ゼロの使い魔保管庫
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217 名前: きっとサンタさんが [sage] 投稿日: 2007/12/24(...
&color(Red){&size(24){'' グロ 注意!!''};};
「ジングルベール、ジングルベール、すっずがなーる」
歌ってみて気付いたことは、歌えば歌うだけ、ここは地球で...
「真っ赤なお鼻の、トナカイさんは」
それでも止めることなく歌いながら歩いていると、不意に誰...
「あら、サイトさん」
「お、シエスタか」
洗濯籠を抱えているシエスタに向かって、手を上げながら歩...
「こんにちは、サイトさん」
シエスタは笑顔で返事をしたあと、不思議そうに首を傾げた。
「さっきの歌はなんですか? 聞きなれないメロディでしたけ...
「ああ、俺の世界の歌さ」
才人はクリスマスという習慣のことなどをシエスタに説明し...
「へえ。あちらでも、白銀の降臨祭のような祭事があるんです...
「ま、そういうのはどこでも同じなんだろうな……っと」
不意に背筋に寒気を感じて、才人はシエスタと会話を続けな...
案の定、塔の影から顔を出したルイズが、凄まじい目つきで...
(まずいとこ見られちまったかな)
己の失策に内心ため息を吐きながら、才人は「それじゃ」と...
「よう、ルイズ。元気か?」
「またシエスタと楽しそうに話してたわね」
第一声は恨みの念に満ちていた。才人は苦笑する。
「そんな大袈裟なもんじゃねえって。大したことは話してねえ...
ルイズが右手に持っている大きな袋を指差しながら訊ねると...
「宝物この中にあったマジックアイテムよ。虚無と関係ありそ...
「へえ。すげーな、頼りにされてんじゃん。ちなみにどんなア...
「遠くのものを映し出す鏡とか、主人の想像に応じて形を変え...
「統一性がねえな」
「そんなことより、シエスタと何話してたのよ」
ルイズの眉がつりあがる。
「ずいぶん楽しそうだったじゃない?」
「疑り深いな。さっき話してたのはな」
才人はシエスタに教えたことを、ほぼそのままルイズに教え...
「へえ。じゃ、あんたの世界では、今日は恋人と二人きりで過...
「まあ、家族と一緒って人も多いと思うけど」
「じゃあ、あんたはこの後ずっとわたしの部屋にいなさい。外...
「分かったよ」
いろいろ言いたいことはあったものの、とりあえずそう答え...
扉を閉めて鍵をかけた瞬間、ルイズは袋を放り出して才人に...
「サイト、サイト……」
こちらの胸が痛くなるような声を絞り出しながら、才人の胸...
背中に回された両腕に凄まじい力が込められているのを自覚...
「おいおい、どうしたんだよルイズ」
「だって、寂しかったんだもの。サイト、わたし以外の女の子...
ルイズが目に涙を溜めて才人を見上げた。
「ねえサイト、わたしのこと好き?」
「当たり前だろ」
「シエスタよりも?」
「ああ」
「他の誰よりも?」
「もちろんさ」
躊躇なく言い切ったが、ルイズは不安げに顔を伏せた。
「でも、わたしなんて可愛くないし胸もちっちゃいし性格悪い...
ぶつぶつと呟き始める。
218 名前: きっとサンタさんが [sage] 投稿日: 2007/12/24(...
(またこのパターンか)
最近ではすっかりお馴染みになったルイズの行動に、才人は...
才人がルイズに気持ちを告げ、ルイズの方もそれを受け入れ...
気持ちが通じ合ったためなのか、最近のルイズは己の弱さと...
それは自己嫌悪であったり、他の少女たちへの嫉妬であった...
(愛情に飢えてた、ってことなんだろうな。俺がしっかり受け...
才人はそう解釈し、ルイズが何を言っても許してやろうとい...
しかしルイズの被害妄想じみた思いは治まるどころか、徐々...
