットはまだ読んじゃダメー!」
その本の出版元発禁処分にしちゃる!と誓いつつ、
でもその本の作者グッジョブ!などと矛盾しとらんかと言いた...
そんな時、寝室のドアが勢いよく開かれた。
「うるさいねえ!朝っぱらから何騒いでんだいこのば・・・か...
「あ゛」
飛び込んできたのは、まさしく美少女と言いたくなるような、...
幾らか年上なのだろうか、発展途上のそのスタイルは既に豊か...
その容貌もシャルロットとはまた違うベクトルで美しいのだが―...
目を三角にした今の彼女の雰囲気は、まさしく修羅!
そして更に間の悪い事に、もう1人の少女が寝室に飛び込んで...
シャルロットの小ぶりなお尻を未だに掴んでいた左手も例外で...
「んあっ」
「!!!」
「!!!」
甘い声が青年ともう1人の少女の耳に届いたその瞬間、黒髪の...
すなわち死刑(もしくは私刑)へ特急一直線。
ハルケギニアに鉄道は存在しないが、自分を乗せて超特急で死...
そしてその列車を運転するのは、目の前の鬼子母神と化した少...
「ちょっと待てイザベラこれは誤解!つーかお前ドットなのに...
「うるさい!問答無用だよこんのバカサイトがああぁぁ!!」
絶叫。轟音。そして強烈な激流に掻き消される青年の悲鳴。
ちゃっかり青年のそばから避難したシャルロットは、なーむー...
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これが4年前――――異世界から召喚され、ガリア王ジョゼフの使...
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