ゼロの使い魔保管庫
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341 名前: 261のひと [sage] 投稿日: 2007/12/27(木) 02:12...
自分を殺そうとしたわたしのことを、身を捨ててまで助けて...
わたしがわたしで無くなる日に、ボロボロになって駆けつけ...
とても大切な人。
助けたいと思った。
守りたいと思った。
わたしは望んで側に居るのに、時折ひどく胸が痛い。
あの人がわたしの事に気付かない間、ゆっくり世界は色褪せ...
あの人が、誰かに笑い掛ける度に、世界は小さく軋みを上げ...
この想いが何なのか、わたしはその名を知らないけれど。
この感情は恋じゃない。
だって、こんなに辛いから。
昔キュルケが教えてくれた。
『女の子は恋すれば幸せになれる』
復讐で塗りつぶされたわたしの心、
あの時からどこか壊れたわたしの心、
雪風に凍った心は、きっと死ぬまで恋なんて出来ない。
この想いは恋じゃない。
だって、こんなに辛いから。
そう……思う。
――それでも……
幸せになんてなれなくて良いから、
胸が痛くても良いから、
少しでも側に居たい。
想いの名前は知らないけれど、
あの人を助ける度、少しだけ嬉しくなる。
一言言葉を交わせるだけで、甘い痛みに耐えることが出来る。
それが、わたしの小さな願い。
たとえ、
見慣れないブラウスを着たルイズが、あの人と街に消えて行...
女の子らしい可愛い服で、あの人と腕を組んで、祭りの中に...
ゆらゆらと世界がにじんで、
頬を何かが伝って、パタパタと足元に零れても。
この想いは、恋じゃない。
だから、わたしは平気。
追いかけるのは辛いけど、
あの人の帰りを、
……ずっと待ってる。
終了行:
341 名前: 261のひと [sage] 投稿日: 2007/12/27(木) 02:12...
自分を殺そうとしたわたしのことを、身を捨ててまで助けて...
わたしがわたしで無くなる日に、ボロボロになって駆けつけ...
とても大切な人。
助けたいと思った。
守りたいと思った。
わたしは望んで側に居るのに、時折ひどく胸が痛い。
あの人がわたしの事に気付かない間、ゆっくり世界は色褪せ...
あの人が、誰かに笑い掛ける度に、世界は小さく軋みを上げ...
この想いが何なのか、わたしはその名を知らないけれど。
この感情は恋じゃない。
だって、こんなに辛いから。
昔キュルケが教えてくれた。
『女の子は恋すれば幸せになれる』
復讐で塗りつぶされたわたしの心、
あの時からどこか壊れたわたしの心、
雪風に凍った心は、きっと死ぬまで恋なんて出来ない。
この想いは恋じゃない。
だって、こんなに辛いから。
そう……思う。
――それでも……
幸せになんてなれなくて良いから、
胸が痛くても良いから、
少しでも側に居たい。
想いの名前は知らないけれど、
あの人を助ける度、少しだけ嬉しくなる。
一言言葉を交わせるだけで、甘い痛みに耐えることが出来る。
それが、わたしの小さな願い。
たとえ、
見慣れないブラウスを着たルイズが、あの人と街に消えて行...
女の子らしい可愛い服で、あの人と腕を組んで、祭りの中に...
ゆらゆらと世界がにじんで、
頬を何かが伝って、パタパタと足元に零れても。
この想いは、恋じゃない。
だから、わたしは平気。
追いかけるのは辛いけど、
あの人の帰りを、
……ずっと待ってる。
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