「今日はシエスタと話してた、タバサと勉強してた、テファの...
奥底で火が燻っているような暗い目で、ブツブツと文句を呟...
(俺を失いたくない、取られたくないってのは分からないでも...
さすがにルイズのそれは少々行きすぎである。
とりあえず今は何とか話をそらすことにして、才人はルイズ...
「なあルイズ。クリスマスの話なんだけどさ」
「なに?」
ルイズの興味がこちらに向いたのを幸いに、才人はクリスマ...
町を歩く恋人達、通りや家々に飾られるもみの木、サンタさ...
「サンタさんって、なに?」
「あー、良い子のみんなに望みどおりのプレゼントを運んでく...
「そういう精霊がいるのね」
ルイズは感心したように頷く。
無論事実とはかなり違う解釈だが、いちいち訂正する必要も...
「サンタさん……良い子……望みどおりのプレゼント……」
呟いたルイズが、
「ねえ、サイト?」
「なんだ?」
「わたしって、良い子?」
ルイズはちょこんと首を傾げた。才人は内心苦笑しながら頷...
「ああ、良い子なんじゃないか? 今年一年はずいぶんと頑張...
「そう、そうよね!」
ルイズは顔を輝かせた。
「じゃあ、サンタクロースはわたしにもプレゼントを持ってき...
「うん?」
才人は眉根を寄せた。
(俺の話が異世界の話だってのは分かってるはずだよな? そ...
才人は合点がいって、にやりと笑った。
(要するに、俺から何かプレゼントをもらいたいってことなん...
そう結論付けて、才人は深く頷いた。
「ああ、きっともらえると思うぜ、プレゼント」
「わたしが一番欲しいものを?」
「もちろんだとも」
「そう、良かった」
ルイズは満面の笑みを浮かべて頷いた。
「サイトがそう言ってくれるなら、わたし、心の底から信じら...
はしゃいだように言うルイズを見て、才人のほうも嬉しくな...
(そうだ、今日は二人だけのクリスマスパーティをやるか。飾...
少し馬鹿らしい気もするが、最近の沈みがちなルイズを元気...
その思い付きをルイズに伝えると、案外あっさりと了承して...
(他の女の子と遊ぶつもりじゃないでしょうね、とか言われる...
少し疑問に思いながらも、才人は準備をすべく部屋を飛び出...
切ってきて加工してもらった小さな木を鉢に植えつける頃に...
「思ったより時間かかったなあ」
「そう? 大丈夫じゃない?」
やけに機嫌のいいルイズが、にこにこしながら言う。
「あとは木に飾り付けをするだけね」
「そうだな。何を飾ろうか」
219 名前: きっとサンタさんが [sage] 投稿日: 2007/12/24(...
「大丈夫よ。飾りはわたしが用意するから」
「え? お前、そんなの持ってたっけ?」
「これから届くのよ」
ルイズがそう言うのと同時に、部屋の外からかすかな音が聞...
(鈴の音、か?)
才人が眉をひそめるのと同時に、ルイズが「来た!」と叫ん...
身を切るような冷たい風が吹き込んできて、才人は思わず身...
「お、おいルイズ、何やってるんだよ」
「サイト、見て!」
ルイズは興奮した面持ちで空の一角を指差す。
「サンタさんよ!」
「はあ?」
間抜けな返事をしつつ空を見て、才人はぎょっとした。
サンタがいた。トナカイにそりをひかせた赤い服の老人が、...
「な、なんだありゃ!?」
「サンタさんよ」
ルイズはにっこりと笑う。
「わたしが良い子にしてたから、プレゼントを持ってきてくだ...
「い、いや、ちょっと待てよルイズ」
才人は混乱しながらも手の平を突き出して、彼女の話を遮っ...
「あれは俺の世界の話で」
「ええ、そうね。でもわたし、サイトからサンタさんのこと聞...
ルイズは例の袋を指差した。
「あの中に、持ち主の想像を受けて形を変えるアルヴィーがい...
「ああ、そうだな……ってことは」
「そう。サンタさんが実体化するように、わたしの思いを込め...
「なるほどなあ」
サイトは感心した。さすが魔法の世界。なんでもありである。
滑空しながら徐々に近づいてくるサンタアルヴィーを見つめ...
「わたしのありったけの思いを込めたから、力も相当強いわ」
「へえ、そんなもんなんだ」
「うん。だからね、その強い力で、わたしが一番欲しいものを...
「そういや、ルイズが一番欲しいものってなんなんだ?」
何気なく聞いたら、ルイズが顔をこちらに向けた。
その瞬間、才人の背筋に悪寒が走った。
ルイズの瞳が、今まで見たこともないような色を放っている。
覗き込んでいるとこちらが取り込まれてしまいそうな、奥深...
「わたしが一番欲しいものはね」
熱に浮かされたような声音。
「わたしとサイトの愛情を、永遠にしてくれるものなの」
「愛情を、永遠に?」
「そう。サイトがわたしだけを見つめてくれれば、きっと愛情...
小さく首を傾げたルイズが、再び窓の外に目を移す。夢見る...
「ねえサイト、サンタさんのプレゼント、一緒に木に飾りまし...
「待てルイズ、一体」
「ああ、サンタさん!」
そりに跨ったサンタアルヴィーが、窓のそばで停止していた。
赤い帽子に白い髭、優しい笑顔の老人は、そりの後ろに積ん...
それは床に落ちて、妙に重く、湿っぽい音を立てた。白い袋...
(まさか……いや、そんな馬鹿な!)
猛烈に嫌な予感を覚えながら、才人は無我夢中で袋に飛びつ...
そして袋の口を開けたとき、見覚えのある黒い瞳と目が合っ...
ルイズが歓声を上げる。呆然とする才人の背後で、サンタア...
「メリー・クリスマス! 良い子のルイズにプレゼントだよ!」
<了>
終了行:
217 名前: きっとサンタさんが [sage] 投稿日: 2007/12/24(...
&color(Red){&size(24){'' グロ 注意!!''};};
「ジングルベール、ジングルベール、すっずがなーる」
歌ってみて気付いたことは、歌えば歌うだけ、ここは地球で...
「真っ赤なお鼻の、トナカイさんは」
それでも止めることなく歌いながら歩いていると、不意に誰...
「あら、サイトさん」
「お、シエスタか」
洗濯籠を抱えているシエスタに向かって、手を上げながら歩...
「こんにちは、サイトさん」
シエスタは笑顔で返事をしたあと、不思議そうに首を傾げた。
「さっきの歌はなんですか? 聞きなれないメロディでしたけ...
「ああ、俺の世界の歌さ」
才人はクリスマスという習慣のことなどをシエスタに説明し...
「へえ。あちらでも、白銀の降臨祭のような祭事があるんです...
「ま、そういうのはどこでも同じなんだろうな……っと」
不意に背筋に寒気を感じて、才人はシエスタと会話を続けな...
案の定、塔の影から顔を出したルイズが、凄まじい目つきで...
(まずいとこ見られちまったかな)
己の失策に内心ため息を吐きながら、才人は「それじゃ」と...
「よう、ルイズ。元気か?」
「またシエスタと楽しそうに話してたわね」
第一声は恨みの念に満ちていた。才人は苦笑する。
「そんな大袈裟なもんじゃねえって。大したことは話してねえ...
ルイズが右手に持っている大きな袋を指差しながら訊ねると...
「宝物この中にあったマジックアイテムよ。虚無と関係ありそ...
「へえ。すげーな、頼りにされてんじゃん。ちなみにどんなア...
「遠くのものを映し出す鏡とか、主人の想像に応じて形を変え...
「統一性がねえな」
「そんなことより、シエスタと何話してたのよ」
ルイズの眉がつりあがる。
「ずいぶん楽しそうだったじゃない?」
「疑り深いな。さっき話してたのはな」
才人はシエスタに教えたことを、ほぼそのままルイズに教え...
「へえ。じゃ、あんたの世界では、今日は恋人と二人きりで過...
「まあ、家族と一緒って人も多いと思うけど」
「じゃあ、あんたはこの後ずっとわたしの部屋にいなさい。外...
「分かったよ」
いろいろ言いたいことはあったものの、とりあえずそう答え...
扉を閉めて鍵をかけた瞬間、ルイズは袋を放り出して才人に...
「サイト、サイト……」
こちらの胸が痛くなるような声を絞り出しながら、才人の胸...
背中に回された両腕に凄まじい力が込められているのを自覚...
「おいおい、どうしたんだよルイズ」
「だって、寂しかったんだもの。サイト、わたし以外の女の子...
ルイズが目に涙を溜めて才人を見上げた。
「ねえサイト、わたしのこと好き?」
「当たり前だろ」
「シエスタよりも?」
「ああ」
「他の誰よりも?」
「もちろんさ」
躊躇なく言い切ったが、ルイズは不安げに顔を伏せた。
「でも、わたしなんて可愛くないし胸もちっちゃいし性格悪い...
ぶつぶつと呟き始める。
218 名前: きっとサンタさんが [sage] 投稿日: 2007/12/24(...
(またこのパターンか)
最近ではすっかりお馴染みになったルイズの行動に、才人は...
才人がルイズに気持ちを告げ、ルイズの方もそれを受け入れ...
気持ちが通じ合ったためなのか、最近のルイズは己の弱さと...
それは自己嫌悪であったり、他の少女たちへの嫉妬であった...
(愛情に飢えてた、ってことなんだろうな。俺がしっかり受け...
才人はそう解釈し、ルイズが何を言っても許してやろうとい...
しかしルイズの被害妄想じみた思いは治まるどころか、徐々...
「今日はシエスタと話してた、タバサと勉強してた、テファの...
奥底で火が燻っているような暗い目で、ブツブツと文句を呟...
(俺を失いたくない、取られたくないってのは分からないでも...
さすがにルイズのそれは少々行きすぎである。
とりあえず今は何とか話をそらすことにして、才人はルイズ...
「なあルイズ。クリスマスの話なんだけどさ」
「なに?」
ルイズの興味がこちらに向いたのを幸いに、才人はクリスマ...
町を歩く恋人達、通りや家々に飾られるもみの木、サンタさ...
「サンタさんって、なに?」
「あー、良い子のみんなに望みどおりのプレゼントを運んでく...
「そういう精霊がいるのね」
ルイズは感心したように頷く。
無論事実とはかなり違う解釈だが、いちいち訂正する必要も...
「サンタさん……良い子……望みどおりのプレゼント……」
呟いたルイズが、
「ねえ、サイト?」
「なんだ?」
「わたしって、良い子?」
ルイズはちょこんと首を傾げた。才人は内心苦笑しながら頷...
「ああ、良い子なんじゃないか? 今年一年はずいぶんと頑張...
「そう、そうよね!」
ルイズは顔を輝かせた。
「じゃあ、サンタクロースはわたしにもプレゼントを持ってき...
「うん?」
才人は眉根を寄せた。
(俺の話が異世界の話だってのは分かってるはずだよな? そ...
才人は合点がいって、にやりと笑った。
(要するに、俺から何かプレゼントをもらいたいってことなん...
そう結論付けて、才人は深く頷いた。
「ああ、きっともらえると思うぜ、プレゼント」
「わたしが一番欲しいものを?」
「もちろんだとも」
「そう、良かった」
ルイズは満面の笑みを浮かべて頷いた。
「サイトがそう言ってくれるなら、わたし、心の底から信じら...
はしゃいだように言うルイズを見て、才人のほうも嬉しくな...
(そうだ、今日は二人だけのクリスマスパーティをやるか。飾...
少し馬鹿らしい気もするが、最近の沈みがちなルイズを元気...
その思い付きをルイズに伝えると、案外あっさりと了承して...
(他の女の子と遊ぶつもりじゃないでしょうね、とか言われる...
少し疑問に思いながらも、才人は準備をすべく部屋を飛び出...
切ってきて加工してもらった小さな木を鉢に植えつける頃に...
「思ったより時間かかったなあ」
「そう? 大丈夫じゃない?」
やけに機嫌のいいルイズが、にこにこしながら言う。
「あとは木に飾り付けをするだけね」
「そうだな。何を飾ろうか」
219 名前: きっとサンタさんが [sage] 投稿日: 2007/12/24(...
「大丈夫よ。飾りはわたしが用意するから」
「え? お前、そんなの持ってたっけ?」
「これから届くのよ」
ルイズがそう言うのと同時に、部屋の外からかすかな音が聞...
(鈴の音、か?)
才人が眉をひそめるのと同時に、ルイズが「来た!」と叫ん...
身を切るような冷たい風が吹き込んできて、才人は思わず身...
「お、おいルイズ、何やってるんだよ」
「サイト、見て!」
ルイズは興奮した面持ちで空の一角を指差す。
「サンタさんよ!」
「はあ?」
間抜けな返事をしつつ空を見て、才人はぎょっとした。
サンタがいた。トナカイにそりをひかせた赤い服の老人が、...
「な、なんだありゃ!?」
「サンタさんよ」
ルイズはにっこりと笑う。
「わたしが良い子にしてたから、プレゼントを持ってきてくだ...
「い、いや、ちょっと待てよルイズ」
才人は混乱しながらも手の平を突き出して、彼女の話を遮っ...
「あれは俺の世界の話で」
「ええ、そうね。でもわたし、サイトからサンタさんのこと聞...
ルイズは例の袋を指差した。
「あの中に、持ち主の想像を受けて形を変えるアルヴィーがい...
「ああ、そうだな……ってことは」
「そう。サンタさんが実体化するように、わたしの思いを込め...
「なるほどなあ」
サイトは感心した。さすが魔法の世界。なんでもありである。
滑空しながら徐々に近づいてくるサンタアルヴィーを見つめ...
「わたしのありったけの思いを込めたから、力も相当強いわ」
「へえ、そんなもんなんだ」
「うん。だからね、その強い力で、わたしが一番欲しいものを...
「そういや、ルイズが一番欲しいものってなんなんだ?」
何気なく聞いたら、ルイズが顔をこちらに向けた。
その瞬間、才人の背筋に悪寒が走った。
ルイズの瞳が、今まで見たこともないような色を放っている。
覗き込んでいるとこちらが取り込まれてしまいそうな、奥深...
「わたしが一番欲しいものはね」
熱に浮かされたような声音。
「わたしとサイトの愛情を、永遠にしてくれるものなの」
「愛情を、永遠に?」
「そう。サイトがわたしだけを見つめてくれれば、きっと愛情...
小さく首を傾げたルイズが、再び窓の外に目を移す。夢見る...
「ねえサイト、サンタさんのプレゼント、一緒に木に飾りまし...
「待てルイズ、一体」
「ああ、サンタさん!」
そりに跨ったサンタアルヴィーが、窓のそばで停止していた。
赤い帽子に白い髭、優しい笑顔の老人は、そりの後ろに積ん...
それは床に落ちて、妙に重く、湿っぽい音を立てた。白い袋...
(まさか……いや、そんな馬鹿な!)
猛烈に嫌な予感を覚えながら、才人は無我夢中で袋に飛びつ...
そして袋の口を開けたとき、見覚えのある黒い瞳と目が合っ...
ルイズが歓声を上げる。呆然とする才人の背後で、サンタア...
「メリー・クリスマス! 良い子のルイズにプレゼントだよ!」
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